この項目では、映画について説明しています。 ミュージカルについては「」を、その他の名称については「」をご覧ください。 日本では『 アナ雪』の略称でも呼ばれる。 概要 ディズニー史上初のダブル、すなわち、2人のをとする作品である。 の童話『』からインスピレーションを得たこの作品は、舞台設定を雪と氷の世界としているが、は新規に書き下ろされた。 としては53作目で、短編アニメの『』(3D作品)が同時上映された。 2015年4月にスピンオフ短編アニメーション『』が、『』と同時公開された。 2018年3月に2作目のスピンオフ短編アニメーション『』が、『』と同時公開された。 2019年11月22日に続編『』が公開された。 ストーリー 触れたものを凍らせたり、やを作る魔法の力を持って生まれたアレンデール王国の王女 エルサは、8歳になったある夜、誤って妹の アナに魔法を当てて意識不明の状態にさせてしまう。 2人の両親である王と妃はたちに救いを求める。 アナはトロールにエルサの魔法や事故の記憶を消され、一命を取り留める。 日増しに魔法の力が強くなっていくエルサは、力を世に知られぬよう城中の窓や門を閉めて部屋に閉じこもり、魔法を抑える手袋をつけて、誰とも触れ合わず自分を抑えて生きるようになる。 一方アナは、仲良しだったはずの姉が突然自分を避けるようになったわけもわからぬまま、閉ざされた城の中で寂しく成長する。 そして10年後、2人はで両親を亡くし、お互いだけが唯一の肉親となってしまう。 さらに3年後、成人したエルサは女王として即位することになり、閉ざされた門を開いてが行われる。 アナは13年ぶりに外界と接触できる特別な1日に新たな出会いを夢見ていたところを、招待客のうちの一人である隣国の王子 ハンスと出会って恋に落ち、その日のうちに結婚の約束までしてしまう。 魔法を知られぬよう苦労して戴冠式を終えたエルサは、あまりにも早すぎる決断に2人の結婚に反対する。 アナはこれまでの閉塞的な13年間の生活に嫌気がさしており「こんな生活はもう耐えられない」と聞く耳を持たない。 姉妹は口論になり、手袋を奪われたエルサは思わず人々の前で魔法を暴発させてしまう。 自分の力を知られ、怪物呼ばわりされたエルサは王国から逃げ出す。 ノースマウンテンにたどり着いたエルサはそこに魔法で氷の城を建て、自分を抑えつけるのをやめて独りで生きていく決意をする。 一方、夏だった王国は、エルサが暴走させてしまった魔法により永遠の冬に閉ざされてしまっていた。 アナはハンスに国を任せ、エルサを連れ戻すため1人で旅に出る。 道中で出会った山男の クリストフ、彼の相棒での スヴェン、そして魔法の オラフとともにノースマウンテンへ向かい、氷の城でエルサを見つける。 エルサは再び自分の魔力がアナを傷つけることを恐れて彼女を拒絶する。 アナは魔法で国中が凍りついたことを告げ、魔法を解いてほしいと頼むが、エルサは自分にはできないと魔法を暴走させアナの胸に当ててしまう。 なおも食い下がるアナであったが、エルサが生み出した マシュマロウによってクリストフ、オラフと共に城から追い払われてしまう。 クリストフはアナの髪の毛が白くなっていることに気付き、家族同然の仲間であるトロールたちのもとへ向かう。 トロールの長老 パビーはアナの心にエルサの氷のかけらが刺さっており、このままでは身体が凍りつき死んでしまうと告げる。 凍った心を溶かせるのは「真実の愛」と聞いたクリストフはアナを救うためには婚約者であるハンスのキスが必要だと判断し、衰弱していく彼女を抱えてスヴェンを走らせ、城へと急ぐ。 一方ハンスは、アナを乗せていた馬だけが王国に戻ったことで異変を感じ、城の兵士たちを連れて氷の城に出向く。 そこで ウェーゼルトン公爵からひそかにエルサの暗殺を命じられていた側近二人がエルサを襲う。 エルサは攻撃を避けたものの気絶し城に連れ戻される。 ハンスはエルサを牢屋に閉じ込め冬を終わらせるよう説得するが、魔法を解く方法はエルサ自身にもわからなかった。 クリストフによって城に届けられたアナは、ハンスに事情を話し彼のキスを求めるが、途端にハンスの態度は豹変する。 実はハンスはアナを愛してはおらず、立場の低い13人兄弟の末っ子から王に成り上がるためにアナに近づいただけだった。 ハンスは瀕死のアナを冷たい部屋に閉じ込めて放置し、城の側近たちにはアナがエルサに殺されたと告げ、エルサを死刑にすると決める。 一方、アナを城に届け帰路についていたクリストフだが、スヴェンに叱咤されてアナへの愛を自覚すると共に王国の異変に気付き、再度城へ向かう。 一足先にアナの元に着いたオラフは、アナに「愛とは自分のことよりも相手のことを考えることだ」と教え、クリストフがアナを愛していることを伝えて、彼に会いに行かせようとする。 エルサは魔法の暴走で城が凍り付いたのに乗じて外に脱出する。 城を抜け出したアナは戻って来たクリストフの姿を見つけるが、ハンスがエルサに剣を振り下ろそうとしているところを発見し、エルサを庇う。 その瞬間、アナの身体は完全に凍りつき、ハンスの剣を砕いて彼を跳ね飛ばした。 エルサは氷の彫像と化したアナを抱き締めて、泣き崩れる。 すると凍りついたアナの身体が元に戻り、彼女は息を吹き返した。 魔法の力をコントロールする術が、相手を心から思いやる「真実の愛」だと知ったエルサは、王国を覆っていた雪と氷を空へと昇華させる。 かくてアレンデール王国は夏を取り戻した。 さらに、暑さで溶けてしまいそうになったオラフもエルサの魔法で一瞬で復活し、オラフのための雪雲が作られた。 ハンスはアナに海に突き落とされたあげく拘束され、ウェーゼルトン公爵もまたアレンデールとの貿易を打ち切られ、両者ともそれぞれの本国に強制送還される。 クリストフは王室専属の氷配達人に、そしてアナの恋人になった。 エルサは二度と城の門を閉ざさないと約束し、凍らせた城の広場の地面でアナや国民たちとともに真夏のスケートを楽しんだ。 エンドロール後は、エルサのいなくなった氷の城でマシュマロウが彼女の捨てたティアラを拾い上げて被る場面で映画は幕を閉じる。 登場キャラクター 日本語版、英語版の担当についてはの節を参照。 アナ Princess Anna of Arendelle 本作の主人公で18歳。 アレンデールの第二。 瞳の色はエメラルドグリーンで、身長は165cm。 が特徴。 好きな食べ物はと。 は「あたし」。 髪はだが、5歳のときに頭に受けたエルサのの影響で一房だけがい。 ただ、本人はその一件で意識不明に陥った際、トロールの長であるパビーの治療によりエルサの魔法に関する記憶を消された為、生まれつきだと思っている。 上記の一件で仲良しだったエルサが自分を避け、周囲とも隔離された状態の中で暮らしていたため、社交経験はまったくと言っていいほどない。 性格は明るく明良快活で、芯が強く、いざという時は勇敢な一面をのぞかせる。 