概要 [ ] 雑誌『』1988年4月号~1989年3月号に連載された。 1989年3月20日、より刊行。 病弱な少女つぐみが、夏に帰省してきた従姉妹のまりあと町で遭遇した日の出来事を描く。 1989年に第2回を受賞した。 その後などに翻訳されて各国にも紹介されており、高い支持を得ている。 本書は1989年年間ベストセラーの総合1位を記録した。 初版の部数は30万部。 日本における時代初のを記録した単行本となった。 累計発行部数は単行本167万部。 挿画を担当した銅版画家のの名前も一躍高まった [ ]。 1996年1月のでは現代文の問題としても使われた。 は、背景のモデルを伊豆の土肥温泉と言っている。 あらすじ [ ] お化けのポスト 母の嫁ぎ先である山本屋旅館の離れにまりあは、母と二人で住んでいた。 中学二年の春、祖父が亡くなり、心の底から滅入っていたが、いとこのつぐみが祖父が書いた手紙(筆跡・書き出しが生前と同じ)を持ってくる。 しかし、手紙はつぐみが書いたものだった。 まりあは激怒するが、つぐみが謝ったことにびっくりする。 この出来事をきっかけにまりあとつぐみは、本当に仲良くなる。 春と山本家の姉妹 まりあが東京に移り住むことが決まり町で暮らす最後の頃、ポチの散歩をしに毎朝浜へ行っていた。 散歩へポチとつぐみもついてくる。 つぐみの姉の陽子ちゃんとケーキ屋のアルバイトをしていたまりあは、最後のバイト料をもらいに行き陽子ちゃんと一緒に帰ってくる。 まりあは、悲しいくらい懐かしくなるとき、浜で犬と遊ぶつぐみと自転車を引いて夜道を歩く陽子ちゃんの場面を思い出す。 人生 まりあと母と父とで三人で暮らし始めた。 街中で父を見かけ、父の長い生活を垣間見る。 海を恋しく感じていたまりあは、銀座の街で母と潮の匂いを感じる。 つぐみからの電話で旅館がたたまれることを知り、山本屋最後の夏に向かうことになった。 よそ者 町に帰ってきたまりあだが、ほんの少しよそ者の気分になる。 つぐみとポチの散歩に出かけた際に、犬をきっかけに最後の夏を共にする武内恭一と出会う。 夜のせい まりあは、小学校の高学年の頃にまりあ、つぐみ、陽子ちゃんが夢中になっていたTV番組が終わり、三人で散歩をした夜のことを思い出す。 夜につぐみに起こされ、物干し台に出ていると恭一と再会する。 恭一に対して、いつもと同じしゃべり方をするつぐみを指摘するが、「きっと、夜のせいだろう」とつぐみは言う。 告白 朝から降る雨の日、つぐみは寝込んでいる。 本屋に行ったまりあは恭一と会い、つぐみの見舞いに誘う。 つぐみと恭一が互いに持つ興味の集中を感じとる。 見舞いに来た恭一は、つぐみに「何かひとつ話をしてくれ」と言われ、子供の頃の「タオルの話」をする。 そして、つぐみは恭一に告白する。 父と泳ぐ 浜を歩く、つぐみと恭一は人目をひいていた。 父がバスで町にやってきた。 父が海で泳ぐ姿を遠い夢の一部のように感じ、翌日東京へ帰る父を想像し、帰るところがあることを実感する。 父がつぐみに運命の女神に語りかけるように、恋に関して語る。 翌日、父の見送りに行った帰り、別れをひとつも忘れたくないと、まりあは思う。 祭り 祭りをひかえたある日、まりあはつぐみと同様に熱を出して寝込んでいた。 祭りの夜までに二人の身体の調子は戻り、つぐみとまりあと恭一と陽子ちゃんの四人で出かけることになる。 窮屈な行列の中、つぐみと恭一の間を通って行った男を恭一は下駄で殴った。 その男は、ホテルの御曹司であり、地元一の美人であるつぐみと付き合っている、恭一を恨み暴行した内の一人だった。 その後、恭一の泊まっている宿に行き、四人は花火をほとんど無言のままで、見ていた。 怒り つぐみは、中学の頃に最高に仲が悪い女の子に皮肉なことを言われ、椅子でガラスを叩き割った。 止めに入ったまりあは、怒りで熱を発散しているつぐみに驚き、「生命を持ち、彼女の体内をめぐっていた」ことについて、いつまでも考えていた。 権五郎がさらわれた。 恭一、陽子ちゃん、まりあ、つぐみの四人で探し、つぐみが見つけ出した。 翌日、恭一は権五郎をさらった男のうちの一人を見つけ、むちゃくちゃに殴った。 しかし、権五郎は再び攫われてしまい四人で探すが見つけられなかった。 穴 恭一が船で帰る際、まりあとつぐみと陽子ちゃんは、港へ見送りに来ていた。 つぐみは別れ際、恭一の首に抱きついた後、船の方へ押し出し船がゆくのを見ていた。 