そのため、痛みや熱を和らげようと自宅にある解熱鎮痛剤を使いたくなるかもしれませんね。 しかし、インフルエンザのときの市販解熱鎮痛剤の使用には、十分に注意しましょう。 アスピリンとは非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)の一種で、長きにわたり、解熱鎮痛剤として使用されています。 しかし、15歳未満のインフルエンザ患者がアスピリンを服用したのち、「ライ症候群」を発症して死に至った事例がアメリカで報告されました。 そのため、日本でも15歳未満のインフルエンザ患者はアスピリンの使用を避けることとされており、大人もやむを得ない場合を除いて使用を避けるのが一般的です。 ライ症候群 インフルエンザや水痘(水ぼうそう)といったウイルス感染症ののち、激しい吐き気や嘔吐、錯乱、嗜眠(しみん:反応が鈍くなること)といった症状が現れ、けいれん発作や昏睡から死に至ることもある病気です。 ライ症候群は、子供の感染症患者がアスピリンを服用した際に起こりやすいことが知られています。 インフルエンザ脳症 インフルエンザによる発熱が生じてから多くは数時間~48時間以内に発症し、嘔吐や意識障害、異常言動・行動、けいれんといった症状が現れる疾患で、治療法は確立していません。 今のところ原因は解明されていないものの、アスピリンなどの解熱鎮痛剤の関与が指摘されています。 インフルエンザの際でも、合併症を起こす危険性が低いものであれば服用しても問題ないとされています。 喉の乾燥を防ぐ インフルエンザでは喉が強く炎症を引き起こします。 その結果、喉の粘膜を覆う粘液の産生量が減少して乾燥しやすくなりますが、喉の乾燥は線毛(喉に侵入した細菌やウイルスをキャッチして排除する働きのある構造)の働きを弱め、さらに病原体に感染しやすくなるという悪循環に陥ることも少なくありません。 このため、インフルエンザにかかったときは、加湿器や濡れタオルなどで室内を十分に加湿し、温かい飲み物を摂るなどして喉の乾燥を予防しましょう。 無理せずよく休む インフルエンザに限りませんが、体調が悪い時には休息・睡眠時間を十分に確保してしっかり身体を休めるようにしましょう。 家事や育児がある場合でも、無理をすると治りが遅くなるばかりでなく、周囲に感染を拡げてしまうこともありますでのできるだけ安静にして寝ているようにしましょう。 特にインフルエンザを発症していると思われる際には、自己判断で市販薬を使用するのではなく、医療機関を受診して適切な治療を受けてください。
次の・5歳(特に2歳)未満の乳幼児 ・65歳以上の高齢者 ・肺や気管支などの呼吸器に慢性疾患がある人 ・心臓、肝臓、腎臓などに持病がある人 ・糖尿病や血液疾患(白血病など)などで免疫が弱っている人 ・妊娠中、または産後2週間以内の女性 上記に当てはまらない場合には、症状がよほど重くなければ、抗インフルエンザ薬を使わなければいけない理由はありません。 となると。 3種類あった治療薬のうち、 (1)熱や痛み、怠さを和らげる薬(解熱鎮痛薬) (2)咳や鼻水などの症状を和らげる薬(咳止め、抗ヒスタミン剤など) は、ドラッグストアでも手に入りますから… 病院を受診しなくても、病院で処方されるものと似たようなお薬を飲みながら、家でじっくり療養することだって、選択肢になる訳です。 インフルエンザの流行シーズンは、病院なんてどこも大混雑。 高熱でしんどい体を引きずって、待合室で2時間待たされる…なんて思いをしなくても、自宅で治せたらいいですよね。 ただし。 市販のお薬で治療する時には、注意しなければならないことがあるんです。 それは、 「飲んではいけないお薬」に気をつける ということ。 では、インフルエンザの時に飲んではいけないお薬について、お伝えしますね。 インフルエンザ、市販薬で治すなら飲んではいけない薬に気をつけて! インフルエンザの辛い症状には、 ・高熱 ・寒気 ・全身倦怠感 ・節々の痛み ・頭痛 などがありますよね。 これら• 怠さ の症状を和らげてくれるのが、解熱鎮痛薬(痛み止め・熱冷まし)です。 私もインフルエンザで病院を受診した患者さんには、大抵の場合、解熱鎮痛薬を処方していますね。 ところが。 解熱鎮痛薬の中には、インフルエンザの人は内服してはいけないものが複数あるんです。 知らずに市販の解熱鎮痛薬や風邪薬を飲んでしまうと…合併症が増えてしまうリスクもあるんですよ。 ここでは、飲んではいけない解熱鎮痛薬について… ・どれを飲んではいけないのか? ・なぜ飲んではいけないのか? を解説します。 