時透有一郎 小説。 時透無一郎誕生祭 (ときとうむいちろうたんじょうさい)とは【ピクシブ百科事典】

【鬼滅の刃】時透無一郎の最後やプロフィール【最新考察】

時透有一郎 小説

貧しいながら平穏な日々 そんな日常が一変する。 有一郎がどこからかやってきた鬼に襲われ命を落としてしまう。 この出来事が無一郎の運命を変えたんです。 無一郎の記憶障害 あの日、兄を目の前で殺されたことがトラウマとなり、無一郎の記憶に障害が起きてしまう。 昔の記憶を鮮明に思い出せず、さらには、記憶を維持することが困難に。 ただ、それでも短期間で柱に上りつめた。 記憶障害というハンデすらも乗り越えた無一郎、努力では到達できない天性の才能があったのは言うまでもない。 鬼殺隊とお館様との出会い 鬼殺隊の存在は以前から知っていました。 というのも、お館様の妻あまねが無一郎の家まで足を運び鬼殺隊入隊を打診していたから。 出典:鬼滅の刃14 吾峠呼世晴 集英社 このとき 時透家の血筋が明らかになります。 無一郎は剣士の子孫• しかも「日の呼吸」の子孫• 剣士は鬼を滅ぼすのが任務 無一郎はあまねの話に興味をもち、鬼を倒す剣士になりたいと強く望んでいたんですが、兄がそれを許さなかった。 鬼の襲撃により兄を失った無一郎は、あまねに誘われ産屋敷邸に一時保護され、その後は鬼殺隊として頭角をあらわしていった。 兄・有一郎の本心 有一郎は弟の無一郎に対し、厳しい態度で接していましたが、これは有一郎のことを思ってのことだったようです。 鬼に「弟だけは助けてくれ」と懇願していたように、両親を失い、自分が無一郎を守らなければという想いから強い態度をとっていたようです。 無一郎が兄の本心を知ったのは、皮肉にも死ぬ間際でした。 なんとも切ないですが、記憶を取り戻した無一郎は兄の言葉を胸にさらに強くなっていった。 無一郎が記憶を取り戻したキッカケ 鬼滅隊に入りぐんぐんと実力をつけていった無一郎ですが、彼の記憶障害については一向に改善させることはありませんでした。 お館様曰く、今は混乱しているから記憶が欠けているといい、なにかキッカケさえあれば、霞が晴れていくように記憶は戻るといっていた。 このお館様のアドバイスのように、無一郎は炭次郎との出会いにより、昔の記憶を取り戻していった。 記憶を取り戻したきっかはとあるセリフ。 出典:鬼滅の刃14 吾峠呼世晴 集英社 人のためにすることは、巡り巡って自分のためになる、炭次郎のこのセリフ、実は生前父親が無一郎に言い聞かせていた言葉だったんです。 これがきっかけで無一郎の記憶障害は完全に治り、兄のこと、父親のこと、そして家族のことを思い出しさらに強くなっていきました。 無一郎の本来の性格? 記憶を取り戻したことで表情が豊かになったのは確かです。 とはいえ、毒舌キャラが相変わらずで、優しい一面と冷たい一面の二面性のあるキャラにw 記憶を取り戻すキッカケとなった炭次郎に対しては優しく接するようになったけど、ほかのも者に対しては冷たい視線を投げる場面も! 時透無一郎の強さの秘密 鬼殺隊入隊後、わずか二カ月で柱に上りつめた無一郎、それがどのくらい凄いのか、まずはその検証していきたい。 鬼殺隊の階級制度 階級 読み方 補足 癸 みずのと 入隊後の最初の階級 壬 みずのえ 辛 かのと 庚 かのえ 己 つちのと 戊 つちのえ 丁 ひのと 丙 ひのえ 乙 きのと 甲 きのえ 最強の階級、柱 鬼殺隊の階級は、癸(みずのと)からはじまり、甲(きのえ)が一番高い階級。 そして、甲の中から、さらなる精鋭が柱となる仕組み。 柱になるための条件目安• 甲であること• 十二鬼月か鬼五十体倒す とあります。 甲になっただけでは柱にはなれません。 柱になれる目安として、十二鬼月か鬼五十体を倒すことが条件としてあります。 無惨様のセリフから、蜘蛛山を縄張りにしていた下弦の伍・累(るい)が倒されたことで、十二鬼月か欠けた。 ということは、無一郎が霞柱になれたのは、鬼五十体以上を少なくとも二カ月以内に倒したことになるのか、そう考えるとやっぱスゲーな。 異例!単独で上弦の鬼撃破する 無一郎の強さを目の当たりにしたのは、上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)戦でのこと。 