つぐみは、権五郎とうりふたつの犬を借りてきて、まりあに権五郎を殺した奴の一人に見せて驚かせてきたと言う。 しかし、その後陽子ちゃんにつぐみが庭に穴を掘り、男を閉じ込めていたことを知らされる。 まりあは、体力の限界をとっくに超え自分の命を投げ出し、ひとりきりの思考で生きてきたつぐみに気付く。 面影 つぐみはすぐに入院してしまう。 つぐみが入院した翌日、恭一が帰ってきた。 まりあは、東京へ戻る前日、つぐみのお見舞いに行く。 そこでつぐみの死を感じてしまう。 そして、東京へ戻り、まりあの夏が終わりを向える。 つぐみからの手紙 東京に帰って暫く、まりあはぼんやりとしていた。 父が足の骨を折った日につぐみの容態の悪化の報せがあった。 まりあと母は翌日に看病に行くことにしたが、翌朝につぐみが持ち直したと連絡がきた。 数日後、つぐみから電話がかかってきた。 つぐみは、自分は死ぬはずだったこと、まりあへ手紙を書いたことを伝える。 以下、まりあへ宛てたつぐみの手紙が記載される。 登場人物 [ ] 白河まりあ(私) つぐみの1歳年上の従姉で物語の語り手。 大学生。 物語は全てまりあの一人称視点で描かれ、冒頭以外が全て過去の時系列として語られる。 幼い頃から頻繁につぐみの悪戯の被害を受けているが仲はよく、つぐみのことをよく理解している。 母とともにつぐみ宅である山本旅館に身を寄せていたが、父と先妻との離婚が成立したため、東京で親子3人で暮らすことになる。 山本つぐみ まりあの母の妹の娘。 物語は主につぐみが高校3年生の時期を中心に描かれる。 物語の中心人物だが、物語自体はまりあの視点で描かれるため、登場しない章もある。 生まれつき病弱で入院や自宅療養を繰り返してきた少女だが、甘やかされて育ったため、粗野でわがままで口が悪い。 一方で感受性の高さを見せる場面があったり、努力家で成績は上位と言う一面もある。 容姿端麗である上に外面がよく、身内と恭一以外には行儀良く振る舞うため、地元一の美人と人には言われる。 山本陽子(陽子ちゃん) つぐみの2歳上の姉で女子大生。 性格はつぐみと違い温和で、涙もろい。 ケーキ店でアルバイトしている。 武内恭一 新しく建設される大型リゾートホテルの経営者の息子。 飼い犬同士の喧嘩がきっかけでまりあ達と知り合いになる。 まりあと同い年だが、まりあが「老成した」と評するほどその言動は冷静で大人びている。 幼少期に大病を患った経緯があり、その頃の経験談につぐみは深く共感し、やがて恋仲となる。 まりあの母 まりあの父の愛人で、父と先妻との離婚が成立するまでの間、妹である政子おばさんの嫁ぎ先である山本屋旅館で働きながらまりあを育ててきた。 美しく気丈な女性。 まりあの父 先妻とは気が合わず、まりあの母を一途に愛し、山本旅館に通い続ける。 まりあが19歳の時についに離婚を成立させる。 長らく後妻や娘と同居せずに生活していたため、同居してからは熱心な家族サービスを行っていることがまりあによって語られている。 政子おばさん まりあの母の妹で、陽子ちゃんとつぐみの母親。 病弱で乱暴なつぐみに振り回されつつも必死に育ててきた。 正おじさん 政子おばさんの夫で、陽子ちゃんとつぐみの父親。 つぐみにあまり近寄らない。 ペンションを経営することが夢だったため、山本旅館をたたむことにする。 ポチ 秋田犬。 山本旅館のすぐ裏の田中さんの家で飼われている。 子犬の頃、つぐみにいじめられて思い切り手を噛んだことがあったためお互いに嫌いあっていたが、後に和解する。 権五郎 ポメラニアン。 恭一が飼っている犬。 恭一が泊まっている中浜屋の裏庭につながれている。 映画 [ ] つぐみ 監督 脚本 市川準 原作 『TUGUMI』 製作 出演者 音楽 主題歌 「おかしな午後」 撮影 編集 製作会社 配給 公開 1990年10月20日 上映時間 105分 製作国 言語 『 つぐみ』というタイトルで1990年に映画化された。 監督は。 生まれつき体が弱くわがままに育てられたつぐみと周囲の人々のひと夏の出来事が描かれている。 で撮影が行われた。 監督にとっては初めて東京以外を舞台とした作品である。 1990年第9位、読者選出第5位。 本作が主演映画2作目となったは、本作品で新人賞など各映画賞を総なめにした。 