十勝地方が舞台となるNHK連続テレビ小説「なつぞら」に、地元・北海道が生んだ人気俳優ユニット 「TEAM NACS(チームナックス)」のメンバー全員が登場したことが話題になっています。 この記事では、TEAM NACSのメンバーが演じる役柄などをまとめます。 全員が北海道に縁の深い役柄で出演をしています。 安田顕(やすだ・けん)=菓子屋「雪月」店主・小畑雪之助役 帯広で父の代から続く菓子店「雪月」を受け継ぐ二代目・小畑雪之助役。 戦後の混乱期には砂糖が統制品になるなどお菓子作りそのものが危機に陥りますが、砂糖大根(ビート)を使ったアイディア商品を生み出して窮地を乗り切るなど、アイディアマンとして店を切り盛りしていきます。 もともとは和菓子店として始まった「雪月」ですが、雪之助は柴田牧場のバターや牛乳を生かした創作菓子を生み出していき、やがて「雪月」を北海道有数の製菓メーカーへと発展させていくことになります。 映画 「小川町セレナーデ」 「龍三と七人の子分たち」 「俳優・亀岡拓次(主演)」 「愛しのアイリーン(主演)」、テレビドラマ 「下町ロケットシリーズ」(TBS) 、「嘘の戦争」(関西テレビ)など、今や人気作に次々と出演する全国区の俳優になっています。 NHK朝ドラは、2008年の 「瞳」以来の出演。 試写会。 3月24日スタート。 父とともに牧場で働いています。 なつにとって菊介は何でも話せる気さくな親戚のおじさんのような人であり、酪農の先生でもあります。 物語のスタート時、菊介は28歳という設定。 菊介はいつかは独立して自分の牧場を経営したいと考えているようですが、同時にお世話になっている柴田牧場を大きくしていく夢にも魅力を感じています。 菊介はやがて、柴田牧場の跡継ぎと目されている照男(清原翔)の後見人となり、柴田牧場の発展に大きく貢献していくことになります。 テレビドラマ 「とんび」(TBS版)、 「斉藤さん2」(日本テレビ)、NHK大河ドラマ 「花燃ゆ」に出演したほか、 「陸王」(TBS)で演じた城戸監督役でも持ち前の眼力を活かして迫力満点の演技を見せています。 画像は柴田牧場の次女・夕見子役を演じる福地桃子との一枚。 ハナタレナックスは全国放送でしたが、、、、 私は札幌雪祭りの、つどーむ会場のステージにてNHK「なつぞら」のイベントに出ていました。 福地桃子さんと。 品も度胸もある素敵な女優さんです。 わかさぎ釣り2」収録分のDVD。 戸次重幸(とつぎ・しげゆき)=天陽の父・山田正治役 戦争で家屋を失い、戦後に東京から十勝へと入植してきた山田一家。 意を決して移住をしてみたものの政府からあてがわれた土地は荒地で、農業経験を持ち合わせていなかった正治は開墾に難航しました。 極貧状態に陥った山田家の家計を支えるため、正治は郵便配達をして生活費を稼ぐなど、苦労を重ねています。 こうした家の事情もあり、絵の才能を持っていた息子・天陽(吉沢亮)は進学せずに農業を手伝い、その合間に絵を描く生活を送っています。 東京から入植した山田家は、同じく東京出身のなつにとって貴重な存在となっていきそうです。 テレビドラマ 「33分探偵」(フジテレビ)、 「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」(関西テレビ)、 「グッド・ドクター」(フジテレビ)といった人気作に出演しているほか、自身が主演を務めたテレビ東京系ドラマ 「昼のセント酒」では、銭湯シーンで「毎回お尻を出す」という文字通り体を張った演技を披露。 同ドラマに熱烈なファンを生み出しています。 森崎博之が演じるのは、十勝支庁の支庁長・大清水洋(おおしみず・ひろし)役。 十勝協同乳業を立ち上げ、酪農家のための工場建設を決議した十勝の各農協組合長と酪農家たちは、工場建設の申請書を手に十勝支庁室を訪ねます。 そこで待っていた十勝支庁長・大清水洋に申請書を渡した菊介ら酪農家たちは、「それでも道産子か!」などと今回の国のやり方を猛抗議をしますが、それを聞いた大清水は「わたしだって道産子だわー!