インフルエンザの時、『アセトアミノフェン』以外の解熱鎮痛薬は避けた方がいい インフルエンザの人に医師が処方する解熱鎮痛薬は、基本的には『アセトアミノフェン』という成分のものだけです。 少なくとも私は、他の解熱鎮痛薬は処方しません。 解熱鎮痛の成分がアセトアミノフェンだけのものがほしいんですけど… と相談して選ぶのがおすすめです。 アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬を避けた方がいい理由 アセトアミノフェン以外を避ける理由、それは… インフルエンザにかかっている患者さんが、アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬を内服すると、稀ではありますが、病状が悪化することがあるからです。 脳炎や脳症を発症するリスクが上がる インフルエンザにかかった際に、脳炎や脳症を発症し、亡くなってしまうことがあります。 インフルエンザに関連して起こる脳炎、脳症は ・ライ症候群(脳炎+急性の肝不全) ・インフルエンザ脳症 ・インフルエンザ脳炎 この3つなのですが… アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬を内服していると、これらの発症率が高まり、死亡したというケースも。 上記は主に小児での報告ですが、ちゃんと代用薬があるのですから、大人だって避けておいた方が無難です。 インフルエンザ以外のウイルス性疾患だった際に、危険である可能性がある もう一つは、インフルエンザ以外のウイルス性疾患だった場合にまずいことがある、という理由です。 数年前、デング熱が日本で流行したことがありましたが… デング熱にかかり、ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)を飲んでしまった患者さんが、血小板(血液中の血を止める成分)が激減し、出血しやすくなり、重症化してしまいました。 こういうことが起こるので… 「ウイルスの種類がなんだか分からない時は、不用意にロキソニンなどの解熱鎮痛薬を処方するのではなく、アセトアミノフェンにしましょう」 というのが、お約束なんですね。 今のあなたの高熱と筋肉痛は、実はインフルエンザではないかもしれません。 であれば、やっぱりアセトアミノフェンにしておくのが安心なんです。 アセトアミノフェンにしておけば安心 え〜、なんか難しい… と思ったかもしれませんが、要は とにかくアセトアミノフェンにしておけばOK ということ。 これさえ押さえておけば、あとの成分は基本大丈夫です。 とはいえ、やっぱり心配…というあなたに。 次は、インフルエンザの時にドラッグストアやAmazon、楽天などでも購入可能な、内科医おすすめのお薬をご紹介しますね。 市販薬でインフルエンザにおすすめなのはこの2つ! では、ドラッグストアやネット通販でも購入可能な、インフルエンザにおすすめのお薬をご紹介します。 購入・内服される際には、念のためご自身で成分の確認をされるようお願いしますね。 (記事作成より後に、お薬の仕様変更などがあると困るので、念のため!) 1. アセトアミノフェン まずは解熱鎮痛薬。 そう、アセトアミノフェンを選べば良かったんですよね。 ここでは、 ・解熱鎮痛の成分はアセトアミノフェンだけ ・眠くなる成分が含まれていない というお薬をご紹介しますね。 商品名 1錠中の成分 バファリンルナJ アセトアミノフェン100mg タイレノールA アセトアミノフェン300mg ラックル速容錠 アセトアミノフェン300mg 1回量は成人女性なら300〜400mg、成人男性なら400〜500mg、4〜6時間以上の服用間隔で、1日3回程度までが目安です。 (ただし、内服可能な量の上限は1日1500mg) アセトアミノフェンは肝臓で代謝するタイプのお薬であるため、肝障害が指摘されている方には適さない場合も。 肝障害のある方の場合、内服には医師の判断が必要です。 【注意】リンク先に、別の商品が一緒に並んで表示されることがありますのでご注意下さい! 商品名とパッケージ写真をよく見て購入して下さいね。 【注意】そのバファリン、本当にアセトアミノフェンですか? 市販薬を選んでもらう際に、1つ大切な注意点があります。 ドラッグストアに行くと、たくさん並んでいるバファリン。 でも…同じ「バファリン」でも、名前によって成分が全然違うって知っていますか? 