「すべらない話」は、松本人志など十数名のお笑い芸人が集まって、さいころのを振り、あたった人が、実話を話す番組。 「すべる」とは、お笑い用語で客に受けなかったこと。 「すべらない話」とは、その反対の受ける話。 昨日の放送で、もっともすべらない話は、吉本新喜劇のお笑い芸人、小籔千豊(こやぶかずとよ)に決定! その中で小藪は、しきりに 「しらこい」を繰り返していた。 小藪の話は、コンパに初老の芸人が若手芸人について来るというもの。 いつもなら、食事をしたら、さっさと帰る初老芸人が「しらこい顔をして」着いて来るという。 そのしらこさに腹が立つという。 最近は、お笑いブームで、関西人が関西弁でテレビで活躍している。 だから、関西弁は、聞きなれている。 しかし、この「しらこい」をテレビで聞いたのは、はじめてだ。 「 あの人、しらこいさかいになァ」というように会社では、「しらこい」という表現はよく使われる。 「しらこい」は、白々しい、こすい、ずるい・・・。 その全てをもっていて、ちょっと違う。 その言葉でなければ、現せないのだから、関西人はいつまでも、関西弁なのだ。
次の「しらこいって、意味知ってる?」 金曜日の夜、突然、夫から聞かれました。 「ん~、白子とか関係ある? おいしいとか??」 「俺もそう思った!」 と、関西の方からすれば、トンチンカンな会話をしていたわが家。 わが家のような関西弁マスターではない方々、 【しらこい】とは、 「しらじらしいということ」 なのだそうです。 夫の会社で、「しらこい」の意味を知らないって言ったら びっくりされたのだとか。 (彼の部署は、ほぼ関西出身者) 大阪に住み始めて、もうすぐ6年。 まだまだのようです(笑) 関西弁独特のイントネーションは、すぐに慣れました。 単語の意味がわからないのは、久しぶりです。 意味がわからなかったといえば、 「おっちん」。 まだヨチヨチ歩きだった息子に、 保育士の先生か、どなたかが、言いました。 「はい、おっちんして」 「おっちん?」 母である私も、意味がわからず、息子ももちろんできず。 (まぁ、息子の場合は、日本語全般に意味があやしい時代ですけど) 「おっちん=おすわり」 関西弁の幼児語です。 かわいい響きなのですが、なかなか慣れず…。 言われるたびに、いちいち頭のなかで、 「あぁ、おすわりね」 と変換していました。 方言といえば、 自分は標準語だと思ってしゃべっていた言葉が、 実は住んでいたところ特有の言葉と知るときの、驚きといったら(笑) 岐阜弁なら、 しゃびしゃび=液体状のもので、うすいこと。 どかどかする=すごく蒸し暑いこと。 わが家は、熱が高い時も使っていました。 つる=持ち上げて、移動させること(例:机をつる) ケッタ(ケッタマシン)=自転車 他にもありますが、キリがないのでこれくらいに。 昔は、方言というと、 ダサい、かっこ悪いという風潮が強かった気がします。 しばらく前からは、 ぬくもりを感じるし、個性があっていいという感じになっていますね。 住んでいる場所の言葉を知ると、 もっとその土地に近づいたような気持ちになって、 うれしくなります。 「しらこい」のおかげで、 また少し関西人になれた(近づいた)気がします。 で、今日のオチは? そんなもん、あらへんて~。 (岐阜弁です。 笑) まぁ、日曜日ということで…。 お許しください。
次の「ふてこい」と語尾が同じ「しらこい」。 こちらも関西地方の方言ですが、実は全く違う意味を持っているとご存知でしょうか? 続いては、「しらこい」の意味や使い方を確認してみましょう。 「しらこい」の意味 「しらこい」にぴったりと当てはまる形容詞は、「しらじらしい」です。 もう少しカジュアルに表現するなら、「しれっとしている態度」というと分かりやすいでしょう。 知っているのに知らないふりをされたり、しれっとした顔で嘘をつかれたりすると、関西人は「しらこい」と感じます。 「しらこい」の使い方 「しらこい」は「しらじらしい」と同様に形容詞として扱います。 「しらこい人」「しらこい態度」が代表例です。 会話中によくあるシーンを挙げると、例えばあなたが関西人相手に何か平然とした顔で嘘をつき、相手もそれが嘘だと分かったとしましょう。 そのとき、相手の関西人は「しらじらしい」の意味を込めて「なにしらこいこと言うてんねん」などと言うかもしれません。 「ふてこい」と「しらこい」の違い 整理すると、「ふてこい」は主に「ふてぶてしい・図々しい」という意味を表します。 また、「しらこい」の意味は「しらじらしい」です。 どこか似ているような気もしますが、違いを分けるポイントは「嘘」が含まれているかどうか。 「ふてこい」は相手に不快感を抱かせる態度全般を含みますが、嘘をついているかどうかは関係ありません。 一方で「しらこい」は、「知っているのに知らないふり」のように、平然と「嘘」をつく様子全般を表します。 これが「ふてこい」と「しらこい」の決定的な違いです。 「しらこい」にはツッコミの意味もある 「ふてこい」と共通する点として、「しらこい」はツッコミとしても使われます。 例えば、よそ見をしている友人と2人でいるとき、反対側から肩をトントンと叩くいたずらを仕掛けたとしましょう。 友人は「肩叩いたやろ」と言いますが、あなたは「知らない」ととぼけます。 すると、友人は笑いながら「しらこいなあ」と言いました。 この場合の「しらこい」には嘘を非難する意味はありません。 どちらかというとツッコミの要素が大きく、親しい者同士の冗談として使われます。 「しらこい」を英語で表すと 「しらこい」の英語表現には、「しらじらしい」を意味する「shamelessly」という英単語が当てはまります。 一方で、「shamelessly」には「いけしゃあしゃあ・厚かましく」という意味もあり、これはどちらかというと「ふてこい」にも通じる表現です。 日本語の「ふてこい」と「しらこい」には微妙なニュアンスの違いがありますが、英単語の「shamelessly」として見ると、両者は同様の意味を持つようです。
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