何を言ってるんだ!この十勝を、北海道を思う気持ちはあなた方にも負けない!」と北海道愛を熱く語っています。 大清水は、「ここまで騒ぎを大きくされては、 リーダーであるわたしが矢面に立つしかないでしょう」などとさりげなく「リーダーアピール」も見せており、TEAM NACSファンにとってたまらないシーンとなりました。 なお、このシーンでは菊介役の音尾琢真、正治役の戸次重幸との共演が実現しましたが、残念ながら雪月の旦那・雪之助役の安田顕は不在でした。 北海道出身の演劇ユニットTEAM NACSから4人目の出演者・森崎博之さんが登場。 「北海道を思う気持ちはあなたがたにも負けない!」と大きな声で叫んだ大清水洋役の森崎さん。 しみますねぇ。 ミルコス食品工業は、アニメ「大草原の少女ソラ」の番組スポンサー(一社提供)。 番組の成功をねぎらって社長がマコプロを訪ねています。 この松武博は北海道の開拓者を祖父に持ち、ミルコス食品工業もその開拓者精神を受け継いだ父が創業させたとのこと。 TEAM NACSのトリを飾るにふさわしい、北海道に縁のある役柄となりました。 ・ ・ 大泉洋は、2015年に朝ドラ 「まれ」にヒロインの父親役としてレギュラー出演して以来の朝ドラ登場。 「(なつぞらに)ほかのメンバーが出ているのをうらやましく見ており、『もう出られないのかな…』と半ば諦めていた」とのことですが、主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS)の放送も終了し、ついに「なつぞら」への出演が実現しました。 これでTEAM NACSのメンバー5人全員が「なつぞら」に出演したことになります。 関連記事 ・ ・ ・ ・.
次の大泉洋、安田顕、戸次重幸、音尾琢真とキー局のドラマや映画に引っ張りだこの彼らは、北海道で結成された劇団TEAM NACSのメンバー。 全国公演のチケットは常に即完売するバケモノ的な人気を誇る同劇団のリーダーがだ。 全国区の人気を誇る4人とは異なり、キー局の番組などでその姿を見かけることが少ない森崎は、今でもひとり北海道に残り、メンバーがいつでも帰ってこられるように地元を守っている。 しかし、彼がいなかったら、現在の大泉らTEAM NACSメンバーの活躍はないと言っても過言ではないだろう。 なぜなら、1996年に出演予定だった舞台が延期になり、その代わりとしてTEAM NACSを立ち上げ、最初で最後の公演を企画したのが森崎ならば、就職を機に一時は解散となったTEAM NACSを再び復活させたのも森崎だったからだ。 メンバーのなかでもとくに北海道にこだわる森崎だが、以前はほかのメンバー同様、『おかしなふたり』(フジテレビ系/2006年)や『受験の神様』(日本テレビ系/2007年)など、東京でも俳優として活動もしていた。 しかし、2008年に、北海道で『森崎博之のあぐり王国北海道』(HBC)がスタートすると、自分は北海道に残り、メンバーとは違う形で仕事をすることで、チームの幅も広がるのでは……と考えるようになったという。 今では、北海道フードマイスター、ごはんソムリエなどの資格も取得し、食に関する講演会活動も行っている。 森崎は正義感の強い小森巡査という役を演じているが、ストレートで実直、声が大きくておおらかな森崎のキャラクターが多いに活かされたキャラクターになっている。 これをきっかけに、東京での活躍が増えることもあるかもしれない。 ドラマ、映画とエンタテインメントシーンにひっぱりだこのTEAM NACSメンバーのなかで、あまり顔を見かけることがない森崎。 しかし、森崎だけが売れていないわけではない。 そんな人気者集団を率いるリーダーに声がかからないわけがない。 経験を積み重ねてきている演技は認められ、独特な雰囲気を醸し出すキャラクターは誰からも愛されている。 森崎は、地元へのこだわりから、自らの立ち位置、活動すべきフィールドを考えた末に、俳優業だけではなく、農業や食に関する活動も北海道を拠点に行っている。 