捕らえたはずの木原幻生は、彼の送り込んだ影武者だった。 その事実に、食蜂は別の危険な可能性に気付き、即座に行動を開始する。 食蜂が急ぎ、幻生が向かっているであろうその場所は、食蜂が幼いころに関わった、とある計画と関わりのある施設だった。 当時、『才人工房(クローンドリー)』と呼ばれるその研究機関で能力開発を受けていた食蜂は、ドリーという少女と出会う。 病気で機械の助けがなければ生きられず、仲の良い友だちと離れたばかりだというドリー。 海外の反応 FINALLY HAPPENING 2. 海外の反応 ちょっと待って、御坂はレベル6に到達したってこと??? 5. 海外の反応 いやーめちゃくちゃ熱い展開になってきたな 22. 海外の反応 上条さんが佐天さんとショチトルの会話を聞いたけど、御坂を救う展開来るー? 23. 海外の反応 いよいよ来るぞ 24. 97% Great:0% Good:0% Mediocre:0% Bad:3. 07点 2話:8. 23点 3話:8. 19点 4話:8. 18点 5話:8. 19点 6話:8. 17点 7話:8. 17点 8話:8. 18点 9話:8. 18点 10話:8. 17点.
次のSTAFF 製作 PROJECT-RAILGUN 発売日 2010年 - プロジェクト ・ ポータル ・ 『 とある科学の超電磁砲』(とあるかがくのレールガン)は、原作:、作画:、キャラクターデザイン: によるの作品。 また、それを原作・題材とした派生作品群。 の『』にて、4月号より連載中。 正式タイトルは『 とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲』。 鎌池和馬のシリーズ『』の作品。 略称は「超電磁砲」、「レールガン」など。 また、『月刊コミック電撃大王』6月号から作画のスピンオフ『 とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ』が連載されている。 概要 ライトノベル『』のヒロインの一人・を主人公とするスピンオフ作品。 物語は『禁書目録』第1巻の3日前にあたる7月16日から始まる。 当初、「『』で『とある魔術の禁書目録』のコミカライズを連載しよう」という話が挙がった際、既に『』での連載が決まっていたことから、「それなら、科学サイド…御坂美琴を寄越せ」と編集担当者の間で話し合い、鎌池和馬に話を持っていったことから『とある科学の超電磁砲』が生まれたという。 2016年4月の時点で累計発行部数は680万部。 本作を原作とするが2009年10月から2010年3月まで放送され、2010年10月にはOVAが発売。 2013年4月から9月までテレビアニメ第2期が放送された。 2020年1月からテレビアニメ第3期が放送中。 ストーリー 東京都の西側3分の1の規模、総人口230万人の内8割を学生が占める「」。 そこでは学生全員を対象にした超能力開発実験が行われており、全ての学生は「無能力者(レベル0)」から「超能力者(レベル5)」の6段階に分けられ、様々な能力を開花させている。 学園都市でも7人しかいないレベル5の一人であり、電撃を操るその能力から「超電磁砲(レールガン)」の通称を持つは、学園都市で起こる様々な事件を解決していく。 原作 「幻想御手(レベルアッパー)」編(第1巻 - 第3巻) 7月中旬、学園都市で謎の連続爆破事件が起こり、紆余曲折の末、美琴は犯人を捕まえる。 しかし犯人は昏睡状態に陥り、一連の事件の裏には学生の能力を上げる謎のアイテム「」が関係していることが発覚する。 美琴はルームメイトでもある学園都市内治安維持組織「」第177支部メンバー・白井黒子に注意されつつ、事件解決のために調査を始める。 そんな中、「風紀委員」オペレーター・初春飾利の親友である佐天涙子が「幻想御手」を使用して昏睡状態に陥ってしまう。 やがて、全ての黒幕が昏睡者の治療のために病院に招聘されていた研究者・木山春生であることが判明。 真相を知った美琴は、「幻想御手」の副次効果によって「多才能力(マルチスキル)」を発揮した木山と対峙する。 とある二人の新人研修(ジョブ・トレーニング)(第3巻) 黒子と初春の過去を描いた番外編。 小学6年の冬、「風紀委員」の黒子は先輩の固法美偉と共に巡回中、郵便局強盗犯に出くわす。 「妹達(シスターズ)」編 (第4巻 - 第7巻) 8月10日、第7学区では、路地裏など人通りの少ない場所にマネーカードが置かれるという不思議な出来事が発生していた。 美琴はマネーカード事件の張本人であると出会ったことをきっかけに、かねてより流れていた噂である「超電磁砲のクローン」について調べ始める。 その数日後、美琴は自分と瓜二つの「」の一体・9982号と出会う。 美琴は、初めて出会った「妹達」の9982号との交流を持つが、彼女と別れた後、彼女ら2万体の「妹達」が、学園都市最強のレベル5・一方通行(アクセラレータ)をレベル6へ進化させる「絶対能力者進化(レベル6シフト)計画」で一方通行に虐殺されていることを知り、その直後、9982号が美琴の目の前で一方通行に虐殺されてしまう。 美琴は、実験を阻止するために奔走する。 美琴は計画に携わる施設を襲撃し、使用不能にしていく。 8月19日、美琴は実験施設の防衛を依頼された暗部組織「アイテム」と交戦、リーダーにして同じレベル5の麦野沈利ら四人に対し、窮地に陥りながらも辛くも退ける。 一方、「絶対能力者進化計画」に関わっていた研究者の布束も実験阻止に動いていたが、「アイテム」の絹旗最愛に捕縛される。 やがて、事件は上条当麻をも巻き込みながら動いていく。 後半の展開は『禁書目録』第3巻とほぼ同じ内容である(視点や演出など細かい違いはある)。 「大覇星祭(だいはせいさい)」編(第7巻 - 第10巻) 9月19日、学園都市で大規模な体育祭・が開幕する。 その初日、美琴と間違われて競技に参加した「妹達」の10032号(御坂妹)は、何者かの攻撃を受けて消息を絶つ。 翌日、妹を探す美琴はレベル5の1人にして常盤台中学最大派閥の「女王」・が関与していることを知るが、その矢先に彼女の能力「心理掌握(メンタルアウト)」により、黒子・初春・佐天が持つ自分の記憶を消され、3人との友情を奪われてしまう。 食蜂の派閥メンバーに見張られて身動きが取れない美琴は、に協力を仰ぐ。 婚后は御坂妹を捜索中、「妹達」を探している暗部組織の少年・馬場芳郎に襲われて行動不能となるが、とによって助け出される。 馬場をリタイアさせた美琴の前に馬場と関わりがある謎の少女・が現れ、初春と美琴の母・美鈴を人質に「妹達」の居場所を教えるよう迫るが、黒子の助けにより警策を退けることに成功する。 食蜂本人と接触した美琴は、食蜂が妹を匿っていたことを知る。 「妹達」を狙っていた組織の黒幕は、「絶対能力者進化計画」の提唱者でもある科学者・。 美琴は食蜂と共に、御坂妹が匿われている研究所へ向かう。 そこは、「心理掌握」の能力を誰でも使えるようにする装置「外装代脳(エクステリア)」が存在する場所だった。 食蜂を欺いた幻生は「外装代脳」を乗っ取って「心理掌握」を使い、「妹達」を繋ぐにウイルスを撃ち込む。 幻生の真の目的は、美琴をレベル6へ進化させることであった。 「天賦夢路(ドリームランカー)」編(第11巻 - 第13巻) 大覇星祭を終えた学園都市で「インディアンポーカー」と呼ばれるカード状の学習装置が流行し始める。 黒子と初春は佐天から教えられた未来予知のアプリを検証する中である事故を未然に防いだことから、予知能力者の小学生・美山写影から自分の予知を覆してもらえないかと頼まれる。 一方の佐天はサバ缶を巡って「アイテム」のメンバー・フレンダと知り合い交友を深めるが、自身が入手したインディアンポーカーが原因で「スクール」の陰謀に巻き込まれてしまう。 その頃美琴は食蜂からサイボーグに宿った「魂」の情報を聞かされ、「置き去り」やクローンが暗部の非道な実験に利用されないよう共同で調査を行うこととなり、実験の当事者でありインディアンポーカーの開発者だった操歯涼子に接触を計る。 だが自己を認識したサイボーグ・ドッペルゲンガーが研究機関から脱走を図ったことで事態は急変し、美琴は「屍食部隊」と手を組んで解決に奔走することになる。 「獄門開錠(ジェイルブレイカー)」編(第14巻 - ) アニメオリジナル 「武装無能力者集団(スキルアウト)」編(テレビアニメ第1期第15話 - 第16話) 「幻想御手」編と「乱雑解放」編の間に位置するオリジナルエピソード。 「幻想御手」事件解決後、「」による能力者襲撃事件が多発する。 美琴や黒子はその事件を追い、「黒い蜘蛛の刺青をした革ジャンの男性」が捜査線上に浮上した。 調査を行ううち、美琴と黒子は「」なる組織を調査するために第10学区を訪れる。 その頃、「風紀委員」の事務所から固法の姿が消えていた。 「乱雑開放(ポルターガイスト)」編(テレビアニメ第1期第20話 - 第24話) 原作者・鎌池和馬の監修のもと [ ]、「幻想御手」編のその後が描かれたオリジナルエピソード。 8月初旬、学園都市内では正体不明の局所的な地震が頻発していた。 そんな折、初春は柵川中学に転校してきたという少女とルームメイトになり、親しくなるが、地震の正体が「」とわかり、現場にいた春上は、その能力の特殊性を理由に犯人扱いされてしまう。 独自に調査を始めた美琴は、保釈されていた木山と再会する。 そして、このRSPK症候群は、木原幻生の人体実験に使われて昏睡状態になっていた、木山の教え子たち「」を目覚めさせようとした際に発生した現象であり、春上は無実である事が判明する。 しかし、率いる「先進状況救助隊 MAR 」によって、「置き去り」たちは木山から引き離され、春上と共に研究施設へ移送させられる。 やがて、原因はテレスティーナに連れ去られた春上や昏睡状態の「置き去り」たちを使った、テレスティーナのレベル6開発計画であることが発覚する。 美琴たちは、正体を現したテレスティーナから、春上と「置き去り」たちを救うために動き出す。 「革命未明(サイレントパーティー)」編(テレビアニメ第2期第18話 - 第24話) 「妹達」編の直後から9月2日(学芸都市編の前日)までを描いたオリジナルエピソード。 美琴たちは、公園で寝ていた見知らぬ少女・と出会う。 しかし、フェブリの身元を示す情報は見つからず、彼女は「置き去り」として児童養護施設へ引き取られることになった。 施設の受け入れ態勢が整うまでの間、美琴たちはフェブリの面倒を見ることになる。 美琴たちはフェブリと仲良くなるが、彼女が「科学的に作られた人造物」であり、持っている飴で命を何とか繋いでいることが判明する。 事情を知った美琴は仲間と共にフェブリを救おうと決意する。 美琴は、フェブリを救う手がかりを得るため、収監されているテレスティーナを訪ね、フェブリが「」と呼ばれる存在で、彼女を作った者は「学園都市研究発表会」(学究会)に関わっている可能性が高いという情報を得る。 学究会の上位常連であるに目星をつけた美琴は、彼が取締役を務める企業「」の工場に潜入し、有冨と「スタディ」に売られた布束砥信に遭遇する。 有冨は、ケミカロイドの一体の能力を利用して、学究会当日に「革命」と称したテロ行為を企てていた。 とある科学の超電磁砲SS 原作者・鎌池和馬による小説。 初春飾利編(『とある魔術の禁書目録SP』収録 ) を主人公とする短編SS。 遠隔の事件が発生し、それを解決するために奔走する初春やらを描く。 なお、『SP』収録時にキャラクターの名前など一部の内容が修正されている。 8月1日、「ひこぼしII号 追加実験棟モジュール」を輸送中の大型特殊車両「衛星誘導車」が何者かに遠隔指示され暴走する事件が発生。 「警備員」から協力要請を受けた初春は第73支部の捜査本部へ赴き、そこで時速120キロメートルで爆走中の衛星誘導車の現状を聞かされる。 一方その頃、と共に現場にいた黄泉川は、運転手のと接触し、直接衛星誘導車へ乗り移り初春と協力して停止方法を模索する。 やがて捜査本部が第三学区国際会議場でのVIP殺害という犯人の目的を突き止め、VIPの安全を最優先に方針転換し出す。 初春はそれを阻止するため、単身いまだ暴走する衛星誘導車へと向かう。 美琴たちが学芸都市に潜む陰謀に巻き込まれ、それを解決すべく奔走する。 やが所属する魔術結社「」が大きく物語に関わり、また彼女らが『禁書目録』第15巻・第19巻での行動に至った経緯が明かされる。 9月3日、で美琴たちは学芸都市を訪れ、浜辺で自由行動を楽しんでいた。 しかし、サプライズのショーを見ていると、突如奇妙な機体「」の戦闘に巻き込まれる。 夜になり、ホテルに戻った美琴は独自に調査を進め、成り行きで同行してきた佐天と怪しげな施設へ潜入し、行き着いた格納庫で「係員」のと遭遇するが、交戦を回避しその場を立ち去る。 翌日、佐天は褐色の少女ショチトルと出会い、彼女の頼みで水着を買った後共に行動するが、突如都市中で爆発が巻き起こり、ショチトルは都市を立ち去る。 その夜、この街やショチトルらの真相が気になった佐天は昨夜の施設へ向かうが、そこでオリーブに拘束されてしまう。 翌日、佐天は海岸の岩場でオリーブに海難事故を装って殺されかけるが、ショチトルに窮地を救われる。 その夜、美琴たちが佐天から事情を聴いていた時、突如武装した「係員」に襲撃されるが、美琴と黒子が応戦し事なきを得る。 翌日、大型救命艇サーモンレッドを使い都市の観光客を脱出させるべく、初春と佐天は避難誘導を行う。 美琴と黒子は海上に出現した「」の子機を迎撃し、黒子負傷後は水分子の翼を使い単身でショチトルと交戦する。 「デモンストレーション」のためにそこを訪れた美琴が、都市伝説にまつわる謎の陰謀に巻き込まれ、その真相を探るべく奔走する。 ら魔術結社「」の4人が登場し、物語に大きく関わっている。 7月1日、美琴は「ショッピングセンター」で「」の話を入手する。 その後、「とても価値あるオレンジ」になぞらえた「」のテロ事件を阻止したが、「保安員」に容疑者として疑われ拘束を受けてしまう。 美琴は事件の解決を図るべく脱走して独自に調査を開始し、レッサーの情報提供をきっかけに「」の存在を知る。 美琴はコードEICの研究員である「保安員」を黒幕と疑い尋問するが、疑いは晴れる。 美琴はレッサーと共に事態を整理し、「生物爆弾」実行犯とは別に「ショッピングセンター」上層部が黒幕である事実と、学園都市への大規模テロという敵の狙いを掴む。 学園都市を壊滅させることで全世界の科学水準を下げ、それによって協力機関である「ショッピングセンター」が有する技術情報の価値を高め、大きな利潤を得ようというものだった。 