薬の名前 鎮痛成分 バファリンA アセチルサリチル酸(アスピリン) バファリンEX ロキソプロフェンナトリウム バファリンプレミアム イブプロフェン+アセトアミノフェン バファリンルナJ アセトアミノフェン バファリンルナi イブプロフェン+アセトアミノフェン 小児用バファリン アセトアミノフェン 風邪薬タイプを除いたものでも、これだけの種類があって… この中で、鎮痛成分がアセトアミノフェンだけなのは ・バファリンルナJ ・小児用バファリン この2つだけ。 ここ、購入する時にはよ〜く気をつけて下さい。 ひどい鼻づまり対策ならこの作戦で! おすすめした2つの薬は、主にインフルエンザの ・発熱 ・関節痛 ・筋肉痛 ・頭痛 ・全身倦怠感 といった、痛みや熱を和らげるタイプのお薬でしたが… インフルエンザでしんどいのは、それだけじゃないですよね。 鼻水・鼻づまり対策については、耳鼻科の先生に教えてもらい、詳しく解説した記事がありますので、そちらを参考になさって下さいね。 3つのお薬を正しい順番で使うことで、ひどい鼻づまりを解決した方法をお伝えしています。 ここまで、インフルエンザにかかった時の市販薬の選び方について説明しましたが… 中には家で頑張らずに、初めから病院に来てもらいたい人もいます。 次は、どんな人が病院に来た方がいいのかをお伝えしますね。 スポンサーリンク 病院で処方を受けた方が良いのはこんな場合 病院で処方されるのと同じ成分のものがドラッグストアで手に入るなんて、とっても便利。 でも、病院に行って処方を受けた方が良いケースもあります。 薬を飲んでいるのに、ちっとも症状が改善しない… こんな時には、実はインフルエンザじゃなかったとか、インフルエンザの後に肺炎になっちゃった…なんて可能性もあります。 「おかしいな」と思ったら、我慢しすぎずに病院を受診して下さいね。 インフルエンザになった時、自宅でできる薬以外のケア インフルエンザにかかったときは、お薬を飲む以外のケアも大切です。 ここでは、お家で療養する時のポイントをお伝えしますね。 とにかくゆっくり休む! これ…なかなかできない人も多いのですが、一番重要かも。 ゆっくり休まないと、免疫もしっかり働けないので、結果として治るまでにかかる期間が長引いてしまうんですよね。 インフルエンザになったら、しっかり休養を取りましょう。 熱の下げすぎには要注意 熱を下げすぎると、かえって症状が長引きます。 ・高熱で体表面から失われる水分が増える ・食欲がなく食事があまりとれない といったことから、脱水になりやすくなります。 水分はこまめに補給しましょうね。 目安はトイレの回数。 尿がいつもと同じくらいの回数、量で出ていればOKです。 濃い尿が少ししか出ない時は脱水ですので、飲む回数を増やしてみて下さい。 10代の患者さんでは異常行動に注意! これは、病院にかかろうと、かかるまいと共通なのですが… 10代の患者さんでは、インフルエンザにかかった際に異常行動がみられているため、注意が必要です。 10代の患者さんがインフルエンザにかかった場合は ・家で一人にしない ・窓に鍵をかける などの対策をして下さいね。 インフルエンザで起こる異常行動については、 こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。 ちなみに… 外来で結構よく聞かれるのですが、入浴は問題ありません。 体力的にきつくなければ、お風呂もシャワーもOKです。 まとめ インフルエンザを市販薬で治したい… そんな時、おすすめの薬と注意点をお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 最後に、この記事でお伝えしたことをまとめます。
次の・5歳(特に2歳)未満の乳幼児 ・65歳以上の高齢者 ・肺や気管支などの呼吸器に慢性疾患がある人 ・心臓、肝臓、腎臓などに持病がある人 ・糖尿病や血液疾患(白血病など)などで免疫が弱っている人 ・妊娠中、または産後2週間以内の女性 上記に当てはまらない場合には、症状がよほど重くなければ、抗インフルエンザ薬を使わなければいけない理由はありません。 となると。 3種類あった治療薬のうち、 (1)熱や痛み、怠さを和らげる薬(解熱鎮痛薬) (2)咳や鼻水などの症状を和らげる薬(咳止め、抗ヒスタミン剤など) は、ドラッグストアでも手に入りますから… 病院を受診しなくても、病院で処方されるものと似たようなお薬を飲みながら、家でじっくり療養することだって、選択肢になる訳です。 インフルエンザの流行シーズンは、病院なんてどこも大混雑。 高熱でしんどい体を引きずって、待合室で2時間待たされる…なんて思いをしなくても、自宅で治せたらいいですよね。 ただし。 