戴冠式の日に出会ったハンス王子とすぐに婚約するが、それがきっかけでエルサと口論になり、エルサが魔法を暴走させるきっかけを作ってしまう。 ノースマウンテンへと逃げるエルサを追う途中でクリストフ、オラフと出会う。 しかし、エルサを見つける途中、クリストフのソリを壊してしまったため、弁償するとクリストフに約束する。 氷の城でエルサを見つけるが、エルサが再び魔法を暴走させた際、魔法を胸に受けてしまったことで徐々に衰弱していき、パビーから、「このままでは死んでしまう。 『真実の愛』だけが救う術だ」と告げられる。 アレンデールに戻りハンスにすべてを話すも、そこで本性を露にした彼によって部屋に閉じ込められてしまい、更に衰弱してしまうが、心配して駆け付けたオラフから愛とは何かを教えられ、オラフと共に城を抜け出す。 ハンスに殺されそうになっていたエルサを身を挺して救った瞬間、体が完全に凍り付いてしまったが、エルサが涙ながらに彼女を抱き締めたことで「真実の愛」の力が発動し、元の姿に戻る。 また、髪の毛は全て元の赤毛になった。 エピローグでは、ハンスに鉄拳制裁をお見舞いし、クリストフにはソリとキスのプレゼントを贈る。 そして、魔法の力をコントロールできるようになったエルサが作った即席のスケートリンクでスケートを楽しんでいた。 エルサ Queen Elsa of Arendelle 本作のもう一人の主人公。 アナの姉で年齢は21歳。 アレンデール王国の第一王女で。 真面目でクール、優雅で心優しい性格。 瞳の色はアクアブルーで、身長は172cm。 一人称は 「私」。 生まれながらにやを作り出す魔法の力を持っており、その力は成長するにつれて制御することができなくなるほど強大になっていった。 氷の城や、を瞬時に建造したり、自ら着ているを変化させるなど意識的に使用したり、攻撃や反射的な防御はできるが、手袋を外したまま不使用状態を保つことや使用停止に関してはコントロールできないほか、自身のによって放出する雪や氷の形状が変化する。 元はアナ同様明るい性格だったが、幼少期に魔法でアナを傷付け、危篤状態にさせてしまったことや、魔法の力が周囲に露見することへの恐れから、内向的で慎重な性格になってしまった。 また、この一件以降両親を除く、アナを含めた周囲の人々と関わることなく暮らしていた。 戴冠式でのアナとの口論が発端となり、魔法の力を暴走させてしまい 、周囲に魔法のことが露見してしまう。 耐えられなくなった末にノースマウンテンへと逃げ、そこで氷の城を作って1人で暮らそうと決意するが、心配して追って来たアナからアレンデールが冬になってしまった事を告げられると更なる魔法の暴走を引き起こし、アナを命の危機に追いやってしまう。 後からやって来たハンス達との応戦によって気を失い、城の牢に閉じ込められるが、再び魔法が暴走して牢を抜け出す。 彼女を追って来たハンスが告げた「君のせいでアナは死んだ」という嘘を信じ、ショックを受けて倒れこみ、その隙をついたハンスにより抹殺されかけるが、アナの捨て身の行動により救われる。 完全に凍り付いてしまったアナを抱き締めて泣き崩れるが、「真実の愛」の力が発動してアナは救われ、同時にこの力が魔法をコントロールする術であることに気付き、全ての魔法を解くことに成功する。 以降は魔法を恐れることはなく、周囲にも堂々と魔法を見せるようになり、同時に性格も明るくなっていった。 『』では、アナの誕生日を盛大に祝うためのパーティーを企画するが、風邪をこじらせた上に無理をし続けたため、アナを心配させる。 クリストフ・ビョルグマン Kristoff Bjorgman 山男の青年で。 年齢は21歳。 大柄で体格がよく、茶色の瞳にブロンドの髪を持つ。 一人称は「俺」。 氷を売って生計を立てており、山の中でのスヴェンとともに暮らしている。 でアナと出会い、彼が会話の中で突然のが吹いてきたを示したおかげで、アナは姉のエルサがどこに潜んでいるか気付き、彼もエルサを捜す旅に同行することになる。 幼い頃からスヴェンと採氷をしていたがそれが契機でトロールを目撃し、その存在を知ることになった。 トロールたちとは家族同然の仲でもある。 仕事用のソリは分割払いで購入したものであったが、払い終えてすぐ、アナと共にエルサの行方を探す道中で失ってしまい、アナがソリも荷物もすべて弁償すると言われたもののかなり落胆する。 また、アナがハンスと出会ってすぐに婚約を決めた際には、彼女の行動に呆れて説教をする一面も見せた。 アナにとってハンスが運命の人だと悟り、一度は身を引き、帰ろうとするが、その道中でスヴェンに叱咤されたことで、実はアナを愛していることに気付く。 アレンデールの異変に気付き、スヴェンと共に再びアレンデールに急いで向かう。 エピローグでは、アナから最新式のソリをプレゼント(前述のソリの弁償として)され、同時に「王国に氷を運ぶ係」に任命され、さらにアナからキスを受ける。 スヴェン Sven 山に住むトナカイ。 クリストフの相棒。 が好物。 人懐っこく、クリストフやアナには忠実。 言葉こそしゃべらないが、幼い頃から一緒にいるクリストフとは意思疎通ができる様子。 ただし、アナを城に送り返した際 "戻ろう" と伝えようとした時にクリストフがわかっているのに、わかっていないフリをする場面もある。 の犬、フランキーをモデルにしている。 オラフ Olaf 夏に憧れる陽気な。 元はエルサとアナが幼い頃に作ったものでその際は普通の雪だるまだったが、エルサが王国から逃亡した際に再び魔法で作られる。 主に3つの雪玉から成る身体で、それぞれを意のままに入れ替えることができる。 曲げても折れない木の腕と三本の毛、出っ歯が特徴。 アナ達が初めて出会った時は鼻が無かったが、アナが持っていたスヴェンの餌用のにんじんを着けてもらって喜んだ。 夏に憧れるがゆえに、永遠の冬に終止符を打つのが目的のアナ達を嬉々として氷の城へ案内する。 最初は勘違いによりクリストフを「スヴェン」と呼んでいたが、後に「クリストフ」と呼び直した。 常に自分よりも相手を大事にする性格で、彼のひたむきさはアナとエルサが和解するきっかけとなった。 一人称は「ボク」。 「オラフ」という名前はヨーロッパ北部のスカンジナビアの地名が由来。 英語の「Oh,laugh」が由来とされてきたが、の公開記念で監督らが来日した際に実際の由来を語った。 ハンス・ウェスターガード Prince Hans Westergaard of the Southern Isles エルサの戴冠式に招待されたサザンアイルズ王国の第13。 ヘーゼルグリーンの瞳に、赤みのある栗色の髪。 23歳。 身長183cm。 戴冠式でアナと出会い、孤独感を打ち明けた彼女に対し、自分も13人の末っ子で、王も王妃も上の兄たちに目をかけているために孤独感を抱いていると共感を見せて懇意になり、彼女にプロポーズする。 