2001年にはじまり、15 年以上も絶大な人気を持って世界を疾走し続けている『ワイルド・スピード』シリーズ。 新作が公開するにあたって今回改めて振り返りたいのがシリーズ第2作目 『ワイルド・スピードX2』と3作目 『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』である。 このタイトルを観たときに「あれ、どんな話だっけ?」とすぐに内容を思い出せない方、意外と少なくないのではないだろうか。 『ワイルド・スピード』の近年の作品に登場しているのは、ドムやレティやローマンやテズ、そして『ワイルド・スピード MEGA MAX』から大きな存在感を見せているドウェイン・ジョンソン演じるホブス、そしてとんだ悪役っぷりを見せているルーク・エヴァンスとジェイソン・ステイサム演じるショウ兄弟だ。 The Fate of the Furiousさん fastandfuriousmovie がシェアした投稿 — 2015 3月 26 11:04午前 PDT ところが 『ワイルド・スピードX2』にドムやレティは出演しておらず、また『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』には『EURO MISSION』で死亡してしまったハンしか主要メンバーが出演していない(ドムもカメオ出演のみ)。 そんな理由から第2作目と3作目は、少々影が薄い作品になってしまっているのである。 そこで今回はそんな『ワイルド・スピード』2作目と3作目がどんな作品だったか、登場人物と一緒に振り返ってみたい。 『ワイルド・スピードX2』 この作品の舞台はマイアミ。 1作目で警官の職を失ったブライアンはマイアミに流れ着き、ストリートレーサーとして生活していた。 そこで検挙されてしまったブライアンは犯罪歴と引き換えに、麻薬組織の潜入捜査に協力する……。 この作品で、テズはマイアミのストリートレーサーを仕切る男として登場。 この『ワイルド・スピードX2』ではあの有名ドラマに出演している俳優も友達役で出演している。 ブライアンのマイアミのストリートレーサー仲間、オレンジを演じるのは アマウリー・ノラスコ。 彼がマイアミを出てスクレと名前を変え、プリズンをブレイクしたかどうかは定かではない。 Devon Aokiさん devonaoki がシェアした投稿 — 2013 9月 21 1:39午後 PDT 地元に大集合!ポールの勇姿にも注目 近年の『ワイルド・スピード』はとにかくストーリーの規模が大きい。 『ICE BREAK』で対峙する敵はシャーリーズ・セロン演じるサイバー・テロリストだ。 もはや車の腕が必要かどうか疑問に思えるぐらい、世界規模の戦いになっている。 しかしこの 『ワイルド・スピードX2』の魅力は、あふれるばかりの地元感だろう。 麻薬組織を相手にしているとはいえ、舞台はずっとマイアミ。 地元の友達を総動員しての戦いはなんだか途中で微笑ましくなってしまう。 しかし、アクションはやっぱり迫力満点! 若きポール・ウォーカー演じるブライアンの姿もクールで勇ましく、いつ観ても楽しい気分になれる作品なのである。 『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』 タイトルの通り舞台を東京に移したのが、第3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』だ。 あまり芳しくない興行成績に 終わってしまったのは、シリーズ全体の物語とはあまり関係がない、完全に独立した物語になっていることに原因があるかもしれない。 今作の主人公は高校生、ショーン。 車が生きがいの彼はある日同級生の挑発に乗ったレースで事故を起こしてしまう。 母親に愛想を尽かされたショーンが暮らすことになったのは、東京の米軍基地で働く父親の家。 そこでハンと出会い、ドリフトを学んでいくといった物語だ。 この『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は、 時系列的には『ワイルド・スピード EURO MISSION』以降のストーリーである。 ハンはこの作品で事故によって死んだことになっているが、『SKY MISSION』ではデッカード・ショウによって殺害されたことになっているのだ。 The Fate of the Furiousさん fastandfuriousmovie がシェアした投稿 — 2013 4月 25 4:58午後 PDT つっこみ所は多いものの…… やはり、シリーズの中で一番つっこみ所が多いのはこの『X3 TOKYO DRIFT』ではないだろうか。 ショーンが通う高校の学食がなぜか旅館の食事のようであったり、廊下に「オアシス」という張り紙がされてあったり、ショーンの学ランの第一ボタンがなぜかお花の形をしていたりと挙げればキリがない。 ちなみに本作では、日本の俳優たちも何人か登場しているのも楽しみのひとつだ。 たいてい『ワイルド・スピード』のスターターたちはセクシーな美女だが、この『X3 TOKYO DRIFT』で東京のレースのスターターを演じているのは 妻夫木聡。 一瞬だがめちゃくちゃ格好良いその姿と、 千葉真一の圧倒的な存在感も注目したいポイントである。 その後の物語とはあまり関係ない、独立した映画となっている第3作目。 少々(いや、かなり)つっこみたいポイントはありつつも、 ハンやショーンが 見せるドリフトテクニックは他の作品に負けず劣らず抜群のキレを見せている。 まだ観たことがない方は、この機会にぜひご覧になってみてはいかがだろうか? 全世界を熱狂させ続ける『ワイルド・スピード』シリーズ。 今回の 『ワイルド・スピード ICE BREAK』は、ワイスピ最終章3 部作の第1作だ。
