バセドウ病にヨード剤? 無機ヨード剤であるヨウ化カリウム丸50mg(無機ヨードとして38mg)を抗甲状腺薬に併用することで更に、早く甲状腺ホルモンを正常化することができる。 大量の無機ヨードは、ヨード有機化の阻害と甲状腺内に蓄積された甲状腺ホルモンの放出を抑制するという現象を利用している。 急性に抑制効果を発揮するため、緊急治療を要する症例で血中甲状腺ホルモンを急速に下げたい場合に用いられる。 しかし、多くの場合一時的に甲状腺機能を抑制するのみであるため、軽症のバセドウ病以外は、無機ヨード剤の単独使用が適用となることは少ない。 長期間ヨウ化カリウムを投与し続けると血中甲状腺ホルモンは再び上昇してくることが多い(エスケープ現象)。 そのため、ヨウ化カリウムは短期間だけ使用されることが多い。 バセドウ病の治療は? バセドウ病の治療は、わが国では抗甲状腺薬を中心とする薬物療法がまず行われる。 甲状腺ホルモンの合成を阻害する抗甲状腺薬には、チママゾール(メルカゾール)とプロピルチオウラシル(チウラジール、プロパジール)があるが、薬効が強いなどの理由から、チアマゾールが第一選択薬とされることが多い。 しかし、両薬剤とも甲状腺機能正常化までに約1~2カ月を要することから、重症の場合には、しばしばヨード剤が併用される。 大量(10mg以上)のヨウ素服用により、甲状腺ホルモンの合成や分泌が速やかに抑制されるからである。 ただし、ヨード剤は即効性があり副作用もないが、約3~4週間で効力を失うエスケープ現象が比較的多く起きてしまうため、治療開始時に補助的に用いることが多い。 ヨウ化カリウムの副作用は? 抗甲状腺薬で副作用の出たバセドウ病患者に、ヨウ化カリウムが処方された。 甲状腺ホルモンを合成するのにヨードが必要。 ヨードを大量摂取すると、甲状腺ホルモンが大量に作られるということになるのではないか?と思いがち。 甲状腺ホルモンの材料であるヨードを過剰に摂取するとホルモンが大量に分泌されるように感じますが、甲状腺ホルモンを産生するのには微量のヨードで良いので、過剰なヨードは甲状腺の機能を弱める結果を招きます。 ヨウ化カリウム中のヨード含有量は0. 昆布のヨウ素含量は、1g当たり1~4mgらしいので、昆布10gくらい食べると、ヨウ化カリウム50mgに匹敵するのかな。 昆布10gくらいなら食べられそう。 ヨウ素の摂り過ぎでどんな問題があるのか、よく知りませんが、ヨウ化カリウムの副作用には以下のように書かれている。 1 ヨウ素中毒:結膜炎、眼瞼浮腫、鼻炎、喉頭炎、気管支炎、声門浮腫、喘息発作、前額痛、流涎、唾液腺腫脹、耳下腺炎、胃炎等の症状があらわれることがある。 さらに中毒症状が進行すると発疹、面疱、せつ、蕁麻疹、水疱、微熱、甲状腺腫、粘液水腫等があらわれることがある。 2 ヨウ素悪液質:皮膚の粗荒、体重減少、全身衰弱、心悸亢進、抑うつ、不眠、神経過敏、性欲減退、乳房の腫大と疼痛、骨盤痛があらわれることがある。 いろいろありますね。 甲状腺疾患を持っている人であれば過剰な偏食は行わないと思います。 595• 171• 220• 146• 196• 226• 210• 113• 178• 101• 135• 153•
次のこの内部被ばくの予防法の一つとして、ヨウ化カリウム(安定ヨウ素剤)の服用が挙げられる。 放出された 131Iが甲状腺に取り込まれる前に、放射能をもたない安定ヨウ素剤を予め服用しておくことにより、放射性 131Iが摂取しにくくなり甲状腺の障害を予防できる。 100mgのKI投与による 131I摂取防止率に関しては、被爆直前投与で約97%、被爆3時間後で約50%であり、6時間後では防止できないというデータもあるので、身近にヨウ素剤を備えていないと実際には役に立たないことを認識しておく。 実際には周辺住民などが退避し集合した場所で、安定ヨウ素剤は配布されるので、速やかに安定ヨウ素剤を服用する。 服用対象者は40歳未満の者で、40歳以上では放射線被ばくにより誘発される甲状腺がんのリスクが認められないことから、服用対象とはならない。 