お尻・肛門の「痛み方」によって、病気がわかる お尻・肛門の痛みの理由には様々な病気が考えられますが、 「座るとお尻の穴・肛門が痛い、かゆい」の原因で最も可能性の高い病気は「痔」なので、まずご自身の症状を確認してみて下さい。 肛門、お尻の穴の周辺に圧迫感のある痛み、出血、しこり、腫れ…• 肛門にジンジン、キリキリした鋭い痛み、出血…………………• お尻の奥に鈍い痛みがあり、身体が熱っぽい、膿が出る……… いかがでしたでしょうか? 上記の3項目の症状の中に似た症状がありましたか? 痔は、今までお尻、肛門に何の問題もなかった人が突然痛みに襲われる・・・というのが特徴です。 座りっぱなしの日常を送る現代人にとって痔はすでに生活習慣病となっていて、予備軍を含め成人の約7割がすでに痔主です。 いつ誰がなってもおかしくはないのが「痔」という病気ですので、「痔」の種類が判明したら早めに治療を始めましょう。 痔の場合、 最初に痛みを感じるときは、患部が炎症しているので焦ってしまいますが、きちんと病状を把握して生活すれば、炎症は次第に治まってきます。 炎症が酷い場合は、まず市販の薬を試してみましょう。 市販の薬は、ステロイド配合の強力な薬なので扱いに注意が必要ですが、短期間で「いぼ痔」や「切れ痔」の炎症を改善してくれます。 炎症が治まれば、日常生活・食事を見直して、念のための薬を常備するだけで普通の生活に戻ることができるでしょう。 >>関連記事…「」 ですが、 「痔ろう」の場合だけは、手術以外には根本的な治療法がありません。 「痔ろう」の症状が出ている場合は、すぐに病院へ行って診察を受けましょう。 >>関連記事…「」 「いぼ痔」「切れ痔」の場合は、焦らず炎症の回復に努める 私が初めてお尻の痛みを感じた時の病気は 「いぼ痔」でしたが、発症時は痛みで座れませんでした。 それでも、今は 通常(通院や薬不要)の生活を送っています。 「いぼ痔」の症状の方は、を参考にして、「いぼ痔」になった原因を一つ一つ取り除いてください。 「いぼ痔」、「切れ痔」の症状の場合は、 を参考に落ち着いて原因を取り除けば、炎症や痛みが治まっていきます。 もし、自分で気が付いたことがあれば症状、痛み方、腫れの状態などをメモしておくと、薬を買ったり、病院へ行った際に役に立ちます。 このページの後半に 「いぼ痔」「切れ痔」についての 詳しい解説をしていますので、参考にしてみて下さい。 ADVERTISEMENT 「痔」以外のお尻・肛門周辺の病気 お尻の肛門周辺の痛み、かゆみ、異変には「痔」のほかにも様々な病気があります。 長期間、お尻の痛みやかゆみ、違和感などが回復しない病気は、自分で原因を特定したり、治療することは出来ませんので肛門科で病気の診断をしてもらいましょう。 初めて肛門科を受診する場合は、大きな総合病院よりも肛門科専門の「小さな病院」の方が丁寧に診察してくれます。 下記の病名をクリックすると病気の詳細説明ページへと行きますので、下記の症状がある方は参考にしてください。 お尻の穴・肛門周辺が痛い• お尻の穴・肛門周辺がかゆい• 肛門周囲湿疹• お尻の穴・肛門周辺に、いぼ、おでき(できもの)、しこり• 腹痛、下痢、鈍痛などを伴う病気• ADVERTISEMENT イボ痔(内・外痔核): 座るとお尻の穴・肛門に圧迫感のある痛み、ヒリヒリ痛む 痔の中でもっともポピュラーな 「痔核(イボ痔)」は長時間立ったまま、又は座ったまま生活習慣によって直腸肛門部の血行が悪くなり、血管の一部が「こぶ」のように膨れ上がることによって出来ます。 痔核には二種類あり、 肛門内部の場合は内痔核、肛門外の場合は外痔核といい。 そして内痔核、外痔核は「イボ痔」とも呼ばれます。 痔核のできる「肛門部より内側の部分」は、痛みを感じにくい場所なので、初期の頃には出血することはありますが、あまり痛くありません。 ですが、 内痔核も症状が進むと痛みを伴うようになってきます。 内痔核は、一度なったら手術以外完治の方法はありません。 