このとき、無一郎は単独撃破を成し遂げてしまった! 柱といえども上弦の鬼を単独で倒すことは通常ありえない。 胡蝶しのぶは、柱三人分が上弦一体の強さといっていたほど、上弦の鬼は別格。 体が透き通って見える世界。 炭次郎が半天狗戦ではじめて見せていた。 この世界に入ることでさらなる身体的向上が見込める しかし、黒死牟からの攻撃を受けすぎたことで、無惨との最終決戦を迎える前に息絶えてしまった。 しかし、彼の有志により上弦の弌は倒せた! 無一郎の強さの源泉は父の教え 出典:鬼滅の刃14 吾峠呼世晴 集英社 類まれな剣術、痣の発現に透き通る世界、これらは無一郎が天才であるがゆえのものですが、彼が限界突破できたのは父親の言葉によるものでした。 だれかのために尽くすこと 十一歳のときの鬼に襲われたときも、兄を守るために呼吸法すら会得していない状況で、鬼に勝った無一郎少年。 その後も、玉壺戦では鉄八たちを守るために痣が発現し、黒死牟戦では仲間のために透き通る世界を体現してみせた。 無一郎はだれかために戦うことで、自分の限界を突破し無限の力を手に入れられる隊士、仲間を、市民を鬼から守るために強くなっていった。 霞の呼吸の「型」一覧 無一能が使う霞の呼吸の型は全部で七つ存在します。 その特徴は型のバリエーションのバランスがいいこと。 防御に特化した型、単体戦特化、複数戦向けと、攻防はもちろん、単複数戦向けそれぞれに型が用意されています。 無一郎の型一覧 型 技目 特徴 壱ノ型 垂天遠霞 すいてんとおがすみ 垂直の高速突き 弐ノ型 八重霞 やえかすみ 数多の斬撃攻撃 参ノ型 散雲の飛沫 うさんのしぶき 素早い回転切り 肆ノ型 移流斬り いりゅうぎり 流れる太刀筋で敵を斬る 伍ノ型 霞海の海 かうんのうみ 高速を伴う細かい連撃 陸ノ型 月の霞消 つきのかしょう 霞で包む広範囲攻撃 肆ノ型 朧 おぼろ 緩急をつけた高速移動で敵をかく乱させ攻撃 独自技「朧(おぼろ)」 出典:鬼滅の刃20 吾峠呼世晴 集英社 黒死牟(こくしぼう)戦でみせた肆ノ型「朧」は、敵をかく乱させ一撃を与える必殺技。 過去登場した霞柱たちの型は陸ノ型までしかなかった。 つまり、肆ノ型は無一郎が独自に編み出したオリジナル技。 鬼殺隊入隊してわずか二カ月で柱への昇格、さらには、独自の型まで編み出していたとは、まさに天才の一言! 時透無一郎の名言 無一郎の無は無限の無 このセリフは兄・有一郎が死ぬ間際に、弟・無一郎へ向けたセリフ。 このセリフに呼応するように、無一郎の記憶が復活! 痣の発現へとつながった。 さっきも話したけど、無一郎の強さの秘密は誰かのために無限の力を出せること。 記憶が混濁した状態でも柱になれたのは、彼の人のために役立ちたいという優しい心からくるものだったのかな。 どんな攻撃もあたらなかったら意味ないでしょ 出典:鬼滅の刃14 吾峠呼世晴 集英社 上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)戦でみせた無一郎のニターなあくどい笑いとともに出てきたセリフ。 無一郎は二面性のあるキャラ、口の悪い性格は兄譲り、優しい性格は無一郎本来の性格、兄の性格も無一郎には混じっている、そんな印象だよね。 死ぬなら役に立ってからしね これも無一郎らしいセリフです。 仲間のために今できることをする、そのために行動し続けた無一郎。 仲間のために自分を犠牲にするのは、他柱も共通するところだけど、無一郎は他人のために無限の力を出せる男の子! そのため、黒死牟戦いでは、瀕死の状態ならがもさらなる限界突破を果たし、透き通る世界を体現するに至った! 無一郎の壮絶な最期 無一郎の最期は上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)において。 黒死牟の動きを止めるために懐に入り刀を突きさした無一郎。 どんなに攻撃を受けようと腹にささっている刀は絶対に放さない。 黒死牟の動きを止めるため、そして勝つために。 だが、黒死牟の攻撃をまともにくらい、胴体が切断されてしまう。 ただ、それでも刀を離さないかった無一郎はそのまま絶命。 しかし、この無一郎の死力により行冥、不死川により黒死牟の首をみごと切り落とし、十二鬼月最強の鬼を撃破した!.

