この 声 を きみ に。 本にまつわる物語

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「手袋を買いに」作:新見南吉 発表会で、柏原さんと河合くんが朗読していた作品です。 手袋を買いに人間の町に行く子狐の物語。 ラストの母狐の独り言がとても印象に残っています。 新美南吉は、1913年愛知県生まれの児童文学作家です。 中学生から創作を始め、18歳の時に「ごんぎつね」が文芸誌『赤い鳥』に掲載されます。 その後「手袋を買いに」「おじいさんのランプ」「花のき村と盗人たち」などの作品を生みましたが、結核により29歳で世を去りました。 地方で教師を務め若くして亡くなった、という共通点から宮沢賢治と比較されることも多く、「北の賢治、南の南吉」と呼ばれています。 黒井健さんのイラストによる絵本 「手ぶくろを買いに」は、私が10代の頃に購入し、今も大好きな絵本です。 おまけ 灯火親しむべし 朗読教室「灯火親」の名前の由来にもなった言葉です。 「長い秋の夜は、灯火の下で読書をするのにふさわしい」という意味。 もともとは、8世紀に中国の韓愈(かんゆ)という人が書いた 「符読書城南詩」という漢詩の中の一節がもとになっています。 時秋 ときあきにして 積雨 せきう 霽 はれ、 新涼 しんりょう 郊墟 こうきょに 入 いる。 灯火 とうか 稍 ようやく 親 したしむ 可 べく、 簡編 かんぺん 巻舒 けんじょす 可 べし。 (降り続く長雨がやみ、空が晴れ渡り、郊外の村では秋の涼しさを感じられる。 そんな秋の夜長は、灯りのもとで読書をするのに適している) 「読書の秋」のイメージは、ここから来ているんですね^^.

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「東海林さだおさんのエッセイは読んでいると本当に食べたくなります。 この食欲と言う欲望が朗読するとどう伝わるのか試してみたいと当初から思っていました。 どのエッセイにするか迷いましたが、ちゃんとしたおそば屋さんの天ぷらそばではなく、立ち食いそば屋の天ぷらそばというのがまたいいですよね(笑)。 邦夫さん(杉本哲太)が読んでいる怪しげな朗読会に定男さん(平泉成)も連れて行くようにしたのは、ここでお父さんにも新しい一歩を踏み出してほしかったからです。 人生にはいろいろな楽しみがいっぱいあるぞって」。 「余談ですが、邦夫さんを船乗りという職業に設定したのは、朗読教室を取材させていただいたときに実際に船乗りの方がいらっしゃって、その方のお話がとても魅力的だったからです。 奥さまのために朗読していらっしゃるのことで、それがとても素敵に感じたので、そのまま使わせていただきました」。 ドラマは最終回を迎えました。 でも、私の空想の世界での『この声をきみに』ははじまったばかりです。 孝さんと京子先生はこの先もきっと何度もケンカしながら、離れたり、くっついたりするんだろうな。 航海から邦夫さんが帰ってきたとき、孝さんはどんな顔をするだろう?もしかすると抱きついて再会を喜ぶかもしれない。 実鈴ちゃんは不毛な恋に喜んだり傷ついたりしつつ成長して、いつか声優としてデビューできたらいいな。 絵里さんの恋話も書きたかったけど、由紀夫くんあたりと出会ってみたらどうだろう。 雄一くんもいいパートナーと出会ってほしいし、喜巳子さんがボランティア仲間のいざこざに巻き込まれる話や、邦夫さん夫婦の出会いの話なんかも見てみたい。 続編が出来たら、その時こそきっと佐久良先生の奥さんが登場して、孝さんは朗読による新しい刺激で新しい論文を書き東原さんをびっくりさせたりして。 そして奈緒さんや子どもたちと新しい関係を築いて、ずっといいお父さんでいつづけてほしいな……などなど。 今はそんなとりとめのない空想がどんどんはじまっています。 脚本家としての仕事は終わりましたが、私の中での物語はこれからまだまだ続きそうです。

