日本で認可されている低用量(超低用量)ピル、 アンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユ、マーベロン、ファボワール、シンフェーズ、ルナベル、フリウェル、ヤーズの共通の回答です。 医師によって対応が異なることがございます。 主治医に確認が取れる場合は主治医の指示を優先するようにしてください。 1錠の飲み忘れに気がついた場合には、飲み忘れた錠剤をなるべく早く飲み、残りの錠剤も予定通りに服用してください。 【例:毎日夜の10時に服用していたが、水曜日に飲み忘れてしまった場合】 次の日の木曜日の夕方に気がついたら、その時点で忘れた分のピル1錠を服用してください。 その日の夜もいつも通り10時にその日の分のピル1錠を服用。 その日は合わせて2錠飲む事になってもかまいません。 避妊効果について 1回分の飲み忘れであれば、上記の対策をとれば避妊効果が落ちるようなことはまずありません。 ただし、頻繁に飲み忘れがある場合は、その限りではありません。 また、シートの初めやシートの最後を飲み忘れてしまい、休薬期間(偽薬期間)が1日以上延びてしまった場合は、避妊効果が減弱してしまうおそれがあります。 休薬期間中(偽薬期間中)に性行為があり不安な場合は、医師に相談しましょう。 また、7錠以上連続して服用するまでコンドームを使用するか、性交渉を避けるようにしてください。 2錠以上の飲み忘れに気がついた場合には、飲み忘れた錠剤のうち直近のもの1錠をなるべく早く飲み、残りの錠剤も予定通り服用してください。 また7錠以上連続して服用するまでコンドームを使用するか、性交渉を避けるようにしてください。 【例:毎日夜の10時に服用していたが、水曜日とその次の日(木曜日)に飲み忘れてしまった場合】 金曜日の夕方に2錠の飲み忘れに気がついたら、その時点で忘れた木曜日の分のピル1錠を服用してください。 水曜日の分は飲まないでください。 その日の夜もいつも通り10時にその日の分のピル1錠を服用。 その日は合わせて2錠飲む事になってもかまいません。 避妊効果について 飲み忘れが2錠以上の場合は、シートのどの週に飲み忘れたかによって、どの程度避妊効果に減弱があるかには差が生まれます。 まずは、7錠以上連続して服用するまでコンドームを使用するか、性交渉を避けるようにしてください。 飲み忘れの直近に性行為を行っていた場合は、医師に相談するようにしましょう。 できれば、1シート飲み終わるまでお待ちください。 ミナカラではピルを始めて最低でも2週間は飲み忘れなく飲んでいただくまで、コンドームなどでの避妊をおすすめしています。 休薬期間中でも飲み忘れなく飲んでいただいている場合は避妊効果があります。 ただし、次のシートの飲み始めを忘れてしまうと、避妊効果が下がってしまうおそれがあります。 休薬期間明けの服用は忘れないようにしてください。 ただし、医師が診断して問題ないと判断した場合には飲み合わせる事もあるお薬です。 医師がピルを服用している事を知っていて処方された場合は、医師の指示に従ってください。 それでも服用が不安な場合や診察時にピルの服用を医師に伝えていない方は、処方医に相談するようにしましょう。 くれぐれも自己判断で服用を止めないようにお願いします。 なお、病院を受診した際はピルを服用している事を必ず伝えるようにしましょう。 成分にアセトアミノフェンを含むものは飲み合わせに注意が必要となっています。 飲み合わせる事によってピルの血中濃度の上昇やアセトアミノフェンの血中濃度が低下する恐れがあります。 ただし医師が診断して問題ないと判断した場合には飲み合わせる事もあるお薬です。 医師がピルを服用している事を知っていて処方された場合は、医師の指示に従ってください。 それでも服用が不安な場合や診察時にピルの服用を医師に伝えていない方は、処方医に相談するようにしましょう。 くれぐれも自己判断で服用を止めないようにお願いします。 特に市販薬を使う場合には避けた方が安心でしょう。 アセトアミノフェンの含まれる医療用医薬品 ・カロナール ・コカール ・アセトアミノフェン など アセトアミノフェンの含まれる市販薬 ・タイレノール ・バファリンルナi ・バファリンルナJ ・バファリンプレミアム ・ノーシン ・ノーシン錠 ・ノーシン「細粒」 ・ノーシンホワイト錠 ・ノーシンホワイト〈細粒〉 ・ノーシンアイ頭痛薬 ・ハイタミン錠 ・ラックル ・ハッキリエース など この他にも解熱鎮痛薬や風邪薬にはアセトアミノフェンが含まれることがあるため、わからない場合は医師・薬剤師・登録販売者に相談するようにしてください。 