初夏に旬を迎えるらっきょう。 採れたてを逃さず漬け物にすれば、一年中みずみずしさを味わうことができます。 材料はシンプルで、漬け方は驚くほど簡単! らっきょうの下処理の方法から、甘酢漬けと塩漬けの基本のレシピと漬け方を料理研究家の小島喜和さんに教えてもらいました。 らっきょうの下処理 らっきょうを漬けたことがないと「下処理が大変そう」「長い期間漬け込まなくては」と思うかもしれません。 でも下処理はとても簡単で、そこをクリアしてしまえば、らっきょう漬けは済んだも同然。 「水で洗うだけだから面倒な手間はないんです。 しかも、作ってから3日程度で食べられる漬け方ですよ」と小島さん。 5月から7月にかけて、旬のらっきょうが土の付いた状態で店頭に並びはじめます。 土付きの方が身がしまっていて美味しいけれど、時間がない場合はすでに洗ってあるらっきょうを使っても。 手で軽くもむようにすると、土と一緒に大まかな皮も取り除かれます。 力を入れなくてもするっとむくことができます。 根の部分はほんの少し切り落とすだけでOK。 ここでらっきょうの薄皮が完全に取り除かれます。 らっきょうの巻きが甘いものは、この時点で軽く塩もみをするとキュッと締まります。 水分が残っていると、漬けて保存する際、漬け汁が薄まり、保存時にカビが発生するなど、失敗の原因になることもあるので、このひと手間を惜しまないで。 らっきょうの甘酢漬けレシピ 「らっきょう漬けは保存食ではありますが、数日漬けただけでも十分。 浅漬け、古漬け、段階ごとの美味しさがあります」 小島さんが教えてくれたのは、水を加えないことで長期保存が可能な甘酢漬けレシピ。 また、漬け汁を火にかけなくてもよい方法なので手軽です。 シンプルである分、ダイレクトに味に反映されます。 材料(1L容器分)• らっきょう(皮付き)…500g• 赤唐辛子…2本 <漬け汁>• 酢…175ml• 砂糖…100〜125g(お好みで)• 塩…30g• 作り方 1)甘酢の漬け汁を作る 漬け汁の材料をすべて合わせ、溶けるまで菜箸などでかき混ぜます。 2)容器にらっきょうと漬け汁を入れる 熱湯をかけて消毒した容器に、下処理したらっきょう、赤唐辛子を入れ、1を注ぎ入れます。 ムラができないように、ときどき上下を入れ替えましょう。 容器は密封性の高いものを選ぶと長期間の保存が可能。 3)漬けて3日後から食べられる! 食べ始めの目安は3日から1週間。 この段階でもらっきょうにしっかりと味がしみ込んでいて、漬けたてのシャキッとした歯ごたえを存分に楽しめます。 食べる分だけ取り出したら、残りはしっかり密閉させて保存をすれば1年間は持ちます。 冷蔵庫に入れておくとシャキシャキ感をキープできます。 らっきょうの塩漬けレシピ らっきょうは、甘くない漬け方もおすすめ。 たくさん手に入ったら半分は塩漬けにしてみませんか? 材料は水と塩だけ! 材料(1L容器分)• らっきょう(皮付き)…500g <漬け汁>• 水…600ml• 塩…60g 1)塩漬け用の塩水を作る 小さめの鍋に分量の水と塩を入れ、軽く煮立たせます。 目で見て塩が溶けきっているようであれば大丈夫。 2)らっきょうと1を容器に入れる 保存容器にらっきょうを入れ、冷ました1を注ぎます。 工程はたったこれだけ! 10日後から美味しく食べられます。 塩だけであっさり仕上げることでらっきょうの持つさわやかな風味が際立ち、食べる手が止まりません。 こちらも1年間保存できます。 漬け汁は調味料に使える 甘酢漬けの汁は残りがち。 せっかくうまみが濃縮されているので、調味料として使ってみませんか? 縦に切ったきゅうりを漬けて、冷蔵庫で1〜2時間冷やすだけ。 すぐ食べられるさっぱりとしたおかずの完成です。 あるいはドレッシングに少量加えても、さわやかな酸味が立っていいアクセントに。 「私は毎年3〜4kgはらっきょうを漬けています。 そのまま食べる以外に、魚のフライにかけるタルタルソースに刻んで入れるのもおすすめです」 初めてでも失敗することなく作れるらっきょうの漬け方。 らっきょう本来の歯ごたえを、まずは浅漬けで味わってみてください。 そして残りは保存食として少しずつ食べる楽しみが待っています!.
