さて、どう動く!? といったところから108話は始まります! 108話ネタバレ! 歯を食いしばるアレン。 「お前もやっぱり心当たりがある…」 とカルセインが言い終わる前に部屋を飛び出すアレンディス。 「他の奴らはともかく、 モニーク家だけは必ず破滅させなければならない。 生かしておけばいつまでも私たちを邪魔をするだろう。 なぜそんなに驚くのか。 アレンディス公子もモニーク侯爵が失脚することを望んで計画に協力したではないか」 そう言われ、ドキッとするアレン。 「今さらそうではないと言うのか?」 「私たちは何もしなかった。 (私のせいだ) 両手で顔を覆い絶望するアレンディス。 信じられないといった表情のティア。 「まだ確実の物証はありませんが、根拠のあるルートで得た情報です。 念のため警戒をしていたところに昨日襲撃が起きたのです。 」 (それなら、リアン郷もカルセインも私のせいで巻き込まれたんだ…) 「殿下の命で、護衛を続けます。 」 以前、ルブに「変わったことはないか?」と質問されたことを思い出すティア。 (彼がそのような質問をしたのも建国祭のときにシーモア郷が助けてくれたことも、模擬戦闘に参加しなかったのも…) (全部私を守っているからなんだ) そして、カルセインの目を治してくれたターシャスを思い出すティア (なぜ、皇居にいたのだろう。 帝国に少しずつ集まり始めている。 それが激しい変化の前触れなのでは…。 後ろを振り向くと…ティアの幻覚を見るアレン。 「…もうその方法しかない。 陛下の横でルブも話を聞いていた。 【私の転生によって、周りにも変化が起こり、多くの人々が大きな歯車に巻き込まれていく。 私は今になって少しずつ気付き始めたのだ】 【それによって運命が大きくゆがんでしまった人がいるということまで。 】 ティアは、ラス公爵伝えにアレンのことを聞くのでした。。 もうすぐラス郷とルア王女の結婚式もあるから」 「おい、草頭」 アレンに声をかけるカルセイン。 まだ右腕は治っていない様子。 「お前使節団について行くんだって?政府に辞表まで出して」 「そうだよ。 弱者のお前より私が役に立つという証拠だよ」と強がるアレンディス。 「お前フラれたのか」 そう言われると、 「とにかくお前は最初から勘が鋭くて嫌だった」 穏やかな表情で話すアレン。 お互いの憎まれ口をたたくと…アレンはカルセインに剣を投げて渡す。 「受け取れ」 剣を受け取るカルセイン。 「私はもう必要なくなった。 君が持て。 」 それに対し、胸ぐらを掴むカルセイン 「お前まさか!!」 そのタイミングで、ティアがやってくる。 走ってきたようで息があがっているティア。 「アレン!」 戸惑うアレン。 「だめだティア。 こんなところで愛称で呼んだら。 人々が噂を立てたらどうする。 」 それを無視して、本当に行くの?と近づくティア。 「アレン!ねぇ…私は…」 ティアが何かを言おうとすると、それを遮って話すアレン。 「もう私がいなくても大丈夫だ。 」 「今年の夏は暑いから、体には気を付けて。 リサ王国との水面下の交渉だったり、隠れ家のことまで。 もう少しで皇居の秘密部署の一覧まで渡されるところだった」 「天才だとは言え、これほどまで頭を悩ませるとは」 と呆れる皇帝陛下。 両手両ひざをつき頭を下げたまま皇帝に、「どんな刑でも受け入れます」と申し出るアレン。 「どうか、私のせいで危険にさらされたモニーク妃をお守りください」 すると皇帝陛下は、アレンにどのような罰を与えるべきかとルブに話す。 そこでルブは、 なぜ心を替えたのかと理由を聞く。 「これ以上、私が彼女を保護できなくなったからです。 」 (本音を隠す言い訳はいくらでもあった。 帰ってくるって」 ティアはアレンの胸にそっと寄る… 「幼い日の約束のように…私の心のレディは君だ。 」 涙を流すティア。 (さようなら、にんじん頭。 君とはうんざりすることばかりと思ったのに。 