日本を離れて撮影したという規模の大きさが、「大冒険」がテーマになっているワンピースと重なりますね。 作詞作曲を努めたWANIMAのKENTAは、主題歌としての聴きどころについて 主題歌「GONG」には、皆さん同様に「ONE PIECE」ファンとして 「ONEPIECE」と共に過ごした今までと、今回の映画で感じたことを詰め込みました。 「ONEPIECE」に出逢わなければ出来なかったこの歌が、たくさんの方々に届くことを願っております。 日本で一番「ONE PIECE」が好き!! とコメントしています。 ONE PIECEで感じたこと。 今回の映画で感じたこと。 これらが、歌詞に詰め込まれているのです。 改めて、楽曲と映画の内容の関連性が気になってきますね。 それでは、楽曲考察に移っていきます。 楽曲名「GONG」とは 「GONG」とは基本的には どら、 電気で鳴らす さら形の鐘、メダル、勲章。 という意味になっています。 本楽曲における「GONG」は 闘いを合図するような鐘の音 と言った意味合いでokかと思います。 映画でいう、海賊万博の開催、祭りのはじまりを象徴するものでしょう。 では、本題の歌詞に迫っていきます。 歌詞 広い海を今日も進む 信じた思いが旗を掲げて まだ知らない世界の先に きっと繋がる未来を描いて 近道なんてもったいない これからも冒険は続くのでしょう いつも胸の中で笑う声が 迷う心をとばして 振り返れば近くにいる どんな時も恐れず舵を切って 他の誰かには譲れない これからも挑戦は続くのでしょう 嵐の夜に弱さを知れば 一人じゃ何も出来なかった 言葉はいらない 疑いもしない 涙一つ見せない あの日を超えるまで 誰にも奪えない真っ赤な炎 命ある限り 生き抜いた先に 見つけ 手に入れたいもの 出逢えた喜びが気付けば 誇りになっていたこと それぞれの夢が一つに繋がる 旅はまだ途中だろう 募る想い強く動く鼓動 生まれてきたこと 恨んでいた時も あったけれど 沈んだ毎日温もりをくれた今でも忘れない 強くなって守りたい仲間がいるから 狙い定め ためらうことなく ただド真ん中を 運命のイタズラ 激しい渦の中 受け継ぐ意志が遠退いていく ギリギリでひたすら 本気以外中途半端だ 重ねた日々が繋がっている 決意の朝に覚悟を決めた 涙一つ見せない あの日を超えるまで 誰にも奪えない真っ赤な炎 約束の場所で待っている頃 命ある限り 生き抜いた先に 見つけ 手に入れたもの 出逢えた喜びが気付けば 誇りになっていたこと それぞれの夢が一つに繋がる 旅はまだ途中だろう 募る想い強く動く鼓動 生まれてきたこと 恨んでいた時も あったけれど 例えば世界を敵に回してもかまわない 守り抜くんだよ 自由だって 見てみたい明日があるから 狙い定め ためらうことなく ただド真ん中へ 見に行こう Hey!! まだ知らぬ町へ 見に行こう Hey!! 仲間を増やして 見に行こう Hey!! もっともっと 逢いに行こう Hey!! 生まれた町まで 逢いに行こう Hey!! 久々宴だって 逢いに行こう Hey!! 地図にもない場所まで 作詞作曲:KENTA 劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』のネタバレを含みます。 そのため、下記の考察は映画を見た方のみの閲覧を強く推奨いたします。 というより見た方のみ見てください。 新鮮な気持ちで映画を楽しむ為にも。 映画を見た方は「おおっ」となる部分が多々あり、楽曲の更なる魅力に気付けると思います。 ぜひ最後までお読みください。 では、1番から順に考察していきます。 1番 広い海を今日も進む 信じた思いが旗を掲げて まだ知らない世界の先に きっと繋がる未来を描いて 近道なんてもったいない これからも冒険は続くのでしょう 作詞作曲:KENTA 「広い海」「旗を掲げて」などの部分からも連想できるように、本楽曲「GONG」は全体を通してワンピースの世界観に寄り添って歌詞構成がなされています。 そしてこのAメロはルフィ目線が強い。 近道なんてもったいない これからも冒険は続くのでしょう なんてまさにそうですよね。 劇中で「こんなもの俺はいらねえ!」