スポンサーリンク ミクロネーションという言葉を知っていますか? モデルカントリーや新規国家プロジェクトとも呼ばれ、各国政府や国際機関によって承認されていない非承認国家または実体のことで、実は世界中に数多く存在していたりします。 そして、このミクロネーションの代表格と言っても良い存在が、「シーランド公国」。 のすぐそばに位置し、一見すると「ギャグでしょ!? (というかギャグ)」としか思えない興味深い成り立ちや歴史、そして特徴を持っている自称国家なんです。 この記事では、そのシーランド公国について詳しく見ていきます。 前半では真面目な視点で基本的な概要を紹介していき、後半では面白すぎる特徴を7つ紹介していきます。 シーランド公国とは? シーランド公国 (Principality of Sealand)とは、 イギリスのグレートブリテン島南東の北海に位置する「 自称国家」またはミクロネーション。 北海の沖合にある構造物または海上施設の「 ラフス・タワー(フォート・ラフス)」を領土と勝手に設定し、その場所を占拠している「 ベーツ家」によって「国家」と自称されている「実体」であり、国際的に承認している国はない「 非承認国家」です。 (出典:) また、 (正式に承認されている国としては)世界最小の国土を持つバチカン市国よりも面積が狭いため、「 世界最小の国」と言われることもあります。 そして、現在の人口は4人であり、公用語は英語、そして自称大公であり国家元首である「マイケル・ベーツ」によって管理されています。 シーランド公国の場所を地図で確認してみよう シーランド公国が位置する場所は、下の地図にある通り、グレートブリテン島南東の北海。 (出典:) イギリスのサフォーク州の沿岸からおよそ12kmの沖合にあり、シーランド公国の領土であると主張される構造物「フォート・ラフス」は、イギリスの国土に非常に近い場所に位置しているのが分かります。 そのため、イギリスの領海内にありそうな気もしますが、シーランド公国の建国者「パディ・ロイ・ベーツがこの場所を勝手に不法占拠した当初、 フォート・ラフスはイギリス領海外に存在したため、1968年の裁判所の判決では イギリス司法の管轄外とされています。 さらに1987年10月1日、イギリスは領海を3海里(約5. 5km)から12海里(約22km)へ拡大すると宣言し、本来であればこの時にシーランド公国はイギリス領海に含まれる (取り囲まれる)はずでしたが、なんとシーランド公国は、その前日である9月30日に自国の領海も12海里へすると宣言。 イギリスの領海が拡大する前に領海拡大を宣言した結果、 シーランド公国の歴史ダイジェスト 大戦終了後に放棄された海上要塞を「国」として独立宣言した 自称国家「シーランド公国」が置かれているラフス・タワーは、 かつて「 HMフォート・ラフス」と呼ばれ、現在は使われなくなったマンセル海上要塞。 第二次世界大戦中に、対空砲用のプラットフォームとしてイギリスによって建設されましたが、対戦が終わると役目を終えたフォート・ラフスは放棄されます。 (出典:) そこで目を付けたのが、 元イギリス陸軍少佐で非公式なラジオ放送(海賊放送)を運営していた、その後のシーランド公国の建国者「 パディ・ロイ・ベーツ」。 当時、彼は非公式なラジオ放送によってイギリス側に訴えられ、それでもどうにか運営を続けていくことを模索していました。 その中で、「 イギリス本土に非常に近いものの、 イギリスの領海外に存在するためにイギリスの司法が手を出せない」フォート・ラフスに目を付けたのです。 結果、自らの海賊放送局を設立する目的で、このフォート・ラフスを部下と一緒に奪取して不法占拠し、1967年9月2日、 勝手に「シーランド公国」を名乗って独立宣言をしてしまったのです。 フォート・ラフス自体は1965年からジャック・ムーアという人物とその娘によって不法占拠され、当時から海賊放送の拠点となっていたが、1967年にロイ・ベイツによって追い払われた。 またロイ・ベイツは結局、海賊放送を開始することなくシーランド公国を宣言した。 独立宣言後から現在まで 1967年以降、HMフォート・ラフスは、これを独立国家であると主張するパディ・ロイ・ベーツ一家に占拠されて現在までに至ります。 また1975年、パディ・ロイ・ベーツは国家憲法および、国家のシンボルなるものを制定し、主権を持つ「 主権国家」としての性格をシーランド公国に持たせようと企てますが、結局、国際社会から承認されていません。 そして、高齢になったパディ・ロイ・ベーツはイギリス本土へと移り住み、息子のマイケルを摂政に任命。 ( マイケル・ベーツ: 出典:) パディ・ロイ・ベーツは2012年10月に91歳で死去したため、現在はマイケル・ベーツがシーランド公国「大公」の爵位を引き継いでいます。 立憲君主制• 政府事務局への権限付与• 任命された諮問議会の役割• 任命された法律審判所の機能• 「シーランドガード」に任命された人以外が武器を保有することは法律保護外になる旨• 外交政策の策定および憲法改正における君主の独占権• 君主制の父系による世襲制度 など、シーランド公国の立場に関する様々な取り決めが記されているんです。 