それなりに楽しかった) (寂しがりやの、僕たちの銀色の子を) (頼んだよ…) (彼女のそばに残った人たちへ) (ただそれだけを祈願する) アレンの後ろ姿と歯車の描写 そしてゼナ公爵が描かれ… 「間抜けめ。 」 「結局、弱い心に勝てずに逃げたか。。 」 というのでした。 109話ネタバレ! ゼナは言う。 「猫を探すことになるとは」とディロン郷 謝るティア。 カルセインもリアン郷も探していた。 「まだ幼いから遠くへ行けないでしょう」 アレンが行ったあと、アレンからカゴと手紙が届いたという。 そのカゴに入っていたのは子猫。 ティアは子猫を騎士団に連れて来たが…席を外している間に逃げてしまったのだと言う。 (怖がって隅や茂みに隠れているかもしれない。 ) 探していると… 「何言ってんだ!」 という怒号が聞こえ驚くティア。 「全帝国に知らせろというのか!」 (陛下の声・・?) 見ると、陛下とルブが立っていた。 「しかし今年は暑さが尋常ではありません。 夏の離宮は先代も使用していた場所です。 」と夏の離宮に行くように勧めるルブ。 しかし… 「愚か者!誰にも弱みを見せるな!」 「二度と言うな!」 とお怒りの陛下。 それを聞いて、少し寂しげな表情を見せるルブ。 2人のやりとりを見て、親子間の対話とは思えないと戸惑うティア。 (考えてみたら、陛下は以前から彼にだけは優しい姿を見せたことがない。 一体なぜ?) 自分が怒られたかのように落ち込むティア。 (聞かなかったことにしよう) 黙ってその場から離れようと動くが… ガサガサっ その音でルブが「何者だ!」とやってくる。 ギョッとするティア。 驚くルブ。 「アリスティア!?」 「ここで何をしてるんだ?」 慌てふためくティアはタジタジと膝をついて座り込んでしまう。 「もしかしてさっきの・・・」 と言われ、目を逸らすティア。 「あ、いいえ、あの、私は何も。 迷子を探してて」 「…君は嘘がヘタだな」 ルブは手を差しだし、 ティアの手を引いて立ち上がらせ… 「誰を探していたらこんなにめちゃくちゃになる?煙突に忍び込んだ猫みたいだ」 とティアの髪の毛についた葉を取るルブ。 ジー・・・・ 見つめるティア。 「・・・・!」 (・・・・) 目を逸らすルブ。 「殿下、夏の離宮は冷機魔法がかかっているのですか?」 夏の離宮。 第11代皇帝が皇妃のために、夏の暑さを避ける魔法がかけられた場所。 しかし、皇帝と魔法使いの仲が悪くなり、皇居を離れた魔法使い。 魔法だけが残った離宮は冬は寒くて住めないところになったという。 結局、その後皇帝は皇居を移し、歴代の皇帝が暑さを避けて滞在する場所となったという。 「父上は一度も離宮に行かなかった。 しかし今年はそのままでは済まない水準までいったために提案したのだが…弱い姿を見せられないと断られたんだ」 と説明するルブ。 「一緒に行って来られたらどうですか?」 とティア。 するとそこにカルセインが突然出てきて… 「どこに隠れたんだ!!」 「ん?」 無言のティアとルブ。。。 迷子探しさぼってたのか」 素っ気ない顔のカルセイン。 そんなカルセインの体を気遣うルブ。 それに対し無愛想に話すカルセイン。 「では、殿下、モニーク郷を連れていっていいですか?今忙しく、探しているものがあるので」とその場から離れようとするカルセイン。 「カルセイン!」 こそっと無礼な態度を注意するティア。 するとルブ。 「猫?探しているのは猫だったのか?」 なんと、先ほどルブの執務室に入り込んできたのだという。 「ルナ~」 「首輪があったので、飼い猫だと思ったのです。 」と猫じゃらしを持つハレン。 そのハレンの顔にはひっかき傷が。 すると、ルナの首根っこを掴むカルセイン。 カルセインも引っかかれてしまう。 それでもルナにぞっこんのティア。 その様子を優しい表情でルブは見ていた。 (2人が似てる) ルブはルナを優しく抱き上げ、ティアに渡すと… 「さっきの話なんだが、夏の離宮は涼しくて静かなところだから。 ほっと一息ついて過ごすのに適当だろう。 安心しろ」 と言うのでした。 「はあ・・・」 どういう意味なのか分からないティア。 」 「第1騎士団第13分隊へ」 笑顔で言うルブ。 それを13分隊のみんなに伝えるラス公爵。 13分隊のみんなは、口をポカンと開けて、げんなりするのでした。
