月経〜排卵までの14日間: 卵胞期• 排卵〜月経までの14日間: 黄体期 この卵胞期の終わり頃に女性の身体の中で「排卵」の活動が行われ、受精する準備が整います。 「黄体ホルモン」は排卵日周辺に、受精卵が子宮内に着床しやすいよう、子宮内膜を厚くふかふかとした状態にするために分泌されます。 そして、無事に受精卵が着床し、女性が妊娠した場合には黄体ホルモンは分泌され続けます。 また、受精卵が着床しなかった場合には、黄体ホルモンによって厚くなった子宮内膜がはがれ、月経が生じるのです。 このようなメカニズムで黄体ホルモンは分泌されますが、この黄体ホルモンに眠気を促す作用があるため、排卵日の周辺に強い眠気が生じる場合があるのです。 次の項で、黄体ホルモンによって眠気が促される理由について見ていきましょう。 黄体ホルモンによって眠気が生じる2つの理由 排卵日周辺の眠気は、黄体ホルモンの作用である「 催眠作用」と「 体温の上昇」によって生じると考えられます。 黄体ホルモンであるプロゲステロンは、体内で分解されることでアロプロゲステロンという成分を生成します。 そして、アロプロゲステロンは催眠作用のある脳内の「ガンマ・アミノ酪酸」の働きを助けるため、排卵日周辺の黄体ホルモンが多く分泌される期間には、強い眠気が生じることがあるのです。 また、黄体ホルモンには「体温の上昇」という作用があります。 通常であれば、人の体温は一日の中でも差があり、日中の活動時間帯には体温が高い状態にあり、夜の就寝時間帯には体温が低い傾向にあります。 しかし、黄体ホルモンによって排卵日周辺は体温差が小さくなるため、活動と睡眠の境界線が曖昧になり、日中もつらつらと眠気がある状態が起こると考えられています。 これらの理由から、排卵日周辺の時期は、黄体ホルモンの分泌が盛んになることで眠気が生じると考えられます。 それでは、排卵日周辺の強い眠気を抑えるために、どうすれば良いのかについて見ていきましょう。 排卵日の眠気を抑えるには 排卵日の周辺の眠気を抑えるためには、「 生活習慣を整えること」が大切になります。 排卵日周辺の眠気は自然に生じるものであり、無理に押さえ込もうとするものではありません。 しかし、排卵日周辺の眠気と、生活習慣や体内リズムの乱れによる眠気が重なってしまうと、非常に強い眠気やだるさが引き起こされてしまうため、注意が必要になります。 そのため、排卵日周辺の眠気が非常に強くて悩んでいるという方は、普段から生活習慣や体内リズムを整え、排卵日周辺の眠気が強くなりすぎないようにすることが大切です。
次の生理前になると だるい・眠い、と感じる女性は多いですよね? だるい症状にプラスして眠気が来るので、本当にイライラして仕方がないという方も多いものです。 どうして生理前になると、だるいと感じたり、眠い症状などが発生するのでしょうか? また、どのような対策を取るべきなのでしょうか。 生理前のだるい・眠い症状が起こる3つの原因 生理前になると何もしたくない!だるい!という症状がでる女性はとても多いです。 動くのが億劫になって1日中ごろごろしていたいと、一度でも感じたことがあるのではないでしょうか? 生理前のだるかったり、眠い症状が起こる原因としては以下に挙げるものが考えられます。 黄体ホルモンの増加• 免疫力の低下• 精神的なストレスの蓄積 これらの原因は非常に重要ですので、しっかりと把握をしておきましょう。 1:黄体ホルモンの増加 排卵後から生理前の数日間に起こる様々な症状を、「月経前症候群」といいます。 女性ホルモンの影響により血行が悪くなり、血液の流れから体に不調をきたすんです。 だるさを感じて「そろそろ生理かな」と気づく方も多いでしょう。 女性ホルモンの中でも、 「黄体ホルモン」と呼ばれる種類のホルモンが、生理前になると急激に分泌量が増加します。 黄体ホルモンは、「妊娠」していても良いように体の準備を進める役割を持っているのです。 また、黄体ホルモンの分泌が多くなると、 「1日中体温が一定のまま」になります。 