仕事って大変ですよね。 朝早くから晩遅くまで働いて、家に帰ったらもうクタクタ。 「また明日も仕事か」「こんな生活がずっと続くのかな」って考えると本当に不安になりますよね。 でも会社を辞めたいと思っても、いざ辞めるとなるとなかなか踏ん切りがつかないなんてことも多いはず。 お金のこと、再就職のこと、家族のこと、残ったスタッフのこと、などなど。 誰にも相談できないで悩んでませんか? 先が見えない不安で眠れない毎日を送ってませんか? ここでは「仕事が辛い」「会社を辞めたいけど不安」「どうしたらいいのかわからない」と悩んでいる人へのアドバイスを書きたいと思います。 スポンサーリンク 仕事が辛い 会社を辞めたいというのは甘え? 仕事が苦痛だって言うと「根性が足りない」とか「考えが甘い」なんて言われることもありますけど、そんなことはないんですよね。 会社で働き続けるって、当たり前のようで本当はすごい事なんです。 頑張ったことが必ずしも正当に評価されるとは限らないですし、立ち回りの上手な人ばかりが得する事もあります。 損な役回りばかり回ってくることも、理不尽な理由で怒られることも、労働時間と対価がつり合ってないことも。 そんな大変な中でストレスを抱えながら毎日働いているんですから、そりゃあ楽になりたいとか、辛くて辞めたいと思うことがあっても当然です。 でも、人の考え方っていろいろで、 「辛いのはどんな会社でも同じなんだから、頑張って続けるべき」 って言う人もいれば、 「そんなに辛いなら辞めちゃって、さっさと次の仕事さがしたほうがいい」 って言う人もいます。 どちらも間違ってはないと思うんですが、自分の場合は「辞めちゃえ」派です。 もう少し頑張れって言うのは簡単ですが、じゃあそれっていつまで頑張るのか、どこまで我慢すればいのかって、わからないじゃないですか。 人によってもともと持っている体力や精神力なんて違いますし、ある人には乗り越えられることでも自分には無理という場合があって当然。 みんなモノサシの基準って違うのに、人を自分と同じ枠に収めようとするのは無理があります。 男とか女とか関係ないです。 だって人と自分とは違うんですから。 辛くてどうしようもない、これ以上はもう無理、と感じているなら、それはもうあなたにとっては限界なんです。 できないものは出来ないんです。 これ以上苦しい思いをして、自分を犠牲にしてまで頑張ることはないと思います。 だって今までいっぱい悩んできたはずですし、もう十分頑張ってきたんですから。 頑張った結果、会社を辞めたいと思うのは決して甘えやわがままなんかじゃないので、後ろめたさを感じる必要もないです。 精神が壊れるまで頑張っちゃダメ、もっと自分を大切にしてほしいです。 仕事を辞めたいけど不安がいっぱいで・・・ 会社を辞めるのって、ある意味かなり勇気のいることです。 普通はその決断ができず、なかなか一歩が踏み出せないんです。 辞めることの不安ってなんでしょう?• お金の問題• 再就職先がすぐに見つかるか、見つかったとしても今より良くなるのか• 残されたスタッフに迷惑がかかる• 家族に対して申し訳ない などでしょうか。 ちなみに、自分も会社が嫌になり20年勤めた職場を辞めているので、こういった不安って本当によくわかります。 でも不安とか言いながらも心の何処かでは「きっと何とかなるんじゃないか」って思ってたんですよね。 あの頃の心境を振り返って、ちょっとアドバイスを。 お金の問題 貯金が全くない状態で辞めるのはさすがに無謀なので、最低でも3ヶ月間くらいは収入がなくても暮らせるだけの準備はしておきたいですね。 退職金がもらえる場合はそれで何とかなります。 使ってない有給休暇があるならそれを全部消化すれば一ヶ月くらいは働かなくてもお給料がもらえます。 その間にこっそり派遣のバイトやパートなどをするのもいいかも。 有給の買取制度があるならそれを利用するのもアリ。 あと、会社員の場合は雇用保険に入っているはずなので、失業保険もアテにできますね。 さらにポリテクセンターなどで職業訓練を受ければその期間も失業手当が延長されますよ。 再就職先がすぐに見つかるか、見つかったとしても今より良くなるのか 「今の年齢じゃ転職は難しいのでは」と考えがちですが、即戦力のある経験者を求めてる企業は結構多いです。 すぐに見つかるかどうかはその時の運もありますので、まずは転職サイトなどに登録してどんな会社があるのか探してみましょう。 求人ってある意味早いもん勝ち。 