東京で活躍するメンバーがいつでも戻ってくることができるように、劇団と地元を守る。 それが森崎という人間なのだろう。 森崎には、TEAM NACSでは演出家、脚本家としての顔もあり、結成から数々のTEAM NACS公演の演出、脚本を手がけてきた。 この夏から上演されるTEAM NACS第15回公演『悪童』では、演出はマギー、脚本は古沢良太が手がけるため、初めて森崎はその両方を外部に託すことになる。 しかし、森崎はTEAM NACSの演出、脚本にはまだまだ意欲的で、今回の公演ではマギーの演出を学んで、次に活かしたいと語っている。 演技、農業、そして演出、脚本にも携わる森崎の活躍は、ブレることはない。
次の4月1日からスタートしたNHK連続テレビ小説『なつぞら』は、北海道が舞台ということもあり、北海道出身のTEAM NACSから安田顕、戸次重幸、音尾琢真の3人が出演することで話題となっている。 3人の役柄は、音尾がヒロインのなつ(広瀬すず)が働くことになる十勝の農場の従業員役で、放送2日目から登場、安田が帯広のお菓子屋・雪月の店主役で、戸次はヒロインの友人・山田天陽(吉沢亮)の父親役となっている。 しかも注目すべきは、安田は山田裕貴の父親役、戸次は犬飼貴丈、吉沢亮の父親役ということだろう。 それぞれの親子役もどこか面影が重なりしっくりくるところがある。 TEAM NACSと朝ドラと言えば、大泉洋も『まれ』で、土屋太鳳の父親役を演じていたのが懐かしいが、彼らも40代中盤になり、ヒロインやその友人の父親をやるのにちょうど良い年齢になったのだと思うと感慨深い。 『なつぞら』は、北海道が舞台でTEAM NACSから3人も出ているとなれば、大泉のほかにも、リーダーである森崎博之の出演にも期待がかかるものだが、そこは番組の記者会見で制作統括の磯智明チーフプロデューサーも、「交渉していきたい」と含みを持たせていた。 そんなTEAM NACSの近年の活躍は前にも増して目覚ましい。 戸次は筆者が行ったで「札幌では、まず大泉が売れて、それでNACSっていうグループがあるらしいぞって知った人が舞台を見て、ほかの4人にも注目が集まっていったんです。 それを全国区でもやるからって言って大泉は活動の幅を広げていったので、焦るもなにも、安心して任せられました」と語っていたように、大泉の活躍は先行してコンスタントに話題となっていたが、ほかのメンバーも、それぞれに注目されるようになっている。 安田は2016年に『俳優 亀岡拓次』で主演を務めて以降、2018年は『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。 』『愛しのアイリーン』、2019年は『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。 』など、主演映画が続いている。 戸次も2015年の『ホコリと幻想』や2018年の『神の人との間』に主演するなど、着実に幅を広げている。 個人的には、NHK BSプレミアムの石川発地域ドラマ『いよっ!弁慶』での父親役も印象に残っている。 最近、さまざまな監督の作品で常連と化し、信頼されていると感じるのが音尾琢真である。 TBS日曜劇場の福澤克雄組の常連として『陸王』『ブラック・ペアン』、そして映画『七つの会議』に出演。 また、白石和彌監督の作品でも、『日本で一番悪い奴ら』『サニー/32』『牝猫たち』『孤狼の血』、ドラマ『フルーツ宅配便』(テレビ東京系)、そして『麻雀放浪記2020』に出演するなど欠かせない俳優となっているが、最新作『凪待ち』で8度目のタッグを組むことも発表されたばかりだ。 ほかにも、大泉主演の『駆込み女と駆出し男』をはじめ、『関ヶ原』『検察側の罪人』と、原田眞人作品の出演も続く。 音尾が「男の群像劇」には欠かせない俳優となったのを感じる。
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