映画あらすじ [ ] 旅館を営む両親の娘のつぐみは、生まれつき体が弱くわがままに育てられてきた18歳の少女。 容姿端麗で外面は良く異性にも人気だが、素顔は粗暴かつ毒舌で、家では地を見せていつも家族を振り回していた。 つぐみの従姉妹であるまりあは幼少期からつぐみと共に、つぐみの両親が営む西伊豆の旅館に住み込んで暮らしていたが、大学進学と同時期に東京に住む父親が前妻との離婚を正式に成立させたため、春先から東京に引っ越すことになる。 しかし夏休みにつぐみから誘われたため再び西伊豆に渡り、つぐみとつぐみの姉の陽子と一緒になってひと夏を過ごすことになる。 その夏、つぐみは不良グループに絡まれたとき、割って入って助けてくれた青年恭一と恋仲になるも、この不良グループとのトラブルが新たなトラブルの火種を生むことになる。 キャスト [ ] 映画の公開を記念して作られた• つぐみ -• まりあ(つぐみの従姉妹) -• 陽子(つぐみの姉) -• 恭一 -• 正(つぐみの父) -• 政子(つぐみの母) -• まりあの父 -• まりあの母 -• 恭一の兄 -• ケーキ屋店長 -• 医師 -• 不良グループのリーダー - スタッフ [ ]• 監督・脚本 -• 製作 - 、、• プロデューサー - 、• 原作 - 『TUGUMI』• 撮影 -• 美術 -• 照明 -• 音楽 -• 主題歌 - 「おかしな午後」• 編集 -• スタイリスト -• 助監督 -• スチール -• 製作デスク -• 製作 - 、、ライトヴィジョン 受賞歴 [ ]• 第15回監督賞• 第45回監督賞• 第14回新人女優賞()• 第15回新人賞(牧瀬里穂)• 第3回新人賞(牧瀬里穂)• 第45回スポニチグランプリ新人賞(牧瀬里穂)• 第12回最優秀新人賞(牧瀬里穂)• 第33回新人賞(牧瀬里穂)• 第64回ベストテン新人女優賞(牧瀬里穂)• 優秀主演女優賞、新人俳優賞(牧瀬里穂) 映像ソフト [ ]• 『つぐみ』VHS・LD(1991年5月24日発売、松竹ホームビデオ SA-9122)• 『つぐみ』DVD(2008年12月23日発売、SHOCHIKU CO,LTD) 備考 [ ]• 2015年3月19日閲覧。 「こんなにイイマニュアルがあった! 」『ベストセラーの方程式』、1990年、144頁。 「『TUGUMI』一〇〇万部突破に百合の花束を」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、18-19頁。 「『TUGUMI』ベストセラー化で配られた大入袋」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、102-103頁。 初出は『』1989年7月号。 朝日新聞社 2013年12月16日. 2015年5月27日閲覧。 『』、1989年11月、351頁。 ぴあ株式会社『ぴあシネマクラブ邦画編1998-1999』、1998年、448頁。 外部リンク [ ]• - (英語)• - (英語)• ・ラッセル車 1983• ・モノボール 1985• ・私はコレで会社をやめました 1985• ・トイレのデオドライザー 1985• 焼肉のたれ 1986• ・ベガジャンクション 1986• ・ロンドン篇 1986• ・リード21 1986• 1986• 1986• ・ワンフィンガーツーフィンガー 1987• ・パッ缶 1987• 1987• ・ 1988• エバラ焼肉のたれ(シリーズ) 1988• ・インバータ 1988• ・通勤快足 1988• ・モンダミン 1989• ・ 1989• ・TEZET SV 1989• ・双子のおばあちゃん篇 1992• ソルマック・帰宅篇 1994• canチューハイ・スッタモンダがありました 1994• モノローグ佐藤さん篇 1994• (シリーズ) 1995• 素晴らしき母娘篇 1997• スナップキッズ・ピカキレ・父と娘篇 1997• ・おしり篇 1998• ナースステーション篇 1998• (シリーズ) 1999• トヨタ デュエット・バレリーナ篇 1999• トヨタ デュエット・ケータイ篇 2000• エリクシール・旅館篇 1999• サントリーオールド・タイムスリップバー篇 2000• ・赤ちゃんからの絆篇 2006• ・対話篇 2007• ・雨宿り篇 2007• 白岳しろ・時代劇篇、探偵篇 2009.
