ご注意このホームページの文章には、何度も同じ意味の文が繰り返し出てきます。 読んでくれる方が、飛ばし飛ばしでも少しでもわかるようにそうしています。 ですから、全てを読まれると少し「くどい」と思われるかも知れませんが、ご了承お願いいたします。 また、できるだけ最先端の知識・技術から遅れないようにアップデートしていきたいのですが、毎年のように、新発見があり、手術も改良されております。 ですから、すでに古くなっていたり、以前書いていたこととかなり違っていたり・・・なんてこともあります。 なお、専門のかた以外にもわかりやすいように噛み砕いて掲載しておりますが、もっと学術的に詳しくお知りになりたいかたは、をご覧ください。 松山市民病院 形成外科外来(平成29年7月) 眼瞼下垂ってなに? たとえ話から入ってすみません。 「すり減った靴」というのはどういう状態の靴をいうのでしょう? 靴底(ソール)の凹凸がなくなってツルツルになった状態? でも、買って1日履いて歩けばわずかですが、すり減っているはずです。 どの時点で「すり減った靴」としたらいいでしょう? ある程度すり減って、新品のころより滑りやすくなったら「すり減った靴」とするのが一般的でしょう。 十数年前まで、「眼瞼下垂(ここでは後天性)」は、まぶたが十分に開かない状態とされてきました。 これは、靴で言えば底の凹凸がなくなってツルツルの状態に該当します。 生まれて少しでもまぶたをこすったら、(後天性)眼瞼下垂への一歩が始まり、少しずつ開かなくなる状態に近づいていきます。 では、どの時点で「眼瞼下垂症」とするべきでしょう?しっかり目が開いていても、まぶたの状態の変化のせいで、体に何らかの異変がおきた時点で「後天性眼瞼下垂症」とするのが現在の考え方です。 (ちなみに先天性眼瞼下垂の場合は初めから底に凹凸をつけていない靴に該当するとお考えください) 原因は大きく分けると、 1 先天性眼瞼下垂、 2 後天性眼瞼下垂、 3 他の原因による開瞼障害になります。 1 先天性眼瞼下垂は生まれつき、筋肉や神経の状態が良くなく、十分に開かないものです。 特に筋肉(まぶたを開く主動筋=上眼瞼挙筋)の成分や全体が欠損していることが多いです。 主動筋が使えなくても若い頃はしっかり開いている場合もあります。 一方で筋肉や神経の状態に問題がなくても、一重(ひとえ)、奥二重(おくぶたえ)の人は、はっきりした二重の方に比べるとまぶたが開きにくい構造になっています(若い日本人の何割かは眼瞼下垂が全然進行していなくても、欧米の基準では眼瞼下垂になってしまうくらい)。 ですから細目イコール先天性眼瞼下垂ではありません。 片方の目の先天性眼瞼下垂は比較的診断しやすいですが、両目ともそうであると診断も難しいことが(たまに手術中に判明することも)あります。 2 後天性眼瞼下垂は、まぶたの支持組織=骨格(瞼板というコラーゲンのかたまり)とまぶたを持ち上げる筋肉の接着部分が弱まり、筋肉の動きがストレートに伝わらなくなる(=移動量のロスがおこる)ためにおこります。 誰しもが、瞼板と筋肉の接着部分はもともと弱く(イメージするなら、無数のクモの糸でつながっている感じ)、少しずつ結合が切れていくのです。 初期から中期は、移動量のロスの分、筋肉をさらに縮めることによって補っている状態(代償期)です。 ひとによってはいろいろな症状がこの時期からおこります。 眼瞼下垂の進行するスピードは違いますし、同じように進行しても、まぶたの構造(重さ、硬さ、つっぱりぐあい)、目の周囲の筋肉のバランス、神経細胞間の信号の量、脳の感受性、社会的な立場などでいろいろな症状が出る方も、全く出ない方もおられます。 早ければ10歳になる前から発症しますし、一生これに関係した症状がでないですむ方もたくさんおられます。 つまり、まぶたを手術したなどの特別な状態でなければ、成人になればある程度は眼瞼下垂、あるいはそれに近い状態になっていると理解してください。 どうして眼瞼下垂になると、ひとによってさまざまな症状を引き起こすのか?この機序は学会でも理解できている人が少ないというくらい複雑です さらに進むと筋肉の働きのロスが補えなくなった状態(非代償期)になり、上方の視界が狭くなります。 顎を上げないと前が見えなくなり、もっと重症化すると指などでまぶたを引っ張り上げないと目が開かない状態になります。 また、眼瞼痙攣を合併すると随伴症状も悪化、まぶたを開くのも徐々につらくなります。 目を開けようとすると先に閉じる力が発生するため、どうやって開けばいいかわからなくなる「開瞼失行」という状態にもなることがあります。 3 他の原因による開瞼障害 3 他にも、内科的、神経内科的な開瞼障害もあります。 「重症筋無力症」や「ミトコンドリア脳筋症」などが代表的です。 直接、形成外科でこれらの治療を行うことはほとんどありませんが、これらにも後天性眼瞼下垂が合併していることもあり、少しでも楽にするために治療をおこなうことはあります。 眼瞼下垂によってどんな症状がおこる? はじめのページに載せているように、うそのように多彩な症状が起こりえます。 