相容れないもの同士の真剣勝負に視聴者はエキサイトしてきたが、実は放送内容は「真剣ではなかった」疑惑が浮上した。 きっかけは、出場者がインターネット上に公開した「告発文」だ。 スナイパーチームは、元空軍で、以前番組で同様の対決をした際にラジコンボートを撃沈したジョージ・レイナスさん、射撃世界チャンピオンの女性スナイパー、レヤ・キンプレイさん、8歳から射撃を始めた「海軍最強スナイパー」のクリス・リードさんの3人が集結した。 一方のラジコンチームは、ラジコンカー世界選手権14連覇の実績を持つ広坂正美さん、ラジコンヘリ世界チャンピオンの野々垣貴士さん、ラジコンボート100メートル1秒78という日本記録保持者の坂孝生さんの3人で登場した。 勝負は3対3の勝ち抜き戦で、勝った選手が残り、次の相手と対戦するというルールだった。 クリスさんとラジコンヘリの先鋒対決ではヘリの負け。 中堅としてラジコンカーの広坂さんが登場し、クリスさんと戦ったが、制限時間2分の間に5発までというルールの中、残り1秒で4発目が車体にヒット、5発目も的中させ、ボディーが吹っ飛んでしまっていた。 その後大将として登場したラジコンボートがクリスさん、中堅のレヤさん、大将のジョージさんの弾をかわし、見事ラジコンチームの逆転勝利に終わった。 スナイパーのルール違反で対決は中止になっていた ドラマチックな展開に、スタジオで見ていたゲストたちは興奮していたが、10月23日になって、「放送内容は嘘だった」という疑惑が浮上した。 ラジコンカーで出場した広坂さんが、勤務先のラジコン製造販売メーカー「ヨコモ」の公式サイト上に公開した「告発文」によると、実際はラジコンボートが先鋒で3連勝し、対決はラジコンチームの勝利で終わるはずだったが、ヘリとカーの対決も見せられるように順番を入れ替えることが決まり、撮影が行われたという。 放送ではラジコンカーはクリスさんと対決したことになっていたが、実際に対決したのはレヤさんだった。 撮影時に「2分間一本勝負」「最初の1分間は撃ってもよいが、決してラジコンに当ててはならない」「実際の真剣勝負は残りの1分間で、1分間の中で3発のみ撃てる」というルールが決められ、対決がスタートしたが、開始わずか数秒でルールに反してレヤさんが車体に銃弾を撃ち込んだ。 予想外だったこともあり簡単に命中、ボディーが外れて飛び散ってしまった。 さらに2発目がバッテリーに命中、その後も立て続けに連射され、1分経たずにラジコンカーはバラバラに破壊されてしまったというのだ。 撮影は一旦中断、レヤさんは広坂さんに対し「弾が当たってしまいました。 すると後ろからKILL(殺せ!)という声が聞こえてきたので、つい連射してしまいました。 ごめんなさい」と話したという。 ラジコンカーは現場では修復できず、広坂さんは制作スタッフに番組への出演辞退を申し出た。 同時にスナイパー側と制作スタッフ側も揉め、「スナイパーVSラジコンカー」は正式な対決のないまま中止となった。 ところが、放送では「クリスさんとラジコンカーが対決し、クリスさんが残り1秒で勝利した」という内容になっていた。 対戦相手も勝負の内容も事実とは異なるものが放送されてしまったのだ。 広坂さんは放送直前に制作会社から編集内容を知らされたといい、「反則した相手が負けになるのであればまだ納得出来ますが、もしこの内容で放送された際には、事実を発表します」と忠告、内容を偽らないよう要請していたが、嘘の内容で放送されてしまったため、告発に至ったとのことだ。 