その表紙がこちら。 どアップで描かれているのは四季族の1人、大きな金色の牛のヘルブストです。 ただでさえ気味の悪い顔をしているのに、その周りのドクロがさらに不気味さを増していますね…。 この『ジンメン』、なんと無料マンガアプリ「サンデーうぇぶり」で(時間で回復するフリーコインを使えば)全話無料で読むことができます。 僕自身もこのアプリでコツコツと読み進めてきたのですが、ストーリーが盛り上がってきたタイミングである程度まとまった形で読みたくなったので、コミックスを買ってきました。 やっぱり毎週1話より1冊で10話くらい一気に読んだ方が読み応えがありますね。 今回の記事では、そんな『ジンメン』第9巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。 ネタバレを含みます。 ご注意ください。 スポンサーリンク 『ジンメン』のあらすじ このブログで『ジンメン』を紹介するのは初めてなので、以下にあらすじを載せておきます。 転校で七年ぶりに故郷へ戻ってきた動物好きの主人公・神宮マサト。 幼馴染みの女子高生・ヒトミをデートに誘い、訪れた動物園で二人は人間の顔が付いた動物に突如襲われてしまう… 逃げ惑うマサトとヒトミ。 しかし、それは彼らが思いがけない世界に放り出される序章に過ぎなかったーーーー!! 動物が人類に反旗を翻す戦慄のアニマル・パニック・ホラー堂々開園。 上記リンクからでも、冒頭3話までなら会員登録なしで読むことができます。 個人的にはスマホアプリで読むことをオススメしますよ。 では、さっそく第9巻の内容の方に入っていきましょう。 人間と動物の間に愛なんて成立しないと言う彼女は、象のハナヨと心を通わせていた彼に相当の妬みをぶつけます。 そして追い詰められ、さらに自分のせいで中田さんまでが傷つけられたこの状況で、マサトはぶた園長にこれまで無意識に使っていた自分の能力を自覚させられます。 その能力とは「 自分の意のままに他の動物を操れる」というもの。 今までのハナヨとの会話もすべて自分が洗脳していただけだと聞かされたマサトはついに激情し、耳と牙の尖った怪物のような姿へと変わってしまいました。 正気を失い、他の動物を操ってヘルブストに攻撃させるマサト。 しかし中田さんによって彼の暴走は止められ、その能力でヘルブストを眠らせることでこの戦いに決着をつけることができました。 ついにこれまで謎に包まれていたマサトの能力の正体が明らかになりましたね。 この能力が自在に操れるようになった今彼らに敵はいないのでは、と思ったのですが、どうやらまだそう簡単にはいかないようです。 大蛇の四季族・フリューリンク登場 地下の施設を進み、ぶた園長の元へと歩みを進めるマサトたちの前に、次の敵である大蛇のジンメン・フリューリンクが現れます。 そして一瞬で三美、李、吾郷が一瞬で食べられてしまいました。 マサトは自身の能力を使ってフリューリンクを洗脳しようとするのですが、感覚の鈍った老蛇にはその能力は動きを止める程度にしか効きません。 おまけに永長がジュウメンとなるきっかけを作った男、蛇のジュウメンである弥陀山まで登場し、事態はさらに悪化。 その弥陀山に完全に獣化してしまう薬を打たれてしまった永長でしたが、彼は完全にキリンの姿になってもなんとか自我を保っており、フリューリンクと弥陀山をまとめてぶっ倒すと宣言します。 ここから形勢逆転なるか? といったところで、この第9巻はおしまいです。 まとめ このブログで『ジンメン』を取り上げたのは初めてでしたが、いきなり物語の核の一つとなる部分を紹介してしまいましたね(笑) ただ、まだこの作品を読んでいない人でも、この事実を知ってから1話から読み直しても十分楽しめると思います。 さて、ストーリーはだんだんクライマックスへ向かいつつありますが、まだまだ倒すべき敵、乗り越える壁はたくさんあります。 全てに決着がついた時、一体どんな結末が描かれるのか、非常に楽しみです。 『ジンメン』10巻の発売日は? 『ジンメン』第10巻は 2019年2月12日に発売されています。 Amazonでも購入ができますよ。
