慢性上咽頭炎 ツボ。 上咽頭炎を改善する専門鍼灸院・東京・はりきゅうルーム岳

慢性上咽頭炎

慢性上咽頭炎 ツボ

空気中のウイルスや細菌がもっとも付着しやすく、慢性的に炎症を起こしやすい場所でもあります。 おそらく、現在でも九割以上の医師は『慢性上咽頭炎』の概念を知らないと言われています。 何故ならば、現在の医学書に『慢性上咽頭炎』の記載がないからだそうです。 症状としてはさまざま のど痛や、頭痛、鼻詰まり、後鼻漏、肩凝り、首こり めまい、不眠症、関節リウマチ、慢性じんましん などなど… この慢性上咽頭といわれるものにも 鍼灸治療は絶大な効果を発揮します。 もしかしたら、慢性上咽頭炎かなと思われたいる方は一度、鍼灸院の門を叩かれてみてください。 くわはら鍼灸院 60代男性 一週間前に歯を抜いてから左の頬が腫れて硬くなって、抜歯した歯科に相談したら、それは口腔外科に行ってくださいと言うことで受診される。 最終的には抗生剤をだされるが一週間のんでも全然効かないらしく、入れ歯がはめらないので困っている。 昨日は奥さんに付き合っての久しぶりの来院。 いつもの治療というよりも慰安な施術に加え急遽、ガッツリ系で口腔の腫れの治療を行いました。 抗生剤も効果がない腫れにも、鍼を刺した途端から、塊が緩み小さくなりだしました。 30分後には8割ほど腫れが引き口も開けやすくなられました。 人間の身体は面白い 鍼の効果はやっぱり凄い これだから、辞められません。 奥さんから嬉しいLINEも頂きました😊 くわはら鍼灸院 頭痛持ちの方は意外に多いです。 頭痛薬を常備して持ち歩いているかたもいらっしゃるのではないでしょうか? 鍼灸治療では、頭痛のする場所によって、針をするツボが違います。 当院では遠隔鍼治療を行なっていますので、頭痛だからといって頭や肩、首周り鍼をすることは、殆どありません。 手や足指のツボを使って頭痛を改善していきます。 本当にビックリする程、針をした瞬間に頭痛がとれてしまうこともあります。 副作用もなく、安心です。 副作用では、ありませんが鍼を刺すときに痛みを伴うことがありますが、 それさえ、我慢出来たら、もう鍼灸治療の虜になると思います。 長年の頭痛からサヨナラできるかもしれません。 くわはら鍼灸院 中医学、東洋医学には舌診というものがあります。 今のようにレントゲンやCT、血液検査などがなかった時代に身体の至るところから情報を読み取ろうしました。 その中に舌診もあります。 中国では新型コロナウィルスの治療に大いに舌診が活用されたと報告されています。 今はスマホ時代で簡単に写真が撮れるので、治療前と治療後に舌の写真を撮らせてもらって、説明につかってます。 西洋医学では、日進月歩で治療法を変わってきますが… 東洋医学は基本的に治療法や診断法が変わりません。 それが何千年と受け継がれてきました。 まさに伝統医学でもあります。 人間の身体の作りが変わらない限り、 色あせない治療法だと思います。 コロナ騒動のなかでも季節は巡るように鍼灸とは普遍的なものかもしれません。 くわはら鍼灸院 逆子を改善する有名なツボとして至陰 しいん があります。 場所は足の小指の先端にあります。 先日、姉から息子の嫁さんが逆子という事で相談を受けました。 姉も第一子の妊娠の時に逆子を経験しており、私からやってもらった鍼灸治療を思いだしたようです。 熊本市内と天草で離れいて、コロナ情勢で動きにくいということもあり、とりあえず、自宅でできる灸治療を至陰 しいん とはべつに、これまた婦人科疾患では、あまりにも有名すぎる三陰交 さんいんこう というツボも合わせて指導しました。 三陰交については、また今度書きます。 灸治療を指導して数日後に 姉から、検診にいったら逆子が治っていたと報告をうけました。 人間の身体は不思議です。 そして、毎回ながら鍼灸治療とい智慧に先人に感謝です。 くわはら鍼灸院 いよいよ全国的に緊急事態宣言がだされました。 これを見てみると、鍼灸院やマッサージ院は、病院や薬局と同じように「社会生活を維持するうえで必要な施設」として発表されました。 鍼灸治療は予防医学も得意とする分野です。 治療院は行かなくても自宅でできる、お灸を紹介していきます。 先ずは、足の三里 さんり というツボです。 このツボは不老長寿や健康増進の名灸穴として、とても有名です。 胃腸の調子も整えてくれます。 やり方としては、千年灸などで3. 7個で奇数の回数で終わるようにされるといいと思います。 ツボは膝下の前側にあります。 写真をみながら、そのあたりを押さえて気持ちの良い場所で大丈夫です。 胃腸を整えると免疫力がUPされると言われていますので、お試し下さい。 くわはら鍼灸院.