次の本名非公開。 2018年現在の所属事務所は不詳(前所属事務所オフラインチェックとのマネージメント契約は2007年に終了)。 154cm。 特技:日本舞踊・トランペット、趣味:絵を描くこと。 来歴 [ ] 商業高校卒業後に競艇新聞でオペレーターをしていたが、スカウトがきっかけで女優への道を志す。 『』でデビュー。 から、まで幅広く活躍。 作品のためならヌードも辞さず、映画『贅沢な骨』(監督)等いくつかの作品でな肢体を露にしている。 主に映画やドラマなどへの出演が活動の中心だったが、舞台演劇への出演もあった。 映画『月光の囁き』で第9回新人奨励賞を受賞、その他に第21回最優秀新人賞、第14回最優秀新人賞などの数多くの新人賞を受賞している。 ドラマ『』で、盲目の女性・薫(五藤詩織)役を演じる。 2007年の出演作『エクステ』では、性根の曲がった女性役を演じた。 なお一時期は本名で事務所に登録して活動していたが、現在は再び非公表としている。 9月には『』()に長女・一代役で主演。 『直子センセの診察日記』()、『緋の十字架』()に続いて連続昼ドラには3回目の出演となる。 2008年ごろから、女優活動を休業しOL生活をしていたが 、夏から、ブログやtwitterなどで活動再開していた。 2010年12月、からデビューしたが 、の映画出演を最後に再び休業。 出演 [ ] 映画 [ ]• (1997年6月7日公開、監督 ) - 山下京花 役• (1998年3月14日公開、監督 ) - 卯月の後輩 役• (1998年7月18日公開、監督 ) - もっきり屋の少女 役• Heavenz(1998年9月19日公開、監督 井出良英) - ミナ 役• Beautiful Sunday(1998年11月21日公開、監督 )• (1999年10月23日公開、監督 ) - 主演・北原紗月 役• (2001年8月25日公開、監督 ) - サキコ 役• (2001年11月24日公開、監督 ) - 永田エミ 役• (2002年9月28日公開、監督 行定勲) - ビデオの中の女 役• (2003年3月22日公開、監督 宮坂武志) - 月夜姫 役• 人斬り銀次(2003年3月29日公開、監督 宮坂武志) - 来生美代子 役• 新・刑事まつり 一発大逆転 「ルーキー刑事」(2003年5月24日公開、監督 戸田昌宏)• LIFE IS JOURNEY「ヤ」(2003年6月21日公開、監督 ) - 小松 役• さっちゃんのスカート(2003年7月2日公開、監督 川合晃)- 主演・姉 役• Bird's Eye(2003年10月4日公開、監督 近藤一彦) - 清水優子 役• 監督感染 「payday」(2003年11月29日公開、監督 松岡俊介)• その後、長編化され、2005年5月13日、北沢タウンホールにて、室内楽団の生伴奏付きで上映された。 (2004年2月7日公開、監督 ) - 綾子 役• (2004年2月7日公開、監督 ) - 茂子 役• (2004年4月17日公開、監督 ) - 芝山絵里香 役• (2004年7月10日公開、監督 ) - シズモ 役• 「自転少年」(2004年10月30日公開、監督 深川栄洋) - 2003年12月5日、函館港イルミナシオン映画祭にて上映された。 (2005年3月12日公開、監督 塩田明彦) - 梢 役、2004年11月20日、第5回東京フィルメックスにて上映された。 鍵がない(2005年10月8日公開、監督 山田英治) - 主演・村上美沙子 役• colors(2006年7月15日公開、監督 柿本ケンサク)• (2006年9月23日公開、監督 ) - クミコ 役• 世界の隙間 opening of the world• (2007年2月3日公開、監督 ) - ヒグチ 役• (2007年2月17日公開、監督 園子温) - 水島清美 役• 新訳:今昔物語 「見通しの良い道」(2007年5月25日公開、監督 大門未希生)• 東京小説 乙桜学園祭「人魚姫と王子」(2007年6月2日公開、監督 ) - 主演・綾戸ナジュ 役• (2007年6月23日公開、監督 ) - ワンピースの女 役• (2013年9月28日公開、監督 園子温) - 池上の女 役• 教科書にないッ!5(2019年、日本出版販売) - ツグミ 役• 