タイミングさえ良ければば意外とすんなり見つかることもあります。 今より環境が良くなるかどうかは入社してみないと分からないことなので、そこは期待するしかないですね。 残されたスタッフに迷惑がかかる 責任感のある人ほど後のことが気になったり情に流されたりするもんです。 でもこれはもうスッパリ割りきりましょう。 残された仲間も今の辛い状況を理解してくれているなら、きっと解ってくれるはず。 あなたの後任をどうするかとか人員不足だからなんてのは会社が考えるべき問題、任せておけばいいんです。 それに、あとに残った人だってどうしても嫌なら辞めます。 本来、社員をそういう気持ちにさせないよう職場の環境を整えたり人事を考えたりするのは会社の役割なんです。 もちろん、急に辞めるとかはルール違反ですが、ちゃんと決められた規則を守った上で、引き継ぎや挨拶などをすませてから辞めるのであれば なんら臆することはありませんよ。 家族に対して申し訳ない 今の仕事を辞めても、また別の会社などで働くつもりなら別に問題ないと思います。 一番申し訳ないのは精神を病んだり体調を崩して病気になったりして、身内の方に心配をかけてしまうことです。 転職することで気分よく働けるようになるなら、そのほうがみんな幸せです。 スポンサーリンク 仕事は辞めたいけど どうすればいいのかわからないとき 色々考えすぎて、もう どうしたらいいのか分からなくなる事ってありますよね。 辞めたいけど不安 不安だから一歩が踏み出せない。 踏み出せないから変わらない。 変わらないから今日も明日もずっと辛いまま。 辛いから辞めたくなる。 でも辞めたいけど不安が・・・ どうしていいのかわからないときって、大体こういったマイナスの思考がぐるぐる頭のなかを回ってるんだと思います。 その辞められない一番の理由ってなんでしょう? 前章で書いたようなことでしょうか? 人って、変化することを避けようとするんですよね。 だから変わらなくても済むように、何かしら出来ない理由を無意識のうちに探そうとするんです。 あとで後悔するのが怖くて、自分の気持ちにブレーキをかけてるんだけなんです。 仕事は辞められる あたりまえなんですけど、会社って辞められるんです。 だって働くのは自分が生きるためであって会社を生かすためじゃないので。 そりゃあ会社が生き残らないと働く場所がなくなるというのもありますけど、その前に自分が壊れてしまっては何の意味もないですからね。 疲れてる時ってそんなあたりまえのことすら判断できなくなるんです。 真面目な人ほどいろんな事を考えすぎて自らハードルを上げてしまうんですが、自分を犠牲にしてまで頑張り続けることはないですよ。 期限を決める 辞めたいと思う一番の理由って、今の状況がずっと続くことが原因じゃないでしょうか。 この先良くなる見込みが無いのに、ずっとこのまま居続けても辛さが蓄積されるだけです。 「あと3ヶ月だけ様子を見る」とか「半年以内には辞める」とか期限を決めてみてはどうでしょう。 人間、ゴールが見えてるとしんどくても頑張れたりするもんですからね。 実際に辞めるとなると、引き継ぎ期間や事務的な手続き、有給消化など、それなりに日数は必要になってきます。 法的には辞める14日間前までに退職届を出せばいい事になってるんですが、会社によって3週間前までとか1月前までとかいろいろなので、就業規則をよく確認しながら一度スケジュールを立ててみるといいと思いますよ。 退職届を書いてみる 辞めるかどうか今はまだ迷ってる段階だとしても、とりあえず退職届を書いてみてください。 これね、面白いですよ。 退職届を書くにあたって、その書き方とか提出の仕方とか調べたりするでしょ。 そうするとね、だんだんその気になってくるんですよ。 で、実際に退職届を書き終えて封筒に入れたら「よし、あとはこれに日付を記入すればおしまい、フッフッ、いつでも辞めてやるぞー」って気になってくるから不思議です。 辞められるって思ったら、まるで憑き物が落ちたみたいに急に気持ちがスーっと楽になります。 そうすると次は 辞めた後の「頑張ってる未来の自分の姿」なんかを想像して一人ニヤニヤしたり。 まあこれは自分のときはそうだったっていうだけなんですが。 いずれにしても会社をやめるときには退職届は絶対必要ですしね。 そんなに面倒くさい事じゃないんで気分転換も兼ねて一度やってみることをおすすめします。 関連記事 仕事が辛くて会社を辞めたい時のまとめ 長々と書いてきましたが、いかがだったでしょうか。 