ケトジェニックダイエットを始めようと思った時に浮かぶ7つ疑問• 総摂取カロリーはどうやって設定するのか?無制限に食べても良いの?• 脂質とタンパク質の割合は?• 炭水化物(糖質)はどのくらい摂ってもよいのか?• 本当に体脂肪を効率良く減らせるのか?• 糖質を制限することで頭はボーっとしないのか?• 何日間続けるのが良いのか?• 一日何食に分けて食べるのが良いのか? 以下では、これらを順番に説明していきたいと思います。 総摂取カロリーはどうやって設定するのか?無制限に食べても良いの? まず、自分自身の基礎代謝を計算する数式があります。 基礎代謝に日常生活でどのくらい体を動かしているかの係数を掛けると、おおよその消費カロリーを求めることできます。 それを一日の総摂取カロリーとするのが良いでしょう。 巷ではいくら食べても良いという記事を見かけますが、消費カロリー以上に摂取すれば必ず脂肪が付きます。 そうです。 太ります。 Harris-Benedict式 男性:88. 昨日、ジムでワークアウト後に体重計に乗ったところ約67kgでした。 この時は2リットル以上の水を飲んでいたので、その分を差し引いで約65kgとしましょう。 【基礎代謝】 男性:88. 6cm)—(5. 5764(kcal) 消費カロリーはを求めるために係数を乗じて、 【消費カロリー】 1524. 2(デスクワーク中心の生活)~1. 55(週3回から5回の中程度の運動) =1829. 49168(kcal)~2363. 09342(kcal) ここで1. 2と1. 55の両方で計算しているのは運動強度による影響の範囲を知るためです。 これはあくまで指標です。 人間はそれぞれ全く違うので、自分自身で適切な数値を見つけることが大切です。 実際に増量した経験のある方や減量した経験のある方は、その時の摂取カロリーを参考にするとよいです。 ケトジェニックダイエットにおける自分の目標摂取カロリー 私の場合、• ワークアウトをした日:2700kcalから3300kcal• 休養日:1800kcal前後 でした。 ケトジェニックダイエットはカロリー制限メインの場合と違うので、まずはこの摂取カロリーを変えずに試してみたいと思います。 参考:増量時の摂取カロリー計算 因みにこんな便利なサイトがあります。 Weight Gain Calculator これは増量のためのカロリー計算です! 脂質とタンパク質の割合は? ワークアウトをしている人としていない人で分けて考えると良いと思います。 ワークアウトをして筋肉を増やそうとしている方は必要となるたんぱく質の量が多くなるので、それを考慮に入れます。 ワークアウトをしていない人の場合 脂質:タンパク質=2:8 これでなければならいということではありません。 これぐらいが良いだろうということです。 これはカロリー比率です。 脂肪を9kcal/g、タンパク質を4kcal/gで計算するといいでしょう。 ワークアウトをしている人の場合 タンパク質を4割程度まで増やしても良いと思います。 ただし、 除脂肪体重の2. 2gぐらいまでを上限とします。 タンパク質を増やしすぎると糖新生によってエネルギーが賄われてしまい、脂肪をエネルギーとして消費しにくくなると言われています。 2=132gをタンパク質の上限として考えると脂質は約241gです。 33g タンパク質を4割というのは増やしすぎという意見もあります。 一方、多少タンパク質が多くてもMCTオイルを取り入れると、ケトン体をエネルギーとする代謝モードに上手く切り替わるという考え方もあります。 実際には最も効果的な資質とタンパク質の割合は人それぞれです。 日常の運動量やトレーニング強度や体質、等々、に依ります。 唯一の正解はありません。 自分自身に最適となるように自ら調整することが大切です。 炭水化物(糖質)はどのくらい摂っても良いのか? 一般的には一日の炭水化物摂取量を20gから50gにすべきと言われています。 角砂糖でいうと5個から12個(約4g/個)となります。 ご飯100gに対して炭水化物は約40g含まれています。 糖質の摂取量はケトジェニック成功の重要な要素です。 根菜には多くの炭水化物が含まれていますので、避けるのが良いでしょう。 本当に体脂肪を効率よく減らせるのか? 実は「ケトジェニックダイエット=炭水化物を極端に減らす」という点だけに注目すると失敗する可能性があります。 