ですが、 多くの場合は手術はせずに薬や生活習慣の改善によって、症状を悪化させない治療方針がとられます。 これを「保存療法」と言います。 血栓性の 外痔核は、最初から 強い痛みを感じるので、早期に発見しやすい痔です。 血栓性の 外痔核は、早期に治療を始めれば完治できる痔です。 血管に出来た血の塊を溶かせば治る痔ですから出来るだけ早く治療を始めましょう。 ADVERTISEMENT 痔瘻(痔ろう)と肛門周囲膿瘍: お尻周辺に激痛、鈍痛、身体が発熱 「ずっと お尻が痛い状態が続いている」、「身体に熱がある」という条件が揃えば、痔の中でも 肛門周囲膿瘍と 痔瘻(痔ろう)の可能性が高くなります。 直腸と肛門の境目にある歯状線に肛門腺窩 いんか と呼ばれる小さなくぼみがあります。 このくぼみに、下痢などのゆるい便が入り込み、さらに奥にある肛門線内で大腸菌などの細菌が繁殖して、細菌感染してしまうと炎症が起きます。 痔瘻(痔ろう)は自然治癒することはないため、手術を受けるしかありません。 ですが、「痔ろう」の場合であっても、自分で出来る症状改善の方法はあります。 詳しくは「」の最後の部分の「なたまめ茶」の効能をご覧ください。 病院へ行く前であっても「なたまめ茶」を飲み始めることで化膿と炎症を鎮められます。 患部が酷く炎症していると、病院へ行っても手術は不可能で、患部の回復を待つことになってしまいますから、先手を打つために「なたまめ茶」の効能を活用します。 ADVERTISEMENT 2.長時間すわると坐骨が痛い場合 長時間椅子などに座って坐骨が痛くなるのは、ごく普通のことです。 歳を取ってくるとお尻の筋肉や組織が弱ってくるので若い時よりも短い時間で坐骨が痛くなってきます。 ねこ茶も小中高や大学生の時は、あんなに硬い木の椅子に何時間も座っても平気だったのに、今はPCチェアなどに数時間座っていただけでお尻が痛くなってきます。 坐骨が痛くなる場合の解決策は、良いクッション、良い椅子を見つけることです。 クッションの場合、人のお尻の形、大きさは結構違いますので、良いクッションに出会うまでは、いろいろ買うことになる可能性があります。 椅子の場合は、クッションよりかなり高額になりますが、クッションと違い、良い椅子を買えば確実にお尻の痛み、負担が軽減します。 痔の予防にもなるので、長時間椅子に座る仕事をしている方は椅子も検討してみましょう。 お尻や腰に異常が無いときには、椅子やクッションにお金をかけるのを無駄のように感じますが、疾患をかかえたときに初めて大切さが分かるようになります。 椅子を選ぶときは、事務用チェアの老舗ブランド製品がもっとも信頼できます。 これらのチェアは、安物PCチェア等と違い「長時間座ることを前提に、人間工学に基づいて設計」されています。 ねこ茶も痔になるまでは、安物チェアを使っていましたが、今はITOKIの高機能(ハンモック式)チェアを使っています。 ITOKIのチェアは、シート生地やオプションをカスタマイズできるモデルもあるので、自分の体に合った椅子を選ぶことが可能です。
次の坐骨神経痛でおしりが痛い…ストレッチをしても病院で薬や注射を打ってもなかなか治らない… このように、普段から坐骨神経痛やお尻の痛みで困っていませんか? 坐骨神経痛になると立って作業をしていても、椅子に座っていても痛くなるので辛いですよね。 ひどい場合は寝てる時に目が覚めたり、寝返りの際に痛みがでてくる場合があります。 特にお尻にかけての痛みを訴える方が多く、常におしりが気になったり、無意識に叩いて痛みをごまかしたりする方もいると思います。 そんな坐骨神経痛とおしりの痛みですが、自分で治そうとしてストレッチをする方が多いのですが、 実はおしりの痛みはストレッチだけでは治せない場合が多いんです。 今回は坐骨神経痛とおしりの痛みの原因とストレッチだけでは治せない理由についてお伝えしていきます。 このページを最後までお読みになることで ・坐骨神経痛とおしりの痛みの原因がわかり ・なぜストレッチをしていても治らないのか が理解できますので是非最後までお読みになってくださいね。 