店舗・ＡＴＭ案内 ： 三井住友銀行
概要 [ ] の中核で日本最古の銀行である。 、はと共同出資でを設立。 、その後身のの創立に資金を出資。 、日本初の私立銀行として三井銀行を開業。 創業前には政府の「 為替方御用」を拝命。 にと合併してが発足。 にと合併して太陽神戸三井銀行となり、後にと改名。 現在はと合併してとなっており、「三井」の名が復活している。 行章は三井開業時からまでは共通の「 丸に井桁三」を使用。 帝国銀行発足後「 八重桜」となり、以降はこの八重桜に「 井桁三」を重ねた意匠となった。 創業100年を迎えたに「丸に井桁三」に戻すが、以降はを導入し、青地に白で楕円に「三」の字を基調としたマーク（作成・） を使用した。 便宜的な略称は 三銀（さんぎん）であり、子会社名などに使われた。 本店は当初の（現在の三井住友銀行日本橋支店）にあったが、にの発足に伴い（旧第一銀行本店 に移る。 の新発足時に日本橋室町へ戻すが、には業容拡大のため千代田区のに移転した。 同ビルは発足後、の新社屋へ本店営業部と本社を移転させたことに伴い 東京営業部となり、発足後の2001年4月から2010年10月までの間は本店営業部・本社等が入居していた。 2010年10月にの旧本社ビル跡に建設された（ビルの所有者は）へ転出。 歴史 [ ] 江戸時代-三井両替店 [ ] 設立のに先んずること11年、がに三井両替店を創業したのはである。 当時、大きな呉服屋には為替送金の便宜などから両替業を兼営するものが少なくなかった。 越後屋三井呉服店が盛大になるに伴い、上方への送金も多額にのぼり、そのために両替屋へ支払う手数料も増加した。 更に当時の貨幣制度のもとでは、のが日々の相場をもって流通しており、貨幣の取り扱いも煩雑で両替屋の手をわずらわすことが多くなった。 呉服店の駿河町移転を期として両替店を創立したのは、兼業体制を明確化することによって、この弱点を是正するためであった。 こうして三井両替店は越後屋のための補助機関として発足したのであった。 にがにおいて全事業を統括する必要から、京都両替店を開設した。 呉服店の補助機関として設けられた両替店が飛躍的に発展したのは、幕府の大阪御金蔵銀御為替御用を務めてからである。 すなわち、幕府がで御金蔵の金銀を両替商に渡し、両替商は大阪の問屋から江戸向け逆為替を買い、この為替手形を江戸へ送り、江戸の問屋から代金を取り立て、これを幕府に上納するというのが御為替御用の仕組みであった。 またこのときに同族企業組織の採用を行い、大元方の創立と「 宗竺遺書」と呼ばれるの制定を行った。 明治維新後 [ ] 御用を務め、の発令を経ての為替方となったは、最初にの前身となる金穀出納所御用達を受諾。 そして御為替方三井組を称するようになった。 三井は政府の殖産資金創出策にタイアップして活躍し、銀行業者としての貴重な体験を得た。 為替会社の設立がそれである。 通商・為替会社はまずで設立され、ついで・・（）・・・・に設けられ、重要な地位に就いた。 第一国立銀行創立 [ ] 兜町の。 通称「三井組ハウス」 三井が最初に銀行設立を出願したのは7月だった。 が「為換座三井惣頭」としてあてに提出した「 新貨幣銀行願書」がそれである。 三井家が銀行設立を企図した背景には政府の推奨もあった。 政府は三井組を新貨幣為換方に任命するに際し、「 真成之銀行」を設立するよう指示した。 当時大量の政府紙幣の整理方法としてなどは流のを創設しようとする考え方が強力であった。 三井はその具体化であったにもかかわらず、朝議は突如一変し、大蔵省は三井組に対する銀行認可を取り消すに至った。 三井は「 三井札」の発行や呉服業の分離を進めていたにもかかわらず、出張中のの強い主張にもとづき、アメリカ流の国立銀行制度を採用したためである。 三井はと共に（の前身）設立への出資をおこなったが、同時に銀行の単独営業への動きを強めた。 私盟会社三井銀行創立 [ ] 家政改革を進め官金取引業務と府県為替方の拡充に努めた三井は、・の破産後も難局を乗り切る。 3月、三井組を「 三井バンク」と改称し、らを発起人とし、創立出願を知事あてに提出した。 