アナがエルサを捜す旅に出ている間、アレンデール王国のことを任される。 紳士的に見えるが、その正体はアナを利用してアレンデールを手に入れようとしていた本作の。 本性は残忍かつ冷酷で、エルサだけでなく彼女のあとを追ったアナも抹殺しようと野心を燃やしていた。 そのため、エルサの魔法の影響で凍死寸前になったアナが助けを求めてもあっさりと見捨て、残る邪魔者のエルサを自身の手で始末しようと追いつめ斬りかかるが、アナが身を挺して庇ったことで失敗。 最終的にはアナに「心が凍っているのはあなたの方でしょ」 と言われて海に殴り落とされ、その後に逮捕され、サザンアイルズ王国へ送還された。 監督のは、ハンス王子の本質について原作の「悪魔の作った鏡」である、「鏡のように周囲の人物の心象を写し出しているのだ」とインタビューで語っている。 これまでのディズニー・ヴィランズは、登場した時点で視聴者に悪役であるとわかったり、物語の途中から徐々に不可解な行動をとる者が多かったが、彼は終盤まで本性が明らかにされなかった。 本作のスピンオフ短編映画で、その後の出来事を描いた『』にも登場。 前述の罪により王位継承権を剥奪され、サザンアイルズの馬小屋で労働させられていた。 ウェーゼルトン公爵 The Duke of Weselton アレンデール王国の隣国で、貿易相手国であるウェーゼルトン国からエルサの戴冠式に招待されたで、常に2人のボディガードを引き連れている。 ドイツ読みが正しい発音だが、いつも ウィーゼル タウン Weaselto wn と発音されてしまうことをいやがる。 頭の大部分が禿げかかっているため、常にを被っている。 エルサの代わりにアナに無理矢理の相手をさせたりやのを得意とするなど一見愛嬌があるが、実はもうひとりのであり、本性は短気で他人を見下すなど、身勝手な性格の持ち主。 ハンスとは違い、登場早々「アレンデールの秘密を暴き、富を奪う」と発言するなど、彼は最初から悪役とわかる素振りを見せていた。 また、ハンスがエルサの元へ救援部隊と共に向かおうとした際には、彼女の魔法の力を脅威と感じ、側近2人に対して秘かにエルサの抹殺を命じるが、失敗に終わっている。 最終的には全ての悪事が露見し、アレンデールとの貿易を打ち切られた挙句、本国へ強制送還されることとなった。 その際にも護送する兵士達に対して高圧的に振る舞い、自身は被害者だと言い訳をしたり、「(強制送還する前に)医者に行かせてくれんかね?」と逃げ口上ばかり嘯くなど、最後まで反省することはなかった。 マシュマロウ Marshmallow エルサの魔法で作られた氷の()で、氷の城の。 怒らせるとの形をした(きば)ととが生えて襲いかかる。 マシュマロウという名は劇中ではオラフにしか言及されていない。 本編中盤でエルサを追って来たハンス王子によって片足を切られ、崖から落ちてしまう。 その後死んだと思われたが生還しており、再び誰もいなくなった氷の城に現れ、エルサが捨てたティアラを密かに被った途端、凶暴な性格から穏やかになり爪とトゲが無くなるシーンがエンドロール後のオマケのシーンで描かれている。 基本的に唸り声や咆哮を上げるのみだが、普通に話せる。 スピンオフ短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。 氷の城で留守番兼管理人を務めていた。 オーケン Oaken 付き山小屋の主人。 5人の家族がいる。 夏の真っただ中から突然極寒の冬になったので、店内の夏物を半額セールにしている。 したがって冬物の品揃えが実に悪い。 何かにつけ自分が発明したオイルをアピールする。 普段は温和で優しいが、クリストフに「悪党」呼ばわりされた際には彼を店から力づくで放り出した。 スピンオフ短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』にも登場。 アレンデールで出張サウナ店を営業しており、エルサに自家製の風邪薬をアピールしていた。 たち Trolls のような姿をした不思議な生き物。 クリストフの友達であり、家族のような存在。 長であるパビーはかつてエルサの魔法で傷付いたアナを治した。 トロールの1人であるバルダは陽気で、幼い頃のクリストフが最初に出会ったトロール。 人間でいう男性にあたるトロールたちは緑か青のクリスタル製ネックレス、女性にあたるトロール達はピンクか赤、長のパビーのみ黄色のネックレスをかけている。 彼らがアナの回復に必要とする「真実の愛」の力は、エルサの魔法を制御するのに必要な力と共通する。 シトロン Sitron ハンスの愛で種類は ()。 ハンスとアナが最初に出会った際にハンスと一緒にいた。 アナから彼女自身がアレンデール王国の王女と聞いて、ハンスと一緒におじぎする礼儀を持ち合わせている。 後にハンスと一緒にエルサを捜す旅に出かける。 カイとゲルダ Kai and Gerda アナとエルサの。 アナとエルサが幼い頃からアレンデール王国に仕えていた。 原作とされるアンデルセンの「雪の女王」の主人公たちの名がつけられている。 アグナル(King Agnarr of Arendelle) アレンデールで、エルサとアナの。 心優しく民衆皆から愛されていた。 アナが不慮の事故に見舞われた際、城の蔵書からトロールたちの住む谷を見つけ出し、妻と娘たちを連れて馬を走らせた。 妻と共にエルサを魔法の恐怖から救おうと試行錯誤していた矢先、のため船出した途中で船が嵐に襲われ沈没、妻とともに帰らぬ人となってしまう。 心ならずも二人の取った行動は、アナとエルサが現在の性格になり、同時に2人が仲違いする原因となった。 イドゥナ(Queen Iduna of Arendelle) アレンデールで、エルサとアナの。 エルサが戴冠式で身に付けているは、元々は彼女の持ち物だった。 夫・アグナルと同じく船の事故で亡くなっている。 ちなみにアグナルとイドゥナは、1999年に公開されたディズニー映画「」の主人公の父と母であるという説が出ているが、これについては監督のクリス・バックが「ファンはいろいろな説を考えてくれて、僕も大好きなんだけど、それについては本当じゃないんだよ」と否定している。 声の出演 役名 原語版声優 日本語吹き替え版 劇場公開版 2019年版 アナ エルサ クリストフ オラフ ハンス王子 ウェーゼルトン公爵 パビー オーケン クリス・ウィリアムズ カイ スティーブン・アンダーソン バルダ マイア・ウィルソン ゲルダ 司教 ロバート・パイン アレンデール国王 幼いアナ リビー・スタベンラッチ(台詞)、ケイティー・ロペス(歌) 子供時代のアナ アガサ・リー・モン 幼いエルサ エヴァ・ベラ 10代のエルサ スペンサー・レイシー・ガーナス 小林柚葉 スペインの高官 ジェス・コーティ ドイツの高官 ジェフリー・マーカス 声の出演なし アイルランドの高官 タッカー・ギルモア アレンデール王妃 マシュマロウ ポール・ブリッグス テーマ 作品のメッセージとして、監督のクリス・バックは、「家族の強さ」であり、すなわち、エルサとアナの「姉妹の絆」であるとしている。 