くる病は通常、生後数ヶ月以内に発症します 厚生労働省 くる病(骨軟化症)は成長期に骨のカルシウムが作られず、骨が曲がったり、柔らかくなったり、骨折しやすくなる骨の病気。 骨の成長に必要なビタミンDやカルシウム、リン不足が主な原因で起こります。 近年の日本ではくる病の報告は少なくなりましたが、偏った食生活を続けているとリスクが高まる病気です。 くる病の症状や原因、発症リスクについて解説します。 <目次>• くる病の症状……O脚などの骨変形・関節腫脹、子どもの成長障害も くる病では以下に示すようなO脚などの骨変形、関節腫脹、肋骨念珠、頭蓋癆などが生じます。 足が曲がって成長する 重度のO脚など• 関節が膨らむ• 1つ1つの肋骨の一部にコブのように膨らむ(肋骨念珠)• 頭蓋骨が手で押すと凹むぐらい柔らかくなってしまう(頭蓋癆)• 筋肉痛や筋力低下が起こる• 成長期でも身長や体重増加が止まる• 歯がくすんだり、虫歯になりやすくなったりする• 血中のカルシウム不足による痙攣や手足のこわばる くる病の3つの原因……栄養不足・遺伝・日光不足 このように肋骨の部分にこぶができて、念珠のようになっています くる病の原因は様々ですが、主に以下の3つに分けられます。 手塚治虫氏の『ブラックジャック』にも、日光の当たらないロッカーで育てられてくる病になった赤ちゃんが登場しますが、医学的に起こりえることです。 2019年にテレビドラマ化もされた『ラジエーションハウス』という放射線科医を描いた作品でもこの病気が紹介されていました。 近年では、アトピーなどの皮膚炎の悪化防止のために、食品の制限や極端な日光防止をした結果、くる病を発症してしまった例も報告されています。 また、未熟児や消化管の病気がある場合、栄養の蓄えや吸収が悪いために体内のビタミンD、カルシウム、リンが不足しやすく、くる病のリスクが高まります。 未熟児はもともと体内ビタミンDが少ないため、注意が必要です。 NICU(新生児集中治療室)では必ずくる病の検査を行うのはそのためです。 ビタミンD抵抗性くる病の多くは、繊維芽細胞増殖因子23(fibroblast growth factor23:FGF23)の過剰産生によるものであるとされています。 この繊維芽細胞増殖因子23は、腎臓からのリンの再吸収や腸管からのリンの吸収を抑えるホルモンです。 栄養と日光については改善の余地があります。 過剰なダイエットや紫外線対策で高くなる「くる病」リスク 子どもだけでなく、思春期前でまだ骨が成長している女性では、2つの点で注意する必要があります。 「ダイエット」と「紫外線対策」です。 そのため、骨がもろくなったり、くる病を発症することがあります。 骨がもろくなれば、将来的に骨粗鬆症(こつそそうしょう)の原因にもなります。 日焼け止めクリームや日傘、帽子、衣服などで紫外線対策をしていることが多いと思いますが、ビタミンDを体内で作るためには、適度な紫外線が必要なのです。 従って、紫外線対策は必要ですが、過度な対策にはリスクが伴います。 何事にもバランスが必要だということですね。 くる病の詳しい予防法、治療法については、「」をあわせてご覧下さい。 【関連記事】•
次の今日はロンではなくYAYAの病院の日でした。 子供専門の総合病院です。 くる病と診断されたのが1年前。 今日、経過観察の結果一応「OK」が出ました。 完治ってこと? ちらりとPCの入力画面を見たら 『くる病 一過性 治癒』 のようなことが打ち込まれていました。 1年後、経過を診せに来てくださいね と、女医さんににこやかに言われました。 そもそもこの病院に来たのは、行政の保健センターの紹介でした。 出生時に3000gあったにもかかわらず、 その後の身長が低いという理由でずっと経過観察健診に呼び出されていました。 その際、2歳になっても大泉門が閉じていないというので 精密検査を強く、強ーくすすめられ、 ・・・半ば強制的に総合病院に送り込まれました。 そこでくる病と診断されたのですが、 その時はアトピーであることを理由に極度の食事制限をしている子に 最近くる病が増えている、と最初に診ていただいた先生に言われたのを覚えています。 確かに、YAYAは乳児の頃からアトピーがひどく、 食事は乳製品、卵は与えなかったし、 極力高たんぱくの物は控えてきました。 それは、まだ母乳を飲んでいたときに 私が乳製品などを摂った後に授乳すると、決まって顔が真っ赤に腫れあがり、 湿疹がひどくなったという経験があったからです。 素人考えで除去食をするとこうやって発達障害が起こる そのときの医師は、そんなようなニュアンスで 母である私が責められたような気がしました。 その後内分泌科に移り、担当の先生が変わったのですが、 その女医さんは物腰の柔らかい方で、 診療中も嫌な思いはすることはありませんでした。 食事に関しても、乳製品と卵を除去していることに関しては 良いとも悪いとも言わず、 なるべくカルシウムとビタミンDを多く摂るようにと指示されただけでした。 その女医さんの勧めで3歳になる直前にアレルギー検査をしたのですが、 しーーーっかりありました。 乳製品(主にミルクとチーズ)と卵、カニ、などなど。 さて、くる病と診断されたYAYAですが、 先ほども書いたように、カルシウムとビタミンDを多く摂ること、 そして運動をしっかりすること などアドバイスされたほかは、 脂溶性のビタミンDを2ヶ月ばかり飲用しただけです。 このビタミン剤も薬と言うよりはサプリメントに近いのではないかと感じます。 