次の

時透無一郎 (ときとうむいちろう)とは【ピクシブ百科事典】

時透有一郎 小説

柱に2ヶ月で登りつめた天才剣士 時透は日の呼吸の使い手の子孫であり、刀の才覚に恵まれた血統です。 生まれ持った血統と並外れた鍛錬により、短くとも2年はかかると言われる柱に、約2ヶ月で登りつめます。 無一郎の来歴・活躍 刀鍛冶の里編 縁壱零式を使った訓練のため、刀鍛冶の里を訪れていた無一郎。 極秘な土地である里には平和な空気が流れていましたが、突如 上弦の鬼「玉壺」「半天狗」が襲来。 その場にいた炭治郎、甘露寺蜜璃、玄弥とともに戦いに挑みます。 しかし切れ味の悪い刀で戦ったことにより、水獄壺に閉じ込められてしまいます。 死を覚悟した無一郎でしたが、土壇場で小鉄が無一郎を命がけで救助。 小鉄の行動をきっかけに失った記憶を取り戻し、 痣を発現して玉壺の単騎撃破に成功します。 無限城編 産屋敷にもとに鬼舞辻無惨が襲来。 隊士たちは無惨の根城「無限城」に吸収され、ついに総力戦が始まります。 無一郎は無限城内で、祖先である黒死牟と対峙。 上弦の鬼である黒死牟に、仲間3人と共に立ち向かう玄弥ですが、呼吸と血気術の両方を扱う黒死牟に、圧倒されてしまいます。 しかし、土壇場で 無一郎の刀が赫刀化し黒死牟を攻撃。 大きな隙を作り出し、首を切断するチャンスを作り出すのでした。 激闘の末、無一郎は亡くなってしまいます。 主役級キャラクターの紹介記事 無一郎オリジナルの技。 高速移動と低速移動を繰り返し、敵を撹乱させた隙に、鬼の首を切断します。 時透の過去と記憶 木こりの家庭に生まれる 無一郎は、八王子に住む杣人 木こり の家庭に生まれます。 木を切る仕事を手伝いながら、双子の兄「有一郎」を含めた4人で暮らしていました。 両親が死に兄と2人暮らしに しかしある日、母が肺炎にかかり亡くなってしまいます。 一方で父は、肺炎を治すために薬草を取りに行った際、崖から転落して死亡。 10歳で、兄と2人暮らしになります。 冷たい言葉を使う兄との生活は、息が詰まるようでした。 突如訪れる兄の死 11歳になった頃、2人は夜に鬼に襲われます。 鬼により有一郎の腕が切断され、怒りに我を忘れた無一郎は、朝日が登るまで鬼の頭を潰し続けました。 鬼を倒した後、這うように家に戻った無一郎が見たのは、瀕死の兄の姿。 意識がほぼない有一郎は「 無一郎の無は無限の無なんだ」という言葉を最後に残し、息を引き取ります。 鬼への憎悪から鬼殺隊へ 体を動かせない無一郎は死の淵を見ますが、運良く産屋敷一族に保護されます。 しかし 最愛の兄が死んだことで、記憶を失います。 一方で鬼に対する怒り・憎悪は、体に深く刻み込まれており、忘れることはありませんでした。 こうして無一郎は、鬼殺隊入隊を決意するのです。 