とルフィがラフテルへのエターナルポースを壊すシーンがありましたが、まさにそれと重なります。 これはハッとさせられました。 まさか1番のAメロから映画の核にあたる部分との関連性が伏線として用意されていたとは。 いつも胸の中で笑う声が 迷う心をとばして 振り返れば近くにいる どんな時も恐れず舵を切って 他の誰かには譲れない これからも挑戦は続くのでしょう 作詞作曲:KENTA ここも同じくルフィ目線。 「迷う心をとばして」「どんな時も恐れず」など大胆不敵に進んでいくさまもそうですが、特に映画との関連性が深い部分は 他の誰かには譲れないという一文。 ルフィの譲れないものは、皆さん周知の通り 海賊王になること。 バレッドの「世界最強の海賊王になる」というセリフに対して、ルフィが「海賊王になるのは俺だ」と激昂していたシーンと重なります。 スポンサーリンク 嵐の夜に弱さを知れば 一人じゃ何も出来なかった 言葉はいらない 疑いもしない 涙一つ見せない あの日を超えるまで 誰にも奪えない真っ赤な炎 作詞作曲:KENTA ここでは、ルフィとバレッドの最大の違いである 「強さに対する信念」が描かれています。 ルフィ「仲間がいるからおれは強い!」 バレッド「一人だからこそ俺は強い!」 と、それぞれ主張しています。 歌詞は仲間の大切さを説くルフィ目線なのですが、一人の強さを主張するバレッドには、• 敵国の兵士との間に生まれた• 生まれて早々母親に捨てられる• 敵国の軍事国家に拾われ育てられる• 捨て駒などの扱いが主の環境で闘う• 強すぎるが故に味方に裏切られる• 一人の強さを主張するようになる といった悲しくも壮絶な過去があります。 こういった過去があるから、バレッドの主張にも共感できる。 鬼の跡目とも呼ばれる強者の背景がこんなにも切ないものだとは。 そして最後の一文。 誰にも奪えない真っ赤な炎 皆さんは 真っ赤な炎と聞いて、なにを連想しますか? 私は圧倒的にエースの姿でした。 実はこのエースを連想させる歌詞はサビ後半~2番までの伏線だと思っております。 ここに関しては後述にて。 サビ1 命ある限り 生き抜いた先に 見つけ 手に入れたいもの 出逢えた喜びが気付けば 誇りになっていたこと それぞれの夢が一つに繋がる 旅はまだ途中だろう 募る想い強く動く鼓動 作詞作曲:KENTA ここでは、ルフィやロウ、スモーカー等が一丸となってバレッドに挑む情景が連想される。 出逢えた喜びが気付けば 誇りになっていたこと とありますが、最終局面でルフィが放った 「心配ねえよ、ここにいる奴らでやるんだろ、なら絶対大丈夫じゃねえか」 という言葉がそれに当たります。 ちなみに上の予告動画の1:42からで、出会えた仲間たちを誇りに思うルフィのセリフの視聴ができます。 生まれてきたこと 恨んでいた時も あったけれど 沈んだ毎日温もりをくれた今でも忘れない 強くなって守りたい仲間がいるから 狙い定め ためらうことなく ただド真ん中を 作詞作曲:KENTA ここから、 真っ赤な炎の伏線が回収される。 強くなって守りたい仲間がいるから というのはまさにルフィのセリフですが、これを エースおよぼサボ目線で構成されていると仮定することで劇場のシーンと重なり、私の中でストンと腑に落ちました。 そして心が揺さぶられました。 エースを想像させるのは、まず 生まれてきたこと 恨んでいた という一文。 ここが海賊王の息子として生まれてきたことで周囲から迫害されてきたエースの生い立ちを連想させる。 しかし、ルフィ・サボの二人に出会えたことでエースは温もりを知り、自分の中で守りたいもの・生きがいを見つけた。 だから 「沈んだ毎日温もりをくれた今でも忘れない」とある。 そして個人的に最も鳥肌が立ったのが 狙い定め ためらうことなく ただド真ん中を という歌詞。 実はこれは劇中で、麦わらの一味がバスターコールを突破するシーンと重なります。 海軍に囲まれても、軍艦のど真ん中を突破できたのは、サボとエース アンのビジョビジョの実の能力による残像 による火拳の後押しがあったからです。 だからサボ エース 目線なのです。 こうしてルフィを守る二人の姿が 強くなって守りたい仲間がいるから と被ります。 