カサゴの仲間の基本的な飼育方法~混泳・毒に注意 ミノカサゴは鰭が大きく鮮やかな体色をもち、アクアリストに人気があるグループです。 鮮やかな体色のミノカサゴの仲間のほか、岩に化けて動かぬオニダルマオコゼや、ユニークな形のボロカサゴなど、フサカサゴ科の魚類はユニークなものが多く知られています。 しかしこれらのカサゴ類、扱い方を間違えると 飼育者が落命する危険のある種を含みます。 どのようにして扱えばよいのか、どうすれば上手く飼育できるのかをまとめました。 カサゴ亜目は従来はカジカ亜目およびセミホウボウ亜目とともに「カサゴ目」を形成していましたが、現在は「カサゴ目」は単系統ではないとされ、スズキ目のなかに入れられています(もっともスズキ目も単系統ではないといわれていますが)。 観賞魚として人気があるミノカサゴの仲間も含まれますが、メバル科・キチジ科・オニオコゼ科・コチ科・ホウボウ科の魚は食用魚としてもよく知られており、ミノカサゴも定置網や刺し網などで漁獲され西日本では食用にされ美味です。 今回は主にカサゴ亜目のなかでも、フサカサゴ科・メバル科・オニオコゼ科・ハオコゼ科などの含まれるグループの飼い方を中心にご紹介し、ホウボウ科やコチ科などは除外します。 これらの魚も機会があればまたご紹介します。 背鰭や胸鰭を大きく広げる姿が魅力的なミノカサゴの仲間は単独飼育であっても90cm以上の水槽で飼育したいものです。 逆にイソカサゴ属やマダラフサカサゴ属の小型種は、45cmほどの小型水槽で終生飼育可能です。 ろ過槽 カサゴの仲間は外部ろ過槽と上部ろ過槽の組み合わせや、外掛けろ過槽と外部ろ過槽の組み合わせなどでも飼育できますが、外掛けろ過槽や外部ろ過槽の単独使用はおすすめできません。 パワーが不足していたり、酸欠に陥りやすかったりするからです。 90cm以上の大型水槽ではオーバーフロー水槽を選択し、サンプ(水溜)でろ過する方法がおすすめといえます。 大量のろ材容量を確保でき、酸欠に陥るリスクも減らせます。 またサンプの部分で生き餌をストックしておくことも可能です。 砂 ハチ科のハチや、オニオコゼ科の魚の中には砂の中に潜る種も多く、パウダー状の底砂を若干厚めに敷いてあげるようにしましょう。 ミノカサゴの仲間は底砂がなくても飼育できます。 ライブロックとサンゴ岩 ライブロックやサンゴ岩は小型のイソカサゴの仲間や、マダラフサカサゴの仲間を飼育するときに隠れ家として利用できるように多数入れておきます。 ただしあまり複雑に組みすぎると観察できなくなります。 オニオコゼの仲間など砂に潜る種を飼育するときには、ライブロックやサンゴ岩が崩れてしまわないように注意しましょう。 カサゴの仲間の毒 フサカサゴ科やハチ科、ハオコゼ科、オニオコゼ科、イボオコゼ科など、この仲間の多くの魚類は鰭の棘に毒を有しており、鰭棘に刺されてしまうと痛い思いをします。 中にはオニダルマオコゼの仲間のように、刺されると人命にかかわるようなものもいます。 刺されたらお湯につけると痛みが和らぎますが、痛みが続くようならば病院へ行きましょう。 ミノカサゴやハオコゼ、ハチ、オニカサゴなど多くの種はここに毒をもち、刺されると痛みます。 特にオニダルマオコゼの背鰭棘に刺されて死亡した例もあり気をつけなければなりません。 ハチ科のハチやオニオコゼ科の多くの種は胸鰭の下部に遊離した軟条をもっています。 胸鰭には棘がなく、毒はありません。 サツマカサゴの胸鰭は内側が派手な模様となっており、広げて天敵を脅かすようです。 刺されて痛い思いをした。 頭蓋骨にもたくさんの棘があります。 この頭蓋骨の骨の様子などが同定に重要とされる種も多いので、わからないフサカサゴ科の魚類を採集したときには、ちゃんとこれらの棘も見る必要があります。 この棘に毒があるかどうかは不明なのですが、刺されるとかなり痛む種類もいるので気をつけなければなりません。 