レア 表面のみに薄い焼き色がついているものの、中はまだ生の状態。 たんぱく質が加熱によって縮む前なので、肉汁は肉の繊維の中に留まっています。 焼き上がりを指で押してみると沈んでいき、弾力はほとんどありません。 ミディアム 肉の表面に茶色い焼き色がつき、内部はピンク色をしています。 中心部にわずかにレアの赤色が残った状態です。 そのため、歯切れは良く、肉汁が繊維から染み出してきます。 指で押してみた時に、あまり沈み込まず少し弾力が出てきた頃が焼き上がりの目安です。 また、レアとミディアムの間の焼き加減をミディアムレアと呼びます。 ウェルダン 表面にしっかりと焼き色がつき繊維は収縮、繊維から肉汁が滲み出てくるため、膨張して中心部が膨らんできます。 指で押してみると、しっかりと押し返されるような弾力があります。 さて、好みの焼き加減が決まりましたか。 次は具体的な焼き方のコツを解説していきます。 安い肉は、「パサパサしてジューシーさが無い」「硬くて噛みきれない」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。 しかし、これは肉を焼いた時によくありがちな失敗例です。 下処理と加熱の温度に気をつければ、安い肉でも柔らかくジューシーに仕上げることができます。 生の肉は柔らかいですが、歯で噛み切るのは難しいというのはご存知でしょうか。 上述のように、肉は加熱をすることで筋肉のたんぱく質が固まってきます。 たんぱく質が固まってくることで、歯がサクッと入り、噛み切ることができるようになるのです。 しかしここで加熱をし過ぎてしまうと、旨味成分である肉汁が肉の外に漏れ出して、パサパサした肉になってしまうのです。
次の筋切りの目的は? 筋切りは、肉のスジを切ります。 肉は、3種類の蛋白質により構成されます。 それが、「筋原線維蛋白質」「肉基質蛋白質」「筋形質蛋白質」の3種類であり、筋切りとは肉基質蛋白質を切断することです。 筋原線維蛋白質:筋繊維• 肉基質蛋白質:結合組織• 筋形質蛋白質:色素蛋白質や酵素など 少し難しく感じられるかもしれません。 単純に説明するのであれば、筋原線維蛋白質が「筋肉(肉)」、肉基質蛋白質が「筋肉を固定しているスジ」、筋形質蛋白質が「アクとなる部分」です。 筋切りは、物理的に結合組織を断ち切ります。 肉基質蛋白質(結合組織)には「強靭(とても固い)」「熱変性により縮む(会合する)」などの特徴があり、筋切りをして断ち切っておかなければ「縮むことで肉汁(うま味)が流出する」「噛み切りにくい」などの問題が生じます。 これらの問題を生じさせないためにも、スジを切っておきます。 肉を固くする3種類のスジ スジ(結合組織)には、3種類の形態があります。 それが、「腱(リボン状のスジ)」「筋膜(筋繊維を束ねているスジ)」「網目状の立体構造をとっているスジ」です。 これらは、異なる目的のために存在しています。 腱:リボン状の目視しやすいスジ• 筋膜:赤身と脂身の境目にあるスジ• 立体構造:肉内部に張り巡らされているスジ 種類により処理方法が異なります。 たとえば、腱は目視できることから取り除くことが多く、筋膜はスジを断ち切るように、立体構造は叩くようにして処理されます。 その他には、加熱により変質させることもあります。 スジは、煮込むことで柔らかくなります。 スジ肉煮込みや角煮がトロトロになるのは、スジがゼラチン化しているためです。 内部URL:僕のお弁当。 「」 筋切りの方法は? 筋切りには、いくつかのやり方があります。 たとえば、豚カツや豚の生姜焼きの下ごしらえとして赤身と脂身の境目に切り込みを入れるのは「筋膜を断ち切るため」ですし、鶏もも肉の唐揚げの下ごしらえとして包丁の刃元でたたくように切り込みを入れるのは「取り切れなかった腱を断ち切るため」です。 当然、目視できる腱はそのまま取り除きます。 また、立体構造を壊すためには叩きます。 肉叩きの目的は「結合組織による立体構造を壊す」ことが目的ですので、肉内部に張り巡らされているスジに対しては効果的な下処理です。 筋切り器を使う場合もあります。 筋切り器とは(剣山のように)複数の刃がついている調理道具であり、手軽に筋原線維蛋白質と肉基質蛋白質を短く断ち切ることができます。 加えて、味が入りやすくなるというメリットもあります。
次の【お肉が格段に柔らかく!ミートソフター】固いお肉を柔らかくする調理器具、ミートテンダライザーです。 ステーキなどの赤身肉や牛肉・豚肉・鶏肉などのあらゆるお肉を柔らかくします。 面倒な下ごしらえは一切不要です。 【ワンランク上のお肉に】ミートテンダライザーを使用したお肉は、細かい穴が無数に開くため火が通りやすくなります。 お肉を柔らかくするだけでなく、調理時間の短縮や、調味料がしみこみやすくなり、よりジューシーに仕上がります。 【初めての方でも簡単!片手で扱える!】お肉に押し当てるだけなので、初めて方でもすぐに使いこなすことができます。 ストッパーがついているので、お肉を押しつぶしても形を変えずに筋切りができる肉筋切り器です。 【ステンレス製で錆びに強い】針はステンレスで錆びにくく、持ち手はABS樹脂なので丈夫で長持ちします。 業務用としてもご使用いただけます。 専用のプラスチックケースがありますので、保管場所を選びません。 【安心の90日間商品保証】輸送中の破損、通常使用における商品の破損などに対しては90日間の返品、交換保証を行っております。 万一何かありましたらご連絡ください。 肉の筋切りを想定して購入。 包丁の峰で叩いたり、筋切りを誤って筋が切れず肉が反るのに 飽き飽きしてました。 手元に届いてからは、とりあえず構造確認。 危険性と洗い方の方法がメインです。 手に持って動作確認すると力が要りそうですが、いざカッティングボードの 上で肉相手に使うと、体重を少し掛けることもあり意外と力は要りません。 ただ初めて使った際、片面だけ処置して調理したら肉の固さがイマイチだったので、 処置する際は必ず「肉の両面」に施した方が良いでしょう。 また、食器洗い用のスポンジで洗えないのは構造上仕方なし。 多少時間は掛かりますが、付属のブラシ類でそこそこ奇麗にはなります。 気になる方は刃の部分を漂白剤に浸けるのも手です。 最後に。 洗う際に全体を水に浸けると、上部本体内に多量の水が入り込みます。 ただの水ならまだしも洗剤入りの液体だった場合、水切りが うまく行ってないと次の使用時に洗剤入り液体を肉にぶちまけることに なりますのでご注意ください。
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