また、共同監督で脚本を担当したは、「『恐れ』対『愛』」が本作の大きなテーマであると述べている。 製作 で『雪の女王』を映画化しようという試みは1930年代から存在した。 1990年代後半にも雪の女王を映画化する企画が再び立ち上がったが、2002年に廃案となった。 転機が訪れたのは2008年である。 この時、は長年在籍していたディズニーアニメーションを離れてに移籍しており、そこで『』などのアニメーション映画を監督していた。 バックと時代の旧友であるは、バックに対してディズニーアニメーションに戻ってくるように呼びかけた。 その年の9月に、バックは自分が構想を練っているいくつかのアイディアをラセターに対して提示した。 この中の1つが『 アナと雪の女王』の原案である。 2011年12月22日、バックの企画が"Frozen"のタイトルで映画化され、公開日は2013年11月27日を予定していることが正式に発表された。 翌月、本作が手書きアニメーションではなく、コンピュータアニメーションとなることが明かされた。 2012年3月5日、女優のが主人公アナの声を務め、が監督し、とピーター・デル・ヴェッチョがプロデュースすることが発表された。 6月、雪の女王エルサの声をが務めることが明かされた。 11月30日、『』の脚本家の1人であるジェニファー・リーがバックと共同監督を務めることが発表された。 12月19日、がクリストフの声を務めることが発表された。 制作にあたり、アート・ディレクションを担当したマイク・ジアイモと同アシスタントのリサ・キーンは、リサーチの場所にを選び、同国のがモデルになっている。 フィヨルドの地形や建築物、とくになどはジアイモらにインスピレーションを与え、城のデザインなどに生かされている。 また、ローズマリングと呼ばれる伝統的なをインテリアなどさまざまな場所に利用した。 キャラクターの服装には民族衣装を着せたりローズマリングを入れるなど、ノルウェーを意識したデザインがされているが、エルサが「雪の女王」となってからの衣装はこれに入らず、をテーマとしており、ケープは広げると雪の結晶の形になっているという。 また、氷の城もこの衣装と統一感を持たせたデザインになっている。 これらコスチュームのは薄い生地を何十枚も重ねるようにデザインされ、膨大なが費やされた。 音楽 詳細は「」を参照 『アナと雪の女王』のオリジナル歌曲はとが作詞・作曲する。 2013年8月の ()のデスティネーション・Dのイベントで楽曲「」が披露される。 この曲は挿入歌としてエルサを演じるイディナ・メンゼルが歌い、キャラクターが王国を離れて氷の宮殿を建てる際に使われる。 主題歌にはが歌う「レット・イット・ゴー」が使用される。 2013年2月、映画音楽の作曲のためが雇われたことが発表された。 クリスティン・ベルもまたメンゼルとデュエットすることが明かされている。 公開 2013年6月18日にティーザー予告編が公開され 、同月21日より公開のの『』に付けられた。 興行収入 世界で最後の公開国になった日本では 、2013年7月から公開された予告編では物語の内容が描かれていたが、2014年1月になるとエルサ(イディナ・メンゼル)が「レット・イット・ゴー」を歌う本編場面の特別映像が劇場予告や日本版公式サイトなどで流されるようになった。 2月には日本語吹き替えの松たか子が歌う日本語版の映像も公式サイトで公開された。 2014年3月14日に他全国598スクリーンで公開され、3月15・16日の土日2日間の成績が動員60万2347人、興行収入7億6338万9450円となり、興行通信社による「全国映画動員ランキングトップ10」で1位となった。 同時に『』の2週連続で1位獲得並びに『』の3年連続の2週連続での1位獲得を阻止した。 ほとんどの劇場で2D版のみの公開となり、3D版も当初は字幕版のみが公開されていた。 以後のディズニー配給の3D映画でも、本作と同様に2D版を中心とした劇場公開がされている。 初日を含めた3日間では観客動員79万2636人、興収9億8640万5300円の成績で、公開5日目には観客動員100万人を突破している。 MovieNEX(Blu-ray・DVD)の発売が決定した後も7月7日付ランキングで同じディズニーの作品である『』に首位を阻まれるまで興行収入1位を記録し続けた。 2014年6月2日には日本での興行収入が212億円を突破した。 また、累計の観客動員数は1601万人を超え、『』を上回って日本歴代3位となり記録的な大ヒットとなっている。 国内で上映された映画で興行収入が200億円を突破したのは1997年の『』、2001年の『』と『』、本作後(2016年)の『』の4本のみである。 公開の翌年に200億円を突破した『ハリー・ポッターと賢者の石』以来、12年ぶりの記録。 文化通信社が発表した、2014年における作品別興行収入で、本作が累計興収254億7,000万円で邦画・洋画を通し年間トップとなった。 テレビ放送 回数 テレビ局 番組名(放送枠名) 放送日 放送時間 放送分数 視聴率 備考 1 21:00 - 23:10 130分 19. これに合わせ、直前の18:30 - 21:00 には特別番組『アナ雪が100倍楽しくなる!! ディズニーの知られざる秘密SP』も放送。 ノーカットは本編のみとなり、エンディングは視聴者や芸能人が「レット・イット・ゴー」(松たか子版)を歌う約3分30秒の映像を終盤に盛り込む代わり、本国版のスタッフクレジットは早回しの小窓化となったため、視聴者から批判の声が相次いだ。 2 枠名なし 18:30 - 20:58 148分 9. フジテレビでの放送版と違い、エンディングはによる「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(エンドソング)」が使用された(副音声ではの歌唱)。 3 21:00 - 22:59 119分 12. 武内駿輔がオラフ役を担当する2019年版を地上波テレビでは初放送された。 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。 評価 において『』で本作とを争ったのプロデューサー・は、が1957年のロシア版アニメ映画『雪の女王』を見て強い関心を持っていたエピソードを明かしつつ、本作について、原作を大幅に変えながらもその精神であるのテーマを変えておらず、なおかつ原作どおりに2人のヒロインを「男の子」の手を借りずに描き、「感心したのと同時に、今の時代を表している作品になっている」と述べた。 世界各国では、本作のファンが「レット・イット・ゴー」を歌う映像をなどで公開する例が多数見られている。 