フジテレビは「現在事実関係を確認中」 広坂さんは過去2回「どんな獲物でも絶対に捕まえる鷹」、「どんな物でも捕まえる猿軍団」とも対決していたが、その際も「鷹がラジコンカーを追いかけて来ないので、鷹が慣れるまで練習させた上で再戦して欲しい」「鷹が逃げるので鷹が追いかけて来るよう、ゆっくり走らせて欲しい」などというスタッフからの要求や、猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工という「演出」があった。 「これまでは、『ラジコンの認知度を上げたい』『ラジコンを普及させたい』との強い想いで、制作会社からの度重なる無理な要望にも出来る限り応えて参りました」という。 しかし今回の放送で「ラジコンのイメージダウンだけでは無く、想いとは裏腹にラジコン愛好家の皆様にも多大なるご迷惑をお掛けする結果となってしまいます」と嘆く。 告発文の最後は、番組側へのこんな要望で締めている。 視聴率が高かったのもうなずけます。 人気番組であるだけに、私共も多大なる期待と希望を持っておりましたが、昨今では余りにもひどいやらせ番組に成り下がってしまった為、今回のようなご報告をしなければならなくなりました事、非常に残念な気持ちと悔しい思いで一杯です。 」 広坂さんの告発はネット上で瞬く間に広まり、「ラジコンの世界チャンプに対してホントに失礼極まりない」「いつかはやると思ってたが、やり口が汚すぎて酷いですね」「ガチンコ対決が売りの番組でしょ?こりゃ打ち切りだな」など、番組への批判の声が多数上がっている。 告発の内容は事実なのか、フジテレビに問い合わせたところ、「現在事実関係を確認中で、これ以上は答えられない」とのことだった。 ヨコモにも連絡してみたが、広坂さんが10月23日から海外出張とのことで、話は聞けなかった。
次の1年前、どんな物でも捕まえる鷹に、 惜しくも敗れてしまったラジコンカー。 その敗戦が、夢に出てくるというのは ラジコン界の神、広坂正美さん。 ヨコモに所属する広坂正美さんは、 世界制覇が14回という、 まさに神と言うべき腕前の持ち主。 前回、鷹との対戦でダメージを受け、 敗因となったボディも、 ポリカーボネートを使って万全に! こうして、敗戦を経て、 さらに強さを増した そのラジコンカー、BD-7! 対するは、どんな物でも捕まえる 最強の猿軍団。 その猿たちを調教するお猿の魔法使い 間中俊雄さんは、「どんな物でも捕まえる」と豪語。 1992年にオープンした日光猿軍団は、 既に1000万人を超えたとか。 猿界のウサイン・ボルトこと フミオ(10歳)のスピード。 英太郎(70歳)は道具を使って、 相手を、コツン(笑) サンキチ(15歳)は、動体視力を武器に、 木の上からラジコンに攻撃を仕掛けます! この3匹のトリオ、モンキー3で、 最速のラジコンカーと戦います。 対決のルールは、10m四方のエリアで、 真ん中に木、端にはロープや棒を置いた 英太郎ボックス、という場所で戦います。 広坂正美さんの最速のラジコンカーに、 猿軍団の大好物のお菓子を取り付け、 それを3分以内に取れたら、猿軍団の勝利となります。 猿軍団は、英太郎ボックスに英太郎が、 木の上にサンキチが、 いつでも追いかけられる状態でフミオが それぞれスタンバイします。 そして、いよいよ、戦いの火ぶたは切って落とされました! フミオがそのスピードを活かして、 ラジコンカーを追いかけます! 間中俊雄さんの号令で、 英太郎がロープを使って、 ラジコンカーの動きを制限しにかかります。 さらに、英太郎が棒を使って、 ラジコンカーの進路を狭めます! そして、残り時間は30秒を切りました! ついに、サンキチが木の上から、 ラジコンカーにダイブ! そして、その攻撃がヒット! しかし、逃げる最速のラジコンカー! そして、タイムアップ!!! 勝者は、最速のラジコンカー、BD-7でした!!!.