成功の鍵はインスリン(インシュリン)のコントロールにあります。 どれだけ早くケトーシスに移行できるかが重要なので、徐々に炭水化物を減らしていくのはよくありません。 始めるときは一気に炭水化物(糖質)をゼロにした上でインスリンの分泌を促し、インスリン感受性も高めることが必要です。 これにより血糖値が急激に下がって速やかにケトン体を代わりのエネルギーとして使うようになります。 中途半端な糖質制限はケトジェニックダイエットを失敗させます。 糖質制限によって失われるエネルギーを補うためには十分な脂質を摂取してください。 糖質も脂質も不足していると体は糖新生によって筋肉などのタンパク質を分解してエネルギーを作り出します。 (何が何でも体重を落としたいという人はこれでもいいのですが、筋肉が失われてしまうのでリバウンドしやすくなります。 ) ケトジェニックダイエットでは、体が糖を必要とするTCA回路を使わずに、ケトン体をエネルギーとする回路を使うように仕向けます。 ケトン体を体内で作り出すためにはアセチルCoAが必要です。 つまり 脂質が足りないとケトーシスになりにくいのです。 脂質が足りないことに加えて糖質も制限していると、ケトーシスにならずに糖新生ばかりが活発になります。 通常、アセチルCoAは糖代謝、脂肪代謝、アミノ酸代謝、の過程で産生されます。 炭水化物(糖質)を減らすと糖代謝によって算出される分のアセチルCoAが不足します。 これを補う十分な脂質が必要です。 ケトン体はケト原性アミノ酸からも作られます。 糖原性アミノ酸は糖新生に向かいますので、 ケト原性アミノ酸を摂取することでケトーシスへの移行を助けることができます。 ヒトにおけるケト原性アミノ酸は ロイシンとリシン(リジン)です。 糖質制限をすることで頭はボーっとしないのか? これはケトジェニックダイエットに限った話ではありません。 一般的なダイエットをしたことのある人には経験のあることだと思います。 Cahill GF Jr1. の論文「」()によると、糖質摂取がゼロに近い状態では、糖新生によって賄われる糖質は80g/日です。 ケトーシスになっていない、つまり糖質でエネルギーを賄っている場合は脳だけでも120g/日必要だとのことです。 この必要量が賄われていないとエネルギー不足によって頭がボーっとしたり、空腹感に耐えられなくなったりすると思われます。 十分に脂質を摂取することでエネルギー不足が起きないようにすれば、この問題からは解放されます。 糖質を摂取しないからだという意見もありますが、最低限必要な糖質は糖新生によってまかなわれるはずです。 細胞のエネルギーはミトコンドリアで生み出されます。 これは筋肉でも内臓でも脳でも同じです。 その燃料はグルコースかケトン体です。 グルコースは糖質から賄われますが、グルコースが枯渇した状態の時にはケトン体に切り替わります。 ケトーシスの状態です。 この時、ケトン体は脳の主要なエネルギー源となります。 コーヒーなどのカフェイン飲料と一緒にMCTオイルを摂取することで、カフェインの効果とMCTオイルによる速やかなエネルギー供給により、頭がボーっとするという問題を避けやすくなると思います。 参考文献• 肥満による生体内代謝異常の新たなターゲット:細胞内ケトン体利用経路• 何日間続けるのが良いのか? ダイエットとしては目標体重まで続けるということになりますが、どのようなダイエットでも同じ方法を続けると体が慣れてきてあまり体重が減らくなってきます。 山本義徳氏は3週間おきにケトジェニックダイエットと通常食を取り入れているそうです。 ケトーシスに入ってから一か月ぐらいをケトジェニックダイエットの期間として設定するのをお勧めします。 そこで目標体重に達してれば終了。 もう少し落としたければローカロリーダイエットに切り替えて身体が慣れないようにすると良いでしょう。 一日何食に分けて食べるのが良いのか? ボディメイクをしている人は一日5食から6食ぐらいに分けて食べる方が多いのではないでしょうか?これは空腹(エネルギー不足)によるカタボリックを防ぎ、血中アミノ酸濃度を常にいて居に保ち骨格筋の合成を促す、という考え方です。 ケトジェニックダイエットの場合は脂質中心の食事になります。 脂質は炭水化物よりも長時間エネルギー供給をします。 ですので、一日食、5~6時間おきの食事で良いでしょう。 また、ケトジェニックダイエットではなくとも、近年の研究ではバルクアップを目指すときには一日3回程度の食事の方が骨格筋の増加が得られたという結果もあります。 