tokyodoshuppan. かなや扁旁冠脚も収め古文書解読に必携。 web. fc2. oml. city. osaka. web. fc2. 文字学とかかわりをもつ最も古い書物は,今でいう識字課本の類である。 周の《史籀(しちゆう)篇》,秦の《蒼頡(そうけつ)篇》,漢の《急就篇》など,日常の文字を韻語でつづり記憶に便なるよう編集された。 漢代に入ると,儒教が国教となり,古典の読解力が要求されるようになった。 古典の字句を意味によって整理収録し,古典の字を覚え,音を学び,意味を知るための字書がつくられ,《爾雅(じが)》と名づけられた。
次の古文書とは 古い時代に書かれた、差出人と受取人のいる手紙や請求書などを指します。 古記録とは 古い時代に書かれた、日記や忘備録を指します。 982・1059、『角川日本史辞典』p. 414-415、『国史大辞典』第6巻p. 39を参照。 行書と草書では筆順が異なることがあります。 … 御家流 おいえりゅう (青蓮院流、粟田口流・尊円流とも。 和様書道の流派):室町時代に書道の中心となり、江戸時代には大衆化。 幕府・諸藩の公文書はこの書体で書かれました。 (『角川日本史辞典』p. 133、『広辞苑』p. 343) 文体 … 漢文体が多い。 昭和前期まで残り続けます。 漢字 … 正字(旧字体含む)・異体字・略字など、いろいろ出てきます。 その他 … 漢字の多用。 ひらがなやカタカナも出てきますが、これらは漢字をくずしたり、一部を抜き取るものなので、漢字との区別がつきにくいことがあります。 … 独特の言い回し、書式、定型句があります。 戸田市立図書館で所蔵する資料を使う。 ・ ホームページの「蔵書検索」で探す場合は、図書資料を探す画面から「一般書」にチェックを入れてから検索してください。 漢字表記と読み仮名(ひらがな・カタカナ)の両方で検索することができます。 ・ 「 古文書 」「 くずし字 」「 草書 」「 行書 」「 時代 」など、関連する分野で検索してみると、目的の資料を探すことができます。 読めない文字を解読する本は、目的によって2種類あります。 468) という意味と、「わかりにくい文字や暗号などを読み解くこと」(『新潮日本語漢字辞典』p. 2061、『広辞苑』p. 468)という意味があります。 0-コ 近世・近代初期文書中心。 扁 へん ・ 旁 つくり ・ 冠 かんむり ・ 沓 くつ (= 脚 あし )ごとに、そのくずし方が何を指すのか、何ページに掲載されているのかがわかります。 巻頭に「くずし部首目次」、巻末に「音訓索引」があります。 4-コ 「目次」で検索するタイプの辞典です。 筆の入り(起筆)を基準 にして、部首を5つに分け、くずし字に対応する楷書体(漢字・部首)を調べられます。 巻末に「音訓索引」があります。 0-コ 近世・近代初期文書中心。 巻末の「音訓索引」を使って調べます。 本文には、読み方・異体字・熟語・文章中の引用が載っています。 4-コ 漢字のくずし字例を4~5つ以上と、その漢字を含む語句・熟語を多く載せた、「漢和辞典」のように引くことができる辞典です。 見開きの「部首索引」、巻末の「音訓索引」を使って調べます。 部首内における文字の配列は、 正字 の画数順です。 本文に漢字の読み方・くずし方・用例・語句・熟語、付録にかなのくずし方が載っています。 児玉幸多編『漢字くずし方字辞典』(近藤出版社、1982)/R728. 見開きの「部首索引」、巻末の「音訓索引」を使って調べます。 部首内における文字の配列は、 正字 の画数順です。 本文に漢字の読み方・くずし方が、付録にかなのくずし方が載っています。 『古文書大字典』(柏書房、1987)/R210. 0-コ 「用語編」「史料・用例編」「参考資料編」「索引」で構成されています。 「用語編」は近世文書(天正期から明治初期まで)中心。 「用語編」の配列は部首別、部首内は画数順です。 巻末の「索引」を使って、「用語編」に掲載されている字を調べられます。 「用語編」には、漢字の読み方のほか、漢字を用いた熟語が載っています。 『活用・くずし字辞典』(柏書房、1982)/R728. 4-カ くずし字を正しく身につけるための字典です。 単漢字の書体(楷書・行書・草書・ 篆書 てんしょ ・ 隷書 れいしょ ・中国新字体)、筆順、読み方を調べられます。 本文は、総画数順です。 本文の後に「草仮名(変体かな)一覧」、巻末に「五十音順索引」があります。 『入門近世文書字典』(柏書房、1975)/R210. 0-ニ 「用例編」「文字・熟語編」「かな編」「参考資料編」で構成されています。 「文字・熟語編」は、近世文書によく見られる文字約1,700を収録。 巻頭の「部首索引」、巻末の「音訓索引」を使って調べられます。 「文字・熟語編」には、単漢字の楷書体・くずし字が載っています。 若尾俊平編『実習近世文書辞典』(柏書房、1982)/R210. 0-ワ 字典を兼ねた古文書解読辞典です。 近世文書中心。 配列は部首順。 巻末の「音訓索引」を使って単漢字、熟語を調べられます。 単漢字・読み方・解説・くずし字例(見出し語3~4つと主な用例)が載っています。 『古文書くずし字500選』(柏書房、2002)/210. 02-コ 古文書入門者・初心者を対象に、古文書に頻出するくずし字500字を選んで収録しています。 同シリーズ『古文書くずし字200選』を一緒に使う必要があります。 近世文書中心。 配列は部首順。 『古文書くずし字200選』に収録した漢字との組み合わせだけで用例を構成しているのが特徴です。 