とくにハオコゼの仲間は涙骨に非常に大きな棘があり、これに刺されると痛みを伴うこともありますので、注意が必要です。 ネッタイミノカサゴ綺麗。 手ざわりはベルベットのよう。 メバル科やフサカサゴ科の魚は細かい鱗に覆われていますが、イボオコゼ科の魚のように鱗が変化した絨毛状の突起で覆わているものや、ハオコゼやオニオコゼなどのように鱗がない種類もいます。 ボロカサゴの仲間はあまり動かないので、皮膚に海藻や様々な付着物がついていることがあり、そのようなものを落とすために定期的に脱皮をすることが知られています。 これは海底の岩に擬態するのに役に立っていると思われます。 つまり、他魚に気づかれないようにひそみ、寄ってきた魚を捕食するわけです。 サツマカサゴやオニダルマオコゼなど、じっとしていると本当に岩のようにしか見えません。 矢印は皮弁。 とくにフサカサゴ科の魚は、頭部に皮弁がついていることが多くあります。 この皮弁は色や模様と同様に、海底の岩に化けるのに役に立っているようです。 皮弁の大きさや色彩などには同じ種類でも若干の差があるようです。 カサゴの仲間に適した餌 カサゴの仲間は慣らせばクリル(乾燥させたオキアミ)などの餌も食べてくれるのですが、最初からそのような餌を食べてくれるような種類は決して多くありません。 まず最初のうちは生きた餌を与える必要があります。 餌に適しているのは小型のテナガエビの仲間です。 本州太平洋岸の磯であればどこにでも生息するような種類で、磯採集のときに入手できます。 イソスジエビ、スジエビモドキ、スネナガエビ、イッテンコテナガエビなどの種類がおり、特にスネナガエビなどは餌用として安価に販売されています。 入手したら別にバケツか、オーバーフロー水槽であればサンプなどでストックしておきましょう。 魚類であればドロメ、アゴハゼなどのハゼ類やボラ類がおすすめです。 スズメダイの仲間は骨や背鰭の棘が硬くて餌としてはあまり適していません。 もちろんフグやコバンハゼ類などの 毒がある魚は絶対に与えてはいけません。 よく「キンギョを与える」などの記述もありますが、 キンギョは海水魚の餌には適していないので止めた方がよいでしょう。 個体サイズにより異なりますが、これらの種はカサゴの餌食になってしまうことがあります。 同じように大きくなるヤッコやベラ、バスレットの仲間のとは飼育も可能なものが多いです。 カサゴの仲間は同種では激しく争うものもいますので、同種を避け、同じくらいの大きさの魚をそろえれば混泳は可能です。 ただし大きめの水槽が必要になるので注意が必要です。 サンゴ・無脊椎動物との相性 カサゴの仲間はサンゴにいたずらをすることはないのでサンゴ水槽での飼育も可能です。 ただしミノカサゴの仲間のように大きく胸鰭を広げるような魚には狭すぎるかもしれません。 なかにはカスリフサカサゴなどのように、枝状のサンゴの中に生息している種もいます。 このような魚をサンゴ水槽で飼育しても楽しいでしょう。 ただしコバンハゼなどのように粘液毒を出す魚との混泳は食べてしまう恐れもあるので避けたほうがよいでしょう。 イソギンチャクは魚を食べてしまうことがあるのであまりおすすめしません。 エビの仲間はカサゴの仲間の大好物ですのでクリーナーシュリンプ以外のエビと入れることはできません。 種類やサイズによってはクリーナーも餌にしてしまう恐れがあります。 カサゴの仲間種類一覧 一般的に観賞魚として飼育が可能な種に限定してリストする。 カサゴ亜目にはミノカサゴ、ボロカサゴや食用のメバルなど多くの種類が含まれる• ミノカサゴなど大型種は90cm水槽で飼育したい。 オーバーフロー水槽が便利• オニオコゼやハチなどは砂に潜るので砂を敷く• ライブロックなどの隠れ家を用意• 背鰭などの棘に毒があるものが多い。 涙骨棘にも注意• 最初から配合餌を食べることはない。 生き餌を用意• 毒魚やキンギョなどは与えてはいけない• 種類によっては同種同士の混泳も可能• 口に入る魚は食べてしまうため注意• サンゴには無害.