人体は、体温が下がると眠くなって、体温が上がると目が覚めるというシステムを持っています。 1日中同じ体温なら眠いのも当然ですよね? 黄体ホルモンの増加が、 だるいと感じたり眠い症状を引き起こす大きな原因として挙げられるのです。 スポンサーリンク 2:免疫力の低下 生理前になると、黄体ホルモンの急激な分泌量の増加により、体に様々な変化が生じます。 その一つに、 「自律神経の乱れ」があり、これが免疫力の低下を引き起こすのです。 自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経が正常に作動しなくなり、眠くなるハズの時間になっても目が冴えてしまいます。 すると夜遅くまで起きてしまい、睡眠時間が少なくなる悪循環に…。 睡眠時間が少ないと、疲労物質を肝臓が完全に処理できずにいるので、 免疫力が衰えてしまうのです。 免疫力が低下すれば、細菌やウイルスの侵入を満足に防げずに風邪を引いてしまう可能性が増加。 結果的に風邪の症状と月経前症候群の症状が合わさるようになり、だるさや眠気がヒドくなってしまいます。 生理前は、自律神経がどうしても乱れるので、そこを意識した生活を送るようにしましょう。 3:精神的なストレスの蓄積 生理前になると、イライラしやすくなったという経験はありませんか? 黄体ホルモンの増加により、感情のコントロールが上手く機能しなくなってしまうんですね。 ですから 些細な態度にイライラしたり、精神的なストレスを感じやすくなります。 精神的なストレスが蓄積されると、脳の情報処理の量が増加してしまい、疲れやすい環境になってしまうのです。 脳は疲れると 「休息」を求めて命令を出します。 すると、だるくなったり眠い症状が出たりするワケですね。 生理前になると、だるいと感じたり眠気がヒドい場合は、 精神的なストレスが蓄積されていないかを確認してみてくださいね。 ストレスは目に見えませんから、知らない間に抱えている可能性も否定できません。 油断することなく、生理前の時期を乗り切りましょう。 どうにかしたい!生理前のだるさや眠い症状の4つの対策方法 生理前にだるいと感じたり、眠い症状を引き起こす原因が分かりました。 しかし、だるさや眠気は病気ではないため、「消す」ことはできません。 必ず予防できることではないのです。 そこで、月経前症候群に負けない体を作り、だるさや眠い症状に悩まされないよう緩和させましょう。 これらの症状を 緩和させるための対策には、どういったものがあるのか気になりますよね? 一般的には以下に挙げる方法が、有力だと言われています。 適度な運動をする• 入浴をしてリラックスする• レモンを食べる• 思い切って寝てしまう 重要なものも含まれていますので、次から見ていきましょう。 スポンサーリンク 1:適度な運動をする 月経前症候群は、生理何日前から症状が出てくるのかは個人差があります。 さらに同じ人であっても、月によって症状の感じ方は変わりますし、発症する期間が変わることも少なくありません。 ですからある日突然朝起きた時に、ベッドから出ることも億劫になる可能性があるので、 日頃から適度な運動を心がけて症状に対応する力をつけておきましょう。 適度な運動をすれば、 筋肉量を増やせますし基礎代謝も高い状態を維持できます。 また、症状が現れたときは 柔軟体操程度にストレッチをすると、だるさを緩和することも可能でしょう。 では適度な運動とは、どのようなものを指すのでしょうか?• 1日20分ほどのウォーキングをする• 階段を積極的に利用する• 常に早歩きを心掛ける• 歩く時、両腕や両足を高くあげる 1日20分程度のウォーキングができる時間を確保できれば一番理想ですが、それが難しいという人も多いでしょう。 実は「運動」という特別な枠を用意せずとも、 毎日の通勤や通学の際に意識的に行動するだけで、適度な運動は可能です。 階段を利用したり、早歩きをしたり、歩く時に両腕や両足を意識するという方法は、とても簡単で明日からでも実践できそうですよね! 