卵アレルギーの出現しやすい部位 食物アレルギーの一つである卵アレルギー。 卵アレルギーの症状にはじんましんや呼吸困難などがありますが、出現して消失するまでの時間や症状、度合いなどは卵へのアレルギーの強さとその人の抵抗力によってかなりの差があります。 また、出現する湿疹のできやすい部位や症状はアレルゲンによって違いがあります。 卵アレルギーの場合、出現する部位は乳児では頬から顎、耳の穴や耳全体、幼児期以降は手の甲、指などの部位にかたまって出現したり、肘や膝のくびれに出現することもあります。 肩や臀部、大腿部といった部位にも湿疹は出現します。 卵アレルギーの特徴的な湿疹として貨幣状湿疹やストロフルスがあります。 卵アレルギーの特徴的な症状 貨幣状湿疹の出現は卵アレルギーの特徴の一つと言われています。 貨幣状湿疹とはコイン状の丸い形の湿疹のこと。 じくじくしたり、赤いブツブツができ、かゆみも強い湿疹です。 体幹や脚のすねの部位に出現しやすいと言われています。 ストロフルスも卵アレルギーが原因となって出現する発疹です。 腕や足、体幹などの部位に赤くてかゆみの強い、粟粒大でじんましんのような発疹です。 春先から夏にかけて多く出現する発疹で、卵アレルギーの他に虫刺されが原因の場合もあります。 かゆみが強い発疹で不眠や食欲不振、不機嫌などの症状を起こすことがあります。 赤ちゃんは全身に出現する? 卵アレルギーは幼児期の頃に発症することが多いアレルギーです。 肌が非常に敏感で免疫もできていない赤ちゃんの頃にも卵アレルギーがでる場合があります。 赤ちゃんの場合は、全身にボツボツの赤いできものが出現し、非常に強いかゆみをともないます。 赤ちゃんは自分でかゆみを我慢することはできないので、すぐにかいてしまったり、不機嫌になったり、不眠の原因にもなります。 赤ちゃんの頃に卵アレルギーになってしまうと治療は非常に困難と言われています。 母乳の場合は、お母さんから卵の成分を吸ってしまう可能性もあるので、お母さんも卵を食べるのを止める必要があります。
次のスポンサードリンク 卵アレルギーは体にどんな反応が出る? 卵アレルギーとは鶏卵または鶏卵を含む食品が体内に入ることで起こるアレルギーです。 主な症状は、 皮膚のかゆみやじんましん、喉のイガイガ感、下痢や嘔吐、ひどい場合は呼吸困難や意識障害という 命の危険に関わる症状が起こる場合もあります。 症状例:蕁麻疹と咳 うちの息子も卵アレルギーを持っているのですが、うちの子の場合は今のところ、 かゆみ・蕁麻疹といった皮膚の反応が主な症状となっています。 具体的には、まず卵を食べて数分すると口のまわりを掻き始めます。 徐々に口のまわりが赤くなり、ポツポツとじんましんが出てきて首の方に広がっていきます。 また、ケホケホと喉の異物感を取ろうとするような咳をしたこともありました。 まだ言葉で自分の体の状況をすべて伝えられる年齢ではなかったのですが、舌をベーッと出して 「いやー」と訴えていました。 恐らく口や喉がイガイガして気持ち悪かったのでしょうね。 ちなみに私の姪っ子も卵アレルギーなのですが、姪っ子も息子と同じく口のまわりと首あたりに蕁麻疹が出る症状を持っているそうです。 症状の出方は人それぞれで、蕁麻疹などの皮膚症状だけが出る子もいれば、逆にじんましんなどの皮膚症状はまったく出ずに、突然嘔吐や下痢をする子もいます。 ひとえに卵アレルギーといっても様々な症状があるので、注意が必要ですね。 また、 料理に甘みを出し、きれいな色付けをしてくれたり、柔らかさを出してふっくら仕上げてくれるから様々な料理や食品に使われているんです。 卵アレルギーの子供を持つママにとって、これを除去するのはとっても大変。 だけど卵アレルギーを持つママ・パパは ある意味でラッキーなんじゃないかと私は思っています(ラッキーという言い方はもしかしたら適切じゃないかもしれませんが・・・)。 一番多い食物アレルギーということは、逆に言えば、それだけ情報がたくさんあるということ。 また、全国的に見ても多くのお子さんが抱えているアレルギーなので、小児科やアレルギー科の先生も知識をたくさん持っておられます。 」 と不安に思う日もありました。 特に重度のアレルギーの場合は完全除去が必要なので、本当に気を抜けません。 でも、プラスの面に目を向けるとママパパも卵アレルギーを持っているお子さん自体もすこし楽になると思います。 私の知人に、重度の卵アレルギーを持つママがいるのですが、彼女は子供のアレルギーを機に自分でアレルギーについて勉強し、7大アレルゲンを除いたお菓子(ケーキ)を作れるようになりました。 そして今では、自分のお店を持つまでになり、同じ悩みを持つ親御さんに対して講演や勉強会を行うなど精力的に活動をされています。 もしあなたが、子供(自分)が『アレルギーだから不幸』だなんて思っているのであれば、これをチャンスだと捉えてこれからアレルギーについて勉強してみてはいかがでしょうか? 関連記事.