ただし、ヤーズは「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン(ロキソニン)」などにも注意が必要なため、ヤーズ、ヤーズフレックスをお使いの方は担当の医師に相談してください。 ピルを使用中のときにも使える市販の風邪薬・痛み止めは、関連記事をごらんください。 関連記事 ピルと健康食品やサプリメントとの飲み合わせは基本的には大丈夫ですが、なかには注意が必要なものもあります。 セイヨウオトギリソウ(弟切草またはセント・ジョーンズ・ワート)が含まれている食品(サプリメントや健康食品など)はピルの効果を減弱させたり、不正出血の原因になるおそれがあるとされています。 セイヨウオトギリソウ含有のサプリメントなどは避けていただくことをおすすめいたします。 なおセイヨウオトギリソウの含まれる化粧水など外用に使うものでしたら問題ありません。 ほかにも注意の必要なサプリメントがいくつかあります。 ピルとサプリメントの飲み合わせについて詳しい情報は、関連記事をごらんください。 関連記事 ピルを飲んでいる方がインフルエンザの予防接種を受けていただいても何も問題はありません。 インフルエンザの予防接種が原因で効果が薄くなったり、不正出血が起きることはありません。 ただし、医師にはピルを使用していることを伝えるようにしましょう。 2017年10月現在、インフルエンザに使われている薬、タミフル、イナビル、リレンザは問題なくお使いできます。 インフルエンザで処方されるお薬は、インフルエンザの治療薬だけとは限りませんので、受診の際にはピルを使っていることを必ず医師に伝えましょう。 ピルを飲み始めて日が浅い場合には不正出血が起こりやすくなります。 飲み始めの出血はホルモンが安定するに従い徐々に減ってくるはずです。 出血が少量でしたら1シートが終わるまでは様子を見てください。 それでも続いている場合や、出血量が通常の生理より明らかに多い場合は医師にご相談ください。 服用後2時間以内に吐いてしまった場合は、速やかに再度ピルを服用してください。 24時間以上続く嘔吐がある場合は、1度ピルの服用を中止してください。 この場合は飲み忘れ扱いとして、回復後の対処はもしくはの方法にしたがって服用してください。 また、低用量ピルによる吐き気は、初めて飲む方にあらわれやすい症状です。 特に1シート目によく現れます。 体が慣れてくるに従い治まってくることが多く、個人差がありますが、1か月〜2か月ほどで吐き気は無くなると思われます。 ただし、吐き気があまりにひどい場合は医師に相談しましょう。 服用後2時間以内に下痢をした場合は、速やかに再度ピルを服用してください。 24時間以上続く重度の下痢がある場合は、1度ピルの服用を中止してください。 この場合は飲み忘れ扱いとして、回復後の対処は、もしくはの方法にしたがって服用してください。 抗アレルギー薬の中には「副腎皮質ホルモン剤(ステロイド剤)」が含まれる飲み薬もあり、低用量ピル(超低用量ピル)と一緒に使うとステロイドの代謝が阻害され、ステロイドの作用が増強するおそれがあります。 医師の判断によっては使い合わせることもあるため、使い合わせは医師に確認した方が良いでしょう。 なお、ステロイドの薬でも点鼻薬や目薬であればピルと使い合わせても問題ないと考えられます。 そのほか花粉症の薬との飲み合わせについて詳しくは、関連記事をごらんください。
次のピルと聞いて何を思い浮かべるでしょうか。 多くの人は、ピルは避妊目的で服薬する薬をイメージしますね。 ピルはホルモンのエストロゲンと、プロゲステロンが含まれた配合錠です。 エストロゲンとは女性ホルモンの一種で、 女性らしさをつかさどるほかに、 妊娠や美容にも関係する体に必須のホルモンです。 プロゲステロンは子宮内膜の異常肥厚を抑制し、 精神を安定させるなど幸福ホルモンと呼ばれることもあるそうです。 ピルはプロゲステロンとエストロゲンをバランスよく配合し、 互いのメリットを最大限に引き出すように調整されたお薬なのです。 そんなピルにはびっくりするほど様々な効果があるとドクターは言っています。 ピルの副効果についてそのドクターの言葉を引用してみました。 月経痛を楽にする。 月経量を少なくする。 貧血もよくなる。 月経不順をなおす。 ニキビ、多毛症をよくする。 子宮内膜症をよくする。 長期に服用すると卵巣癌、子宮体癌、良性の乳房疾患が減る。 PMS(月経前症候群)が軽減される場合がある。 次の項では、もう少し詳しく紹介します。 ピルの月経痛に対する効果 ピルには月経痛に関する様々な効果が期待されているといわれています。 生理痛がひどいというのは、いわゆる月経困難症というものです。 ピルを服用すると、生理の時の痛みを和らげ、月経血を減らす効果があります。 