さらに、シーランド公国の法制度は、イギリスのコモン・ローに従うものとされ、君主が制定する法令のかたちをとっているとかなんとか・・・ 本格的すぎます! パスポートの発行 シーランド公国はまた、他の国と同様に 希望者に対してパスポートを発行していたこともあったり。 ただし、そのパスポートの偽造品が大量に出回ったため、現在は販売されておらず、また、他国に承認されているものではないので、そのパスポートで他の国に入国出来るわけではありませんが・・・。 )のため、 CDリリースもされたらしいですよ! 2)シーランド公国では貴族の爵位販売中でございます。 シーランド公国はまた、 卿(Lord)、男爵(Baron)、伯爵(Count)および、こうした称号や爵位の女性版を、個人を対象に絶賛販売中。 また、2012年にロイ・ベーツが死去した後、シーランド公国はナイトの称号と紋章の一般提供も開始しています。 ご興味のある方はぜひこの機会に購入を検討してみては!? ちなみに、2012年以降、 シーランド公国では騎士団の入団資格の一般販売も解禁されているので、 (空想上だけど) 騎士になりたい方は是非! 3)手紙を送りたいんだけど・・・ 世界最小の自称国家「シーランド公国」の 大ファンになってしまったアナタ。 もしもファンレターを送りたいなら、以下の住所へ送ってみましょう。 4)不法なデータセンター・・・オッケイー! 2000年のこと、HavenCoというスタートアップ企業が、シーランド公国にデータセンターを設立しました。 で、その理由というのが、「Haven」という名前からも分かる通り、「 他国では違法とされているコンテンツの保存が可能なテータヘイブンを提供する」って言うのを売りにしたビジネスを始めようとしたから。 しかし、 同社は多くの顧客を惹きつけることができず、その大半は オンライン・ギャンブルのサイトだったっていう始末・・・。 むしろ、HavenCoはシーランド公国の評判を落とすばかりとなってしまったため、結局、2008にシーランド公国によって閉鎖されています。 4)過去にはクーデターも起きちゃった! 1978年、国家憲法を草案したりシーランド公国の首相を名乗るなど、ベーツ公が仲間としてお気に入りだったドイツ人の「 アレクサンダー・アッヘンバッハ」は、 突然シーランド公国でクーデターを起こし、なんちゃって国家を支配しようと企てます。 というのも当時、アッヘンバッハは、シーランド公国全体を一つの豪華なホテルに変えたいと思っていたらしく、その計画に反対されたため、「 どうせ元々不法占拠されて所有権も微妙だし、だったら自分の物にしちゃえ!」というのがキッカケのよう。 (出典:) 結果、アッヘンバッハは、シーランド公国のパスポートを持っている弁護士と一緒に、 武装した男たちの一行をシーランド公国に送り、息子マイケルを拉致してしまうんです。 しかしその後、ロイ・ベーツは20名程度の同士を募ってシーランド公国を奪還し、逆に、公国のなんちゃってパスポートを持つ アッヘンバッハは反逆罪として投獄されることに。 その後、シーランド公国に干渉したくないイギリスはこれを無視し、当時の西ドイツは嫌々ながらも外交官を派遣して交渉をすることになり、アッヘンバッハは無事に解放されました。 ちなみに、外交官を送られたことで、ロイ・ベーツは「 ドイツに公国が国家として承認された!」と 勘違いして大喜び、これ以降「自称」ドイツに認められた国としてことあるごとに主張しているらしいんです。 6)売りに出されてたんかい!? 何もかもが素晴らしすぎるシーランド公国ですが、実は2007年から2010年までの間、 6500万ポンドで国全体が売りにだされていたことがあるんです! ただし、国家の「主権」は売り物ではないため、あくまでもシーランド公国側は「 管理の移譲」を主張していましたが。 ちなみに、スウェーデンのウェブサイト「 パイレート・ベイ」が買収の意思を示しましたが、 残念ながらシーランド側が希望する「 寄付金」を満たすことが出来ずに話はなくなってしまいました。 7)世界トップレベルのスポーツ選手を多く抱えている! シーランド公国には、 「 自国」のスポーツ選手がたくさんいるんです! 例えば、シーランドのスポーツ選手達は、ミニゴルフ、サッカーなど、様々な競技に出場して 国外で多く競い合っています。 そんな彼らの最大の強み(特徴)は、世界中に基盤を置き、 シーランド公国の領地に1歩も足を踏み入れたことがないってこと! ちなみに過去には、「自国」の選手がカンフーの世界選手権で準優勝したり、2008年の卵投げ世界選手権ではシーランド代表チームが優勝したりなど、その実績も抜群です! 彼らがどうやってシーランドの国籍を手に入れたのか?それは皆さんのご想像にお任せします。 合わせて読みたい世界雑学記事• シーランド公国はとにかくその存在自体がとても面白い国。 シーランドの爵位が欲しくなったら、から購入できますよ! By.