美琴は黒子へ連絡すると、新たに流れた「死のネックレス」の噂から敵を探るよう頼む。 それを受けた黒子は、初春と共に学園都市内部へ潜入していたテロリストの一団を突き止め、交戦の末捕縛する。 その最中に、変質した都市伝説「」の存在と、学園都市への核攻撃の可能性が判明する。 コールドゲーム(電撃大王2018年2月号付録) 学園都市で起きた事件の裁判を巡る短編SS。 佐天が撮影した写真をきっかけに佐天、美琴、黒子、初春が巻き込まれた「殺人」の本質を問いかける。 佐天と初春は柵川中学校の社会科見学で警備員の中央詰め所を訪問、そこで佐天の自撮り写真に偶然写り込んでいた人物が女子中学生をコールドスリープ状態にした凶悪犯、通称ループホールであったことが判明する。 翌日情報提供者として佐天は裁判所に召喚され、風紀委員の特別学習枠を利用した黒子と初春、高倍率の中見事当選した美琴は3人で裁判の傍聴に向かう。 被告は弁護人を介して裁判中にコールドスリープ状態の被害者を無事に蘇生できる知識を持つのは自分だけだと発言、少女の命は自分ではなく裁判所にいる全員の決断にかかっていると宣言する。 美琴たちは被告の思惑を暴き、少女の命を救うために行動を開始する。 アストラル・バディ 常盤台中学3年生で食蜂派閥のナンバー2である帆風潤子は、ある日、「幽霊」らしき記憶喪失の少女に取り憑かれる。 彼女の素性を探るために「風紀委員」などにも協力を求めていた矢先、潤子も所属していた「内部進化」の出身者である弓箭入鹿たちによる食蜂の誘拐事件が発生する。 登場人物 詳細は「」を参照 佐天 涙子(さてん るいこ) 声 - 柵川中学1年生。 初春の級友かつ親友。 無能力者(レベル0)。 長い黒髪に、白梅の花を模した髪飾りを着けている少女。 普段着は黒色のジーパンを履いている。 母親から貰ったお守りをいつも持っている。 親友である初春とはプライベートでも一緒にいることが多く、挨拶代わりのが日課。 弟の面倒を見ていたことから刺繍や着物の着付けが得意で、初春が風邪を引けば見舞いに訪れて看護するなど、面倒見の良い性格。 美琴や黒子とも初春を通して出会い、美琴には尊敬の眼差しを向ける。 噂話や流行には敏感。 初春と共に美琴の恋路を陰ながら応援している。 黒子とは同学年ということもあって対等に話そうと提案したものの、お嬢様オーラに気後れして敬称をやめられずにいる。 普段は明るく振る舞う反面、無能力者であることにを持っており、能力者に対して強烈な憧れと劣等感を持っている。 そのため、「幻想御手編」では無能力者としてのコンプレックスが高じて偶然入手した「幻想御手」を友人達と使用し、状態に陥る。 事件解決後は、初春を巻き込んだことで能力より大切なものに気付き、悩みを吹っ切り元の明るい性格を取り戻している。 また、無能力者であるため、美琴たち四人の中でただ一人キャパシティダウンが効かず、「乱雑解放編」ではテレスティーナ=木原=ライフラインとの闘いで仲間たちを救う活躍をする。 「絶対能力進化計画編」ではマネーカード探しに勤しんでおり、この時美琴と交わした会話がきっかけで彼女は計画を知ることとなる。 「大覇星祭編」では黒子や初春ともども食蜂に記憶を改竄されたが、携帯電話の電話帳を見て自分の記憶の違和感に気づく。 偶然「メンバー」のアジトを発見してしまい命の危機にさらされるが、ショチトルに救われた際に美琴の身に危険が迫っていることを聞かされ、黒子と警策との戦いをサポートする初春を手伝う。 大覇星祭中に美琴の思い人である上条と知り合い、その縁で美琴に最終日のを勧める。 「天賦夢路編」ではインディアンポーカー集めに凝っているときにフレンダと知り合う。 集めたカードの中に「ピンセット」に関係する物があるのではないかと考えた「スクール」によって誘拐され、フレンダの手で救い出されたものの彼女を狙う弓箭との戦いに巻き込まれてしまう。 事件後はフレンダと食事を取る約束をしていたが、彼女は暗部組織抗争の際に死亡してしまったため約束が果たされることはなかった。 「獄門開錠編」では、脱獄トライアルに優勝したことで嬉美たちに誘拐されてしまった初春を救うために行動を起こし、第二少年院自体が事件に関与している可能性が出たため、嬉美と美琴の激突で生じた被害を自分のせいだと証言することであえて捕まり、単身で少年院内に潜入を試みる。 能力はレベル0の「 空力使い(エアロハンド)」。 「幻想御手」を用いて、一時的にこの能力を使用したことがある(しかしそれでも、数枚の木の葉を動かす程度であった)。 また、アニメオリジナルエピソードではを武器にする場面が多く、大覇星祭編ではぐるぐるバットを使う競技で好成績を収めている。 『禁書目録』では口絵やで先に登場しており、本編には新約9巻のオティヌスによって改変された世界で住人の一人として初登場する。 常盤台中学 湾内 絹保(わんない きぬほ) 声 - 常盤台中学1年生。 強能力者(レベル3。 黒子の級友で水泳部員。 ウェーブのかかった栗毛の髪が特徴。 年少だが美琴よりスタイルがいい。 入学当初、不良に絡まれていたところを美琴に助けてもらった経験がある。 婚后とは仲の良い友人(仲良くなった経緯は原作とアニメ版で異なる)。 派閥には未所属。 「大覇星祭編」では2日目に、競技の合間に婚后が馬場から暴行を受けている現場を目撃する。 友人を害された怒りから馬場に立ち向かい、彼が持つロボットを壊滅させ撤退に追い込み、婚后に撃ち込まれていたのと同じナノデバイスを回収する。 「獄門開錠編」では婚后と「脱獄トライアル」に参加する。 能力はレベル3の「 水流操作(ハイドロハンド)」。 近隣に存在する水を自由に操ることができる。 射程距離は15m、体積の上限は300L、同時に操れる水塊の数は4つまで。 本編には新約16巻で初登場し、大熱波解決のために「水晶の塔」攻略メンバーに選ばれる。 その際、男性である上条に話しかけられて狼狽して泡浮に助けを求める。 泡浮 万彬(あわつき まあや) 声 - 常盤台中学1年生。 強能力者(レベル3)。 黒子の級友で水泳部員。 黒のロングヘアが特徴。 湾内・婚后の友人。 派閥には未所属。 「大覇星祭編」では2日目に、競技の合間に婚后が馬場から暴行を受けている現場を目撃する。 婚后の搬送を佐天に任せ、自身は馬場が逃がしたロボットを追跡、これがダミーだと判明すると湾内の元に戻って彼女の危機を救う。 「獄門開錠編」では婚后と「脱獄トライアル」に参加する。 能力はレベル3の「 流体反発(フロートダイヤル)」。 自身と周囲のを増減させる能力で、応用すれば水面を走ったり、重い物を持ち上げることもできる。 アニメ版では大幅にエピソードが追加され、人間性の未熟な婚后を湾内と支えつつ活躍している。 原作での直接の登場はないが、「水晶の塔」攻略に参加していた模様。 婚后 光子(こんごう みつこ) 声 - 常盤台中学2年生。 大能力者(レベル4)。 初登場は『禁書目録』だが、本作での登場が多いために本項で解説する。 黒髪のロングヘアでどんな時も扇子を手放さないお嬢様。 他人を見下す高飛車な性格だが、根は素直で、友人の窮地には進んで体を張るなど義侠心に篤い一面もある。 航空業界の名門・婚后航空の跡取り娘で、世事に疎い。 「学舎の園」内の学生寮に住み、のエカテリーナを飼っている。 趣味で西洋人形を収集している。 2学期からの編入生。 元より名門である常盤台中学の高難易度の編入試験を、1年かけて乗り越えた努力家である。 常盤台中学の力関係を知らずに自身の派閥を作ろうとするも、黒子の忠告と美琴の実力を目の当たりにしたことで諦める。 その後、「自分を立派に見せれば周囲が従ってくる」という考えで周囲を遠ざけ続けていた自身の勘違いに気付き、美琴や湾内、泡浮らと友達になる。 「大覇星祭編」では、残骸事件で負傷した黒子に代わり「風神・雷神コンビ」として美琴とペアで競技に参加する。 食蜂に黒子たちとの関係性を奪われた美琴に協力して御坂妹を探そうと動くが、同じく御坂妹を捜索していた馬場の卑怯な策で痛めつけられ、病院に搬送される。 しかし、その後は無事に回復して競技に復帰する。 「獄門開錠編」では、実家から持ってきたスーツや材木の束を持って、湾内、泡浮と3人組で「脱獄トライアル」に参加。 美琴とは優勝を争うライバルだが、彼女や他の参加者と協力して外壁を破壊し最初の関門を突破する。 能力はレベル4の「 空力使い(エアロハンド)」。 手で触れた物体から空気を噴出させ、飛ばす能力。 威力はレベルが示す通り強力で、地面に噴射点を設定して風そのもので攻撃したり、噴射点を束ねて巨大なや材木の束を飛ばすなどの攻撃方法を見せている。 テレビアニメ版では本編より早い段階で登場。 編入の時期は1学期に変更されている。 当初は原作同様の尊大な性格が災いして友人がいなかったが、湾内・泡浮と出会い変わっていく。 食蜂 操祈(しょくほう みさき) 声 - 常盤台中学2年生。 学園都市第5位の超能力者(レベル5)。 常盤台中学最大派閥に君臨する女王様。 長い金髪に中学生離れのプロポーションを誇り 、瞳には十字形の星がある。 入りのと手袋を着用し、バッグを持っている。 単語の端々に「 - 力」とつけるのが口癖。 やや我儘な性格で、他人を躊躇なく洗脳して思いのまま操る陰湿な面もある。 美琴が婚后と友達になったことを、美琴が陰で裏番力を付けようとしていると考えて牽制するなど、美琴との仲は良好とは言い難い。 面倒事を能力で他人任せにしてきた反面、自身は基本的に動かないために身体を鍛えておらず、身体能力が極めて低い のが欠点で、その上方向音痴でもある。 食材マニアでもあり、オーガニック食品しか食べないという拘りがある。 「才人工房」第1研究室の出身。 その研究室で美琴のクローンである「ドリー」と出会い、彼女が息を引き取った後、能力で研究員全員を洗脳下に置いた。 その後、蠢動が第1研究室でも暗躍していることに気付き、「内部進化」で事故が発生した時は蠢動への出資停止を常盤台の経営者に要求し、「内部進化」を解体させる代わりに常盤台中学へ入学する。 上条とは『禁書目録』開始の1年程前に出会い、「」を装備したと呼ばれる集団に襲われた際、彼に命を救われたことがある。 その際の出来事によって上条の脳に起こった障害のせいで自身の存在は彼の記憶に残らなくなってしまい 、以降の積極的な接触はしていないが、作中で起こるいくつかの事件で陰ながら助力をしている。 その一件から上条に好意を抱いており、彼との想い出を「幸せな時間」として大切にしている。 上条への好意を持ち、同じ心理戦を得意とする雲川芹亜とはライバル関係であり、自分と似た想い出を上条と共有し、彼のそばを歩いている美琴への嫉妬心も自覚している。 蜜蟻との戦いでは上条を「私のヒーロー」と明言しており、以前自分が原因で上条が蜜蟻を助けられず、そのことを知りながら原因である自分を助けてくれたことを知り、上条の代わりに蜜蟻を救うことを決断した。 上条との縁はもう終わってしまったと考える一方で、彼が記憶を取り戻すことで以前の関係に戻れることを期待しており、奇跡に相応しい女になって自分を思い出すことのなくなった彼を振り向かせてみせると己に誓い、自分を犠牲にして他人の幸せを選び、人助けをして人知れず善行を積んでいる。 その一環で慈善事業には積極的に取り組んでいるらしく、障害者の支援なども行っているほか、統括理事の一大疑獄を暴いたりもしているらしい。 現在の、常に他人を操り裏方で管理するというあり方は、上条との繋がりを失った反動で、自分の知らないところで何かが進行して不意打ちで手を切られるリスクを怖れているためでもある。 大覇星祭の開会式では、削板と共に選手宣誓を行なう。 その裏で、御坂妹の身柄を預かる、黒子・初春・佐天の記憶を操作して美琴に関する記憶を消すなど不可解な行動をしていたが、それは幻生をおびき出すための策だった。 妹達に打ち込まれたウイルスの構造を奪うために幻生と交戦し、自らの記憶を操作する奇策によって彼を自滅に追い込み辛勝する。 「天賦夢路編」ではインディアンポーカーに関してカイツに調査を依頼、「妹達」が再び非道な実験に巻き込まれるのを防ぐため、考案者である操歯涼子の情報とサイボーグ実験で生じたドッペルゲンガーと呼ばれる「魂」の存在について美琴に伝え協力を要請し、データを保管する飛行船の情報提供と所長の記憶改竄を行う。 『禁書目録』では1巻からその存在が度々触れられており、新約6巻で初登場。 新約7巻では「学舎の園」に郵送され無数の女学生から追われていた上条に協力し、その後は美琴と共にで暴徒の鎮圧を行う。 新約11巻では自分を襲撃したと、派閥のメンバーを率いて交戦し、あと一歩というところで敗北しかけたが駆けつけた上条によって再び救われ、病院に逆戻りした彼の元を見舞い事件の始末を語り、記憶が残らないことを承知の上で額に口づけして立ち去る。 新約16巻の襲来時に美琴によって保護されてきた上条とほぼ1年ぶりにまともな会話を交わす。 「水晶の塔」へ出撃する美琴に代わり常盤台の防衛を担当していたが、を装備したの襲撃により負傷してしまう。 事件解決後の12月11日には美琴からA. の今後に関する相談を受け、機能の解析中に上条がまたしても厄介ごとに巻き込まれていることを知って「窓のないビル」へと向かい、美琴と協力して「」を放つことで援護を行なう。 学園都市からの疎開時は同級生たちとに滞在していたが、上条がイギリスで騒動に巻き込まれていることを知った美琴とA. でロンドンに急行する。 生まれて初めて本格的な対魔術師戦闘に身を晒す事になり、のアエティール・アバターがへ攻撃してきたときには、以前の接触で上条が肉塊にされるのを直視したショックから、彼が危険に飛び込まないように切断されていた「幻想殺し」を持って戦場から離れようとする。 コロンゾンに見つかり、背中に重傷を負うも、認識できないはずの自分を再び助けに来た上条に謝罪して右腕を返し、負傷で戦線離脱する自分の代わりに上条を助けるよう美琴に頼んだ。 コロンゾンとの決着がついた後、重傷を押して祝勝会に参加するが、2人の上条が現れた時には自分と過ごした記憶を持つの見方をすることを選び、能力を暴走させてにいた魔術師の2割を操り8割を行動不能に陥れ、罪悪感に苛まれながらも彼に従い続けた。 上条たちがウィンザー城を襲撃した際は、神浄の指示で美琴を操ろうとするもA. Aが事前設定に従い暴走を始め、それを止めようとインデックスの「自動書記」を修復するが、不正なコンタクトとして反撃され、2人の戦いの余波で致命傷を負う。 駆けつけた上条に謝りながら意識を失ったが、彼の応急処置と冥土帰しの治療が間に合い一命を取り留め、事件後は美琴と共に学園都市に帰還した。 