利息 で ござる 実話。 殿、利息でござる!ネタバレ感想!キャストがすごい!穀田屋の現在は?

殿、利息でござる! の レビュー・評価・クチコミ・感想

利息 で ござる 実話

Contents• 「殿、利息でござる!」の原作や元になった実話とは? この映画の原作は、 磯田道史が書いた「無私の日本人」です。 磯田道史さんは加賀藩のそろばん 侍・猪山直之を題材にした映画「武士の家計簿」の原作者としても知られています。 磯田さんは「武士の家計簿」の映画が好評を博したのち、「殿、利息でござる!」のゆかりの地に住む吉田勝吉という人からの手紙をきっかけに、古文書「國恩記」に出会い、穀田屋十三郎達と吉岡宿のエピソードに涙したそうです。 実話の出来事は、現在の宮城県黒川郡大和町吉岡が舞台で、18世紀後半、仙台藩が七代藩主・伊達重村の時代なのだとか。 吉岡宿は、仙台藩から「伝馬役」という宿場の運搬係のような仕事を命ぜられていました。 でも、宿場は半独立領主である但木氏の領地だったので、役目に見合った助成金を受けることができず、 非常に不条理な状態になっていたんですよね。 藩主伊達重村は、幕府に対し官位を求める運動に大金を必要としていました。 老中たちへの付け届けだけでなく、お手伝い普請という幕府命令の土木工事も引き受け、内情は火の車だったと言えますね。 吉岡宿では庶民たち自ら立ち上がり、事態解決のための一大事業が行われるのです。 「殿、利息でござる!」の酒屋と現在の様子は? 映画の主人公・穀田屋十三郎の御子孫は、 現在も「酒の穀田屋」を営業しているのだそうです! 酒の穀田屋さん、利息でござる!、利息でござる — 秘密 romanceblossom 映画の最後に、先代の浅野屋甚内が宿場町を見渡しているシーンから、現在の街並みの映像に切り替わって日常風景が映されていますが、あれはおおよそ現実なんですね。 十三郎本人は、先述のことが成就して4年後には亡くなってしまいました。 亡くなる前に 十三郎が子孫に残した家訓は下記のような内容になります。 貴重な資料が展示され、映画の小道具も。 ガイドさんが熱心に説明してくれた。 さらに、穀田屋さんにも行けた。 お店オリジナル日本酒を購入。 — くらげ hiroboyunapo 「殿、利息でござる!」の浅野屋甚内の現在は? では、映画で穀田屋十三郎の弟が、兄を差し置いて継いだという浅野屋甚内の造り酒屋兼質屋はどうなっているでしょう。 残念ながら、現在 浅野屋はなく、「跡地」としてパネルが立っているだけになります。 この辺りを訪れるには、まず「吉岡宿本陣案内所」からスタートするとよいでしょう。 映画の全国上映をきっかけに2016年5月7日にオープンしました。 「国恩記」ゆかりの場所を巡回する起点となる場所です。 「殿、利息でござる!」で実際に使用された品々を見ることもできるそうですよ。 浅多商店さんのHPは 映画に出てきた 「伊達のお殿様が名付けた銘柄」というシーンは、 実話に基づいていたんですね。 「殿、利息でござる!」のロケ地は? それでは、「殿、利息でござる!」のロケ地をチェックしてみましょう。 広い敷地にみちのくならではの古民家が多数移築された、味わい深い公園です。 具体的にどの民家が使われたかはわかりませんが、花がきれいなシーズンを狙っての訪問が素敵です。 ・松ヶ岡開墾場新徴屋敷(山形県鶴岡市羽黒町) 開墾場の一角に建つ新徴屋敷。 庄内城下に移住した新徴組隊士の屋敷だったのを松ヶ岡開墾に合わせて開墾士の館として移設したそうです。 石葺きの屋根が特徴的な簡素な建物です。 (E) — 躑躅ヶ崎歴史案内隊 KoufuSamurais 19世紀の建物が復元されています。 おそらく屋内の撮影に多く使われたのではないでしょうか。 クライマックスで十三郎をはじめとする吉岡宿の面々が正装で出入司・萱場杢と対面する場所でした。 宮城の地元以外では、この松代付近が多くロケ地に使われました。 歴史探訪にぴったりの街です。 「殿、利息でござる!」のあらすじ さて、穀田屋十三郎や弟浅野屋甚内ほか有志が目指した吉岡宿を豊かにする解決策とは…。 何と「伊達のお殿様に千両を貸し付けて利子をとる」というものでした! 大胆かつ、一歩間違えば一揆のように首が飛ぶ事業です。 そもそも貧乏だから悩んでいるのに、どうやって元金の千両(今でいう約3億円の価値)を集めるのか。 地元の篤志家たち9人によるなみなみならぬ努力が展開されます。 決して返ってこないお金のため、十三郎は金目の道具はすべて売り、甚内は店を傾けてまで蓄財を注ぎ込みます。 何とか無理やり貯めた銭・寛永通宝や文銭を、今度は小判の切り餅に換金するのにまた一苦労。 足かけ8年で、ようやく「金貸し」を藩に申し出ることが可能になり、宿場町の将来に希望を持つことができるようになったのでした。 そこにある精神は「みんなで幸せになる」ということ。 しかも「決して自慢しない」こと。 彼らの「世のため人のため」の偉業は、長年地元のお寺・龍泉院の和尚栄州端芝が記した「國恩記」にのみ伝えられていたのです。 まとめ いかがでしたか。 「自分の店がつぶれてでも町を守る」なんて、当時にしても斬新すぎる発想だったでしょう。 利益追求にならないように千両の利子は全て町のために使い、しかも自分たちが元金の提供者であることは秘匿事項。 まさに古くからの美徳「無私の心」です。 また、実際に下々からの仰天な申し出を吟味し、藩として承認したお殿様・伊達重村もたいした人物だったと言えますね。 ちなみに、映画の中では、お殿様がわざわざ浅野屋を訪れ、ねぎらいの言葉をかけるシーンもあります。 ここにも「世のため人のため」の心がうかがえますね。