坐骨神経痛でおしりが痛い3つの原因 あなたが現在悩んでいるお尻の痛みや坐骨神経痛が出る原因として、ある特定の部分に原因があることが多いです。 それぞれ 筋肉・骨格・骨や軟骨そのものに原因があるものなど様々ですが、一つずつ紹介していきます。 また、それら原因の部位に負担がかかってしまい痛みが出る状態になる そもそもの原因についても後述していきます。 1、筋肉の原因 坐骨神経痛でおしりが痛い時に考えられる筋肉の原因からお伝えします。 殿筋群 でんきんぐん まず、坐骨神経痛やお尻の痛みがでる場合に最も考えられる原因が殿筋群になります。 殿筋群とはおしりの筋肉をまとめた言い方になりますが、上の画像のように 大殿筋・中殿筋・小殿筋・梨状筋が代表的な筋肉になりますが、他にも細かい筋肉は多数存在しますが、ここではメインの筋肉に絞って説明していきます。 殿筋群の中でも特に梨状筋 りじょうきん の筋肉は坐骨神経の真上を通る筋肉であり、座っていると直接圧迫を受ける部分になりますので、梨状筋が硬くなることで坐骨神経を圧迫してしまい坐骨神経痛でおしりに痛みが走る原因になりやすいです。 この梨状筋が緊張 硬くなること して坐骨神経を圧迫する疾患名を 「梨状筋症候群」と呼ばれるのですが、お尻の痛みを訴える方の中で比較的多くの方に見られます。 「梨状筋症候群」になりやすい方の特徴として ・長時間座っている作業が多い人 ・立ったりしゃがんだりする機会が多い人 にみられやすいです。 梨状筋の作用としてそのような動作時に筋肉が使用されますので負担がかかりやすいんです。 脊柱起立筋 もう一つの原因として考えられる筋肉として脊柱起立筋 せきちゅうきりつきん があげられます。 上の画像に書いてあるように、 棘筋・最長筋・腸肋筋の三つが存在し、お尻の割れ目の少し下の方から背中~首にかけての広い範囲に付着する筋肉になります。 腰の筋肉と聞くと、腰だけに存在すると思う方もいるかもしれませんが、実際は画像のように長い筋肉が広範囲で付いているんです。 では、なぜ脊柱起立筋が坐骨神経痛とお尻の痛みに関係するかと言うと、まずは下の画像を見てください。 そのため、 脊柱起立筋が緊張することで坐骨神経の元である腰椎や仙骨の部分で神経が圧迫して痛みやしびれなどの症状がでてしまいます。 神経は繋がっているため、 脊柱起立筋が存在する腰の部分に原因があってもお尻や足にかけて症状がでることが多々ありますので坐骨神経痛でおしりに痛みが出るんです。 脊柱起立筋に負担がかかりやすい方の特徴として ・慢性的に姿勢が悪い方 ・長時間立っていることが多い方 などにみられやすいです。 2、骨格の原因 坐骨神経痛でおしりが痛い時に考えられる骨格の原因をお伝えします。 特に坐骨神経痛の際に大きく影響する大腿骨 股関節 と骨盤についてお伝えしていきますので上の画像を見ながら理解してください。 大腿骨 股関節 大腿骨は股関節と繋がっていて歩行をする際や立ったり座ったりする際に使用する部分です。 この大腿骨と股関節は左右の重心バランスの崩れが原因となり、負担のかかり方に左右差が生まれます。 この左右差が生じることで、股関節に負担がかかってしまい、軽度ですが股関節に捻じれが生じます。 もちろん捻じれると言っても大腿骨そのものが捻じれるのではなく、股関節の繋がっている部分で股関節を軸にして前方や後方に捻じれます。 骨格が捻じれることで筋肉もその捻じれに伴い引っ張られてしまい、筋肉にも張りが生まれてしまい、その筋肉の張りが結果として坐骨神経を圧迫してお尻に痛みを出してしまうんです。 骨盤 骨盤は大腿骨・股関節と同様で、重心バランスの崩れから歪みが発生してしまいます。 骨盤にはそれぞれ腰部、臀部、大腿部に繋がる筋肉が付着しているため、骨盤に歪みが生じることで筋肉が緊張して坐骨神経を圧迫してお尻の痛みをだしてしまいます。 骨格の歪みはほぼ必ずと言っていいほど筋肉と連動して症状を出してしまうで、 ほとんどの場合は筋肉と骨格はセットで悪くなると理解しておきましょう。 