2019年02月12日 白血病、未開の地を生きる 先週、の定期診察で虎の門病院に行ってきました。 前回病院に行ったのは2週間ちょっと前。 そのときは定期診察ではなく、でした。 採血からスタバ この日はいつものように、採血室で採血をして、スタバでランチを食べ、診察室へ。 採血の結果が出るおよそ1時間後に湯淺先生の診察室前に移動しました。 診察にて血液検査の結果の説明 湯淺先生の診察では、いつもの通り血液検査の結果の確認。 GVHDが出ている肝臓の数値は相変わらず基準値より高いのですが、大きな変動はなく、問題なし。 また血球の数値も、相変わらず血小板は基準値を大きく下回っていますが、これまでの変動の範囲内であり、大きな問題はありませんでした。 急性骨髄性白血病の再発のチェックについて この日、これまで気になっていたことを一つ湯淺先生にお聞きしてみました。 「白血病の再発をどうチェックしているのか?」ということです。 いつもの定期的な診察(3〜4週に一度)では血液検査をしているのみで、MRIやPETはもちろん、マルク(骨髄穿刺)もやっていません。 そして僕は、2013年にの、2017年にの治療を受けています。 最初の悪性リンパ腫は、背骨の一番下の仙骨が原発で臀部に腫瘍ができました。 これはB細胞性リンパ芽球性リンパ種という悪性リンパ腫ですが、腫瘍細胞自体は急性リンパ性白血病と同じもので、同じ病気とされており、同じ治療をします。 その意味では、(ALL)と(AML)と2回、白血病と闘っているわけですが、それらがもし再発した場合、どのように見つけるのか、という質問です。 湯淺先生のお答えは以下のようなものでした。 まず、高山さんの場合、2013年の急性リンパ性白血病(ALL)はすでに完治していると思います。 もう治療から5年以上経っていますから。 またALLとAMLを両方とも経験した患者さんの場合、亡くなる直接的な原因はAMLであるケースが圧倒的に多いです。 AMLのほうが白血病細胞をやっつけにくいからです。 そのため、再発については2年前のを主に見ていくことになります。 その急性骨髄性白血病の再発は、血液検査で見ています。 高山さんが2017年に発病したときは、血小板が急に減少していました。 そのため再発した場合も、血小板の数値が下がる可能性が高いと考えられます。 の影響でずっと血小板は低いままですが、トレンドとしては5万〜8万のレンジで推移しています。 もしそれが50以下になってくると要注意、ということになります。 また血液検査ではWT1 mRNAの数値も見ています。 いずれの数値も問題ありません。 このWT1 mRNAについて改めて調べたところ、白血病の腫瘍マーカーで、急性骨髄性白血病の再発の兆候である微小残存病変(MRD)の早期発見に有用とのこと。 以下参考情報です。 抗がん剤「べスタチン」の服用を開始 この再発のチェックの話の流れで、再発予防の薬の話に展開しました。 高山さんは今、以前と比べてGVHD(移植片退縮種苗)もある程度落ち着いて、体も楽になってきていると思います。 でもそれは、白血病細胞にとっても楽になっているということを意味します。 移植したさい帯血由来の白血球の攻撃が弱まっているということだからです。 今後、娘さんの成長を見守っていくために、病気を治すためにできることは全てやる、ということでしたら、「べスタチン」という抗がん剤を使うという手があります。 ベスタチンは抗がん剤ですが、今回はがん細胞を殺すためではなく、GVHDを煽る(強める)ために使います。 昔からやられている治療です。 べスタチンでGVHDを煽る(強める)ことで、移植したさい帯血由来の白血球に、白血病細胞を攻撃させます。 ただ、白血球が、白血病細胞だけではなく、正常な臓器も攻撃するようになるので、GVHDが強く出るようになります。 よって体は少し辛くなると思います。 べスタチンのお話が出たのはこの日が初めてだったのですが、二つ返事で「お願いします!」とお伝えしました。 まさに「治すためにできることは何でもやる」ということです。 娘が二十歳になるまでにはまだ12年もありますので。 早速、月、水、金曜日の週三回の服用でべスタチンを始めることになりました。 ただ、GVHDが強く出過ぎないように、これから2ヶ月くらいは量の調整をしていくとのこと。 