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上咽頭炎治し方レポート

慢性上咽頭炎 ツボ

2.記事の根拠 執筆:ちゃぬまるです。 2000年頃から2015年の8月まで 上咽頭炎という病気が存在していることが分からないまま過ごしていたので、約15年悩み続けた折り紙付きの苦労者と自称しています(笑)。 本当は笑えませんが...。 何の病気にかかっているのか分からず、どの診療科を尋ねたら良いか分からず、どう症状を伝えたら良いか分からずで、最終的に集めた病院の診察カードは10枚を軽く超えます(笑)。 その間何も分からずでモヤモヤした日々をよく過ごせたなと過去の病気に耐えた自分を褒めてあげたくなります。 病気も不安やストレスを引き起こす要因です。 【1】上咽頭炎とはなにか? 1.上咽頭炎とはなにか まずは上咽頭という場所が体のどこにあるかです。 下手な絵で申し訳ありませんが、下記絵を見てください。 食べものや飲みものが通ったり、空気が通ったりするところです。 この上咽頭に炎症が起きている状況を 『上咽頭炎』と呼びます。 この炎症には 『急性上咽頭炎』と 『慢性上咽頭炎』の二種類があって、今回の記事で取り上げたいのは 『慢性上咽頭炎』です。 慢性上咽頭炎になると起こる症状としては以下のとおりです。• のどの異常感• 鼻の奥からのどへ痰(たん)が流れ落ちる(後鼻漏)• 鼻のつまりと軽い鼻水• 話し声のかすれ、もしくは鼻声• 鼻奥の乾燥感• 肩こり• 目のかすみ• 胃部の不快感(きりきり痛むわけではない)• 便通の不整(下痢と便秘)• 焦燥感(あせり)• 憂鬱(ゆううつ)• 怒りやすい などです。 これらはあくまで一例で個人差があるのですが、症状として列挙したうち前半は鼻やのどについての症状ですが、後半はなんだか鼻やのどとは関係がないものばかりですね。 慢性上咽頭炎になると、鼻やのど以外の体へも影響を及ぼしています。 2.上咽頭で何が起こっているのか 先ほどの項目で上咽頭の位置と主な症状について紹介しました。 この上咽頭でいったい何が起こっているのでしょうか? ここからは少し難しい話になりますので、上咽頭炎について詳しく知りたい方はそのまま読み進めていただいて、仕組みについてまではという人は読み飛ばして次の項目へ行っていただいても構いません。 上咽頭は鼻のあなから入った空気が鼻腔を抜けて方向を下向きに変える場所で、空気が滞留しやすく常にじめじめしていて細菌やウイルスに感染しやすい場所です。 この繊毛上皮は鼻腔や気管などにもありますが、上咽頭の繊毛上皮には体の免疫システムを担うリンパ球が入り込んでいます。 マクロファージはウイルスや細菌などの微生物だけでなく花粉やほこりなどの体内に入ってくるあらゆる異物、役目を終えて死んだ仲間の細胞の死骸も食べてしまう細胞です。 細菌やウイルス、花粉などの異物が体内に侵入したことを免疫の司令官であるヘルパーTリンパ球に伝える役割ももっています。 以上のように免疫システムにおける白血球それぞれの役割をかいつまんで説明しましたが、それらが上咽頭でどのように炎症を引き起こしているかを次に説明します。 空気とともに上咽頭に侵入してきたウイルスや細菌が上咽頭の繊毛上皮に付着すると、私たちの体の免疫システムが動き出します。 最初に敵の侵入を察知した繊毛上皮細胞が、マクロファージや好中球にサインを出して攻撃を指令します。 指令を受けたマクロファージと好中球は動き出してウイルスや細菌を攻撃し始めます。 また、繊毛上皮の攻撃指令を受けてリンパ球の仲間、ヘルパーTリンパ球も動き出します。 ヘルパーTリンパ球には攻撃の司令官的役割があり、ウイルスをやっつけるようにサイトトキシックTリンパ球に攻撃の指令を出すと同時に、Bリンパ球にも指令を出し、ウイルスを攻撃するための接着弾(抗体)であるグロブリン(IgAやIgG)を作らせて攻撃させます。 上咽頭ではこうした戦いが繰り広げられており、細菌やウイルスなどの抗原の侵入を防いでいます。 これが 上咽頭における炎症です。 この戦いの中で死骸となったものが鼻水となったり、痰となって喉の下に落ちてきて口から出したりします。 ただ、根本的な解決がされているわけではないので不快症状を抱えて生活をするということが実際には少なくありません。 私もそうでした。 