また、書いて覚えられるように、くずし字を2~4つずつペン字で載せています。 巻頭の「収録漢字一覧」で漢字を、巻末の「索引」で漢字と重要熟語を調べられます。 単漢字・読み方・正字・旧字・くずし字の特徴・用例が載っています。 4-ヒ 中国で作られた草書字典『 草書禮部韻寶 そうしょれいぶいんぽう 』と『 草韻辨體 そういんべんたい 』を合わせた1冊です。 本文の配列は部首別、画数順です。 見開きの「部首索引」、巻末の「常用漢字音訓索引」を使って漢字を調べられます。 漢字は約1万字。 一字につき1~2つの草書体を載せています。 赤井清美編『行草大字典』上・下(東京堂出版、1982)/R728. 4-ア-1・2 中国漢時代から清時代までの典型的な書の中から、行書体・草書体約20万字を収録した字典です。 2冊組。 本文の配列は部首別、画数順です。 同じ字の配列は年代順となっています。 見開きの「部首索引」、巻末の「部首別索引」「音訓索引」を使って漢字を調べられます。 館内での閲覧のみとなります。 本を用意する … 1 筆の入り(起筆)から調べられる本 か、 見た目(部首の場所など)から調べられる本 を用意します。 2 漢字のくずし方を調べられる本 を用意します。 部首・漢字を想定する … くずし字から、考えられる部首や漢字を想定します。 同じくずし方でも該当する部首は複数あるため 、考えられる候補をすべて抜き出します。 裏付けをとる … 1 調べた答えが正しいかどうかを確認します。 2冊以上の資料を使うと安心です。 2 その漢字、熟語が実際に存在するかを確かめる必要があります。 『くずし字解読辞典』では、全ての文字が、起筆により、 縦点から 横棒までの 5つの部首に分類されています。 (右図参照) 目次もこの順番で並んでいます。 必ず、『 くずし字解読辞典』 凡例を見ながら調べるようにしましょう。 ひらがなの「こ」の上部分に似ている。 横点 右に向かう点。 ひらがなの「い」の左側に似ている。 斜棒 右上から左下に伸ばす棒。 カタカナの「ノ」に似ている。 縦棒 上から下へ伸ばす棒。 横棒 左から右へ伸ばす棒。 手順 … 調べ方一例 1. 資料を用意します … 書道の分類の棚から、『くずし字解読辞典』と『くずし字用例辞典』を探します。 第一画の部首を考えます … 第一画(起筆)の部首が、上記凡例の内どれにあたるかを考えます。 第二画の部首を考えます … 第二画の部首が、上記凡例の内どれにあたるかを考えます。 第一画と第二画の部首から目次を引きます … 斜棒の部首の内、p. 102・103・129に出てくる部首が似ているようです。 狭い範囲で探すと、その分、候補の字が限定され、正しい字を探せない可能性が出てきます。 考えられる部首を抜き出します … p. 102の部首は、「 竹の左側 」「 食 」「 糸 」「 人 」で使われていることがわかります。 103の部首は、「 食 」「 豆 」「 令 」「 言 」「 糸 」「 類の左側 」で使われていることがわかります。 129の部首は、「 糸 」を主にまとまっていますが、「 彳 」「 貝 」などがまぎらわしい字として紹介されています。 88に出てくる部首に似ています。 「 人 」「 入 」で使われ、p. 89の「 余 」であることがわかりました。 裏付けをとります … 「 糸 」「 食 」「 豆 」「 令 」「 言 」「 彳 」「 貝 」扁の中から、「 余」がつく漢字を探します。 『くずし字用例辞典』をつかった調べ方 … 1 部首がわかる場合は、巻頭の「漢字部首索引」を使います。 2 「余」がつく漢字には、「 餘 (ヨ・あまり)」と「 徐 (ジョ・おもむろ・しずか)」「 賖 (シャ・おぎのる・おごる)」がありました。 調べてわかったこと … 例題の一文字だけでは判断できないので、候補として 「 餘 」と「 徐 」「 賖」の3字を控えておきます。 可能であれば、前後の文字を見て、熟語なのか、どの意味が最適かなどを確認します。
次の今回の記事では古文書解読に必要な辞書について、 ・どれにすればいいのだろう? ・今使っている辞書に限界を感じているので買い替えを検討している。 という方のために管理人おすすめの辞書をまとめましたので参考にして頂けれ ばと思います。 また、古文書解読演習に必要な教材はやといった大きな書店 にしか置いていませんのでなどネットで購入するのが便利です。 例文が少なめで中級者~上級者向け。 引き方は部首と読みがあります。 机上版というものも出版されていますが、持ち運びで きないので普及版をおすすめします。 価格もくずし字用例辞 典よりも約3000円安いのでこれから古文書の授業を履修する大学生には特におすす めです。 ただし、講師に指定された辞書があればそちらを使いましょう。 理由は授業中 に〇〇ページを開いてなどと指示があるからです。 私の師匠は授業でこれを指定してい ました。 またくずしが似た字というのが掲載されているので、例えば誤読をした場合で も正解に導いてくれることがあります。 大きく違うのはこちらは非常に入門者向けに作られており、文字が大きく探しやすい構 成になっています。 初めはこの辞書でも事足りますが時間が取れて学習ペースが速い場 合はすぐにレベルに合わなくなってきます。 大学の時も安いからといってこちらの辞書 を買う人が多かったのですが結局みんな買い直しました。 ですので趣味程度にのんびり学習を進めようとしている方以外にはおすすめしません。 komonzyokaidoku.
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