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[映画感想文] 殿、利息でござる!⭐️⭐️⭐️⭐️ #日本人らしい#ヒューマンドラマ#実話#心動かされる

利息 で ござる 実話

殿、利息でござる!のあらすじ-1:宿場町を奇策で救った町人達の実話 1766年(明和3年)。 仙台藩の宿場町・吉岡宿では夜逃げの者が相次いでいた。 その大きな原因は、武士が役目上で街道を通るときに必要な馬の手配や次の宿場までの荷物運搬などを住民が提供する「伝馬役」の負担である。 そんな町に、自称知恵者の茶師「菅原屋篤平治」が京から帰郷。 そこで、造り酒屋「穀田屋十三郎」が町の窮状をお上に訴えようとするところを、寸前で引き留める。 その後、十三郎と篤平治は未亡人の「とき」がおかみを勤める飯屋で語り合う。 話の中で篤平治は、 町から藩へ金を貸し、利息を伝馬役の費用にあてる策を思いついた(いわゆる貸金の利息で儲けようという策)。 しかし、そのためには藩に貸す千両(現在で3億円)を集めなければならない。 現実味のない話だと篤平治自身が軽く笑い飛ばし、その場は終わる。 殿、利息でござる!のあらすじ-2:町のためにひたすら銭集め! ある日。 篤平治の話を本気で進めていた十三郎が、同志として叔父の「十兵衛」を篤平治の元へ連れてくる。 順序通りにと村のまとめ役である肝煎「遠藤幾右衛門」に話すと、幾右衛門は感動し同志に加わった。 その上の大肝煎「千坂仲内」も同様だった。 だが、それでもまだ金は足りない……さらに追い討ちをかけるように、この頃、 財政の厳しい藩が銭の鋳造を命じた。 それにより今後は銭の価値が下がる可能性が高く、目標額を達するには今見積もっている千両以上の銭が必要になる。 事を急がねばならなくなった一同は家財を売り払い、様々な犠牲がありながらも資金を工面する。 その様子を見た者達から町中に噂が広まり、動機は様々ながらも同志が3人増えた。 さらに、守銭奴と評判の大店で十三郎の実弟「浅野屋甚内」も資金を出すと申し出る。 ところが十三郎は浅野屋が加わるなら自分は抜けると言いだす。 十三郎は浅野屋の長男ながら養子に出されており、父である先代浅野屋と当代の甚内に遺恨があったのだ。 殿、利息でござる!のあらすじ-3:浅野屋の真実、そしてさらなる試練 1人500貫文(3,000万円)で精一杯出せど不足する資金に、浅野屋が1人で1500貫文も出すことで目標額に達した。 千坂は代官へ嘆願書を提出するが、別の代官「橋本権右衛門」へ行けと言われ、遠方にある橋本の代官所まで赴く。 橋本は嘆願を上へあげることを約束し、藩の財政担当者である出入司「萱場杢」に届いたが、却下。 3か月待たされての却下に篤平治は再度の嘆願を千坂に迫るが、千坂は立場を気にしてそれを拒む。 ある夜、浅野屋に忍び込む人物を篤平治達が捕らえた。 