次のまあ、それほど美味しい訳です。 が、「美味しいものにはトゲがある」の喩え(ちょっと違う?)通り、このオニカサゴには強烈な毒針があります。 私自身、チビオニにチョンと刺されたことがあり、その痛さは身を持って知っています。 毒針の処理は慣れてしまえばそれほどでもないのですが、最初のころはビクビクものでした。 船宿によっては船長が取ってくれるところもあります。 また、慣れた人は船の上でチョキチョキと切ってしまいますが、私は毒針をそのまま残して持ち帰ります。 最初に乗ったオニカサゴ船の船長に「オニカサゴはその毒があるから美味いんだよ。 食べる前に自分で処理してみて」とビビるような事を教えられ、忠実に恐々と自宅で毒針の処理を続けてきました。 慣れると、まあ、それほど難しいものではありません。 ウッカリとブスッてなことが無い限り。 ちなみに、オニカサゴの毒は死んだ後でもそのままです。 切り取った針に刺されると、激痛に苦しみます。 台所で思わぬところに飛ばしたりしないように、新聞紙を広げて、口をバス掴みして(軍手をしてもいいですけど、ザラザラの歯に引っかかって逆にやりにくいかも。 それほど鋭い歯ではないので私は素手でやります)慎重に切りましょう。 切った後の毒針は広げた新聞紙にそのまま包んで、スーパーバッグか何かに入れてゴミにしましょう。 くれぐれも、切った針が外に出ているなんてことが無いように。 要は針ですから尖っているところです。 下のイラストの青〇で囲んである場所が毒針のあるところです。 背びれ、腹びれ、頬の周り。 大きく分けるとこの3箇所です。 前の方の腹びれ(胸の下)には経験上、毒針らしきものは見当たらないのですが、船長によってはここも切れと言います。 まあ、毒針処理の基本は「疑わしきは罰する」ってな感じで、怪しい所(背中と腹のひれ)は皆切ってしまうと云う事です。 特に、頬の周りが難しいのですが、私は尖っているところは全て切ります。 包丁を使うプロは別にして、丈夫なキッチンバサミを使う方が楽に処理できます。 あと、釣りで使うプライヤーを使えば、頬周りの怪しいトゲが取りやすい。 キッチンバサミは上のイラストのように頑丈なものを使いましょう。 とはいえ背びれと腹びれは比較的切りやすいと思います。 慣れないうちにてこずるのは頬の周りです。 カサゴ類共通のエラぶたのトゲトゲはキッチンバサミで一気に切ってしまいましょう。 あと、短いトゲが何本かありますが、これはハサミよりプライヤーやニッパでへし折る感じで取る方が簡単です。 はい、以上の手順で、オニカサゴは安全なお魚になります。 要は慣れですから、最初は多少時間がかかっても焦らず慎重に。 あと、これは毒とは関係ありませんが、料理するのに頭を落とします。 これは一苦労しますよ。 すると鰓からつながっている内臓が現れますが、背骨は見えません。 これは勘でやっているのですが、頭と胴の間に骨と骨がつながっている「節」があります。 何度かやっていると何となく場所が分かるのですが、キッチンバサミで切った喉から刃先を突っ込み、その節を探り、ブチッと力を入れて切ります。 プロは包丁で落としますが、それはプロの道具と腕があっての事。 素人が変に包丁でこの硬い骨を落とそうとすると怪我をしかねません。 私もそうでしたが、最初は「節」の在り処を探ってグチョグチョやる羽目になりますが、慣れるまでは安全策で行きましょう。 「節」さえうまく見つかれば、けっこう気持ちよく頭を落とせます。 あとは「三枚」におろすだけです。 くれぐれも間違って針を掴んだり、落として踏んだりしないようにお気をつけください。 その痛さは刺されたことがある者にしか分からないと思いますが。 誠に痛い…。 「釣り」テーマ以外の運営サイト.