次のいや、もっと手軽にらっきょうを漬けたいし、子どもたちに手作りの らっきょうを食べさせたい! と考えたところ、こんなものが・・・ 便利な 洗いらっきょうというものがあるんです! 洗いらっきょうとは 洗いらっきょうとは茎と根を切り落とし、土と表面の皮を剥いていて、芽が出ないように塩水で処理されています。 塩につけたり煮沸したりせずに、さっと洗ってすぐに漬けることができるんです。 収穫後洗われて水を含んでいるので、カリカリ感は泥付きらっきょうに負けますが、手軽に漬けられるのがいいところ。 今回はこの 洗いらっきょうを使ってらっきょうを漬けてみますね! 使ったらっきょうはこちら! JA高知はたの洗いらっきょう1kg くじらのマークがかわいいです。 近所のスーパーで1000円くらいでした。 良く見て、新鮮そうなものを選んでくださいね。 ネットで簡単に買うこともできます!1kg~で売っているので、買い物に行くと重たくなるのでネットだと便利ですね! 超簡単ならっきょうの漬け方のレシピ らっきょうの袋に書いてたレシピどうりに作りたいと思います。 らっきょうを流水で洗ってザルにあげ、十分に水気を切っておく。 漬け込み後20日くらいから食べられます。 私は コープ自然派の種子島洗糖を使ったので、調味液が茶色くなりました。 精製度が低く、ミネラルを含んでいるので体にはいいですよ~。 らっきょうを白くしたい方は、白いお砂糖を使った方がいいですね。 らっきょう酢を作るのがめんどくさい人には、らっきょう酢も一緒に入ってるセットもあります。 こちらはらっきょうで有名な鳥取の砂丘で取れた、砂丘らっきょう。 スーパーで売ってるらっきょうは長期間店頭に置かれていると水が出て、新鮮ではなくなっているものもあるので、ネット通販で買う方が新鮮なものが手に入るかもしれません。 らっきょう漬け瓶のおすすめ スタンダードなのは 瓶ですね。 空気にふれることが少ないので保存に適しているようです。 瓶を使うなら梅シロップでも使える セラーメイト、 Le Perfait(ル・パルフェ)あたりがおすすめ。 両方共、使っていますが特に セラーメイトがおすすめ。
次のご家庭で簡単に作れる本格梅干し 当ページでは昔ながらの手作り梅干の作り方(レシピ)を梅の本場、紀州みなべの梅農家が丁寧に分かりやすく、そして詳しくご紹介いたします。 昔懐かしい酸っぱい梅干ですが、塩だけを使った無添加製法で作ることで保管方法によっては10年以上もつとも言われる伝統的な製法です。 塩のみで漬けた梅干しは、和歌山県では白干梅といわれています。 また、梅は医者いらずといわれるように、クエン酸などの効果として、 熱中症予防や夏バテ、疲労回復、肥満防止などの健康効果が注目されています。 はじめての方でもご家庭で簡単に作れますので是非チャレンジしてみてください。 梅干を作る時期は6~7月頃。 梅干作りに必要な 生の梅(完熟梅)は6月中旬~7月上旬頃の短い期間にしか手に入らないので注意が必要です。 梅酢が上がるまで日数がかかってしまうと、梅が傷んでしまう可能性が高くなります。 漬けて2日ほどで梅酢の上がりをチェックして、上がりはじめていればそのままにし、少ない場合は重石を追加します。 何度も容器を開け閉めするとカビの原因にもなりますので注意してください。 焼酎をほんの少量回し入れ、カビを防ぎます。 梅の表面の一部にカビが発生していた場合は、その梅をすぐに取り除きます。 梅や梅酢全体にカビが広がっている場合は取り返しがつかない場合もありますので、道具の消毒や保管場所、容器内を綺麗にしておく事を心掛けましょう。 できれば一日に一回梅を裏返しましょう。 皮が破れやすいため裏返し作業はやさしく行ってください。 