3、骨や軟骨の原因 筋肉、骨格とは違い、手では届かない身体の深部である軟骨や神経に原因がある場合のものです。 腰椎椎間板ヘルニア 腰椎椎間板ヘルニアは、腰椎の間にある椎間板がなんらかの影響により圧迫され、椎間板の中にある髄核 ずいかく が突出して神経の根っこを圧迫して痛みやしびれを出してしまう疾患です。 腰部で起こるヘルニアの多くは、坐骨神経となって足先まで伸びる神経の根っこで圧迫を受けるためにお尻や太ももに痛みを出してしまいます。 坐骨神経痛でお尻が痛い方の中でも比較的多くみられることがあります。 これもまた、腰椎がすべることによって神経の根っこや脊柱管の中の中枢神経が圧迫を受けてしまいお尻や太ももに痛みなどの坐骨神経痛を発症してしまいます。 すべり症の診断は病院でレントゲン撮影を行なってもらう必要があります。 坐骨神経痛のようなお尻の痛みや足にかけての痛みやしびれが現れ、ひどい場合は夜も痛くて眠れなかったり、数メートル歩くだけで痛みでしゃがみこんでしまう間欠性跛行という脊柱管狭窄症特有の症状がみられることも場合もあります。 脊柱管狭窄症は病院でMRI撮影にて診断を受けることになります。 そもそもの発生原因 ここまで、坐骨神経痛でおしりが痛くなる筋肉や骨格の原因についてお伝えしましたが、ではそもそも、なぜ筋肉が硬くなったり骨格に歪みがでてしまうのか? もちろん、これにも原因があります。 それは 身体の使い方です。 ここではどういった姿勢や動作が身体に負担をかけて坐骨神経痛でお尻に痛みを発生させてしまうのかお伝えしていきます。 椅子の座り方 前後のバランス 下の画像は椅子に座っている時の姿勢を表しています。 左側の座り方は悪い姿勢であり、右側の座り方は良い姿勢で座っている状態を表していますが、あなたは大きく違う点がわかりますか? それは右側の良い姿勢の座り方の場合、 骨盤が立った状態になっているため、背筋が伸びた状態で座っていられます。 逆に左側の悪い姿勢で座っている状態では、 骨盤が後ろに倒れてしまい、骨盤と連動するように背骨も曲がってしまっています。 こうなることで背中から腰の筋肉や、お尻の筋肉に余計な硬さがでてきてしまい坐骨神経痛でお尻の痛みがでる原因になってしまいます。 人間本来の骨格の状態からずれてしまうことで筋肉に負担がかかってしまうから発症してしまいます。 あなたも思い当たることがあるなら座っている時の姿勢に気をつけましょう。 右側の姿勢のよい座り方をする時に気をつけることは ・椅子に深く腰をかけて骨盤を立たせる ・背筋を伸ばした状態で、かつリラックスする 上記の二点に気をつけましょう。 姿勢が良くても体に力が入っていると疲れるだけで、余計に身体に痛みが生じることもあるのでリラックスしましょうね! 日常生活での左右のバランス 椅子や床に座っている時や寝ている時など、身体の中の骨格は様々な状態になっています。 その中でも上の画像のように足を組んでいる時や床でお姉さん座りをしている時、寝転がってテレビを見ている時などは姿勢が悪くなって左右バランスが崩れて骨格が歪んでしまう場合が多いんです。 少しの時間なら問題は大きくなりませんが、 悪い姿勢を一日に何度も行なったり、悪い姿勢が癖になって長期間行なっていた場合に骨格の歪みは定着してしまいます。 このような左右バランスの崩れた歪みが定着すると、筋肉も硬くなるので坐骨神経痛を圧迫してしまいお尻に痛みを出してしまいます。 左右バランスが崩れないように意識する大切なことは ・足を組んだりお姉さん座りをしない ・変に負担のかかる体勢を長時間しない などの当たり前なことですが、普段から気を付けて生活しましょう。 荷物の持ち上げ方 仕事や家のことで重たい荷物を持ち上げることもあると思います。 逆に左側の持ち上げ方だと、腰は曲げ過ぎず、お尻を落としている状態で持ち上げているため腰は痛めにくいんです。 このように床から荷物を持ち上げる際には ・腰を曲げ過ぎないようにお尻を落として持ち上げる ・お腹に力を入れた状態で持ち上げると、コルセットをしている状態と似た効果が得られる 上記の二点を意識して持ち上げるようにしましょう。 