時透推しになるエピソード2選 先祖「黒死牟」との激戦 無一郎は、上弦の壱「黒死牟」との戦いで亡くなります。 無一郎の祖先である黒死牟は、柱3人と玄弥に対しても互角以上に戦う、まさに最高峰の鬼でした。 黒死牟との激戦の中で、無一郎は透き通る世界と赫刀を発現。 首を克服した黒死牟に致命傷を与えますが、その過程で両腕・片足・胴体を切断されてしまいます。 最終的に黒死牟を倒すことができますが、それの代償として無一郎は息を引き取るのです。 あの世で兄「有一郎」と再会 14歳で生涯を終えた無一郎は、あの世で兄「有一郎」と再会。 しかし兄から告げられたのは「こっちに来るな、戻れ」という言葉でした。 兄が無一郎を拒絶したようにも解釈できますが、無一郎を傷つけるためではなく「無一郎に長く生きて欲しかった」という愛情から出た言葉だったのです。 「幸せな人生だった」と告げる 一方で無一郎は、頑張ったことを兄が褒めてくれないことに困惑します。 仲間のために命をかけ、逃げずに戦ったことを後悔していません。 「無駄死にだ」と兄に辛い言葉をかけられながらも、家族・鬼殺隊の仲間と過ごした時間を思い出しながら「自分は幸せだった」と兄に告げます。 イチョウが降り注ぐ中最後を迎える 無一郎が無駄死ではないことは、有一郎も心の底で理解していました。 しかし深い愛情ゆえに厳しい言葉を使ってしまった有一郎。 無限の可能性を秘めた無一郎に、誰よりも生きて欲しいと願っていたのです。 涙を流しながら「ごめん…。 だけど無一郎だけは死なないで欲しかったんだ」と伝えます。 そして最後は「長寿」という花言葉を持つイチョウが降り注ぐ中、2人が抱き合うシーンで幕を閉じます。 現代にて転生者が登場 現代編にて、転生者と思われる人物が登場。 再び双子として生まれ変わり、有一郎と共にベビーカーの中で仲良く眠る姿が描かれています。 現代編の子孫・転生者について 過去が明らかになる14巻 無一郎の初登場巻は6巻。 そして14巻では、無一郎が記憶を失った理由・過去、上弦との戦いが描かれています。 U-NEXTではお試し登録することで、無料で鬼滅の刃14巻を読むことができます。 無一郎について詳しく知りたい方は、以下のリンクから14巻を無料で読みましょう! 時透の担当声優・プロフィール 声優は河西健吾さん 時透無一郎の声を担当されたのは「河西健吾」さんです。 慎重勇者のマッシュや転生したらスライムだった件のゲルミュッドなどを演じられています。 プロフィール 名前 時透無一郎 階級 霞柱(かすみばしら) 誕生日 8月8日 身長 160cm 体重 56kg 出身地 (東京都 八王子 景信山) 趣味 紙切り、折り紙 好きなもの ふろふき大根 登場人物の現在の生存状況はこちら 主役級キャラクターの紹介記事.