普段の生活の中に、運動できる場所は多いので 常に意識しながら取り組んでいきましょう。 2:入浴してリラックスする ゆっくり入浴をして体をほぐすことでだるい症状を解消し、夜の睡眠でしっかり体を休めることができます。 リラックスした状態になると自然とだるさも感じなくなるという方も多いので、毎日ちょっとでも良いので 入浴の際にマッサージをするようにしてみてください。 単純に入浴するだけでも効果はありますが、自分の好きな アロマや入浴剤があれば、それらを用いることにより リラックス効果をさらに高められるでしょう。 生理前は 体の冷えに十分注意しなければいけません。 入浴の後は、薄着を避けて 温かい状態を維持するようにしましょう。 入浴時、時間を持て余すのを理由として、スマホや読書をする人も多いかもしれませんが、これではリラックス効果は半減してしまいます。 入浴時ぐらいは、 目を休ませて脳に刺激を与えないように工夫してくださいね。 3:レモンを食べる 体のだるさや眠い症状をどうにかしたいなら、交感神経を高める食べ物がおすすめです!例えば レモン。 レモンには、アドレナリンの分泌を促す成分が入っています。 アドレナリンを活発にして、日中の眠い症状を無くすことが可能ですよ。 でもレモンをそのまま食べるのは、ちょっと抵抗がありますよね? そんなときは、市販されている レモンジュースを飲むようにしてみるのも良いでしょう。 コンビニで販売されている 「ホットレモン」は、体を温める効果もあるので一石二鳥! 自分に合った方法でレモンを摂取し、眠気がヒドい状態を改善させてみてくださいね。 4:思い切って寝てしまう 生理前のツライ時期は、何をどう頑張っても無理だという人も多いですよね? そんなときは、 無理をせずに思い切って「寝てしまう」のも、一つの対策手段と言えるでしょう。 体がだるいのも、眠い症状があるのも脳が指令を出している証拠ですから、体が求めていると言えます。 体が求めているものに関しては、無駄に抵抗はせずに大人しく従ったほうが良い場合もあります。 生理前は、まさにそのような時期とも言えますので、 思い切って寝てしまいましょう。 その時はツラくても、起きたらスッキリしていることも少なくはありません。 自分の体と相談しながら、対応を考えてみましょう! いかがでしたか? 生理前に体がだるい原因と、眠い症状等の対策について見ていきました。 簡単にできる対策も多いので、ぜひ実践してみてくださいね。 PMSサプリおすすめランキング!優秀なサプリメント3選 女性のミカタは、2種類のサプリがあります。 飲み続けていくことで効果を実感できると、 リピーター率も抜群に高いです。 4ヶ月試して効果がなかった人のために、全額返金保証もついていますので安心して試すことができますよ! 価格 容量 評価 通常価格4,400円 トクトクコース初回500円 2ヶ月目以降3,960円 30粒(1ヶ月分) めぐルナは生理前の不快な症状の中で、不眠や便秘気味の方にもっともオススメしたいサプリメントです。 チェストベリーやクワンソウ、高麗人参、生姜などこだわり抜いた原料は、体質改善にも効果があります。
次の排卵日に太る!?体重が増える理由 排卵日あたりになると太る、という人は結構多いのです。 痩せ期に一生懸命エクササイズや食事制限を頑張ったのに、体重が元に戻るとガッカリするし、イライラの原因にもなりますよね。 でもそれは振り出しに戻った訳ではないんですよ! 実は、排卵日前後の体重増加の原因は「 むくみ」、つまり身体に留まった水分の重さなんです。 だから脂肪がついたり、努力が無駄になったりした訳ではありません。 ただし、排卵日からホルモンバランスが変わり、身体は脂肪を蓄えやすくエクササイズの効果も出にくくなるため、 太りやすい状態である事は確かです。 ここで体重が増えた!とイライラして食べてしまわないように注意が必要です。 続いて、 2種類の女性ホルモンの働きによる月経周期の身体の変化を詳しくご説明します。 スポンサーリンク 生理の体重増減メカニズム 女性の身体のサイクルは、女性ホルモンの働きに左右されています。 