解説 松田翔太と前田敦子の共演で、乾くるみの人気小説を映画化。 原作は、最後の2行に仕掛けられたどんでん返しが評判を呼び、発表から10年以上を経て130万部を超えるベストセラーになった話題作。 映画は、1980年代後半の静岡を舞台に、奥手で恋愛経験のない大学生・鈴木が、合コンで知り合った女性マユとの日々を通して変化していく姿を描く「Side-A」、就職先の会社で東京本社に転勤することになった鈴木がマユを置いて上京し、本社の同僚・美弥子との出会いで心が揺れる「Side-B」という2つの物語が並行しながら、原作とは異なるエンディングを迎える。 監督は「SPEC」「TRICK」シリーズの堤幸彦。 2015年製作/110分/G/日本 配給:東宝 スタッフ・キャスト 原作を読んで随分経ってから、映画を鑑賞しましたが、 やっっっっぱり、映画より原作が好きー! あの最後の2行で、えええ?と思わせてくれたあの感動、あのやられた感は、映画の世界でどのように表現してくれるのか、それだけを楽しみに観たのがいけませんでしたね、、、 映画しか見てない方には間違いなき面白い映画だと思います。 なんだってー?って思わせてはくれるので。 5ひき、前田敦子さんの演技が好みでないので、さらに0. 5ひきました。 ごめんよ、あっちゃん。 ただでさへあざとい空気まとってるあっちゃんが、この役をもっとあざとくしちゃってて、観るに耐えなかったの。 しかし男性ってやつは。 でも、だからこそ可愛くて仕方がないんですよねー。 ただし、世の女性はみんながみんな繭子や美弥子のようではありません。 もちろんご存知だとは思いますけどね。 ネタバレ! クリックして本文を読む 「この映画は2度見たくなる」 と冒頭のメッセージであるように2度見たくなるような映画でした。 私も騙された一人。 あんな痩せてそうなるのか、でも役が変わっただけか。 と違和感は感じていたものの、物語にはそのまま入り込めたものの、 確かに言われてみたら違和感はそのまま当てはまっていた。 物語には上記の大きな映画の面白さの本質があるものの私は別の角度でレビューしようと思う。 私が物語を見てて感じたのは、主人公が初め大切な彼女と感じた存在。 それが地方に行って遠距離になり、愛が離れてしまったこと。 それが他の誰かで埋めたものの、元カノの良さの本質に気づきそこに戻りたいと思っていること。 相手が自分と好きなほど、安心できるほど、相手をほっとく心情になってしまうのってなんでなんでしょうね。 そして女の子は逆なんでしょうね。 その分では自分に重ねあってこの映画を鑑賞しました。 もちろん、ネタバレの要素においてはびっくりしてみる事ができました。 そしてやっぱり遊びは遊び慣れている人になり、結婚する人は誠実な人を選ぶんだなーと。 これは可愛い女の子であればあるほど、イニシーションラブなんだろうな。 それは、佐々木望であったり、蒼井優であったり、昔はイケメンでの恋愛をしていたと思いますが、結局結婚は誠実さなんだな。 色々思うことができました。 面白かったです。 「デスカムトゥルー」 C IZANAGIGAMES, Inc. All rights reserved. 「ソニック・ザ・ムービー」 C 2020 PARAMOUNT PICTURES AND SEGA OF AMERICA, INC. ALL RIGHTS RESERVED. 「エジソンズ・ゲーム」 C 2018 Lantern Entertainment LLC. All Rights Reserved. 」 C 2019 Sony Pictures Television Inc. and CBS Studios Inc. All Rights Reserved. 「ドクター・ドリトル」 C 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.
