たとえば一昨日(10日)ので、WHOの進藤奈邦子医師が下記ツイートにまとめられているような発言をしていた。 WHO進藤奈邦子医師 ・日本の戦略はうまく行っている。 感染が始まったのが早かったのに、死者数が少ないのは奇跡的。 ・世界的な専門家がいる。 ・国民の意識が高い。 エンザの時も奇跡的。 ・, MARSでの経験がなかったので、対応は難しかった。 ・検査の遅れはない。 — Keiji Miura kyuuho だが本当かなあと思う。 死者数は確かに欧米よりは少ない。 しかし、東アジアの中では中国に次いで多い。 もちろん中国よりも多いから、東アジアでは最悪の数字だといえる。 しかも致死率も4. 韓国は2. 致死率は医療レベルと検査の捕捉率の関数だろうが、日本の医療レベルが他国に劣るとは全く思われないから、検査数が他国に比べて少ないことによって見かけ上感染者数が少なく計上されており、そのために致死率が見かけ上高くなっていることは絶対に間違いない。 なお、以上の数字は昨夜のニュース及びジョンズ・ホプキンス大のサイトによる。 下記にリンクを示す。 韓国で、新たに確認された陽性者がほとんど出なくなったというので外出規制を緩和したら、いきなりナイトクラブで100人近い集団感染が発生したと報じられている。 このことは、韓国でも少なくない「隠れ陽性患者」がいることを示唆している。 ここで仮にによる「真の致死率」が0. 7倍、約4万人の「隠れ陽性者」がいると推定される。 同じ仮定を日本に当てはめれば、日本には現在発表されている数字の7. 2倍、およそ11万5千人の「隠れ陽性者」がいると推定される。 しかも日本では今も死亡者が出続けていて最終的には致死率がさらに上がるだろうから、上記の見積もりではまだ過少だと思われる。 こう見てみると、WHOの日本人医師が胸を張れるほどの成績だとはとうてい思えない。 以上の現状について、進藤医師はいかなる見解をお持ちなのだろうか。 欧州との比較に関していえば、最近、昨年末にはすでに陽性者がいたらしいことがわかってきたし、それに欧米型のウイルスは由来のウイルスに比べて毒性が強いようだから、各国の政府が対応策を講じ始めた頃には既に手遅れであって、だからドイツのように病院のベッド数が多く、かつ多数の検査を行った国でも、7600人以上の死亡者と4. ドイツで安倍政権のような対応をとっていたら、それこそ感染が大爆発して国が存亡の危機に瀕したのではないかと思われる。 日本を含む東アジアと欧州では初期条件が違ったのだ。 また日本の報道でいつも引っ掛かるのは、「第二波、第三波に備えて」という言い方であって、北海道には第二波がやってきた、そして第一波が由来で、第二波は欧米由来なのだ、などという。 しかし、その分類に従うなら、3月中旬以降に東京などで感染が拡大したウイルスは欧米型だとされているのだから、東京都やは既に第二波の襲来を受けているのではないか。 そしてそれを招いたのは、韓国からのはいち早く遮断しながら、欧米、ことにカからのをなかなか遮断しなかった安倍政権のアクションの遅れであって、の責任は極めて重い。 この件に限らず、どうもは対策に不熱心で、いつも対応が後手に回る。 そのくせ不要不急どころか有害でさえある法「改正」案だけは馬鹿に猛スピードで通してしまおうとする。 そんなところに投げ込まれたのが「1人デモ」のツイートだった。 それは瞬く間に拡大して、500万件以上に広がった。 これを政権や政権擁護者は馬鹿にしない方が良い。 私がよく思い出すのは1989年のであって、他の東欧諸国の政権がバタバタ倒れていく中にあって、だけはますます大統領への個人崇拝が強まっていくと報じられたものだ。 しかしそれから2か月もたたないうちに夫妻は銃殺された。 まあ日本では銃殺まで行くはずもないが。 今回声を挙げた人たちのうち、氏が投稿を削除したが、氏のツイートにあった「ファン同士の喧嘩が悲しい」云々を文字通りに受け止めるのはあまりにナイーブに過ぎるというものだ。 もちろん政権が直接圧力をかけたとまでは思わないが、芸能プロダクションが多くの場合政権べったりであることくらいは頭に入れておいた方が良い。 官邸が直接圧力をかけたのは(国政政党では)だろう。 ことに最近マスメディアで不当に持ち上げられている吉村洋文などは官邸にとって真っ先に押さえておかなければならない人間だから、どうせ吉村は早々とに迎合したコメントを発するんだろうなと予想していたら案の定だった。 一方、維新の国会議員の中には法改正反対をツイートした人たちがいて、その中には音喜多駿も含まれるが、今日以降彼らはどう動くのだろうか。 いずれにせよ、ちょっとしたきっかけで安倍政権が吹っ飛びかけない可燃性の雰囲気が充満してきたことは間違いない。 それくらい国民生活が政権によって圧迫されている。 ただ、内及び野党がここ数年根こそぎにされてしまっているために、なかなか着火しないのが現状だ。