その人物はかつて吉岡宿から夜逃げをした際に、先代の浅野屋から銭を与えられて励まされ、恩を返すために来たと話す。 先代から守銭奴と言われた浅野屋は、実は伝馬役を免除してもらうために銭を貯めており、それを遺言として跡継ぎの甚内に託していたのだ。 さらに、甚内は目が悪く、先代は身体の悪い者を養子に出せないと考えた故に兄が養子に出されたのだろうと甚内は語る。 殿、利息でござる!のあらすじ-4:大願成就!まさかの藩主が登場! 浅野屋の話を聞いた千坂は再び代官の橋本へ嘆願に行く。 橋本は嘆願書を書き直して仙台へ行き、萱場の付近で粘る。 ようやく萱場は嘆願を受けるが、銭ではなく小判で千両という条件付きだった。 集めた銭を小判に両替するとあと800貫文の不足。 甚内は店を廃業にし、十三郎達が止めるのも押して、さらに500貫文出す。 十三郎の息子「音右衛門」も奉公に出て10年分の給金を前借りし送ってきた。 ついに揃った小判千両に萱場は感嘆し、出資者達を呼び出し報奨金を与える。 が、甚内が来ておらず理由を尋ねる。 十三郎は、それが父の教えた「冥加訓」の、「人は牛馬の背に乗り牛馬を苦しめてはいけない、人を苦しめる駕籠に乗ってはいけない」という教えを守っているのだろうと伝えた。 無事に帰り浅野屋に集まる一同の前に、突然藩主「伊達重村」が現れる。 重村は「浅野屋を潰してはならん」と告げ、自ら筆を執り3つの酒銘を与えた。 浅野屋は藩主命名の酒が売れて廃業を免れた。 「実話」の安心感と、奇跡的な人々の縁 コメディ要素もありながら、筋は真面目に救民に尽くす人々の話。 江戸時代の仕組みや金銭の話もわかりやすく描かれており、原作が歴史学者として著名な磯田道史『無私の日本人』(文藝春秋)所収の話ということで、歴史の知識を持つ人も楽しめたのではないでしょうか。 逆を言えばそれがなければ「本当に実話なのか?」と訝しんでしまいそうなほど、現代の我々も素直に見習いたい人々が登場し、巡り会い、快く結ばれていると感じた次第です。 磯田道史の原作には利息を獲得する過程など多少異なった話もあり、史実に興味を持った人は原作本の一読もおすすめ。 磯田道史の本を原作とする映画には森田芳光監督『武士の家計簿』がありますが、雰囲気はかなり違っており、対比して見るのも面白いですよ。 刀ではなく、そろばんで家族を支えてきた武士のお話。 今も昔も、家族の在り方って変わらないですね。 堺さん仲間さん夫婦、素敵でした。 お金の使い方、管理を考えさせらる作品です。 子供の頃からこれぐらいお金のことを考えて生活してもいいかもしれませんね。 気になる方は、作品を見て下さい。 生活の質を上げるのはとっても簡単。 もちろん先立つものがある場合の話。 でも一度上げた質を落とすのはとーっても大変。 なぜなら「基準」が変わってしまうから。 見栄もあるし金の切れ目が縁の切れ目って本当にそうだと思う。