次のそして愛する皇帝には虐げられ最後には反逆罪に問われ処刑される。 皇帝は把握しており、ゼナ公爵率いる貴族派が動いた以上、十分注意するようにアリスティアに忠告する。 その後、ゼナ公爵の登場によって、激しく怒るケイルアン。 アリスティアを汚れた血と呼んだからだ。 また、アリスティアの噂を面白おかしく広めていたのは貴族派だけでなく、皇室派の令嬢達もだった。 影でこそこそと自分を嘲罵していた令嬢らに、怒ったアリスティアは手を打つのだった。 詳しくはにてまとめてあります 全話一覧は 目次• 漫画「捨てられた皇妃」最新話76話のネタバレ アリスティアは父ケイルアンに、皇室派に属する一族の情報を見せてもらうよう頼んだ。 ケイルアンは、ルース・デ・ベリータ公爵に、その資料を用意してもらったため、彼に迷惑がかからないよう、読み終わったら必ず焼却するようにと、アリスティアに資料を渡す。 娘はゼナ公爵に言われたことを気にしている様子はないので、ケイルアンはホッとしたものの、父親としては彼女に政治に関わってほしくなかった。 しかしこれも帝国貴族としてしかたないことかと諦める。 その資料は些細なことから、表には出ないことまでまとめられており、過去と現世で異なる点があるかもしれないからと、彼女は夜が空けるまで資料に目を通した。 社交界は、皇妃だったときでさえ厄介なもので、貴族派が敵なのも変わらなかった。 そんな中で、皇室派の貴族同士で揉めている場合ではない、団結するために派閥内での立場を固めないといけないのだ。 資料を燃やした彼女は、帝国車社交序列三位のモニーク家後継者として、社交界に挑むことを決めたのだった。 その数日後、ヌエン子爵家のパーティーに、アリスティアは父と一緒に参加する。 アレンディスに脅された、ニアーヴの家である。 ベボリー・スー・ヌエン子爵婦人が、侯爵閣下と帝国の未来の后をお招きできるだなんてと、二人を歓迎する。 このヌエン子爵家は、ルビーとダイヤの鉱山を所有しており、帝国でも上位の裕福な一族だ。 子爵婦人は、このように富を手にした一族の妻にしては清く、ちょうどいいとアリスティアは微笑する。 その姿を見たケイルアンはクスっと笑い、こういうのは見苦しいかと彼女が聞くと、やられっぱなしよりはいい、確実にやり遂げておいでと、彼女の背中を押す。 そこでアリスティアは、ニアーヴに挨拶しに行く。 ニアーヴはこの前のことを謝るので、力になれずすみませんでしたと、アリスティアも謝る。 その場にいた他の令嬢は、何の話かとポカーンとしている。 アリスティアは、同年代の友達がいないため、今回の招待状はとても嬉しかったと話すと、ニアーヴは公子二人がいるではないですかと驚く。 公子達は男性なので、ずっと女性のお友達が欲しかった、仲良くしていただけますかと、アリスティアはニアーヴにお願いする。 ニアーヴはアリスティアからの誘いに、私に機会をくれるのかと息を呑む。 ニアーヴは、適度に純粋で、勘も働き、地位もあるのだが、皇室派の中では埋もれてしまう存在だ。 その見かけによらず計算も速いので、アリスティアは彼女を利用することにしたのだ。 ヌエン子爵令嬢さえ良ければお友達になってほしいと、明るく微笑むアリスティア。 ニアーヴは、誠心誠意お仕えしますと喜ぶが、お友達になるのに仕えるはおかしいと、アリスティアは彼女を敢えてニアーヴ、と名前で呼んだ。 ニアーヴは大喜びだ。 そしてニアーヴに、他の令嬢を紹介してもらう。 商団を持つシャリア子爵の令嬢、ヌエン家と同様に宝石で有名なナイラ子爵の令嬢、宝石細工商人を多数抱えるセンク子爵の令嬢の3人と仲良くなるアリスティア。 初回でなかなかの収穫である。 アリスティアは彼女たちに社交界の中心となる機会を与え、彼女たちはアリスティアが社交界での地位を固める土台となってくれ、利害は一致するのだ。 