6回に分けるよりも3回の方がLBM(Lean Body Mass、除脂肪体重)が大きくなった。 血中アミノ酸濃度を常時一定に保つと骨格筋が抵抗性を示すようになり骨格筋合成の亢進率が下がる。 参考文献• ケトジェニックダイエット初日の朝食メニューと総カロリー 初日の朝食メニューです。 今日から始めることを前日の夜に決めたので、食材の準備が足りず、PFC摂取目標に対して脂質が足りていません。 納豆1パック(45g)• めかぶ1パック(40g)• 卵(全卵)1個(60g)• 鰹たたき(100g)• チェダーチーズ(30g)• MCTオイル[C8,C10](13g)• コーヒー1杯(180㏄) 合計カロリー:525kcal 「カロリーslim」()を使うと簡単にカロリーとPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物、のバランス)を計算できます。 サプリメントの力を借りてケトジェニックダイエット健康的に効率よく行う 食事に加えて、私はサプリメントを飲んでいます。 ケトジェニックにおすすめのサプリ ケトジェニックダイエットは脂肪を多く摂取します。 それが体内で 酸化されると脂肪酸となって健康に悪影響を及ぼす可能性があります。 また、 糖質を制限することでインスリンの分泌が制限されるので筋力トレーニングをしている人は筋肥大しなくなるのではないかという心配をするのではないでしょうか。 これらをカバーするために以下のサプリメントをお勧めします。 マルチビタミン• CLA• ビタミンE[トコフェロールとトコトリエノール]• CoQ10• BCAA これで完璧というわけではありません。 他にも飲んだ方が良いサプリメントはありますが、それら全て摂取しようと思うと費用も馬鹿になりません。 サプリメントについては、その摂取量も気になるところだと思います。 別途記事を書きたいと思います。
次の糖質制限ダイエットをしているのに体重が減らない!• こんなに食事我慢しているのに体が変わらない!• 体重は減ってるけどどんどん疲れやすく不健康にヤツレていっている そんなあなたは、正しく出来ていない可能性があります。。。 ケトジェニックダイエットとPFC&摂取カロリー• ケトジェニックダイエット4つのおすすめサプリ• ケトジェニックダイエット食事メニューと期間やポイント について書かせてていただきましたので、糖質制限ダイエット中の方は参考にしてみてください。 ケトジェニックダイエットとは アトキンスダイエット(英: Atkins Diet)とは、アメリカ人医師・循環器学者の ロバート・アトキンスが考案したダイエット法である。 低炭水化物ダイエット、 ケトン式ダイエット、 ローカーボダイエット、 低糖質ダイエットとも呼ばれる。 通常200〜300gである炭水化物の摂取量を20〜40gと非常に少なくし、糖分の代わりに脂肪がエネルギーとして使われる状態に誘導する。 引用:Wikipedia ケトジェニックダイエットは色んな呼び名があり、Wikipedia にはこのように書いてありました。 僕たち人間は普段、 糖質(ブドウ糖:グルコース)を主要なエネルギーとして生きています。 このエネルギー源を脂質から作られる ケトン体に切り替わった状態を ケトーシスと言い、ケトーシスになるための方法を ケトジェニックダイエットと言います。 僕の中(?)では糖質制限も含むのですが、 わりと多くの方がやってしまっている間違った糖質制限が、糖質を抑えるだけ(食べないだけ)というものです。 「ダイエット中だから」という理由で、脂っこい肉やオイルなどを避けてしまっては、糖質も脂質も入ってこないためエネルギー源がありません。 そうなると人はタンパク質(アミノ酸)を分解(糖新生)してエネルギーを作り出してしまいます。 ということは筋肉が分解され、痩せても体は引き締まらず、太りやすく痩せにくい体になってしまうのです。 正しい糖質制限はケトーシスでなければならないため、 脂質を大量に摂らなければならないのです。 ケトジェニックダイエットをするときの PFC バランス 繰り返しになりますが、ケトジェニックは糖質の代りに脂質をエネルギーとするため、ビックリするくらいの脂質を毎日摂らないといけません。 ケトジェニックダイエットの理想的な PFC バランスは下記の通りです。 