スポンサーリンク 2番 運命のイタズラ 激しい渦の中 受け継ぐ意志が遠退いていく ギリギリでひたすら 本気以外中途半端だ 重ねた日々が繋がっている 作詞作曲:KENTA ここもルフィ、エース、サボの目線と仮定。 運命のイタズラというのは、すれ違った三人が二度と再開できないという 切なすぎる運命のこと。 受け継ぐ意志は、エースからサボに伝わった「メラメラの実」。 そしてその能力でサボがルフィを助けていくこと。 エースの意志が受け継がれていることを指す。 決意の朝に覚悟を決めた 涙一つ見せない あの日を超えるまで 作詞作曲:KENTA 「海賊王になる!」 と決意の誓いを行ったルフィ。 それを叶えるまで、後ろ振り返ることはないのです。 3番 見に行こう Hey!! まだ知らぬ町へ 見に行こう Hey!! 仲間を増やして 見に行こう Hey!! もっともっと 逢いに行こう Hey!! 生まれた町まで 逢いに行こう Hey!! 久々宴だって 逢いに行こう Hey!! 地図にもない場所まで 作詞作曲:KENTA 最後は ワンピース の冒険がまだまだ続いていくこと。 そのワクワクが演出されています。 感想 いかかでしょううか。 何通りか解釈パターンを考察しましたが、個人的に一番胸を熱くした解釈を述べさせていただきました。 劇中でエースが出てきたシーンに感動して引っ張られているだけかも知れませんが、私の中ではもう「GONG」は義兄弟3人を連想させる歌として胸に刻まれました。
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次の11月13日、集英社が発行する『週刊少年ジャンプ』に連載中のマンガを、共謀の上、発売日前にスキャンしてデジタル化し、無断でインターネット上に公開したとして、被疑者4人が京都府警サイバー犯罪対策課と東山署に逮捕されました。 報道などで被疑者が無断で公開を企てたとされている、英語海賊版サイト「mangapanda」は複数のマンガ誌を発売日前に入手し、それをスキャン、翻訳、加工して自らのサイトに掲載し広告収益を得ていた非常に悪質なサイトであり、また、他の海賊版サイトにスキャンしたファイルを供給するなど、国境を越えた海賊版グループの中核と推測されます。 ネットの海賊行為に関しては、その収益や制作過程、流通経路など不明な点が非常に多く、今回の摘発を機に、その全容が解明されることを期待しております。 また、今回の事案は今年施行されたばかりの改正著作権法に基づき、集英社が有する出版権の侵害としても摘発されました。 集英社ならびに週刊少年ジャンプ編集部は著作者が心血を注いで作り上げた大切な作品を正しい形で日本をはじめとする全世界の読者のみなさまにお届けするという自らの役割を果たすため、引き続き著作物の海賊行為に関しては刑事告訴も含め厳正に対応していきます。 2015年11月17日 週刊少年ジャンプ編集部 今、ネット上には漫画を不正にコピーしたものがあふれています。 これらの「不正コピー」とアップはすべて、漫画家たちの気持ちに反しておこなわれたものです。 そして、「この作品はこう読んでほしい」という作者の意図をも大きくねじ曲げています。 「不正コピー」を作りネットにアップする行為は、たとえそれが気軽な気持ちでおこなわれたとしても、漫画家が心血を注いだ表現活動を傷つけることであり、また法に触れる行為でもあります。 私たちは、こうした「不正コピー」を発見するつど、漫画家と話し合いながら、考えられるあらゆる策を講じてきました。 しかし、心ない人たちはあまりに多く、残念ながらそのすべてには対応し切れてはいないのが現状です。 読者の皆様にお願いです。 ネット上にある「不正コピー」は、漫画文化、漫画家の権利、そして何より、漫画家の魂を深く傷つけるものです。 それらはすべて法に触れる行為でもあるということを、今一度、ご理解ください。 また漫画家の方々と集英社は今後も、ネット上のあらゆる「不正コピー」に対しては厳正に対処していきます。 読者の皆様の変わらぬご支援をお願いいたします。
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