次の謎に満ちたシーランド公国とは? このシーランド公国はイギリスのすぐそばに位置し面白い成り立ちが ある自称国家です。 グレートブリテン島の南東の海上施設を領土と勝手に設定して、 その場所を占拠しているべーツ家が国 家と自称しているだけなのです。 建国の歴史は第二次世界大戦中にさかのぼります。 イギリスが沿岸防衛の拠点として4つの海上要塞を建設しました。 シーランド公国が領土としているフォート・ラフスは、最も北に位置していた海上要塞であり、 1942年から建設されたものです。 北海洋上に大きな柱が二本ある巨大な構造物を沈め、 海上に突き出した柱の上に居住区や対空砲台などがあったそうです。 戦時中は150から300人ものイギリス海軍兵員が常時駐留していたが、 大戦終了後に要塞は放棄されました。 ~時は流れ~ 1967年9月2日に元イギリス陸軍少佐パディ・ロイ・ベーツは当時イギリスの領海外に存在したこの要塞に目をつけ、 不法占拠した上で「独立宣言」を発表、要塞を「シーランド」と名付け自分をシーランド公と名乗り上げたそうです。 イギリスは強制的に立ち退かせようと裁判に訴えたが、1968年11月25日に出された判決では、 シーランドがイギリスの領海外に存在し、イギリスを含めて周辺諸国が領有を主張していなかったことからイギリス司法の管轄外とされました。 独立宣言から現在までベーツ氏が独立国家だと主張し続け周りの国々が相手にしなかった為、シーランドは未だに国家として黙認され続けているのです。 犬の縄張りに似た感覚ですね。 どんな外観? 公国より送られてきたものが分かりやすいので載せてみます。 まあ、見事な海上要塞ですね。 発電機火災の写真まで載せてあり、もはや受け狙いかとも思えます。 コインや切手はなかなかのクオリティで爵位を貰っただけでは勿体ないくらいです。 爵位の合法性 現代の国際法は正統な爵位の叙爵には君主大権としての叙任権が必要であると定められております。 シーランドの「公」は国際法上には存在しません。 よってこれらの称号は全て民間称号であります。 お隣の英国では「詐称を目的としない限り、個人は自らを自由に名乗ることが出来る」と法律で 定められているために 、これら民間称号の販売は合法であるとされてます。 歴史一覧表 1942年 イギリス海軍によって現国土が形成される 1967年 ロイ・ベーツ公が独立宣言 1978年 アッヘンバッハ首相によるクーデター発生するも鎮圧される。 アッヘンバッハ首相はドイツに亡命政権を樹立 2006年 発電機から火災が発生。 国土の大半が焼失 2007年 マイケル皇太子が公国の売却を発表。 2012年 10月9日、ロイ・ベーツ公が逝去。 国家運営はマイケル皇太子が引き継ぐ。 シーランド公国の爵位を紹介します シーランド公国の主な収入源はネット通販で人気商品は同国の貴族の称号です。 その他グッズも販売しております。 次項にご紹介しております。 旅好き、ネタ好きなら一品購入しておくのも面白いですよ。 「卿」は$45 「サー」$147 「伯爵」は$295 「公爵」は$735 で販売している。 2006年11月にバラエティ番組「ザ・ベストハウス123」でも取り上げられた際、西川きよしさんも爵位を購入しています。 爵位やグッズが欲しい! なんとなく爵位やグッズが欲しくなってきませんか? 一部分ですが、ご紹介いたします。 爵位です。 高くなるにつれて材質が豪華になっていき、満足度がUPします。 なんだかワクワクする特殊効果が付帯されております。 公国のメアド! う~んよくわからないアイテムですがミステリアスな雰囲気を出してきます。 スタンプ。 記念切手ですね。 実用性は皆無ですが、記念において置きたい一品です。 シャツ。 こちらは意外にも実用性が高いです。 生地はまあ、、それなりでした。 下記HPから購入できます。 貴方も貴族の仲間入りをしませんか?.
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