色々な病院を回って検査してもらっても 『気のせいでしょう』とか 『特に異常はないですけどね』と言われて効きもしない薬を処方されて終いです。 上咽頭炎と自律神経の関係性については1960年代に耳鼻科医として活躍されていた堀口氏などによって明らかにされていました。 極度のストレスや働きすぎなどによって 交感神経優位の状態が続いて自律神経のバランスが崩れると免疫力の低下が起こりますが、これは直ちに上咽頭にある免疫システムにも影響を及ぼします。 上咽頭にある繊毛上皮は常に活性化している状態で、活性化した繊毛上皮細胞は何かのきっかけがあれば戦闘準備状態からすぐに戦闘状態に移ることができます。 すなわちマクロファージやTリンパ球に指令を出せる状態になるということです。 ウイルスや細菌が侵入してきたわけではなく、精神的な影響だけで上咽頭炎が起こりえるのです。 そして炎症が一度起きると、好戦的なリンパ球によって戦闘が活発化して炎症が長期化します。 炎症が長引くと自律神経の乱れにも影響を与え、様々な不快症状がでて精神的な不調をうったえるという悪循環を引き起こします。 これは上咽頭の位置が自律神経と内分泌系をつかさどる 『視床下部』に近い部位にあるため影響を受けやすいと言えます。 【2】診断方法と治療について 1.苦痛を伴うが簡単な診断方法がある 急性上咽頭炎の場合はファイバースコープなどの検査によって症状がわかる場合もありますが、当記事で挙げている慢性上咽頭炎の場合はファイバースコープによる検査では見つけてもらいにくいです。 軽度の赤みがみられるだけで、 慢性上咽頭炎を知らない人が覗いたら特に異常はないと判断されてしまうからです。 慢性上咽頭炎の判断は 医療用綿棒に塩化亜鉛を塗布し、それで上咽頭を軽くこするのです。 病院によって違うかもしれませんが、私が受けた病院では、鼻から細い綿棒で突っ込んでこすり、次に口を大きくあけて上咽頭に向けて綿棒を突っ込んでこするというやり方です。 上咽頭に 炎症がある場合は、綿棒の先に血がつきますし、何よりこすった際に痛みが走ります。 これは炎症のレベルに比例していると思います。 自覚症状として炎症がひどいだろうなと思って受診したら、案の定痛みがひどかったりします。 この医療行為自体はだいたい数分程度です。 最初に受ける際は勇気がいるのと痛みがあるので怖いのですが...。 2.診断方法がそのまま治療となる? さきほど診断方法について紹介してきました。 では治療方法は何かと言いますと、『診断方法と同じ』です。 医療用綿棒に塩化亜鉛を塗布したもので上咽頭の患部をこするというものでしたが、それがそのまま治療になるということです。 どういうことかと言いますと、 塩化亜鉛の作用により炎症を焼くということです。 塩化亜鉛は収れん材であるためです。 収れん剤とは皮膚または粘膜組織のタンパク質を沈殿させて被膜を形成し、細胞膜の透過性を減少させる薬のことです。 下痢や炎症、潰瘍、傷の治療に用いたりします。 収れん剤としては酸化亜鉛やタンニン酸などがあります。 ちなみに、炎症の度合いがおさまってくると塩化亜鉛を塗布しての治療時の痛みと出血量が減ってきます。 私も上咽頭の腫れがひどいなあと思ったときに治療をうけると大抵ひどい痛みと出血が見られて医者からも『今回はちょっとひどいですね』と言われたりもしますが、何度か治療をうけて症状が落ち着いてくると痛みと出血量が減ってくるのを体験済みです。 3.予防するにはどうしたらよいか 色々と予防方法はありますが、共通していえることは上咽頭を自分自身でいたわってあげるということです。• 禁煙する• きれいな空気を吸うことを心掛ける• 鼻うがいを習慣づける• 首周りを冷やさない• 口呼吸をやめる• ストレスのたまらない生き方をする• 免疫力を高める食事をする これらは大事なことですので、理解していただくと同時にぜひとも実践していただきたいと思います。 【3】上咽頭炎患者として知るべき3つの重要なこと 1.上咽頭炎は周知されていない 結論からいいます。 上咽頭炎を知らない医者や薬剤師は結構いらっしゃいます。 これはどういうことかと言いますと、慢性上咽頭炎を発症している状態で上記病院を受診しても 診断してもらえない可能性があるということです。 耳鼻咽喉科の教科書に載っていないうえ、大学の授業にも出てこないということです。 