ストレッチだけでは治らない理由と対策 ここまで坐骨神経痛でお尻が痛くなる原因などをお伝えしてきましたが、痛みが出た場合や違和感を感じる場合にはストレッチで対策をする方もいるかもしれません。 しかし、いくらストレッチで治そうとしても、結局治らずに時間が経過してから当院に来院される方が多くいらっしゃいます。 なぜストレッチだけでは治らなくなっているのかというと、 ・時間が経過し過ぎている 回復力の低下 ・深部の筋肉まで硬くなっているためストレッチでは追いつかない 表面しか届きにくい の二つの理由があげられます。 坐骨神経痛でおしりに痛みを感じてから時間が経過し過ぎると、それだけ筋肉に硬さがでている証拠になります。 そうなった場合、すでに深部の筋肉まで硬くなっている状態のため、ストレッチをしても 体の表面が優先的に伸ばされてしまうため、深部の筋肉までストレッチしにくくなっています。 また、時間が経過しているということは 身体の血液循環そのものが低下しているため、代謝が落ちて回復力の低下に繋がってしまいます。 こういった理由からストレッチだけでは治りにくい状況に陥っていると考えられます。 ストレッチだけでは治らない場合に 率直に言うと、頑張ってストレッチをしてもなかなか治らない場合には、医療機関や整体院などを併用して施術を受けながら同時に自宅でストレッチをすることをおすすめします。 理由は先ほど述べたようにストレッチだけでは追いつかないからですが、正しい治療をしてくれる整体院や接骨院などでは深部の筋肉に対する治療も的確に行なってくれるため坐骨神経痛やお尻の痛みにも十分な効果が期待できます。 また、整体院や接骨院を併用することで、身体の使い方や正しい姿勢についても教えてくれる先生もいますので再発防止に繋がること大きなメリットになります。 もっと詳しく坐骨神経痛について知りたい方は に記載してありますのでお読みください。 最後に 坐骨神経痛でおしりに痛みを感じる原因とストレッチだけでは治らない理由についてお伝えしましたが、人それぞれ原因や状態は違いますし、ストレッチのやり方によっても結果は違ってきます。 いろいろと試してみてもなかなか治らない場合には、その道のプロに頼るのも一つの選択肢として視野にいれましょう。 一人で悩むのではなく相談することであなたの坐骨神経痛は治っていきますよ!.
次のこのページの内容• 痔でお尻が痛くなる理由 痔とは、肛門の疾患の総称です。 切れ痔、いぼ痔、痔ろうの3種類があり、いずれも座ったときに出るお尻の痛みの原因となります。 それぞれの特徴と、座ると痛い理由を見ていきましょう。 切れ痔は、硬い便や下痢便などによって、肛門の皮膚が切れる疾患です。 肛門に傷ができるのですから、当然お尻に痛みが出ます。 といっても軽症であれば、座るだけでお尻が痛くなることはありません。 また、傷も3〜4日程度で治ります。 ただし、切れ痔が慢性化した場合は要注意です。 傷が深くなり、治りが遅くなります。 結果、座るだけで痛みが出る状態に。 さらに症状が悪化すると、立っているときも痛い状態が続くようになります。 いぼ痔は、肛門にイボ状の腫脹ができる疾患です。 肛門の奥にできるものは内痔核、出口付近にできるものは外痔核と呼ばれます。 内痔核と比較すると、座ったときに痛みが出やすいのは外痔核です。 外痔核のできる位置には、脳脊髄神経 痛みを脳に伝える神経 が通っています。 このため、患部が圧迫されると痛みが出ます。 他方、内痔核ができる場所には同様の神経がないため、ほとんど痛みが出ません。 痔ろうは、直腸から肛門周辺の皮膚にかけて、化膿によるトンネルができる病気です。 肛門内の肛門陰窩 小さなくぼみ に、細菌が感染して発症します。 痔ろうの発症メカニズムについて、少し詳しく説明しておきましょう。 まず、細菌に感染した肛門陰窩の奥には、肛門周囲膿瘍 膿の袋 ができます。 