次のtext:Kumiko Kato(加藤久美子) 多くの日本車が登場する映画としてもおなじみのワイルド・スピード(原題:The Fast and the Furious)シリーズは2001年に1作目が公開された。 西海岸を中心として90年代に大流行したスポコン(スポーツ・コンパクト)からの流れもあって、1~2作目には80スープラ、シビック、インテグラ、240SX、エクリプス、GT-R(R34)、ランエボ、S2000、アコード、NSXなど日本車が数多く登場し、アメリカから世界に日本車の魅力を発信した。 この映画に出てくる日本車を見て熱狂的なJDM信者となった北米のファンは数知れず……。 現在もつづく世界的な日本車ブームにも発展したし、日本のクルマ好きにとっても、日本製スポーツカーの新たな魅力に気づく、きっかけとなった。 3作目では「TOKYO DRIFT」のタイトル通り、東京を舞台としたストーリーが展開された。 走行シーンの多くはロサンゼルス周辺で撮影されているが、日本国内でも鋸山自動車道(千葉県)などで撮影が行われている。 登場する車両は日本車を中心に230台以上。 半数近くが日本からアメリカに持ち込まれた。 この3作目で初めて登場するのが「ハン」(サン・カン)である。 ファミリー唯一のアジア人俳優(韓国系アメリカ人)ということもあり、日本やアジアで特に人気が高い。 オレンジ色に黒いラインが印象的なマツダRX-7(VeilSide Fortune7)との組み合わせも印象的だった。 しかし、ハンはそのRX-7と共にストーリー中盤、渋谷の街中で繰り広げられたカーチェイスシーンで事故死してしまう。 横から来た一般車両のメルセデス・ベンツと衝突し横転。 搭載していたNOSに引火して爆発したことで死亡したのである。 ちなみにTOKYO DRIFTの後に公開された4~6作目にもハンは登場している。 というのも、映画の公開順ではTOKYO DRIFTは3番目だが、ストーリーの時系列としては6作目の「EURO MISSION」(2013年)~7作目の「SKY MISSION」(2015年)の間の話となっているからだ。 つまり、7作目以降のストーリーには亡くなったハンは登場していなかった。 本国での予告編は日本時間2月1日の朝に公開され、日本でもユーチューブなどの動画共有サイトで見ることができた。 そのトレーラーの最後の方に突然、ハンが登場するシーンが出てくる。 ハン登場の第一声は「Nice clubhouse!」(素敵な秘密基地だな!)。 これまでのハンと同じく、スナック菓子を食べながらの登場だ。 そして、ドム(ヴィン・ディーゼル)とハグ。 そのあとハンと思われる人物が操縦するクルマが登場するのだが、それがまた凄い。 トヨタ新型スープラ(以下、90スープラ)なのである。
次のsponsored link ワイルドスピードのハン!演じている俳優について ハンを演じているのは韓国系アメリカ人俳優の サン・カンさんです。 大学在学中、ロースクールを蹴って演劇の道に進みました。 当時、アメリカのテレビにおけるアジア人の需要は少なかったので、両親はサンカンの決断を嘆いていたといいます。 動画がこちら。 過去には近所の老人がヴィンテージカーをいじっていたのを眺めていたといいます。 その後、車への興味は沈静化していたのですが、ワイルドスピードへの出演で、車への興味が再燃したと語っています。 1972 Datsun 240Zと サン・カン。 superstreetonline. 0」、「ニンジャ・アサシン」などの著名な作品にも出演しています。 また、俳優以外にも サン・カンはSaketiniというレストランをハリウッドで経営しています。 (2013年に閉店。 ) sponsored link ワイルドスピードでのハンの役柄とは? 3作目『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』にサンカンは出演しています。 この作品は日本が舞台となっています。 ハンは主人公の ショーン・ボズウェルにドリフト技術を教える師匠的な存在として登場。 普段は物静かですが、度々お菓子を食べたりしている姿が印象的です。 お菓子を食べるのには理由があります。 実は、ハンは元々ヘビースモーカーでしたが、禁煙中。 口さみしさを紛らわすためにお菓子を食べているのです。 直接本人が言ったわけではないですが、ジゼルに指摘されていました。 ハンは7作目の冒頭で東京にいました。 車で走っている最中、横から車で衝突され、死亡してしまいます。 突然の展開だったので、一体何があったのか? と思った人も少なくないと思います。 そこで、ハンが出演したワイルドスピード作品の順番をまとめてみました。 sponsored link ワイルドスピードシリーズの順番は? ワイルドスピードの公開の順番は以下です。 1作目『ワイルドスピード』 2作目『ワイルドスピード X2』 4作目『ワイルドスピード MAX』 5作目『ワイルドスピード MEGA MAX』 6作目『ワイルドスピード EURO MISSION』 3作目『ワイルドスピード X3 TOKYO DRIFT』 7作目『ワイルドスピード SKY MISSION』 8作目『ワイルドスピード ICE BREAK』 という順番になっています。 公開順番とストーリーの順番が違うので、初見だと混乱してしまいますよね。 以上、ワイルドスピードのキャラクター、ハンルーについてまとめてきました。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。 《関連記事》 ワイルドスピードの映画が見たい! 今すぐ!!無料で!! 全作品を見る方法があるんです。
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