1970年代には前述の堀口氏によって日本国内において慢性上咽頭炎についての学術発表がされていますが、日本国内で埋没して国際的に発表された形跡がないということです。 埋没した理由としては3つ挙げられます。 1.診療報酬が低いことです。 耳鼻科で受ける吸入があると思いますが、あれと同じ診療報酬点数ですので、患者1人あたりに塩化亜鉛の塗布行為をしただけだと約120円くらいの医療費ということになります。 実際に私も何度も受診していますが、病院代だけだと約500円程度で済んでいます。 ただ、報酬点数が低いということは、病院経営側からみると、仮に慢性上咽頭炎の患者ばかりだと 経営が成り立たないと考えられてしまうということです。 2.治療に伴う痛みがあるということです。 綿棒を鼻の奥やのどの奥へ突っ込むという行為自体が患者にとって苦しいですし、そこへ塩化亜鉛を塗布された直後に感じる痛みです。 『〇〇耳鼻科に行ったらよく診てくれるし、すぐ治る』と広まるなら良いですが、『〇〇耳鼻科に行ったら痛い治療をされる』と言われると開業医にとってはデメリットになってしまいます。 開業医として塩化亜鉛を塗布する治療行為を取り入れるかどうか悩みどころといえます。 3.医師たちの間の猜疑心によって考え方が広まらなかった 堀口氏が当時国内で発表した際に、上咽頭炎の治療によって炎症の改善だけでなく、糖尿病や膠原病などあらゆる難病に効くと報告されたため、かえって医師たちの間で 猜疑心を持たれてしまったということです。 実際に私が感じた体験を少し述べますが、2000年以降に門をたたいた耳鼻科は7院あります。 そのうち 上咽頭炎について認識していたのは2院だけでした。 さらに 塩化亜鉛を塗布してくれる病院は1院でした。 薬剤師も同様で、薬を受け取る際に『どういった症状で受診されたのですか?』と聞かれることがあったのですが、その際に『上咽頭炎』という病名を出してもピンと来ていないようで認識してもらえませんでした。 さらには生命保険に加入する際に既往症があれば報告する義務があるのですが、上咽頭炎のことを保険の担当者に伝えてもやはりピンと来ていませんでした。 さらには保険の約款とかで調べてもらっても分かってもらえないという状況でした。 2.上咽頭を大事にすること ここまで当記事を読んでいただいて分かっていただけると思いますが、上咽頭は特に大事にしていただきたいです。 私は病気のデパートだと思っているのですが、上咽頭炎を発症すると鼻やのどに色々な症状が出るのは当たり前で、それ以外の体の部位へも悪影響が出ますので、できれば上咽頭炎にはならない方が良いです。 また、頭の中心部あたりが痛みを伴っているわけですから痛みや鼻水やたんなどの呼吸系統的な苦しさだけでなく、自律神経の乱れからの精神的なうつ状態も引き起こしますから色々と大変です。 3.病巣管理の考えを持つ 現代の医療は専門分化がどんどんと進んでいる時代です。 実際に私の妻が肩の痛みで整形外科の診察を受けた際、医者によって専門分野があるということで、得意分野でなかった際には 『専門外なのではっきりとは申し上げられません』と回避されることが多かったと言います。 医者としていろいろな領域に手を出すよりも得意分野を専門的に伸ばした方が効率がよいという考え方です。 ただ、体はすべてつながっていますので、体のどこか一部だけが病気になっていって他の部位は関係ないということは本来はありません。 上咽頭炎ひとつとっても、上咽頭が炎症を起こした場合、体のあちこちに不調を引き起こすということは分かっていただけたかと思いますので、 『木を見て森をみる』という考え方であってほしいと思います。 これは病巣管理という考え方で、この考え方を持っている病院というのはまだまだ少ないです。 上咽頭を治すという病院自体も少ないですが探せば必ずあると思いますので、 『自分は上咽頭炎かもしれない』と思われた方はぜひとも治療をしてくれる病院を訪ねてみてください。 病院についてはの記事で紹介していますので参考にしてみてください。 『木を見て森を見る治療』についてはの記事で紹介していますので参考にしてみてください。 この記事で紹介してきた上咽頭炎については下記の本がおすすめです。 私が通っている耳鼻科にも置いてありました。 一度読んで見られると、体はつながっているんだねということが改めて理解できるかと思います。