12月24日には美琴と共謀して学校行事の24時間ゴミ拾いから逃亡するが、直後に裏切られてビルの屋上に置き去りにされる。 能力はレベル5の精神系能力「 心理掌握(メンタルアウト)」。 学園都市最強の精神系能力であり、記憶の読心・人格の洗脳・離れた相手と念話・想いの消去・意思の増幅・思考の再現・感情の移植など、多種の能力を一手に引き受けて使いこなす。 能力のメカニズムとしては、脳内物質の分泌及び血液や髄液の配分制御といった脳内の液体を操るというものであり、本質的には水力操作系の能力に当たる。 能力の自由度が高すぎるので、多数のリモコンを能力の用途によって使い分けることで基準をつけている。 能力下にある人物の瞳には食蜂のものと同じ星が浮かぶ。 多数の人間を一度に操作することも可能 だが、能力が通じるのは人間のみであるため機械や動物とは相性が悪い。 電導性の液体を操ることにより電導効率の変更を行い生体電気を制御できるが、生体電気そのものを操る発電能力者には劣るため 本人は「電磁バリア」と呼んでいる 、実際に美琴には能力が通用しない。 「外装代脳」を使えば、何千人もの人間を数キロメートルの範囲にわたって一度に精神操作することも可能。 また、大量出血などで体液のバランスが崩れている人間に能力を行使すると、対象の脳機能に予想困難な副作用が生じる危険性がある。 心の中の問題を扱う魔術師たちは、操られそうになった時に自分の意識を落とす自動切断(オートヒューズ)を備えている場合があるので、正常に機能しないことがある。 なお、「心の奥まで覗いて洗脳力を行使した人間には最後まで責任を持つ」という「自分ルール」を課している。 テレビアニメ版では本編と登場の経緯が異なり、「妹達」編で初登場。 帆風 潤子(ほかぜ じゅんこ) 声 - スピンオフ『アストラル・バディ』の主人公。 大能力者(レベル4)。 常盤台中学3年生。 原作の新約7巻・11巻・16巻にも登場。 本名は当初不明であり、『アストラル・バディ』で初めて明かされた。 にした銀髪が特徴の美少女。 食蜂派閥のナンバー2と目されており、自由奔放放任主義の食蜂を補佐して実質的に派閥を運営しており、ふらふらしていることの多いトップよりも派閥の面々と接する機会は多い。 授業で学ぶ以上の知見を得る目的で、任意参加の意見交換会を主催することもある。 言葉遣いや振る舞いが淑やかかつ上品である典型的なお嬢様だが、やや天然でもある。 1年先輩であるのだが、年下の食蜂のことを「女王」と慕っている。 箱入り育ちのためか今時珍しいほど純粋な性格であり、恋愛に鈍く、青髪ピアスの語っていた「」の知識に関しても理解不能な反応を見せ、同性から恋愛感情を向けられた時も理解するまでに長い時間を必要とした。 「害する者」「内なる破壊衝動」などの時期があるが、本人の中では黒歴史。 見た目や性格と裏腹に食蜂に対する憧れは非常に強く、インディアン・ポーカーにおける幸せな夢の内容は、正真正銘の女王となった彼女にメイドとして一生仕えるという、ややな方向にあるものとなっている。 一方で、やや気の弱い面も持ってはいるものの、食蜂の派閥にいる取り巻きの中ではきちんと自分の意見を彼女に言える数少ない人物。 ただ、注意された腹癒せで、「心理掌握」で大食いにチャレンジさせられることがあり、体重増加に悩まされている。 能力を有効活用するため、父親に頼んでかき集めた書物や動画で武術をはじめとする身体操作術を学んでおり、天性の運動センスと優秀な頭脳で、書物ベースで得た知識を使いこなす実現力がある。 武術書だけでなくマンガも幅広く読んでいて、愛読書は「」。 そのためか、少女マンガ風な絵を描くのが上手い。 美琴と並ぶ廃人であり、ゲコ太と食蜂を同じくらい大切に思っている。 大覇星祭にて同好の士であることを知ってからは彼女と友好的な付き合いを築いている。 美琴と食蜂には仲良くしてもらいたいと思い色々と行動を起こしているが、毎回アクシデントが発生しうまくいっていない。 下着まで子供向けのゲコ太グッズを使っているので目立たないが、食蜂とバストが互角かつウエストや太ももは細いというモデル体型で、どれだけ食べても体型はほとんど変化しない。 かつては「才人工房」の「内部進化」に所属しており、わずか2ヶ月で異能力者から大能力者まで成長した。 だが、脳血管の異常拡張が原因の群発頭痛に悩まされ、能力が暴走して周囲の物を破壊してしまう症状に苦しんでいたが、当時は面識のなかった食蜂に「心理掌握」で治療された過去を持つ。 超能力者の生きる世界に辿り着けず、実験事故から自分をかばって遠峰が死んでしまった経験から、降りかかる災厄から食蜂を守ることができないと思っており、何かと食蜂と美琴との仲を取り持とうとするのは、同じ世界に生きる者がいつも食蜂の傍らにいてほしいと願っているためでもある。 能力はレベル4の「 天衣装着(ランペイジドレス)」。 体細胞の電気信号を操作して肉体のリミッターを一時的に解除し、パワー・スピード・五感・動体視力などの身体能力を限界以上に引き出す。 ビルの間を跳び回り、生身で鉄骨を振り回し、水の溜まった貯水タンクを投げ飛ばすなど、従来の身体強化能力と比較して極めて強力で、数年前の時点で出力だけなら超能力者級と言われ、拳打は大型トレーラーの衝突を上回るほどの破壊力があった。 骨や関節など肉体の強度はそのままなので、あまり無茶をすると怪我をしてしまうのだが、高度な肉体再生も可能で、とりわけ再生速度は驚異的であり、負傷を瞬時に回復したため、自他ともに「怪我はなかった」と誤認した事例すら確認されている。 しかし、代償として急激な細胞分裂と負傷箇所の回復が限界を超えると、主に「痛み」の形を取って能力使用に影響を与え、地獄の頭痛に襲われて意識を刈り取られるだけでなく、心身に過度の負荷を強い徐々に蝕んでいく。 それ故、既に超能力者と認定しうるポテンシャルを有しながら、無意識の防衛本能が本来の力を引き出す妨げとなっている。 また、格上の「心理掌握」こそ防げないものの、発電系能力として体内の電気信号の異常に対して耐性がある。 だが放電は不得手で、光の粒子などに干渉することはできない。 寮監 声 - 常盤台中学の「学舎の園」外の学生寮寮監。 本名不明。 29歳の女性。 規則に対して非常に厳しく、美琴や黒子から恐れられている。 能力者ではないがその戦闘能力は凄まじく、黒子を素手で一瞬で気絶させるほどである。 テレビアニメ版のオリジナルエピソードでは、休日に第13学区の児童養護施設「あすなろ園」でボランティア活動を行っており、仲間のに好意を抱いていたが、彼は別の女性への求婚を決心していたため、失恋に終わる。 綿辺(わたなべ) 声 - 常盤台中学の教師。 眼鏡をかけた壮年の女性。 月詠小萌とは旧知の間柄。 食蜂の洗脳を受けており、彼女の駒となって行動することもある。 切斑 芽実(きりふ めぐみ) 声 - 常盤台中学の生徒。 大能力者(レベル4)。 自らの能力には自信を持っており、やや尊大な性格。 大覇星祭の競技「バルーンハンター」において重石に勝利するが、潜んでいた別の学生の不意打ちによって失格となる。 能力はレベル4の「 念動能力(テレキネシス)」。 口囃子 早鳥(こばやし さとり) 声 - 常盤台中学3年生。 食蜂派閥の一員。 強能力者(レベル3)。 虫全般が苦手で、特には眼前に現れれば失神してしまうほど。 「バルーンハンター」では広域に散った仲間へ能力で指示を送る役目を担っていたが、前述の欠点を利用されて錯乱かつ絶叫してしまい、味方数名を道連れに脱落することになる。 『アストラル・バディ』で食蜂が誘拐された際には、最大の武器である「人脈」を駆使して北条を追い詰め、また本拠地のあった印刷工場へ向かい食蜂の身柄を確保した。 能力はレベル3の「 念話(テレパス)」。 一定の範囲内に存在する複数人と念話できるほか、回線を繋いだ人物の位置も特定できる。 牧上 小牧(まきがみ こまき) 『アストラル・バディ』の登場人物。 常盤台中学の生徒。 新人の「風紀委員」で、教育係は黒子が担当している。 食蜂派閥のメンバーだが、恥ずかしいと言って彼女を「女王」とは呼ばず、さん付けで呼んでいる。 食蜂が入鹿たちに拉致されそうになった時には、「捕縛榴弾」を力技で破った相手に暴行を受けて重傷を負うが、黒子の教えを守って時間稼ぎに徹して潤子の到着まで粘った。 光学操作系の能力者。 自分自身の姿と所持品だけでなく、手元から離れた物品も透明にすることが可能。 見えなくした薙刀などを駆使して相手を翻弄する。 ただ、猪突猛進型で脳筋な性格から、相手の手の内が分からないうちに突撃しようとする欠点がある。 弓箭 入鹿(ゆみや いるか) 『アストラル・バディ』の登場人物。 常盤台中学の弓道部主将。 猟虎の妹。 大能力者(レベル4)。 常に陣頭に立ち好戦的に見えるが、本来は参謀ポジションを好み、権謀術数を駆使し、戦わずして相手を屈服させることで悦にいるタイプ。 コミュ障の姉を支えていた影響で面倒見が良いが、ややスキンシップ過剰で、相手に無意識にキスをする癖がある。 「内部進化」の出身者で、同じ研究室に所属していた帆風に憧れていたが、実験事故で右目を切り裂かれて失明し、間も無くして研究室は解体される。 本当は超能力者になれるほど凄いはずの帆風が、優しくお人好しなせいで人に譲ってばかりでいて、食蜂の2番手に甘んじていることに不満を感じ、彼女が凄いことを証明するために食蜂の誘拐計画を立てる。 「悪意」だけが込められた「インディアンポーカー」で警戒させた食蜂に鞄盗難の犯人の記憶を読ませることで、脳内の視覚野に直接「閃打」を叩き込むことで失神させ、駆けつけた潤子も強化繊維の網で拘束することで、食蜂誘拐に成功する。 その後、帆風を呼び寄せて戦いを挑んだが敗北し、第7学区の病院へ入院する。 北条に庇われたこと、自分もまた何者かの精神操作を受けていたことが判明したため、利用されただけという扱いになった。 帆風の影響で隠れゲコラーとなっており、弓道勝負で黒子や帆風に勝って手に入れたゲコ太ポーチをとても大切にしている。 能力はレベル4の「 波動操作(ウェイブコンダクター)」。 やといった「的な性質を持つもの」を、増幅したり収束したりと自在に操る能力。 攻撃にも転用でき、柄の長い軍用から発生させた螺旋の光を両刃の刀として鉄筋をも切断する「(こがらすまる)」、すぐに焼き付いてしまうのが欠点だがで光線を連射する「猟弓(さつゆみ)」、から発する音の攻撃「虎落笛(もがりぶえ)」、光の点滅で脳内の電気刺激の異常を誘発しを起こさせて失神させる「閃打(フラッシュ)」といった多様な攻撃手段を持つ。 また、失った右目は「機械の目(プリズム)」に置換され、暴走させた上で能力を上乗せすれば中空に漂う微細な光を一室を満たす極細のレーザーに変換する「綾鏡(プリズム)」を使用できるが、一度使えば焼き切れてしまう上、眼窩で高温を発するので自分自身も無事では済まない。 これらの力は、波動の発生源が手元にある方が操作しやすい模様。 その他にも、光信号を送ってドアロックを解除することなども可能。 北条 彩鈴(ほうじょう あれい) 『アストラル・バディ』の登場人物。 常盤台中学3年生。 蜜蟻の協力者であり、親友の入鹿と共に食蜂を誘拐する計画を実行し、阻止しようとする小牧の透明化を能力で破って暴行を加える。 駆けつけた潤子との格闘戦では圧倒されたが、拘束を解いた入鹿の援護で作戦を成功させる。 だが、食蜂派閥の逆鱗に触れたことで、自身のIDを機密情報へのハッキングへ利用されて指名手配を受け、預金も携帯端末も凍結されてしまう。 入鹿を倒した帆風と戦い、本気を出した彼女に敗北したものの、蜜蟻の協力で逃走し、姿を消す前に入鹿の願いを叶えるために帆風が戦う姿を学園都市全土に放送した。 能力は精神系で、「人の感情が音になって聞こえる」というもの。 戦闘でも能力を役立てるため、「感情の音」を場所・方向・距離など3次元的に捉えることができるように訓練しており、タイミングをずらされようが透明になろうが対応可能なように工夫している。 さらに「」や電位伸縮式スーツを併用することで、庭木を蹴り折るほどの怪力を発揮する。 その他の登場人物 上条 当麻(かみじょう とうま) 声 - 本編『とある魔術の禁書目録』の主人公。 無能力者(レベル0)の高校生。 「幻想殺し(イマジンブレイカー)」という能力を右手に宿す。 詳細は「」を参照 固法 美偉(このり みい) 声 - 「風紀委員(ジャッジメント)」第177支部所属。 黒子や初春の先輩に当たる女子高生。 強能力者(レベル3)。 セミロングヘアに眼鏡をかけ、着痩せするプロポーションの良い容姿を持つ、のクールビューティー。 面倒見の良さと厳しさを併せ持ち、かつて新人研修を担当された時から性格や問題点を見抜かれていた黒子にとっては頭が上がらない人物。 美琴も頼りがいのある人物として慕っている。 中学時代に能力開発に行き詰まり、自分の能力を隠してスキルアウトの「ビッグスパイダー」に所属していた過去を持っているが、ある事件をきっかけに脱退、「風紀委員(ジャッジメント)」に転向する。 能力はレベル3の「 透視能力(クレアボイアンス)」。 相手を透視することで、隠し持っている武器などを発見できる。 「ビッグスパイダー」在籍中に身に付けた喧嘩もそこそこ強く、能力との併用で不良程度は簡単に撃退できる他、の運転技術も「ビッグスパイダー」在籍中に習得。 愛車はから預かった・(車体色、ルミナスネイビーブルー)。 テレビアニメ版では大幅に出番が増加している他、プロポーションがさらに強調されており、ビキニの水着姿や全裸の入浴姿は美琴達の注目の的。 見かけによらずかなりの大食いであり、若干空気が読めない旨も描かれている。 また、ムサシノを頻繁に飲む旨も描かれている。 品には目がない。 『禁書目録』には新約6巻で初登場。 アケミ、 むーちゃん、 マコちん 声 - 、、 初春・佐天の同級生たち。 本名不明。 佐天と共に彼女が入手した「幻想御手」を使用したが、間もなく昏倒する。 テレビアニメ版では「幻想御手」事件後の特別講習にも登場している。 アケミの能力はレベル0の「 念動力(テレキネシス)」。 「幻想御手」の使用時には、人を浮かせるくらいの強度になっている。 硲舎 佳茄(はざまや かな) 声 - 学園都市に住む小学生の少女。 誕生日プレゼントとして両親から貰った鞄を紛失したことから、風紀委員に捜索を依頼していた。 その際に美琴と知り合う。 後に「Seventh mist」の店内で上条と共に再登場。 介旅から爆弾と化したカエルのぬいぐるみを預けられてしまう。 「妹達編」「天賦夢路編」にも引き続き登場。 ゲーム版でも第一章「空き地のカミキリムシ」に、都市伝説である「空き地のカミキリムシ」の被害者の一人として登場している。 