イナゴの生態 イナゴは幼虫期に6、7回ほど脱皮をし、7月下旬から羽化します。 幼虫期は2、3ヶ月ほどで、成虫は約1ヶ月の産卵前、前期を経て産卵します。 大きさは、コバネイナゴは26〜30mm、ハネナガイナゴは25〜33mmほどです。 近年、イナゴの発生数が増加してきています。 イナゴなどのバッタ類の昆虫の大量発生による災害のことを蝗害といい、小さいイナゴは、大量発生しても被害がないようなイメージがありますが、イナゴは幼虫から成虫ともに、稲の茎や葉を食い荒らすため、農家ではイナゴの被害に悩まされていることも少なくありません。 関東では5月中旬になると、土の中の越冬卵から幼虫が現れ、冷涼地では6月になると発生し、移植後の苗を食べます。 イナゴは幼虫期に駆除すれば被害は食い止めることができますが、駆除のために農薬を使用しては、登熟歩合、千粒重を低下させ、収量、品質に影響してしまいます。 そのためにはイナゴを早く発見し、早期に対処する必要があります。 イナゴの駆除 数匹であれば問題ありませんが、大量発生した場合には駆除する必要があります。 イナゴのような害虫は、1匹ずつ捕まえるわけにはいきません。 そのため、農薬を使用し、イナゴを駆除します。 稲などはできるだけ農薬を使わずに育てますが、稲が病気になり、茎や葉を食い荒らすと、お米は絶滅してしまうので、必要な分だけ農薬を使用し、イナゴから稲を守ります。 できるだけ少ない農薬で、効果的に駆除するためには、毎朝早い時間に稲を確認し、イナゴを発見する必要があります。 また、農薬を使用せずにイナゴを駆除する場合は、イナゴが産卵している田んぼと田んぼの境を春先に泥で固めると、イナゴの卵が土の中に埋まるため、発生を減らし、遅くすることができます。 しかし、このような作業は負担も大きいのでイナゴの被害に悩んでいる人は、害虫駆除専門の業者に依頼してみてはいかがでしょうか。 イナゴの生態をよく知っているため、適切で的確な駆除作業を行います。 稲が食い荒らされるなどの被害から守るために、専門知識を持った業者に依頼するのが良いでしょう。
次の2020年2月27日、中国メディアの観察者網は、で発生している蝗害(こうがい=イナゴ・バッタ類による被害)対策で、中国から大量のアヒルを送ることになったと伝えた。 記事は、パキスタン側の必要に基づき、中国政府はバッタ駆除専門家チームを結成してパキスタンにすでに派遣していると紹介。 これに続いて「10万羽のアヒルの軍隊が国を代表して出兵することになった」と伝えた。 記事によると、この「アヒルの軍隊」は浙江省紹興市のアヒルたちで、「まるでバッタ根絶界における奇才」なのだという。 なぜバッタ被害にアヒルが有効なのだろうか?記事は、バッタの根絶には薬物による方法と生物を用いた方法があるが、環境保護の観点からすると生物を用いたほうがずっと良いと指摘。 「薬物はコストが高いうえに農薬が残留する。 生物は環境を汚染しないだけでなく、食物連鎖を修復できて一挙両得だ」との専門家の意見を紹介した。 生物を用いた方法には、カエルや他の鳥類もあるが、その中でアヒルが用いられる理由について記事は、「カエルや他の鳥類は指定のエリアでしか任務を行わず、バッタが移動しても追いかけない。 すると新たな被災地に改めて投入しなければならず、コストがかかり、生物の種類によっては適さない場所もある」と説明した。 この点、「アヒルやニワトリの作戦能力は優れている」と記事は指摘。 中でもアヒルは「群居を好み、管理がニワトリより容易で、生命力、エサを探す能力、耐寒能力に優れ、屋外で生きるのに適している」という。 さらに「ニワトリ1匹で1日70匹のバッタを食べられるが、アヒルは200匹以上と約3倍の作戦能力を有している。 しかも絨毯方式で食べつくし、サナギも食べてくれる」と専門家は説明している。 このほか、「作戦終了後に退役したアヒルは、現地の食卓に上ってごちそうとなり、経済収入をもたらすことができるとの益もある」と記事は指摘。 2000年に新疆ウイグル自治区で発生した蝗害では、浙江省のアヒル10万羽が「派兵」され、バッタを根絶した実績もあると記事は伝えた。
次の食べましたよ。 ただ、それで被害にあった作物の代替え栄養を取れなかったら、意味が無いでしょ。 イナゴを傷めたり似たりして食す事は可能です。 腹持ちだけなら満腹にもなります。 しかし、主にたんぱく質しか取れませんし、摂取できるのは全体に比べたらわずかです。 量的に例えるなら、殻付きの落花生見たいな物です。 体の外骨格は「キチン」とういうタンパク質ですが、固い上に人間は分解酵素を持ってないので栄養になりません。 また、雲霞の時のイナゴは、普段と違い長距離飛行できるように、体が軽くなるのだとか。 つまり物食ってるのにスカスカで羽だけデカクなるんです。 普段は丸々太ってるんぼで美味しいのですけど、体つきが違っちゃうのです。 農作物を食い荒らして、体内で人間が消化できない蛋白質に変えて、自分の体を作っているのです。 で、長距離飛行用に声太るのではなく、体を大きくスカスカにして、最低のエネルギーで飛べる用にしてるのです。 ですから蓄えた栄養なんてほとんどありません。 さらに、ビタミン類などはほとんど取れません。 雲霞の害は米や麦ばかりではなく、副食の野菜も食い尽くします。 つまり補助栄養も取れなくなるのです。 炭水化物の主食の米・麦を食われ、補助栄養素の野菜類も食われ、代わりに蛋白質(半分は消化できない)だけとなったら、くってもやがて死にます。 まぁ、それでも食ってたんですけどね。 で、それで凌いでる内にマトモな食事を確保できなかったら、栄養不良で死亡です。 (チナミニ、獣肉や鶏肉、魚肉は、内蔵まで食べると、一応それなりにビタミンも取れるから、蛋白質メインといってもイナゴよりははるかにマシ) イナゴは普通は5cm位で、佃煮にすると美味しいですが、大量発生した場合に3倍程に巨大化する種もあり、捕まえるのにも一苦労します。 他の個体より餌の豊富な遠くの場所へ飛ぶ為だと言われています。 いくら大量発生とは言え イナゴの方から網に飛び込んで来ない限り、沢山 捕まえるのは難しいでしょう。 私が中学生の頃に、弟に せがまれて、トノサマバッタを捕まえた時は 1回の跳躍で10~20mも飛び回り ヘトヘトになりました。 イナゴと言っても中国で大量発生するのはトノサマバッタに近い種で、それが生息状態から相変異して大きくなったりするのです。 作物の窒素量が少ないと起きるそうです。 進化の過程で昆虫はエビやカニに近く、クモやムカデなどとは遠く、ハチやアリが比較的に新しい事が遺伝子から分かっています。 当然、捕まえれば食べたでしょう。 調理法にもよりますが大きいイナゴは味はエビに近いと言います。
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