イタリアン・グレーハウンド。 かっこいいイタリアングレーハウンド☆毛色は何種類あるの?!

イタリアングレーハウンド(Italian Greyhound)~犬種の歴史・特徴・性格から写真・動画まで

イタリアン・グレーハウンド

貴族や富裕層のステータス・シンボルに 上述の通り、小型のを飼育することはローマ帝国時代から貴族や富裕層といった上流階級の間でステータス・シンボルとなり、ついにはルネッサンス期のイタリアでイタリアングレーハウンドとしての品種が生み出されました。 その証しとして、ルネッサンス期の絵画には数多くのイタリアングレーハウンドを見ることができます。 特に上流階級の人々の肖像画では傍らにイタリアングレーハウンドが描かれているものが多くあります。 イタリアングレーハウンドはルネッサンス期の優雅さや調和を体現する存在だったのかもしれません。 以降、ヨーロッパ各国の上流階級に愛玩犬として人気を博すようになったイタリアングレーハウンドは、イングランド王ジェームス1世やデンマーク王妃アン、ロシア女帝エカチェリーナ2世といった歴史上に残る王族たちにも愛されるようになりました。 イタリアングレーハウンドの体重・体型・体質 イタリアングレーハウンドは細いマズルに小さな頭部を持ち、丸みを帯びた大きな目と先端が小さく折りたたまれた耳は優美さの象徴でもあります。 その体型は、細身のスクエア(立位を横から見た時に頭頸部と尾を除いた部分が正方形に近い形であること)です。 四肢は前からみると真っ直ぐに伸び、前肢と後肢がほぼ一直線になっています。 全体を横から見ると、肘に届くほどの深い胸は腹部に向かうにつれて弧を描くようにくびれ、引き締まったウエストラインが優雅さを醸し出しています。 ジャパンケンネルクラブ(JKC)での犬種スタンダートは、体高32~38㎝、体重は最高でも5Kgであり、体長は体高と同じかやや短めくらいが理想的です。 欧米でのスタンダードはもう少しサイズや体重が大きい傾向にあります。 また、イタリアングレーハウンドは非常に寒がりな犬種です。 脂肪が少なく、短い被毛を持つがゆえ、寒さにとても弱く夏場は冷房を控えめに、冬場はしっかりと暖房をつけ、外出時にはコートなど防寒着を着せてあげる必要があります。 イタリアングレーハウンドの毛色・被毛タイプ・抜け毛 イタリアングレーハウンドの毛色には基本色と呼ばれるものがありますが、そのバラエティはとても豊かで、様々な色調と色の組み合わせが認められています。 例外はブリンドル(虎毛とも呼ばれる地色に他の色が万遍なく混ざったもの)とブラック&タン(黒色に黄~茶褐色の組み合わせ)の模様です。 基本色には、「ブラック(黒)」「レッド(赤みがかった茶褐色や褐色)」「ブルー(青みがかった灰色)」「フォーン(小鹿のような明るい茶色)」「シール(赤みがかった黒色または茶褐色を帯びた黒色)」があります。 このほか、「グレー」や「クリーム」など種々の色があり、これらの色を基調として白の模様が入っている時には「基調の色&ホワイト」と称されます。 被毛の長さは1㎝ほどと短く密生しており、その手触りはシルクやサテンを思わせるほどなめらかで、抜け毛は少なめです。 淡色被毛脱毛症(Color dilution alopecia:CDA)と呼ばれるものがあり、これは遺伝が関与しています。 フォーンやブルーといった希釈色と呼ばれる淡い毛色を持つ犬種でみられる進行性の脱毛症で、淡い毛色の部位の毛が抜け、そこに細菌性の皮膚炎が生じやすくなります。 多くは1歳未満で発症しますが、2~3歳齢前後で発症することもあります。 その他、体の複数の部位で左右対称性に脱毛がみられるパターン脱毛症と耳介部のみに脱毛がみられる耳介脱毛症があります。 これらの脱毛症では痒みや炎症がなく、ただただ毛が抜け、次に生える毛が次第に細くなっていきます。 脱毛した部位に色素が沈着し黒ずんでくることがあります。 イタリアングレーハウンドの場合は生後1歳齢未満で発症します。 脱毛症の中には次にご紹介するホルモンの病気などが隠れている場合もあるため、原因を調べてもらうことが大切です。