暑い日中に無理に裏返そうとすると皮が破れることがありますので、夕方や翌朝でもかまいません。 ザルは夕方になる前に屋内に取り込みます。 ふっくらと仕上げるため1日目のみ梅酢の入った容器に梅を漬け戻します。 万一の雨に備えて夜間は屋内か屋根のある場所に移動させておきます。 しっとりめが良ければ朝に、乾きめが良ければ夕方に取り込みます。 ほとんどの場合は塩の結晶が固まったものと考えられます。 よくある質問(FAQ) キズのある完熟梅で漬けても大丈夫ですか? 多少黒くなっていたり、皮に擦りキズがある程度なら漬けて差し支えありません。 漬けた後に消えてしまいます。 ただし、大きなキズのあるものや斑点のあるのも、虫食いはカビの原因にもなりますので必ず取り除いてください。 アク抜きは必要ですか? 黄色く熟した梅(完熟梅)を使う場合はアク抜きの必要はありません。 水に長時間浸けると逆に痛みますので洗うだけにしておいてください。 青梅を追熟させずにそのまま使う場合は、2~4時間程度アク抜きが必要になります。 しかし梅干しができた時に皮や果肉が硬くなってしまう場合があります。 青梅を使う場合は常温で2~3日ほど置き、黄色く追熟させてから漬けましょう。 ビニール袋などに入っている場合は必ず出してください。 必ず常温で置いてください。 ) 塩は粗塩以外を使っても大丈夫ですか? 粗塩以外でも可能ですがおすすめは致しません。 精製塩はサラサラのため梅にかからず容器の下にたまってしまいます。 また、梅干しの味は塩で決まります。 にがり成分(ミネラル)を多く含み、しっとりとして梅になじみやすく梅酢も上がりやすいため梅干しに適しています。 塩分は約20%で漬ける理由は? 梅干の塩分は18~20%で漬けることをおすすめしております。 カビが生えにくく、出来上がったあと常温でも長期間保存できる塩分濃度です。 もし減塩をしたい場合は、食べる前に塩抜きをしましょう。 塩分の低い梅干しを作りたい 18%以下でも作れないわけではありませんが、梅酢が上がりにくく、カビが生えやすいため初心者の方には全くおすすめできません。 上記のように20%で漬けて塩抜きすることをおすすめします。 ヘタは取らずと浸けるとどうなりますか? カビの原因になる可能性があります。 また梅酢の上がりが悪くなる場合もありますので、ヘタはしっかり取りましょう。 梅を洗う前にヘタを取っても良いですか? ヘタの部分に水が入りカビの原因になる可能性があります。 干す前の梅干が黒くなった 梅干がしっかり梅酢に浸かっていなかった可能性があります。 傷んでしまっている場合もありますので、よく確認してください。 梅干を干す理由は? 夏の強い日差しに当てることで、カビなどの菌の増殖を抑えることで梅干を長期間保存させる効果があります。 また梅の水分が少なくなり、味が凝縮され風味がよくなります。 干し作業の1日目に梅酢に戻す理由は? やわらかく仕上げるために、1日目のみ夕方に梅酢に戻す方法をおすすめしています。 ただし、必ずしも戻さなければならないわけではありません。 干すタイミングはいつでもよいのですか? 日差しの強い7月下旬~9月頃であれば問題ありません。 塩を梅に馴染ませるために漬けはじめから1ヶ月程度は梅酢に漬けておくことをおすすめいたします。 梅雨が早く明けた場合でもしっかりと1ヶ月漬けてから干しましょう。 干しあがりの目安を教えてください 梅干の重さが元の梅から50~60%くらいになるのが目安です。 梅の大きさにもよりますが、約3~4日程度です。 出来上がった梅干しに焼酎の匂いはつきませんか? 消毒用に使用する焼酎の量は極少量ですので、匂いなどは消えてしまいます。 ガラス瓶を熱湯消毒する方法を教えてください ガラスはいきなり熱湯を入れると割れることがあります。 