当時の銀行条例では以外に「銀行」と称することを禁止していたが、国立銀行が・・・第五の四行に留まっていたことなどから抜本的改正を余儀なくされ、、駿河町三井洋館に日本最初の私立銀行が設立された。 各地に店舗を展開し、分店をランク付けした。 一等は、二等は、、である。 三井銀行はの納税窓口を担当していたため、1876年に反対を訴えるの際には、のと（現・）の店舗や取締の自宅を焼き討ちにされた。 でも攻撃目標とされたが、何とか放火を阻止した。 日本銀行の設立 [ ] の病死についで三井銀行を襲った衝撃は、の設立と官金取引業務の縮小であった。 すなわちにがに就任し幣制整理との収束に着手したが、その中核をなしたのは日本銀行の創立であった。 そして取引は日銀の重要業務の一つと定められ、これまで三井が行ってきた為替方は全廃されることになった。 また日銀創立に際し、三井銀行の総長代理副長三野村利助が同行理事に任命された。 そして三井は消極主義になって節約をはかり、貸出金の回収に努めた。 その結果から17年にかけての民間は1000円減の横ばい、官金預かり高は94万円の激減に対して、所有公債証書時価は74万円と相当の増加を示した。 近代銀行の基礎確立 [ ] 明治20年代前半までに設立されていた銀行、三井銀行、、、などは預金に依存しており、その優位性を保っていたのが実情であり、反面、特定個人や会社に対する不良貸出も多く、業態はまことに不安定であった。 そのような実情のもとで、政府はようやくに銀行条例を公布し施行した。 問題は貸付業務の制約と兼業の禁止が規定されていなかったことで、 「諸銀行の中には、日銀より引出したる資金を、一個人に向いて比較的高利に貸付け、其差金の収益のみを以て目的とするもの」（日本銀行沿革提要）すら出てきたというのが実情であった。 は三井の改革に着手し「 三井家仮評議会」を設置、、、三野村利助、今井友五郎、など共に不良貸付の整理を断行。 次いで官金取扱の辞退、業務組織の整備、有能な人材登用、工業の育成に着手。 日清戦争後のブーム期には、「 三井銀行は日本の銀行なればなり。 天下の銀行なればなり。 」と述べるほど強大であった。 中上川は銀行の経営について当初はフィナンシングハウス的なものを考え、その後、企業の育成と銀行業が両立することを認めるに至った。 株式会社化 - 五大銀行体制 [ ] 三井銀行本店。 1900年代 後、開業の、には、、にはと、の設立が行われ、の普通銀行への転換がすすめられるなど、・金融制度の整備が著しい進展を見せた。 一方で急激な膨張による反動も強く、は工業育成主義から各製糸所・紡績所の売却、の分離、・地所の処分などを実施、徹底した採算主義にもとづくへの転換をおこなった。 後はの活躍による外資導入、などが刺激材料となって、再び企業熱が勃興し、東株（）は三倍もの値をつけ、日本経済が飛躍的に発展する中で、三井銀行も大きな力を蓄えた。 外国の事情をレポートしたは、や等に習った組織改革、三井銀行を組織にすることを提案。 に三井同族会はとなった。 当時、力のあった5つの銀行は、、、、の順で、貸出金・預金高における三井の額は実に三菱の二倍であった。 外国為替業務への進出 - ドル買い事件 [ ] 将来、日本の対外債務増を予測した経営陣は、に業務に着手。 銀行との為替約定に引き続きクラインウォート及びフレデリックヒュースの両社と手形引受約定を結んだのを始めぞくぞくと引受信用と当座勘定契約を締結する。 当初は三井物産のためであったが、・・のためにも同様の措置をとった。 になると外国為替取引高は3000万円に上るようになり、大正六年には支店が開設。 本店以外の・・などでも輸出手形の買入れ、送金為替の売渡を取扱うようになった。 当時本店が置かれていた。 現在は三井住友銀行日本橋支店が置かれている。 によるデフレ効果で強まった再禁止必至の見方は、にがを停止すると一気に買いの嵐が激しくなった。 一方、も、、が金本位を停止し、も後を追って同調する気配となった。 日本でも蔵相の下で再禁止が行われた。 その数ヶ月前にはが勃発しており、の単なる三井の事務的な処理が、「 ドル買い事件」としてに掲載され、批判を浴びた。 イギリスが金本位を離脱すると同時にスターリング・ブロックもこれに倣ったため、金本位維持国はとなどきわめて少数になった。 