次の出演者も「なるほど!」とうなった映像トリック Q:原作は映像化不可能とされたミステリーですが、お二人は原作を読まれましたか? 松田翔太(以下、松田):僕の場合、原作は映画の台本を読ませていただいてから読んだので、映画化することを意識して読んでしまった感じですね。 前田敦子(以下、前田):わたしもそうです。 先に読んだ脚本がとてもわかりやすく書かれていたので、それを読んでから細かい部分を照らし合わせて読みました。 原作の方がミステリー色の濃い感じがしましたね。 Q:小説ならではのトリックが、見事に映像化されていて驚きました。 松田:あの原作を映像化してくださった堤さんに感謝しています。 ただ、撮影中はトリックがあるということを意識しないで演じていたんです。 後で完成した映画を観て、「なるほど!」と思いました。 前田:映画のほうがもっとポップでわかりやすくなっていると思いました。 内容は原作のままだし、すごくシンプルな方法で映像化しているのに、ちゃんと驚きのあるトリック物になっていましたね。 堤監督は本当にすごいです! Q:堤監督との撮影現場はいかがでしたか? 松田:堤さんは、とても気持ちのいい現場を作ってくださるんです。 本当に信頼できる方なので、自分も楽しんで演じることができました。 こういった(トリックのある)作品でも、無駄のない撮影ができたと思います。 前田:そうなんですよね。 監督の中で撮るものが出来上がっていらっしゃるので、みんなが安心してついていけるんです。 演出もすごく明確なんですよ。 迷いがないというか、「これを下さい、はいオーケー!」みたいな感じで、とてもスムーズでした。 Q:カメラアングルや色味、小物など演出面でも監督のこだわりをすごく感じました。 松田:堤さんのすてきなところは、そういったことを現場の僕らに押し付けてこないところなんです。 撮影中は演じる側の立場になって、ストーリーに沿った演出を明確にしてくださる。 何度も繰り返してカットを撮ることはありましたけど、それも堤さんの頭の中ではつながっているのだろうなと思えたので、僕は素直に従っていく感じでした。 松田主催の食事会で培ったチームワーク Q:前田さんの演じたマユが、ビックリするほどキュートでしたね。 前田:今回は女子度全開のキャラクターを、濃い目につくり上げていただきました(笑)。 監督やスタッフの皆さんが、現場で「マユ、かわいい」って持ち上げてくださるんですよ。 本当に皆さんには感謝です。 やっぱり、褒めていただくのはうれしいですし、マユを演じるにはそういった環境が必要だったと感じています。 松田:周りからアゲてもらってね(笑)。 でも、前田さんはナチュラルにすてきだと思いますよ。 前田:ありがとうございます! Q:お二人の息もピッタリでしたが、初共演の感想を教えてください。 松田:前田さんは、本当に周囲を明るくしてくれるんです。 そんな前田さんを中心に撮影を進めていくことが、この作品の世界観を作り上げていくポイントだったような気がします。 前田:松田さんとご一緒するシーンって、すごく現場が締まるんです。 わたしは、どうしたらいいのかわからないところもあったので、松田さんに助けていただいた部分がたくさんあります。 演技について具体的に話し合うのではなく、現場やシーンの中でのコミュニケーションで助けてくださって、本当にありがたかったです。 Q:松田さんが中心となって、食事会などもされたそうですね? 前田:そうなんです。 松田さんが先頭をきってくださって、撮影以外でも皆さんとよくご一緒させてもらいました。 松田:そうですね。 監督やプロデューサーも交えて、撮休の前日に、皆で食事に行かせてもらったりしました。 前田:みんなが本当に仲良くなったんです。 その雰囲気が、撮影に生かされていたような気がします。 松田:現場の空気感って、本当に大事だと思うんですよ。 その作品への愛情や撮影に対する真摯(しんし)な気持ちを持っていると、自然とそれがどんどん周りに感染していって、すごくいい空気になる。 今回は、いいものを作りたいというスタッフやキャストの意識の高さが一緒だったんです。 遠距離恋愛の難しさを実感 Q:静岡のマユと、東京で知り合った美弥子(木村文乃)との間で揺れる鈴木。 お二人は、鈴木の気持ちが理解できますか? 松田:このシチュエーションだったら、あるのかもしれませんよね。 「遠くで待っている人」と「近くにいる人」との差もあるだろうし、「慣れてしまったこと」と「新しいこと」とでは魅力が違いますから。 やっぱり、遠距離恋愛は難しいと思ってしまいます。 前田:結婚しているなら別でしょうけどね。 仕事で離れてしまったりすることもあるでしょうから、それは仕方がないこと。 でも、恋人同士が遠距離の関係でいることを、そこまで我慢できるものなのかな? とは思ってしまいます。 