炭水化物や甘いものを急激に欲してしまい、体重も増加。 自己嫌悪に陥る女性は多いはず。 生理前の食べ過ぎで脂肪がついて太ってしまった……と思いがちですが、ホルモンの関係で体内の「水分量」が増えることで一時的に体重が増加します。 「体脂肪」が増えて太るわけではありません。 ちなみに、この 時期に増える体内の水分量は 2000mlにもなるといわれているので、2kg前後=1~3kg増えるのは当然といえるでしょう。 もし、生理前後に体重を計ったら 3~4kg以上増えてしまった、生理が終わっても増えた体重が戻らない場合は、 生理前の食欲増加による食べ過ぎ、生理中の気分の落ち込みによる運動不足やストレス、生理前の便秘が解消されない等が原因の可能性があります。 「ダイエットを体重だけで考えるのは良くない!」というのがダイエットガイドとしての意見ですので、 ふだんから体重だけではなく、体脂肪を計る習慣もつけるのがオススメです。 大事なのは、毎日できるだけ同じ時間帯、同じ条件で体脂肪を計る習慣をつけること。 夜の入浴から2時間後ぐらいの寝る前は、体内の水分量が一番安定しているといわれていますので、この時間帯に測る習慣を持つのも良いでしょう。 そうすれば 生理前に体重が増えても、「水分が増えただけ」と落ち着いて対処できるはずです。 生理前は女性ホルモンや月経前症候群(PMS)の影響で体重が増える 心と体に起こるトラブルは、女性ホルモン「黄体ホルモン」によるもの。 また、生理前に体重が増えたり、体がむくんで重く感じるのは、月経前症候群(PMS)の一部でもあります。 PMSは病気ではなく、心と体に起こるトラブルの総称のこと。 生理が始まる約2週間前頃から現れます。 このような不快なトラブルは、月経前に卵巣から多く分泌される黄体ホルモンという女性ホルモンによって起こります。 黄体ホルモンの分泌が増えると、出血などによる栄養不足を補うために体は栄養を補充しようと働きます。 黄体ホルモンには、細胞に水分・塩分を蓄え、脂肪の代謝を遅らせ蓄えようとする性質があるからです。 そのため、生理前は体重が増えたり、体が重く感じたり、むくみ、便秘、肌アレの症状が出る人が多いようです。 以上のことから、 生理前は、太りやすく、心身ともに疲れやすい時期といえます。 この時期に無理なダイエットをして「痩せない!」「体重が増えた!」などと、余計なストレスや疲労を感じるのはナンセンス。 「そういう時期なんだな」と思って、体をいたわりましょう。 PMSによって気分が落ち込みやすくなりますが、深く悩んだり、無理をしたりしないようにやり過ごすのがベスト。 生理後~排卵日までの「痩せやすい時期」が来たら、ダイエットも再開すれば良いのです。 それにより、生理前の体重増加を防ぐとともに、体のだるさや異常な食欲を抑えることもでき、ダイエットはもちろん、PMSの抑制にもつながります。 生理前の体重増加を食事で防ぐダイエット方法 お菓子をドカ食いするくらいなら、玄米のおにぎりを 「生理前豆乳ダイエット」以外にも日常的な食事や運動で、生理前の体重変動を抑えてくれる方法があります。 その際、 血糖値の維持に役立つ食材(玄米、さつまいも、かぼちゃ等)をコマメに食べると、満腹感が続くので、ドカ食いを防ぐことができて効果的です。 さらに、次の食材を使ったダイエットもオススメです。 食物繊維たっぷりの薄皮ごとよく噛んで食べると満足感が得られるだけでなく、脂肪燃焼を促進する香り成分ヌートカトンとリモネンのダイエット効果を得ることもできます。 食物繊維が腸内の老廃物排出や便秘解消を促し、まいたけだけに含まれる「MXフラクション」という特殊な成分が脂肪を燃焼し、ダイエット効果を高めてくれると言われています。 また、代謝を助けるビタミン類を補給するために、豆腐と一緒に野菜をたっぷり食べるのも痩せポイントで、脂肪分の多い肉や揚げ物は控えたほうがベターです。 その他、以下の点を意識するのも対策としてオススメです。 ・ ストレスから体を守ってくれる ビタミンB1、ビタミンC、カルシウムをたっぷり摂る ・ 利尿作用(水分貯留対策)のある食品の摂取でむくみ予防 ・ 食物繊維の摂取で便秘解消 逆に避けたほうがいいのが以下です。 ふだんはもちろんですが、生理前~生理中は避けましょう。 ・コーヒーや紅茶など、 カフェインの多い飲み物の過剰摂取はPMS症状の悪化につながる ので避けましょう。 ストレッチ 体が重くなり始める「生理前2週間」に行う運動は、以下に注意しましょう。 ・生理前であっても 運動、エクササイズ、筋トレは積極的に行いましょう。 ただし、生理前に体調がよくない方などは、過度な運動はストレスになることもあります。 気分転換を兼ねた、 軽いウォーキングから最適な運動量を探りましょう。 ・血行が悪くなりがちで、むくみやすい時期。 解消に効果的なのでストレッチ&マッサージ積極的に行いましょう。 運動とあわせて行いたいのが以下です。 ・体内の水分量が増えつつある時期なので、体が冷えやすくなっています。 ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体を温めると、生理痛の緩和やリラックス効果も。 次は、生理前2週間にやると効果的な運動を紹介します。 ただし、体調がすぐれない日は無理して走らず休養しましょう。 無理ならば週2~3日を目指しましょう(10km走る場合、時速15kmだと40分、時速20kmだと30分) ダイエットのために有酸素運動を効果的に行うには、運動強度を60%~70%程度にしながら長時間続けるのが一番良いので、鼻歌を歌える強度よりはつらく、息切れよりはゆるめ……を目安に実践してみてください。 また、水圧が体全体にかかることで血流が良くなるといったマッサージ効果も得られるため、生理前のむくみ解消にオススメです。 泳ぐのに疲れたら、水中ウォーキングを行うだけでも良いでしょう。 生理周期でわかる、太りやすい時期、痩せやすい時期 「痩せ期」を効率的に使おう!周期に合わせて賢くダイエット! さらに、生理とダイエットをうまく乗り切るために、女性の体の1カ月のサイクル=生理周期を把握してみましょう。 生理周期による「痩せやすい時期」にダイエットを行って効率良く体重を落とすことができれば、「太りやすい時期」にストレスを溜めながらダイエットに苦しむこともありませんよね。 まず、1カ月を3つのサイクルに分けて考えてみましょう。 生理周期が28日の人の場合、目安として生理初日を1日目としたときの14日目あたりを、「排卵日」とします。 生理前(サイクル3)に蓄えていたむくみが排出されます。 この「卵胞ホルモン」が女性らしい丸みのある体を作り、自律神経の調子を整え、皮膚の血流を良くしてお肌の調子を良くし、血管を若々しく保ってくれます。 の時期は、最も代謝が促進されやすく、脂肪燃焼にも効率が良いので、「積極的な運動」「適切な食事制限」によるダイエットの成果が現れやすい時期です。 特に生理の10 日前ぐらい~生理までが最も痩せにくく太りやすい時期といえるでしょう。 いかがでしたか? 女性の体はホルモンによって「太りやすい時期」もありますが、逆に「痩せやすい時期」もあります。 一時的な体重の増減だけに動揺したり、ストレスを感じるのではなく、自分の体脂肪率と生理周期を逆に利用することで、計画的で健康的なダイエットを実践することができるでしょう。 【関連記事】•
次の生理前のダイエットは痩せにくい 生理前、生理中は、太りやすく痩せにくい体質に変化している時期です。 これは女性ホルモンの変化によるもので、むしろ正常な状態とも言えます。 ですから、生理前に太ってしまったからと言ってがっかりしないことが大切。 ここでは生理前にはどのような変化があるのかを見ていきましょう。 生理前は食欲がアップする 女性の体は、生理前には赤ちゃんを育てるためにたくさんの栄養を蓄えようとします。 食欲はアップして、同じように食べていても脂肪がつきやすくなっています。 水分をため込んでしまう 生理の時にはたくさんの出血があります。 そこで体は水分を蓄えて体のバランスを摂ろうとします。 水分が多くなってくるとむくみも出てきますし、体脂肪以外では水分の量によって体重が変化しますので、ダイエットをしていても体重が減っていかないといった現象が起こります。 代謝が悪くなる 栄養をしっかりと蓄えるためには、エネルギーを消費しないことも大切になってきます。 この時期の体は赤ちゃんを育てるための栄養が必要なので、消費量を少なくする必要があり餡巣。 そのため、体の代謝が落ちて、同じカロリーを摂ったとしてもエネルギーとして使わないようにシフトしていきます。 生理中のダイエットは無理をしない! このように生理中にはダイエットに向いていない状況があります。 ここで無理なダイエットをしてしまうと、体調をくずしたり、イライラがたまったりしやすいのです。 生理前、生理中は無理をしないで軽めのダイエットにするようにしましょう。 生理中のダイエットはストレス対策がポイント 生理中は体重を落とすのが一番きつい時期です。 