木原 幻生(きはら げんせい) 声 - かつての木山の上司である初老の科学者。 木原一族の一人。 「」研究分野の元老。 AIM拡散力場の共鳴による「RSPK症候群」の集団発生の可能性についての論文で有名な人物であるが、一部科学者の間では非合法な人体実験も平然と行うとして知られ、孫のテレスティーナを「体晶」の最初の被験者にした。 「置き去り」の子供達を使った「暴走能力の法則解析用誘爆実験」(表向きは「AIM拡散力場制御実験」)を主催し、被験者の子供達を昏睡状態にし、「幻想御手」事件や「乱雑開放」事件のきっかけを作った張本人。 また「」の提唱者でもある。 実験中に予想外の事態を見ると周りが見えなくなるという癖のために何度も事故に遭っており、その体はサイボーグ化され「代替技術の見本市」状態である。 また、「幻想御手」で「多才能力」を実現しており、目ぼしい能力者を拉致監禁する事で、後述の「心理掌握」のほかに「風力使い」や「透視能力」も所持している。 乱雑解放編では、レベル6の創造を目論み(ファーストサンプル)を用いた方法を提唱し、「暴走能力の法則解析用誘爆実験」の目的も「能力体結晶の投与実験」となっていた。 現在の消息は不明とされていたが、大覇星祭の裏で暗躍し、密かに「妹達」を奪取してミサカネットワークを掌握し、美琴を絶対能力者へ導くために行動する。 「幻想御手」を使って「外装代脳」に干渉することで「心理掌握」の能力を手に入れ、10032号を介してミサカネットワーク内にウイルスを流し込み、生じた莫大なエネルギーを美琴へ注入する事で絶対能力者への進化を開始させる。 その企てに気づいた食蜂と対峙し、計画を進めるために「外装代脳」のリミッター解除コードを奪おうと試み、「多才能力」で彼女を追い詰めたが、自分に能力を使用し解除コードと自壊コードに対する認識を入れ替えた食蜂の奇策によって自ら自壊コードを入力する事になり、崩壊する「外装代脳」へのダメージが自身に跳ね返って倒れた。 カイツ=ノックレーベン 声 - 警備強化専門の「 知的傭兵(アドバイザー)」と自称する金髪の男性。 情報戦を得意とし、慎重かつ周到な性格。 「絶対能力進化計画」では警備の責任者を務めており、美琴の研究施設襲撃に対しては「アイテム」による施設防衛、さらに外部施設への研究引き継ぎを行って計画の続行を図る。 計画中止後は天井に全ての責任を押しつけており、その後は食蜂に雇われて彼女に協力している。 「大覇星祭編」では木原幻生の行方とその目的を掴むために行動し、ダミーサイトを突破して食蜂の存在にたどり着いた初春を逆探知して正体を突き止め、ナノデバイスによって昏倒した御坂妹の保護も行なっていた。 「天賦夢路編」ではインディアンポーカーの製作者探しを依頼されており、調査の中で施設で暮らしているとされた操歯の正体が実験で発生したドッペルゲンガーであることを突き止める。 黄泉川 愛穂(よみかわ あいほ) 声 - 学園都市内警察組織「警備員(アンチスキル)」第73活動支部所属の女性隊員。 詳細は「」を参照 警策 看取(こうざく みとり) 声 - 暗部組織「メンバー」の仲介人を務める、15歳の少女。 大能力者(レベル4)。 「大覇星祭編」から登場。 陽気な性格だが酷薄。 一部の単語をカタカナにする喋り方が特徴。 学籍上は霧ヶ丘付属中学校所属。 大覇星祭の14ヶ月前に未遂を起こしてに収容され、その1年後に少年院内で病死したことになっている。 実は、かつて「才人工房」に所属するドリーの友人だった「みーちゃん」である。 ドリーとの仲を深めていく中で彼女の肉体が限界であることを知り、研究者にクローンの人権を訴えるものの暴行を受け監禁される。 食蜂が組織を乗っ取ったことで解放されたが、クローンだけでなく自分たちも実験材料としか見ていない学園都市上層部への憎悪を抱き、上述のテロを企てた。 収監中に接触してきた木原幻生の手引きで秘密裏に出獄し、学園都市を破壊するため、彼の依頼で美琴の絶対能力者進化計画に協力する。 仲介役になりすまして「メンバー」を操り「妹達」を捜索させていたが、博士に偽物だと突き止められて手を引く。 幻生が計画通り美琴を進化させ始めた後は、「幻想御手」を利用し「心理掌握」を共有する事で暴走する美琴の思考を誘導しつつ、黒子の追跡から逃れて大会中継用のカメラをハッキングして人形を遠隔操作していたが、初春がそのカメラに合成映像を流している間に黒子に自分の居場所を突き止められ、近接戦の末に敗北する。 事件後、黒子に手錠をかけられ放置されていたところを食蜂に拾われ、彼女に連れられドリーの記憶を持つ「妹」と再会を果たす。 その後はカイツと共に食蜂の個人的な協力者になっており、人形を介して連絡の仲介やドリーのお守りを行っている。 獄門開錠編の脱獄トライアルにはドリーと一緒に参加した。 能力はレベル4の「 液化人影(リキッドシャドウ)」で、20以上の液体を自在に操り、さらに液体で人形を生成し遠隔操作することができる。 遠隔操作は数百キロ離れていても有効だが、生成した「液化人影」は聴覚・触覚以外の五感を持たないほか、本体と同じ容積、同じ体型でなければ精密操作に支障をきたすという弱点がある(別サイズでも精度は下がるが操作可能)。 人形と視界を共有することはできないため、通常はを利用して周囲の様子を知覚しているが、人形にカメラを外付けするなどして擬似的に視覚を獲得することは可能。 四肢の末端部を鞭のようにしならせる事で金属やコンクリートを切断できるほどの威力を発揮し、女子中学生1人程度なら引きずって牽引可能なパワーも有している。 また、人型になるだけで完全に人の姿に擬態させることはできないため、身代わりに使う場合は衣裳やカツラを装着させることでカバーしている。 また、能力の使用感覚に似ているの操縦なども得意とする。 ドリー 声 - 幼少期の食蜂が「才人工房」の研究施設で出会った少女で、「妹達」のプロトタイプ。 詳細は「」、「」、「」、および「」を参照 ストーリー毎の登場人物 テレビアニメ版のみの登場人物はを参照。 なお一部の人物はテレビアニメ版「乱雑解放」編、「革命未明」編にも登場する。 幻想御手編 木山 春生(きやま はるみ) 声 - の研究者。 専攻はAIM拡散力場。 8月9日生まれ。 愛車は・(車体色、化)。 ウェーブのかかった栗色のロングヘアの女性で、目の下には濃いがある。 性格も見た目通り暗いが、容姿は良くプロポーションも良いため、「残念美人」と称される。 一般常識に囚われない性格で、「暑い」「ストッキングが濡れた」などの理由で人前でも平気で服を脱ぎ出す癖がある(テレビアニメ版では、都市伝説の1つ「脱ぎ女」にされている)。 「 幻想御手(レベルアッパー)」事件の首謀者。 かつては木原幻生の下でAIM拡散力場の研究に従事しており、その過程において被験者として集められた「置き去り(チャイルドエラー)」達の担任教師として彼らと過ごしていた。 しかし、その子供達は「暴走能力の法則解析用誘爆実験(能力体結晶投与実験)」の犠牲となり、昏睡状態に陥る。 以後は子供達を目覚めさせることを第一に研究し、そのために必要な「樹形図の設計者」の使用申請を23回も行うが、全て却下される。 そこで、代替の演算装置として「幻想御手」を開発、その音声ファイルをネットを通じて学園都市中へばらまいていた(別途、アンインストールする為の治療プログラムも開発)。 美琴達に犯人と突き止められた後、「警備員」に包囲されるも自身の得た能力を使って圧倒し、逆に彼らを全滅させる。 追ってきた美琴とも戦い、手加減していたとはいえ超能力者の彼女を一時は追い詰めるも、油断を突かれて敗北。 その直後に「 幻想猛獣(AIMバースト)」が発現したため、それを止めるべく美琴達に協力した。 事件後は「警備員」に連行されるが、その際に美琴には「」の存在を仄めかす発言を行っている。 能力開発を受けていないが、「幻想御手」の副産物で「 多才能力(マルチスキル)」の能力を手に入れる。 「幻想御手」によって形成された脳波ネットワークを用いることで、「幻想御手」に取り込まれた能力者の能力を自由に引き出し発現させる。 一度に複数の能力を併用するということも可能で非常に強力な能力であったが、事件後は脳波ネットワークが解除されたため、使用不能となる。 テレビアニメ版では「幻想御手」事件以前のオリジナルストーリーで初登場し、「幻想御手」事件で連行された後の顛末がオリジナルストーリーの「乱雑開放」編として描かれている。 しかし、テレスティーナが本性を現した後は教え子達を守るべく奮闘し、美琴達と協力して彼女を倒す。 その後、テレスティーナが持っていた「ファーストサンプル」を元にワクチンソフトを完成させ、教え子達を目覚めさせる。 介旅 初矢(かいたび はつや) 声 - 「幻想御手」使用者の一人。 「連続虚空爆破(グラビトン)」事件の犯人。 異能力者(レベル2)。 イジメや不良に絡まれる生活を送っており、自分が被害に遭うのは対応が遅い「風紀委員」が原因だと逆恨みするようになる。 そのため、「幻想御手」で強化された能力を使った爆破事件を起こし、「風紀委員」を狙っていく。 初春を狙った際にその場に居合わせた美琴(と上条)の活躍で捕まり、「警備員」に連行された。 能力はレベル2の「 量子変速(シンクロトロン)」。 を基点にを加速させ、周囲に放出することで、アルミを爆弾に変えていた。 「幻想御手」によって、最終的にはレベル4相当にまで成長している。 鉄装 綴里(てっそう つづり) 声 - 第7学区の学校教師で、「警備員」第73活動支部所属女性隊員。 眼鏡を掛けており、巨乳。 教師として生徒を守る気概と使命感はあるが、経験不足と真面目で控えめな性格ゆえに「警備員」としては気弱なところがあり、修羅場に弱い。 登場する度、顔のどこかに絆創膏を張っている。 原作では単独行動が多いのに対し、テレビアニメ版では「警備員」の同僚であると組んでの行動が多い(を入れた3人で飲み仲間同士でもある)。 また、巨乳が「警備員」の制服を着込んだ上からでも見て取れるほどに強調されている他、第1話から登場したり第17話では主役を張るなど、出番にも恵まれるようになった。 のマニアであることや、使用キャラから「大宮ジェイミー」の異名を持っていたことなども明かされている。 枝先 絆理(えださき ばんり) 声 - 木山が教鞭を執っていた頃の生徒。 「置き去り(チャイルドエラー)」と呼ばれる孤児の一人。 前髪をで上げた少女。 とても明るい性格で木山を信頼し、木山の心に温かな変化をもたらす。 しかし、「暴走能力の法則解析用誘爆実験(能力体結晶投与実験)」の被験者にされ、実験の失敗によって眠り続けることになる。 「乱雑開放」事件の主要人物でもあり、ポルターガイストの原因の一人。 春上とは同じにいたときからの親友で、昏睡状態に陥った後は彼女のテレパスへ声を送っていた。 最終話で、木山が完成させたワクチンソフトによって目覚める。 春上が肌身離さず付けているロケットペンダントに枝先の写真が入っている。 木山の記憶で枝先を知った美琴と初春がこのペンダントの写真を見た事が、「乱雑開放」事件解明の糸口になる。 第2期では、早く学校に通うために病院でリハビリ生活を送っており、美琴たちから柵川中学の制服をプレゼントされた。 第1期のDVD第8巻のジャケットでは、これと同じ制服を着ている。 その後、夏休みの内に退院し、春上と一緒の部屋に住むことになった。 丘原 燎多(おかはら りょうた) 声 - 能力者で不良の少年。 17歳。 「 発火能力(パイロキネシス)」の能力を持つが、能力開発に行き詰まり非行に走る。 仲間と共に銀行強盗を行うが、黒子や居合わせた美琴に敗北。 その後は仲間共々拘束される際、「努力して見返せるように」と黒子に諭される。 アニメ版において、黒子は彼の能力をレベル3と評したが、「幻想御手(レベルアッパー)」を使用していたことが後に判明。 本来の能力レベルは不明。 テレビアニメ版では、犯罪に手を染めた理由も「能力の上昇で調子に乗ったため」となっている。 そのため、黒子の台詞も「反省して出直すように」と変わっている。 鋼盾 掬彦 声 - レベル0のやや小太り気味の少年。 「幻想御手」の取引のためにスキルアウトと接触していたが、値段を釣り上げられて暴力を振るわれる。 しかし、佐天と黒子の介入で難を逃れる。 テレビアニメ版では後に自力で「幻想御手」を入手し使用したが、間もなく意識不明となっている。 「幻想御手」事件後の特別講習にも登場。 黄泉川の指導する持久走トレーニングで最後まで走り続け、再起を誓っている。 トリック 声 - スキルアウトのメンバー。 本名不明。 白髪でチンピラのような風貌をしており、歯が所々抜けている。 「幻想御手」使用者の一人で、「幻想御手」を他者に高額で売りつけていた。 それを知って取り締まりに来た黒子に対し「幻想御手」によって強化された能力で挑むが、窮地に陥った彼女の本気を前に返り討ちとなる。 能力は「 偏光能力(トリックアート)」。 周囲の光の屈折を変化させて自分の位置を錯覚させる能力で、殺さずに広範囲への攻撃方法を持たない黒子を苦しめた。 冥土帰し(ヘヴンキャンセラー) 声 - 第7学区にある病院に勤めるカエル顔の医師。 テレビアニメ版でのクレジット表記は「カエル医者」。 詳細は「」を参照 釧路 帷子(くしろ かたびら) 「幻想御手」使用者の一人。 レベル4の「 量子変速(シンクロトロン)」を持つ能力者であるが、「幻想御手」の副作用で昏睡状態に陥っている。 テレビアニメ版の「幻想御手」事件後の特別講習にも、モブとして登場している。 柳迫 碧美(やなぎさこ あおみ) 声 - 固法のルームメイトで、同じく「風紀委員」の一員。 だがプライベートを優先して、積極的には活動していない。 『とある二人の新人研修』で登場。 絶対等速(イコールスピード) 声 - 『とある二人の新人研修』で登場した郵便局強盗犯の一人。 本名不明。 能力は「 絶対等速(イコールスピード)」。 投げた物体を、それが壊れるか能力を解除するまで、前に何があっても同じ速度で進み続けさせる能力。 複数の物体を対象に発動させることも可能。 妹達編 布束 砥信(ぬのたば しのぶ) 声 - 長点上機学園3年生。 「絶対能力進化計画」の研究員。 17歳。 ギョロ目が特徴的で不気味な印象の女性。 調の服を好むようで、回想シーンや扉絵などで度々着ている。 言葉の端々に英語が混ざる特徴的な話し方をする。 タメ口を使う美琴に躊躇なくカバンで殴ったり、キックをかますなど長幼の序に厳しい。 幼少時から生物学的精神医学の分野で頭角を現し、薬学研究センターに在籍した後に学園へ復学した。 