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この記事の目次• 各キャストの影響度 言及数 まず、SNSのデータを用いて主要キャストの言及数を比較します。 これにより各キャストのドラマへの影響度分析をします。 1位は河合雄一役の 戸塚祥太さん。 トランスジェンダー。 一部視聴者の間では、初回から彼の服装、特にカーディガンに注目が集まってきた。 今回は真っ赤なカーディガンと、長方形がおしゃれに配置されたワイシャツ、そしてグレーで幾何学模様の入ったカーディガンを着用。 今回は、自分の進路や将来について語る場面もあった。 2位は穂波孝役の 竹野内豊さん。 初回から観ている人にとっては、彼の変貌ぶりは驚きというほかないと思う。 朗読が良い効果をもたらしている。 前回は、京子先生に「 好きだあああああ!!」と叫んだ。 3位は江崎京子役の 麻生久美子さん。 前回、彼女の過去が明らかになった。 モデルやタレントとして活動していたが、男に騙され、いわゆる人間不信のような状態になり生きてきた。 京子の声は穂波を変えたが、彼女の心は頑なのまま。 4位は佐久良宗親役の 柴田恭兵さん。 朗読教室「 灯火親」主宰。 いつも優しい佐久良先生。 今期のドラマ、「 さくら」っていう名前の主要な登場人物が多いなぁ。 5位は磯崎泰代役の 片桐はいりさん。 朗読教室においてはプライベートは不可侵なはずだったが・・・最後は思いっきり恋愛していた。 最後の発表会に来ていた(彼氏?)のは、まさかのパックン(パックンマックン)だった。 恋は成就した模様。 6位は稲葉実鈴役の 大原櫻子さん。 声優志望。 河合のことが好きだったが、失恋。 だが今回は意を決して再アタックを・・・。 7位は奈緒役の ミムラさん。 穂波と離婚調停中の妻。 穂波の変化に最も驚いている。 8位は福島邦夫役の 杉本哲太さん。 クニー。 また船の生活が始まる。 ハイライト・名場面 あらすじ含む 今回の盛り上がりグラフです。 SNSで盛り上がった時間帯の分析をしています。 キャスト別の盛り上がりもグラフ化していますので、お気に入りのキャストの出演時間帯をおよそ把握できます。 河合の実家は酒屋で、現在はコンビニになっている。 父親にはずっと継げと言われていたが、フラフラしていた。 実鈴や穂波を見て、いつまでもこのままじゃいけないと思ったようだ。 そして「 いつかコンビニの店長しながら、僕も、こんな朗読教室の先生になりたい」と言った。 磯崎は「 そう。 とても素敵な夢だわ」と言い、絵里(趣里)も「 河合くんに合ってる」と言った。 河合は「 ありがとう」と返した。 ちょっと落ち込んでいる実鈴に、河合は「 実鈴ちゃんの声は、どこか特別だよ」と言って慰めた。 河合は、(これまで何回か披露したことがある)胸の前で両手グーにして上下させるジェスチャーで「 懲りずに頑張ろう」と実鈴を励ました。 実鈴は「 はい!」と喜び、続けて「 あの・・・あの、いつか、いつか、私が声優になって、その声が、声が電波に乗ったら、い・・・い・・・一回でいいから、デートしてくれませんか!」と、デートを申し込んだ。 河合は「 いいよ。 もちろん」と承諾。 実鈴は「 やったぁ!」とその場で一回転して喜んだ。 12年前に一度、出会った教会。 穂波は「 あの、本名を教えてくれとは言わない。 せめて年齢ぐらいは聞けないものか?」と質問したが、京子は「 聞けないものです」と回答を拒否した。 穂波は「 素数かどうか知りたかっただけだ」とまた数学ジョークを放った。 京子は「 じゃあ、一つだけヒントを。 今日が誕生日なの」と言った。 穂波「 それは困るな。 今日は僕何も持っていない」 京子「 何も要りません笑」 穂波「 いやいや、僕は先生から本当にたくさんのものをもらったんだ。 朗読をしていると、動物や虫や、いや、宇宙とまで交差している感覚がある」 穂波は、数学と朗読の共通点を語った。 そして。 穂波「 なら、仕方がない。 その、(小声で)僕の声を・・・」 京子「 はい? 何? 聞こえない」 穂波の口に耳を近づける京子。 穂波はその耳に言った。 穂波「 この声をきみに」 京子の耳から口を離し、笑う穂波。 「 バカか!」