まずはぬるま湯で十分に温めてから熱湯を回しかけます。 同時にフタの消毒もします。 清潔なふきんの上に下向きに瓶を置き、完全に乾かします。 作った梅干の保存方法は? ガラス、陶器、プラスチックなどの密閉出来る容器に入れ、冷蔵庫もしくは冷暗所にて保存してください。 漬物容器以外でも漬けることができますか? 市販の果実酒瓶で漬けることができます。 その場合は梅2kgに対して5リットル瓶でご利用ください。 瓶に梅と塩を入れたあと、水を入れたナイロン袋を梅の上に置いて落し蓋の代用としてご利用ください。 金属製の物は、塩分や酸で腐食するので避けてください。 漬物容器はどれくらいの容量を購入したらよいですか? 漬ける梅の約2~3倍の容量が目安となります。 2kgの場合は5リットル容器、5kgの場合は15リットル容器、10kgには20リットル容器などがおすすめです。 漬けた後に残った梅酢はどうしたらよいですか? 梅酢(白梅酢)は大変貴重な物です。 クエン酸などの有効成分も多く含まれていますので、ビン等に入れ、冷蔵庫もしくは冷暗所にて保存してください。 酢の物や煮物やサラダのドレッシングとして、お酒に入れてみたりと、様々な料理にお酢の代わりとして使えます。 また水に薄めてうがいに使ったり、掃除に使ったりとその使い方は様々です。 できあがった梅干しの量はどれくらいになりますか? 生の梅5kgで漬けた場合、干し上がりは約半分の2. 5kgになります。 保存は3L容器のガラス瓶が最適です。 土用干しの際に紫蘇も一緒に干すと良いでしょう。 もうひとつの方法としては土用干しが終わったあとに梅酢に戻さず別容器に入れる際に紫蘇を梅干しの間に挟んでいく方法もあります。 赤じそ漬けにしたいのですが紫蘇の量がわかりません 梅に対して約2割の赤じそを用意しましょう。 販売されている「もみしそ」を使っても結構ですし、生の赤紫蘇をご自身でアク抜きしても結構です。 梅干しにダイエット効果があると聞きました 梅干しには「バニリン」という成分が含まれており、肥満予防に効果があると考えられており、テレビ等でも大きく取り上げられました。 またバニリンは電子レンジや焼くことで増加するそうです。 梅干しは塩分が多いので食べ過ぎには注意しましょう。 梅干しは体にいいのでしょうか? 梅は古くから医者いらずといわれてきました。 梅が持つクエン酸などの効果として、熱中症予防や夏バテ対策、疲労回復、肥満防止などによいとされています。 また常温保存ができますので非常食としても注目されています。 ただし塩分の多い梅干を食べる際は塩分の取りすぎに注意してください。 梅干しの保存期間はどれくらいですか? 塩分20%以上で漬けた場合で、高温多湿を避けて保存できれば2~3年程度は十分に持つといわれています。 ただし減塩をしたものは冷蔵保管し早めに食べましょう。 紀州南高梅について 南高梅(なんこううめ)は最高級の梅の品種とされており、国内の梅の6割を生産する和歌山県の地域ブランドです。 大粒になればなるほど、皮が薄く、種が小さく、そして果肉がやわらかい。 実は日光を受けると赤く色づくのが特徴です。 南高梅は和歌山県みなべ町で生まれました。 そのルーツは、明治時代に高田貞楠が果実の大きい梅を見つけ、「高田梅」と名付けて栽培し始めたところにはじまります。 1950年に「梅優良母樹種選定会」が発足し、5年にわたる研究の結果、37品種の中で高田梅が最優良品種と認定されました。 その調査をしたのが南部高校の教諭「竹中勝太郎」であったため、高田の「高」と「南高」をとって「南高梅」と名付けられました。
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