頑張っているのに思うように痩せない!そんな時期に気を付けなければいけないのことを紹介します。 生理中は現状維持でもうまくいっている状態• 運動は軽めに。 痩せるためというよりもストレス発散のためにする。 食欲は増します。 暴飲暴食には気を付けて!結果を求めすぎず気持ちを切り替えて! この時期はPMSでもともとストレスがたまりやすい時期です。 さらにダイエットで体重が思うように落ちてこないとなるとストレスがたまる一方。 生理前、生理中は体重が落ちにくいんだと認識していればそういったストレスも軽くなるはず。 この時期に体重が変わらないということは、順調な証拠です。 生理が終わったらグッと体重に変化があると信じて無理をしないようにしましょう。 暴飲暴食でカロリーを摂り過ぎないように! 生理前や生理中は食欲が増す時期です。 さらに食事制限をしているとどうしてもストレスがたまってしまいます。 そこで暴飲暴食をしてしまって逆に太ってしまうということもよくあります。 そうなる前に少しでも発散していくことも必要。 無理にすべてを我慢するのではなく、カロリー過多にならない程度に食べる方が続けやすくなります。 生理中の運動は軽いものに 生理前は体の代謝が落ちてきています。 そのため、カロリーをあまり消費できないので、激しい運動をしてもなかなか効果が出てきません。 また、激しい運動は体調を崩すきっかけにもなってしまいますので、あまりおすすめできません。 生理前、生理中にはストレッチや軽めの有酸素運動などをとりいれて、ストレスが発散できる程度のものにしていきましょう。 生理中は多少太るくらいが普通です。 現状維持だったら今やっているダイエットはうまくいっていると考えて気を楽に持ちましょう。 生理が終われば痩せやすい時期に突入します。 あと1週間と思ってモチベーションを保ちながら乗り切ってください。 スポンサードリンク 生理後がダイエットのタイミング! 生理が終わったらダイエットのチャンスです。 ここからは女性ホルモンが変化してきますので、体から水分を排泄するようになり、代謝もアップしてきます。 ここでしっかりとした食事制限や運動をとりいれたダイエットにチャレンジしていきましょう。 生理後の痩せる時期はいつから? 痩せるタイミングは生理後から2週間と言われています。 詳しく言うと、生理の開始日から4日後くらいから、女性ホルモンのエストロゲンが分泌されるようになってきます。 ここからが痩せやすい時期。 そこから排卵日までの期間がダイエットのタイミングです。 脂肪燃焼が最も望める• 水分を排出しやすい時期 生理開始日から数えて・・・ 1日~4日 生理中 理をしてはいけません 5日~14日 生理中~生理後 痩せやすい時期に突入! 15日~28日 排卵期~生理前 ため込みやすい時期。 ダイエットには向きません。 生理後は、女性ホルモンエストロゲンが分泌されるようになります。 このホルモンは脂肪燃焼を高めてくれますので、有酸素運動で脂肪を燃やすのにも効率的です。 有酸素運動は、あまりハードなものだと脂肪燃焼の効果がなくなってしまいますので、ゆっくりと長めのウオーキングや水泳などをしていきましょう。 生理前・生理中にやった方がいいことは? 生理前から生理中はただでさえ太りやすい体質になっています。 この時期無理をしてはいけないのですが、何もしないでいるというわけにはいきませんよね。 ここでは生理前から生理中にやっておきたいことを紹介します。 できるだけ体を温めること 生理痛がひどい時には体を温めると症状が軽くなるといわれています。 体を温めることは実はダイエットにも効果的です。 体温が上がるとその分脂肪が燃焼されるようになります。 夏は痩せにくく、冬は痩せやすいというのはこのことと関連があります。 冬の時期は外気が寒いので体を温めようとするため痩せやすくなり、夏の時期は逆に体を冷やそうとするので痩せにくくなってくるのです。 生理中もできるだけ体を温かく保つように心がけましょう。 お風呂にゆっくり入って体を温める• 冷たい飲み物を摂り過ぎない 冷たい飲み物を摂るとその分水分もため込みやすくなります。 むくみや冷え性というところからも気を付けなければいけませんね。 食事は3食ちゃんと食べる ダイエットというと食事制限ばかりがクローズアップされますが、この時期無理に食事を抜いてしまわないように気を付けましょう。 カロリーは控えめに3食しっかり食べるのがコツです。 