肛門周囲膿瘍ができると、肛門付近の皮膚におできのような腫れが発生。 この腫れが破れることで、直腸とお尻の皮膚を繋ぐトンネルが開通します。 この状態が、痔ろうです。 痔ろうができると、肛門の周囲がズキズキと痛むようになります。 そのまま症状を放置すると、発熱をともなって痛みが悪化。 お尻の激痛により、座ることが困難になります。 痔の一般的な治療方法 痔の治療法は、痔のタイプによって異なります。 切れ痔の場合は、薬物療法を行うことが一般的。 軟膏で傷を治すほか、血止め効果のある漢方を処方する場合もあります。 軽度の切れ痔であれば、こうした薬の処方と便通の改善で治るケースが大半です。 一方、慢性化した切れ痔の治療には、手術が必要となる場合があります。 いぼ痔 外痔核 の治療も、薬物療法が中心となります。 治療に用いられるのは、軟膏と座薬です。 通常であれば、治療開始から1週間程度で痛みが引き、腫れは1〜2ヶ月程度で小さくなります。 上記の薬物療法で症状の改善が見られない場合は、手術による痔核の切除も検討されます。 といっても、手術に至るケースは、全体の1〜2割程度です。 最後に、痔ろうの治療方法について。 切れ痔やいぼ痔と違い、痔ろうは治療薬では治せません。 治療には手術が必要となります。 痔ろうの手術には、「開放術式」「シートン法」「くりぬき法」といった術式があります。 なお、痔についてより詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事もチェックしてみてください。 >詳しくはこちら 坐骨神経痛でお尻が痛くなる理由 お尻から膝の裏側まで続く「坐骨神経」が刺激されると、お尻や腰、太ももなどに痛みやしびれが生じます。 こうした症状を、坐骨神経痛とよびます。 つまり坐骨神経痛とは、病名ではなく症状につけられた名前です。 坐骨神経痛を引き起こす原因としては、以下のような疾患が上げられます。 ・腰椎椎間板ヘルニア ・腰部脊柱管狭窄 ・梨状筋症候群 ・腰部すべり症 上記のほか、糖尿病や腫瘍が誘因となって、坐骨神経痛を発症する場合もあります。 坐骨神経痛の原因はケースバイケース。 人によって違います。 症状の出方も同様です。 原因が何であれ、お尻の痛みやしびれが生じる可能性はあります。 ただ、座ったときだけお尻が痛いのであれば、疑うべき原因は梨状筋症候群です。 梨状筋症候群は、お尻の筋肉の1つである「梨状筋」が、怪我や長時間の着座などにより硬くなる疾患。 硬くなった梨状筋は坐骨神経を圧迫し、坐骨神経痛の諸症状を引き起こします。 また、硬直した梨状筋自体が、圧迫により激痛を起こす場合もあります。 椅子に座るとお尻が痛くなり、立ち上がると解消する場合は、梨状筋症候群による坐骨神経痛を疑ってみてください。 坐骨神経痛の一般的な治療方法 坐骨神経痛の治療では、まず症状をやわらげるための処置が行われます。 具体的な処置としてあげられるのは、薬物療法や理学療法などです。 薬物療法では、 「非ステロイド性消炎鎮痛薬」「神経障害性疼痛治療薬」「末梢血管拡張薬」などが処方されます。 また、痛みが強いときは、神経ブロック注射 局所麻酔 で痛みを遮断する場合も。 神経ブロック注射には、筋肉をほぐして血流をよくする効果も期待できます。 理学療法では、運動療法や温熱療法が行われます。 このほか、認知行動療法やリエゾン療法 専門の違う医師が連携して行う治療 など、坐骨神経痛の治療方法さまざまです。 各種の治療を行っても症状が改善しない場合は、手術も検討されます。 なお、坐骨神経痛についてより詳しく知りたい方は、下記リンク先の記事もチェックしてみてください。 まとめ 座るとお尻が痛い原因は、痔や坐骨神経痛以外にもいくつか考えられます。 痛みが強い場合は、まず医師に相談して原因を特定してください。 受診する診療科目がわからない場合は、かかりつけ医に相談するとよいでしょう。
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