次のこの記事はジンメンの最終回および13巻のネタバレ となっております。 そこで、力を使い切って全て終わらせるつもりだった。 マサトの命を使えば人類は滅亡せずに済むし、動物たちだって救うことができる、 しかし、マサトは自分が大切だと思える李・三美・中田たちを助けるために力を使いたいと考えていた。 そして、何よりもマサトがどんな状態でも、自分自身がひどい状況に巻き込まれてもマサトのことを考えてくれたヒトミに感謝するマサト。 そこへ、今まで話していた象ジンメンにミサイルが突き刺さり爆発する。 日本政府は、計画に含まれていない鳥類ジンメンが現れてから、国を守るためになりふり構っていられなくなっていた。 不二山の地下空洞には、強毒で感染力が非常に高いウイルスが確認されたこと。 また、溝な内側に取り残された被災者の確認を急ぐと発表した。 しかし、政府は溝の内側に取り残された民間人を『知りすぎた存在』として、自衛隊には「すでに感染した怪物」と嘘をつき虐殺を決行した。 マサトたちは降り注ぐミサイルから地下に避難し、政府がジンメン計画の証拠ごと消そうとしていると勘付く。 自衛隊は、電磁波網から鳥類ジンメンが出てくる前に殲滅するのに躍起になっていた。 ただ、戦闘機からミサイルを打ち込み、国際条約で禁止されている兵器さえ投入するやり方や、本当に民間人がいないか疑問を持つ隊員もいた。 しかし、電磁波網に穴が空いたせいで鳥類ジンメンが、溝の外側に出てき始めた。 自衛隊と鳥類ジンメンの戦闘が始まる。 鳥類ジンメンは捨て身で、パイロットとエンジンを狙うバードストライクで対抗する作戦に出る。 次々に堕とされる戦闘機。 それでも、自衛隊員たちは鳥類ジンメンを殲滅するために必死に戦っていた。 自衛隊が鳥類ジンメンとの戦闘に入り、攻撃が止んだと思ったマサトと中田が地下から顔を出す。 そこは、自分たちが知っているサファリではなく、火の海と化した地獄だった。 駆け付けた日下部 外に出たのも束の間、鳥類ジンメンにマサトは発見されてしまい、仲間を呼ばれる。 自分たちの頭上が覆われ尽くされて、マサトに突っ込んでくる鳥類ジンメンたち。 力を使おうとしたマサトだったが、そこへ1機のヘリが着陸する。 中からは日下部が顔を覗かせ、マサトたちを助けにきてくれたのだった。 ヘリに乗り込むマサトたち。 これまでの経緯を話す日下部だが、まだ鳥類ジンメンたちを振り切れたわけではない。 駐屯地まで行けば仲間と合流できるが、振り切れそうにない。 マサトは自分がそろそろ死ぬことを予想しながら、力を使い始める。 鳥類ジンメンたちがヘリから離れていく光景を見て、マサトを振り返る日下部。 しかし、マサトの顔は明らかに弱っているような、異常をきたしている顔をしていた。 ヒトミや中田たちが、マサトに力を使うのを止めさせようとするが駐屯地に着くまでは油断できないと力を使い続けるマサト。 仲間が身を挺して守ってくれたおかげで、自分がいられる。 だからこそ、必ずみんなを助けるために力を使い続けるマサトだが、体には無数のシワができ始めていた。 そして、急にヘリのエンジンに鳥類ジンメンか、はたまたミサイルが直撃して墜落するヘリ。 墜落した先ではジンメンたちに取り囲まれてしまい、絶体絶命のピンチとなってしまう。 ジンメンとマサトの答え ジンメンに取り囲まれてヘリから這い出てくるマサトだが、体には複数のヘリの部品が突き刺さり瀕死の状態。 中田はジュウメン化し、三美と李は銃を構えて応戦しようとするが、あまりの戦力差に動揺を隠せない。 そこへジンメン化していないキリンが、首でジンメンたちを薙ぎ払って助けてくれたが、その直後にジンメンに殺されてしまう。 ジンメンたちが、動物たちを無残にも虐殺していく姿に心を痛めるマサト。 しかし、急にジンメンたちが同士討ちを始め、マサトの力によるものだと考えるヒトミだったがマサトは何もしていない。 ジンメンたちに攻撃したのは、元の動物に戻りたいと願うジンメンたちだった。 ジンメン化した際、動物たちは混乱し恐怖するしかなかった。 しかし、ぶたえんちょーはジンメンたちの恐怖を利用して、克服するために人間を襲うように指示したが、それは答えの1つにすぎない。 知識を得た今、人間の論理に巻き来られる必要はないと主張した。 しかし、マサトを襲おうとしたジンメンたちは、人間たちに復讐して勝つつもりでいた。 勝った先の未来を見据えることなく。 そして、ジンメンたちはお互いがお互いの気持ちを伝え合い、生きたいという願いや命の価値を話し合った。 