「」に携わり、「」の監修をしている。 実験の過程で「妹達」へ情が移り、「絶対能力進化計画」を阻止すべく、一方通行と妹達の戦闘が行われる区域の付近にマネーカードをばら撒き、そこに人目を向けることで実験の妨害を試みていた。 その最中にオリジナルである美琴に出会い、彼女が「妹達」と実験の存在に気づくきっかけを作る。 美琴の実験施設襲撃の最中、別の施設に侵入して待機中だったミサカ19090号に自分が収集した感情データをインストール、それをミサカネットワークに広げ「妹達」に人並みの感情を獲得させようとした が、データの伝播は「打ち止め」を介さないコマンドだったために失敗し、侵入を予測し待機していた絹旗に捕縛される。 所持能力は不明。 スキルアウトに絡まれた際は「寿命中断(クリティカル)」という能力を持っていると騙り、話術と演出を巧みに使って撃退する。 テレビアニメ版ではキャラクターデザインが変更され、ギョロ目ではなくジト目になっている。 オリジナルエピソード「革命未明」編では捕縛後「スタディ」に身柄を売られ 、自分の研究を基に生み出されたジャーニーとフェブリの調整をさせられており、「妹達」の時と同様の罪悪感と責任感から、表向き「スタディ」に従いつつ2人を連れての脱走を企てていた。 全てが終わった後は美琴の尽力によって自由の身となり 、ジャーニーとフェブリの延命研究のため2人と共に国外の研究施設へと旅立つ。 天井 亜雄(あまい あお) 声 - 「絶対能力進化計画」に携わる研究者。 詳細は「」を参照 大覇星祭編 山根(やまね) 大覇星祭運営委員会の一人。 小太りの青年。 上層部の決定で超能力者第6位との接触を図ろうとするも、全く手掛かりをつかめなかった。 網目(あみめ) 声 - 羽場跳高校の男子生徒。 手に触れたものの摩擦係数を一定時間操作する能力者。 大覇星祭で等々力と二人三脚に出場した。 路面の摩擦係数を操作することで二之腕生徒を脱落させ、最後の直線で一気に勝負を決めようとしたが、等々力の能力が着衣に引火して制御不能になりコースアウトしてしまい、美琴・婚后ペアによって救助される。 等々力(とどろき) 声 - 羽場跳高校の男子生徒。 空気中の水分を掌に集めて分解・燃焼する能力者。 大覇星祭で網目と二人三脚に出場した。 自分の能力をブースターにラストスパートをかけようとしたが、藍鈴生徒によって服に付着させられていた包帯の残骸に引火させてしまい、パニックになってコースアウト、美琴・婚后ペアに救助された。 藍鈴生徒 声 - 、 藍鈴女子高校の生徒。 接触している物を自在に操れる「 念動使い(テレキネシスト)」と、触れた物を原材料に分解する能力者のコンビ。 二人三脚に参加し、開始の合図と同時に体に巻いておいた包帯に分解したアスファルトを付着させて相手を縛り、動きを封じることで単独スタートダッシュに成功するが、二之腕生徒がけしかけたハムスターに下着の紐を噛み切られて走行不能に陥る。 二之腕生徒 声 - 、荻野葉月 二之腕附属中学の生徒。 「限定」の「 精神感応能力者(テレパス)」を含むコンビ。 二人三脚で進路に待機させたにバンドを噛み切らせてリタイアさせる戦略を試み、藍鈴生徒を脱落させるが、網目の能力により路面を滑走してしまいコースアウトする。 重石(おもし) 声 - 常盤台中学と「バルーンハンター」の競技で対戦した男子高校生。 無能力者(レベル0)。 切斑の念動力に圧倒されるも、レベル2の「念動使い(テレキネシスト)」とのコンビプレーによって、自らを犠牲に切斑を破る。 野村(のむら) 常盤台中学と「バルーンハンター」の競技で対戦した高校生。 レベル3の能力者。 美琴に間違えられて競技に参加していた御坂妹によって仲間もろとも全滅させられる。 真桑(まくわ) 声 - 幼少期の食蜂操析の研究に携わっていた、「才人工房」の若い研究者。 リンゴが苦手だが、食蜂の能力でメロンと勘違いをして普通に食べさせられた。 その後も精神操作は継続しており、「才人工房」掌握のために利用される。 海原 光貴(うなばら みつき) 学園都市の高校生。 常盤台中学理事長の孫。 実はの魔術結社「」所属の魔術師・エツァリ。 詳細は「」を参照 天賦夢路編 美山 写影(みやま しゃえい) 声 - 松海小学校4年生。 10歳の少年。 予知能力者。 自身の能力で人助けをしたいと願っていたが、通常の手段では回避できない予知が原因でいじめられ転校した過去を持つ。 自分が可愛がっていた野良犬のペロが火災に巻き込まれることを予知してしまい、その未来を変えることができる人材を探すため予知結果を宝探しアプリの形で配信しており、その過程で黒子と初春に出会う。 能力を酷使したことでの劣化が起こっており、これ以上の能力使用は命に関わる状態となっていた。 入院中に大規模火災が発生してしまったが、黒子の尽力で未来を変えることができた。 能力は「 予知能力」。 で念写した写真を研究施設の機器を通すことで、自分の周囲を中心に近い未来に起こる惨劇の瞬間のみを映した不鮮明な画像を得ることができる。 さらに、意識を集中させて写した写真を、念写能力者向けの解析ツールとして造られたアプリを通すことで時間と場所の情報をも念写できるが、この「第二段階」に関しては能力の悪用を防ぐため「書庫」にも載せていない。 この予知結果はほぼ確定されたもので、3次元的な干渉で未来を変えることは不可能だが、空間移動能力者の11次元演算による干渉ならばその結果を変えることが可能。 また、「幻想御手」の事件を予知することはできなかったことから、直接命に関わらない事件を予知することはできないとされる。 大河内 巡観(おおこうち - ) 写影の元同級生。 女子小学生。 不幸な予知しかできないと写影をいじめていた。 自分が事故に巻き込まれる予知を聞くが、尽力の甲斐なく未来を覆すことができず重傷を負ってしまう。 その際写影に辛辣な言葉を浴びせてしまうが、彼が転校してしまったことを知り後悔していた。 その後、ペロを引き取ってほしいと頼まれ、承諾するとともに手紙で謝罪する。 ペロ 写影が可愛がっている野良犬。 火災に巻き込まれる予知結果が出たことが、写影が黒子たちを頼ることにつながった。 写影を公園で待っていたところ、「インディアンポーカー」で得た情報を利用して作った肥料が原因で窒素化合物系の火薬庫と化した桜並木による大規模火災に巻き込まれてしまったが、黒子に救出され軽傷で済んだ。 その後は、大河内が住んでいる寮に引き取られることになった。 結標 淡希(むすじめ あわき) 「窓のないビル」への「案内人」を務める空間移動能力者の少女。 詳細は「」を参照 弓箭 猟虎(ゆみや らっこ) 声 - 「学舎の園」内のお嬢様学校「私立枝垂桜学園」の学生で、の初代。 の前任者。 無能力者(レベル0)。 入鹿の姉。 「内部進化」の出身者だが、妹と違って能力は向上しなかった。 悠里を使った実験中の事故の際、医師だけでなく入鹿からも蔑ろにされたショックから、ぼっちであることを極端に忌避するようになり、能力開発に見切りを付け別の技術を磨いてぼっちからの脱却を図ろうと決意した。 狩猟民の追跡技術を習得しており、獲物が残した痕跡から情報を読み取り気配を完全に消すことができる。 その精度は滝壺の「能力追跡」をも上回り、逃亡中のターゲットが仕掛けたトラップなども容易に見破れる。 武器は袖口からの圧力で射出される弾丸で、衣服の中に仕込まれた狙撃銃は腕の曲げ伸ばしで自在に組み立て・分解できる。 実力を誇示し獲物が悶え苦しむさまに悦びを見出すタイプの狩猟者で、ターゲットを仕留める前に急所を外して徹底的に痛めつけ、命乞いを始めたところで殺すことを楽しんでいる。 学校では比較的好かれているものの、真面目な性格ゆえに任務を優先してしまうために学友とは疎遠であり、自身を孤独だと認識している。 そのせいでに対しては強い嫉妬心を抱いている。 また、何かと言動がうっとうしいため、「心理定規」の少女からは全力で心理的な距離を開けられており、教育係だった誉望からも普段は無視されている。 「スクール」下部構成員が誘拐した佐天を救出したフレンダの始末を依頼される。 学友と外出する機会を潰された恨みもあって彼女を執拗に追い詰めるも、佐天が囮となったことでうっかりぼろを出してしまう。 フレンダとの一騎打ちでは爆弾の一斉爆発でになり、空気を求めて外を目指すが口に小型爆弾を詰められた状態でビルから突き落とされ、さらに上空から人形爆弾の追撃を受けて敗北。 仲間の誉望に助けられて一命をとりとめたが顔面を大きく損傷し、フレンダへの執着心が狂気的なまでに増幅されてしまいスナイパーとしては再起不能となる。 その後の消息は不明。 操歯 涼子(くりば りょうこ) 声 - 第20学区にある新色見中学に通う14歳の少女。 「インディアンポーカー」の開発者。 幼い頃に事故に逢い、母の肺を移植されたことで生き延びたものの、元々病弱だったせいで術後さらに体調を崩した母を恢復させるため、学園都市で治療の研究を行っていた。 薬品反応で収縮する人工筋肉や、肉体との接合面のを抑える抑制素材などの開発を手掛けていた。 「才人工房」にも出入りしていたことがあり、限界に近づく母の命を救うためサイボーグ技術の被験者として自ら志願し、体を機械で補い1年の間「2人になって」暮らしていたことがある。 実験後は体を元通りにつなぎ合わせ、施設を出て元の暮らしに戻っている 表向きは施設内で生活していることになっている が、生成された新たな魂が機械の肉体から解き放たれたときの危険性を憂慮している。 自分だけではドッペルゲンガーへの対抗策を思いつかなかったことから、インディアンポーカーを広めて誰かが解決してくれることを期待していた。 ドッペルゲンガーが脱走した際には暴走を食い止めるために自身の魂を犠牲にした交渉を行い、その条件として航空機の上から飛び降りたが「屍食部隊」の尽力で救助された。 美琴と合流した時に所長からドッペルゲンガーを復元するように要求されるが、その遺志を尊重するために拒絶。 その際、所長の拳銃で誤射されて左腹部を損傷し、残っていたサイボーグを移植することで一命を取り留めるが、ドッペルゲンガーと共生することになり、夢の中で研究にダメ出しされたり一晩中自分の黒歴史を語られたりしている。 ドッペルゲンガー 操歯の実験で使用されたサイボーグの義体に宿った「新たな魂」とされるものの通称。 体格は操歯と同等だが、全身が機械なので総重量は100kgを超える。 体は頑丈に作られており、美琴のフォローがあったとはいえ高層ビルから飛び降りても問題なく活動できるほか、生命に危害を加えるような行動を抑制するための自己保存機構が搭載されているため自分で自分を破壊することはできない。 実験終了後は自分自身を操歯涼子本人だと思い込んでおり、それに伴って周囲の認識にも齟齬が生じていた(清掃ロボットがメイドに、工具箱が救急箱に見えるなど)。 貴重な研究資料として施設で軟禁生活を送っていたが、自身の記憶に付随する思い出が欠如していることに違和感を覚え、自分が機械であることを認識してしまい施設を破壊して脱走する。 能力行使に必要な人工筋肉の量産を行なったのち強奪した人工皮膚を身につけて、サイボーグ手術の後遺症緩和に使われる薬品の流れを追って本体の居場所を見つけ出し襲撃するが、自身の確保を命じられた「屍食部隊」の攻撃を受ける。 しかし、周囲の物質を操ることで反撃し、さらに機体の損傷後は操った物質を吸収しながら進撃を開始、駆けつけた美琴と交戦する。 戦いの中で美琴に砂鉄をばらまかせることで、ステルス状態で上空を飛ぶ研究設備を捕捉することに成功する。 実は新たな魂が宿ったわけでは無く、単にが人間らしく振舞っていただけだった。 しかし、人間の脳と同化し発想力と想像性を1年に渡って学習し続けていただけあって、人間としての振る舞いにも違和感はない。 さらに、人工知能なので演算力やシミュレーション力に関しては人間の域を超越している。 感情を学習したことで自分自身に魂がないことに苦痛を感じており、自分の存在を抹消することが真の目的で、操歯の殺害は自分やバックアップを復元できる存在であったため、美琴と戦ったのも飛行船と自分自身を破壊してもらうためだった。 自身の望みを聞いた美琴の攻撃を受け本体は上半身の左側を残して破壊され、銃撃で負傷した操歯に残ったパーツを移植するよう指示して機能停止する。 しかし意識だけはパーツを移植された操歯と共生することとなり、彼女の夢の中に現れて言葉を交わしている。 「自己増殖し、物質の内部にマイクロレベルで食い込み操る、との特性を合せ持つ」によって自分の周囲に存在するあらゆる物質を操作することができる。 その強度は大能力者並み で、物質吸収により巨大化することも可能。 さらに細かな瓦礫を組み合わせることで作った人型の偽物を無数に操り数で相手を圧倒することもできる。 所長 操歯が所属していた研究機関の所長。 元々は医療難民を救うために安価なサイボーグの開発を模索していた人物だったが、ドッペルゲンガーに魂が宿ったと考えたことでその研究に執着するようになり歯止めが効かなくなった。 ドッペルゲンガー破壊時には操歯にその修復を命じるが拒絶されてしまい、彼女を誤射して動揺し逃走を図る。 魂の実験を継続するため「置き去り」を利用しようかと考えていたが、後始末に現れた食蜂の「心理掌握」で初心に帰るまで記憶を改ざんされた。 獄門開錠編 春暖 嬉美( - きみ) 3年前から第二少年院の042号室に収監されていた女囚。 「mariophanie」というアーティストのファンだった。 少年院からの脱獄のため、青星、釣鐘、雷斧の3名の協力者の力を借り、「脱獄トライアル」で囚人役と入れ替わり本当に脱獄を成功させる。 右腕に大覇星祭の時に「」の「中」から出現した竜の1体を宿しているが、そこに至った経緯は現在不明。 竜の体に生える羽を人間に刺すことで「魅了(チャーム)」して、対象を意のままに操ることができる。 この竜は額の十字を輝かせる事で、美琴の雷巨人を一撃での塊に置換しており、加えて物理的な破壊力も持っている。 青星(あおほし) 第二少年院の警備主任を務める女性。 院長の横暴に苦労しながらも従っていたかに見えたが、実は嬉美の一派の一員。 警備主任としての立場を利用して飯塚と嬉美を入れ替えておき、優秀なハッカーを探すために警備を電子セキュリティのみに設定。 嬉美の脱獄を成功させた後、自身の裏切りに気付いた橋国を昏倒させると一味に合流する。 当初は嬉美の「竜」や釣鐘の「忍者」などは全く信じておらず、「」ではないかと疑っており、脱獄も失敗する可能性の方が高いと考えていた。 釣鐘 茶寮(つりがね さりょう) 出身の。 幼少期、山の中を1人彷徨いに襲われたとき、近江に救われたことがある。 