次の東京の抗体検査、陽性率は0. 児玉氏によると、行った抗体検査は再現性も安定性も高く、鼻風邪コロナ4種には反応しないそうです。 陽性例は20代、30代、50代のいずれも男性でした。 一方、加藤勝信厚生労働相も、4月に都内と東北6県で採血された献血の中から無作為に抽出した各500検体のうち東京で3件(0. 政府は6月をメドに1万件規模で抗体検査を実施する計画です。 これまで国内で最も感染者が多い東京都で感染がどれぐらい広がっているのかはっきりしませんでした。 児玉氏は「一般医療機関と非常に健康な人が行う献血の双方から0. 東京都の人口1398万人の0. 東京都の感染者は5070人なので約16倍です。 しかし日本で最も感染が広がった東京都でさえ、罹患率は0. 児玉氏は記者会見で、今回の抗体検査とは別に東京大学先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクトとして次のような見方を示しました。 児玉氏はB型肝炎の予防プロジェクトに参加したことがあるそうです。 「B型肝炎では抗体のうち、まずIgM(病原体に感染したとき最初につくられる抗体、ピンク色の点線)型が出てきて次にIgG(IgMがつくられた後に本格的につくられる。 ピンク色の実線)型が出て回復に向かう」 児玉名誉教授のスライドより、以下同 「その後、中和抗体(紺色の実線)が出てくると二度とかからないという免疫ができる」 「劇症肝炎はウイルスが増えることではなく、ウイルスに対する免疫反応が過剰に起こってしまうことで起こる(サイトカインストーム)」と児玉氏は話しました。 抗体の出方が違う 「新型コロナウイルスについて精密に計測すると、IgM(ピンク色の点線)の反応が遅くて弱いという日本人における傾向が出てきた。 これまでは先程のB型肝炎のように 先にIgMが出てきて次にIgG(ピンク色の実線)が出てくるというストーリーを説明してきた」 同 「実際に新型コロナウイルスに対する反応を見ますと、IgGが先に反応が起きてIgMの反応が弱いということが分かってきた」 「臨床機関で検討され、これから発表される結果を見てみると、重症例でIgM(赤い点線)の立ち上がりが早い。 細い線で書かれている軽症例やその他の例ではIgMの反応が遅い。 重症化している例ではIgMの反応が普通に起こる」 同 SARS-X流行の仮説 「軽くて済んでいるという人は、すでにさまざまなコロナウイルスの亜型にかかっている。 そういう方が東アジアに多いのではないか。 特に沿海側に流行っている可能性があるのではないか」 「そういう人たちの場合、IgMの反応がなくて、IgGの反応が出てくる。 新型コロナウイルスも配列がどんどん進化している。 2002~03年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の抗体が新型コロナウイルスにも反応することが知られている」 「SARSの流行以来、実際にはさまざまなコロナウイルス(SARS-X)が東アジアに流行していた可能性があるのではないか」 「その結果として、欧米に比べて東アジアの感染が最初にIgGが出てくるような免疫を持っていた可能性があるのではないかということも考えられる」 「ただこれは学問的な仮説なので今後、新型コロナウイルスの反応を見ながら学問的な研究が進められる」と児玉氏は締めくくりました。 新型コロナが日本で流行らない5つの仮説 米エール大学の岩崎明子教授は「なぜ日本の新型コロナウイルスの症例はこんなに少ないのか」と題したで5つの仮説を挙げています。 (1)もともと社会的に距離を置く日本文化。 マスクの着用。 (2)日本では毒性の強い新型コロナウイルスが流行する前に集団免疫を付与する穏やかなタイプの新型コロナウイルスにさらされた可能性。 エビデンスはない。 筆者注:京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授らの研究グループが唱えている。 (3)気道における新型コロナウイルスのレセプターであるACE2の発現が日本人はいくらか少ない可能性。 (4)日本人は新型コロナウイルスに対する免疫耐性を与える明確なHLA(ヒトの組織適合性抗原)を持っている。 (5)BCG接種が免疫を訓練・強化している。 岩崎教授はスーパースプレッダーによるクラスター(患者集団)の発生を抑え込んだのが大きいと指摘しています。 これまでの予備検討ではわが国の新型コロナウイルスの感染者では、早期のIgM上昇が見られない患者が多く、一方IgGは感染2週目にはほぼ全員が上昇を示していたそうです。 今後、抗体の大量測定によって診断と重症度判定、さらにSARS-Xの静かなる流行で日本人は新型コロナウイルスに対する免疫を前もって身につけていたかどうか研究が進められる予定です。 (おわり).