次の

【鬼滅の刃】時透無一郎のイラストがかわいい!死亡シーンが泣ける【鬼滅の刃】

時透有一郎 小説

いきなりサバイバル生活から早いもので一年半くらいが過ぎた。 最初は冬になる前にこの山を下りるつもりだったが、山を下りる事無く生活出来ている。 と言っても冬を越せるくらいの食料を確保出来たとか冬の寒さを凌げる立派な拠点を作れたとかでは無く、人に助けられての事だ。 前世といいそういう巡り合わせなのだろうか。 「時透さん、それ僕が持ちますよ」 「大丈夫かい?」 「はい、おかげさまで」 この人、時透さんが僕をみつけて自分の家に住ませてくれたのだ。 時透さんはこの景信山で木こりを生業として奥さんと双子の息子と生活している。 決して楽では無いが慎ましくも幸せに暮らしている所に転がり込む形になって有り難くも申し訳無く、こうして仕事を手伝わせてもらっている。 「ただいま」 「ただいま戻りました」 「はい、お帰りなさい」 時透さんの家に戻ると夕食の支度をしていた奥さんがこちらに顔を向けニコリと笑顔で迎えてくれる。 「お帰り父さん」 「お帰りなさい!」 囲炉裏の傍には時透さんの息子、有一郎と無一郎が座っている。 有一郎は少し表情が固く、無一郎は無邪気な笑みを浮かべている。 無一郎はそうでも無いけど、有一郎は僕に少し警戒しているようで態度も少しきつい。 家族の中に赤の他人が割り込んでいるのだから無理も無い。 あくまで僕は居候に過ぎない。 けれど今の生活は悪くないと思える。 この時代、この場所なら、他人の命を奪う事無く、慎ましくもまっとうに生きられるのでは無いかと、そんな期待が胸に湧いて来ているのを感じられる。 そんな甘い未来が赦される身で無いと思い知らされる日が来る事を、この頃の僕は予想もしていなかった。 時透さんが家の補修、僕は一人で山菜取りに出た日の夕暮れ時、山の中に妙な連中が現れた。 この時代には珍しい黒の詰襟を着ているのだが、その詰襟の背中には滅の字が入っていて、警察や軍隊にしても仰々しい。 オマケに帯刀している。 おい今明治だろう、廃刀令はどうした?警官に追いかけられる某流浪人の姿が頭に浮かぶ。 特殊部隊か何かなのだろうか? 木の陰から様子を伺っていると、周囲を警戒し始めた。 そして一人が刀を抜いてこっちに向かって来た!? 「うおおおおっ!!」 「っ!?」 いきなり斬りかかって来たので避けたが、刃先が頬を掠めた。 尚も斬りかかって来る。 今度は鉈で受け止めたが、力の差が大きく体勢が崩れて坂を転げ落ちる。 万事休すと思った所で他の連中が男を取り押さえた。 「おい止せ!!」 「鬼じゃない!子供だ!」 その後謝罪と共に説明を受けた。 彼等は鬼殺隊という、人喰い鬼を狩る組織の者で、鬼を追ってこの山に入って来たという。 俄に信じがたい話だが伊達や酔狂であんな格好をしているとも考えにくいし、斬りかかって来た男の殺意は少し怯えも混じってた気はするが本物だった。 話半分に聞いても何かを追っているのは本当のようだ・・・ちょっと待て。 そんなヤバい奴がこの山に入っているって事は・・・! 「時透さん達が危ない!」 「えっ?」 「この山に住んでる人達がいるんだ!!」 全速力で時透さんの家に向かって走る。 一年前と違いこの山の中を走り回るのは馴れっこだ。 身体を鍛え、一時的に身体を活性化させる呼吸の仕方も編み出した。 最初は辛かったけど今は猪からだって逃げ切れる。 時透さんの家が見えた。 大丈夫、間に合う! 「おや、どうしたんだいそんなに慌てて」 「と、時透さん・・・良かった・・・」 間に合った・・・!皆無事だ・・・ああ、有一郎も無一郎も、驚かせてしまったなあ、そんなに顔を青くして・・・ そう思った時上半身に衝撃が走り、僕は前のめりに倒れた。 有一郎と無一郎が青ざめた顔だったのは僕に驚いたからではなく、いつの間にか僕の後ろにいた鬼が腕を振り上げたのを見ての事だったのだ。

次の