苦手な方はご注意ください! 日本で一番大きな蝶 『あつまれどうぶつの森』を昼間にプレイしていると、一際目立つ蝶に遭遇します。 翅は白黒だけれど、モンシロチョウよりはるかに大きい。 ふわふわと優雅に飛び回る姿はまるで外国産の大型蝶のよう。 ですが実はこの蝶「オオゴマダラ」というれっきとした日本産の、しかもなんと日本最大の蝶なのです!そりゃゲーム内であれだけ目立つはずだわ……。 海外勢のトリバネアゲハやモルフォと比べても存在感に遜色ないですもんね。 オオゴマダラは南方系の蝶で東南アジア各地に広く分布しており、日本国内では与論島以南の南西諸島で見られます。 飛んでいてもとまっていても、とても目立ちます。 僕が現在暮らしている沖縄本島では、年間を通じて公園や林道で彼らがひらひらと楽しげに舞っています。 うーん、まさに『あつ森』さながら、あのまんまの光景が現実に繰り広げられるわけです あつ森でもオオゴマダラは一年中出現します。 手で捕まえられるから「バカ蝶」 しかし……。 いくらなんでも優雅すぎやしませんかねえ?現実でも『あつ森』でもさぁ。 日本最大の蝶!なんてブランドがあるのなら、ゲーム内ではもうちょいレアというか捕獲難易度の高い存在になりそうなものじゃないですか。 なのにわりと普通に見かけるし、飛び方もゆったりしていて簡単に捕まえられてしまうんです。 まあキレイだし、ゲーム内ではそこそこいい値段(1000ベル)で取引されるからありがたい話ではあるんですが……。 しかしこの扱い、リアルで日常的に彼らを見続けているオオゴマダラLOVEな僕からするととても納得いかない……なんてことはありません! あの「レアっぽいのに超あっけなく採れる」拍子抜け感の塩梅をすごくよく再現しているなあと思っております! そもそも、『あつ森』のプレイ画面上ではどの蝶も実際以上にスローに飛びます。 ゲームとしての演出ってやつですね。 しかし、オオゴマダラに関してはそれすら実物準拠と言いますか、現実でもふわりふわりと風に舞うように本当にのんびり飛ぶんです。 あまりにゆったりしているので、なんと網などなくとも素手で捕獲できてしまうほど。 日本一大きな蝶は日本一のろまな蝶でもあるんです。 堂々としているというべきか? それにしたってこりゃあまりにもスローすぎ、間が抜けすぎということで沖縄では「バカ蝶」なる不名誉極まりないあだ名までつけられる始末!うーん、さすがにかわいそう!! 実は有毒!サナギは金ピカ! しかし、オオゴマダラは一体なぜこんなにものんびりしているのでしょうか?白黒の美しい翅は自然界では非常に目立ちますから、鳥たちにとっては格好の餌食になってしまいそうなものですが……。 実はオオゴマダラ、体内に毒を持っているんです。 この毒素は鳥たちからするととんでもなくマズいようで、一度オオゴマダラを襲った鳥たちは二度と口にしようとしなくなります。 ド派手な見た目は「私、毒もってるんですよ~キケンなんですよ~」「食べたことある方は分かりますよね~?あの超マズい蝶ですよ~」という警告というわけです。 外敵に襲われる危険が少ないからゆったり飛び回っていられるんですね。 ちなみにオオゴマダラの毒はアルカロイド系のもので、幼虫時代に食べる「ホウライカガミ」という植物から摂取、蓄積しているものだと言われています。 つまり成虫時代のみならず幼虫やサナギの期間も毒を常備しているわけで、警戒色もバッチリまとっています。 カラーリングが毒々しい……。 ただし時代によってそのタイプはかなり異なり、幼虫は黒地に白の縞と赤い斑点といういかにもな毒々しさ。 しかも謎のツノまで生えている……。 さらにもっとも驚くべきはサナギで、なんと冗談のように美しい黄金色に輝いているのです。 この様子は『あつ森』の博物館でもチラッと見ることができますね。 博物館に展示されます。 そういえば最後にもう一つだけ、オオゴマダラにまつわる不思議な話を。 この蝶、ある種の整髪料に惹かれて集まってくるんです。 ……実は酒飲み? 他にも赤い服や帽子に集まるという習性もあります。 花と間違えてるんでしょうか? うーん、「バカ」とは思わないまでも、なかなかキャラの濃い蝶です。 現在は「公益財団法人 黒潮生物研究所」の客員研究員として深海魚の研究にも取り組んでいる。 著書に「(主婦と生活社)」「(地人書館)」など。 《平坂寛》.
