フランク ゼーン。 世界のビルダー●トレーニングの比較(2) 腹筋のトレーニング

歴代オリンピア

フランク ゼーン

ウェストのサイズが片足の太股のサイズと同じ……と聞けば、読者はおそらく、そのような細い腹囲の持主がいるであろうか、といぶかるに違いない 腹囲=腿囲=29インチ=74センチ……これは、三年連続ミスター・オリンピアの栄光に輝くセルジオ・オリバの偽りのない体位である。 「そもそも腕や胸に2時間を費やす者が、腹に10分か15分しか費やさないとしたら、彼の大成は始めから望みが無い」と彼は語っている。 「私が、1967年度ミスター・オリンピアのタイトルを紙一重の差でオリバにゆずらなければならなかったのは、〝キレ〟の足りなかった私の腹筋に原因があった」と語っているのはハロルド・プールである。 また、フランク・ゼーンは「他の部位の運動はたとえやらなくとも、腹筋だけは毎日でも鍛えるべきだ。 他の部分がどんなによくても、腹筋が悪ければすべてがムダになる」と指摘する。 チャック・サイプスも「完成された体という概念は、シャープな腹筋から得られるものだ。 また、これは外形の問題のみでなく、健康にも不可欠の要素である。 腹筋を充分にきたえ込んだ時には、腕や胸の筋肉のつき方まで違ってくるものだ、ということに、あなたがたは気づいているだろうか」と述べている。 しかも彼は夜寝ている時でさえ腹筋運動を忘れていない……といえば変にきこ えるが事実そうなのである。 ベッドに入る時に、スリム・ガードをつけ、就寝中つけっばなしのままである。 スリム・ガードとは、伸縮性のあるビニール・レザーで作った腹巻きの大きいやつで、腹部と同時にヒップの部分もカバーでき、これをつけていると発汗作用を促し、脂肪をとるのにも効果があるという。 かの腹筋王、アーゼン・コゼウスキーもこのスリム・ガードの愛用者で、彼は、高回数のシット・アップ種目とレッグ・レイズ種目を毎日採用し、かつ一日中このガードルをつけて腹部を鍛練したと語っている。 セルジオ・オリバは、このチンニング・バー・ニー・レイズを極限回数まで行なっている オリバも、コンテスト前7週間は、一日中このスリム・ガードをつけたままでいたといい、F・ゼーン、A・シュワルツェネガーもまた、この愛用者として知られている。 いずれ日本でも売り出されると思われるが、百聞は一見にしかずか。 さて、オリバの腹筋トレーニングを紹介しよう。 彼は、ねらいとする筋肉部位をあらゆる角度から休みなく攻めたてるという、いわゆるジャイアント・セットを採用している。 4種目以上、7種目ぐらいを一単位とし、各種目を1セットずつ全く休みをいれずに続けるやり方である。 カウントは数えず極限まで行ない、そして、休みなしで次に移る。 極限回数行なう。 べンチ斜角は15度で、上体をおろした時も背はベンチにかすかに触れる処で止めること。 腹筋が痛みを感じる迄行なう。 常に腹筋の緊張をとかず極限まで行なう。 インクライン・シット・アップ・タッチ・トウを行なうサイプス 世界の著名ビルダーの多くが、腹筋運動でカウントを数えるなどはナンセンスだと主張している。 カウントを数えていると、心理的にも早く疲れ、また、カウントに気をとられて充分な効果が出ないものだと彼等はいう。 では1セットをどのくらいの回数やるのかというと腹がやけるように痛み出し、痙孿し始め、もうこれ以上とてもやれないという時点になる迄続けよというのである。 いわゆる極限回数とは、その時点に到達する迄の回数なのである。 ミスター・ユニベース2位、プエルト・リコのジョニイ・マルドナードもこの 提唱者の一人である。 彼はインクライン・シット・アップ ウェイトを後頭部に支持 、シット・アップ・オン・フロア 床にねて高回数行なう 、ローマンチェア・シット・アップ 足先と膝を支点にして を腹筋がバーン(焼ける)してくる迄行なって効果を上げている。 前述のセルジオ・オリバもカウントをとらないし、今から紹介するハロルド・プールも同様である。 彼のコンテスト前の集中トレーニング種目は次の通りである。 これは余分の肉をけずり上中部の腹筋に非常に効果的である。 下部腹直筋に効く。 外腹斜筋によい。 スムースなウェスト・ラインを作るのに効果的。 ジム・へイスロップは、オルタネイト 交互 レッグ・レイズ、シット・アップ、サイド・ベンド 片手にダンベルを持って 、シッティング・ツィスト 10kgパーを肩に持って 、ライイング・ニー・ツー・チェスト アイアン・シューズを足につけて 、チンニング・バー・レッグ・レイズ、ツィスティング・シット・アップと種目こそ多いが、小セット・システムで、やはり食事に重きをおいている。 彼等はいう。 炭水化物の一日の摂取量は、80グラム以内に押えるべきだ。 糖分・脂肪・澱粉の含有率ができるだけ低いもの、そして、魚・肉・卵等の蛋白質、野菜、果物等を充分とるように心がけることが大切である……と。 ミスター・ユニバースのフランク・ゼーンである。 いきおい蛋白質と同時に炭水化物の摂取量も多くなる。 同時に彼は腹筋運動を朝タ2回に倍増させるのである。 「バルクを増やす努力をしている時には、必ず腹筋のトレーニングを増やすことを忘れてはいけない」と彼はいう。 しかも、次に述べる各種目を1セットあたり100回と大変な高回数を行ない、これを少くとも2セットは続ける。 そのまま上体を10度程おこす。 これをくり返すと、上腹部に痙孿を生じる程で、上部腹直筋や肋間筋に非常に効果的である。 いずれにしても腹筋運動は腹部のトリミングを主たる目的とする以上、高回数多種目こそ最も効果的な原則といえるであろう。 あとは食事の調整と、トレーニングの頻度を高めていくことで、世界のビルダーたちは腹筋を征服していったのである。 今月のカバービルダー.