身寄りがなかったことから5歳の頃に「置き去り」として学園都市に潜入し、以来10年間任務を果たしていた。 だが、その間に受けた「」の影響で思想が歪み、人間は生まれ方を選べないぶん死に方には拘りたいと願うようになり、甲賀を裏切り抜け忍の粛清によってゴミクズのように千切り殺されることを目的として、嬉美たちに協力していた。 目ぼしいハッカーが見つからなかった場合の保険として、上司の近江たちを学園都市内部に引き入れ、脱獄トライアルに参加するよう仕向ける。 忍術が不得手なふりをしていたが、実は優れた体技の使い手であり、イベント終了後に近江を急襲するも、取り逃す。 初春の誘拐後は囮として黒子を引き付け、森の中で戦うことになり、相手の演算を利用したフェイントと天性の格闘センスによって思わぬ苦戦を強いられながらも、短刀で右手に傷を負わせる。 だが、黒子が血管内に止血ジェルを空間移動させて全身の麻痺を防いだことで反撃を食らい、事前に仕掛けられていたカメラのフラッシュで視覚を封じられ、奪われた短刀で切りつけられて痺れ薬が回り、昏倒した。 「近江に殺される」という願いも、戦いを監視していた彼女が処断を学園都市の法に委ねると決めたため、叶うことはなかった。 能力は「 AIM観測」。 常人では感知し得ないを観ることができ、さらに長年の観察と戦闘経験から、演算時のAIMの変化で能力がどう発現するか予測できる。 例えば空間移動能力者の場合なら、AIMの揺らぎと振幅で移動先の座標を読むことが可能。 忍者だけあって、素の運動神経が筋力強化の能力者並みに高く、垂直に近い幹を駆け上がり、木から木へと飛び移る。 また、短刀や棒手裏剣などの武器には、致死性はないが掠っただけで数秒で動けなくなる痺れ薬を塗っている。 雷斧(らいふ) 嬉美の仲間の1人。 いつの頃からか、なぜ欲望や衝動などの本能に反する活動を行う「みんなを守るヒーロー」が存在するのかと純粋な疑問を抱いており、ヒーローたちの本性を引き出すために彼らが敵対する側に回ってきた。 力なき正義は無力であり、痛めつけただけで信念が折れるような人も、自分に敗れるような人も偽物でヒーロー失格だと思っている。 「脱獄トライアル」では一般参加者に紛れてハッカー以外の強者の剪定を担当する。 「はわはわ」が口癖の鈍臭い少女を演じていたが、イベント中に自らの悪意に能力で勘付いた山城を終了後に昏倒させてから一派に合流する。 初春の誘拐後は囮となり、第11学区外周の境界壁付近で美琴を待ち受け、人質にした見ず知らずの不良を見捨てなかった彼女を「ヒーロー」と見定めて戦いを挑む。 火災を発生させる事で呼び寄せた「」が放った弾を逸らすことで美琴を攻撃し、彼女の「超電磁砲」を打ち返して負傷させる。 しかし、違和感を覚えた美琴が威力を絞っていたため致命傷には至らず、とどめを刺すため接近戦を挑んだが、塵から作ったデコイに欺かれ、電撃が直撃して手足の感覚と演算能力を喪失し、頭部への蹴りと胸部への感電で意識を絶たれた。 能力は「 操作」。 一見すると念動能力者に近く、物体の動きを自在に操り、真芯を捉えた直撃軌道以外の攻撃であれば、弾道を逸らして相手に打ち返すこともでき、美琴の超電磁砲すら無効化が可能。 また、電撃を逸らす、で光を曲げて座標をずらし狙いを逸らすなど応用もきく。 実力は非常に高く、学園都市最新鋭の「六枚羽」を単独で墜とすことができる。 ぶかぶかした袖に隠した両手には長く鋭い爪を装備しており、近接戦闘も巧み。 橋国 亮太(きょうごく - ) 第二少年院の院長。 次期CEOの座を狙う野心家。 自分の顔がついた教育用ロボットを院内に配備するなど、センスが独特。 独断で勝手な行動をとって失敗すると、部下に臨機応変さを求めるなど組織の上に立つ人物としては人格に難がある。 自社のセキュリティ技術に絶対の信頼を寄せており、製品評価と株価を上げることを目的に、脆弱性を洗い出すという名目で「脱獄トライアル」を開催し、クリアされないと踏んで出すつもりもない10億円の賞金で大量の参加者を募る。 だが、純粋なサイバー攻撃を重視せず電子セキュリティのみで防備していたために、驚異的なハッキングスキルを持つ初春にイベントをクリアされてしまう。 その後、偶然囚人役の入れ替わりに気付いてしまったため、嬉美に魅了された看守に抑えられて内通者だった青星に薬を嗅がされ昏倒する。 飯塚(いいづか) 第二少年院の女性看守。 「脱獄トライアル」では囚人役を務める予定だったが、青星により嬉美と入れ替えられ、物置のロッカーに監禁されていた。 橋国が偶然発見し、そのまま医療班の元へ送られる。 山城 昭府(やましろ しょうぶ) 学園都市の被り物ヒーローたちの一員。 勝勝戦隊のポン吉くんというキャラクターの被り物と、男子学生服を着た少年。 暴徒鎮圧用のゴム弾を木刀1本で弾き返す腕前。 「脱獄トライアル」に参加し、屋内まで辿り着くも電撃を浴びてリタイア。 行動を共にしていた雷斧の悪意を能力で感知したためイベント後に呼び止めるが、反撃を受けて倒れる。 能力は「 雑意感知(ストレスダウジング)」。 対象の悪意や敵意を感知する力。 周囲に人が多いと精度が落ちて確信が持てなくなるのが弱点。 近江 手裏(おうみ しゅり) のくノ一。 詳細は「」を参照 アニメ版の登場人物 アニメオリジナルキャラクター、およびアニメ版のみに登場する『禁書目録』からのゲストキャラを扱う。 武装無能力者集団編 黒妻 綿流(くろづま わたる) 声 - スキルアウトの1つ「ビッグスパイダー」の創設者・初代リーダー。 赤茶色の癖がかかった長髪に、黒い革ジャンを羽織り、背中に大きな蜘蛛と蜘蛛の巣をあしらった刺青を彫っている。 2年前、仲間の蛇谷を助けるために罠へ飛び込んで死亡したと思われていたが、実は生存しており、半年前に施設を出所していた。 自分がいない間に変わってしまったビッグスパイダーを潰すため、自分一人で乗り込もうとする。 蛇谷を倒した後はの前に自首し、彼女によって拘束される。 無能力者だが、多人数に囲まれても全員を殴り伏せるほど、喧嘩の腕は立つ。 また、他人に女性の胸についての話をしてもいやらしさを感じさせない好人物で、彼がトップである間はビッグスパイダーも不良なりの一線をわきまえていた。 牛乳(特に「ムサシノ牛乳」というブランド)が好物で、よく飲んでいる。 愛車のバイクは再拘束中は固法に預けており、「乱雑開放編」終盤では彼女の運転で活躍することになる。 蛇谷 次雄(へびたに つぐお) 声 - スキルアウトの1つ「ビッグスパイダー」の現リーダー。 表向きは黒妻を名乗っており、背中に小さな蜘蛛の刺青を彫るなど、彼の雷名で組織を束ねている。 悪党かつ残忍な性格で、「仲間でも平気で裏切り、組織を抜けようと言おうものなら背中から撃ちかねない」と評され、裏ルートから銃器やキャパシティダウンの試作品を手に入れ、能力者狩りを行っている。 かつては、黒妻や固法達と仲の良い仲間であったが、彼の死亡(行方不明)によってビッグスパイダーが消えてしまうことに怯え、ビッグスパイダーを維持するために黒妻の雷名と武力を使い、組織を強引に纏め上げていた。 結果的にはそれがビッグスパイダーの本質を変化させ、単なる能力者狩りの無法集団となる原因になってしまったが、蛇谷は蛇谷なりに自分の居場所や黒妻達との思い出を守ろうとしていた模様。 キャパシティダウンを用いて美琴と黒子を一度は圧倒したものの、黒妻と固法を交えての再戦時には、超電磁砲でそれを積んでいた自動車ごと真っ先に破壊される。 仲間達は黒子の空間移動と個法の透視能力で武器を使用不能にされ、黒妻の鉄拳で沈黙。 最後は、予め腹部に複数巻き付けていたダイナマイトで黒妻や美琴達を巻き込んでの自爆をちらつかせて脅すが、黒妻の制裁の拳を食らって倒された後、スキルアウト一斉摘発で突入してきた「警備員」達に拘束された。 タメゾウ 声 - スキルアウトの1つ「ビッグスパイダー」のメンバー。 蛇谷の下でキャパシティダウンを用いて能力者狩りを行ない、キャパシティダウンの効果で身動きが取れなくなった婚后を襲おうとするが、通りかかった黒妻に倒されて気絶し、「風紀委員」に拘束される。 乱雑開放編 春上 衿衣(はるうえ えりい) 声 - 第19学区の中学から柵川中学1年D組へ転入してきた、初春の新しいルームメイトかつ級友。 異能力者(レベル2)。 小柄な可愛らしい少女で、髪はストレートのボブカット。 非常におとなしい性格で口数も少なく、語尾に「 - なの」と付けて話す。 「置き去り」の一人であり、施設で育ったため、施設以外の事には疎い。 美琴たちと一緒に行ったゲームセンターで初めて見たモグラ叩きを「かわいそう」と言って叩けないなど、とても優しい心を持つ少女。 小柄ながら食欲は旺盛でよく食べる。 かつてはと同じ児童養護施設におり、親友同士だった。 現在でも、枝先の写真が入ったロケットペンダントを肌身離さず身に付けており、この写真を美琴と初春が見た事が、「乱雑開放」事件解明の糸口となる。 「乱雑開放」事件以前の第17話に登場しており、落としたロケットペンダントを探すのを綴里に手伝ってもらっている。 当初は黒子たちが「乱雑開放」事件の原因だと勝手に決めつけ、ただ一人春上から信頼され、自分の能力などを教えてもらえた初春が黒子たちに対して激怒。 テレスティーナが本性を現したことから無実とわかるが、その能力の特性に着目した彼女によってレベル6実験の被験者にされそうになる。 一時は囚われの身となるも、美琴達の活躍によって救出された。 その後も美琴たちと一緒に過ごすが、枝先を傍で支えるため、彼女の退院と同時に学園都市内の別の部屋に引っ越した。 「スタディ」との戦闘には枝先と共に駆け付け、通信妨害を受けた風紀委員たちをテレパスでの通信で支えた。 能力はレベル2の「 精神感応(テレパス)」。 ただし、特定の波長での交信時(作中では枝先との交信時)には、レベル以上(作中の会話からレベル4以上であることが窺える)の能力を発揮するという特殊な能力を持つ。 この能力で昏睡後の枝先の声を聞き続け、彼女を探し続けた。 原作では現在のところ登場していないが、名前や美琴の携帯の待ち受け画像 が出ている。 また、『禁書目録』新約1巻の口絵にも登場している。 テレスティーナ=木原=ライフライン(テレスティーナ きはら ライフライン、Therestina Kihara Lifeline) 声 - 「警備員」の一部署である「先進状況救助隊 MAR 」の隊長および付属研究所所長。 「乱雑開放」編の最終的な敵。 木原一族の1人であり、木原幻生の孫娘。 妙齢のロングヘアの女性。 表向きには冷静で優しいタイプであり、美琴に負けず劣らずの少女趣味な面を持つ。 しかし、本性は残虐非道な性格で部下への態度も乱暴、口調も非常に汚い。 祖父と同じく人体実験への抵抗を全く持っておらず、他者を平然とモルモット扱いをする。 「能力体結晶の投与実験」の影響で学園都市の崩壊を招くことに関しても全く躊躇はなく、学園都市すら彼女にとっては、自らの野望を実現するための踏み台にしか過ぎなかった。 木原幻生の「能力体結晶の投与実験」の第一被験者であり、「ファーストサンプル」はテレスティーナ自身から抽出された代物。 幻生の研究理論と性格を受け継いでいるが、彼自身のことは快く思っておらず、「ジジイ」と蔑んでいる。 科学者としては有能で、キャパシティダウンの開発者であり、「ビッグスパイダー」が用いていた物も、元はテレスティーナがデータ収集のために流した物である。 「乱雑開放」事件が起きた際にMARの隊長として登場し、事態の収拾に努める。 しかし、その目的は「乱雑開放」事件を起こしている昏睡状態の「置き去り」と春上を使ってレベル6を創造することにあった。 冥土帰しの病院より春上と「置き去り」達を連れ去った後に本性を現し、第23学区内の研究施設への移動中、追ってきた美琴らを重機ロボット や巨大な駆動鎧 で迎え撃つが、彼女の本気を見誤って敗北。 その後、研究施設にて特製の駆動鎧 を装着して美琴達の前に再び立ちはだかり、施設のキャパシティダウンを用いて苦しめるが、想定外の存在である佐天にその制御装置を破壊される。 最後は美琴と対峙し、自身が製作した「超電磁砲」を撃つが、オリジナルの超電磁砲に敗れて重傷を負い、警備員に引き渡された。 仕事や戦闘の際に用いる特製の駆動鎧は、序盤は少女趣味を反映したかのようなピンク色のタイプであったが、終盤は紫色のスマートなタイプへ変わっている(先述の自身製作の超電磁砲は、左腕に内蔵されている)。 「革命未明」編では厳重な収容施設に隔離されている。 収容施設にてフェブリの正体を知ろうとする美琴と面会し、絶対能力進化計画を阻止しようとして挫折、自身がただのガキでしかなかった事を痛感した美琴の顔を見ていやらしく「いいツラになった」と評した。 スタディやケミカロイドの事も知っており、美琴には決して理解できないとされる能力者(実験動物)になれない者達の苦悩を美琴に改めて教えた。 革命未明編 フェブリ 声 - 公園の花壇で寝ているところを美琴たちに保護された少女。 金髪で、が2本ある。 唯一の所持品であるポーチには、強烈な味をした大量の棒付きキャンディが入っている。 人懐っこく、佐天と初春には特に懐いているが、一方で美琴にはなかなか懐かなかった。 面識がないはずの美琴の名前を最初から知っていたが、それは「スタディ」から逃がされる際に、布束から彼女を頼るようにと聞かされていたため。 美琴から半ば強引にもらった、ピンク色のゲコ太指人形がお気に入り。 その正体は「スタディ」によって作られた「ケミカロイド」の予備個体。 キャンディは体内で生成されている毒素の中和剤で、それがなくなると生命が維持できなくなる。 「革命」の日を前にキャンディの残数が尽きかけるという事態になり、学級会の会場で「風紀委員」たちが「スタディ」と戦っている間に、美琴に連れられて「スタディ」の本拠地へ突入した。 有冨から聞き出した情報を元に佐天が回収したキャンディで体調を回復させ、ポッドで眠り続ける姉を目覚めさせるために声をかけ続けた。 事件の後は布束に連れられて、調整のために学園都市を離れた。 ジャーニー Janie 声 - 野水伊織 フェブリの姉にあたる「ケミカロイド」。 容姿はフェブリと同じだが、唯一の違いはアホ毛が1本であること。 「スタディ」の計画の要で、能力使用に必要なコンピュータ言語のみをインストールされた状態でポッドの中で眠らされている。 「革命」では外部からの干渉を受けない状態で暴走させられ、学究会の会場に運び込まれた2万体を超える駆動鎧を操る。 しかし、フェブリによる呼びかけと19090号の協力によって覚醒した。 その後は調整のために学園都市を離れる。 