骨粗鬆症 こつそそうしょう の予防薬というのが一般的のようです。 食事に関しては、それまでの内容とあまり変えていません。 ただ、なるべく小魚を食べさせるようにはなりましたけど。 もともとYAYAは魚大好きなので楽でした。 運動も、歩くようになってからは児童館へは日参していたし、 公園遊びもよくしていました。 歩く子だったので、ベビーカーはほとんど使っていませんでした。 こう考えると、診断された前後であまり・・・というか ほとんど何も変わっていません。 最初の医師は牛乳は子供にとって必須栄養素だ! くらいの勢いでしたが、 YAYAは今まで一度も飲んでいません。 確かに、レントゲン写真を見ると 骨の成長が一時的に弱まった(軟化した)時期があるのがわかります。 これは一生残るんだと思います。 でも、こんな風に思います。 案外、人間ってレントゲン写真を丹念に見ると 何の問題もなく作り物の骨のように一律ではなく、 YAYAのように『ここで骨の成長が弱まった』 という時期がある人って少なくないんじゃないかな、って。 くる病はひどくなると骨が湾曲することもあるし、 外科手術が必要になる場合もあります。 早期発見できてよかったことは確かですが、 正常な成長ってなんだろう、と考えさせられました。 いつもの自分のベッドには一度も入らず、(上がらず) 床の上(ラグの上)に寝そべっています。 相変わらず眉間にしわを寄せて(そう見えます) 気持ち悪そうです。 薬は何とか飲ませましたが、どれだけ効いているのかは分かりません。 食事はほとんど口にしていませんし、 少し食べたネコ缶も数分後に吐いていたようです。 オット発見。 昼間、執拗に鳴いて甘えたがりましたが、 今日もまたタイミングが合わず・・・。 YAYAの通院で午後は一緒にいられませんでした。 ベッドを奪い返したルキです。 というより、ロンがあけ渡しました。 日中はずっとこんな感じでした。 気分が悪くなるとゴロンと寝てもいられないのか、 しかめっ面で香箱座りをしていました。 そして今・・・ 気が変わったのか、ルキを追い出してベッドを陣取りました。 私の好きなロンの横顔です。
次のくる病は通常、生後数ヶ月以内に発症します 厚生労働省 くる病(骨軟化症)は成長期に骨のカルシウムが作られず、骨が曲がったり、柔らかくなったり、骨折しやすくなる骨の病気。 骨の成長に必要なビタミンDやカルシウム、リン不足が主な原因で起こります。 近年の日本ではくる病の報告は少なくなりましたが、偏った食生活を続けているとリスクが高まる病気です。 くる病の症状や原因、発症リスクについて解説します。 <目次>• くる病の症状……O脚などの骨変形・関節腫脹、子どもの成長障害も くる病では以下に示すようなO脚などの骨変形、関節腫脹、肋骨念珠、頭蓋癆などが生じます。 足が曲がって成長する 重度のO脚など• 関節が膨らむ• 1つ1つの肋骨の一部にコブのように膨らむ(肋骨念珠)• 頭蓋骨が手で押すと凹むぐらい柔らかくなってしまう(頭蓋癆)• 筋肉痛や筋力低下が起こる• 成長期でも身長や体重増加が止まる• 歯がくすんだり、虫歯になりやすくなったりする• 血中のカルシウム不足による痙攣や手足のこわばる くる病の3つの原因……栄養不足・遺伝・日光不足 このように肋骨の部分にこぶができて、念珠のようになっています くる病の原因は様々ですが、主に以下の3つに分けられます。 手塚治虫氏の『ブラックジャック』にも、日光の当たらないロッカーで育てられてくる病になった赤ちゃんが登場しますが、医学的に起こりえることです。 2019年にテレビドラマ化もされた『ラジエーションハウス』という放射線科医を描いた作品でもこの病気が紹介されていました。 近年では、アトピーなどの皮膚炎の悪化防止のために、食品の制限や極端な日光防止をした結果、くる病を発症してしまった例も報告されています。 また、未熟児や消化管の病気がある場合、栄養の蓄えや吸収が悪いために体内のビタミンD、カルシウム、リンが不足しやすく、くる病のリスクが高まります。 未熟児はもともと体内ビタミンDが少ないため、注意が必要です。 NICU(新生児集中治療室)では必ずくる病の検査を行うのはそのためです。 ビタミンD抵抗性くる病の多くは、繊維芽細胞増殖因子23(fibroblast growth factor23:FGF23)の過剰産生によるものであるとされています。 この繊維芽細胞増殖因子23は、腎臓からのリンの再吸収や腸管からのリンの吸収を抑えるホルモンです。 栄養と日光については改善の余地があります。 過剰なダイエットや紫外線対策で高くなる「くる病」リスク 子どもだけでなく、思春期前でまだ骨が成長している女性では、2つの点で注意する必要があります。 「ダイエット」と「紫外線対策」です。 そのため、骨がもろくなったり、くる病を発症することがあります。 骨がもろくなれば、将来的に骨粗鬆症(こつそそうしょう)の原因にもなります。 日焼け止めクリームや日傘、帽子、衣服などで紫外線対策をしていることが多いと思いますが、ビタミンDを体内で作るためには、適度な紫外線が必要なのです。 従って、紫外線対策は必要ですが、過度な対策にはリスクが伴います。 何事にもバランスが必要だということですね。 くる病の詳しい予防法、治療法については、「」をあわせてご覧下さい。 【関連記事】•
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