ここでクイズをしてみましょう。 これは中学校の総合学習の授業の際に生徒によく聞いてみる質問です。 でも2番は異論が出てきて、必ずしもそうではない、さらに1番ともなると論外ですよね。 エクアドルに行った時<実は国名の「エクアドル」とはスペイン語で「赤道」の意味な んです>、私はその「赤道標」といわれるものを訪れました。 首都キト市の郊外へ車で 小 1 時間。 荒涼とした禿山のふもとのやや広い台地に、基台の各辺が約 8m、高さ 15m ほどの、先端に向かってやや細くなっていく四角柱が立っていました。 その上に直径 3m ほどの地球儀がのっかっています。 四角柱の各面には、それぞれ[E][O][S][N]との文字が刻まれています。 それぞれスペイン語で「東」「西」「南」「北」の頭文字なんですね。 [E](東)[O](西)面にあたるコンクリートの地面の真ん中には、幅 10 ㎝ほどの 1本の線がはるか遠く東西に伸びていました。 でも冗談ながら、色は何もついていませんでした。 赤色でもなく、地面の汚れと土ぼ こりでそれは黒色に近くなっていました。 私は先に友人から聞いていた指示を思い出し、 その線を両足でまたぐと、持っていたカメラを同行の友人に渡し、ポーズをとったので す。 友人は破顔一笑。 この瞬間、私は地球の南北両半球に足をかけたことになるのだというんです。 たいそうなユーモアですが、言われてみるとついそんな気になってしまうから面白い ですねぇ。 もちろん、またいだ両足も大事な股間も、熱さでヤケドをするようなことはありませんでした。 周囲の気温は暑さとは程遠く、摂氏 10 度前後で肌寒いほど。 キトが海抜 2800m の高 地にあるからです。 ここから西に 1000 キロ行くと、同じエクアドル領のガラパゴス諸島。 ここは太平洋の赤道直下で、 1 年中 30 度前後の熱帯です。 この赤道の下半分、南半球では四季も反対になります。 日本は今、春ですが、南米のブラジルやアルゼンチンでは、秋なんですね。 ホームページはこちらです.
次のここでクイズをしてみましょう。 これは中学校の総合学習の授業の際に生徒によく聞いてみる質問です。 でも2番は異論が出てきて、必ずしもそうではない、さらに1番ともなると論外ですよね。 エクアドルに行った時<実は国名の「エクアドル」とはスペイン語で「赤道」の意味な んです>、私はその「赤道標」といわれるものを訪れました。 首都キト市の郊外へ車で 小 1 時間。 荒涼とした禿山のふもとのやや広い台地に、基台の各辺が約 8m、高さ 15m ほどの、先端に向かってやや細くなっていく四角柱が立っていました。 その上に直径 3m ほどの地球儀がのっかっています。 四角柱の各面には、それぞれ[E][O][S][N]との文字が刻まれています。 それぞれスペイン語で「東」「西」「南」「北」の頭文字なんですね。 [E](東)[O](西)面にあたるコンクリートの地面の真ん中には、幅 10 ㎝ほどの 1本の線がはるか遠く東西に伸びていました。 でも冗談ながら、色は何もついていませんでした。 赤色でもなく、地面の汚れと土ぼ こりでそれは黒色に近くなっていました。 私は先に友人から聞いていた指示を思い出し、 その線を両足でまたぐと、持っていたカメラを同行の友人に渡し、ポーズをとったので す。 友人は破顔一笑。 この瞬間、私は地球の南北両半球に足をかけたことになるのだというんです。 たいそうなユーモアですが、言われてみるとついそんな気になってしまうから面白い ですねぇ。 もちろん、またいだ両足も大事な股間も、熱さでヤケドをするようなことはありませんでした。 周囲の気温は暑さとは程遠く、摂氏 10 度前後で肌寒いほど。 キトが海抜 2800m の高 地にあるからです。 ここから西に 1000 キロ行くと、同じエクアドル領のガラパゴス諸島。 ここは太平洋の赤道直下で、 1 年中 30 度前後の熱帯です。 この赤道の下半分、南半球では四季も反対になります。 日本は今、春ですが、南米のブラジルやアルゼンチンでは、秋なんですね。 ホームページはこちらです.
次の逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれ、それぞれ数年おきに発生します。 ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。 図1 1997年11月の月平均海面水温平年偏差(左)及び、1988年12月の月平均海面水温平年偏差(右) 図1は典型的なエルニーニョ現象及びラニーニャ現象が発生している時の太平洋における海面水温の平年偏差の分布を示しています(平年値は1981〜2010年の30年間の平均;赤が平年より高く、青が平年より低く、色が濃いほど平年偏差が大きいことを表します)。 日付変更線(経度180度)の東から南米沿岸にかけての赤道沿いで、赤あるいは青の色が濃く、海面水温の平年偏差が大きくなっています。 西部のインドネシア近海では海面下数百メートルまでの表層に暖かい海水が蓄積し、東部の南米沖では、この東風と地球の自転の効果によって深いところから冷たい海水が海面近くに湧き上っています。 このため、海面水温は太平洋赤道域の西部で高く、東部で低くなっています。 海面水温の高い太平洋西部では、海面からの蒸発が盛んで、大気中に大量の水蒸気が供給され、上空で積乱雲が盛んに発生します。 エルニーニョ現象時の状態 エルニーニョ現象が発生している時には、東風が平常時よりも弱くなり、西部に溜まっていた暖かい海水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています(図2中)。 このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなっています。 エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。 ラニーニャ現象時の状態 ラニーニャ現象が発生している時には、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強くなります(図2下)。 このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。 ラニーニャ現象発生時は、インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生します。 図3 ダーウィンと世界各地の 年平均海面気圧偏差の相関係数 係数が正の値のところはダーウィンの気圧が通常より高いときにその場所の気圧も通常より高い傾向にあり、係数が負の値のところはダーウィンの気圧が通常より高いとき、逆に通常より低い傾向にある。 数字の大きさがその傾向の程度を示す。 黒四角および十字の記号は、その地点の気圧がの算出に用いられるダーウィンとタヒチの位置を示す。
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