同時期には、の員による首相の狙撃事件、の、暗殺事件、と、不穏な事件が相次いで起きた。 一方、輸出振興と失業救済を目的とする経済圏拡大と理想国家の建設を目指して満州進出が始まり、日本を財政へ、から戦争経済へと導いていった。 帝国銀行の発足 [ ] 「」も参照 西脇銀行を買収した三井は、が会長に就任。 の勃発により戦争経済体制に突入。 金融界も国策に則ったものになった。 万代はの協力を得て財閥銀行ではないに、日銀総裁を通じて合併を打診。 との合併が持ち上がったことが契機となり軌道に乗り始める。 資本金は2億円、株式の額面は50円での対等合併であった。 合併により誕生したは50億円の預金を有する巨大な国家公共銀行となった。 対等合併といえども三井と第一では資金力に差があり、第一は・・並みの準一流銀行であった。 このことが、のちの分裂による三井銀行の被害を大きくする要因でもある。 また、には第一と関係が深かったとの合併が発表された。 帝国銀行の分裂と「三井銀行」の復活 [ ] 分裂後の（帝銀）本店（三井本館） 日本最大級の銀行となった帝国銀行であったが、旧三行での企業文化の違いや旧三井・旧第一の人事面での対立などから、に第一銀行と帝国銀行（新設法人）に再分割され、業容は半減した。 に帝国銀行は三井銀行へと改称して旧財閥名を復活させ、には10年余り密接な関係にあったを合併した。 また、同年には会社に対して資本参加を行い、従来の出資行であるや同時に参加した・・の各銀行と共に本格的なクレジットカード業務の推進に乗出した。 しかし出店規制や個人客の預金獲得に出遅れたことから、三井銀行は中位行のまま期を推移した。 このため再結集したの金庫番としての機能を十分果たせない時期が続き、一時はのメインバンクを（現在の）に奪われた。 ただし、戦前からの企業の支援・育成の伝統は受け継がれ、・・・・などは三井銀行の支援や、三井銀行出身者の助言によって成長した。 後年ソニーの社外取締役に旧三井銀行出身の岡田明重が就任したり（三井住友銀行会長時代。 現在は退任）、トヨタが旧の増資に協力したりしたのはそのためである。 また、証券代行業務に強みを持っていた。 なお、通常の都市銀行・のトップがと称しているのに対し、三井銀行は戦後も一貫してと称していた。 看板は帝国銀行時代より復名後も1960年代までは白地に黒い毛筆体文字で表記され、1960年代以降は長円の看板に青地に白い毛筆体文字に変更されるが何れも行章は表記されておらず、のCI導入してから合併までの間は、水色に白い変形ゴシック文字で表記されており、さらにはCIも表記されていた。 太陽神戸銀行との合併、その後 [ ] 「」および「」も参照 前述の様に、三井銀行は帝国銀行再分割の影響で旧財閥系都市銀行でありながら規模が小さく、中位行のままであった。 このため、同じ中位行ながら店舗数の多かったと合併して規模の拡大を図った。 こうして、三井銀行はに太陽神戸銀行を吸収し、 太陽神戸三井銀行となった。 合併によって誕生した太陽神戸三井銀行（に さくら銀行に改名）は、、などの上位都銀に匹敵する規模となったが、や旧行出身者の対立など から業績が低迷し、一時は経営危機が噂されるまでになった。 このため、にに吸収合併されて三井住友銀行となった。 その後の2003年にはわかしお銀行による逆さ合併が行われ、現在の三井住友銀行の前身はわかしお銀行となっている。 沿革 [ ]• 5月、が駿河町（現在の東京都中央区）に開いた越後屋三井両替店をその起源とする。 この両替店はもともと隣接する呉服店（現在の）の補助機関であったものが、やがて本両替に昇格し幕府の金銀御用達としての地位を得るまでに発展した。 明治新政府成立後も為替方となる。 、為換座三井組を開設。 日本で最初の円単位紙幣を発行した。 三井はこのまま本格的な銀行業への進出を目論んだが、、政府の命によって小野組と共同で「」を設立することを余儀なくされる。 同行はそのままとなり、事実上三井の手から取り上げられた。 、三井両替店は為替バンク三井組に改組。 、私立銀行・三井銀行が開業し、念願の本格的な銀行事業に進出する。 この銀行は、に属しない日本最初の民間銀行となった。 