特に新生児・乳幼児や妊婦の服用を優先させる。 効果は1日持続するため、服用は原則1回とし、2日目以降は避難を優先させる。 服用量は下表のとおり。 妊婦の場合は40歳以上であっても40歳未満と同様の量を服用する。 ヨウ素量 ヨウ化カリウムとして 新生児 12. 5mg 16. 3mg 生後1カ月~3歳未満 25mg 32. 5mg 3歳~13歳未満 38mg 50mg 13歳~40歳未満・妊婦 76mg 100mg なお、ヨウ化カリウムを含むうがい薬やのどスプレーにはヨウ素以外の成分も多く含まれ体に有害作用を及ぼす可能性があり、ヨウ素の含有量は少なく内部被ばく予防効果が期待できない。
次のレビュー: 12 【特長】残留塩素を含む水にDPD試薬を加えたとき特異的に反応し、残留塩素の量に応じて淡赤紫色を呈する反応に基づく簡易測定方法です。 試薬添加操作は1回です 総残留塩素の測定の場合はオプションのヨウ化カリウムを併用して2回操作。 遊離残留塩素と総残留塩素の区別ができる測定器です。 比色板取り外しタイプ。 【用途】水道水、プール、公衆浴場、透析用水 総残留塩素 等の水質管理に。 05〜2. 05、0. 1、0. 2、0. 3、0. 4、0. 5、0. 6、0. 8、1. 0、1. 3、1. 5、2. 酸化剤が存在すると白色から青色に変化します。 ヨウ化カリウムが酸化剤により酸化され、ヨウ素となり、ヨウ素がデンプンと反応し、青色となります。 非常に鋭敏な反応です。 【用途】残留塩素濃度の検査に用いられます。 プールなどの足洗場の管理、製紙・繊維工場などにおける濃度管理、その他殺菌消毒液の検査に用いられます。 試験紙を試験液に漬けると、試験紙の色が変わります。 変わった色をケースの標準色と比較することで、試験液のpH値がわかります。 カッティングエッジ付き。 【用途】繊維・染色、紙・パルプ、化学、石油精製、金属・鉱業、電気・電気化学などに。 プラスチック、肥料をはじめ、半導体などの電子工学材料、セメント、ガラスなど、すべての化学製品の製造工程に。 【タイプ】ロールタイプ【使用方法】試験紙は樹脂パッケージの内側にアルミ箔で包まれておりますので、ご使用の際はアルミをはがし、ケースにスリット部分から試験紙が取り出せるようセットし、任意の長さにカッター部分でカットして下さい。 05〜1. DPD法 比色法 で簡単に水中に残留している有効塩素のチェックが出来ます。 粉体試薬50回分の試薬が付属しており、すぐに使用可能です。 【用途】飲料水、プール、受水槽などの遊離残留塩素の管理に。 新型コロナウィルスに対して有効と認められている「次亜塩素酸水」や 「次亜塩素酸ナトリウムを希釈した消毒液」の残留塩素を手軽に測定! ジアチェッカーは試薬キットと高価なデジタル測定機とのギャップを埋める、デジタ ル残留塩素計です。 「デジタル表示でありながら手のひらサイズで安価」という点が特長です。 全塩素を0〜500ppmまで測定でき、次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムを希釈した 消毒液、電解水の チェックに適しています。 病院やクリニック、食品業界、福祉施設などでの衛生管理、感染症予防として塩素消 毒する際の有効な 塩素濃度を管理するためにも活躍します。 測定にはヨウ化カリウム試薬を使用しま す。 HI 771は小型で安価な簡易型ですが、校正が行え精度と信頼性がさらに高い上位機 種:HI 96771もあります! 使用する試薬はDPD試薬で、DPD試薬単独では遊離残留塩素、ヨウ化カリウムとの併用で総残留塩素や結合残留塩素の濃度結果も導き出せます。 食品加工現場ではガラスが割れた際に飛散する破片が食品に混入することを回避するために、現場へのガラス製品の持込が禁止されている場合があります。 00〜2.
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