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1905年: ユージン・サンドウ - 近代ボディビルの父 ユージン・サンドウ(Eugen Sandow)。 彼はボディビルダーの先駆者であり、近代ボディビルの父と呼ばれている。 本名は"フリードリヒ・ヴィルヘルム・ミュラー"(Friederich Wilhelm Muller)。 1905年:サンドウ学校のマネージャー サンドウ学校とは、ユージン・サンドウの設立した運動訓練の学校。 1935年:ベルリンスタジアムにて、エクササイズのドイツ選手 1938年:Charles Atlas 左 と世界ヘビー級ボクシングチャンプのJoe Louis 右 1940年:重量挙げ選手 1940年:Hans Luber - ジムでトレーニング中 1951年:James Lawrie - ミスター・ユニバース・コンテストでの写真 1955年:Leo Robert - アメリカで最も筋肉のある男と呼ばれていた。 1955年:体育館の鏡の前でポーズを決めるLeo Robert 1956年:Jack Delinger - かつてのミスター・アメリカ 1961年:ミスター・ユニバース・コンテストの競技者 1963年:Hubert Dennis - ミスター・ユニバース・コンテストのジャマイカ出場者 1964年:競技大会後のミスター・ブリテンとミス・ブリテン 1971年:ミスター・ユニバース・コンテストの競技者 1976年:Serge Nubret - ミスター・ユニバース 1977年:Serge Nubret - その後、ミスター・ワールドに輝いた 1976年:杉田茂 - 日本人のミスター・ユニバース 彼は1972年に日本ボディビル選手権大会で優勝しており、1976年には世界大会であるNABBA ミスターユニバースのショートクラスで優勝。 ボディビル王者に与えられる「ミスター・ユニバース」の称号を勝ちとった。 1976年:杉田茂 - 彼は世界でもトップクラスの実力を持っていた 1980年:アーノルド・シュワルツェネッガー - この年のミスター・オリンピア 彼は1970年から75年まで連続でミスター・オリンピアに輝いている。 この年がアーノルド・シュワルツェネッガーの最後の優勝だった。 2012年:フィル・ヒース(Phil Heath)- ミスター・オリンピア 彼は2011年から2015年まで連続でミスター・オリンピアに輝いており、現代のトップボディビルダーに君臨している。 彼の大学時代はバスケットボール選手だったようだ。 ボディビル業界の初期と現代では、筋肉の付き方に物凄い違いが見られますね。 人間離れしたゴリマッチョにも目を引かれてしまいますが、初期の頃の自然な筋肉も素晴らしいと思います。 もはやスポーツ業界にとって、ドーピングは切っても切り離せない関係です。 しかし、体への負担も多く、命に関わる問題でもあり、なによりフェアプレーの精神に反することから、絶対に認めてはいけないことです。 これからも薬物なしで頑張っている人たちを応援していきたいですね。 Via: 杉田茂さんは1981年にミスターインターナショナルのミドル級でも優勝してるというやばさ。 日本人だけでなく、アジア人の誇りですわ。 php on line 120• 名無しさん• 返信 上位入賞者は、フィルヒース、デキスタージャクソン、ショーンローデン、デニスウルフ、ビッグラミーは間違いない。 優勝はどうせフィルヒース。 php on line 120• 名無しさん• 返信 これが美しいと称賛される限り!そうですね!止まらないでしょうね でも、個人個人のロイドに少しの知識ノミで批判や分かりきったことを いう方々 自分の名前を公表して意見をされたらどうでしょうか? ステロイド使っても 高重量上げないと大き筋肉は付きません! ステロイドすれば筋肉付くと思ってるただのデブも多いですよね!w 教えてあげて下さい。 でも、自分の思うことをそのままに書いてみました。 php on line 120• 名無しさん• 返信 ステロイドが無い時代でも筋肉増強剤はありましたが・・・ テストロゲン知らない無知多すぎw 確実に杉田とかいうのはやってますね。 php on line 120• 18 の名無しさんへ• php on line 120• 名無しさん• ユーザーだろうがナチュラルだろうがキモイだけで他はどーでもいいことですよ。 日本人のそういった価値観は別に非難されることでも何でもないわけだし。 だって多様性を認めることこそが先進的な文化なんでしょ?だったらアメリカの価値観に日本全体が合わせなければいけない理由もないですしね。 php on line 120• 名無しさん• 返信 馬鹿ばかりだな。 ちょっとは楽しく生きていけないものか? ボディビル、ほどほどにやる分には楽しいよ?ステロイド打ってまでやる必要はないけど、ナチュラルビルダーの大会とか普通にあって、棲み分けられてるからいいんじゃないかな。 php on line 120• 名無しさん• 返信 自分が好きなように体鍛えればいいんじゃないんですかね?ステロイド使ってる人も子供じゃないんだからリスクは承知の上でしょう。 嫌なら使わなければいいし、目的は人それぞれだから自分にあったようにすればいいのでは…と思うのは私だけですかね?まあ、何事も人に迷惑かけない範囲は大前提としてだと思いますが。 php on line 120• 名無しさん• 返信 映画大好き堺在住よっくんです。 杉田茂さんの知人です。 大学に入ってボデイビルはじめました。 1年の時、夏休み 大阪難波のボデイビルセンタ-に夏休みの時だけ通ってました。 当時自宅は難波でした。 パワ-リティングの試合は少しでてましたが、ボデイビルの試合はまだで、初めて出るとき母がセンタ-に行ってビルダ-パンツを注文してくれました。 大学に入ったのは昭和48年、日本チャンピオンにはなられていたと思いますが、気さくに教えてくださいました。 php on line 120• 名無しさん• 返信 はたして『自然な筋肉』とは何なのか。 そもそも筋肥大とは行動する為の手段としての存在。 その筋肥大を手段から目的に昇華させたボディビルという競技に『自然』という言葉を求めること自体が失当ではないか。 身体の『異常さ』こそがボディビルの魅力であり、ショーとして成り立つ根拠であると思う。 php on line 120• 名無しさん• php on line 120• 名無しさん• ステロイドを黙認している大会と完全に厳しく取り締まっている大会とで分かれているのでステロイドユーザーに抵抗感がある人はステロイド完全に禁止しているJBBFの大会などを見ることをお勧めします。 筋肉のカッコよさを競うのはフィジークやベストボディなどです。 php on line 120• 名無しさん• 返信 トレーニングジムに通い、筋肉を鍛える事でその優美を競っているからスポーツと勘違いするけど、実はただの見世物なんだよね。 だからステロイドを使おうがどうでも良い世界なんだよ。 珍しい動物は誰だって見たいだろ?ライオンの頭と山羊の胴体で蛇のしっぽが付いてる動物が居たら見てみたいと思うだろ?それがDNA操作されて人為的に生み出されたものだとしてもさ。 それと同じなんだよね。 だから薬使ってる使ってない自体を批判するのはナンセンス。 「うっはwすっげー人体って色々やるとこーなるんだーかっこいいー」 って目で見るのが正解。 スポーツと思うのが間違い。 筋肉使ったプロレスだよ。 プロレスを本物の格闘技と思うほうが馬鹿だろ? まだまだその辺りが浸透してないよね。 php on line 120• 名無しさん•