教科書にないッ!6(2019年、日本出版販売) - ツグミ 役 テレビドラマ [ ]• 第17話「私 SEVEN I」(1997年5月25日、) - 平野マヤ 役• 第14回「少年弁護士」(1997年7月22日、)• の恐怖物語(1997年9月4日、)• 第七夜「見果てぬ夢」(1997年11月23日、) - 江理 役• 第18話「闇を呼ぶ少女たち」(1月10日、) - ヒロカワ・ユウキ 役• 「家族の48時間」(1998年2月10日、) - ユキ 役• (4月5日-6月28日、) - 九条アサギ 役• (3月30日-5月28日、) - 水島牡丹 役• 「単独房の少女たち」(1999年7月30日、フジテレビ) - 菊島あけみ 役• 第2シリーズ 第8話「奈良・金魚になった少女」(1999年9月8日、フジテレビ) - かすみ 役• 「27」(1999年10月9日、テレビ朝日) - 大杉ミキ 役• 恐怖コレクション「長い夢」(2000年7月8日,15日、テレビ朝日) - 竹島麻実 役• (2002年4月7日-9月29日、) - 緑川ユキ 役• 「2」(6月24日、) - 渡辺香織 役• 第七死「a song」(2月28日、テレビ朝日) - 美紗緒 役• ファーストシリーズ 第11話「レイニーブルー」(2003年6月15日、) - 麻生のぞみ 役• (2003年7月-9月、TBS) - ラン 役• 第11回公演作「石川県伍参市」(2005年6月29日-7月20日、フジテレビ) - 北居時子 役• (10月3日-12月28日、) - 薫(五藤詩織) 役• 最終話(3月10日、テレビ朝日) - アンズ 役• 第5話(2月8日、) - お夏 役• (2007年9月3日-10月26日、TBS) - 三沢一代 役 CM [ ]• 日本小型自動車振興会「2001」 - と共演• ふんわり紗々苺 - と共演(2001年)• 三都物語• エスキモー PINO• 自動車 店員に無理だと言われた量の生花をソリオで楽々積載する女性• マイルドクレンジングオイル(2004年)• ファンケル 新FENATTY(2004年)• 企業イメージ• コンタクトをなくした女(2004年) オリジナルビデオ [ ]• Another XX 黒い追跡者(1997年6月13日) - 絵夢 役• (オリジナルビデオシリーズ)• ヤリ逃げ人生けもの道篇(第1期シリーズ)(1997年7月11日)• 第2期シリーズ全4作(1997年 - 1998年)• 女教師 もっと淫らに(1997年9月12日) - 倉橋真木 役• 少女の戦慓(1997年12月12日)• チンピラ人生 むしむしころころ(1998年2月13日) - 大河内さつき 役• パチプロ浪花梁山泊6・起死回生の逆転劇• 組織暴力 流血の抗争(1999年)• 平成残侠伝 血闘(1999年5月14日)• 横浜極道戦争 ながれもの2(2000年7月14日) - 君塚仁美 役• 角川ホラービデオ館 危険な香りの女たち 編「再生」(2003年5月21日) - 由伊 役• (2003年5月25日) - 月夜姫 役 ラジオドラマ [ ]• 「魚たちのために」(2001年12月8日、) ネット配信 [ ]• 「人間失格」• 「くり返すは口ぐせと罪悪感」 DVD [ ]• 『月刊つぐみ 赫い花の女』(、)監督・脚本: 写真集 [ ]• TSUGUMI〜つぐみ18歳(1997年、東京三世社) 撮影:古川春彦• 当時のプロフィール上では1979年生まれとなっていた。 ヘアヌード写真集• Girl(1997年、) 撮影:。 ヘアヌード写真集• GEKISHA in HAWAII(1998年、) 撮影:• 表紙及びモデルの1人として登場。 贅沢な骨(2001年、) 撮影:• 同名映画の写真集として、共演のと共に登場。 (2004年1月、) 撮影: 舞台 [ ]• Oi-SCALEプロデュース「」(2004年5月28日〜30日、於・LAFORET MUSEUM 原宿)• KERA・MAP 003「砂の上の植物群」(2005年5月1日 - 14日、於・シアターアプル)• 「遭難、」(2006年10月12日 - 19日、於・青山円形劇場) - 江國 役• 女優 つぐみ 2010年12月1日、総監督:中西良太、MUTEKI AVデビュー• 秘蜜 つぐみ 2011年1月1日、総監督:中西良太、MUTEKI 脚注 [ ].