重要なのが、眼瞼下垂になれば、これらの全ての症状がおこるわけでなく、このうちの一つだったり、複数だったりします。 もちろん、これらの症状の全ての原因が眼瞼下垂というわけではありません。 手術をしたら改善するので、後でその機序を研究して解明した症状が多いのです。 開瞼障害 「もともと開きが悪い」「まぶたが下がってきた」「まぶたが重い」など。 ただし、眼瞼下垂でありながら、まぶたはしっかり開いているかた(中には人より大きいかた)もたくさんおられます。 「重い」のに、大きく開いているので、医療施設にかかっても「それは眼瞼下垂じゃないよ」と言われてしまうこともしばしばです。 肩・頚こり まぶたが下がってくると、顎を上げて視界を得ようという動きが起こります。 また、筋肉の緊張が強くなるために肩の筋肉に疲労が溜まります。 腰痛や膝の痛みも起こりうる症状です。 自覚症状はなくても、ひとに肩を揉んでもらうと「こってますね~」などといわれる方も多いです。 ひどくなると、肩から背中にひどい痛みが続くこともあります。 頭痛 頭蓋の中に異常がある頭痛を「二次性頭痛」といいます(脳腫瘍やくも膜下出血など)。 歯や鼻・副鼻腔、耳、から伝わる頭痛や、薬剤・酒(二日酔い)による頭痛もあります。 その他の頭痛は「一次性頭痛」=「明らかな原因がない頭痛」と言われます。 緊張性頭痛、片頭痛、群発頭痛などがありますが、これらを頻回におこされるかたや常時これらに悩まされているかたのかなりの割合が眼瞼下垂を原因としていると考えております。 なぜなら、頭痛持ちの患者さんのほとんどが、眼瞼下垂を正しい方法で治療すると治るからです。 「喰いしばり」から頭痛がおきるとされる方もいます。 しかし、「喰いしばり」の原因も眼瞼下垂であることが多いのです。 つまり、「原因がない頭痛」ではなく、通常の検査では「原因が見つからない頭痛」であり、眼瞼下垂こそがそのうちの大部分の原因なのです。 睡眠障害 「寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「眠りが浅く、夢ばっかり見る」などです。 これがひどくなると昼間も眠気に襲われやすい「慢性疲労症候群」になります。 起きているときに疲れやすく、眠っても疲れがとれないのです。 もちろん外的要因も多いので、眼瞼下垂が全てではないですが、これを治療すると眠りが改善する割合は高いのです。 めまい なぜ、眼瞼下垂でおこるのかは私も理解できていません。 ですが、眼瞼下垂の治療で治ることは多いです。 「メニエール病」や「良性発作性頭位眩暈」と診断されたことがあるかたも、治ることがよくあります。 自律神経失調(ここでは交感神経の異常な興奮と沈静による異常) 冷え性、手の多汗症、便秘や下痢(交互におこることも)などが代表的です。 また、血流障害が原因となる炎症。 「口内炎、膀胱炎などを繰り返す」も改善しやすい症状です。 若いのに高血圧がある患者さんが眼瞼の手術で治ってしまった、などということがあります。 ただ、高血圧が長年続くと動脈硬化になり、そうなると血圧は下がりにくいです。 「まぶしさ」も眼瞼下垂症が引き起こす自律神経失調の一つです。 自律神経のバランスが狂い瞳孔が必要以上に開いておこります。 動悸や発汗など、突然自律神経が狂う「パニック障害」という疾患があります。 これも眼瞼下垂がかなり関わっているようです。 「頻尿」「尿もれ」がおこる過活動膀胱も関連していると考えており、手術でどれくらい良くなるかを調べています。 気分障害、不安障害 「気分が落ち込む」といったうつ症状、「わけもわからずイライラする」「何があるわけでもないのに不安だ」などといった精神面へも影響します。 まぶたから脳への信号が増えすぎると「ストレス」になるためと思われます。 術前と術後で全く印象が変わる方もおられます。 線維筋痛症 「全身が異常に痛い」という病態です。 眼瞼下垂がこれを引き起こすというより、引き起こしやすい状態(知覚神経が敏感になる)にすると考えております。 線維筋痛症の診断基準になる症状と眼瞼下垂の患者さんがよく持っている症状はとてもよく重なっています。 歯の根っこの部分にも脳や自律神経を刺激するセンサーがあります。 これを刺激するために(おそらく本能的に)喰いしばりがおきます。 長時間喰いしばりを続けると、歯の根っこの血流障害による痛み、顎関節のクッションが減ることによる関節面の傷がおきるわけです。 成人の非アレルギー性喘息 学会での最近の話題です。 眼瞼下垂になると眼球の後ろにある副交感神経を刺激してしまい、喘息になるというのです。 低血圧発作(いわゆる脳貧血)もこの機序で起きている可能性があります。 眼瞼・顔面の痙攣 片側のみが脈をうつように痙攣する「片側顔面痙攣」という病気は、頭蓋内で顔面神経(顔の表情をつくる筋肉)を血管が圧迫するもので脳神経外科の領域です。 両側の顔面痙攣や、MRIなどで血管圧迫が否定的な片側の顔面痙攣は、眼瞼下垂が引き起こしている可能性が高いです。 メージュ症候群(Meige syndrome)という主にまぶたと口のまわりにおこる痙攣も含めて、眼瞼痙攣・顔面痙攣は完治とはいかないことが多いですが、手術でかなり改善されます。 