「長めに見て、2月から4月くらいまで調整をして、5月くらいには調整が終わって元気になれば、夏休みも娘さんと楽しく過ごせるでしょう」と湯淺先生。 通常、外来診察は主治医の山本先生が担当なのですが、この調整が終わるまでは引き続き担当医である湯淺先生が診てくださるとのことです。 乏しいエビデンス ただ一方で、このべスタチンの効果に関しては、実は有効なエビデンス(医学的に有効性を示すデータ)がほとんどないとのこと。 それはなぜか。 以下湯淺先生の説明です。 AML(急性骨髄性白血病)でも、高山さんのような複数の予後不良因子、つまり過去の抗がん剤治療によるような患者さんは、それほど多くありません。 虎の門病院でも年に5人いるかどうかです。 白血病の造血幹細胞移植治療では、患者さんにはいくつもの「壁」を乗り越えていきます(移植後の高熱や生着など)。 しかし、高山さんのタイプの白血病の患者さんが長期生存していったときに、どのような「越えなければならない壁」が現れるかは、まだ十分に分かっていません。 そして患者さんの母数が少なすぎるがゆえに、べスタチンがどれくらい効果があるかも、統計的に有意なデータはないのです。 1割の落とし穴に落ちないためにできること これを聞いてなるほど、と思いました。 急性骨髄性白血病が見つかったとき、湯淺先生に「生存率はどのくらいですか?」と聞いたら、「一般的に、急性骨髄性白血病で造血幹細胞移植をした場合、5年生存率は6割ほどです。 でも高山さんのように二次がんで、染色体異常がある場合は、3割です。 」と言われました。 つまり、長期生存している患者さんの数が非常に少ないということです。 でもありがたいことに、僕はまだ生きています。 あと2ヶ月で、移植からまる2年です。 昨年末の診察では、湯淺先生からは、「もう9割は大丈夫でしょう」とのお言葉をいただきました。 とは言え、9割は大丈夫だとしても、1割の落とし穴に落ちないとは言い切れません。 その1割の落とし穴に落ちないために、ベスタチンを服用することにしました。 湯淺先生は以下のようにも言っていました。 白血病も以前は不治の病でしたが、今は医学の進歩で治るようになってきました。 でも治る患者さんが増えてくると、また新しい問題が出てきます。 今回のべスタチンのエビデンスの話もそうです。 がん患者の復職の問題もそうです。 新たな壁が出てきます。 この湯淺先生の話を聞いて、改めて、自分が生きていることは非常に稀有なことであることを実感しました。 それと同時に、これからまだ誰も知らない「壁」に突き当たることも覚悟する必要があると感じました。 再発の可能性はもちろんありますし、どこかで新しい慢性GVHDや合併症、後遺症などが出てくるのかもしれません。 不治の病だった白血病が治るようになった結果、患者に何が起こるのか。 「自分は未開の地を歩いているのかもしれない」と思いました。 そしてその未開の地に、これからどんな壁が立ち現れてくるのか。 でも、どんなに高い壁が目の前に現れようと、絶対に乗り越えていきます。 その先に、がある限り。 この記事を書いているときに、ニュース速報で、と知りました。 池江選手には、白血病は治せる病気であること、そして実際に僕は二種類の白血病(急性リンパ性白血病、急性骨髄性白血病)を乗り越えて今でも元気に生きていることをお伝えしたいです。 競泳で日本だけでなく世界も制したその身体能力と精神力をもってすれば、白血病治療も乗り越えられないわけはありません。 池江選手がこの荒波を乗り越えて、また選手として復活されることを、白血病患者の一人として、心から応援しています。 上の病名ボタンをしてくださると、ランキングが上昇し、より多くのがん患者さんに僕の闘病記が届きます。 よろしければクリックしてくださるとうれしく思います。 3回のがんをがんを乗り越えた経験が、一人でも多くの患者さんに届きますように… 高山の著書 (幻冬舎 税込1,188円) 脳腫瘍、悪性リンパ腫(白血病)を乗り越えた闘病記。 病院選び、治療法選択、医師との信頼関係の構築、セカンドオピニオンなどの考え方も。 プロフィール 高山知朗(のりあき): 1971年長野県伊那市生まれ。 伊那北高校、早稲田大学 政治経済学部卒業。 