能力は「 幽体拡散(ディフュージョンゴースト)」。 自身の毛髪を媒介に、それが存在する空間にAIM拡散力場を仮想物質化し、遠隔操作することができる。 あらかじめ単純な命令をプログラムしておくことで、一度に数万体の「駆動鎧(パワードスーツ)」を操作することが可能。 また、能力使用中はフェブリと感応し、互いの居場所を感じることができる。 有冨 春樹(ありとみ はるき) 声 - 暗部組織「スタディ」のリーダーで、企業「スタディコーポレーション」の取締役。 眼鏡をかけた青年。 「学究会」上位入賞の常連で、2年前には次世代技術部門と先端理論部門で最優秀賞を受賞しているが、高位能力者ではないため知名度は低い。 ケミカロイドの理論を幻生に「夏休みの工作」と馬鹿にされたことがきっかけで、能力よりも知性が勝ることを示すべく、ジャーニーを利用して学究会当日に「革命」と称したテロ行為を画策する。 しかし、美琴たちに加え、「風紀委員」など彼女の助けに応じ集った人々の助勢、自分たちが計画のためのデータ収集に利用した「アイテム」からの報復により失敗に終わり、フェブリを伴いアジトに侵入してきた美琴に追い詰められる。 最後のあがきとしてジャーニーを暴走させ、最終フェーズを発動して学園都市そのものの壊滅を図り自殺しようとするが、美琴に取り押さえられた。 その後は観念して、素直にケミカロイド用の中和剤キャンディも保管場所を白状している。 小佐古 俊一(こさこ - )、 関村 弘忠(せきむら - )、 桜井 純(さくらい - )、 斑目 健治(まだらめ - ) 声 - (小佐古)、 (関村)、(桜井)、(斑目) 「スタディ」のメンバー。 桜井のみ女性で、他は男性。 いずれも眼鏡をかけている。 「革命」の時には、小佐古と斑目は直接ロボットを操縦して学究会の会場を襲撃したが、初春と佐天が操縦する「エカテリーナ二世号改」に敗北する。 関村と桜井は有冨と共に本拠地で指示を出していたが、美琴によって拘束された。 その他 重福 省帆(じゅうふく みほ) 声 - 関所中学2年生。 「幻想御手」使用者の一人。 異能力者(レベル2)。 アップスタイルの後ろ髪とは対照的に、目元まで届く長い前髪と前髪によって隠されている太い眉毛が特徴。 かつて付き合っていた彼氏が重福の眉毛を理由に別れた後、常盤台中学の生徒と付き合うようになったことから、いわゆる「常盤台狩り」を始める。 強化された能力とを使って常盤台の生徒を狙い、1週間は消えないというで濃い眉毛を描いていた。 偶然常盤台の制服を着ていたを襲うが、これがきっかけで正体が露呈。 その後、美琴達の連携で捕縛され、「警備員」に連行される。 その時、自分の眉毛を(その場凌ぎのためではあったが)褒めてくれた佐天に特別な感情を抱くようになり、文通を交わすようになる。 「幻想御手」事件後の特別講習にも登場しているほか、最終話のエンディングでは佐天への手紙を書いている描写がある。 能力は「 視覚阻害(ダミーチェック)」。 対象物を「見ている」という他者の認識を阻害し、「見えない」という認識にすり替えることができる能力。 しかし、「自分を直接見ている者の認識」にしか干渉出来ないため、鏡や監視カメラなどには映り、気配を感じることも可能。 「常盤台狩り」の時点での能力は「幻想御手」によってレベルアップしており、姿を完全に消していたが、本来の能力はレベル2で、存在感を薄くして気付かれにくくする程度である。 姐御 声 - スキルアウトの女性リーダー。 本名不明。 「幻想御手」使用者の一人。 見た目は風で義理堅い人物。 決闘相手には礼儀を交えて接し、舎弟達には頼られている。 舎弟達を倒した美琴に対し、「幻想御手」によって強化された能力で挑むが、返り討ちに遭う。 「幻想御手」事件後の特別講習にも登場している。 能力はアスファルトの粘性を自在に操る「 表層融解(フラックスコート)」。 中邑(なかむら) 声 - 常盤台中学の水泳部が世話になっている水着メーカーの担当者。 美琴達の水着のモデル撮影を行なった。 鴻野江 遥希(こうのえ はるき) 声 - 柵川中学1年D組所属。 初春と佐天の級友。 冷めた性格で口数も少ない。 が好きでに入り浸るが、そこで同じく対戦型格闘ゲームが好きな綴里と出会う。 夏休み中に彼女と同じキャラクターを用いての対決に勝利するなどの交流を経た後、ゲーム系の専門学校へ転校する。 大圄(だいご) 声 - 柵川中学の教師で、初春と佐天のクラス1年D組の担任。 休日は第13学区の児童養護施設「あすなろ園」でボランティア活動中の、若く優しそうな男性。 年上のあすなろ園の園長(声 - )に恋をしている。 常盤台中学の寮監から好意を寄せられるが、大圄本人はそれに気付かないまま「(年上の女性として)自分より年下の男性はどう思うか」と相談し、寮監を誤解させる。 その後、第20話では左手薬指に指輪をはめていた。 漫画版第97話に名前が登場している。 土御門 舞夏(つちみかど まいか) 声 - メイド育成学校である繚乱家政女学校の生徒。 詳細は「」を参照 城南 朝来(じょうなん あさこ) 声 - OVA版に登場。 「警備員」の女性で、元「長点上機学園」の能力開発担当者。 都市伝説「誰かが見てる」の犯人。 長点上機学園を解雇された逆恨みから、美琴に不快感を与える波長を当てて一時はノイローゼにさせるほど追い込んだ が、黒子や初春の調査で犯人と見破られる。 学生から騙し取ったボートで逃走するが、佐天の追跡で居場所が露呈し、先回りしていた美琴に「超電磁砲」でボートごと陸へ打ち上げられ、「警備員」に拘束された。 みのり 声 - 小学生の少女。 引越しで離れ離れになる友達のために「幸運のカード」を探してプレゼントしようとしたところ、黒子達と知り合う。 黒子らは、幸運のカードを落し物として見過ごせないこともあり、固法先輩から四つ葉のクローバーを探すことを提案される。 カナミン 声 - 井口裕香 劇中に出てくるアニメ「超機動少女(マジカルパワード)カナミン」の登場キャラクターで、主人公兼ヒロイン。 超電磁砲SS・番外編の登場人物 初春編SS 山岳 揚子(さんがく ようこ) 人工衛星を輸送する大型特殊車両「衛星誘導車」の運転手。 30代後半の女性で、初春と同年代の娘とそれより幼い息子がいる。 遠隔カージャックテロに巻き込まれ、犯人の指示通りに動くことを余儀なくされる。 初めは為す術なく翻弄されていたが、自らが犠牲になる決意を固め黄泉川を降ろしたり、最終的に見捨てる形になった工示に対しても「ありがとう」と答え、最後は初春を信じて諦めずに抗うなど、非常に芯の強い人物である。 山岳の2人の子供達の存在は、事件解決にあたり彼女や初春の心中に深い影響を与えている。 工示 雅影(こうじ まさかげ) 第73活動支部所属の「警備員」。 眼鏡を掛けた男性で、神経質な声をしている。 テロ事件では捜査本部で作戦を指揮しており、主導的な立場にある。 「風紀委員」に協力要請しておきながら初春に対して縄張り意識を匂わせたり、犯人の目的がVIP殺害だと判明すると方針転換し山岳を見捨てる判断をとるなど、作中ではあまり良くない印象に描かれている。 砂皿 緻密(すなざら ちみつ) 詳細は「」を参照 ビバリー=シースルー アメリカ人の女性。 18歳ほどで金髪碧眼の女性。 Lカップの爆乳の持ち主。 若くしてで絶賛された天才新人監督であり、学芸都市の「新しい撮影技術を模索する」という目的のために集まっていた映画関係者の一人。 学芸都市で出会った美琴達に興味を示し、接触してくる。 『禁書目録』第19巻では彼女が作った10分間のショートフィルムが登場しており、鑑賞した浜面から大絶賛されている。 また、彼女の代表作である「鉄橋は恋の合図」は原作第39話の後日談のタイトルにもなっている。 オリーブ=ホリデイ 学芸都市の「係員」の女性。 年齢は20代半ばで肌は日焼けし、スポーティなの上にオレンジ色のを着けた恰好をしている。 「係員」になる以前から、アメリカに忠誠を誓い世界各地を暗躍していたエージェントで、戦闘経験に長けている。 恒久的にアメリカが「世界の警察」として主導的な立場でなければならないという考えから、非道な手段も辞さない。 経営陣 学芸都市の運営を司る5人の上層部。 非常にエリート意識が高く傲岸不遜な人物達。 学園都市とは別のアプローチでの超能力開発研究プロジェクトを、アメリカ本土から極秘に任されている。 能力実演旅行編SS レッサー、ランシス、フロリス、ベイローブ イギリスの魔術結社予備軍「新たなる光」所属の魔術師。 詳細は「」を参照 セタリー=S=スキーニキヤ 「ショッピングセンター」の「保安員」の一人。 見た目は大学生ほどの、長い金髪にスレンダーな長身の女性。 非常に陽気かつ気さくな性格をした人物で、「にゃはは」という笑い方が特徴。 美琴が「ショッピングセンター」に来た初日に彼女を出迎え、街についての案内を行う。 実はプロジェクト=コードEICの研究員の一人であり、研究レポートの執筆者である。 ただし、街で横行している都市伝説の流布や上層部の思惑には全く関わっていない。 エニーリャ=G=アルゴヌスカヤ 「ショッピングセンター」の「保安員」の一人。 20代後半の赤毛の女性で、厳格かつ実直で頑固な人物。 他の保安員と同じく「ショッピングセンター」上層部の思惑には関わっておらず、職務を忠実に遂行すべく一連の事件を捜査する。 カリーチェ=I=ニーキノシ ロシアの魔術結社に所属する女性魔術師。 コードEICの影響を受けた人間の精神面を魔術的な手法で観測するよう、「ショッピングセンター」上層部に雇われた。 見返りとしてコードEICの魔術的な応用を試そうとしていたが、上層部から一方的に契約を反故にされ、その報復として上層部を皆殺しにする。 崩れの魔術師らしく、系の術式を扱う。 「エクス=ヴォト」と呼ばれる歴史上のに代願して発動させる術式を得意とし、聖油を詰めたボールペンを媒介の霊装として振るい、虚空から自在に氷の刃を生み出すことができる。 また、の「硫黄の炎」を利用した広範囲爆弾や、のエンブレムを利用した断頭攻撃などもある。 ピーター=ウェイルゴ フランスの学園都市協力機関の人間。 「ショッピングセンター」で行われる美琴のデモンストレーションに招待されている。 年齢50歳前後の初老の男性。 「ショッピングセンター」上層部の死後、学園都市壊滅がもたらすフランス協力機関の利益のためにテロ計画を引き継ぐ。 コールドゲーム 院内 契(いんない ちぎり) ループホールのハンドルネームで活動している15歳の少年。 中性的な美貌を持つ。 法制度や社会システムの欠陥を訴えるような形で犯罪を実行する凶悪犯で、・・・などへの関与が確実視されながらも逮捕を免れていた。 警備員や風紀委員への不満を集中させる形で犯罪を犯すことからカリスマ的な人気があり、信奉者も多く後述の裁判ではの倍率が過去最高の208倍に昇った。 佐天が撮影した自撮り写真に偶然写り込んでいたことから正体がばれて逮捕に至り、通称「殺人事件」の被告として裁かれることとなる。 だが裁判を補助するラーニングマシーンに「悪い前例」ができるのを司法界が恐れるのを見越し、法廷で弁護人と結託して脳波も心肺も停止した状態から被害者を蘇生させる手段があると宣言、被害者の生死を裁判に関わる全員の判断に委ねようとする。 個人情報保護のため、能力は強度・系統共に公表を控えられている。 朝霜 冴美(あさじも さえみ) コールドスリープ殺人事件の被害者となった14歳の少女。 院内に誘拐され、一糸まとわぬ姿で冷凍処理を施された状態で第15学区のに遺棄される。 凍結させる前に保険として背中に大きな傷をつけられており、普通に解凍すれば失血性に陥る状態にされていた。 わんこ検察官 コールドスリープ殺人事件の裁判を担当する女性。 本名不明。 中学生の佐天より身長が低く、系の頼りない外見の女性。 自分の仕事には責任を感じており、「当たり前と思っていることを当たり前に行う」ことが平和を守ることに繋がると考えている。 辻中 京果(つじなか きょうか) コールドスリープ殺人事件の私選弁護人を務める女性。 ループホールの弁護を行うことで一気に知名度が上がり、動画サイトで毒舌コメンテーターとファッションリーダーを足して2で割ったような大活躍をしている。 朝霜 芽吹(あさじも めぶき) 冴美のの姉。 普通の携帯電話の指紋識別程度ならすり抜けてしまうほど瓜二つの身体的特徴を持つ。 14歳にして海外の大学で低温医学・化学・物理学を専攻し飛び級で卒業、教授として学園都市入りし、生徒として学園都市の技術を学び直している。 松陸 頼太(まつおか らいた) 「 ファイアバグ」として知られる犯罪者。 発現した能力の特性からドローンの発火・墜落事故が相次いだ「火の玉事件」でメーカー側から濡れ衣を着せられた被害者だったが、冤罪で裁かれかけた恨みから「能力を使わなくても発火・爆発は起こせる」という危険なマニュアルを動画サイトで公開するようになった。 いったんは逮捕されたものの不起訴となり、監視の目を逃れて失踪している。 能力はレベル3〜4の「 電解取引(イオントレード)」。 ミクロなを自在に操る能力で、バッテリー発熱はもちろん、人体へ直接触れるだけでや瞬間加齢をも引き起こすことができる。 偽典・超電磁砲(登場人物) 木原 那由他(きはら なゆた) 第5巻特装版の特典『』収録の『とある自販機の存在証明〈ファンファーレ〉』に登場するオリジナルキャラクター。 本編では新約3巻で名前のみ登場し、木原の内で「可能性」と称されている。 学園都市の暗部に度々登場する研究者「木原一族」の少女。 容姿は金髪のツインテールに赤いランドセル。 幻生に自ら実験体を志願し、彼の失踪後も魔術を使用した実験で拒絶反応による身体の破壊という出来事があったにも関わらず、非道な実験に参加し続けている。 ゆえに冥土帰しの手で命を救われた後も、右目が人工物など身体の7割が機械など化し、前述の髪や左目の色素に異常を来す。 表向きは先進教育局「特殊学校法人RFO(かつて木山がいた「置き去り」の学校)」に籍を置く「風紀委員」。 美琴が「乱雑開放」事件の前日(正確な月日は不明)にいつもどおり自販機を蹴ってジュースを取っていた所を、「器物破損と窃盗の現行犯」で拘束するという建前で実験により得た能力を試そうと戦いを挑む。 機械による人間離れした身体能力を持ち、の「能力追跡」に近い能力(名称不明)で相手のAIM拡散力場所に触れ、能力による攻撃の軌道やタイミングをずらしたり暴走させることができるなど、小学生の身で手加減していたとはいえ美琴を苦戦させる恐るべき戦闘力を見せる。 「置き去り」を「欠陥品」と言い切るも絆理とは友達になり、彼女らを「人」として見ている。 