次の東京の抗体検査、陽性率は0. 児玉氏によると、行った抗体検査は再現性も安定性も高く、鼻風邪コロナ4種には反応しないそうです。 陽性例は20代、30代、50代のいずれも男性でした。 一方、加藤勝信厚生労働相も、4月に都内と東北6県で採血された献血の中から無作為に抽出した各500検体のうち東京で3件(0. 政府は6月をメドに1万件規模で抗体検査を実施する計画です。 これまで国内で最も感染者が多い東京都で感染がどれぐらい広がっているのかはっきりしませんでした。 児玉氏は「一般医療機関と非常に健康な人が行う献血の双方から0. 東京都の人口1398万人の0. 東京都の感染者は5070人なので約16倍です。 しかし日本で最も感染が広がった東京都でさえ、罹患率は0. 児玉氏は記者会見で、今回の抗体検査とは別に東京大学先端科学技術研究センターがん・代謝プロジェクトとして次のような見方を示しました。 児玉氏はB型肝炎の予防プロジェクトに参加したことがあるそうです。 「B型肝炎では抗体のうち、まずIgM(病原体に感染したとき最初につくられる抗体、ピンク色の点線)型が出てきて次にIgG(IgMがつくられた後に本格的につくられる。 ピンク色の実線)型が出て回復に向かう」 児玉名誉教授のスライドより、以下同 「その後、中和抗体(紺色の実線)が出てくると二度とかからないという免疫ができる」 「劇症肝炎はウイルスが増えることではなく、ウイルスに対する免疫反応が過剰に起こってしまうことで起こる(サイトカインストーム)」と児玉氏は話しました。 抗体の出方が違う 「新型コロナウイルスについて精密に計測すると、IgM(ピンク色の点線)の反応が遅くて弱いという日本人における傾向が出てきた。 これまでは先程のB型肝炎のように 先にIgMが出てきて次にIgG(ピンク色の実線)が出てくるというストーリーを説明してきた」 同 「実際に新型コロナウイルスに対する反応を見ますと、IgGが先に反応が起きてIgMの反応が弱いということが分かってきた」 「臨床機関で検討され、これから発表される結果を見てみると、重症例でIgM(赤い点線)の立ち上がりが早い。 細い線で書かれている軽症例やその他の例ではIgMの反応が遅い。 重症化している例ではIgMの反応が普通に起こる」 同 SARS-X流行の仮説 「軽くて済んでいるという人は、すでにさまざまなコロナウイルスの亜型にかかっている。 そういう方が東アジアに多いのではないか。 特に沿海側に流行っている可能性があるのではないか」 「そういう人たちの場合、IgMの反応がなくて、IgGの反応が出てくる。 新型コロナウイルスも配列がどんどん進化している。 2002~03年のSARS(重症急性呼吸器症候群)の抗体が新型コロナウイルスにも反応することが知られている」 「SARSの流行以来、実際にはさまざまなコロナウイルス(SARS-X)が東アジアに流行していた可能性があるのではないか」 「その結果として、欧米に比べて東アジアの感染が最初にIgGが出てくるような免疫を持っていた可能性があるのではないかということも考えられる」 「ただこれは学問的な仮説なので今後、新型コロナウイルスの反応を見ながら学問的な研究が進められる」と児玉氏は締めくくりました。 新型コロナが日本で流行らない5つの仮説 米エール大学の岩崎明子教授は「なぜ日本の新型コロナウイルスの症例はこんなに少ないのか」と題したで5つの仮説を挙げています。 (1)もともと社会的に距離を置く日本文化。 マスクの着用。 (2)日本では毒性の強い新型コロナウイルスが流行する前に集団免疫を付与する穏やかなタイプの新型コロナウイルスにさらされた可能性。 エビデンスはない。 筆者注:京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授らの研究グループが唱えている。 (3)気道における新型コロナウイルスのレセプターであるACE2の発現が日本人はいくらか少ない可能性。 (4)日本人は新型コロナウイルスに対する免疫耐性を与える明確なHLA(ヒトの組織適合性抗原)を持っている。 (5)BCG接種が免疫を訓練・強化している。 岩崎教授はスーパースプレッダーによるクラスター(患者集団)の発生を抑え込んだのが大きいと指摘しています。 これまでの予備検討ではわが国の新型コロナウイルスの感染者では、早期のIgM上昇が見られない患者が多く、一方IgGは感染2週目にはほぼ全員が上昇を示していたそうです。 今後、抗体の大量測定によって診断と重症度判定、さらにSARS-Xの静かなる流行で日本人は新型コロナウイルスに対する免疫を前もって身につけていたかどうか研究が進められる予定です。 (おわり).
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