次の概要 [ ] 雑誌『』1988年4月号~1989年3月号に連載された。 1989年3月20日、より刊行。 病弱な少女つぐみが、夏に帰省してきた従姉妹のまりあと町で遭遇した日の出来事を描く。 1989年に第2回を受賞した。 その後などに翻訳されて各国にも紹介されており、高い支持を得ている。 本書は1989年年間ベストセラーの総合1位を記録した。 初版の部数は30万部。 日本における時代初のを記録した単行本となった。 累計発行部数は単行本167万部。 挿画を担当した銅版画家のの名前も一躍高まった [ ]。 1996年1月のでは現代文の問題としても使われた。 は、背景のモデルを伊豆の土肥温泉と言っている。 あらすじ [ ] お化けのポスト 母の嫁ぎ先である山本屋旅館の離れにまりあは、母と二人で住んでいた。 中学二年の春、祖父が亡くなり、心の底から滅入っていたが、いとこのつぐみが祖父が書いた手紙(筆跡・書き出しが生前と同じ)を持ってくる。 しかし、手紙はつぐみが書いたものだった。 まりあは激怒するが、つぐみが謝ったことにびっくりする。 この出来事をきっかけにまりあとつぐみは、本当に仲良くなる。 春と山本家の姉妹 まりあが東京に移り住むことが決まり町で暮らす最後の頃、ポチの散歩をしに毎朝浜へ行っていた。 散歩へポチとつぐみもついてくる。 つぐみの姉の陽子ちゃんとケーキ屋のアルバイトをしていたまりあは、最後のバイト料をもらいに行き陽子ちゃんと一緒に帰ってくる。 まりあは、悲しいくらい懐かしくなるとき、浜で犬と遊ぶつぐみと自転車を引いて夜道を歩く陽子ちゃんの場面を思い出す。 人生 まりあと母と父とで三人で暮らし始めた。 街中で父を見かけ、父の長い生活を垣間見る。 海を恋しく感じていたまりあは、銀座の街で母と潮の匂いを感じる。 つぐみからの電話で旅館がたたまれることを知り、山本屋最後の夏に向かうことになった。 よそ者 町に帰ってきたまりあだが、ほんの少しよそ者の気分になる。 つぐみとポチの散歩に出かけた際に、犬をきっかけに最後の夏を共にする武内恭一と出会う。 夜のせい まりあは、小学校の高学年の頃にまりあ、つぐみ、陽子ちゃんが夢中になっていたTV番組が終わり、三人で散歩をした夜のことを思い出す。 夜につぐみに起こされ、物干し台に出ていると恭一と再会する。 恭一に対して、いつもと同じしゃべり方をするつぐみを指摘するが、「きっと、夜のせいだろう」とつぐみは言う。 告白 朝から降る雨の日、つぐみは寝込んでいる。 本屋に行ったまりあは恭一と会い、つぐみの見舞いに誘う。 つぐみと恭一が互いに持つ興味の集中を感じとる。 見舞いに来た恭一は、つぐみに「何かひとつ話をしてくれ」と言われ、子供の頃の「タオルの話」をする。 そして、つぐみは恭一に告白する。 父と泳ぐ 浜を歩く、つぐみと恭一は人目をひいていた。 父がバスで町にやってきた。 父が海で泳ぐ姿を遠い夢の一部のように感じ、翌日東京へ帰る父を想像し、帰るところがあることを実感する。 父がつぐみに運命の女神に語りかけるように、恋に関して語る。 翌日、父の見送りに行った帰り、別れをひとつも忘れたくないと、まりあは思う。 祭り 祭りをひかえたある日、まりあはつぐみと同様に熱を出して寝込んでいた。 祭りの夜までに二人の身体の調子は戻り、つぐみとまりあと恭一と陽子ちゃんの四人で出かけることになる。 窮屈な行列の中、つぐみと恭一の間を通って行った男を恭一は下駄で殴った。 その男は、ホテルの御曹司であり、地元一の美人であるつぐみと付き合っている、恭一を恨み暴行した内の一人だった。 その後、恭一の泊まっている宿に行き、四人は花火をほとんど無言のままで、見ていた。 怒り つぐみは、中学の頃に最高に仲が悪い女の子に皮肉なことを言われ、椅子でガラスを叩き割った。 止めに入ったまりあは、怒りで熱を発散しているつぐみに驚き、「生命を持ち、彼女の体内をめぐっていた」ことについて、いつまでも考えていた。 権五郎がさらわれた。 恭一、陽子ちゃん、まりあ、つぐみの四人で探し、つぐみが見つけ出した。 翌日、恭一は権五郎をさらった男のうちの一人を見つけ、むちゃくちゃに殴った。 しかし、権五郎は再び攫われてしまい四人で探すが見つけられなかった。 穴 恭一が船で帰る際、まりあとつぐみと陽子ちゃんは、港へ見送りに来ていた。 