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イタリアングレーハウンドはどんな犬種?特徴や性格・歴史までを徹底追及|犬種図鑑|docdog(ドックドッグ)

イタリアン・グレーハウンド

大きさ• 体重:2. 8~5キkgまで• 体高:32~38cm• 小型犬 イタリアングレーハウンドはイタリア原産の小型犬なります。 スラリとしたスマートな体型で、背丈と背高が同じ四角形なのが特徴です。 イタリアングレーハウンドは、オスとメスで体格の違いに大差はありませんが、ヨーロッパで生まれた背中のアーチが強いタイプと、アメリカで生まれた背中のカーブがほとんどないタイプとで外見に若干違いがあります。 イタリアングレーハウンドの体重がどのように増えていくのか、ある一匹のイタリアングレーハウンドの、女の子の成長を例に見てみましょう。 メスのイタグレの体重推移 生後 kg(キログラム) 生後2ヶ月 1. 46kg 生後3ヶ月 1. 84kg 生後4ヶ月 2. 34kg 生後5ヶ月 2. 46kg 生後6ヶ月 2. 86kg 生後7ヶ月 2. 94kg 生後8ヶ月 3. 0kg 生後9ヶ月 3. 0kg 生後10ヶ月 3. 2kg 生後11ヶ月 3. 26kg 生後12ヶ月 3. 35kg イタリアングレーハウンドの体重は2. 8kgから5kgまでが理想ですが、体格によって適正な体重は異なります。 数字のみを気にした体重管理をして、痩せすぎや太りすぎになってしまわないためにも、日頃から健康状態をしっかりと見ることが重要でしょう。 しつけ方 イタリアングレーハウンドは穏やかな性質なので、しつけはそれほど難しくはありません。 他の犬や小動物、子供とも仲良くできますが、優しい性格のため辛抱強さからストレスをためてしまい病気につながることがあるので気をつけましょう。 また、ストレスから食が細くなってしまうこともあるので、しつけの際はあまり強く叱らないようにすることがコツです。 そして、イタリアングレーハウンドには動く小動物を追いかける本能があるので、散歩の際にはリードが必要になります。 首が細く首輪が抜けやすいため、リードをぐいぐいとひっぱらないようしつけることも重要です。 イタリアングレーハウンド専用の太い首輪を使うこともおすすめです。 イタリアングレーハウンドの歴史 イタリアングレーハウンドは、イタリアの王室や貴族たちから特に愛された犬として「イタリア・ルネッサンスの誇り」と言われました。 その高貴な姿から、美術品などに頻繁に登場するようになったためにその名がついたと言われています。 祖先であるグレーハウンドは古代エジプトの壁画にも描かれているなど古い時代から存在した犬であると推定されています。 イタリアングレーハウンドもグレーハウンドと同様、古代エジプトファラオの墓や、紀元前のローマ遺跡から良く似た犬が描かれた絵画が存在していることから昔から人間の近くで生活してきた犬と考えられています。 イタリアングレーハウンドは日本では名前を略してイタグレとも呼ばれています。 日本に輸入されたのは江戸時代の頃で、やはり身分の高い家庭で愛玩犬として飼われていた歴史があります。 イタグレちゃん、最近多く見かけるようになりました。 私が子供のころはご近所でみかけることはなく、図鑑の中でしか会えませんでしたが実際に見てみると、品もあり体つきもきれいで本当に素敵な犬種ですよね。 ドッグランでもお会いすることも増えてきたのですが、見た目は本当に折れてしまいそうな足なのでうちのこ(シュナウザー/骨太)と遊んで大丈夫かなぁと心配でした。 ですが、どちらの犬種も走るの大好き。 思いっきり走り回ってくれると日ごろのストレス発散や運動不足にもなりますし、何より走っているときのわんこが楽しそうでみていて嬉しいです。 無駄吠えも少なく、とても飼いやすい犬種だとも聞いています。 体温調整、特に寒さは苦手のようですのでお洋服や体温調製にはとても気を使ってあげないといけませんが、それでもいつか飼いたいです。 毛並みもきれいですよね~。 イタグレはペットショップなどでもちょこちょこと見かけるようになりましたね。 子犬のうちから長い足に、個体さはありますが筋肉も付きやすい体格なのがわかります。 イタグレの耳はローズイヤーが望ましいとされていますが、子犬のうちは三角の垂れ耳の子が多いですね。 これが生後3~4か月頃から徐々に芯が強くなり、少しずつイタグレによく見る立ち耳になるそうです。 ただ、垂れ耳のままだったり、片方だけローズイヤーになったり、完全に立ち耳になったりと様々です。 耳の形は遺伝するので、こだわりがあるようならブリーダーさんに相談して、親犬やその前の代の耳の形も参考にするといいと思います。 イタグレの遺伝する病気の中で、「カラーダイリューション脱毛」というのがあります。 毛の中にあるメラニンの不均等により毛が弱く、切れやすくなってしまう症状です。 完治させることは難しいので、症状を軽くする薬で対応していくことになります。 体が細く、脂肪が付きにくい体質です。 短毛でもあることから冬の寒さにはとても弱いです。 冬は体温を下げ過ぎないように服が必要になります。 色々なデザインの服を用意する楽しみもありますね。 イタグレは首が細いので、首輪をする場合はクッション性の高いものが良いと思います。 イタグレは首輪も似合うので、こちらも服に合わせたりできますね。 イタリアングレーハウンドは見た目は丈夫そうなのですが、足回りが弱いという弱点があるということに驚きました。 見た目は凛々しく強そうなイメージがあり、その印象通り足が速いという個性を持ち合わせています。 しかし、足に負担を掛ける事はこの犬種にはご法度というデメリットが見た目とのギャップとなり魅力的だと感じられました。 また、好奇心旺盛な活発な性格という事で容姿のとっつきにくさとは裏腹に飼育しやすい犬種というイメージが湧きました。 ですが、あまりペットショップで見かける事が無い犬種なので飼うのは難しいという心象を受けました。 ワンちゃんは駆けっこが大好きですし、走り回るのを制限するのは厳しいと感じられました。 イタリアングレーハウンドと飼育すると決めたら専門のブリーダーさんに疑問点や不安点を話し解決してから飼育するのがベストだと考えられます。

