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自己紹介PR 戸田真琴です。 見せるもんかと守ってきものを見せても見せても全部残っていました。 それはわたしが君に逢うための道なのだと思います。 裸になっても見せることの叶わないものを 内臓よりも深くから持ち出して君に挿すための今だと思います。 あの曲がり角の先には何があるだろう、愛も夢も誠実さも流星みたいに通り過ぎてきれいだったね、この場所で よいものとわるいものの違いを永遠に私が亡くしたら よいものもわるいものも映画みたいにね わたしはまだあなたに見せていないものを隠し持っていて、 それは切ないわたしの宝物だからいつまでもここで待っている。 きみが本当にほんの少しでも独りなら、 私が私を全うするための力をください。 私は映画を撮りたいです。 将来の夢:本当にやさしい人 チャームポイント:人といる時脳が半分も働かなくなってるようなところ 最近起きたウレシイ出来事:綺麗な言葉の手紙を貰ったこと 最近起きた悲しい出来事:かっこいいと思って公開した太陽の写真に「何が写ってるのかわかんない」と言われたこと 好きな映画:「ミステリートレイン」「Stand By Me」「Life is Beautiful」「クーリンチェ少年殺人事件」「この世界の片隅に」 好きな本:「銀河鉄道の夜」 「これだけは人に負けない!」というもの:舌の長さ(たぶん) 人生で「これだけは経験しておきたい」こと:宇宙旅行 落ち着くと思う場所:午後三時の下り電車 好きな言葉:ダイヤモンドは砕けない あなたにとってのアイドル:金子理江さん。 所属 Bstar 審査員のコメント 青山裕企 勝負服はいつも全身真っ黒を纏うまこりんの美しさについて、わたしが補足的に言葉をついやして伝えられることなんて、何一つなくて。 まこりんはまこりんの言葉をすでにもっているし。 「一番消費される世界で消費されなければ私の勝ち」と、まこりんが孤独に闘っていることを、毎日欠かさず私は思っているし、それぞれ別々だけれど、それでも仲間です、戦う仲間でいます、人生をかけて永久に。 それはたくさんの人の仲間にもなれることを、私たちは知っているし、それがまだ届くべき人に届いていないこと、大切なものを平気で踏み潰されることに、慣れゆかないのですが、 きっとあなたはこの世界には優しすぎて、ぶっちゃけ自分で言いますけど私もそうで、この文章をわざわざ読んでいる人やミスiDに関わっている変な人たちもみんなそうで、そこには、独自の、ドラマの真似事なんかじゃないオリジナルの愛があります。 その愛がわからないなんて、勿体ないなぁって思うんです。 好きな世界を好きな文化で好きな色で拡張しましょう。 絶対に 私の才能でできること全てをまこりんに尽くします。 大山卓也 去年の春、とんでもないドキュメントのようなデビュー作でデビューする新人女優さんがいる。 AVをこよなく愛するAV紳士として、その情報はかなり前からキャッチしていました。 「戸田真琴」という、その新人女優のツイッターアカウントももちろんそっとフォローしていました。 その数日後のこと。 突如、その戸田真琴という女優さんからフォローバックが来たのです。 忘れもしない、6月10日のことでした。 気持ち悪いですね。 わかります。 でもね、なぜ覚えてるかというと、それがミスiD2017のカメラテストの初日のことだったからです。 カメラテストをしながら「うわ…まこりんにフォローされたよ」と血がたぎるその時の感触を、はっきりと今でも覚えてます。 その頃はまさかその1年後に、その戸田真琴がミスiDを受けることになるなんて思うわけもなく。 戸田真琴という女の子の素晴らしさについてはもう、僕などがここで書くまでもないと思います。 どこから?と思うほど一見か弱そうに見えるからだを超えて滲み出るファイティングポーズ。 みずみずしく繊細で丁寧な感受性の化け物のような文章は、特に映画評のレベルを超えた映画評は、いま読める日本の最良のエッセイだと思います。 もっともっと、圧倒的にもっと評価されるべき。 でも、今回ぼくがなんというか無性に嬉しかったのは、彼女が「AV女優だから」みたいな評価のされ方を一つもされなかったことです。 出自が、とか、ジャンルが、とか、それはありなのか?みたいな、そういう頭の悪いものの見方が、ネットの声に至るまでほとんど聞こえてこなかった。 ただ戸田真琴という女の子が、人としてどう魅力的か、書く文章がいかに魅力的か、そしていかにただただ可愛いか、なんていうことに終始したこと。 そして、最後の11月3日の授賞式で、16歳の素人女子高生と、小説家を志す看護師と、バーレスクのダンサーと、いろいろあった元清純派タレントと、現役AV女優エトセトラ…が、それこそなんの違和感もなく並んでるのを見た時、なんだかミスiDやってきてよかったなあと思ったのです。 こういう景色が見たかったなと。 人間関係は似た者同士が集まると、とてももろいものになりやすい。 ほぼ同い年だったり、同じようなジャンルで生きてたり、同じ夢を目指すものだけが集まる世界は、実はとても息苦しくて、比べやすく、お互いを敵視したり、時には排除に向かいます。 だから、ミスiDはなによりもまず、「いろんなひとがありのままにそこにいる」世界を肯定するオーディションになってほしいと思ってました。 隣の子と比べるポイントが違いすぎて意味のない世界。 正しいも正しくないもない、いろんな人も夢も長所も短所も矯正されることなく肯定される優しい世界。 戸田真琴という女の子が夢見る世界と、ミスiDがたどり着きたい世界は、たぶんかなりの部分だぶってます。 気のせいかもしれないけれど。 そんな子がAV女優なんて、この世界はまだまだ大丈夫、って思うのです。 佐久間宣行 何をしても正しい、と感じる女の子がごく稀に存在していて、それが私にとってはまこりんです。 まこりんのやる事成す事趣味嗜好文章全て、肯定したくなってしまう、圧倒的な、人生や他者への愛を感じます。 まこりんに対して、色んな見方をする人が当たり前に居るだろうけど、戸田真琴として生きる事を決めて歩み始める前も今も未来も、自分の哲学だけを信じて生きていける強さを持っている、そんな女の子が世の中でどれだけ生きていけるだろうか。 まこりんは戸田真琴という存在を持って、守って、未来の女の子に意志を繋げて言って欲しい。 それは絶対にまこりんにしか出来ないことで、まこりんが生きていることで救われる大勢の人への愛で、また私達も生きていけるんだよね、眩しくて脆くて、理解を求めない強さが正しい、それが貴女でした。 吉田豪.