次の皆様おはようございます! 如何お過ごしでしょうか。 今回は、 あつまれどうぶつの森の7月の北半球の激レアな虫をコンプしました! 7月は虫が豊富ですね。 図鑑が一気に埋まりました。 あと5匹で虫図鑑コンプです。 というわけで今回は、レアな虫のご紹介と、その虫たちの効率の良い、簡単な捕まえ方をご紹介します。 では早速解説します。 よろしくお願いいたします。 7月の激レアな虫をご紹介 では、7月の激レアな虫について、解説します。 まずはじめにご紹介するのは、ヘラクレスオオカブトです。 1匹12000ベルで売れます。 活動時間帯は17時~8時です。 次にご紹介するのは、オウゴンオニクワガタです。 1匹12000ベルで売れます。 クワガタの王様です。 こいつだけ出現率がおかしい。 壊れてる。 活動時間帯は17時~8時です。 ちなみにギラファノコギリクワガタもレアで、同じく12000ベルで売れるのですが、出現率が高いのでレアという感じがしません。 黒っぽいクワガタです。 見かけたら捕まえておきましょう。 最後にご紹介するのは、プラチナコガネです。 1匹10000ベルで売れます。 活動時間帯は23時~8時です。 レアな虫のご紹介は以上です。 個人的には魚や海の幸を集めるよりも大変でした。 しかし、比較的簡単な収集法がありますので、これからご紹介します。 レア虫の簡単な捕まえ方 では、レアな虫の簡単な捕まえ方をご紹介します。 離島に行って、ヤシの木以外の木を全て切り倒し、切り株も引っこ抜きましょう。 竹には虫が湧かないため、竹の島の場合はこの作業はしなくてOKです。 花の蕾も全て摘みます。 あとはヤシの木を見て回って、レア虫が出現したら捕まえるだけです。 虫が気になるなら、穴を掘って虫が湧かないようにしてもよいです。 この方法ならさほど時間がかからずにレア虫を収集することが出来ると思います。 ちなみにこの方法を使わなかったので、ヘラクレスオオカブトやプラチナコガネは捕まえるのに3時間半の時を要しました。 苦行だった笑 総括 いかがだったでしょうか。 今回は、7月の北半球のレアな虫のご紹介と、その虫たちの効率の良い、簡単な捕まえ方をご紹介してみました。 虫取りが一番の苦行ですね。 釣りや海の幸と比べると、何が出現しているのかもう目に見えているので、何が捕れるかのワクワク感がなく、楽しくない笑 よければ下記の動画をご視聴下さい。 あつまれどうぶつの森の7月の北半球の激レアな虫のゲットの瞬間を動画でご紹介しています。 今回の記事及び下記の動画が、少しでも参考になりましたら幸いです。
次の苦手な方はご注意ください! 日本で一番大きな蝶 『あつまれどうぶつの森』を昼間にプレイしていると、一際目立つ蝶に遭遇します。 翅は白黒だけれど、モンシロチョウよりはるかに大きい。 ふわふわと優雅に飛び回る姿はまるで外国産の大型蝶のよう。 ですが実はこの蝶「オオゴマダラ」というれっきとした日本産の、しかもなんと日本最大の蝶なのです!そりゃゲーム内であれだけ目立つはずだわ……。 海外勢のトリバネアゲハやモルフォと比べても存在感に遜色ないですもんね。 オオゴマダラは南方系の蝶で東南アジア各地に広く分布しており、日本国内では与論島以南の南西諸島で見られます。 飛んでいてもとまっていても、とても目立ちます。 僕が現在暮らしている沖縄本島では、年間を通じて公園や林道で彼らがひらひらと楽しげに舞っています。 うーん、まさに『あつ森』さながら、あのまんまの光景が現実に繰り広げられるわけです あつ森でもオオゴマダラは一年中出現します。 