つぐみは別れ際、恭一の首に抱きついた後、船の方へ押し出し船がゆくのを見ていた。 つぐみは、権五郎とうりふたつの犬を借りてきて、まりあに権五郎を殺した奴の一人に見せて驚かせてきたと言う。 しかし、その後陽子ちゃんにつぐみが庭に穴を掘り、男を閉じ込めていたことを知らされる。 まりあは、体力の限界をとっくに超え自分の命を投げ出し、ひとりきりの思考で生きてきたつぐみに気付く。 面影 つぐみはすぐに入院してしまう。 つぐみが入院した翌日、恭一が帰ってきた。 まりあは、東京へ戻る前日、つぐみのお見舞いに行く。 そこでつぐみの死を感じてしまう。 そして、東京へ戻り、まりあの夏が終わりを向える。 つぐみからの手紙 東京に帰って暫く、まりあはぼんやりとしていた。 父が足の骨を折った日につぐみの容態の悪化の報せがあった。 まりあと母は翌日に看病に行くことにしたが、翌朝につぐみが持ち直したと連絡がきた。 数日後、つぐみから電話がかかってきた。 つぐみは、自分は死ぬはずだったこと、まりあへ手紙を書いたことを伝える。 以下、まりあへ宛てたつぐみの手紙が記載される。 登場人物 [ ] 白河まりあ(私) つぐみの1歳年上の従姉で物語の語り手。 大学生。 物語は全てまりあの一人称視点で描かれ、冒頭以外が全て過去の時系列として語られる。 幼い頃から頻繁につぐみの悪戯の被害を受けているが仲はよく、つぐみのことをよく理解している。 母とともにつぐみ宅である山本旅館に身を寄せていたが、父と先妻との離婚が成立したため、東京で親子3人で暮らすことになる。 山本つぐみ まりあの母の妹の娘。 物語は主につぐみが高校3年生の時期を中心に描かれる。 物語の中心人物だが、物語自体はまりあの視点で描かれるため、登場しない章もある。 生まれつき病弱で入院や自宅療養を繰り返してきた少女だが、甘やかされて育ったため、粗野でわがままで口が悪い。 一方で感受性の高さを見せる場面があったり、努力家で成績は上位と言う一面もある。 容姿端麗である上に外面がよく、身内と恭一以外には行儀良く振る舞うため、地元一の美人と人には言われる。 山本陽子(陽子ちゃん) つぐみの2歳上の姉で女子大生。 性格はつぐみと違い温和で、涙もろい。 ケーキ店でアルバイトしている。 武内恭一 新しく建設される大型リゾートホテルの経営者の息子。 飼い犬同士の喧嘩がきっかけでまりあ達と知り合いになる。 まりあと同い年だが、まりあが「老成した」と評するほどその言動は冷静で大人びている。 幼少期に大病を患った経緯があり、その頃の経験談につぐみは深く共感し、やがて恋仲となる。 まりあの母 まりあの父の愛人で、父と先妻との離婚が成立するまでの間、妹である政子おばさんの嫁ぎ先である山本屋旅館で働きながらまりあを育ててきた。 美しく気丈な女性。 まりあの父 先妻とは気が合わず、まりあの母を一途に愛し、山本旅館に通い続ける。 まりあが19歳の時についに離婚を成立させる。 長らく後妻や娘と同居せずに生活していたため、同居してからは熱心な家族サービスを行っていることがまりあによって語られている。 政子おばさん まりあの母の妹で、陽子ちゃんとつぐみの母親。 病弱で乱暴なつぐみに振り回されつつも必死に育ててきた。 正おじさん 政子おばさんの夫で、陽子ちゃんとつぐみの父親。 つぐみにあまり近寄らない。 ペンションを経営することが夢だったため、山本旅館をたたむことにする。 ポチ 秋田犬。 山本旅館のすぐ裏の田中さんの家で飼われている。 子犬の頃、つぐみにいじめられて思い切り手を噛んだことがあったためお互いに嫌いあっていたが、後に和解する。 権五郎 ポメラニアン。 恭一が飼っている犬。 恭一が泊まっている中浜屋の裏庭につながれている。 映画 [ ] つぐみ 監督 脚本 市川準 原作 『TUGUMI』 製作 出演者 音楽 主題歌 「おかしな午後」 撮影 編集 製作会社 配給 公開 1990年10月20日 上映時間 105分 製作国 言語 『 つぐみ』というタイトルで1990年に映画化された。 監督は。 生まれつき体が弱くわがままに育てられたつぐみと周囲の人々のひと夏の出来事が描かれている。 で撮影が行われた。 監督にとっては初めて東京以外を舞台とした作品である。 1990年第9位、読者選出第5位。 本作が主演映画2作目となったは、本作品で新人賞など各映画賞を総なめにした。 