しかし、結局は力で解決しようとするジンメンをマサトが制止し、父親にジンメンがオオカガミから避けられる場所を問いただす。 マサトはジンメンたちが人間に勝手に作って、勝手に消される存在ということに気付き、選択する機会があっても良いと考えた。 ジンメンから動物に戻る、もしくはジンメンのままでいる。 そして、それぞれの選択を尊重する代わりに、もう人間を襲わないで欲しいと懇願した。 こんな選択肢すら与えられなかったことが、この戦いの火種となっている。 ここで、また選択肢を奪ってしまっても何の解決にもなりはしない。 そんな答えに、思わずマサトに銃を向けてしまう李。 後ろからはジンメンがにじり寄り、ジンメンはマサトの話しを聞き入れて協力することを約束してくれた。 しかし、1発のミサイルがマサトの頭上から落ちてくると、とっさにジンメンたちはマサトに覆いかぶさって守ってくれた。 マサトはジンメンたちとも分かり合えることを確信して、今度こそ外に出ることを決意する。 マサトの最後 みんなでヘリに乗り、電磁波網の穴に突入し、鳥類ジンメンはマサトがどうにかするという。 外に出れば、死んだ内海からもらったカメラに残されたジンメン研究のデータで、政府に揺さぶりをかければみんなの身の安全は守れる。 そして、みんなはヘリに乗り込み電磁波網の穴へ向かっていく。 約束通り、マサトは力を使って鳥類ジンメンたちからヘリを守り続けていく。 力を使って体が崩れていくマサト。 ようやく、救援のヘリが来てくれたと思いきや、ミサイルを打って攻撃してきた。 やはり政府は、溝の内側からきた者を誰か1人として、外に出す気はなかった。 オオカガミを発動させ、同時に鳥類ジンメンたちの中に隠れて脱出を図ろうとする。 そして、死に際になりながらマサトは、オオカガミのコードが自分の左目に埋め込まれていることに気付く。 マサトは博士のDNAの一部を使われており、遺伝子上は博士の息子にあたる。 オオカガミを使えば確実に死に、今の状態でも処置をすれば数日は生きられて未だ見ぬ外の世界を見ることができる。 博士の選択に戸惑うマサトだったが、電磁波網の穴が広がって外に鳥類ジンメンたちが出て行く。 これを見たマサトは、博士にオオカガミを発動するように迫る。 博士はマサトに謝罪と、幸せだったことを告げるとマサトの左目からコードを読み取りオオカガミを発動させた。 オオカガミ発動 轟音が鳴り響き、不二山が噴火。 オオカガミとは、不二山を使った『超出力の降雨型ワクチン散布システム』だった。 鳥類ジンメンたちが、次々と体が溶かされ地面に落ちていく。 このスキに、一気に溝の外側まで逃げ切ろうとする日下部。 マサトは身体の一部が欠損し、今にも死にそうな状態となり、ヒトミや仲間たちが周りを囲んでいた。 そこへオオカガミから流れてきた鳥類ジンメンたちが、ヘリの中が安全ということに気付いて大量に乗り込んできた。 パイロットが人質となり、反撃すらできない状態。 すると、マサトは最後の力を使って、鳥類ジンメンたちを道連れにヘリの外から落ちていった。 落ちていきながらも、伝え続ければ最後は分かり合えることを噛みしめながら、マサトは消えてしまった。 涙を流すヒトミも、マサトから受け継いだ『感じたこと全てをみんなに伝える』という使命を思い出し涙を拭った。 ヒトミたちの乗ったヘリは溝の外で着陸して、自衛隊が見つけた時には誰も乗っていなかった。 この報告を受けた総理は慌て、探し出すよう指示を出す。 外で何かが爆発したような轟音が轟き、避難する総理。 煙の中からヒトミと中田が現れ、ジンメン計画が入ったデータを盾に• 溝の内側の攻撃を止めること• ジンメン計画の全面的な停止• 命を軽んじないこと これらを要求した。 最初は要求を飲まずに、ヒトミたちを殺そうとした総理だったが、神宮博士から真実と2度と計画には参加しないことを告げられると、総理はジンメン計画の凍結を約束してくれた。 半年後 不二の溝ができて半年後、ヒトミは高校に復帰するが、何事もなかったかのように過ごしている人々に違和感を覚える。 学校の帰り道、上級管理権限証を持ったヒトミは自衛隊の施設を訪れる。 目的は中田のお見舞い。 中田は溝にいた時の連続した変身で、相当無茶をしたせいで生きているのが不思議な状態だった。 