次のカサゴの仲間の基本的な飼育方法~混泳・毒に注意 ミノカサゴは鰭が大きく鮮やかな体色をもち、アクアリストに人気があるグループです。 鮮やかな体色のミノカサゴの仲間のほか、岩に化けて動かぬオニダルマオコゼや、ユニークな形のボロカサゴなど、フサカサゴ科の魚類はユニークなものが多く知られています。 しかしこれらのカサゴ類、扱い方を間違えると 飼育者が落命する危険のある種を含みます。 どのようにして扱えばよいのか、どうすれば上手く飼育できるのかをまとめました。 カサゴ亜目は従来はカジカ亜目およびセミホウボウ亜目とともに「カサゴ目」を形成していましたが、現在は「カサゴ目」は単系統ではないとされ、スズキ目のなかに入れられています(もっともスズキ目も単系統ではないといわれていますが)。 観賞魚として人気があるミノカサゴの仲間も含まれますが、メバル科・キチジ科・オニオコゼ科・コチ科・ホウボウ科の魚は食用魚としてもよく知られており、ミノカサゴも定置網や刺し網などで漁獲され西日本では食用にされ美味です。 今回は主にカサゴ亜目のなかでも、フサカサゴ科・メバル科・オニオコゼ科・ハオコゼ科などの含まれるグループの飼い方を中心にご紹介し、ホウボウ科やコチ科などは除外します。 これらの魚も機会があればまたご紹介します。 背鰭や胸鰭を大きく広げる姿が魅力的なミノカサゴの仲間は単独飼育であっても90cm以上の水槽で飼育したいものです。 逆にイソカサゴ属やマダラフサカサゴ属の小型種は、45cmほどの小型水槽で終生飼育可能です。 ろ過槽 カサゴの仲間は外部ろ過槽と上部ろ過槽の組み合わせや、外掛けろ過槽と外部ろ過槽の組み合わせなどでも飼育できますが、外掛けろ過槽や外部ろ過槽の単独使用はおすすめできません。 パワーが不足していたり、酸欠に陥りやすかったりするからです。 90cm以上の大型水槽ではオーバーフロー水槽を選択し、サンプ(水溜)でろ過する方法がおすすめといえます。 大量のろ材容量を確保でき、酸欠に陥るリスクも減らせます。 またサンプの部分で生き餌をストックしておくことも可能です。 砂 ハチ科のハチや、オニオコゼ科の魚の中には砂の中に潜る種も多く、パウダー状の底砂を若干厚めに敷いてあげるようにしましょう。 ミノカサゴの仲間は底砂がなくても飼育できます。 ライブロックとサンゴ岩 ライブロックやサンゴ岩は小型のイソカサゴの仲間や、マダラフサカサゴの仲間を飼育するときに隠れ家として利用できるように多数入れておきます。 ただしあまり複雑に組みすぎると観察できなくなります。 オニオコゼの仲間など砂に潜る種を飼育するときには、ライブロックやサンゴ岩が崩れてしまわないように注意しましょう。 カサゴの仲間の毒 フサカサゴ科やハチ科、ハオコゼ科、オニオコゼ科、イボオコゼ科など、この仲間の多くの魚類は鰭の棘に毒を有しており、鰭棘に刺されてしまうと痛い思いをします。 中にはオニダルマオコゼの仲間のように、刺されると人命にかかわるようなものもいます。 刺されたらお湯につけると痛みが和らぎますが、痛みが続くようならば病院へ行きましょう。 ミノカサゴやハオコゼ、ハチ、オニカサゴなど多くの種はここに毒をもち、刺されると痛みます。 特にオニダルマオコゼの背鰭棘に刺されて死亡した例もあり気をつけなければなりません。 ハチ科のハチやオニオコゼ科の多くの種は胸鰭の下部に遊離した軟条をもっています。 胸鰭には棘がなく、毒はありません。 サツマカサゴの胸鰭は内側が派手な模様となっており、広げて天敵を脅かすようです。 刺されて痛い思いをした。 頭蓋骨にもたくさんの棘があります。 この頭蓋骨の骨の様子などが同定に重要とされる種も多いので、わからないフサカサゴ科の魚類を採集したときには、ちゃんとこれらの棘も見る必要があります。 この棘に毒があるかどうかは不明なのですが、刺されるとかなり痛む種類もいるので気をつけなければなりません。 とくにハオコゼの仲間は涙骨に非常に大きな棘があり、これに刺されると痛みを伴うこともありますので、注意が必要です。 ネッタイミノカサゴ綺麗。 手ざわりはベルベットのよう。 