明治中期に・が明治新政府勘定方以来の公的業務を返上して、民間取引に専念して機構改革を行った。 その後同行は明治後期から大正期にかけての中枢として機能し、また鐘淵紡績（現・）、芝浦製作所（現・）、など多くの企業を支援・育成した。 、西脇銀行を買収。 、戦時統合という時流に乗って、ようやく同根でもあると合併。 日本最大の都市銀行・ （通称・帝銀）が誕生した。 、帝国銀行がを吸収合併。 、行内の旧三井・旧第一との対立などから第一銀行（を経て現在の、）が再度分離。 これによって中位行に転落。 1月、帝国銀行の商号を 株式会社三井銀行に変更。 8月、より6店舗譲受。 うち1店舗は、既存店と併合。 、本店を有楽町 現在の三井住友銀行本店 に移転、と改称。 、（東京地盤の）を合併する。 、CIを導入。 三井財閥共通の井桁に三の紋と筆字の商号表記に代えて、空色のライジングマークに表号表記は曲線調の字体とした。 、中位行から脱却するため、多くの店舗網を持っていた同じ中位行の（本店・兵庫県神戸市） と対等合併。 となる（存続会社は三井銀行）。 地域別店舗数 [ ] 年 京浜 その他の関東 近畿 北海道 東北 北陸甲信越 東海 中国四国 九州 1956年 45 0 30 2 0 3 5 5 9 1976年 90 13 30 2 1 2 7 3 4 1989年 145 24 37 2 1 2 8 3 6 キャラクター [ ]• （キャラクター通帳・キャッシュカードで採用していた）• （キャラクター通帳・キャッシュカードで採用されていた。 ホームラン坊や（1960年代に採用していたキャラクター） 関連人物 [ ] 詳細は「」を参照 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 三井銀行時代は看板が吊られていた。 さくら銀行東京営業部を経て（平成13年）から（平成22年）上旬まで三井住友銀行本店営業部・等の本社が入居。 その後2010年10月18日にへ移転。 三井銀行としての創業日は5月。 株式会社となったのは。 東都銀行は高田農商銀行として創立された古い銀行で中小企業と個人に強みを持っていた。 さくら銀行内には首都圏・関西系の太陽神戸銀行（正確にいえば太陽銀行と神戸銀行）の出身者と財閥系の三井銀行の出身者の対立が根深く、さくら銀行が神戸市内の支店の一部をに営業譲渡した際には太陽神戸銀行（神戸銀行）の出身者がみなと銀行に流れた経緯もある。 十五銀行店舗のうち旧第一銀行系店舗に吸収された店舗を除き、分離後の帝国銀行所属の店舗となる。 現存する旧東京銀行から譲り受けた店舗は渋谷支店 同店を譲受したことと同時に当行旧渋谷支店を廃止している。 東京銀行末期にあった同行渋谷支店は現在の渋谷明治通支店である。 と、小倉支店 現：三井住友銀行 北九州支店 の2店舗である。 店舗数では当行の約1. 5倍であったが、太陽神戸銀行は関東一円と阪神地方に店舗を多く保有していたのに対し、当行は京浜地方を中心とする南関東を中心に店舗を保有していたため地域的に温度差はあり、東京都内における店舗数はわずかながらであるが、三井のほうが多かった。 出典 [ ]• 『戦前期三井銀行企業取引関係史の研究』• 稲垣ほか（2000）：263ページ• 西垣・松島（1974）：219ページ• 大江（1959）：221ページ• 『三井銀行八十年史』• 『三井銀行 100年のあゆみ』• 『太陽神戸三井銀行の期待と不安』 参考文献 [ ]• 『明治国家の成立－天皇制成立史研究－』 、1959年。 353pp. 三井銀行八十年史編纂委員会編 『三井銀行八十年史』 三井銀行、 1957年。 西垣晴次・松島博『三重県の歴史』 、1974年。 県史シリーズ24、254pp. 日本経営史研究所編 『三井銀行 100年のあゆみ』 三井銀行、1976年。 小倉信次 『戦前期三井銀行企業取引関係史の研究』 泉文堂、1990年。 内海一郎 『太陽神戸三井銀行の期待と不安』 エール出版、1990年。 稲本紀昭・駒田利治・・飯田良一・・西川洋 『三重県の歴史』県史24、 、2000年。 302pp. 関連項目 [ ]•
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