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殿、利息でござる!~感動の時代劇大作のあらすじ実話と出演者一覧など

利息 で ござる 実話

2016年公開 「殿、利息でござる!」は、実話に基づいた原作となる磯田道史さんが書いた「無私の日本人・穀田屋十三郎」を元に制作されています。 実際でも江戸時代の仙台藩黒川郡にある奥州街道の宿場街・吉岡宿 宮城県黒川郡大和町 にて町民を救済した逸話です。 その実話を龍泉院 りゅうせんいん の和尚・榮洲瑞芝 えいしゅうずいし が、書物として残したのが國恩記 こくおんき となります。 当時の吉岡宿は年貢の納入以外に、藩の物資を運ぶ伝馬役 傳馬使役 の労役も農民・町民が担当するよう、命じられており、重税と労役に耐えかねた村人は夜逃げが相次いでいました。 なお、仙台藩の直轄地には、どうも、伝馬の助成金として伝馬御合力が宿場に支給されていたようですが、ここ吉岡は但木氏1500石の領地であったため、そんな支援もなかったようです。 そのため、吉岡宿に住むなら、他の村の方がマシだと言う事で、村を捨てる者が増えました。 そんな折り、篤志家、菅原屋篤平治 すがわらやとくへいじ と穀田屋十三郎 こくたやじゅうざぶろう が、吉岡宿を救いたいと願い、2人の茶飲み話から、仙台藩に千両の金を納付して、その利息にて宿場を運営しようとしたのです。 武士に米や税を取られるだけの世の中でしたが、逆に武士から金を得ようとする発想は、当時、画期的なものです。 しかし、千両と言うと、現在の価値で約2億円~3億円となり、簡単に集められる金額ではありません。 黒川郡の大肝煎・千坂仲内に相談して同志を募りますが、金を集めるにも8年掛かっており、断食したり、銭湯に入るのもやめたりして、小銭を貯めたとされています。 最終的には仲間も9人となりましたが、その苦労話を榮洲瑞芝和尚が記録として残したのです。 しかし、1773年頃から毎年100両の「利息」を仙台藩から受け取れるようになり、利息は宿場町の住民全員へ平等に配ったとされます。 一時途切れながらも幕末までに藩からは利息が合計6000両は支払われたと言い、黒川郡の中心として吉岡宿では人が減る事がなくなったそうです。 映画「殿、利息でござる!」は、タイトルからも、笑いを取るコメディー映画なのか?と思われる方も多いと存じます。 しかし、実際には「とてもいい話の映画」となっており、感動を呼ぶ内容です。 宮城県と山形県を中心ロケも行われました。 宿場町のオープンセットは、国内最大級の映画撮影所「スタジオセディック庄内オープンセット」(山形県鶴岡市羽黒町)にあり、2016年11月23日まで期間限定予定で、有料見学が可能となっています。 冬季は積雪の為閉鎖 ただし、このセットの園内は非常に広大で「周遊バス」も運行されているくらいでして、見学は2時間以上要するものと考えますが、このセットがある撮影所は今後も時代劇などでたくさん使われると存じます。 フィギュアスケート選手・羽生結弦さんが、藩主・伊達重村役を演じたのも、原作者の磯田道史さんも役者としてご出演なさっているのも好評でして、お勧めできる映画でもあります。 出演者・キャストは下記の通りです。

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