メバル科やフサカサゴ科の魚は細かい鱗に覆われていますが、イボオコゼ科の魚のように鱗が変化した絨毛状の突起で覆わているものや、ハオコゼやオニオコゼなどのように鱗がない種類もいます。 ボロカサゴの仲間はあまり動かないので、皮膚に海藻や様々な付着物がついていることがあり、そのようなものを落とすために定期的に脱皮をすることが知られています。 これは海底の岩に擬態するのに役に立っていると思われます。 つまり、他魚に気づかれないようにひそみ、寄ってきた魚を捕食するわけです。 サツマカサゴやオニダルマオコゼなど、じっとしていると本当に岩のようにしか見えません。 矢印は皮弁。 とくにフサカサゴ科の魚は、頭部に皮弁がついていることが多くあります。 この皮弁は色や模様と同様に、海底の岩に化けるのに役に立っているようです。 皮弁の大きさや色彩などには同じ種類でも若干の差があるようです。 カサゴの仲間に適した餌 カサゴの仲間は慣らせばクリル(乾燥させたオキアミ)などの餌も食べてくれるのですが、最初からそのような餌を食べてくれるような種類は決して多くありません。 まず最初のうちは生きた餌を与える必要があります。 餌に適しているのは小型のテナガエビの仲間です。 本州太平洋岸の磯であればどこにでも生息するような種類で、磯採集のときに入手できます。 イソスジエビ、スジエビモドキ、スネナガエビ、イッテンコテナガエビなどの種類がおり、特にスネナガエビなどは餌用として安価に販売されています。 入手したら別にバケツか、オーバーフロー水槽であればサンプなどでストックしておきましょう。 魚類であればドロメ、アゴハゼなどのハゼ類やボラ類がおすすめです。 スズメダイの仲間は骨や背鰭の棘が硬くて餌としてはあまり適していません。 もちろんフグやコバンハゼ類などの 毒がある魚は絶対に与えてはいけません。 よく「キンギョを与える」などの記述もありますが、 キンギョは海水魚の餌には適していないので止めた方がよいでしょう。 個体サイズにより異なりますが、これらの種はカサゴの餌食になってしまうことがあります。 同じように大きくなるヤッコやベラ、バスレットの仲間のとは飼育も可能なものが多いです。 カサゴの仲間は同種では激しく争うものもいますので、同種を避け、同じくらいの大きさの魚をそろえれば混泳は可能です。 ただし大きめの水槽が必要になるので注意が必要です。 サンゴ・無脊椎動物との相性 カサゴの仲間はサンゴにいたずらをすることはないのでサンゴ水槽での飼育も可能です。 ただしミノカサゴの仲間のように大きく胸鰭を広げるような魚には狭すぎるかもしれません。 なかにはカスリフサカサゴなどのように、枝状のサンゴの中に生息している種もいます。 このような魚をサンゴ水槽で飼育しても楽しいでしょう。 ただしコバンハゼなどのように粘液毒を出す魚との混泳は食べてしまう恐れもあるので避けたほうがよいでしょう。 イソギンチャクは魚を食べてしまうことがあるのであまりおすすめしません。 エビの仲間はカサゴの仲間の大好物ですのでクリーナーシュリンプ以外のエビと入れることはできません。 種類やサイズによってはクリーナーも餌にしてしまう恐れがあります。 カサゴの仲間種類一覧 一般的に観賞魚として飼育が可能な種に限定してリストする。 カサゴ亜目にはミノカサゴ、ボロカサゴや食用のメバルなど多くの種類が含まれる• ミノカサゴなど大型種は90cm水槽で飼育したい。 オーバーフロー水槽が便利• オニオコゼやハチなどは砂に潜るので砂を敷く• ライブロックなどの隠れ家を用意• 背鰭などの棘に毒があるものが多い。 涙骨棘にも注意• 最初から配合餌を食べることはない。 生き餌を用意• 毒魚やキンギョなどは与えてはいけない• 種類によっては同種同士の混泳も可能• 口に入る魚は食べてしまうため注意• サンゴには無害.
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