まず一番に考えて欲しいのはやっぱり自分の健康のことです。 心と体が元気じゃないと何もできなくなってしまいますからね。 我慢が足りないんじゃないか、辛いのは誰も同じなんじゃないか、なんて罪悪感を感じる必要はないです。 もしそう言う人がいても、それはその人の考えってだけ。 その人とあなたは別の人間なんです。 人間関係や周りの雰囲気、仕事のしやすさなんてのは、会社や配置される部署によっても全然違います。 会社なんて辛いのが当たり前、なんてのもウソ。 世の中には毎日いきいきとやりがいを持って働いている人や、会社がすごく気に入っているという人も大勢いますよ。 昔は就職したら定年まで勤めあげるというのが一般的な考えでしたが、今はもう転職なんて当たり前の時代ですし珍しくも何ともありません。 もちろん、ある程度の我慢は必要だと思うので、状況が好転するのを待つのもひとつの方法ですが、早めに見切りをつけて新しい一歩を踏み出すのもまた賢明な考えだと思います。 会社を辞めることは決して現実から逃げてるわけじゃないです。 むしろ現実としっかりと向き合えてないと出来ないことです。 今残ってるエネルギーは、毎日を我慢することに使うんじゃなく、前向きに進んでいくこれからの事に使ってみてください。 つらい思いを抱えたまま働き続けてるなんて人生もったいないですよ。 これまで本当にいろんな事に悩みながら頑張ってきたあなたならきっと大丈夫、自信持ってください。 ここから先の人生を明るいものにしていってくださいね。 応援してます。
次の毎日ゲームだけして暮らしたい• 好きな時間に起きたい• 満員電車に乗りたくない などです。 辞め方を知っておけば、あなたの気持ちも楽になります。 円満退職する方法を解説します。 退職までのスケジュールを事前に確認しましょう。 労働基準法では、退職の意思を伝えてから 2週間で会社を辞めることができます。 しかし、円満退職するには就業規則に従って退職しましょう。 2週間で辞めるのは、もめたときだけです。 上司の上司や人事部に伝えると、直属の上司が「聞いてない!」となり、トラブルの元だからです。 退職を伝えるタイミングは、直属の上司の仕事が終わったタイミングなど、落ち着いて話せるときが良いです。 上司から退職の了承を得たら、いつ辞めるのか?などのスケジュールを決めてもらいます。 引き継ぎまできちんとするのが、 社会人のマナーだからです。 ノートなどに仕事内容をまとめておくと、後任者も安心できます。 また、今までお世話になった人たちへ挨拶しておくのも忘れてはいけません。 引き留められた場合 念のため、引き留められた場合の対処法をご紹介します。 代わりの人材がいないなどの理由で、 辞めさせてくれない場合があるからです。 そもそも、会社側に 退職を断る権利はありません。 憲法18条では、下記のように定められています。 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。 又、犯罪に因る処罰の場合を除いては、その意に反する苦役に服させられない。 従業員側が退職したいと言ったら、会社はそれに従わなければいけません。 平気で「やめさせない!」という上司もいますが、憲法違反ということですね。 最悪、無断欠勤を続ければクビになるので、 退職は従業員側が圧倒的に強いです。 それでは、引き留められた場合の対処法をご紹介します。 退職届を出す 直属の上司に、日付入りの退職届を出しましょう。 退職届は法的書類です。 口頭だと言った言わないがありますが、日付入りの退職届があれば証拠が残ります。 退職届を受け取ってもらえない場合、内容証明郵便を出す 退職届を受け取ってもらえない場合、内容証明郵便を出してください。 これで、会社側は退職届を受け取ったことになります。 それでもダメなら、退職代行を使う どうしても辞めさせてもらえない場合は、退職代行を使う手もあります。 最近では退職代行を使って会社をやめる人もいるので、気になる人は、 を読んでみてください。 最後の手段!無断欠勤【オススメしません】 無断欠勤という最終手段もあります。 ただし、 100%もめるのでオススメしません。 次はあなたに合ってる仕事をしましょう 今の仕事を辞めるなら、次はあなたに合っている仕事をしましょう。 合っている仕事であれば、 次は楽しく働けるからです。 みんなが仕事を辞めたい理由を参考にしてね• 仕事の辞め方を参考に円満退職しましょう• 引き留められてもやめられます• 次はあなたに合う仕事をしましょう 「今の仕事を辞めたい」 「ストレスから開放されて楽になりたい」 「今の職場のみんなに悪く思われたくない」 「前向きになって、自分らしく生きたい」 という人は、できることから始めましょう。 ちなみに、今は人材不足の時代なので 20代であれば転職しやすいです。 仕事を辞めたい20代の人は、無理せず転職も検討しましょう。 「次はホワイト企業に入りたい!」という人は、 も読んでみてください。 入社する前に、ホワイト企業を見分ける方法をまとめています。