ヒトミは内海が残したデータで、自分を守るだけに使ってのうのうと生きていることに苦悩していた。 しかし、中田はヒトミが復讐心だけで計画を暴露したわけではなく、国を動かし、被害にあった人の社会復帰に役に立っていること。 ヒトミは自身がやれることを、十分にやっていると褒めてくれた。 そして、李と三美も中田の病室を訪れる。 溝の内側に残された生存者の救助もほぼ完了し、今のところ二次災害の恐れもない。 また、事後処理の管理責任を総理から任されたことによって、2人には相当な権限も与えられた。 それでも、ヒトミは再び同じようなことが起きるのではないかと心配していた。 しかし、2人はジンメン計画の元責任者たちの監視をしており、割と真面目に解体のために働いていることを告げる。 元々、計画に携わった者は計画自体に疑問があったり、被害者への責任に対して怯えていた。 しかし、ヒトミの言葉や行動により、新たに贖罪の機会が与えられて使命感に燃えていると。 ヒトミは正しいことを行い、ジンメンたちとさえ理解し合おうと思いを伝え続け、そしてそれができた。 ヒトミの想いを伝え続けていくことが、マサトの願いであり、望んだ世界の在り方だと中田は話した。 そして、夜道で自分の飼い犬に服を着せて、「お茶会でまた注目されちゃう」と頬擦りする女。 すると、犬がいきなり鳴き声を上げ、心配そうに覗き込むと、犬の顔はジンメンのソレに。 そして、 「おい。 見てんじゃねーよ」と話しかけるのだった。 ジンメンを無料で読む方法 ジンメンの最終回および13巻のネタバレでした。 U-NEXTでは登録直後に600Point貰えるので、すぐに無料で読めるし、1ヶ月のトライアル(無料)期間もあります。 31日以内なら解約も簡単でお金もかからず、安心して利用できますのでこの機会にチェックしてみてください。 まとめ ようやく、ジンメンたちと和解できて、事態は収束に向かっていると思いきや新たにジンメンになっていましたね。 この終わり方は、『ジンメン2』的なこともあり得るのかもしれませんね。 とにかく、ジンメン最終回 13巻)のネタバレでした。
次の「ジンメン」ってどんなマンガ? [タイトル] ジンメン [漫画作者] カトウタカヒロ [ジャンル] パニックホラー [連載期間] 2016年 ~ [ 掲載誌 ] サンデーうぇぶり [コミック] 最新刊5巻 2017年11月 広大な敷地に100種以上のどうぶつが飼育されている不二サファリワールド その売りは「間近で触れあえる、動物たちとの会話」 どうぶつ好きの少年・神宮マサトはゾウのハナヨに涙の別れを告げるも、16歳になるとパーク近くにアパートを借り、この地に戻ってくる…… ハナヨとその飼育員・田中さんと感動の再会を済ますと、幼なじみ・ヒトミと数年ぶりに連絡をとり不二サファリワールドでデートの約束 園内にはなぜか人気が全くなく、助けをもとめる悲鳴が とつじょ動物たちが飼育員を襲いはじめる 急ぎハナヨの元に駆けつけたマサト。 飼育員たちをバラバラに解体してむさぼり食らう、人間の顔で、不気味な笑顔で…… カタコトながら人間の言葉を使いはじめ、時間が進むにつれどんどん流暢に 知恵も人間並に回るようになり、犬・猫は学校で教科書を読みあさり、サルは人間を解体して食肉加工するという衝撃的なシーンまで サファリワールド周辺の住宅街は、生き地獄へと化してゆく…… そんな感じで途中まではめちゃめちゃ怖い ただ1巻最後で、園長の顔をしたブタが「日本国から独立、動物公国を樹立」を宣言すると同時に、富士山を囲む真円状の断崖が出現するのを見ると「???」 さらにスクープを撮りにきた各局のヘリが「電子機器の障害」で次々墜落。 断崖の溝から「電磁波」が出ているとのことだけど…… 人間のテクノロジーを越えることをしちゃったら、それはもうファンタジー ぶっ飛んだ設定にしすぎてホラー感を台ナシにする作品はままあるけど、このマンガも若干その傾向があるような気がする まあ、動物がジンメンに変化すること自体ファンタジーだけど、それはストーリーの根幹部分、例外中の例外ってことで そんな感じで1巻終了、2巻になるとその内容はさらに過激に 「断崖が出来た理由」とかどうでもよくなるくらいに。 