また、本作においてエルサのキャラクターが男性からの求婚を求めておらず、物語上もに限らない多様な愛の形を認めるメッセージが込められていることから、「ありのままの自分」を肯定する「レット・イット・ゴー」をのの歌と解釈する向きもある。 これに対し、関係者からは子供を同性愛に導くという批判があったり、逆にキリスト教的自己犠牲を尊ぶものという評価を受けるなど、多彩な解釈を生んでいる。 2014年、『』のヒット商品ランキングで第1位を獲得する。 ・映画部門を受賞。 2014年に上で話題となった映画、第1位を獲得。 が発表した2014年のレンタルDVD/ブルーレイの年間ランキング第1位を獲得。 主題歌賞ノミネート(「」)• 第67回• 第41回• 作品賞• 監督賞(クリス・バック、ジェニファー・リー)• 声優賞(ジョシュ・ギャッド)• 美術賞(マイケル・ディジャイモ、リサ・キーン、デヴィッド・ウオマスリー)• 音楽賞(クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス、クリストフ・ベック)• 第39回• 特別賞 (ノミネートの読者投票も第1位 )• 第27回• 外国作品賞• 第88回ベストテン ムービープラス・アワード 2014• 映画ファン大賞・作品賞(洋画部門)• 最優秀外国映画賞• 第69回• TSUTAYA映画ファン賞(海外映画部門)• グランプリ• アニメ部門(洋画)• アニメ・オブ・ザ・イヤー 劇場映画部門 グランプリ 影響・その他• 本作と同じくディズニーによるアニメーション映画『』の登場人物であるラプンツェルとフリン・ライダーがカメオ出演している。 アナが食べているチョコレートは『』に登場したものと類似している。 アナが歌う「生まれてはじめて」の場面にあるブランコを漕ぐシーンは、の『』をベースに描かれている。 オーケンの店の棚にの雑貨が飾られている。 映画のエンドロールに、"The views and opinions expressed by Kristoff in the film that all men eat their own boogers are solely his own and do not necessarily reflect the views or opinions of The Walt Disney Company or the filmmakers. Neither The Walt Disney Company nor the filmmakers make any representation of the accuracy of any such views and opinions. " 「すべての男性が自分の鼻くそを食べるという、映画でクリストフが表明した見解や意見は、彼独自のものであり、必ずしもウォルト・ディズニー・カンパニーや映画製作者の見解や意見を反映しているわけではありません。 ウォルト・ディズニー・カンパニーも映画製作者も、そのような見解や意見の正確さを表明するものではありません。 」 と表示されている。 舞台のモデルとなったでは本作の影響で観光業が活性化し、ディズニーの観光部門でもノルウェー行きのパッケージツアーなどを企画している。 2014年の候補50語に、劇中楽曲の「」から「ありのままで」「レリゴー」がノミネートされ 、「ありのままで」がトップテンに選出された。 ・にある「」がエルサが魔法で創り出した氷の宮殿に内装がそっくりだとインターネット上で評判になり、来館者が10倍に急増した。 2014年9月8日に米国ABCで放映されたテレビ番組において、エグゼクティブ・プロデューサーのが、難病であると10歳で診断された息子からエルサのキャラクター作りにインスピレーションを得たと語っている。 最初エルサは真っ青な肌をした悪の女王として作られていた。 しかし制作の過程で彼はエルサを違う視点で考えるようになる。 エルサの氷の魔力は、ラセターに息子サムを思い出させた。 「息子は毎日インスリン注射をし「なぜ僕なの?」と言っていた。 その時私はサムのことを考えながらエルサのことを考えた。 氷の魔法を持って生まれたエルサがなぜ悪者なのか?そんなはずはないと。 」そこでラセターはエルサの内面に共感する歌を書いてくれるようロバート・ロペスとクリスティン・アンダーソン-ロペスに頼み、そこで「」の歌が生まれ、映画の内容そのものが変更された、と語っている。 派生作品 詳細は「」を参照 LEGO アナと雪の女王 オーロラの輝き 『 LEGO アナと雪の女王 オーロラの輝き』(原題: LEGO Frozen Northern Lights)は本作の続編となるスピンオフアニメ。 アナ雪の世界をレゴで表現しており、ストーリーはオリジナル。 アメリカでは「 Journey to the Lights」の名で小説も発表されている。 アメリカでは2016年秋・日本では2017年2月にで放送された。 同年3月からはでの放送が開始された。 アメリカ・日本版ともにオリジナルの声優が演じているがオラフ役のピエール瀧が2019年に不祥事で逮捕後はオラフの声を差し替えた物が放送、配信されている。 登場人物• アナ -• エルサ -• クリストフ -• パビー - 演出• 第1話 オーロラを探しに(Race to Lookout Mountain(Race to Lookout Point))• 第2話 雪崩を抜けて(Out of the Storm)• 第3話 オーケンの店(The Great Glacier)• Chitwood, Adam 2012年11月29日. Collider. 2012年11月29日閲覧。 The Hollywood Reporter. 2012年3月5日閲覧。 Film Music Reporter 2013年2月19日. 2013年7月4日閲覧。 2014年5月1日閲覧。 シネマトゥデイ. 2014年12月13日. 2014年12月16日閲覧。 2014年1月27日. 2014年1月27日閲覧。 シネマトゥデイ• 2013年7月3日. 2014年3月22日閲覧。 2014年5月17日• 監督インタビュー: 英語、2014年1月掲載• シネマトゥデイ 2019年11月23日. 2019年11月24日閲覧。 Geeks of Doom. 2012年8月17日閲覧。 Entertainment Weekly. 2013年6月23日閲覧。 USA Today. 2013年6月18日閲覧。 ComingSoon. net. 2012年12月19日. 2012年12月19日閲覧。 Sarto, Dan 2013年2月21日. Animation World Network. 2013年2月28日閲覧。 