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ、Web関連ベンチャーを経て設立、代表取締役社長就任。 現在、同社ファウンダー。 横浜市在住。 2011年7月にの摘出手術。 後遺症で。 2013年5月からの抗がん剤治療。 合併症でも発症し、現在も激しい痛みと闘う。 2016年年9月、幻冬舎より「」を出版。 2017年2月、3度目のがんであるを発症、同年4月に治療を受ける。 2020年3月、4度目のがんであるの腹腔鏡下手術を受ける。 現在は妻、娘とともに元気に暮らしている。 連絡先 メール: nori. tkym[at]gmail. com ([at]は に読み替えてください)• いただくご質問に対する回答の多くが、すでにこの本に書かれております。 ご理解お願いします。 主なカテゴリー• 過去の記事 2020年7月 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 11 12 13 14 15 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 記事の検索 こんなソフトを販売しています• リンク• その他のリンク•
次の現在は退院して こうしてパソコンで記事を書いているけど、 まだ白血病細胞は残っており、 完治しているとはいえない状態である。 とはいっても こうして普通に生活は出来てるので、 白血病について 少しでも参考になればと思い、 私の身に起きた 白血病の情報を届けていこうと記事にしている。 今回は 私の身に実際に起きた 白血病の症状で初期に現れたもの を書いておこう。 スポンサードリンク 白血病の初期症状が現れた時はこの日だった 事の始まりは 今年(2014年)の10月11日だった。 その日の午後5時ごろから 私は 37. 0度の発熱があった。 この時は、 「風邪でも引いたかなぁ」 位にしか思っておらず、 「一晩寝てれば治るだろう」 としか思ってた。 そして次の日の 10月11日の朝には 36. 8度まで熱が引いていたので、 「よし、風邪が治った! 」 と思っていたのだが・・・ 午後になると再び 熱が 37. 0度くらいまで上がった。 そんな感じで 熱が上がったり下がったり を繰り返したので いよいよ私も 「これは病院で診てもらった方がいいかな? 」 と思って病院で検査を受けることにした。 スポンサードリンク 病院で検査を受けてみて 今年 2014年 10月15日、 私は病院で検査を受けた。 病院で検査を受けた時は 普通に風邪だと判断されて、 薬を渡されただけで帰った。 だが、それも束の間、 同日の午後3時ころに 病院から 「気になることがあるので病院へ来てくれ」 と連絡があった。 そして私は病院へ来て 再び血液を取ることとなった。 血液を取って再び返されたものの 私は 「これは何かあるかもなぁ」 とこのとき思った。 その予感は的中し、 午後5時ころに再び 病院に両親とともに呼び出されることになり、 更により大きな病院で 検査を受けることになった。 そして 大きな病院で検査を受けて 私が言い渡された病名こそが 白血病である。 このことから私は 白血病である と診断されたのだ。 白血病の症状で初期に現れたものとは? 後でネットでも 調べてみたけど、 白血病の初期症状の1つとして 発熱が長引く とありました。 だから 私の身に実際に起きた発熱は 白血病の初期症状 という事になる。 だから もし、あなたの身に 発熱が数日間続く という事が起きれば 白血病の症状の初期段階である と疑うべきだし、 すぐにでも 病院で診察を受けることをオススメする。 スポンサードリンク 歯磨きの回数は理想だとどれくらいなのか? 私は普段から歯磨きは1日3回は最低でも行 腕がかゆいのにはどんな原因が存在するのか? 私は最近どうにも 腕がかゆい と思 胃のムカムカの原因って何だろうか? 最近、 胃がムカムカしてきたというかみぞおち 白血球が多いと病気ということになるのか? つい最近病院へ診察に行ったけども 私の 風邪の後に咳が止まらないのは何故なのだろうか? 少し前に風邪をひいたのだけど 熱 白血病が再発する可能性はどれくらいあるのか? 今日から1週間後に控えた 骨髄移植 薬と一緒にコーヒーを飲むのってよくないことだったの!? 私は普段からコーヒーをよく 白血病の生存率ってどれくらいなのかを調べてみた 私は現在白血病になっており、 少 胸やけはコーヒーが原因で起こってしまうのか? なんか少し前に胸やけを感じたことがあ 口内炎の原因って何があるのか? 骨髄移植を終えてから早2週間が経とうとしている。