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カーフ・レイズ用の台を作ってみた(下腿三頭筋の筋トレ)

フランク ゼーン

トレーニングをされている方はそれぞれ憧れの選手や身体があると思います。 フィジーク選手であれば、ジェレミーやサディックは誰もが憧れる身体であり、実績も現在のトップ選手という事もあり文句なしだと思います。 私も彼等の身体には非常に憧れますし、ジェレミーは172cm75kgというスペックなので現実として目標にしたい選手でもあります。 しかし、私が好きな身体は往年の名選手フランク・ゼーンがNo. 1ですね。 ボディビルダーでありながら、決してモンスターの様なサイズではなく、バランス良く発達した身体と醸し出す雰囲気が最高にカッコ良いです。 私はタイプ的にもバルキーなタイプではないので、当然目指すべき方向はこちらになりますし、純粋に憧れる身体はフランク・ゼーンのようなタイプです。 40歳になるまでには、少しは近付きたいですね! 投稿ナビゲーション メンズフィジーク 2014 チャンピオン&パーソナルトレーナー 阿部 和也 USBB JAPAN CONTEST 2014 MENS PHYSIQUE -175cm 優勝 USBB JAPAN CONTEST 2013 MENS PHYSIQUE オーバーオール 第3位 USBB WEST JAPAN CONTEST 2014 MENS PHYSIQUE -175 第3位 NPCJ ALL JAPAN LEGENDS CLASSIC 2015 MENS PHYSIQUE -175 第4位 第26回東京都ベンチプレス選手権大会 74kg級 優勝 渋谷の大手スポーツクラブでパーソナルトレーナーをしております。 お問い合わせやご質問があればお気軽にコメント下さい。 アーカイブ•

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