次の「仕事を辞めたい」 「自分の人生、こんなつまらなくて良いのだろうか…」 「なんだか何も楽しくない。 楽しめない。 実際、現代の会社勤めの人たちの、「 もう会社を辞めようと思う機会がある」という方の割合は約98. 私たちは、平均して日々の活動時間の6割~7割を会社勤めや仕事に費やしています。 そんな生活の大半を占める仕事が、自分にとって嫌なもの・ストレスのあったとしたら、確かにとても辛いですし、虚しくなることもあるでしょう。 そこで今回は、「 会社辞めたい」、「 仕事辞めたい」と思ってしまう根本的な理由とは何か、そして、そのように思ったときにぜひ振り返ってもらいたいポイントについてご紹介します。 在宅においても転職活動は可能ですので、「なるべく早く転職活動を進めたい」という方は、以下転職エージェントサービスへの電話相談をされることをおすすめします。 <電話相談が可能な、全国対応のおすすめ転職エージェントサービス> ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 登録後、それぞれの転職サービスから連絡が来ますので、電話で状況を伝えアドバイスをもらいます。 また、登録の際はなるべく複数のサービスに登録をして、あなたにとって一番「相性が良さそう」と感じた転職サービスを見極めて利用されることをおすすめします。 その他、3位の「 同僚との人間関係への不満」や6位の「 社風が合わない」など、周囲への環境に対する不満から会社や仕事を辞めたくなるケースは多いようです。 確かに、他人を変えることは中々できることではありません。 仕事のストレスが一緒に働く人たちにあることこそが、その仕事や会社を辞めたくなる大きな原因になるというのは、よく分かります。 ですが、私たちが本当に「会社や仕事を辞めたい」と思うときは、もっと深層の意識から来ていることも往々にしてあるのです。 続いては、そんな人の意識レベルについて、お話していきたいと思います。 あ わ せ て 読みたい あ わ せ て 読みたい 人の意識構造は、よく上記のような「 氷山の一角」として表されます。 海面から上は顕在化している「 顕在意識」、そして海面より下は「 潜在意識」と分けられます。 海面で区切っているのは、私たちは、普段は「意識」しているものしか見えておらず、海面下の「潜在意識」は見えていないことが多い、ということを意味しています。 更に「 潜在意識」は、「 前意識」と「 無意識」とに分けられます。 「前意識」とは、普段は意識されていませんがキッカケがあれば意識できる、いわば条件付きで「顕在化できる意識」です。 そして「無意識」とは、通常は自分でアクセス・コントロールすることが出来ないとされています。 心理学者のフロイトは、この無意識の構造において、「 人は自らの無意識に実質支配されている」と言いました。 実際に、今回の「会社・仕事を辞めたい」という意識で今回の意識レベルがどう表されるかを見てみましょう。 「会社や仕事を辞めたい」という意識を、「氷山モデル」で表してみる。 以下は、「 上司との関係性が悪化し、仕事がやりづらくなっている」という方、Aさんが当時抱いていた氷山モデルです。 意識(顕在化されている意識)においては、「 上司と合わない。 考え方が全く違い、仕事がやりづらい」となっていますが、前意識においては「 自分は上司から信頼されていないことに強いフラストレーションを感じている。 また、そのせいで仕事にやりがいを感じられずにいる」状態のようです。 更に、無意識下では「 常に人から評価、承認されていないと不安。 たいていのことにおいては、『自分は正しいことをしている』と感じている」といった想いが存在しています。 実際、Aさんは自身の無意識下の状態を把握した後、ストレスフルであったそれまでの状況を抜け出しています。 