疼痛などのの除去に心がける。 臓器血流を維持するため、臥床安静とする。 必要により十分なを供給し、細胞の活性を促す。 制限に応じた日常生活の援助を行う。 安楽な体位の工夫をする。 食事療法• 高蛋白質、高エネルギー、高ビタミン食を摂る。 必要に応じ、塩分制限をする。 食欲不振を伴うときは、消化のよい食物を少量ずつ摂る。 栄養摂取量を正確に観察し、必要量に近づけるようにする。 食物の温度、色彩、香りなどの工夫をする。 肝性脳症のおそれがあるときは、蛋白質の制限をする。 胆汁排出の障害時は、脂肪制限をする。 、炎などの場合は、脂肪、卵などの制限をする。 禁酒指導• アルコール性のであれば肝臓は回復するので、勇気づけ、禁酒をはかる。 正常の場合でも、休肝日を設け、良質の蛋白質を摂りながらの適量のアルコール摂取とする。 アルコールの処理能力(1kg1時間につき0. 1g)を超えた場合は、脂肪肝になる。 [出典] (編著)江口正信/2014年3月刊行/.
次の」 「アルコールを飲んでいないのに数値が高かった。 」 こういった状態にもかかわらず、生活習慣を見直さずに肝硬変や肝臓癌になって後悔する人が後を立ちません。 肝臓は沈黙の臓器と呼ばれるぐらいで、多少の不調ぐらいでは自覚症状が出ません。 医療機関によって正常値(基準値)は様々ですが、出来れば50以下が望ましいといえるでしょう。 200以上だと危険域です。 400を越えるようだと入院も視野に入れるべきでしょう。 禁酒後に数値が落ち着けばとりあえずは一安心です。 とはいえ、血液検査の結果は一つの目安であり、必ずしも肝臓の状態を正確に反映しているわけではないので、油断は禁物です。 禁酒したのにも関わらず数値が高いままの場合はアルコール性肝障害の疑いがあります。 アルコール、脂肪、お菓子やフルーツといった毒素を肝臓に送り続けると処理能力を超えてしまい、中性脂肪が肝臓に定着します。 これが脂肪肝です。 「脂肪肝なんて食事制限と運動でなんとかなるから、そこまで危険な状態ではない」と医者が言っていた時代もありますが、今は違います。 最近の研究では脂肪肝の状態が続くと肝硬変や肝臓がんになってしまうリスクが爆発的に高くなることが明らかになっています。 (ここら辺のことを詳しく知りたければ日本大学医学部消化器科外科教授、高山忠利先生の著書「肝臓病の常識を疑え」を読むことをおすすめします。 先生は肝臓の世界的権威であり、著書の中で脂肪肝の危険性について言及されています。 ) 一度、肝硬変になってしまったらもう治ることはありません。 肝臓癌になりやすくなるし、体調が悪くなり生活も制限されます。 肝臓の機能が弱っているので分解しきれなかった毒素が全身を巡回。 その結果、肌がぼろぼろになったり一日中だるかったり頭が回らなくなったりします。 「元気ならばいろいろなことが出来るのに・・・」と歯がゆい思いだってします。 もちろん、お酒やおいしい物だって我慢しなければなりません。 「自分はお酒に強いから大丈夫だ。 」と過信しないでください。 酔うかどうかは中枢神経の問題であり、肝臓の強さとは無関係です。 それに、まったくお酒を飲まなくても脂肪やお菓子、運動不足、ストレスも肝臓を痛めつけます。
次の沈黙の臓器と言われるだけに、気づいたときには手遅れということも多いので 定期診断による早期発見は欠かせません。 診断でわかる肝機能数値の正常値は以下の通りとなっています。 詳しいことは、以下のコラムを読んでみてくださいね。 肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、自覚症状が現われにくく、気づいたときにはもう手遅れ…ということも十分にありえます。 というわけで早期発見のためにも定期的な健康診断は欠かせません。 そこで今回は、健康診断でわかる肝臓とかかわりの深い肝機能数値について、ご紹介したいと思います。 特にアルコール性肝障害や、胆石で胆道がふさがれたときに数値は上がりやすいと言われています。 以下、数値と疑われる病気について書いておきますので、参考にしてください。 数値が100を超えた場合は、禁酒も覚悟し、病院にも行くようにしましょう。 ・10~50(成人男性) ・ 9~32(成人女性) 正常値。 正常値より低くても問題ありません ・正常値の上限~100… アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎、脂肪肝で多くみられる数値です。 肝硬変、肝がんの可能性もあります。 ・100~200… アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性活動性肝炎で多くみられる数値です。 肝硬変、肝がん、脂肪肝、胆道疾患の可能性もあります。 ・200~500… アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ帯で多くみられる数値です。 慢性活動性肝炎の可能性もあります。 ・500以上… 急性アルコール性肝炎、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ帯などでみられる数値です。 これらはほとんど同じ働きをするのですが、GPTのほとんどは肝臓に存在するのに対し、GOTは肝臓だけでなく、腎臓や赤血球、心臓や手足の筋肉などにも存在するという違いがあります。 これらは、肝臓に含まれる酵素で、肝細胞が壊れたり、細胞膜の透過性が増すことで、血液中に酵素が流れ出すことで、数値があがります。 したがって、肝臓に異常があった場合は、ほとんどの場合両方の数値が上がりますが、GOTの数値だけが上がって、GPTの数値が上がらない場合は、心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたなどが考えられます。 肝臓において、GPTとGOTの数値を比べると、脂肪肝や慢性肝炎の場合はGPTがGOTの数値を上回り、症状が肝硬変に進行すると逆転してGOTがGPTを上回ることになります。 これより低いからと言っても特に問題はないのでご安心ください。 正常値以上100未満の場合は、慢性肝炎や肝硬変、脂肪肝の疑いがあるので要注意。 また、ウイルス性肝炎の場合は、数値が100を越え、悪化すれば500を越える数値になることもあります。 ここまでくれば立派な病気。 絶対にすぐに病院へ行って治療を受けましょう。 手遅れになる前に、自分の数値がどれくらいなのか、自分の肝臓がどういった状態なのかを認識し、正常値を上回っている場合はきちんと病院に行くようにしましょう。 そのときは禁酒も覚悟しなければならないかも知れません。 そうならないためにも、日頃からアルコールの摂取量には注意しながら、「その時だけ楽しければ良い」ではなく、「いつまでも楽しくお酒を飲めるように」、自分で自分のカラダをいたわってあげるようにしましょう。
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