映画あらすじ [ ] 旅館を営む両親の娘のつぐみは、生まれつき体が弱くわがままに育てられてきた18歳の少女。 容姿端麗で外面は良く異性にも人気だが、素顔は粗暴かつ毒舌で、家では地を見せていつも家族を振り回していた。 つぐみの従姉妹であるまりあは幼少期からつぐみと共に、つぐみの両親が営む西伊豆の旅館に住み込んで暮らしていたが、大学進学と同時期に東京に住む父親が前妻との離婚を正式に成立させたため、春先から東京に引っ越すことになる。 しかし夏休みにつぐみから誘われたため再び西伊豆に渡り、つぐみとつぐみの姉の陽子と一緒になってひと夏を過ごすことになる。 その夏、つぐみは不良グループに絡まれたとき、割って入って助けてくれた青年恭一と恋仲になるも、この不良グループとのトラブルが新たなトラブルの火種を生むことになる。 キャスト [ ] 映画の公開を記念して作られた• つぐみ -• まりあ(つぐみの従姉妹) -• 陽子(つぐみの姉) -• 恭一 -• 正(つぐみの父) -• 政子(つぐみの母) -• まりあの父 -• まりあの母 -• 恭一の兄 -• ケーキ屋店長 -• 医師 -• 不良グループのリーダー - スタッフ [ ]• 監督・脚本 -• 製作 - 、、• プロデューサー - 、• 原作 - 『TUGUMI』• 撮影 -• 美術 -• 照明 -• 音楽 -• 主題歌 - 「おかしな午後」• 編集 -• スタイリスト -• 助監督 -• スチール -• 製作デスク -• 製作 - 、、ライトヴィジョン 受賞歴 [ ]• 第15回監督賞• 第45回監督賞• 第14回新人女優賞()• 第15回新人賞(牧瀬里穂)• 第3回新人賞(牧瀬里穂)• 第45回スポニチグランプリ新人賞(牧瀬里穂)• 第12回最優秀新人賞(牧瀬里穂)• 第33回新人賞(牧瀬里穂)• 第64回ベストテン新人女優賞(牧瀬里穂)• 優秀主演女優賞、新人俳優賞(牧瀬里穂) 映像ソフト [ ]• 『つぐみ』VHS・LD(1991年5月24日発売、松竹ホームビデオ SA-9122)• 『つぐみ』DVD(2008年12月23日発売、SHOCHIKU CO,LTD) 備考 [ ]• 2015年3月19日閲覧。 「こんなにイイマニュアルがあった! 」『ベストセラーの方程式』、1990年、144頁。 「『TUGUMI』一〇〇万部突破に百合の花束を」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、18-19頁。 「『TUGUMI』ベストセラー化で配られた大入袋」井狩春男『ベストセラーの方程式』ブロンズ新社、1990年、102-103頁。 初出は『』1989年7月号。 朝日新聞社 2013年12月16日. 2015年5月27日閲覧。 『』、1989年11月、351頁。 ぴあ株式会社『ぴあシネマクラブ邦画編1998-1999』、1998年、448頁。 外部リンク [ ]• - (英語)• - (英語)• ・ラッセル車 1983• ・モノボール 1985• ・私はコレで会社をやめました 1985• ・トイレのデオドライザー 1985• 焼肉のたれ 1986• ・ベガジャンクション 1986• ・ロンドン篇 1986• ・リード21 1986• 1986• 1986• ・ワンフィンガーツーフィンガー 1987• ・パッ缶 1987• 1987• ・ 1988• エバラ焼肉のたれ(シリーズ) 1988• ・インバータ 1988• ・通勤快足 1988• ・モンダミン 1989• ・ 1989• ・TEZET SV 1989• ・双子のおばあちゃん篇 1992• ソルマック・帰宅篇 1994• canチューハイ・スッタモンダがありました 1994• モノローグ佐藤さん篇 1994• (シリーズ) 1995• 素晴らしき母娘篇 1997• スナップキッズ・ピカキレ・父と娘篇 1997• ・おしり篇 1998• ナースステーション篇 1998• (シリーズ) 1999• トヨタ デュエット・バレリーナ篇 1999• トヨタ デュエット・ケータイ篇 2000• エリクシール・旅館篇 1999• サントリーオールド・タイムスリップバー篇 2000• ・赤ちゃんからの絆篇 2006• ・対話篇 2007• ・雨宿り篇 2007• 白岳しろ・時代劇篇、探偵篇 2009.
次の