Broadway. com. 2013年6月18日閲覧。 2019年6月21日. 2018年6月21日閲覧。 『アナと雪の女王 公式パンフレット』今西千鶴子、東和プロモーション、2014年3月14日(Japanese)。 Slash Film. 2012年1月12日閲覧。 Solomon, Charles 2013. San Francisco: Chronicle Books. Sciretta, Peter 2011年12月22日. SlashFilm. 2011年12月22日閲覧。 Fleming, Mike 2012年11月29日. Deadline. 2012年11月29日閲覧。 WOMAN. 2014年6月12日閲覧。 この段落の出典。 cinemacafe. net 2014年3月7日. 2014年3月22日閲覧。 Frozen 2013年6月13日. Facebook. 2013年6月14日閲覧。 Hunter, Honor 2013年5月23日. 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次の「」も参照 主人公 エルサ(Queen Elsa of Arendelle) アナの姉で、年齢は24歳。 アレンデールの。 真面目で落ち着いた性格だが、物事を一人で抱え込む傾向がある。 一人称は「私」。 生まれながら、やを作り出す魔法の力を持っている。 普通の生活に満足しておりトラブルを避ける傾向でいたが、彼女にしか聴こえない謎の歌声に導かれ力を解放するとアレンデール王国に異変が起きる。 魔法の森に向かい両親の死の真相を知り、そして自分の使命に導かれ単身アートハランを目指す。 髪型がここからそれまでの三つ編みから後ろで束ねたスタイルを経て、更に何もしてない下ろした髪型へと変わっていく。 アートハランで全ての真実を知り、アナに譲位して「第5の精霊」として生きる道を選ぶ。 アナ(Princess Anna of Arendelle) エルサの妹で、年齢は21歳。 アレンデール王国の第2。 好奇心旺盛で活発な性格。 一人称は「あたし」。 髪はで5歳の時に頭に受けたエルサの魔法の影響により一房だけが白くなっていたが、の終盤で髪の色は全て赤毛に戻り、にしていた髪型は本作ではハーフアップになっている。 クリストフの事は好きだが使命を一人で抱かえこもうとするエルサを何より心配していた。 エルサが一度凍りつきオラフが消滅した際には非常に悲しみ絶望したが、最終的にエルサに託された「正しきこと」を成し遂げる。 その後クリストフと結婚して、女王の座を降りて「第5の精霊」となることを選んだエルサに代わってアレンデール女王に即位。 なお、お互いに会うこと自体は可能である。 クリストフ・ビョルグマン(Kristoff Bjorgman) 山男の青年で、アナの恋人。 年齢は24歳。 一人称は「俺」。 アナとは相思相愛で彼女にプロポーズしようとするが、エルサの事を心配し変化を恐れているアナと気持ちが噛み合わずことごとく失敗する。 さらにはノーサルドラの集落でライダーの助言によりトナカイを引き連れノーサルドラ式のプロポーズの練習をしていたところ予定より早く出発を決めたエルサにアナが付いていったため置いてきぼりにされてしまう。 アナが「正しきこと」を成すために大地の精霊に追われていた所でアナを助けてダムに向かう。 最終的には紆余曲折の末にアナにプロポーズ、その後彼女と結婚することになる。 スヴェン(Sven) クリストフの相棒の。 アナへのプロポーズが失敗したクリストフに対し、「今感じていることが肝心だからためらわない方がいい」と慰めた。 オラフ(Olaf) エルサとアナが幼い頃に作った。 年齢は3歳。 一人称は「僕」。 文字を覚えたことで以前より知識が増え、事情を知らない人々にあらゆる事情を説明することが出来る。 本作ではバラバラになる体を使ったを披露している。 アレンデール王国 王家 エルサとアナの両親2人は、エルサ18歳、アナ15歳の時にでに遭い亡くなったとされていた。 しかし実際はエルサの魔法の秘密を調べるためにアートハランに向かいダークシーで亡くなっていた。 2人は姉妹を分断し彼女達に何もしてあげられなかったことを後悔している。 イドゥナ王妃(Queen Iduna of Arendelle) アレンデール王国ので、エルサとアナの母親。 実はノーサルドラ一族の1人で、アグナルの命の恩人。 アグナル国王(King Agnarr of Arendelle) アレンデール王国ので、エルサとアナの父親。 アレンデール王国とノーサルドラ一族の争いに巻き込まれた際、死にかけていたところをイドゥナに助けられ、恋に落ち結婚した。 ルナード国王(King Runeard of Arendelle) アグナルの父で、エルサとアナの祖父。 アレンデール王国とノーサルドラ一族の争いにて死亡した。 現在では故人だが、本作のに相当する。 表向きはノーサルドラとの外交を持ちかけていたが、実はノーサルドラを乗っ取るためにダムを建設した。 彼の悪事は息子夫婦と孫娘たちの不幸とすれ違いの原因になった。 王家警備隊 デスティン・マティアス中尉(Lieutenant Destin Mattias) かつてアレンデール王国の隊のメンバーであった男性。 アレンデールをノーサルドラから守ってきたが、そのせいで魔法の森に閉じ込められた挙句34年間もそこで過ごすことになった。 それでも王国への義務を忘れなかったが、エルサとの出会いをきっかけにルナード国王の過去の悪事を知ることになった。 ノーサルドラ かつて、アレンデールと敵対してきたと言われる民族。 アグナルの父の"計画"によって戦争を引き起こし、怒った精霊によって34年間、深い霧に閉じ込められてしまった。 イエレナ(Yelana) ノーサルドラ一族の現在のリーダー。 クリストフに間違ってプロポーズされる。 ライダー(Ryder) ノーサルドラのメンバー。 アナとの煮え切らない関係に悩むクリストフに恋のアドバイスを伝授する。 クリストフと同様、トナカイの気持ちを理解でき、トナカイの声でトナカイたちとコミュニケーションを取る。 ハニーマレン(Honeymaren) ノーサルドラのメンバーで、ライダーの妹。 魔法の森 ゲイル(Gale) 魔法の森のの。 オラフがゲイルと名付けた。 ブルーニ(Bruni) 魔法の森のの精霊。 がモデル。 最初はエルサに牙を向けるが、正体は小さなサラマンダーで、エルサと旅をすることになる。 ノック(The Nokk) 魔法の森のの精霊。 の形をしている。 ダークシーにてアートハランに向かおうとするエルサの行く手を妨害するが、エルサが必死に乗りこなしたことから忠実に仕えるようになる。 アースジャイアント(Earth Giant) 魔法の森のの精霊。 攻撃するときには大きなを投げつける。 