次の「白血病」とは血液のがんの一種で、白血球が悪性化する病気です。 病態には、「急性」と「慢性」、「骨髄性」と「リンパ性」があり、それぞれに症状や治療法が異なってきます。 「白血球が悪性化する」と言ってもピンとこない人も多いかと思いますが、「がん細胞」とはなんらかの原因で本来の役目とは違う細胞に突然変異し、自己増殖していく細胞の事を意味しています。 したがって「白血病」の場合は未成熟のまま成長を止めてしまう「亜白血球」が血液やリンパ液中にどんどん増えていってしまう症状を呈します。 白血球には血液中に存在する「マクロファージ(骨髄性)」とリンパ液内に存在する「リンパ球(リンパ性)」とがあり、これらの未成熟な細胞(ガン化した細胞)が急激に増えるのが「急性」、慢性的にゆっくりと増え続けていくのが「慢性」という分類になります。 このことから白血病は、急性骨髄性白血病・慢性骨髄性白血病・急性リンパ性白血病・慢性リンパ性白血病の4つに分類されます。 今回はその白血病ブログ闘病記を10選ご紹介していきます。 スポンサーリンク 白血病ブログの闘病記10選 01. 白血病克服闘病記• 2013年の秋、40歳代半ばで成人T細胞白血病リンパ腫型の血液がんを発病し、闘病記をブログに綴られています。 現在は、通常の日常生活にもどりフルタイムで働きならがら、定期通院中。 とにかくこのブログは白血病に関する情報が、患者の目線でわかりやすくまとめられています。 体の異変に気づき、病院を受診して、病名が判明するまでも時系列にまとめられて、その時感じていた症状についても語られています。 白血病の治療にかかった費用についても書かれているので、参考にしてみてください。 さくら闘病中ママBlog 白血病 臍帯血移植 M0 FLT3陽性• ステージ3• 2014年師走に白血病が発覚、MO(予後不良)の急性白血病のため、臍帯血(さいたいけつ)から幹細胞を培養し移植する治療法を行い、その後化学療法を開始するという治療が選ばれました。 何としても病気を克服して家族の元に帰りたいという思いがブログ全体から伝わってきます。 そんな中、つい最近第三子の妊娠が判明!こうなれば母は強し!のはずなので、絶対に病気を克服して新しい家族と一緒に末長く幸せになってもらいたいと願うばかりです。 白血病なんかに負けないっ!• ステージ/不明• 治療法/化学療法 オーナーは40代の女性、2015年1月に慢性骨髄性白血病が発覚、現在は化学療法を行いながら外来でフォローアップ中です。 白血病の合併症として出血傾向、頭痛があり、白血病そのものよりも生理の時の不正出血や慢性的な頭痛の方が辛いという状態です。 白血病と聞いてイメージするのは「無菌室」「抗がん剤」「骨髄移植」「放射線治療」だと思いますが、実はここのオーナーさんのようにまずは外来で様子見をしながら抗がん剤を投与するというケースも珍しくありません。 特に「慢性白血病」はすぐに状態が悪化する事が少ないので、血液検査のデータを見ながら抗がん剤を調整しつつ、必要性が出てきたら他の治療が加わるという流れになります。 あるふぉんすの急性骨髄性白血病ブログ• ステージ/末期• 白血病確定診断後の病歴は以下のようになっています。 2014年3月骨髄異形成症候群(MDS 不応性貧血(RCMD と診断 2014年5月芽球増加を伴う不応性貧血2 RCMD2 へ同年9月ドナー様よりフルマッチ同種骨髄移植 2015年4月再発5月急性骨髄性白血病7月初寛解導入で失敗 しかし、幸いな事に二人目のフルマッチドナーさんが見つかり、二回目の骨髄移植を開始、9月現在予後も良好で、うまくいけば寛解療法が再開される見込みです。 白血病?骨髄移植?そんなんは、笑顔で吹っ飛ばせ!!• ステージM3• 2013年に「急性前骨髄性白血病(M3)」と診断されました。 