次の離乳食を始める際に、「アレルギー」について講習を受た方もいらっしゃるでしょう。 さまざまな食品を食べ始めると食物アレルギーが発生する可能性がでてきます。 一方で、お母さんの食べた物により、母乳から微量に出るアレルゲンからアレルギーを起こす子どもがいるのはご存知でしょうか。 食べ物によるアレルギーの症状は色々で、軽いかゆみ程度のものから、急性のじんましん・むくみ・はれ・気管支の痙攣と、様々なものがあります。 重篤なアレルギーは「アナフィラキシーショック」と呼ばれ、血圧が下がりショック状態になる場合があります。 一般的に「食物アレルギー」と称されるものは「即時型」です。 アレルゲンを含む食べ物を食べた直後に、唇・舌・のどなどにかゆみが出て、腫れて赤くなったり、食後数分から2時間くらいの間にお腹が痛くなったり、吐いたり、下痢をしたり、血が混じった便をすることがあります。 今回は筆者の娘に実際に起こった、「卵アレルギー」が発症した際の事例を紹介します。 「離乳食時のアレルギーの問題」は育児の悩みのひとつでしょう。 アレルギーは漠然と怖い印象ですが「実際にどのようになるのか」「アレルギーはどうして起こるのか」そんな疑問の参考になれば幸いです。 いつから始まったのか 例)一週間くらい前、昨日、ごはんの後から 2. 症状は変化しているのか 例)だんだんひどくなっている、少しマシになってきている 3. 症状はどのようなものなのか 例)熱がある場合は何度くらい、気になる症状はあるか、食欲はあるか、排便の様子は 4. 近所や保育園、幼稚園での流行はあるか 例)インフルエンザ、はしか、風邪が流行っているなど 5. 今飲んでいるくすりはあるか、お薬手帳はあるか 例)飲ませている薬があれば薬名をメモ、もしくは持参する 6. くすりや食物などでのアレルギーはあるが 例)卵やミルクのアレルギーなど 7. 飲めない薬はあるか 例)粉薬は飲めない、座薬は嫌がるなど 8. お医者さんに尋ねたいことはないか 例)お風呂に入ってもいいか、気をつけないといけないことは何か、 頓服はいつ飲ませたら良いのか 上記の項目は、突然の症状だけではなく、発熱した時など医療機関へかかる際にも、まとめておくことで、慌てずに診察をしてもらえます。 参考にしてみてくださいね。 食物除去療法で何が食べられないかを決める際には、「血液検査(IgE RAST をしてから食材を与える」ことが必要だと言われました。 ただし、以下のようなことに気を付けなければいけないとのことでした。 ・血液検査は参考になるが、結果をそのまま信じるべきではない ・日々、食事日誌をつけて参考にする ・食べ物を与えるときは、除去テストや誘発テストで確認する ・無計画では危険なため、医師と相談の上、食べ物を与える 血液検査の結果だけを信じるのも危険です。 必ず、子どもの日々の食生活の記録を付けて、それを参考に医師と相談していく必要があるとのことでした。 卵の他にも、下記のような食材には気を付けたいです。 ・乳 ・小麦 ・ピーナッツ ・魚介類 ・果実 ・ソバ ・種子類 筆者の子どもは、かかりつけ医とも話し合い、娘が一歳になったらアレルギー検査を行うことになりました。 その結果次第で今後、「卵アレルギーとどう付き合っていくのか」を決めます。 検査結果次第では、卵を与えても大丈夫な数値が出るかもしれません。 かかりつけ医とよく話し合い、卵の与え方を考えていくことにしたいです。 筆者や夫は食物アレルギーが一切ないため、症状が現れた時には驚きました。 本当に怖かったです。 正直、役所や栄養士さんが指導される方法での離乳食作りは面倒ですが、安全ではあると感じました。 「まぁいいか」と指導通りの手順を守らないと、何が起こるかわかりませんよ。 改めて娘の命を預かり、守る立場なのだと実感したケースでした。 安心して手を離せるようになるまでは、子どもの安全を守るのは親の役目だと強く思いました。 アレルギー症状が出たからといって、娘の様になるとは限りません。 もっと症状が軽い場合、重い場合もあるでしょう。 実際に直面することになる前に、少しでも「アレルギー」について考えるきっかけになれば幸いです。
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