精霊たちの怒りが静まってるときは体を橋の代わりにしたりと住民たちの手助けをする。 気性が荒く、些細な事で仲間も吹き飛ばしたりする。 トロール パビー(Pabbie) トロールの長老で、かつてアナの頭に当たった魔法を記憶を書き換えて治療する。 魔法に詳しく、「ビジョン」をオーロラを操って見せたりする。 クリストフの家族であり、本作ではアレンデールの国民の避難所として国民を村に預かることになる。 スペシャルゲスト マシュマロウ(Marshmarrow) 過去作と前作に出演。 本作ではメインストーリーに出演しないが、エンドロール後のオラフの本編解説の特典で登場しており、オラフから教わったのか人語を解している。 エルサが『』でアナとクリストフをノースマウンテンの氷の城から追い払うために魔法で作った。 スノーギース(Snowgies) 短編『』にてエルサがくしゃみをすると複数同時に現れるミニ雪だるま。 喋ることは出来ないが、身振りで気持ちを伝える。 マシュマロウと同様、エンドロール後の特典映像でのみ登場する。 その他 ハンス・ウェスターガード(Prince Hans Westergaard of the Southern Isles) サザンアイルズ王国の第13。 本作では「アートハランの記憶」でのみ登場。 年齢は今作の時系列では26歳。 前作でアレンデール王国を乗っ取ろうと計画したが失敗に終わり、この一件により王位継承権を剥奪された。 アナは彼の事をあまり思い出したくないため、彼女のNGワードになっている。 また、エルサを含めた他のメンバーも彼にあまりいい感情を持っていない。 ウェーゼルトン公爵(The Duke of Weselton) アレンデール王国の隣国で、貿易相手国であるウェーゼルトン国からエルサの戴冠式に招待された公爵。 本作では「アートハランの記憶」でのみ登場。 前作で金目当てでアレンデールに赴き、エルサの抹殺を目論むが失敗に終わり、これらのことでアレンデールとの貿易を打ち切られた。 「ウィーゼルトン」と何回も名前を間違えられる。 声の出演 役名 原語版 日本語吹き替え版 エルサ アナ クリストフ オラフ デスティン・マティアス中尉 イドゥナ王妃 アグナル国王 イエレナ ライダー ハニーマレン ルナード国王 パビー ノーサルドラのリーダー 幼いエルサ マッテア・コンフォルティ 幼いアナ ハドリー・ギャナウェイ 不思議な声 アートハランの記憶 ハンス ウェーゼルトン公爵 アラン・テュディック 幼いアナ リビー・スタベンラッチ 幼いエルサ エヴァ・ベラ ではオラフの日本語吹き替え版声優はが担当していたが、瀧が不祥事により逮捕、後に起訴されたため、本作では武内駿輔に変更されている。 製作 音楽 に引き続き、本作でもが音楽を担当している。 また、前作で楽曲製作を担当したと夫妻は、本作のために新曲『』 を新たに書き下ろした。 なお、この楽曲の日本語吹き替え版アーティストには、新人のが起用された。 公開 マーケティング 最初のティザー動画は、が2019年2月13日にで公開した動画で 、この予告編は公開から24時間で1億1640万回視聴され、歴代で最も視聴されたアニメーション映画の予告編となった。 さらに、6月11日には2つ目の予告編が 、9月23日には3つ目の予告編が 、それぞれ公開された。 日本では2019年2月20日、邦題と日本での公開日、場面写真が同時に公開された。 さらに、10月10日には日本オリジナルの本予告編が公開された。 公開後の12月3日、上で複数の漫画家が本作の感想を描いた漫画を投稿した。 いずれも本作の内容を好意的に紹介するものだったが、広告によるものといった表記はなかった。 しかし、投稿された時間が19時に集中していたことから、報酬を受け取って漫画の掲載を依頼されたではないかという指摘が相次いだ。 これに対してはの取材に「依頼の段階で伝達ミスがあり、広告表示がなされなかった。 意図して起きたものではない」「どこかでコミュニケーションミスがあり、抜け落ちてしまった」と回答した。 その後の12月5日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは公式Webサイトで「『アナと雪の女王2 感想漫画企画』に関するおわび」と題した謝罪文を公開した。 謝罪文には「投稿には広告であると分かるよう明記する予定だったが、関係者間でのコミュニケーションに行き届かない部分があり、当初の投稿において広告表記が抜け落ちる結果となった」と記されており、改めてステルスマーケティングであることを否定した。 12月11日、ウォルト・ディズニー・ジャパンは公式Webサイトで企画に参加した漫画家とファンに向け改めて謝罪文を公開した。 その謝罪文には「クリエイターに責任はない」「社内指針順守の不徹底が招いた結果である」と自社の責任であることが強調して記されていた。 興行成績 日本では初週末において観客動員数121万1000人、興行収入16億1600万円を記録し、ランキングでは初登場首位となった。 この記録は、の興行収入比211. 7%の成績である。 公開3日間では観客動員数145万人、興行収入19億円を突破した。 前作と同様に10代、20代の女性を中心に幅広い層が劇場に詰めかけた。 2週目、観客動員数124万8000人、興行収入14億4300万円を稼ぎ、前週と同じく首位をキープした。 この時点での累計観客動員数は338万人、興行収入は43億円を突破しており、公開から10日間での40億円突破はと作品の中で最速となった。 2020年3月までに日本での興行収入は133億6000万円、観客動員数1460万人を記録した。 『アナと雪の女王2』観客動員数・興行収入の推移 観客動員数 (万人) 興行収入 (億円) 備考 週末 累計 週末 累計 1週目の週末 2019年11月23日・24日 1位 121. 1 145. 3 16. 2 19. 4 2週目の週末 11月30日・12月1日 124. 8 338. 6 14. 4 43. 1 3週目の週末 12月7日・8日 77. 6 466. 7 10. 3 60. 1 4週目の週末 12月14日・15日 60. 7 568. 3 7. 8 73. 4 5週目の週末 12月21日・22日 2位 40. 0 641. 4 5. 1 82. 8 週末観客動員数は『』が1位。 6週目の週末 12月28日・29日 41. 5 745. 0 5. 4 95. 0 7週目の週末 2020年1月4日・5日 1位 38. 2 882. 4 5. 0 112. 9 8週目の週末 2020年1月11日・12日 26. 5 955. 3 3. 5 122. 0 累計観客動員数および累計興行収入は1月13日までのもの。 9週目の週末 2020年1月18日・19日 15. 9 980. 3 2. 1 125. 