同年から化学療法を開始し、5クールを終了した段階で完全寛解で退院するも翌年(2014年2月)に再発。 同年10月に骨髄移植のため入院。 現在は移植に成功したものの様々な副作用と格闘中との事です。 事実、術後の副作用は続いているものの、再発した白血病は寛解状態。 このまま順調に行けば完全寛解もすぐそこです。 ランナーまろの白血病闘病日記• ステージ/不明• 旅ランナーとは全国で開催されるマラソン大会に出場するランナーの事。 現在は化学療法(寛解治療)の真っ最中です。 白血病の治療では抗がん剤の効果を上げるために一旦免疫力を意図的に落とし、無菌室で抗がん剤治療を行いながら寛解するのを待ち、寛解後は地固治療といって、新たにできる白血病細胞に負けない免疫機能を持たせるの治療法(造血幹細胞移植など)が選択されます。 スポンサーリンク 07. ステージ/末期• 2012年8月に「急性リンパ性白血病」と診断されました。 ちょうどこのころは子供が生まれ父親として意気揚々としてこれからの人生設計を考えていた矢先のことでした。 翌年1月には骨髄移植を実施し一旦寛解するも8月に再発。 同年12月に2度目の移植を実施しましたが2015年1月に再再発し、社会復帰を一旦断念している状態です。 骨髄移植では再発が止められないタイプの白血病なので現在は化学療法による寛解治療をメインに展開しています。 容易ならざる容態ですが、なんとか小さいお子さんのためにも病魔を克服していただきたいと願うばかりです。 急性前骨髄球性白血病になっちゃった…。 ステージ1〜2• この病気は治療効果の高い薬が開発されていて、早期発見ができれば化学療法だけでも十分寛解の見込める病気と言われています。 予後は良好で寛解状態に入っています。 その後は外来フォローをしながら地固治療に入り、再発のリスクをコントロールする段階に入る予定です。 まだ、幼いお子さんがいるとの事なので、なんとか頑張って無事地固が成功し、完全寛解してほしいものです。 急性前骨髄球性白血病ログ• ステージM3• 2014年に「急性前骨髄球性白血病」と告知されました。 治療は化学療法(寛解治療)で、2015年9月現在、最後の地固治療に移行した段階で薬の副作用で高熱が出て断念。 現在は外来フォローで経過観察中です。 途中で断念せざるを得なかったとはいえ、地固治療も最終段階まで移行していたので、白血病は寛解していたと思われます。 後は再発さえしなければ、抗がん剤を用いなくても自然寛解する可能性もあります。 急性骨髄性白血病で4回目の骨髄移植• ステージ/末期• 今回4回目の骨髄移植に向けて準備中です。 ブログ内に時折出てくるご本人の手足の写真はやせ細り見るからに痛々しいですが、こうしてブログを更新し続け、生きる意志を外に向かって発信し続ける限り希望の火は消える事はありません。 希望のあやか!急性骨髄性白血病M5• ステージ/末期• 「急性骨髄性白血病」が発覚したのは2014年の10月の事。 この時は熱があり、ちょうど都内で流行していたデング熱だと思い込んでいたそうです。 しかし、精密検査の結果判明したのは急性骨髄性白血病、しかもかなり進行した状態だったので、緊急入院となり、そのまま寛解治療(無菌室での抗がん剤治療)が始まります。 まとめ 上記の通り、白血病にはいろいろなタイプがあり、急性白血病に関しては「死ぬ病」ではなくなりつつあります。 しかし治療そのものはとてもハードで、本人の「治りたい」「生きたい」という強い意志と周囲のサポートはこの病気の治療にとって重要なファクターであることは間違いありません。 白血病の患者さんのブログでは前向きに辛い治療に向き合って、周囲に対し感謝の気持ちを忘れない人が多い事に驚かされます。 きっと白血病を克服した人たちは人間として大きな成長を遂げているに違いないと思います。 実は数ある「がん」の中でもいち早く再生医療が導入されたのも白血病です。 造血幹細胞移植は再生医療の走りであり大きな治療効果をあげています。 今、再生医療はあらゆる医療の分野でメインストリームになるべく研究が進められている分野です。 きっと近い将来、白血病はもっとも治りやすい「がん」になるのではないでしょうか?.
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