「幻想御手」事件を解決した美琴を戦いの相手に選んだ理由であり、実験体となったのも自らの身で結果を出すことで彼女達のような犠牲者をなくすためである。 横須賀(よこすか) スキルアウトの男。 詳細は「」を参照 アストラル・バディの登場人物 悠里 千夜(ゆうり せんや) 「」を自称する記憶喪失の少女。 肉体がなく、当初は常盤台中学の中を彷徨っていたが、記憶喪失前に見て知っていた帆風の体に憑依して、自分の正体を探ろうとしていた。 元々は「内部進化」に所属していた、一番の古株。 生まれつきに難病を抱え、それが原因での1室に負荷がかかって血流に影響が出ており、小学生に入る前に病名を宣告されてから、人生の大半を病院ですごしていた。 学園都市に来てからも毎日検査ばかりで、学校にも行けず、同年代の友達と遊ぶこともなく、医者と接する時間のほうが長いせいか、自分の希望が叶わないことを知っているせいか、自分から「何がしたい」と言い出すことはほとんどなかったが、希望を言わずに行動する。 だが、自分が置かれた状況に絶望せず、その中でできることを見つけ、自分の力で日々を楽しむ努力をしており、周囲から「かわいそう」として特別扱いされることを嫌う。 自分にも届く「普通」があると証明するために、病室を抜け出したり、備品を勝手に使って工作したりを繰り返す問題児であったため、遠峰には苦労をかけていた。 その能力から蠢動らの計画の中核として選ばれ、自身の「AIM思念体」で他の子供の「自分だけの現実」に干渉する実験に参加するが、予想を超える大事故で機械と人間をダウンさせ多くの死傷者を出してしまい、遠峰を殺してしまったショックで意識が戻った瞬間に、蜜蟻の「心理穿孔」で暴走を止められる。 それ以来、本物の肉体は眠り続けている。 能力は「 幽体連理(アストラルバディ)」。 「AIM拡散力場を自身から切り離し独立させる能力」で、「AIM思念体」とも言われる水分を媒体とするアバターを作り出し、肉体と精神制御を「サポートする」。 意識のない人間の体にして操ることが可能で、憑依対象の記憶を辿ることもできる。 ただ、どんな肉体でも自由に動かせるわけではなく、操られることに耐性を持つ食蜂や、犬などの人間以外の生物はうまく動かせない。 また、触れられる者は存在せず、姿が見えるのは憑依している対象だけ。 睡眠が不要なので、夜は暇を持て余している。 蜜蟻 愛愉(みつあり あゆ) 「内部進化」の出身者。 詳細は「」を参照 遠峰 叶理(とおみね かなり) かつて「内部進化」に所属していた女性研究者。 困っている人、子供、弱者の役に立てる「ヒーロー」になりたいという夢のために科学を学んだが、入れ込んでしまった少女が死ぬという現実に直面、心を折られながらも、大人の都合で子供の芽を摘む現実に憤る心を残していた。 仕事に追われる社畜で、出来合いの弁当と果物をミキサーで混ぜ合わせた不味そうな液体を常飲していたため、同僚には心身の健康を心配されていた。 蠢動から悠里の担当を任され、ただの仕事と割り切れないまま入れ込んでいき、理不尽に負けずに戦う彼女に触発され、何があっても絶対に守ると決意していた。 悠里の「AIM思念体」で子供たちの「自分だけの現実」に干渉する実験の際、干渉力が強すぎれば予測不可能の融合現象が起こり、暴走した場合に対処できない未知数の事故が発生すると懸念し、十全な用意をして臨んだものの、予想をはるかに超える大事故に発展してしまい、自らも重傷を負う。 蜜蟻の「心理穿孔」も受け付けず暴走する悠里を止めるために自らの命を投げ出すことを決意、帆風をかばって致命傷を負い、悠里が動揺した隙に蜜蟻の能力が通じて暴走が止まったことを確認した後、悠里に重い十字架を背負わせてしまったことを後悔しながら息絶えた。 蠢動 俊三(しゅんどう としぞう) 「内部進化」の研究者。 「」も参照 技術 幻想御手(レベルアッパー) 聴くだけで簡単にレベルを引き上げるという効果を持ち、学園都市内で密かに流通している。 一般には扱いされ、形状も使用法も不明な道具とされている。 正体は、木山春生が開発した 「」の代理演算装置。 を利用して使用者の五感から脳に干渉することでを一定のパターンに統一させ、を構築して疑似的な演算装置とする。 ネットワークの一部となることで演算効率が向上するため、使用者は一時的に演算能力が上がり、能力のレベルも上がる。 しかし、他人の脳波を無理に当てはめているので負担が大きく、使用者は一定期間後に状態に陥る。 五感を使った脳への干渉装置、それによる脳構造の組み替え、脳波ネットワークは、「」やに類似しており、木山もそれらから着想を得たという趣旨を語っている。 多才能力(マルチスキル) 「幻想御手」の副産物である 擬似的な「」。 統一された脳波の持ち主であるネットワークの中核人物が使用でき、ネットワークを1つの巨大な脳とすることで複数の能力を発現させ、それらを一度に併用することが可能となる。 幻想猛獣(AIMバースト) 「幻想御手」の暴走により出現した怪物。 胎児のような姿をしており、「幻想御手」を使用した1万人のによって構成されている存在。 ネットワークの中核人物と同様に「多才能力」を使用できる。 体内に三角柱の核があり、核が破壊されるかネットワークが消滅しない限り無限に再生する。 虚数学区が偶然顕現したもので、の不完全な幼体のような存在。 ヒューズ=カザキリと同様の翼や輪を持ち、やと同じく、ノイズ混じりの人外言語を発する。 T:GD(タイプ:グレートデーン) 「」を参照 T:MQ(タイプ:モスキート) の形をしたロボットで、人間の体の制御を奪うを注入する。 T:MT(タイプ:マンティス) 巨大なの形をしたロボット。 目立つ分パワーは桁違い。 魔女の抱擁(ハッグズハグ) を破壊し脳をシェイクすることが可能な、超高出力振動体。 重力子寄木板(グラビトンパネル) 建設工事の仮設足場用に開発された技術。 浮遊する無数の小さな板が移動しながら足場となる。 周囲から徐々に圧搾することで他者を拘束することも可能。 薬剤ジェル 風紀委員に支給されるチューブ型の塗り薬。 塗るだけで消毒・止血・再生促進と、一石三鳥の優れもの。 インディアンポーカー 操歯涼子が開発した、夢を媒介とするカード状の「」。 端的に表現すると「 他人の夢を見られるカード」と言える。 もとは「内部進化」で研究されていた。 「夢を与える側」が装置をつけて寝ると見た夢のデータがカードにアロマ成分として書き込まれ、カードに貼ったフィルムをはがすと成分が揮発し、それを額に装着して寝ると同じ夢を見ることができる。 カードを作る機械の作成は専門的な技術も不要なうえに割と簡単で、市販のオモチャを複数組み合わせるだけで作ることができ、作り方もネットにアップされている。 ただし望んだ情報がうまく記録されるかどうかは賭けになる部分が大きい。 未使用のカードを使用して芳香成分のスキミングを行うことができれば複製も可能。 また、学習用としても優秀で外国語や高度な技術を一夜にして睡眠学習できる。 制作者の意図としてはこちらが本来の活用法で、現実世界では遭遇することが希な見識や技術を夢の中で交錯させ知能の突然変異が起きることを期待している。 「夢の追体験」とは提供者の睡眠中の脳の挙動を再現することにほかならず、「提供者」は作成中に侵食催眠にかけられており、「使用者」が追体験するのは侵食催眠の効果まで網羅した「提供者」の脳内の化学反応すべてである。 与えられるはずの「本来の機能」とは、脳に刻み込まれた侵食催眠で「使用者」を欲望に忠実な獣に変える、最悪の「洗脳カード」としての力で、複製技術は確立され効果もすでに実証済みらしい。 当初は友人同士でのやり取りが主流だったが、ランク分けしたカードを大量に取り扱うトレーダーによる売買が行われるようになる。 有益な夢を安定供給できるカリスマは「 天賦夢路(ドリームランカー)」と呼ばれ、さらにその中で有用さごとにランク分けがなされている。 一方で門外不出の情報が容易に漏洩してしまうことへの危険性が憂慮されているが、製造装置が自作である場合がほとんどであるため対応が後手に回ってしまっている。 しかし、ドッペルゲンガーの一件以降は、カードの供給が途切れて絶滅寸前になっている。 巨乳御手(バストアッパー) 消息不明のとある天才科学者の最後の研究テーマのエッセンスが封入されているとされるSランクカード。 内容は不明だが実際に豊胸効果があることは実証されている。 人工筋肉 ドッペルゲンガーが使用する、ある種のと大型草食動物の筋組織を組み合わせたもの。 空気と水と僅かな光さえあれば爆発的に自己増殖するが、育ちきると数時間で劣化し枯れてしまう。 蟻の寄生菌の特性で物質の内部にマイクロレベルで食い込み操ることができるため基本は「糸」として利用するが、それ以外にも自在に形を変えて使用できる。 AIMジャマー AIM拡散力場を乱反射させ、能力に干渉させることで、能力の使用を妨害する装置。 型やワイヤー型、遠距離狙撃用の超音波兵器型などさまざまなタイプがあり、ミラーボール型は本体が地下にあってアンテナ部分だけが地上に出る構造になっている。 範囲内で能力を使った場合は、完全に抑え込めるわけではないが制御できなくなるらしく、自爆する危険性が高まる。 バードライム() 第二少年院の外壁に用いられる修復機構。 外壁が破壊された時には内部を通る管から、空気に触れるとすぐに固まる性質の充填剤が流れ出て穴を塞ぐ。 固まった後も中は液体状のまま。 固まった充填剤を破壊しても充填剤が再び流れ出て、何度でも穴を塞いでしまう。 在院者教育用ロボット 第二少年院院長の橋国が考案したロボット。 巨大な橋国の頭部が四足獣の胴体についたのような外見。 橋国が自身を模すことで情操教育の助けにしようと提案し、冗談のような外見から看守の満場一致で不採用を嘆願されたものの、あまりの不気味さから試作機の運用で一定の効果が認められて配備が決定してしまった。 脱獄トライアルでは参加者から袋叩きにあう。 T:HW(タイプ:ハンティングワスプ) 暴徒鎮圧用メカ。 を模した小型のロボットで、尾の針から睡眠薬を撃ち込む。 第二少年院の屋外に群れで配備される。 T:GC(タイプ:ジャイアントセンチピード) を模した大きなロボット。 脱走者の体に巻きつき拘束する。 第二少年院の屋外に群れで配備される。 ギガピード(億足虫) 巨大なムカデの形をした暴徒鎮圧用のロボット。 胸部から生える4本の足だけが際立って長いのが特徴。 第二少年院の建物内に配備されている。 ワーアルマジロ(鎧鼠人) 直立二足歩行可能な大型ロボットで、一部ののように球体になって移動できる。 ギガピードを制圧できる剛力に加え、音響兵器が内蔵されており 、右肩部からは銃身、左肩部からは溶断ブレードが伸びる。 第二少年院では外壁防衛用に配備されており、外部侵入者に対処する。 ニンジャ吸盤グローブ スイッチを入れて壁に押し付けると隙間を真空にして密着するグローブ。 形は猫の手に似ている。 重さは片手で1. 2kg。 脱獄トライアルでは佐天がバーゲン品で購入したが、一般的な女子中学生の身体能力では扱いきれずほとんど役に立たなかった。 吸収材スーツ 婚后財閥が製作したスーツ。 航空機材開発の際、で数値に影響を与えずに作業を進めるための装備なので、各種センサーを誤魔化せる。 部位ごとにパーツ分けされているため、着衣のまま着替えられる。 密着度が高く、ボディラインがくっきりと出てしまう。 捕縛榴弾(カフスグレネード) 生体に反応して、製ロープが全身に巻きつき拘束する道具。 大抵の能力者は無力化できる強力な道具だが、重量があり、大量には持ち運べないのが難点。 六枚羽 学園都市の最新型ヘリ。 表向きは「AIM拡散力場制御実験」と称して「置き去り」の子供たちを被験者とし、彼らの詳細なデータを基に実験を円滑に進めるという趣旨で行われた(その際、木山春生が教師として「置き去り」たちと接した)。 しかし、本当の目的は「体晶」を用いて意図的に能力を暴走させ、そのデータを得るという「暴走能力の法則解析用誘爆実験」であった。 この実験によって被験者の「置き去り」たちは皆昏睡状態に陥り、木山が「幻想御手」事件を引き起こすことになる。 テレビアニメ版では「暴走能力の法則解析用誘爆実験」すらもブラフで、「ファーストサンプル」と呼ばれる「能力体結晶」を投与する「能力体結晶投与実験」だった。
次の総人口230万人を数える、東京西部に広がる巨大な都市。 特殊な授業カリキュラムを受け、能力を得た学生たちは、定期的な『身体検査(システムスキャン)』によって、『無能力(レベル0)』から『超能力(レベル5)』の6段階に評価されている。 その頂点に立ち、最強と謳われるのが、7人の『超能力者』たちである。 そのひとり、御坂美琴。 電気を自在に操る『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。 後輩で『風紀委員(ジャッジメント)』の白井黒子。 その同僚でお嬢様に憧れる初春飾利と、都市伝説好きな彼女の友人、佐天涙子。 そんな仲間たちとの、平和で平凡で、ちょっぴり変わった学園都市的日常生活に、年に一度の一大イベントが迫っていた。 『大覇星祭』。 7日間にわたって開催され、能力者たちが学校単位で激戦を繰り広げる巨大な体育祭。 期間中は学園都市の一部が一般に開放され、全世界に向けてその様子が中継されるにぎやかなイベントを前に、誰もが気分を高揚させていた。 説明文 総人口230万人を数える、東京西部に広がる巨大な都市。 特殊な授業カリキュラムを受け、能力を得た学生たちは、定期的な『身体検査(システムスキャン)』によって、『無能力(レベル0)』から『超能力(レベル5)』の6段階に評価されている。 その頂点に立ち、最強と謳われるのが、7人の『超能力者』たちである。 そのひとり、御坂美琴。 電気を自在に操る『電撃使い(エレクトロマスター)』最上位の能力者にして、『超電磁砲(レールガン)』の異名を持つ彼女は、名門お嬢さま学校・常盤台中学に通う14歳の女子中学生。 後輩で『風紀委員(ジャッジメント)』の白井黒子。 その同僚でお嬢様に憧れる初春飾利と、都市伝説好きな彼女の友人、佐天涙子。 そんな仲間たちとの、平和で平凡で、ちょっぴり変わった学園都市的日常生活に、年に一度の一大イベントが迫っていた。 『大覇星祭』。 7日間にわたって開催され、能力者たちが学校単位で激戦を繰り広げる巨大な体育祭。 期間中は学園都市の一部が一般に開放され、全世界に向けてその様子が中継されるにぎやかなイベントを前に、誰もが気分を高揚させていた。
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