アリスティアの価値を欲し、それを知りながら自ら歩み寄るアリスティア、どうせ皆、互いを利用しあうだけで同じなのだ。 だが、真摯に彼女と向き合ってくれるアレンディスやカルセインを思い出してしまい、心が痛む彼女。 今は考えないようにしようと社交に徹するが、そんな彼女をケイルアンは心配そうに見つめているのだった。 漫画「捨てられた皇妃」最新話76話の感想 アリスティアは、まず足元固めからと、皇室派の貴族の攻略に乗り出しました。 そこで、金はあるけど地位がそれほど高くない一族の令嬢らと仲良くなることに成功しました。 ちなみに爵位は 公・ 侯・ 伯・ 子・ 男の順の序列です。 アレンディス、カルセインらは公爵家なのでトップですね。 アリスティアは侯爵家。 今回の令嬢らは全て子爵家でしたね。 前回アリスティアをバカにしていたイリアとキリナは爵位までは書いてありませんでした。 侯爵以下とは思いますが、序列3位のアリスティアの家よりは確実に下で、子爵家よりは上のような気がします。 伯爵家でしょうか。 互いに互いを利用する関係を作った彼女ですが、本当の友人であるアレンディスやカルセインのことを思うと、自分のしていることを恥ずかしく思うのでしょう。 それでも貴族派に対抗するためには、彼女が動いてまとめていかなければなりません。 子爵家の令嬢達からしたら、未来の后の方から友人になってほしいと申し出てくれたので、これほど嬉しい誘いはなかったでしょう。 富はある家なので、あとは地位さえ手に入れば安泰です。 それでも、始めは純粋な気持ちでなかったにしても、いずれは本当の女友達として、友人関係を作っていければいいなと思います。 ニアーヴは良い子のようなので、その友人も期待できます。 彼女の真の味方が増えるといいですね。 次回のエピソードは それではここまで読んで下さってありがとうございました また次回もお楽しみに.
次のさて、どうなる!? 112話ネタバレ! 大臣の元へ行くティア しかし、神官に 「大臣は今お目にかかることができません。 」 と面会を拒否されてしまう。 その周りには、神官たちがティアをジロジロと見ていた。 (5年前に来たときとは態度が違う。 ) 美優の出現によって、ティアは神託の子ではないと判断されたのか、白い目で見てくる神官たち。 (大臣に会って聞きたかったが…) (今さら祈祷室に行っても、5年前のように神の声を聞くことはできないだろう) 神殿内を1人歩くティア。 その後ろには黒い影。 その人物が人差し指を出すと… 「え?」 振り向くティア。 「ここはどこ??」 「神殿の中にこんなところがあったなんて」 (神様 可能ならばもう一度声を・・・) すると声が聞こえる 【君は僕の愛を受ける者。 運命に安住する者】 「え!?声が・・・!」 頭の中に直接声が響く 【望むところがまさにお前の席】 【君の名は運命をつかむ者】 【ジウン・グラスぺ】 (まさかこれは・・・) (美優に名前を出す神託!) ティアは美優の神託を聞いたのだ。 すがる思いで神に話しかけるティア 「神よ、5年前のあの日のように… もう一度答えて下さい!」 シーン… 反応がなく、 ため息をつくティア。 「帰ろう」 「運命をつかむ者…ジウン・グラスぺ」 そう独り言を言っていた時だった。 後ろから白い髪の人物が現れティアの独り言を聞いていた。 「ティア、今の殿下がお前を追い出す方ではないと思うが…それでもお前の選択を尊重したい」 「だから今確認する。 」 そういうと、 家の後継者としての道か それとも皇太子妃の冠をかぶるのか を問うケイルアン。 ティアは目をつむり考える。 頭の中では、 カルセイン アレンディス そしてルブリス を思い浮かべていた。 そして・・・ 「私は」 ティアは真っすぐに父を見据えるのでした。 尋問するような椅子だった。 美優を見て少し動揺するティア。 (しっかりしろ。 また、家の継承者として、 自分の見合った地位を堂々と要求したのだ。 貴族派からは嘲笑と罵倒の声があがったが…それに対しても冷静に対処した。 