食事を抜いてしまうとそのあとガッツリ食べてしまったり、急に食事を食べた時に毛当地が上昇したりして逆に太りやすい体質になってしまいます。 また、よく噛むのもポイントです。 これは生理中に限らずダイエットには大切なことです。 食事は抜かない。 3食食べる• よく噛んで食べる 生理中のダイエットに効果的な食べ物は? 生理の時には血液が不足するので鉄分の多い食べ物が必須になります。 高タンパク低カロリーで鉄分の多い食べ物がおすすめです。 それとともに、鉄分の吸収をよくするビタミンCを摂ることで効率が良くなります。 また、生理中は体温を温めることも大事。 これはダイエットにもつながります。 新陳代謝を高める香味野菜もおすすめです。 鉄分を多くとる• 鉄分の吸収に効果のあるビタミンCをとる• 体を温める食べ物を摂る 低カロリーで鉄分の多い食べ物• ほうれん草• 小松菜• ひじき• レバー• カツオ• マグロ 体を温める食べもの• にんにく• ニラ 新陳代謝を促進させる香味野菜• パセリ• ニンニク• セロリ• しょうが• たまねぎ 生理前は・生理中のダイエットには豆乳がいい! 豆乳は余分な水分をためにくくしてくれる効果があります。 生理前は特に水分をため込みやすい時期なのでこの時に豆乳を使ったダイエットはいいんです。 また、排卵後は自制ホルモンのエストロゲンが減少します。 豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」にはエストロゲンと同じような効果があるといわれています。 イライラを防いだりしてくれますよ。 さらに豆乳にはビタミンB6が多く含まれています。 ビタミンB6はが不足すると「セロトニン」というホルモンが減少します。 セロトニンは精神の安定をもたらす物質で、少なくなるとイライラしてしまったり、不安にかられたりしてしまい、安定しなくなってしまうのです。 ただし、豆乳も飲み過ぎには注意が必要です。 補正ホルモンのバランスというのはとてもデリケートなもので、飲み過ぎで生理が重くなってしまうということも考えられますし、豆乳にももちろんカロリーがありますので、適度に摂るようにしてください。 生理不順を起こさないダイエットのために 生理前や生理中のダイエットは不安定な時期でもあり生理不順を起こしてしまうこともあります。 生理が遅れる、止まるなどの一番の原因は、食事制限による急激なダイエットです。 極端な食事制限は体が栄養不足と認識し、体調に変化をもたらします。 適正なダイエットは1ヶ月で体重の5% ダイエットで体重を落とす適正は、1ヶ月間で現在の体重の5%と言われています。 50キロの人なら2. 意外と少ないですよね。 でもこれが適正なダイエットなのです。 また、適正体重を下回る場合には、なかなか体重が落ちないので過激なダイエットになりがち。 特に10代の若い人ほど、5㎏や10㎏と、急激なダイエットを抵抗なく行うことが多くなります。 しかしこれは、生理不順だけではなく体調を悪化させてしまいますし、無理なダイエットはリバウンドの危険性がとても高くなってきます。 少し長い目で見てダイエットに取り組んだ方が、結果的にキレイなボディーラインを作るのに効果的です。 ダイエット中に生理が止まってしまう!原因は3つ ダイエット中に生理が止まったり飛んでしまうという場合がありますが、この原因は下記の3つです。 栄養不足• 体重の増減• ストレス 食事制限で栄養不足に ダイエットと言えば食事制限はつきものですが、急にやってしまうとホルモンバランスが崩れてしまいます。 生理周期も、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが大きく関係しています。 栄養不足だとそのホルモンが上手に分泌されないので生理不順を起こしてしまいます。 ダイエットで食事制限をするにしても、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素はしっかりととるようにしましょう。 また、糖質制限をし過ぎて糖分が足りなくなるのもいけません。 体重の増減でホルモンバランスが崩れる 急激なダイエットにつきものなのが、急激なリバウンドです。 無理なダイエットをすると、筋肉量が減ったり代謝が落ちてしまいますので、どんどん痩せにくい体質になってきます。 すると、普段と同じような生活を送っているのに「リバウンド」ということになってしまうのです。 リバウンドとダイエットで体重の増減を繰り返していると、ホルモンが乱れて生理不順の原因になります。 