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慢性上咽頭炎 ツボ

慢性上咽頭炎があるときの見分け方 慢性上咽頭炎は多種多様な症状を引き起こすので、本当に単一の疾患なのか、あるいは別々の疾患が組み合わさっただけじゃないのかと考えることも出来ます。 例えば慢性上咽頭炎が引き起こすと考えられている頭頚部周辺の症状・病気だけでもこれほどあります。 鼻炎・後鼻漏 B. 眼痛 C. 耳鳴・耳閉・めまい D. 片頭痛 慢性頭痛・頭重 E. 肩こり・ストレートネック・首こり F. 咽喉頭違和感・ヒステリー球 G. 舌痛・歯痛・顎関節痛 H. 慢性咳嗽・咳喘息 I. 逆流性食道炎 これらのうち三つでも当てはまったら慢性上咽頭炎の可能性は大です。 ではこれらのうちあまり当てはまるものがない場合や、IgA腎症や、アトピー性皮膚炎など「病巣疾患」の原病巣として上咽頭炎が悪さをしている場合自分でどうやって見分ければ良いのでしょうか。 後鼻漏 (「鼻水がのどの奥に流れる」、「鼻水がノドに下がる」、「鼻汁が喉に流れ込む」という症状)• 咽頭痛• 鼻閉 などの症状があればまだ分かりやすいですが、片頭痛とめまい、とかひどい肩こりと眼痛なんて症状で、 鼻の症状がない場合はどのように判断すれば良いのでしょうか。 実は、 そんな時に分かりやすいコツがあるんです。 乳様突起を押す 乳様突起は、耳の後ろにあり胸鎖乳突筋がくっついている出っ張りです。 写真だと赤丸の部分ですね。 分かりにくければ首を左右どちらかに捻って首筋の胸鎖乳突筋を首元から耳の後ろまで追っていけば良いです。 その最後の部分の硬いところが乳様突起です。 実際の写真だと黄色の印の当たりです。 ココを押したときに圧痛がある、何だか左右で違う感じがする、腫れているようだという状態であれば「慢性上咽頭炎」の可能性があります。 おそらく慢性上咽頭炎の炎症がこの辺りにも影響を与えているのだと推察されます。 患者さんの診察でも、ここを押すと「あいたたた」といたがる方が結構います。 そうなると慢性上咽頭炎の可能性が高まります。 口テープ• ミサトールリノローション、ソンバーユなど点鼻(鼻うがい) の三点セットがまず基本ですが、まだ色々とやりたいよと言う方へお勧めなのは、• 完骨(かんこつ)• 翳風(えいふう) のツボ押しです。 このツボはもともと自律神経を整える、頭痛や眩暈に効果のあるツボです。 どこにあるかというと、完骨は乳様突起の後側の圧痛点。 風池というツボを知っている人はその部分から耳の方に指を滑らせると圧痛のあるとことです。 頭を両手で挟んで親指で押すようにすると楽にできます。 翳風 は乳様突起の前面 完骨、翳風 は頭痛や顔のむくみにも効果がありますね。 慢性上咽頭炎の症状にとても似ていますよ。 後は耳全体をマッサージしたり、耳を折りたたむのもよいですね。 耳を揉むといろんな症状が治る、なんて話も聞いたことがありますが、案外慢性上咽頭炎の症状が改善していたのかも知れませんね。 上咽頭のセルフケア、ぜひ試してみて下さい。 ツボ押しは、グリグリと強く押したり、一日に何回も押したり、痛みがなくなるまでと一所懸命押し続けるのは禁物ですよ。 継続することが大切です。 場所がわからない時は、指先で乳様突起当たりをグリグリとマッサージして下さい。 上咽頭から出血が診断根拠 慢性上咽頭炎の診断をしようとすると、 上咽頭を擦過して出血を認めるということが必要です。 正常であれば強く擦っても出血しないのですが、重症の慢性上咽頭炎ではちょっとなでるだけでも出血がひどいことも少なくありません。 こうなるとセルフケアだけでは効果がなく、しっかりと治療を受ける必要があります。 特に内視鏡検査で、粘膜増生がひどい、後鼻漏付着が多量、膿栓などが認められる場合は、セルフケアだけでの対処はなかなか困難です。

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