ピルは基本的には保険が使えない自費診療ですが、 ルナベルという薬のように、月経困難症に適応を持った 保険が使える薬も発売されています。 他にもピルは生理のタイミングを調整することができます。 どんな時に生理のタイミングを調整するかというと、 大事な彼とのデートや、大学のセンター試験日に生理が来ないようにすることができるそうです。 受験日に生理が来ると、トイレへ行くことを気にしたり、試験中も気になってしまいますよね。 生理のタイミングを調整することで、試験日のストレスを減らすために飲んでいる女性も多いのです。 大事な彼との旅行の日、 予定外の生理が来てしまったら、 ちょっと残念ですね。 ピルと上手に付き合うことで、楽しい毎日を過ごせるようになりますね。 こんなにもある!ピルの種類と特徴 フリウェルなど フリウェルはルナベルLDと同じ成分です。 何を配合しているのかというと、ドロスピレノンとエチニルエストラジオールという二つの成分を配合しています。 どちらも女性ホルモンでプロゲステロンとエストロゲンです。 プロゲステロンは妊娠の際に沢山出てくるホルモンで、排卵をストップさせる作用があり、エストロゲンは、卵胞が子宮内膜に着床しやすいように、内膜を増殖させふかふかのベッドのように子宮内膜を厚くします。 排卵を抑制する成分はプロゲステロンで、エストロゲンは、子宮内膜細胞を増殖ないし、調整する作用があります。 エストロゲンを配合することで、不正出血の副作用を減らします。 フリウェルには配合するプロゲステロンによって排卵を抑制することから、避妊効果が期待できます。 また、フリウェルはオーソという避妊薬とまったく同じ成分です。 避妊を適応症にした薬ではありませんが、月経困難症の際に服用するフリウェルには排卵抑制作用があるということを覚えておくと便利ですね。 フリウェルの副作用は、他のピルど同様に、不正出血、乳がん、子宮頸がん、血栓症を思い浮かべますよね。 しかし、フリウェルやピルで言われる出血、がん、血栓症の3つの副作用はそれほど心配する必要はないんです。 まずはフリウェルの血栓症の問題から見てみます。 血栓症が起こりやすい人は、40歳以上、または35歳以上で1日15本以上煙草を吸う人。 血栓症が起こりやすい期間は、服用開始3か月以内です。 その発現率はごく稀です。 フリウェルの不正出血は、ヤーズやルナベルULDなどの超低用量エストロゲン配合薬に比べれば少ないです。 配合するエストロゲンの量がヤーズやルナベルULDより多く、出血を減らす効果があります ヤーズやルナベルULDで不正出血が気になる人は、ルナベルLDやフリウェルLDをおすすめします。 ではガンはどうでしょうか。 もともとがんの無い人が、フリウェルを飲んで急にがんになるかというとそうではありません。 注意する人は、既ににがんがある人、また、乳がん家族歴がある場合です。 それ以外の人は、ほとんどがんのリスクはないとされているため、一般的に言われているほどがんとピルは関係が無いと言えます。 フリウェルの副作用は、正しいリスクを理解することで気にならなくなるでしょう。 いろいろなサイトにピルの飲み忘れについて記載がありますが、もしフリウェルを飲み忘れた場合、 対処法は添付文書を参考にするのが最善ですね。 添付文書によると、 万一前日の飲み忘れに気付いた場合、直ちに前日の飲み忘れた錠剤を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用する。 2日以上服薬を忘れた場合は、気付いた時点で前日分の1錠を服用し、当日の錠剤も通常の服薬時刻に服用し、その後は当初の服薬スケジュールとおり服用を継続すること。 ということです。 要するに、飲み忘れに気づいたらすぐに飲んで、同じ日にもう一錠飲むということです。 例えば毎日夜10時にフリウェルを飲んでいたとしましょう。 昼にフリウェルの飲み忘れに気づいた場合、その時点ですぐに飲んで、その日の夜10時にもう一度飲めばOKです。 第1世代、1相性のピルは先生によると、 月経量が確実に減り、 生理前のイライラなどのPMSと呼ばれる症状にも効果があるそうです。 一方、休薬中に出血が起こらないことが多々あり、 避妊目的には向いていません。 生理が来ないと避妊が確実にできているかわからないですよね。 また、不正出血と呼ばれる、急な出血が起こることがあるそうです。 第1世代 3相性のピル オーソ777など 先生によると、月経が週末にかからない、 月経量が確実に減るそうです。 一方で、飲む曜日が固定されてしまうので不便で、 予期せぬ出血もやや起こりやすいそうです。 