次の相容れないもの同士の真剣勝負に視聴者はエキサイトしてきたが、実は放送内容は「真剣ではなかった」疑惑が浮上した。 きっかけは、出場者がインターネット上に公開した「告発文」だ。 スナイパーチームは、元空軍で、以前番組で同様の対決をした際にラジコンボートを撃沈したジョージ・レイナスさん、射撃世界チャンピオンの女性スナイパー、レヤ・キンプレイさん、8歳から射撃を始めた「海軍最強スナイパー」のクリス・リードさんの3人が集結した。 一方のラジコンチームは、ラジコンカー世界選手権14連覇の実績を持つ広坂正美さん、ラジコンヘリ世界チャンピオンの野々垣貴士さん、ラジコンボート100メートル1秒78という日本記録保持者の坂孝生さんの3人で登場した。 勝負は3対3の勝ち抜き戦で、勝った選手が残り、次の相手と対戦するというルールだった。 クリスさんとラジコンヘリの先鋒対決ではヘリの負け。 中堅としてラジコンカーの広坂さんが登場し、クリスさんと戦ったが、制限時間2分の間に5発までというルールの中、残り1秒で4発目が車体にヒット、5発目も的中させ、ボディーが吹っ飛んでしまっていた。 その後大将として登場したラジコンボートがクリスさん、中堅のレヤさん、大将のジョージさんの弾をかわし、見事ラジコンチームの逆転勝利に終わった。 スナイパーのルール違反で対決は中止になっていた ドラマチックな展開に、スタジオで見ていたゲストたちは興奮していたが、10月23日になって、「放送内容は嘘だった」という疑惑が浮上した。 ラジコンカーで出場した広坂さんが、勤務先のラジコン製造販売メーカー「ヨコモ」の公式サイト上に公開した「告発文」によると、実際はラジコンボートが先鋒で3連勝し、対決はラジコンチームの勝利で終わるはずだったが、ヘリとカーの対決も見せられるように順番を入れ替えることが決まり、撮影が行われたという。 放送ではラジコンカーはクリスさんと対決したことになっていたが、実際に対決したのはレヤさんだった。 撮影時に「2分間一本勝負」「最初の1分間は撃ってもよいが、決してラジコンに当ててはならない」「実際の真剣勝負は残りの1分間で、1分間の中で3発のみ撃てる」というルールが決められ、対決がスタートしたが、開始わずか数秒でルールに反してレヤさんが車体に銃弾を撃ち込んだ。 予想外だったこともあり簡単に命中、ボディーが外れて飛び散ってしまった。 さらに2発目がバッテリーに命中、その後も立て続けに連射され、1分経たずにラジコンカーはバラバラに破壊されてしまったというのだ。 撮影は一旦中断、レヤさんは広坂さんに対し「弾が当たってしまいました。 すると後ろからKILL(殺せ!)という声が聞こえてきたので、つい連射してしまいました。 ごめんなさい」と話したという。 ラジコンカーは現場では修復できず、広坂さんは制作スタッフに番組への出演辞退を申し出た。 同時にスナイパー側と制作スタッフ側も揉め、「スナイパーVSラジコンカー」は正式な対決のないまま中止となった。 ところが、放送では「クリスさんとラジコンカーが対決し、クリスさんが残り1秒で勝利した」という内容になっていた。 対戦相手も勝負の内容も事実とは異なるものが放送されてしまったのだ。 広坂さんは放送直前に制作会社から編集内容を知らされたといい、「反則した相手が負けになるのであればまだ納得出来ますが、もしこの内容で放送された際には、事実を発表します」と忠告、内容を偽らないよう要請していたが、嘘の内容で放送されてしまったため、告発に至ったとのことだ。 フジテレビは「現在事実関係を確認中」 広坂さんは過去2回「どんな獲物でも絶対に捕まえる鷹」、「どんな物でも捕まえる猿軍団」とも対決していたが、その際も「鷹がラジコンカーを追いかけて来ないので、鷹が慣れるまで練習させた上で再戦して欲しい」「鷹が逃げるので鷹が追いかけて来るよう、ゆっくり走らせて欲しい」などというスタッフからの要求や、猿がラジコンカーを怖がって逃げてしまうので釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り、猿が追いかけているように見せる細工という「演出」があった。 「これまでは、『ラジコンの認知度を上げたい』『ラジコンを普及させたい』との強い想いで、制作会社からの度重なる無理な要望にも出来る限り応えて参りました」という。 しかし今回の放送で「ラジコンのイメージダウンだけでは無く、想いとは裏腹にラジコン愛好家の皆様にも多大なるご迷惑をお掛けする結果となってしまいます」と嘆く。 告発文の最後は、番組側へのこんな要望で締めている。 視聴率が高かったのもうなずけます。 人気番組であるだけに、私共も多大なる期待と希望を持っておりましたが、昨今では余りにもひどいやらせ番組に成り下がってしまった為、今回のようなご報告をしなければならなくなりました事、非常に残念な気持ちと悔しい思いで一杯です。 」 広坂さんの告発はネット上で瞬く間に広まり、「ラジコンの世界チャンプに対してホントに失礼極まりない」「いつかはやると思ってたが、やり口が汚すぎて酷いですね」「ガチンコ対決が売りの番組でしょ?こりゃ打ち切りだな」など、番組への批判の声が多数上がっている。 告発の内容は事実なのか、フジテレビに問い合わせたところ、「現在事実関係を確認中で、これ以上は答えられない」とのことだった。 ヨコモにも連絡してみたが、広坂さんが10月23日から海外出張とのことで、話は聞けなかった。
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