「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」のアニメ盤(左)とアーティスト盤(右)。 価格はアニメ盤が1200円、最新の高音質CD「UHQCD」を採用したアーティスト盤は1300円(税別)。 UHQCDも普通のCDプレイヤーで再生できる 10月28日発売の新譜「コメットルシファー 〜The Seed and the Sower〜」は、多彩なメディアとフォーマットでリリースされる。 しかし一般ユーザーにとってはCDとUHQCDの違いはもちろん、CDを超える情報量を持つハイレゾ音源も、どの程度の音質差があるのか分かりにくいのではないだろうか。 そこで今回は、fhanaのリーダーで作曲も手がける佐藤純一氏に、自らの音源を聴き比べて率直な感想を聞かせてもらった。 もちろん新曲の魅力もたっぷりと語っていただこう。 fhanaのリーダーで作曲も手がける佐藤純一氏 CDとUHQCDの音質聴き比べもできる まずはアニメ「コメットルシファー」と新曲について。 「曲を作るときは、アニメ作品の世界観をよく考えているようにしています。 ただ今回は、アニソンというジャンルをあまり意識せずに作ることができました。 『コメットルシファー』という作品はジュブナイルの冒険活劇。 明るい世界観で、ロボット物だけどファンタジー要素も強いアニメです。 ぼく自身がそういったアニメが大好きだったので、本来自分が持っている世界観をそのまま出したらアニメの世界観ともぴったり合った印象ですね。 でも、作曲の作業は早くなかったです」(笑) 冒頭で触れたように、今回の新譜は「アニメ盤」(通常のCD)と「アーティスト盤」(UHQCD)の2種類があり、カップリング曲が異なる。 このため、アニメ盤とアーティスト盤を両方購入すると、表題曲「コメットルシファー」のほかに「コスモスのように」「c. t」という2つの曲が聴けるうえ、「表題曲についてはCDとUHQCDの音質を聴き比べることができます」という趣向。 fhanaやアニメのファンはもちろん、オーディオファンにとっても非常に面白い試みとなっている。 なお、アニメ盤のカップリング曲「コスモスのように」は、いわゆるイメージソングとしてアニメの放送開始前からYouTubeで公開されていたもの。 聴いたことのある人も多いかもしれない。 「『コスモスのように』は、作曲家の加藤達也さんとの共作です。 加藤さんにラフスケッチを描いていただき、そこから発展させてファナの曲に仕上げました。 通常のポップスとは違うメロディーやコード進行で作っているので、面白いと思いますよ」 アートワークにも力が入っている。 「アーティスト盤は、シングルとして初めてファナが自分の写真を使っています。 細かいところまで見たり、触ったりして楽しんでいただければうれしいです」(佐藤氏).
次のハイレゾ音源を手に入れるには音楽配信サービスを利用するのが一番の早道だが、最近はハイレゾ配信サイトの数が増えてきたので、どこから買えばいいのか迷うこともある。 そんな悩みを解決するために、楽曲のラインナップや使い勝手など、各配信サイトの特徴をまとめて紹介しよう。 聴きたい作品やアーティストの音源が買えるかどうかを知るには、各配信サイトの検索機能を利用し、アルバム名やアーティスト名を入力するのが基本だ。 また、所属レーベルがわかる場合は、そのレーベルが参加している配信サイトを絞り込むという方法もある。 大半のハイレゾ配信サイトは複数のレーベルを取り扱っているが、多くのサイトではレーベル名で作品を絞り込むことができる。 曲の探しやすさや買いやすさでは日本のサイトが圧倒的に有利だが、ハイレゾ音源のなかには海外サイトでなければ購入できない作品もある。 原則として英語表記なので登録時などに迷うことがあるかもしれないが、配信とは言っても基本はオンラインショッピングなので、基本的なステップを踏めば操作自体は決して難しくない。 海外サイトならではの難点は、販売対象地域が限定された作品が少なくないことと、海外発行クレジットカードが必要な例があることだ。 ここで紹介するサイトにも一部そうした制約があるので、具体例は個別に紹介することにしよう。 購入手続きが完了した後のダウンロードに要する時間は海外サイトと日本のサイトでそれほど変わらず、1アルバム当たり10〜30分程度で完了する。 同じ作品を複数のサイトで扱っている場合、ファイル形式、価格、付属データの3点をチェックしてから購入を決めることをお薦めする。 