どう抜け出したのかというと、無意識下にあった「人の役に立ちたい」。 そのうちに、Aさんの思考は上司との確執の枠にとどまっていた状態から抜け出せて、行動自体もポジティブなものに変換していくことが出来たのです。 大切なことは、自身の無意識下にある感情から、「 ポジティブな感情」を見出していくことです。 「無意識」下にあるポジティブ感情を引き出していく方法として有効なのは、「 ポジティブ・アプローチ」の形成です。 「ポジティブ・アプローチ」とは、人それぞれが持つ「 ありたい姿」を描き、そこにアプローチしていこう、という考え方です。 ポジティブ・アプローチへの意識が強まっている時は、人は安定した精神で、かつ活気溢れる状態でいられることが多くなる傾向にあります。 いわば自身の将来や未来に「希望」や「期待」を感じている訳ですので、当然と言えば当然でしょう。 これと対になる考え方が、「 ギャップ・アプローチ」。 ありたい姿ではなく、「あるべき」姿を目指すという考え方です。 生真面目な人ほど、「本来はこうあるべきだ」「自分はこうするべきだ」といった「べき」論に固執しやすい傾向があります。 ですが、「あるべき姿」を常に保つのは難しく、達していない際は往々にしてストレスを感じやすくなります。 これら2つのアプローチは実は、「どちらも重要」で、両方を同程度に持っていることが望ましいとされています。 ですが、「会社辞めたい」「仕事辞めたい」と思っているときは、どうしても「ギャップ・アプローチ」寄りになるものでしょう。 ギャップ・アプローチ寄りの状態から、ポジティブ・アプローチを強化する方法はいくつかありますが、手っ取り早く見つけていく方法を一つ紹介しましょう。 1)「これまでの人生であった嬉しかったこと」を20個ほど書き出していきます。 2)その後、書き出した20個について、共通項をいくつか探していきます。 例えば、「人との出会いや交流」で共通項を見出せる人もいるでしょうし、「お金」や「プレゼント」といった金銭・物で共通項を作れる人もいるでしょう。 3)出てきた共通項を見て、これからの人生で更にそれらの機会が増えていく(つまり、「嬉しい」と思える機会が沢山増えていく)為には、「自分がどのような状態になっていると良いか」を考えていきます。 3つ目の項目で出てきた考えが、あなたの「ポジティブ・アプローチ」の対象となる要素です(出てきた考えの抽象度が高い場合は、より具体性を出していきましょう)。 その要素をこれから将来に実現したい「ありたい姿」として想い描き、目指していきます。 人は、「ネガティブなものをなくしていく」ことより、「ポジティブなものを目指していく」方が圧倒的にエネルギーを出せるものです。 そして、エネルギーが出ている時の方が、すべての行動がうまく行くものです。 特に、「会社辞めたい」「仕事辞めたい」といった人生のターニングポイントになるかもしれない局面においては、ポジティブなものを目指していくエネルギーがあった方が、より後悔の無い選択・決断が出来そうですよね。 自身の「承認のコップ」の状態を顧みる 続いては、「 『ポジティブ・アプローチ』の対象は見つけられたけれど、なかなかポジティブ感情が大きくならない…」という方向けに、「 承認のコップ」という概念を紹介します。 「承認のコップ」とは、人の心の中には誰にでも1つのコップがあり、その中には自己承認と他者承認の2種類の水が入っているという考え方です。 そして、この承認のコップが満たされている状態では、人はポジティブ感情も最大限高まり、かつ周囲への価値発揮も高まると言われています。 ですが、「承認のコップが常に満杯になっている」なんて、そうそうあるものではありませんよね。 「コップの中の水は不足している」という方のほうが大半でしょう。 承認のコップの水が不足気味の時の有効な対策は2つあります。 まず、 「自己承認の水が少ない」という場合は、今身近にいる大切な人に何かしらの「GIVE(ギブ)」をすることです。 感謝の気持ちを伝えるであったり、ちょっとしたプレゼントをあげてみるであったり、何でも構いません。 ポイントは、「 相手が喜ぶことをする」ということです。 あなたの行為によって相手が喜んでくれて、それをあなたが感じられたら、「自己承認の水」は確実に増えます。 そして、それを繰り返していけば良いのです。 では、 「他者承認の水が少ない」場合はどうするかというと、こちらはちょっと段階があります。 