また、女性の場合、体脂肪率が22%以下になると生理周期が正常でなくなるともいわれています。 ストレスによる生理不順 過剰なストレスも、脳に影響したり自律神経を乱したりします。 これもホルモンの乱れにつながり生理にも影響を与えます。 ダイエット中はただでさえストレスがかかっている状態ですので、あまりにもきつい場合は無理をせずゆっくりと体脂肪を落とすように心がけていきましょう。 また、厳しい食事制限をともなうダイエットは体脂肪だけでなく、筋肉も落としてしまい体重が激減します。 生理周期と女性ホルモンについて 女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つがあります。 よくエストロゲンは女性らしさのためのホルモンともいわれ、アンチエイジングなどにも効果があるといわれています。 女性にはうれしいホルモンといえるでしょう。 一方でプロゲステロンは、妊娠した時に早産や流産を防ぐためのホルモンです。 プロゲステロンの分泌が多くなると、PMSやイライラが増えてくるということなんですね。 プロゲステロンは排卵日後に分泌が増え、月経までそれは続きます。 妊娠しなければ、生理が始まった後次の排卵日まではほとんど分泌されることはありません。 逆にエストロゲンは排卵日前が最も多く分泌されます。 月経前にPMSの症状、前身のだるさやイライラ、頭痛などの症状がでるのは、プロゲステロンの分泌のせい、またはエストロゲンとプロゲステロンとのバランスの悪さが原因です。 エストロゲンは女性にいいホルモン エストロゲンは、女性らしさを作るホルモンです。 エストロゲンが正常に分泌されていると、お肌の潤いが保たれますし、脂肪の燃焼も促進してくれます。 まさにダイエットにもアンチエイジングにもいいホルモン。 自律神経を安定させ、心も穏やかにストレスからも守ってくれます。 排卵日以降はエストロゲンの分泌量が減少してくるので、ダイエットをするのなら排卵日前が効率的というのはこのことなんですね。 大豆イソフラボンとエストロゲン 大豆に含まれる「大豆イソフラボン」はエストロゲンと非常によく構造が似ていて、同じような働きをするといわれています。 大豆イソフラボンのサプリメントなども多く、この栄養素を摂っていると、アンチエイジングや、女性らしさのために効果的ともいわれています。 しかし、女性のホルモンの変化はとてもデリケートなもの。 イソフラボンの減少する生理前に必要以上に摂取すると、逆に体が不調になることもあります。 普段はとてもいい作用をするイソフラボンですが、生理前に摂るときには注意が必要かもしれません。 ダイエットで生理が遅れるのは? 女性ホルモンが女性の体に大きな影響があるということをお伝えしてきました。 ダイエットも月経周期に合わせて行った方がより効率的に体重を落とすことが出来ます。 ただし、過激なダイエットは女性ホルモンのバランスを崩してしまいます。 女性の体はデリケートなのでちょっとしたリズムの乱れでホルモンの分泌量に変化が出てくるのです。 プロゲステロンは妊娠のために必要なホルモンなので、正常に分泌されないようだと生理不順を起こすことも。 ホルモンバランスの乱れは、体調不良やお肌の荒れにもつながります。 まだ10代20代前半のうちは体力も充実していて乗り切れることもあるかもしれませんが、できるだけ急激なダイエットは避けるようにしていきましょう。 生理周期とダイエットのタイミング。 いつからが痩せる時期? まとめ 生理周期には、女性ホルモンのバランスが深くかかわっています。 生理とダイエットのタイミングにも関連性があり、生理開始日から4日後から排卵日までの10日間が一番痩せやすい時期です。 生理中にダイエットをしている場合には無理をしてはいけません。 現状維持だったら成功と思って、ゆっくりとしたリズムで行っていくようにしましょう。