2 週末興行収入は『』が1位で、本作は2位。 10週目の週末 2020年1月25日・26日 3位 12. 9 1000 1. 7 127. 9 11週目の週末 2020年2月1日・2日 5位 1016 129. 7 12週目の週末 2020年2月8日・9日 7位 130. 8 13週目の週末 2020年2月15日・16日 6位 1034 132. 1 14週目の週末 2020年2月22日・23日 11位 132. 9 累計興行収入は2月24日までのもの。 15週目の週末 2020年2月29日・3月1日 - 133. 1 16週目の週末 2020年3月7日・8日 - 133. 4 3月12日までに日本での劇場公開を終了した。 最終 1460 133. 6 脚注 注釈• (シネマトゥデイ2019年1月3日掲載、2019年1月9日閲覧)• - 2020年2月14日閲覧。 土方ゆり子 2019年2月19日. 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次の\ U-NEXTなら、31日間は見放題作品140,000本が無料で視聴可能です/ 『アナと雪の女王』原作との共通点1.ソリ まずは共通アイテムとして、登場するのが 「ソリ」だ。 『アナと雪の女王』では、クリストフが乗っている。 クリストフのソリは、アナをエルサのところへ連れていく道中、オオカミに追われるところで燃えてなくなってしまう。 最終的に、ラストで新しいソリをプレゼントされるほど、 クリストフにとっては大事なアイテムの一つだ。 原作の 『雪の女王』では、ソリはカイが雪の女王に連れ去られるタイミングで登場する。 カイがソリ遊びをしているところへ、 雪の女王も大きなソリに乗って現れるのだ。 そして、ソリごとさらわれていってしまう。 物語冒頭に出てくるけっこう大事なキーアイテムとなっていて、 ラストでカイとゲルダが町へ戻るときにも、ソリは大活躍する。 映画でも原作でも、ソリは重要な乗り物なのである。 『アナと雪の女王』原作との共通点2.トナカイ 同じく大事なアイテムというか、大事なアニマルなのが 「トナカイ」。 『アナと雪の女王』では、トナカイといえば説明の必要もないだろう、重要キャラの 「スヴェン」である。 スヴェンはクリストフの相棒的存在で、クリストフはじめ、 アナをエルサのところまで連れていくときにも大活躍する。 原作 『雪の女王』でも同じく、 トナカイはゲルダを運ぶ役割を担っている。 もともと原作のほうでは、トナカイは山賊の一味が使っていたもの。 その山賊にいる娘が、カイを探すゲルダを助けるため、トナカイを与えてくれるのだ。 トナカイとソリというとまるでサンタクロースのようだが、いずれにせよ、人を運ぶ役割を与えられて大活躍してくれる。 『アナと雪の女王』原作との共通点3.冬の装備 さらにもう一つアイテムを見てみると、原作で、ゲルダが 長靴と手袋をもらう場面がある。 それは、山賊のアジトから雪の女王の城へ向けて、トナカイで旅立っていくところ。 山賊の娘がぶっきらぼうながらに、長靴を手袋をくれるのだ。 原作の季節設定はディズニー映画と同じく 「夏」で、 主人公ゲルダは夏の装いをしている。 なので、寒い場所にいる雪の女王のところに行くには、 冬の装備が必要だったのだ。 これは、 『アナと雪の女王』でも同じ。 季節は夏だったので、 アナは夏の格好をしていたが、エルサの魔法のせいで急に寒くなってしまう。 そこで、雪の山中、見つけた山小屋で、 冬の装備を手に入れるのである。 夏の格好をしていたのが、急に冬の装備が必要になるところは、原作とそっくりだ。 『アナと雪の女王』原作との共通点4.凍る心臓 『アナと雪の女王』の原題 『Frozen』というのは、よくできたタイトルだ。 日本語の意味では 「凍りついた」「凍らされた」といったところ。 エルサの心が凍ってしまったり(気持ち的に)、 アナの心臓がエルサの魔法のせいで凍る場面が思い出される。 この心が凍るというモチーフは、原作にも登場する。 原作では、 カイの心臓が氷のかたまりになりかかってしまうのだ。 もともとの原因は、悪魔が作った鏡の破片が、カイの心臓に入ってしまったせいである。 が、そこへ雪の女王が現れ、額にキスをしたことで、心臓にさらに冷たさが染み渡るのである。 カイの心も凍り付いたように、冷たくなってしまう。 そういったモチーフが、 『アナと雪の女王』にも使われているといえるだろう。 『アナと雪の女王』原作との共通点5.ノルウェー 『アナと雪の女王』のモデルとなった町は、ノルウェーの 「ベルゲン」という港町。 写真で見てみると、まさにアナ雪の世界に入ったようなきれいな町である(ちなみに、劇中での王国の名前は「アレンデール」)。 フィヨルドや山の崖などもあり、雪や氷といったイメージも強い。 『アナと雪の女王』原作との共通点6.大切な人を追う旅 そして最後に、もっとも大事な共通点。 それは、 『アナと雪の女王』も原作の 『雪の女王』も、 雪の降りしきる寒い中を、主人公が大切な人を追って旅をすることだ。 『アナと雪の女王』の場合は、エルサ(雪の女王)が自分を解放し、アレンデールを捨てて、一人雪山の奥へと逃げ込んでしまう。 そこで氷の城を魔法で作ってひっそりと隠居し始めるのだが、そんな大切な姉のエルサを探しにアナが雪山へと入っていく。 いろんなシーンがあるものの、物語の大部分は、この アナの冒険といっても過言ではないだろう。 同じく、原作の 『雪の女王』でも、物語の大部分を占めるのは ゲルダという少女の冒険。 大切なカイを探しに、いろんな場所を探し回って、最終的には雪の女王の住む城へと向かう。 大切な人を救うため、寒い中を突き進んでいくこの旅こそが、どちらの物語でも重要な核となっているのだ。 『アナと雪の女王』の場合は雪の女王を救いに、 『雪の女王』の場合は雪の女王にとらわれた少年を救いに行くという、ちょっとした違い(こんがらがりそう)はあるものの、モチーフとなっているのは間違いないだろう。 どちらの物語にも、共通して心を打たれる 「勇気に満ちた冒険」があるのだ。 まとめ ということで今回は、ディズニー映画 『アナと雪の女王』と、その原作のアンデルセン童話 『雪の女王』からの共通点を見つけてみた。 ディズニーが、原作のどんな部分をモチーフにしたか、なんとなくイメージできただろうか。 雪の女王が主人公になっている時点で、原作とはだいぶ変わっているディズニー版 『アナと雪の女王』だが(もともと、エルサは悪役の設定だったらしいが…)、やはり似通った部分もたくさんある。 機会があれば、ぜひ原作を読みながら、 「アナ雪」を見直してみてほしい。 最新の配信状況は U-NEXTサイトにてご確認ください。
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