まずは、「 今の生活でかかわりのある人々」に対して、なるべく広く深く、「 関心を持つこと」。 そして関心を持った際にそれがポジティブな気持ちになれる相手だったら、「 心を開いていくこと」です。 人は、「何かをしてくれる人」よりも「自分を認めてくれる人」を大切にするものです(それ自体が他者承認でもありますよね)。 そして、自分を認めてもらう為には、まずこちらから相手を認める(関心を持ち、心を開いていく)こと。 そうすることによって、「他者承認の水」は(時間は少しかかるかもしれませんが)満たされていくのです。 「ポジティブな感情」を更に育てていく為に、「グロースマインドセット」を意識する ポジティブ・アプローチの対象を見出して、ポジティブ感情と共に「ありたい姿」に向けて邁進していく為に、とっても有効な思考パターンがあります。 その名も、「 グロースマインドセット」。 グロースマインドセットとは「 成長する思考」を意味します。 それと反対の思考が、「 フィックストマインドセット」。 フィックストマインドセットとは「固定された思考」という意味です。 物事に正解を求めてしまったり、人は変われないものだと決めてかかってしまったり、あるいは失敗を恐れてチャレンジを避けようとしたりといった心情となって表れてきます。 怖いのは、人はストレスや苦労が絶えない大変な局面になると、知らずのうちにフィックストマインドセットになってきてしまうことです。 そうなると、いつまでも暗い気持ちでストレスフルな状態でフィックスト(固定)されてしまい、いつまでたっても「ありたい姿」にアプローチできなくなってしまうということですね。 では、グロースマインドセットの思考にしていく為にはどうするかというと、まずは「 意識」すること。 会社を辞めるかどうかの進退や、キャリアアップを目指しての転職を行う際に望ましいマインドセットは、いわずもがな、「グロースマインドセット」です。 逆に「フィックストマインドセット」のままでいたら、転職先の面談でもあまり良い評価をされなかったり、新しい環境でなかなか馴染めなかったり…といったことも起こりやすくなってしまうでしょう。 「会社辞めたい」「仕事辞めたい」といった感情から、人の無意識の感情についてお話して、そこから「ポジティブ感情」、「ポジティブ・アプローチ」、「承認のコップ」、そして「グロースマインドセット」と説明してきました。 会社を辞めたい、仕事を辞めたいと思っているときの心理状態では、辞めることが「最良」の選択のように思い込みがちです。 ただ、ここまでで挙げたような振り返りをすることで、自分の状態を多面的に観察したり、少し距離を置いて客観的に見たりすることができるかもしれません。 そのようにして現れてきた自分の今の状態や、これから取るべき行動の糸口が分かりそうになってきたら、そのイメージを大切にしていきたいものです。 振り返ってみても考えがまとまらないとき、あるいは浮かんできたイメージが本当に正しいものなのか確信が持てないときは、「第三者」の意見を聞いてみることも大切です。 そしてその第三者の候補で、意外と役立つのが「 転職エージェント」です。 転職エージェントは一般的に転職すると決めてから登録するものと思われがちですが、転職すべきかどうか、今の仕事を続けるべきかどうか迷っている段階であってもアドバイスをもらうことは可能です。 場合によっては、「今は転職するタイミングではないので、現職を続けたほうがいいでしょう」というアドバイスを受けることもあるでしょう。 「会社を辞めたい」「仕事を辞めたい」といって衝動的に辞めてしまうのは避けるべきでしょう。 まずは自身をポジティブな感情で満たしていき、グロースマインドセットでこれからの将来を選択していくことが大切です。 そして、その際にもし「 自分をポジティブな感情で満たしていくのが難しい」、「 どうしてもフィックストマインドセットから抜け出せない」と感じるようでしたら、家族や友人、身近な知人、または転職エージェントの力も借りながら、「今後どうしていきたいか」についてさまざまな方向から検討してみると良いでしょう。 思いも寄らないところから、ポジティブ・アプローチの種であったり、グロースマインドセットのきっかけとなる、将来への展望に繋がるヒントが見つかるかもしれません。
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