次の生理が始まった初日から次の生理が始まる前日までが1つの生理周期です。 生理周期には個人差があり、25~38日周期が正常なサイクルといわれています。 まずは、自分の生理周期について知ることから始めましょう。 女性は妊娠が可能な時期になると生理が始まります。 まず、妊娠するために、赤ちゃんのもととなる卵子が作られ、排卵します。 そのときに、女性のカラダは赤ちゃんを育てるために子宮の内側の壁を厚くして、ふかふかのベッドを用意します。 そして、卵子と精子が出合い受精が成立すれば妊娠、受精に至らなかった場合は赤ちゃんのために用意された子宮の壁はきれいに剥がれ落ち、生理として排出されます。 そういった妊娠のための準備や生理にひと役かっているのが女性ホルモンです。 女性ホルモンの中でも、卵胞ホルモンは子宮の内膜を厚くし、妊娠に備えます。 また、代謝をアップさせる働きがあり、女性らしいカラダ作りに欠かせないホルモンでもあります。 黄体ホルモンは厚くなった子宮の壁をふかふかにしたり、妊娠に備えて栄養や水分をカラダに蓄えたりします。 したがって、黄体ホルモンの分泌が多い時期はどうしても体重が増えやすい傾向にあるのです。 妊娠すると、黄体ホルモンの分泌はそのまま続きますが、妊娠しないと、分泌量は徐々に低下していきます。 このように、女性ホルモンにはそれぞれの働きや特性があります。 それらをきちんと理解することがダイエットに成功する近道になるのです。 妊娠に備えて黄体ホルモンの分泌が高まり始める時期です。 カラダに栄養や水分を蓄え始め、食欲も増すと感じる人がいます。 心身ともに不調を訴えがちになるので、この時期はストレスをためずにリラックスして過ごすことを意識しましょう。 運動をすることがストレス解消になるという人は運動を続けても問題ありません。 逆に、運動をする気分になれない人は、無理に運動を続けようとしないで、軽いストレッチやヨガ、ウォーキングなどにとどめておきましょう。 運動によって落ちた体重をリバウンドさせないことを目標にする調整期だと考えると、気分も楽になるのではないでしょうか。 生理前は、便秘やむくみが起こりやすい時期でもあるので、デトックスを意識して、食物繊維や乳酸菌を積極的に摂取したいものです。 水分の取り過ぎにも気をつけなければいけません。 カリウムを多く含むバナナ・リンゴ・ひじき・わかめなどの食品を意識して摂取すると、カラダの余分な水分を体外に排出するのを促してくれます。 生理周期にあわせたダイエットは効率的に行えますが、注意点もあります。 ダイエットの効果を焦るあまりに過度なダイエットを行うことはよくありません。 女性ホルモンは、女性らしいカラダを作ったり、お腹のなかで赤ちゃんを育てたりするのにとても大切なホルモンです。 そのようなホルモンの働きを無視して、過度なダイエットを続けると、逆に、女性ホルモンの分泌が乱れてしまい、生理不順を引き起こす可能性もでてきます。 食事についても、生理周期に関わらず、3食きちんと摂取することが大切です。 過度にカロリーを制限すると、栄養素が偏り、健康問題に発展することもあります。 特に、女性は生理によって鉄分が不足しがちです。 レバーや赤身の多いお肉やお魚といった鉄分が多く含まれる食品を意識しながら、バランスのとれた食事を心がけましょう。 また、生理前や生理中は食欲が増して甘いものが欲しくなることがあります。 精神的に不安定で、食欲の抑制ができなくなり、甘いものでストレスを解消しようとする女性が少なくありません。 ストレスをためない意味で、少しだけ甘いものを摂取するのであれば問題ありませんが、摂り過ぎてはいけません。 甘いものは、急激に血糖値をあげることになるので、カラダには負担になるものです。 食べることでストレスを解消するのではなく、アロマや入浴、音楽鑑賞など自分なりのストレス解消法を探してみましょう。 カフェインやタバコ、アルコールといった刺激物も控えたほうが無難です。 女性は生理周期にともない、女性ホルモンの分泌量が変化します。 優位になる女性ホルモンの種類によっては、むくみやすい時期があったり、代謝がアップしたりするだけでなく、気分にもムラが出てしまうものです。 体重を落としたいと考えているのであれば、卵胞ホルモンの分泌が高まる時期を狙って運動するのが最も効率的。 黄体ホルモンが優位になる生理前や生理中は、体重を減らすことにこだわらずに、ストレッチやヨガなど軽い運動に切り替え、できるだけリラックスして過ごすようにします。 カリウムの多い食品でむくみを防いだり、鉄分の多い食品で貧血を防止したりしながら、バランスの良い食事を意識し、体重を維持しましょう。 いずれにせよ、過度なダイエットは厳禁です。 女性のカラダは、ささいな変化でも女性ホルモンのバランスが乱れ、生理不順を引き起こしたり、最悪の場合は生理がとまってしまう可能性もあります。 ダイエットに取り組むなら、生理周期や心身のバイオリズムを意識して無理なく行い、健康的な生活を心がけましょう。
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