P(プロテイン:タンパク質)• F(ファット:脂質)• C(カーボ:糖質)• そしてもちろん糖質はカット! ご飯、パン、麺類、イモ類、お菓子、スイーツ、フルーツなど、基本的には食べないようにしましょう。 (この時点で僕は無理w) ケトジェニックダイエットをするときの摂取カロリー 「ケトジェニックは米など糖質を摂らなければ好きなだけ食べていい!」なんてこともよく聞きますが、これも違うと思います。 では、どのくらい摂って良いのか・・・というと、先程の PFC から計算したらわかりますね。 わかりやすく体重100kgの人で計算してみます。 次に、総摂取カロリーからの内訳として、タンパク質の倍の量を摂らなければならない脂質です。 5gです。 これで三大栄養素、PFC バランスが出揃いましたので、必然的に総摂取カロリーも見えてきます。 総摂取カロリー3,066kcal• P:230g(920kcal)• F:204g(1,840kcal)• C:76. MCT オイル 一般的に売られている料理油などは、長鎖脂肪酸と言ってエネルギーへの変換効率の悪い油と言えます。 ケトジェニックダイエットでは脂質をエネルギー源としたいので、効率よく使える油を摂らなければなりません。 そこでパワーを発揮してくれるのが MCT オイルです。 MCT とは Medium Chain Triglcerides の頭文字で、 中位の 鎖で出来た 油という読んで字の如しのオイル。 (脂質の主要な成分である脂肪酸は、分子が鎖のような形をしています) MCT オイルはスーパーなどでは見つけられないこともあるかもしれませんが、Amazon などネットでしたら簡単に手に入ります。 毎食1粒、欠かさずに飲むようにしましょう! BCAA アミノ酸は• 糖原性アミノ酸• ケト原性アミノ酸 とあり、 糖新生(タンパク質を分解して糖質を作る)を避けるため、ケトジェニックダイエットをするならばケト原性アミノ酸を意識的に摂りたいです。 ケト原性アミノ酸とは• ロイシン• リシン ここでピンと来た人は、さすがです。 ロイシンと言えば BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)で、多くの BCAA は 1:2:1の比率でロイシンが多く含まれています。 更にロイシンをしっかり摂りたい!!・・・という方は、コチラの ロイシンリッチな BCAA をオススメします。 この BCAA は 1:4:1の比率で、ロイシンが他の BCAA より多く含まれています。 ケトジェニックダイエット食事メニューと期間やポイント ということで、今まで書いてきた• 摂取カロリー• PFC バランス• サプリメント などを加味し、体重100kgである程度筋トレ習慣がある方の1日の食事メニューを書いていきます。 具体的な1日の食事メニュー• 朝:牛タン200g、卵1個 (コーヒー+ MCT5g)• 間食:プロテイン50g + MCT5g• 昼:豚バラ200g、卵1個 (コーヒー+ MCT5g)• 間食:プロテイン50g + MCT5g• 夜:鯖100g、アボカド1個、全卵1個• エネルギー:3,001kcal• タンパク質:246. 64g 986. 56kcal• 脂質:202. 87g 1825. 83kcal• 炭水化物:30. 52g 122. 08kcal で計算しました。 自分で書いてて 「マジかっ・・・!!! 」ってなっていますが(笑)ケトジェニックダイエットってこんな感じです。。。 ケトジェニックダイエットのポイントと期間 ケトジェニックダイエットをやるなら押さえなければならないポイントがあります。 ) それは・・・ 筋分解(糖新生)を避けるため、一気にゼロカーボにするということです。 徐々にローカーボにすると、筋分解を起こしてしまう懸念が増えます。 やるならメリハリ!一気に糖質を完全除去して徹底管理を始めましょう! そしてケトジェニックダイエットをやる期間なのですが、これは完全に個人差があります。 ボディメイクの大会で優勝するくらいの筋肉量がある人でも、ケトジェニック始めて10日とか体重が動かないこともあるので、急がず焦らず確実にケトジェニックな日々を積み重ねていきましょう。 最低でも4週間。 そして長くても半年くらいが限界かなと思います。 このような「ケトスティックス」を使用すると、ケトーシスに入れたかどうかを自宅で簡単に調べることができます。 