他にも、「肩関節の挙上障害」、「手足のしびれ」、「スムーズに発語できない」など本当に多様な症状が起こりうるとされています。 目のかたち、眉の位置による自己診断の助け 眼瞼下垂のない状態 先天性の眼瞼下垂でない限り、生まれてきたときは眼瞼下垂はありません。 でも、みんなが同じ様な形をしているわけではありませんよね。 一重(ひとえ)だったり、二重(ふたえ)だったり。 二重(ふたえ)の方は、瞼をこすったり、引っ張ったりしなければ、下垂症には比較的なりにくいです。 ただし、子供の頃は眠いときによくこすります。 涙や汗をぬぐう、化粧したり化粧を落としたり、コンタクトレンズのつけはずしで少しずつ下垂症に近づいていきます。 一重(ひとえ)、奥二重の方は、瞼を開けるのに余計な力が入ってしまうことが多いようです。 そのため、眼瞼下垂になりやすいのです。 なおさら、瞼をこすったりしないように注意が必要です。 眼瞼下垂症の特徴 では、初期の眼瞼下垂から重い眼瞼下垂の見た目の特徴を述べていきます。 1.目が大きくなった もともと二重(ふたえ)の方は、軽い眼瞼下垂症になると、目が大きくなることがあります。 肩こりがおきやすくなります。 頭痛が起きる人もいます。 不安障害(理由もないのに、いつも何か不安に思う疾患)、まぶしさを感じやすくなる人もいます 2.いわゆる涙袋 眼瞼下垂症になると下まぶたの筋肉の力が強くなり、下まぶたの上の方に膨らみがでてくる人がいます。 下まぶたが持ち上がって三日月型になり、笑ったときの目の形になる人もいます。 目が大きくなったり、涙袋ができたり、年頃の女性には嬉しい変化かもしれません。 ですが、これは眼瞼下垂症という病気の初期の状態なのです。 美しさを維持するためにも、悩ましい症状が出ないためにも、これ以上進行させないことが大事です。 予防方法は後で述べます。 3.一重(ひとえ)だったのが二重(ふたえ)になった。 三重四重と増えてきた。 4.三白眼 白目が黒目の下でつながった状態です。 誰も上をみるとなりますが、正面を見ているときでもこの状態であることを言います。 他人が見て目つきが悪くなったように感じられることがあります。 の涙袋がある人は下まぶたが持ち上がるため、三白眼になりにくいですが、なんとなく目つきが悪いようにみられます。 5.目の上のくぼみ やせている人によく出る特徴です。 目の上の骨が突出している人は元々なっていますが、日本人では少なく、特に30~40歳くらいででてくる方は眼瞼下垂が進んできている可能性が高いと思われます。 のタイプは、肩こり、項(うなじ)のこり、目の奥の頭痛、片頭痛、不眠症(特に力が入って眠れない)、不安障害(理由もないのに、いつも何か不安に思う疾患)、鬱(うつ)状態、顎関節症(口の開け閉めで耳の前で音がする、そこが痛む、口が開きにくくなる疾患)、原因不明の歯の痛み、他にいろいろな自律神経失調が起きやすいようです。 額の皺(しわ) 正面を見るときでも額に皺がよる人は、かなり眼瞼下垂が進行してきています。 眉の位置も高くなっていきます。 子供の頃から額に皺がよっているのに大きく目が開けられないなら、筋肉が欠損している先天性眼瞼下垂症であるかもしれません。 額の皺がでるようになると頭を締め付けられるような不快感、頭痛、肩こりが起こることがありますが、眉が上の方に上がる方はその他の症状があまり出ないことが多いです。 目尻の方の皮膚が垂れてきた 上まぶたに脂肪の多い方はなりやすいですが、多くは4. の状態が続き、伸びてしまった皮膚が垂れてきた状態のようです。 こうなってくると瞼が重く感じられるようになります。 睫毛(まつげ)が皮膚に押し下げられ、目を傷つけるので、しばしば目が痛むと訴えられる方も多くいます。 目が痛む理由として、下まぶたの逆さ睫毛(さかさまつげ)になっている方もおられます。 これも、眼瞼下垂症が原因でおこります。 2~7までの複合タイプ 外見上の特徴、症状は上の一つ一つとして起こることも多いですが、いくつかの組み合わせ(例えば額の皺と三白眼)もよく起こります。 症状も複合して起こります。 8.眉間、鼻根部の皺(しわ)、眉が下がってきた(特に内側)。 下まぶたの内側の小皺(こじわ) 2~7の変化も合わせて起こりますが、6.のタイプとは眉の変化が逆であるため、眉の位置では判断が難しくなります。 怒っているわけでないのに、いつも怒ったような顔(しかめっ面)になってしまっています。 これらの状態はいろいろな症状をおこし、重症化しやすいです。 特に鬱(うつ)、原因不明の不安、パニック(人が多いところでの自律神経発作)を起こしやすいなど、精神状態にも影響を与えることが多くなります。 イライラしたり、怒りっぽくなるかたもいます。 いつも怒っていると怖い顔になりますが、逆に怖い顔が、怒りやすい性格にすることもあるのです。 9.いつも目が半開き 進行してきた眼瞼下垂です。 眠そうな目で実際いつも眠かったりします。 首を後ろに反らせ、顎を上げて生活するので、うなじや肩がよくこります。 10.