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イタリアングレーハウンドの販売価格やおすすめドッグフード、餌代などお金まとめ

イタリアン・グレーハウンド

イタリアングレーハウンドの起源は定かではありませんが、が小型化されて作られたのではないかと言われています。 古代エジプトの墳墓からはイタリアングレーハウンドと思われるミイラが発見されており、また紀元前のローマやギリシャの遺物から、当時の貴婦人がペットとして飼育していたことが分かっています。 さらにイタリア・ポンペイの遺跡(ヴェスヴィオ火山の噴火で灰に埋まった古代都市)からは鎖に繋がれたこの犬の化石(写真右)が発見されており、当時から一般に飼育されていた事がうかがえます。 イタリアングレーハウンドは16世紀のルネッサンス期において、イタリアや南ヨーロッパ、トルコなどで絶大な人気を集めており、当時の王侯貴族の肖像画にも頻繁に登場します。 第二次世界大戦後になると絶滅の危機に瀕しますが、これは小型化だけに重点を置いた無計画な繁殖のため、犬の健康に支障をきたすようになったという要因が大きいようです。 しかし1800年代にアメリカに渡っていた同犬種が逆輸入され、再び頭数を増やすこととなります。 イタリアングレーハウンドの性格・特徴 以下でご紹介するのはイタリアングレーハウンドの動画です。 寒さに弱いことから人間の膝の上など、暖かい場所を好みます。 そうした特性から「ラップドッグ」(lap dog=ラップとは腿の上のこと)の異名をとります。 イギリスのチャールズI世、ヴィクトリア女王、ロシアのエカチェリーナ2世などの王室でも寵愛され、プロイセンのフリードリヒII世は50頭ものイタリアングレーハウンドを飼育していたことで知られています。 俊足で有名なグレーハウンドの血統を受け継いでいることから、本気で走れば時速40キロを出すこともでき、大きく弓なりに膨らんだ胸部によって優れた持久力を発揮します。 活動的な性格ですので、特に子犬の頃は動き回ってベッドなどから落下し、骨折をしないよう特別な注意が必要です。 また屋外においてはリードが外れないよう十分注意しましょう。

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