ネズミが人間を人質に人間を狩ったり、雄パンダと小ギャルパンダがラブホでセックスしていたり 締めは頭が薄い中年ゴリラと七三分けゴリラによる臓物飛び交う大虐殺…… つまるところ、ストーリーの面白さよりも「怖いもの見たさ」で読んでしまうマンガなんだな。 その顔は、飼育員の田中さんの顔を映し取ったような不気味なもの=ジンメンに変貌していた そのハナヨの脇で倒れている田中さん まだ息のある彼を助けるため、マサトは自らおとりとなりハナヨを呼び寄せる。 命がけで。 しかし頼りの警察もジンメンに襲われもぬけのカラに 署内を闊歩していたのはマサトが名付け親の鹿・ジュン……だったもの ジンメンに変わり果てていた ジュンはその鋭いツノでマサトのお腹をひと突き。 猟銃でジンメンを蹴散らし、彼らを軽トラ乗せてその場を脱出 避難所に指定されている小学校へと向かう 道中、潰れたパトカーとカンガルーに首をへし折られる裏切り者(警官)の姿が。 錯乱して発砲する山村さん、下半分がない孫の死体とともにその餌食に…… 3人は、チンパンジーから逃れるため校舎の中へ しかし中は中で、教科書を読みあさるイヌ・ネコがひしめいていた。 犬猫ジンメンの動きを制止して校舎に、マサトのいる所に突っ込んでくる。 そんな彼女を元気づけるマサト、2人の仲が上手くいくよう後押しする田中さん そこに現われたのはスクープを狙う各局の報道ヘリ 校舎の屋上からSOS信号を出す3人。 「君がひっこした後に入ってきたサファリの職員だ」とごまかすが…… ここでタイミングよく自衛隊のヘリが到着 しかし「野生のカン」が働いたマサト「血の臭い」をかぎつけるとダッシュで格納庫の扉へ。 その他、生き残った人々はこの施設でジンメンたちに囚われの身だった 自衛隊で唯一生き残った日下部さん 彼もジンメン計画の一員らしく、勝手にマサトに内情を漏らす田中さんに食ってかかるもあとの祭り。 ジャーナリストのチエさんにも知らてしまう…… そこに現われたのはゴリラのジンメン イスにテーブル、お肉が盛りつけられたお皿、意外ときちんとした食事を用意してくれるジンメンたち。 しかしそれを口に運ぶ人間の表情はどこか獣じみていた 「どうせ他に生き残るすべは無いのだから」とその肉に口をつける勝俣さん。 人間の心を完全に失ったか、何ためらうことなく発砲・射殺 さらに後ろからは、刀をたずさえた勝俣さんとゴリラ数体 さっきの続きか、ミヨさんを手にかけようとするゴリラ。 首を絞めあげられながら「この子だけは…たすけて…パパ」と息絶え絶えに吐き出した彼女 我が子を守りたいという動物の本能か、とつじょゴリラに刃向いはじめた勝俣さん。 かけつけた田中さんとヒトミ、ハナヨの遺体のそばで横たわるマサトを発見 その手にはハナヨが書いたであろう手紙、不二サファリワールドの地図にでかでかと書かれた「サファリへまたきて。 商店街はまさに地獄絵図と化していた さらに首輪とリードを付けられた人間2人、まるで犬に散歩させられているような姿で きょろきょろと辺りを見回し「見つけた!」と叫ぶや茂みから飛び出す人影。 クマ助が「ねぐらにしていた」という廃墟に逃れて数日ぶりの食事(地下倉庫で見つけた救命食糧で) 一息つくと、クマ助に絡んだことを詫びるヒトミ 昔のわだかまりを残しつつも、助けてくれたことへの感謝を述べるマサト。 十年の時を経て、ようやく和解に至ったかつてのクラスメイト3人…… しかしそこに現われたのはクマ助が囮に使った男・韮河 元はクマ助の連れ、当然この場所も知っていた 多数のジンメン犬をひき連れマサトたちをとり囲む。 隠すことを諦め「ああ、あいつが言っていることは全て事実だ」と…… 茫然自失のマサトに「とにかくあなたは計画の最重要人物。 しかしその姿は普通の人間とは言い難い、異形に変貌していた そしてモニター越しに現われたブタ園長 「せっかく来たんだし、まずは楽しんでいって。 地下200階にも及ぶ巨大な研究施設だった。 気にするこたねぇ!おめえらば無事ならそれで…」と意外とイイ人だったこの男 次の瞬間、ツチグモが投げ飛ばした壁に押し潰されてしまう しかし一命だけは取り留めた安堂 「どうせこのままじゃ足手まといだ…」とみずから囮になるべく、ジンメンたちに細工された、吾郷を暴走させたジュウメン化薬を体内に打ち込む…… 【 】.
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