わたしの年齢では、まだわからないというのが正直なところですけど(笑)。 Q:おっとりしていて男性に尽くすマユ、しっかり者で都会的な美弥子。 松田さんならどちらのタイプの女性に惹(ひ)かれそうですか? 松田:正直なところ、僕は自分が東京生まれだから、女性に対して都会的だと思ったことがないんですよね。 まあ、都会的というのをファッショナブルという風に解釈するのなら、そんな女性に憧れることはありますけど……。 でも、生活感のある女性の方が魅力を感じますし、一緒にいて落ち着く方がいいと思ってしまうので、おっとりしている人がいいかな(笑)。 80年代の魅力がギッシリ Q:ファッション、音楽、流行アイテムなど、80年代カルチャーがたくさん登場しますが、印象に残ったものはありますか? 前田:懐かしいなと感じるものがたくさんあったんですけど、80年代にはやったもの、例えば歌謡曲などは知っていますし、今でも色あせない魅力があるなと思いました。 ちょうど今はファッションもひと回りしている時期でもあるし、そこまでの古さは感じませんでした。 松田:やっぱり、当時のものが登場すると懐かしい気持ちになるし、80年代に青春を過ごした登場人物たちを想像するのに、手助けしてくれるアイテムはたくさんありましたよね。 例えば、肩パッド入りのジャケットとか。 前田:わたしは「輪ゴムすだれ」といって、輪ゴムで編んだすだれを劇中で作ったんですけど、あれは監督が80年代にハマったものらしいです。 どんどん作れてしまうので、やっていて楽しいんですよ。 わたしもハマってしまいました(笑)。 Q:最後にこの映画をより楽しく観るためのアドバイスをお願いします。 前田:初めての方には、何も考えずにフラットに観ていただきたいです。 観るたびにいろんな発見がある作品なので、リピートしていただくのもいいかもしれません。 わたしはもう4回も観てしまいました(笑)。 松田:本当に面白い作品になったと思うので、ぜひ観ていただきたいですね。 作品の質はもちろん、現場の空気感も大切にするリーダータイプの松田と、周囲に気を配りながら、朗らかな笑顔で場を和ませてくれる前田。 二人の役者としての相性の良さや、心から楽しんで撮影に臨んでいたことが、インタビューで伝わってきた。 堤監督のアイデアがふんだんに詰まった本作は、純粋なラブストーリーとしても、トリッキーなミステリーとしても楽しめる実にぜいたくな一本だ。 C 2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会 映画『』は5月23日より全国公開 最新インタビュー.
次の乾くるみの同名小説を映画化した『イニシエーション・ラブ』で初共演を果たした松田翔太と前田敦子。 堤幸彦監督のもと「映像化不可能」と言われたトリッキーな世界に飛び込み、見たことのないラブストーリーを完成させた。 共演の感想、役者としてのモットーまでを語り合ってもらった。 スタイリッシュなイメージのある松田が、静岡時代から付き合っている彼女・マユと、上京して出会った女・美弥子の間で悩むという、いわば普通の恋愛に悩む男を演じており新鮮だ。 松田は「一般的な男性の考えることをやっている男。 素直で典型的、誠実な男だと思っていて」と二股をかける男性心理に共感する点も。 「こちら側にわからなければいいですよね。 環境の問題なんじゃないかな」。 「脚本を読んだ後、原作を読んだ」という二人だが、松田は「このストーリーに裏をもたせているところがすごい。 鈴木って悪い奴なんだっけと感じたり、不思議な感覚に陥るんですよね」と盛り込まれたトリックにうなる。 前田も「すごい面白かった!」と脚本に惚れ込みながら、「堤監督が撮るならば、絶対に普通の恋愛映画にならないという期待がありました」と堤監督への信頼感を吐露。 完成作への満足度が伺える。 カップル役として初共演を果たした。 松田は「ポジティブですごい明るい。 人見知りだと言うんですが、まったくそれを感じなかった。 どんどん入ってきてくれるので、カップルを演じるのはやりやすかった」と前田の印象を告白。 「勘が良くて、臨機応変に対応してくれる。 実は頭がいい(笑)」と、からかいながらもその女優力を絶賛する。 さらに「スタッフさんが前田さんにメロメロでした」と役柄同様、前田が現場でもアイドル的存在となっていたことを明かすと、前田も楽しそうににっこり。 前田は松田について、「とてもスマートな方で、翔太くんと一緒にお芝居をすると、『どうしよう』と思っていたものをすべて吸い取ってくれて、スッキリする感じがあって。 ありがたかったですね」と相性もバッチリだ。
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