ハイレゾ音源化の際のマスターの違いなどが原因でサンプリング周波数が異なる例は珍しくないし、価格は国内サイトと海外サイトで大きな違いがあるのが普通だが、ポイントやクーポンが利用できる場合はその点も考慮して判断しよう。 ブックレットや画像データの有無もサイトによって条件が異なるので、そこにこだわる場合は必ずチェックしておきたい。 それらの条件がすべて同じなら、ダウンロードソフトの有無など、使い勝手で判断すれば良い。 配信サイトによっては、同じアルバムに複数のファイル形式が用意されているケースもある。 e-onkyo musicは同価格でWAVとFLACが選べる例が多いし、LinnRecordsはハイレゾ相当のスタジオマスターに限ってもFLACとALACの2種類を揃えている。 HQMはサンプリング周波数によって価格が異なるタイトルがあり、そこでも迷ってしまう。 筆者のお薦めはFLACまたはALACなどのロスレスコーデックだ。 ネットワークプレーヤー、パソコンどちらで再生する場合も曲順や曲名の表記がぶれにくく、ストレスが少ないことに加え、データのサイズもWAVの半分程度で済むため、ダウンロードが速くストレージのスペースも節約できるからだ。 非圧縮によほどのこだわりがある場合以外は、再生環境の選択肢が広いFLACを選ぶのが順当だろう。
次のハイレゾ音源を手に入れるには音楽配信サービスを利用するのが一番の早道だが、最近はハイレゾ配信サイトの数が増えてきたので、どこから買えばいいのか迷うこともある。 そんな悩みを解決するために、楽曲のラインナップや使い勝手など、各配信サイトの特徴をまとめて紹介しよう。 聴きたい作品やアーティストの音源が買えるかどうかを知るには、各配信サイトの検索機能を利用し、アルバム名やアーティスト名を入力するのが基本だ。 また、所属レーベルがわかる場合は、そのレーベルが参加している配信サイトを絞り込むという方法もある。 大半のハイレゾ配信サイトは複数のレーベルを取り扱っているが、多くのサイトではレーベル名で作品を絞り込むことができる。 曲の探しやすさや買いやすさでは日本のサイトが圧倒的に有利だが、ハイレゾ音源のなかには海外サイトでなければ購入できない作品もある。 原則として英語表記なので登録時などに迷うことがあるかもしれないが、配信とは言っても基本はオンラインショッピングなので、基本的なステップを踏めば操作自体は決して難しくない。 海外サイトならではの難点は、販売対象地域が限定された作品が少なくないことと、海外発行クレジットカードが必要な例があることだ。 ここで紹介するサイトにも一部そうした制約があるので、具体例は個別に紹介することにしよう。 購入手続きが完了した後のダウンロードに要する時間は海外サイトと日本のサイトでそれほど変わらず、1アルバム当たり10〜30分程度で完了する。 同じ作品を複数のサイトで扱っている場合、ファイル形式、価格、付属データの3点をチェックしてから購入を決めることをお薦めする。 ハイレゾ音源化の際のマスターの違いなどが原因でサンプリング周波数が異なる例は珍しくないし、価格は国内サイトと海外サイトで大きな違いがあるのが普通だが、ポイントやクーポンが利用できる場合はその点も考慮して判断しよう。 ブックレットや画像データの有無もサイトによって条件が異なるので、そこにこだわる場合は必ずチェックしておきたい。 それらの条件がすべて同じなら、ダウンロードソフトの有無など、使い勝手で判断すれば良い。 配信サイトによっては、同じアルバムに複数のファイル形式が用意されているケースもある。 e-onkyo musicは同価格でWAVとFLACが選べる例が多いし、LinnRecordsはハイレゾ相当のスタジオマスターに限ってもFLACとALACの2種類を揃えている。 HQMはサンプリング周波数によって価格が異なるタイトルがあり、そこでも迷ってしまう。 筆者のお薦めはFLACまたはALACなどのロスレスコーデックだ。 ネットワークプレーヤー、パソコンどちらで再生する場合も曲順や曲名の表記がぶれにくく、ストレスが少ないことに加え、データのサイズもWAVの半分程度で済むため、ダウンロードが速くストレージのスペースも節約できるからだ。 非圧縮によほどのこだわりがある場合以外は、再生環境の選択肢が広いFLACを選ぶのが順当だろう。
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