ケトジェニックダイエットで停滞をしたら なかなか体重が減らないときにとるアプローチは2つです。 チートデイを設ける• ローファットに切り替える チートデイですが、その名の通り体(代謝)を騙すためのテクニックです。 体重1kgあたり6gの糖質を摂る日を2日間設けて、体にショックを与えましょう! そしてローファットへの切り替えは完全にメリハリをつけて行ってください。 サーロインステーキや豚バラ肉などを食べていた食事から、ササミや鶏むね肉へと完全移行です。 ケトジェニック PFC は3:6:1でしたが、ローファット PFC の3:1:6に切り替えるとよいですね。 先程のなどを活用して、PFC 管理をしっかり行いましょう! ケトジェニックダイエット〜まとめ〜 いかがでしたでしょうか? 最初に書きましたが、僕はケトジェニックダイエットはやりません。 理由は、、、• コスパが悪い(過剰な肉中心になる)• 炭水化物が好き(そのままw)• 周りの人と食事を楽しみたい• ローファットでも痩せることができる という感じです。 ケトジェニックダイエットを完全否定しているわけではなく、好みの問題として僕はやりませんし推奨をしません。 しかし、ダイエットの方法論としては確率しているものですし、正しく行えばローファットダイエットに比べて早く痩せることができます。 どちらを選ぶかはあなたの自由。 しかし、やるならどちらにしても• 摂取カロリー• PFC 管理• 必要サプリメント摂取• コンスタントな筋トレ を怠らずに健康的な体を作ってくださいね。 ケトジェニックダイエットについて詳しく知りたい方は、こちらの書籍をオススメします。 食べることが大好きで過去の最高体重は120kg以上。 独学で50kgのダイエットに成功し、ボディメイクの楽しさ、喜びを感じる。 日本一カッコイイ体を決めるベストボディコンテストで初代総合優勝を果たし、雑誌やテレビなどメディア露出。 国内でモデル活動後、単身渡米したNYでモデルにスカウトされ、言葉が通じない中ランウェイを歩く。 フィットネストレーナー&フィットネスモデルとして活動中。 【メディア実績】 TV:ノンストップ・PON! ・ティアリーTV 雑誌:TARZAN・BITTER・BODiVO・かっこいいカラダ 書籍:予約の取れない「おとなキレイ養成講座」.
次のカタボリックとは筋分解のことで、糖質が不足しいている分を 筋肉から得られるアミノ酸を利用して補おうとすることを言う。 つまり 筋肉が失われてしまう。 これを防ぐためにはタンパク質をしっかり摂取する必要がある。 ただあまりに多すぎると余ったタンパク質がエネルギーとなりケトン体代謝になり辛くなる。 そのバランスとしてもっとも良いのがトレーニングをしている場合、体重1kgあたり2. 1-2. 3g程度のタンパク質。 トレーニングをしていない場合、1. 1-1. 3gのタンパク質を摂取しよう。 わからない場合はトレーニングをしているなら2. 2g、トレーニングをしていないなら1. 2gで決めてしまえばいい。 体重は80kgでタンパク質を体重1kgあたりに2. 2g摂取するとする。 7kcal 1642. 5g 脂質が182. 5g、1642. 7kcalと計算できる。 では、練習でケトーシス後のカロリー比タンパク質:脂質:炭水化物が3:6:1を自力で計算してみよう。 答えは タンパク質が176g、704kcal、脂質が156. 4g、1408kcal、炭水化物が58. 7g、234. 7gとなる。 脂質が多くて太りそうで怖いという相談を受けることが多い。 実際に俺もそうだった。 怖くて減らしたこともある。 が、一度怖くて減らした結果全くケトーシスに切り替わることがなく、筋肉がカスカスに減ってしまうという悲劇を迎えたことがある。 ケトーシスに切り替わらず、何日も過ごす辛さがわかるだろうか? 常に眠く、倦怠感に駆られるためやる気は全く起きない。 完全に人として機能していない状態になってしまう。 少しでも早くケトーシスへ切り替えたいならば、正確に脂質を摂取することである。 筋分解が起こらず、ブドウ糖代謝から離れられる絶妙なバランスが前章で説明してきたカロリー比になるので、信じて大丈夫だ。 安心しろ。 おおよその栄養素量はカロリーslismを参考にすると良い。 俺程凝る必要はないがこの様に管理していたこともあった。
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