市販のお薬で治療する時には、注意しなければならないことがあるんです。 それは、 「飲んではいけないお薬」に気をつける ということ。 では、インフルエンザの時に飲んではいけないお薬について、お伝えしますね。 インフルエンザ、市販薬で治すなら飲んではいけない薬に気をつけて! インフルエンザの辛い症状には、 ・高熱 ・寒気 ・全身倦怠感 ・節々の痛み ・頭痛 などがありますよね。 これら• 怠さ の症状を和らげてくれるのが、解熱鎮痛薬(痛み止め・熱冷まし)です。 私もインフルエンザで病院を受診した患者さんには、大抵の場合、解熱鎮痛薬を処方していますね。 ところが。 解熱鎮痛薬の中には、インフルエンザの人は内服してはいけないものが複数あるんです。 知らずに市販の解熱鎮痛薬や風邪薬を飲んでしまうと…合併症が増えてしまうリスクもあるんですよ。 ここでは、飲んではいけない解熱鎮痛薬について… ・どれを飲んではいけないのか? ・なぜ飲んではいけないのか? を解説します。 インフルエンザの時、『アセトアミノフェン』以外の解熱鎮痛薬は避けた方がいい インフルエンザの人に医師が処方する解熱鎮痛薬は、基本的には『アセトアミノフェン』という成分のものだけです。 少なくとも私は、他の解熱鎮痛薬は処方しません。 解熱鎮痛の成分がアセトアミノフェンだけのものがほしいんですけど… と相談して選ぶのがおすすめです。 アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬を避けた方がいい理由 アセトアミノフェン以外を避ける理由、それは… インフルエンザにかかっている患者さんが、アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬を内服すると、稀ではありますが、病状が悪化することがあるからです。 脳炎や脳症を発症するリスクが上がる インフルエンザにかかった際に、脳炎や脳症を発症し、亡くなってしまうことがあります。 インフルエンザに関連して起こる脳炎、脳症は ・ライ症候群(脳炎+急性の肝不全) ・インフルエンザ脳症 ・インフルエンザ脳炎 この3つなのですが… アセトアミノフェン以外の解熱鎮痛薬を内服していると、これらの発症率が高まり、死亡したというケースも。 上記は主に小児での報告ですが、ちゃんと代用薬があるのですから、大人だって避けておいた方が無難です。 インフルエンザ以外のウイルス性疾患だった際に、危険である可能性がある もう一つは、インフルエンザ以外のウイルス性疾患だった場合にまずいことがある、という理由です。 数年前、デング熱が日本で流行したことがありましたが… デング熱にかかり、ロキソニン(ロキソプロフェンナトリウム)を飲んでしまった患者さんが、血小板(血液中の血を止める成分)が激減し、出血しやすくなり、重症化してしまいました。 こういうことが起こるので… 「ウイルスの種類がなんだか分からない時は、不用意にロキソニンなどの解熱鎮痛薬を処方するのではなく、アセトアミノフェンにしましょう」 というのが、お約束なんですね。 今のあなたの高熱と筋肉痛は、実はインフルエンザではないかもしれません。 であれば、やっぱりアセトアミノフェンにしておくのが安心なんです。 アセトアミノフェンにしておけば安心 え〜、なんか難しい… と思ったかもしれませんが、要は とにかくアセトアミノフェンにしておけばOK ということ。 これさえ押さえておけば、あとの成分は基本大丈夫です。 とはいえ、やっぱり心配…というあなたに。 次は、インフルエンザの時にドラッグストアやAmazon、楽天などでも購入可能な、内科医おすすめのお薬をご紹介しますね。 市販薬でインフルエンザにおすすめなのはこの2つ! では、ドラッグストアやネット通販でも購入可能な、インフルエンザにおすすめのお薬をご紹介します。 購入・内服される際には、念のためご自身で成分の確認をされるようお願いしますね。 (記事作成より後に、お薬の仕様変更などがあると困るので、念のため!) 1. アセトアミノフェン まずは解熱鎮痛薬。 そう、アセトアミノフェンを選べば良かったんですよね。 ここでは、 ・解熱鎮痛の成分はアセトアミノフェンだけ ・眠くなる成分が含まれていない というお薬をご紹介しますね。 商品名 1錠中の成分 バファリンルナJ アセトアミノフェン100mg タイレノールA アセトアミノフェン300mg ラックル速容錠 アセトアミノフェン300mg 1回量は成人女性なら300〜400mg、成人男性なら400〜500mg、4〜6時間以上の服用間隔で、1日3回程度までが目安です。 (ただし、内服可能な量の上限は1日1500mg) アセトアミノフェンは肝臓で代謝するタイプのお薬であるため、肝障害が指摘されている方には適さない場合も。 肝障害のある方の場合、内服には医師の判断が必要です。 【注意】リンク先に、別の商品が一緒に並んで表示されることがありますのでご注意下さい! 商品名とパッケージ写真をよく見て購入して下さいね。 【注意】そのバファリン、本当にアセトアミノフェンですか? 市販薬を選んでもらう際に、1つ大切な注意点があります。 ドラッグストアに行くと、たくさん並んでいるバファリン。 でも…同じ「バファリン」でも、名前によって成分が全然違うって知っていますか? 薬の名前 鎮痛成分 バファリンA アセチルサリチル酸(アスピリン) バファリンEX ロキソプロフェンナトリウム バファリンプレミアム イブプロフェン+アセトアミノフェン バファリンルナJ アセトアミノフェン バファリンルナi イブプロフェン+アセトアミノフェン 小児用バファリン アセトアミノフェン 風邪薬タイプを除いたものでも、これだけの種類があって… この中で、鎮痛成分がアセトアミノフェンだけなのは ・バファリンルナJ ・小児用バファリン この2つだけ。 ここ、購入する時にはよ〜く気をつけて下さい。 ひどい鼻づまり対策ならこの作戦で! おすすめした2つの薬は、主にインフルエンザの ・発熱 ・関節痛 ・筋肉痛 ・頭痛 ・全身倦怠感 といった、痛みや熱を和らげるタイプのお薬でしたが… インフルエンザでしんどいのは、それだけじゃないですよね。 鼻水・鼻づまり対策については、耳鼻科の先生に教えてもらい、詳しく解説した記事がありますので、そちらを参考になさって下さいね。 3つのお薬を正しい順番で使うことで、ひどい鼻づまりを解決した方法をお伝えしています。 ここまで、インフルエンザにかかった時の市販薬の選び方について説明しましたが… 中には家で頑張らずに、初めから病院に来てもらいたい人もいます。 次は、どんな人が病院に来た方がいいのかをお伝えしますね。 スポンサーリンク 病院で処方を受けた方が良いのはこんな場合 病院で処方されるのと同じ成分のものがドラッグストアで手に入るなんて、とっても便利。 でも、病院に行って処方を受けた方が良いケースもあります。 薬を飲んでいるのに、ちっとも症状が改善しない… こんな時には、実はインフルエンザじゃなかったとか、インフルエンザの後に肺炎になっちゃった…なんて可能性もあります。 「おかしいな」と思ったら、我慢しすぎずに病院を受診して下さいね。 インフルエンザになった時、自宅でできる薬以外のケア インフルエンザにかかったときは、お薬を飲む以外のケアも大切です。 ここでは、お家で療養する時のポイントをお伝えしますね。 とにかくゆっくり休む! これ…なかなかできない人も多いのですが、一番重要かも。 ゆっくり休まないと、免疫もしっかり働けないので、結果として治るまでにかかる期間が長引いてしまうんですよね。 インフルエンザになったら、しっかり休養を取りましょう。 熱の下げすぎには要注意 熱を下げすぎると、かえって症状が長引きます。 ・高熱で体表面から失われる水分が増える ・食欲がなく食事があまりとれない といったことから、脱水になりやすくなります。 水分はこまめに補給しましょうね。 目安はトイレの回数。 尿がいつもと同じくらいの回数、量で出ていればOKです。 濃い尿が少ししか出ない時は脱水ですので、飲む回数を増やしてみて下さい。 10代の患者さんでは異常行動に注意! これは、病院にかかろうと、かかるまいと共通なのですが… 10代の患者さんでは、インフルエンザにかかった際に異常行動がみられているため、注意が必要です。 10代の患者さんがインフルエンザにかかった場合は ・家で一人にしない ・窓に鍵をかける などの対策をして下さいね。 インフルエンザで起こる異常行動については、 こちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。 ちなみに… 外来で結構よく聞かれるのですが、入浴は問題ありません。 体力的にきつくなければ、お風呂もシャワーもOKです。 まとめ インフルエンザを市販薬で治したい… そんな時、おすすめの薬と注意点をお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 最後に、この記事でお伝えしたことをまとめます。
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