手で捕まえられるから「バカ蝶」 しかし……。 いくらなんでも優雅すぎやしませんかねえ?現実でも『あつ森』でもさぁ。 日本最大の蝶!なんてブランドがあるのなら、ゲーム内ではもうちょいレアというか捕獲難易度の高い存在になりそうなものじゃないですか。 なのにわりと普通に見かけるし、飛び方もゆったりしていて簡単に捕まえられてしまうんです。 まあキレイだし、ゲーム内ではそこそこいい値段(1000ベル)で取引されるからありがたい話ではあるんですが……。 しかしこの扱い、リアルで日常的に彼らを見続けているオオゴマダラLOVEな僕からするととても納得いかない……なんてことはありません! あの「レアっぽいのに超あっけなく採れる」拍子抜け感の塩梅をすごくよく再現しているなあと思っております! そもそも、『あつ森』のプレイ画面上ではどの蝶も実際以上にスローに飛びます。 ゲームとしての演出ってやつですね。 しかし、オオゴマダラに関してはそれすら実物準拠と言いますか、現実でもふわりふわりと風に舞うように本当にのんびり飛ぶんです。 あまりにゆったりしているので、なんと網などなくとも素手で捕獲できてしまうほど。 日本一大きな蝶は日本一のろまな蝶でもあるんです。 堂々としているというべきか? それにしたってこりゃあまりにもスローすぎ、間が抜けすぎということで沖縄では「バカ蝶」なる不名誉極まりないあだ名までつけられる始末!うーん、さすがにかわいそう!! 実は有毒!サナギは金ピカ! しかし、オオゴマダラは一体なぜこんなにものんびりしているのでしょうか?白黒の美しい翅は自然界では非常に目立ちますから、鳥たちにとっては格好の餌食になってしまいそうなものですが……。 実はオオゴマダラ、体内に毒を持っているんです。 この毒素は鳥たちからするととんでもなくマズいようで、一度オオゴマダラを襲った鳥たちは二度と口にしようとしなくなります。 ド派手な見た目は「私、毒もってるんですよ~キケンなんですよ~」「食べたことある方は分かりますよね~?あの超マズい蝶ですよ~」という警告というわけです。 外敵に襲われる危険が少ないからゆったり飛び回っていられるんですね。 ちなみにオオゴマダラの毒はアルカロイド系のもので、幼虫時代に食べる「ホウライカガミ」という植物から摂取、蓄積しているものだと言われています。 つまり成虫時代のみならず幼虫やサナギの期間も毒を常備しているわけで、警戒色もバッチリまとっています。 カラーリングが毒々しい……。 ただし時代によってそのタイプはかなり異なり、幼虫は黒地に白の縞と赤い斑点といういかにもな毒々しさ。 しかも謎のツノまで生えている……。 さらにもっとも驚くべきはサナギで、なんと冗談のように美しい黄金色に輝いているのです。 この様子は『あつ森』の博物館でもチラッと見ることができますね。 博物館に展示されます。 そういえば最後にもう一つだけ、オオゴマダラにまつわる不思議な話を。 この蝶、ある種の整髪料に惹かれて集まってくるんです。 ……実は酒飲み? 他にも赤い服や帽子に集まるという習性もあります。 花と間違えてるんでしょうか? うーん、「バカ」とは思わないまでも、なかなかキャラの濃い蝶です。 現在は「公益財団法人 黒潮生物研究所」の客員研究員として深海魚の研究にも取り組んでいる。 著書に「(主婦と生活社)」「(地人書館)」など。 《平坂寛》.
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