地球温暖化などの環境変化が進む中、異常気象などが深刻な課題となっています。 もしも未曾有の大雨によって「荒川の堤防が破堤」した場合、どのような被害を及ぼすのかを資料映像やCG映像などによって、 フィクションドキュメンタリーとしてとりまとめるとともに、堤防決壊のメカニズムや水害時の避難先などの防災知識をわかりやすく提供します。 このDVDは、東京都北区のJR鉄道橋付近で堤防が決壊した場合と東京都足立区の鉄道橋付近で堤防が決壊した場合を想定し、作成していますが、これは、「この区間の堤防が決壊しやすい」や「その他の区間は安全」といったことを表現しているわけではありません。 このDVDで想定しているような大規模な洪水が発生した場合には、荒川下流部などの区間で堤防が決壊してもおかしくなく、沿川にお住まいの皆様に、水害に対する備えを講じていただくことが重要です。 なお、同フィクションドキュメンタリー動画は字幕付きでご覧いただけます。 上映時間:約15分間 制作年月:平成29年3月改訂 更新年月:令和元年11月(字幕設定) この動画は、防災啓発を目的に制作しております。 以下の二次使用に該当しない場合は、ご自由に使用(上映)していただいて構いません。 防災関係の勉強、研修会、イベント等でご使用ください。 下記テロップクレジットの表示をお願いいたします(表示時間の指定はありません)。 このコンテンツの他のページ• お問い合わせ先 防災企画室 03-3902-2311(代表).
次の堤防より3. 7メートル低い鉄橋 地下水くみ上げで鉄橋沈下 なぜ、鉄橋が周辺堤防よりも低いのかというと、地盤沈下があったからだ。 昭和30年、40年代の高度経済成長期に地下水の過剰くみ上げによって、江戸川区や江東区を中心に広域的に地盤沈下が生じ、最大で約4. 5㍍の沈下が確認されている。 現在では沈下はほとんど収まっているが、荒川鉄橋の付近は約3. 4㍍地盤沈下している。 (「」国交省荒川下流河川事務所)。 現在の「低鉄橋」に至るまでの過程は図がわかりやすい。 台風19号通過前後の鉄橋周辺の川の様子は、荒川下流河川事務所や右岸の足立区役所、左岸の葛飾区役所がウォッチしていたはずだが、その経過を伝えるものはネット上には見つからなかった。 ただ、「」というサイトで、内田宗治さんというフリーライターが、13日午後に現場を訪れ、書いた記事があった。 取材に訪れたのは、台風上陸から約20時間後。 その時の川の様子は、「堤防を水が越えるまであと3メートルから5メートルという状況」だった。 すでに水が引き始めていたが、水位が上昇したときの様子はどうだったかというと、堆積物の痕跡などから、「あと2メートルから3メートルで越流にまで迫っていた様子が見てとれました(あくまで目測です)」と推測している。 鉄橋付近のことを書いているのだと思うが、ということは、かさ上げした堤防はさらに3. 7メートル高いのだから、越流まで5. 7~6. 7メートルの余地があったということだろうか。 鉄橋架け替え工事完成は2024年度 2019年10月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 22 23 24 26 27 28 30 アーカイブ• 1 ブックマーク• メタ情報•
次の土屋氏は「地下鉄は水が何の抵抗もなく流れ、巨大な水道管と化す。 (荒川区)町屋、(足立区)北千住周辺から水が入りこみ、丸の内、大手町から水が噴き出すまでに12時間しか要しない。 特に都心の地下鉄のうち最深部にある都営大江戸線は多くの路線とつながっており、水が流れ込んで満杯になる恐れもある」と解説する。 国交省関東地方整備局の担当者は「西日本豪雨については調査中だが、荒川流域でも同様の雨はあるかもしれない。 (シミュレーションについては)今後見直す可能性もある」と明かす。 荒川氾濫のシミュレーションでは、主として東京23区東側の浸水被害が想定されている。 しかし前出の土屋氏は「多摩川も例外ではなく、氾濫による被害が想定されている」といい、山の手側の東京都西部も決して安心できないという。 積乱雲がとどまって激しい雨が続く「線状降水帯」と呼ばれる気象現象が起きた場合、「水が一気にたまることで起きる『都市型洪水』にも要注意だ」と警告する。 「妙正寺川、善福寺川、神田川などの流れるところは、昔の谷筋に洪水が起こりやすい。 渋谷は地名に『谷』と付いているように、雨がたまりやすい。 新宿も新宿駅から都庁方面にかけて土地が低くなっている。 環状8号線の羽田トンネルや代々木にある小田急線をくぐるアンダーパス(立体交差する道路)では被害の実例もある。 どこにも例外はない」 「日ごろから地域コミュニティーと交流したり、ハザードマップを見ておくなど備えておくべきだ。 水害の際には非常灯がついているうちにあらゆる地下から出ることが先決だ」と土屋氏。 まさか、がいつ現実になってもおかしくない。
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