そのおかげで、家門の爵位に見合う座席に着席することができたのだ。 しかし陛下は 「モニーク嬢も5年前に神託で名前をもらったな。 みんなその事実はどう見ている?」 とほほ笑む。 しかし荒れる貴族派。 ティアが神託の子だということは大っぴらに公表されていなかったからだ。 (結局、私の神託まで明かされた。 今さらだけど) そしてチラッと美優を見る。 美優はただただ表情も変えずに黙って座っていた。 (昨日ローズ宮でなにがあったのかな?) と考えるティア。 まだ荒れる会議。 言いたい放題でティアを否定する者も。 すると突然 バンッ! テーブルを叩きつけ場を鎮めるルブ。 「大事なのはどっちが神託の子か、だ」 臣下たちは黙り込む。 「それでは確認すればいいことだ」 「大神官を待て!」 と言うルブ。 そして姿を現したのは… 大神官テルティウスだった。 「来てくれてありがとう。 大神官」 と礼を言うルブ。 そしてテルティウスに言う。 「モニーク嬢と美優という女、 どちらが神託の子だ?」 すると、テルティウスは… 「どちらも真実です。 」と言う。 ティアは震えていた。 その瞬間に荒れ始める臣下。 こうなることは予想できていたティア。 黙るルブリス。 するとテルティウスはニコッと笑い 「…というのは」 「あくまでも神殿の単独の意見です。 」 というのでした。 113話ネタバレ! その言葉を聞いて、 驚くケイルアン、ティア、ルブ。 「神殿単独の意見とは…。 大神官の考えは違うのと言うのか」 と驚いた表情のルブ。 「私は2人とも神託の子だと思います。 」 そう笑顔で言うのでした。 生まれた時から授かったビタの神聖力を持ち、特別な存在である。 政治に介入しようとする神殿とは異なるのだという。 そんなテルティウスの意見は神殿の意見よりも影響が大きかった。 驚いたままのティアに話しかけるテルティウス。 「あなたは5年前、主神の声を直接聞きましたね?」 「!!」 ニコニコと笑うテルティウス 「そして、昨日も美優に降りる神託を直接聞きましたね」 なぜ知っているんだろうと驚くティア。 そしてそのことをみんなの前で話すテルティウス。 その話を身を乗り出して聞くルブ。 「主神の声を聞くのは不可能な事」 「また美優様はずっと沈黙していらっしゃいますが、私たちのような主神の祝福の力が感じられます。 」 (美優に神聖力が!?) 「以上のことから、 2人が神託の子だと結論付けました」 と言うのでした。 心配して来たのだと言う。 「もう私が派閥から追い出されるかもしれないのに…こんな時に来ていいのですか」 と嬉しそうな悲しそうな表情を見せるティア。 イリアは弱気なティアを見て 「堂々と立ち向かってください!」 とエールを送る。 一方陛下は テルティウスに話しかけていた 「知らない間に名前が変わったのだな。 20年ぶりかな。 君は全然老けない」 そこで冗談を言うテルティウス 「小さな太陽が私を転がしたのです」 陛下を治療したあとラス公爵の元へ行かせたことを話すテルティウス。 「大神官、あの時はありがとう。 お礼はすぐに」と言うルブ。 「どうせならモニーク嬢と一緒に神前へ来てください」 と言われタジタジのルブだった。 「それでは、私はお二人に祝福を…」 と言い、祝福をかける… そして、それをティアにも…。 テルティウスの祝福だとは知らずに、自分の体が急に軽くなったことに驚くティア。 テルティウスは何も言わずにその場から去る。 (僕ができるのはここまでです。 するとそこへ… 美優が現れる。 「!」 緊張するティア (誰にも明るく笑って見せた美優。 ) (今度はどうだろう?) (何も知らないあなたはあの時のように私に友達として過ごすと言うの?) すると美優は口を開く。 「久しぶり、ティア」 邪悪な表情でほほ笑む美優 「私がいない間の世界は」 固まるティア 「思う存分楽しんだ?」 ティアを見つめる美優 「え?」.
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