目を開こうと頑張っても開かない 最も重症の眼瞼下垂です。 視界が妨げられてしまいます。 眉の形と眼瞼下垂症状(あなたにも眼瞼痙攣があるかもしれません) 眉の位置と形ってなんで決まるかお考えになったことがありますか?もちろん生まれたときからの位置、形があり、顔の骨の成長などで少しずつ変わってくるものです。 でも、それだけではありません。 眉の周りの皮膚にはたくさんの表情筋が付いていて、この筋肉のバランスによって眉の位置と形は少しずつ変わっているのです。 最も自然に見える形態です 表情筋は起きている間は常にある程度動いています。 そして喜怒哀楽によってそれぞれの強弱が変わり、表情を作ります。 また、脳への刺激量、ひいては自律神経のバランスも変化します。 最近盛んに、「しかめっ面は精神、体へ悪影響を及ぼす」とか、「笑いが体によい」とか言われています。 これは、瞼の裏のセンサーへの刺激と考えると理論がつながってくるのです。 眼瞼下垂症になってくると普段の筋力バランスが変化してきます。 瞼を開く助けとして、前頭筋(額にしわを寄せ、眉を引き上げる筋肉)が反射的に強くなってきます。 この筋肉だけが強く動くと瞼が楽に開き、軽い緊張性頭痛や肩こりなどがおきるかもしれませんが、生活に支障が出るほどの様々な症状は出にくいものです。 下垂症を補うために額の筋肉が働いている状態 進むとまぶたの図6. のように額に皺ができてきます。 しかしこのとき、目頭の上にある筋肉(皺眉筋や眉毛下制筋)が一緒に強まってしまう人もたくさんいます。 主に眉毛下制筋(目がしらの上にある筋肉)が痙攣している可能性が高いです 4. 主に皺眉筋(眉の奥にある筋肉)が痙攣している可能性が高いです 3. の状態と眼輪筋の痙攣をまとめて眼瞼痙攣と呼びます。 一生のことですので、安易な判断はされないことをお願いします。 眼瞼下垂ってなに?どんな症状が起こる?自己診断(現在のページ)•
次の涙袋の外側を膨らませたいというご要望であれば、その通りにできることもあるが、元々外側は涙袋の膨らみはあまりない部分でもあるため、キャパシティーが少なく、あまりたくさん入らないこともある。 このように、患者様によっては、注入の仕方に細かいご要望をされることがありますが、どうしたらいいのかわからない方や、自分はどのような涙袋が合っているのかわからない方は、全て担当の医者にお任せいただくのが良いです。 元の下まぶたの状態によって、どこにどれくらい注入すると自然で、どれだけ以上注入すると不自然になるかなどは、人によって異なるうえ、治療経験の豊富な医者にしか分からないことだからです。 例を挙げると、元の涙袋がほとんどない人は、ヒアルロン酸を注入するキャパシティーがあまりないため、無理してたくさん注入すると、人工的で不自然な涙袋になってしまいます。 また、涙袋の外側は、元々キャパシティーがあまりないところであるため、元々涙袋がない人や小さい人に、無理してたくさん外側に注入して膨らませようとすると、綺麗に膨らまず、周りに流れてしまうだけのことがあります。 涙袋のヒアルロン酸注射は、あまり入れ過ぎでしまうと目の下のクマやタルミのようになったり、「いかにもヒアルロン酸入れています」みたいな感じになることがあるので、初めてやる方はやや控えめにやることをご提案していますが、この方はやり過ぎなくらいしっかりと入れて欲しいというご要望でした。 最近は人気のあるアイドルやモデルでもやり過ぎなくらい涙袋にヒアルロン酸を入れて大きく膨らましている方がいらっしゃるため、その方達に憧れている患者様達は当然同じように大きな涙袋を希望されます。 流行の顔というのは、その時代においてカリスマとなっているアイドル、歌手、モデル達がテレビ、雑誌、ネットなどで活躍して形成されてゆくものです。 大きな涙袋をしているアイドルがカリスマになり、様々なメディアで活躍するようになれば、当然その大きな涙袋がその時代の流行の顔のパーツとなって、そのカリスマに憧れている女子達はその涙袋を目指します。 我々はプロなので、基本的に患者様のニーズに合わせて最善を尽くすように心掛けております。 患者様が大きな涙袋を望めば、満足いただけるよう全うさせていただきます。 しかし、涙袋ヒアルロン酸希望の患者様が全てこのような大きな涙袋を希望されているわけではないので、控えめな涙袋を希望されている方にはそれ相応の涙袋を作りますので御安心ください。 高須 幹弥 医師 当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。 一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。 当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。 針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。 それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。 