第2世代 3相性のピル トリキュラーは予期せぬ出血が少なく、生理のタイミングが的確で、狙った日に生理を起こすことが可能なようです。 一方で、他のピルに比べて吐き気やむくみが起こりやすいとのことです。 第3世代 1相性のピル マーベロンや、ダイアンがこれにあたります。 先生によると、吹き出物に非常に有効であるとのことです。 ただ、血栓症の問題も言われています。 第4世代 1相性のピル ヤスミンや、ヤーズがこれにあたります。 吐き気、むくみ、体重増加などの副作用が少なく、吹き出物に効果があるそうです。 また休薬機関が短く、ヤーズは日本で保険適応となっています。 一方で、予期せぬ出血が起こりやすいことと、血栓症の問題も言われています。 以上のように、一言でピルといっても、様々な種類、特徴があると先生が言っていました。 30秒でできる で無料サンプルがもらえます。 また、 もやっています。
次の2018. 23 当院では月経困難症の治療薬として、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合錠(LEP製剤)を第1に考えています。 最近ではヤーズフレックス錠やジェミーナ錠といった長期連続服用が主流になっていますが、4週間ごとの月経を起こさせたい方には、3週間実薬服用し、1週間休薬するタイプのフリウェル配合錠LD・ULDを処方することがあります。 今回はフリウェル配合錠LDとULDについて説明します。 LDとULDの違い LDはlow dose(低用量)の略、ULDはultra low dose(超低用量)の略ですが、何が低用量・超低用量かというと、含まれている卵胞ホルモン(エストロゲン)の量です。 フリウェル配合錠は、ノルエチステロンという黄体ホルモンとエチニルエストラジオールという卵胞ホルモンの配合剤です。 LD、ULDともにノルエチステロンの含有量は1mgで同じですが、エチニルエストラジオールはLDが0. 035mgであるのに対し、ULDは0. 02mgとより低用量になっています。 エストロゲンは血栓症(血管の中に血の塊ができてしまう病気)のリスクを高めてしまうため、エストロゲン含有量が少ない方が血栓症のリスクが少なくなります。 そのため、一般的にはよりエストロゲンが少ないULDを第1選択として考えられています。 しかし、エストロゲンの含有量が少ない方が不正出血をきたしやすいとの報告もあります。 そのため、ULDの服用で不正出血が長引く場合には、あえてエストロゲンを増やしてLDに切り替えることもあります。 服薬にあたって フリウェル配合錠LDあるいはULDを初めて服用する場合は、できるだけ月経初日から(せめて月経5日目までの間に)開始しましょう。 また、時間も一定の時間に服用して頂く事をお勧めします。 休薬後、数日で出血が見られますが、実薬の効果で子宮内膜は通常よりも薄くなっているため、一般的に出血量は減少します。 微量な茶色帯下程度の場合もありますが、用法通り服用されているのであれば、まずご心配要りません。 7日間休薬したら、出血継続の有無に関わらず次のシートの1日目から服用し始めましょう。 その際、くれぐれも飲み忘れにご注意下さい。 もし、前日飲み忘れた場合には、気付いた時点で前日分1錠を服用し、当日分も服用時刻になりましたら1錠服用して下さい。 つまり、その日は1日に合計2錠服用することになります。 副作用、特に血栓症に注意 全てのLEP製剤に共通した注意ですが、エストロゲンにより血栓症のリスクが高まります。 頻度は少ないですが、服用3ヶ月以内の発生頻度が高いとも言われています。 もし以下の症状が現れましたら、服用をやめて救急医療施設か処方されたクリニック(当院で処方した場合は当院)へご連絡下さい。 ・ 突然の足の痛み、腫れ ・ 手足の脱力・まひ ・ 突然の息切れ、押しつぶされるような胸痛 ・ 激しい頭痛、舌のもつれ・しゃべりにくい ・ 突然の視力障害:見えにくいところがある、視野が狭くなる 先発品のフリウェルと同等の原薬、添加物、製造法で作られた後発品「オーソライズド・ジェネリック」が発売されました。 先発品と効果が同等で、費用が安いため、今までよりもお財布に優しくなっています。 ジェネリックに関するご質問は、処方せんをお持ち頂いた薬局でお尋ね下さい。 | | 外来のご案内 外来受診は原則として 予約制となります。 特に初診の方は、ご来院前に必ずご連絡をお願いいたします。 16 2018. 16 2018. 16 スタッフブログ 2020. 09 2020. 11 2020. 01 院長コラム 2020. 14 2020.
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