と言って自分のおでこを叩いた。 京子も笑った。 今回最高の盛り上がり 最後は、笑顔で教会を出て行く穂波と京子の図でエンド。 パジャマ姿の穂波が出てきてこう言った。 「 子供の頃の自分に言ってやりたい。 心のぽっかりがなくなることは永遠にない。 でも、ふいに心が熱くなる瞬間がある。 人生は悪くないよって。 そう思えるよって。 むしろぽっかりがあるからこそ、そういう瞬間が訪れるのかもしれない。 いずれにせよ。 僕らの物語は始まったばかりだ」 この時点のSNSでの反応: 「 本当いいドラマだった」 「 なんて素敵な大人のドラマだったのだろう」 「 最高だったありがとう!!!」 その他あらすじ、ネタバレ等 最終回は、「 京子先生引き止め大作戦G」と銘打った金曜メンバーによる作戦が描かれた。 京子先生が朗読教室を辞めてしまう・・・それを引き止めるという作戦だった。 朗読の発表会に、京子先生は出演しない予定だったが、「 おおきなかぶ」を朗読した金曜メンバーたちに促され舞台に上がった。 そして一緒にかぶを引っ張った。 佐久良先生も、京子先生を指名して一緒に朗読した。 作戦Gは遂行された。 だが、京子先生の心が変わったのかはわからない。 結局、京子先生は一度実家に戻り、疎遠だった家族と一緒に暮らすことになった。 金曜メンバーは、京子先生のいない灯火親で「 あいたくて」を群読しながら、京子先生が戻ってくるのを待っている。 ストーリーはも参考に。 ここまであらすじ・ネタバレ・解説部分でした。 数値化された評価と感想 冒頭に掲載したのは、SNSのデータを基にした共起ネットワーク図です。 感想の可視化・分析を目的に掲載しています。 再掲します。 「 河合雄一 可愛い コンビニ 教室」「 穂波 変わる」「 ドラマ 素敵 ありがとう」「 終わる 寂しい」「 素晴らしい 続編 (期待する、見たい)」「 毎週 楽しかった」「 幸せ 気持ち」「 麻生久美子 竹野内豊 好き」「 朗読 声 良い」など多くのポジティブな感想が投稿された。 「 自分 文集 読む」とあるのは、発表会で穂波が、予定していた「 おじさんのかさ」を取りやめ突然自分の子供の頃の文集を読み始めたことから。 当時の夢が語られていた。 最後にSNSのデータを基にした評価を確認します。 最終回も無茶苦茶に高い評価となった。 いずれの項目も異常なほど高い数字になっている。 このブログで採用しているSNSデータを利用した評価方法においては、今期最も評価の高い部類に入るドラマだったと言える。 (もちろん、ドラマには別の評価方法もある。 視聴率や、視聴者アンケートなど。 本来それらも総合的に判断すべきだが、少なくともこのブログで採用しているSNSデータを利用した方法では、上記のような評価をすることができる) 高い評価となった理由を考察する。 まず登場人物に、本当の意味で嫌な奴が一人もいない。 穂波が最も詳しく描かれたが、他の人達にも一人ひとりの人生があって、いろんな事情を抱える人達が朗読教室に集っている、という感じがとてもよく表現されていた。 金曜メンバーすべて好きになれる。 キャストや役の魅力というのがある。 次に、朗読という題材そのものの良さ。 一見地味だが、丁寧に楽しく描かれることによって、エンターテイメント的に観ても面白い。 朗読したくなる、本を読みたくなる、声に出して読みたくなる、そしたら自分が何か変わるのだろうか、という前向きな気持ちにもさせてくれる。 そして新鮮さがあった。 悪人が出てきてそいつが倒される(または改心する)わけでもなく、困難があってそれを乗り越えるわけでもなく、謎を解くわけでもなく、刑事モノ医療モノでもなく、ホームドラマでもなく、かといってコメディでもない。 そういう連続ドラマって本当に少ない。 新鮮さを感じた。 本当はまだまだ書きたいことがあるが、長くなりすぎるのでこれぐらいで。 個人的にも好きなタイプのドラマでした。 落ち着いて観れるし、癒されるし、煽られないし。 ありがとうございました。

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