卵胞期 (痩せ期)• 排卵期 (図の排卵日前後となっている期間)• 黄体期• 月経 という4つに分類する事ができ、これはエストロゲンとプロゲステロンという、異なった働きをするホルモンのバランスが変わることにより変化していきます。 (図は月経周期が28日の場合) エストロゲンとプロゲステロン エストロゲン(卵胞ホルモン)とは エストロゲンは、女性ホルモンのひとつで、卵胞ホルモンとも呼ばれています。 エストロゲンには、以下のような働きがあります。 女性らしい丸みをおびた体を作る• 妊娠に備えて子宮内膜を厚くする• 自律神経、脳の働き、感情の動きを整える• 骨、皮膚の形成を促す• 内臓脂肪を分解する• 基礎体温を下げる 主に「 女性らしさをつくる」ホルモンと言えます。 エストロゲンは、図を見ると分かる通り、生理の終わり頃から分泌量が増えはじめ、排卵直前にピークを迎えます。 排卵が過ぎると急激に減少し、しばらくはある程度の分泌量を保ちますが生理が始まる少し前に一気に減少します。 生理前に肌荒れが起きやすいのは、エストロゲンが減少するためです。 プロゲステロン(黄体ホルモン)とは プロゲステロンは、女性ホルモンのひとつで、黄体ホルモンとも呼ばれています。 プロゲステロンには、以下のような働きがあります。 受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態に整える• 妊娠を継続させる• 体内の水分を保持する• 食欲を増進させる• 皮下脂肪を蓄える• 基礎体温を上げる 主に「 妊娠を助ける」ホルモンと言えます。 プロゲステロンは、排卵後に分泌量がグッと増加しますが、妊娠が成立しないと不要になるため、排卵後しばらくすると分泌量が減少します。 排卵日前後に太る(むくむ)原因には、プロゲステロンの「体内の水分を保持する」という特徴が大きく関わっています。 ホルモンバランスの変化と各時期の特徴 卵胞期(痩せ期) エストロゲンが増加する、月経後半から排卵までの期間です。 お肌や髪も潤って気持ちも上向きになります。 体力、気力ともに充実して活動的になれる、ダイエットに最適な時です! 排卵期 今回のテーマである排卵日前後の時期です。 エストロゲンの分泌がピークを迎えると、黄体化ホルモンが分泌され、卵胞から卵子が飛び出します。 これが排卵のメカニズムです。 Point!この時期になると、 体内の水分を保持する働きを持つプロゲステロンが増え始めます。 このホルモンバランスの変化が、排卵日前後になると太る(むくむ)原因です。 以下のむくみ取りマッサージは、生理前にも有効なのでオススメですよ。 豆乳には他にも嬉しい効果がたくさん。 大豆たんぱく…血液中の中性脂肪を抑える、筋肉量が増える=代謝が上がる• 大豆サポニン…脂肪の吸収をブロック• 大豆ペプチド…脂質代謝を良くする• カリウム…摂りすぎた塩分を排出させ、むくみにくくなる• オリゴ糖…腸内環境を良くする善玉菌のエサになり便秘が解消する 豆乳は出来れば無調整豆乳が良いです。 苦手な人は調整豆乳でも。 豆乳飲料はおすすめしません。 バナナを一緒に摂ると栄養素の吸収率がアップ! 豆乳が苦手な人もブレンダーなどでバナナと混ぜると飲みやすくなりますよ。 食事前に飲むと食欲が抑えられます。 朝食代わりに飲むのも良いですね。 まとめ 排卵日前後に太るのは、むくみが原因である事おわかり頂けたでしょうか。 排卵日前後にむくむ人、むくまない人の差は普段の生活習慣の差でもあります。 身体を冷やさないよう気を付けたり、糖分を摂りすぎないよう注意したり(塩分のイメージが強いですが糖分もむくみの原因になります)と、日頃から意識する事が大切です。 むくんでしまったら、着圧靴下を履いたりマッサージで流すなど、しっかりケアをしましょう。 おすすめ記事! 生理前に謎の筋肉痛になったことはありませんか?.
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