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戸田真琴 9万人フォロワーのツイッター卒業した理由を告白|日刊ゲンダイDIGITAL

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『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』というエッセイがある。 真っ赤な表紙に白文字で綴られたタイトル。 その名前が持つ印象は人によって異なりそうだ。 出演作品で処女喪失したAV女優、自分の言葉を臆さずに発信する文筆家、そして消えてしまいそうな言葉たちを映画という形にする監督……。 「1000人ぐらいに分裂したいな」という書き出しの通り、彼女は彼女の命の限り様々な形で創作を続けている。 戸田真琴は言う「このタイトルにピンとくるあなたのために書いた本です」。 なぜ、戸田真琴は叫び続けるのか。 本書が生まれた背景から、彼女が願う未来について聞いた。 本作が生まれた背景を改めて聞かせてください。 戸田真琴(以下、戸田):もともとnoteに日記のような形で、日々感じたことを書いていたのですが、それを見てくださった編集の方から「本を作りましょう」と声をかけていただいたのがきっかけです。 前作は、「これから先、1人で生きていくのだとしたらどうしょう」と考えている人たち、どちらかというともともとファンでいてくれている男性の皆さんに向けて綴っているイメージでした。 1文1文を短くして、誰もが文章として読みやすいように意識して。 それに対して、本作は悩める女性たちにも手にとっていただきたいなと思って書きました。 文章も前作とは違って、あるがままにというか、整えていないからこそ伝わるモノを大切にしたくて。 私の考える流れと、読んでくださった方の思うところが、少しでも触れ合えたらいいなと思いました。 簡単に見られるものは、どんな人に読まれるのかがわからないので、やはり慎重になります。 その点、タイトルなり装丁なり、本や私に対して興味を持ってくれた人が読んでくれるというのがわかっていると、信頼できるというか、信用している人に内緒話をするような感覚で、言葉を綴れる気がします。 私は小さいころから日記をよく書いていて、自分に対して自分に話しかけるような機会が多かったのだと思います。 この本は、それに限りなく近い感覚で、私の個人的なところを受け取ってもらえる場所だと思っています。 とても気に入っています。 「真っ赤にしましょう」と提案してくださったのは、デザイナーの佐藤さんです。 第1章での、AV業界で性が消費されていく世界観に、赤がカッコよくハマるんじゃないかと。 他にも編集部の女性社員のみなさんのアイデアもお聞きしながら作りました……今、気づいたんですけど、この表紙のマットな感じは、私の小学生のときのランドセルにそっくりですね(笑)。 みんなが「ピカピカつやつやのランドセルがいい」って言っていたなかで、私は「やだ、こっちがいい」ってマットな質感のランドセルを選んだんです。 無意識ですけど、私の潜在的な部分も宿ってるのかも。 全部の原稿を読み返しながら、どういうことを思っている人に読んでほしいのかを考えて。 このタイトルについては、あとがきにも明確なアンサーを書かせていただきました。 このタイトルにピンとくる人は、きっと愛に対する幻想というか、同調圧力のようなものに囚われているんじゃないかと思ったんです。 「みんなと同じように恋愛しないと」「誰かを好きにならないと」とか思うけれど、本質的には愛ってそういうものじゃないはずです。 でも、みんなどこかでその圧力を感じて、怯えているなと思っていて。 それに気づいてしまうことは、絶望じゃなくてどちらかというと希望なのだという意味で、「たいしたことじゃない」と言っているんです。

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ミスiD

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