当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。 しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。 注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。 数字が大きいほど細くなります。 麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。 外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。 結果的に患者様の痛みが少なくなります。 切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。 当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。 特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。 そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。 【治打撲一方の成分】 漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。 治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。 ・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。 薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。 ・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。 薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。 ・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。 薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。 ・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。 薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。 ・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。 薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。 ・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。 薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。 ・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。 薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。 桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。 大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。 そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。 これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。 用法 通常、朝昼夕の3回、1包2. 5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。 主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。 手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。 主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。 ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。 内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。 また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。 サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。 当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。 目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。 内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。 その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。 使用方法 1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。 1回につき約0. 15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。 薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。 手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。 極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。 注射した後は、お帰りいただくまでの間しばらく、氷嚢(アイスノン)で冷していただきます。 5~10分程度冷やしていただき、針穴から出血していなければ、メイクをして帰っていただいても大丈夫です。 もちろん、洗顔もしていただいて大丈夫です。 入浴に関しては、注射した当日は、身体が温まって血流が良くなることによって、腫れが出やすい状態にあるため、軽めのシャワー程度にしておくのが無難です。 どうしても注射した当日に湯船に浸かりたい場合は、ぬるま湯に短時間(5分以内くらい)の入浴くらいに済ませるのが無難です。 同じ理由で、注射した当日のサウナ浴、岩盤浴も避けるのが良いです。 注射した翌日には、普段通りの入浴をしても大丈夫です。 サウナ浴、岩盤浴なども翌日から可能です。 注射した当日は激しい運動は控えていただくのが無難です。 極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。 注射後の痛みもほとんどありません。 しかし、あくまで、針を刺して注入を行っているので、激しい運動をして、血流が良くなると、針を刺したところが、多少腫れてくることがあります。 場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、注射した当日に激しい運動をしたことにより、内出血が生じて、青くなってくることもあります。 注射当日に激しい運動をしたことにより、腫れてきたり、内出血を起こしても、必ず引くし、最終的な仕上がりに特別影響が出ることはまずないのですが、せっかくダウンタイムのないほとんど腫れない治療なのに、腫れや内出血が出てしまうと、悲しいものがあります。 そのため、注射した当日は、普通に歩いて帰ったり、家事をしたりする動作くらいは問題ありませんが、激しい筋力トレーニング、ランニング、エアロビクスなどはあえて行わないのが無難です。 ただし、注射した当日は絶対に運動してはいけない、注射当日に運動をすると取り返しのつかないことになるというわけではないので、注射した当日にどうしても運動したいという人は、腫れや内出血が出る可能性があることを頭の中に入れ、自分の身体と相談しながら運動してください。 まつ毛エクステは、まつ毛の付け根に接着剤のようなものを着けてエクステンションして、まつ毛のボリュームを増やすものです。 原則として、翌日からでもしていただくことはできるのですが、まつ毛エクステは、美容整形手術を受けた後の人、何も美容整形手術を受けていない人関係なく、誰が受けても全くリスクがないわけではありません。 まつ毛エクステに使用する接着剤には刺激性があるため、皮膚の弱い人が受けると、まぶたの皮膚がかぶれて腫れ上がってしまうことが稀にあります。 ヒアルロン酸注射などを受けた後は、しばらくはデリケートな状態なので、ちょっとした刺激でも腫れやすいです。 そのため、まぶたの皮膚がかぶれやすい体質の人が、ヒアルロン酸注射などを受けて間もないときにまつ毛エクステをすると、予想外にかぶれて腫れてしまうことがあります。 ただし、皮膚がかぶれにくい体質の人は、まつ毛エクステをしても全くかぶれないこともあるので、以前にまつ毛エクステをして、経験的にかぶれないことがわかっている人は、翌日にまつ毛エクステをしても問題がない可能性が高いです。 ただし、サロンによって、まつ毛エクステに使用する接着剤の種類は異なるので、以前にかぶれなかったのに、サロンが変わるとかぶれることもあるので、注意が必要です。 以上の理由から、1週間ぐらいはまつ毛エクステをしない方が無難です。 まつ毛エクステと同じ理由で、まつ毛パーマやアイプチ、アイテープ、メザイクも、1週間くらいしないほうが無難です。 ヒアルロン酸などの注射による治療をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。 注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありません。 むしろ内出血を生じない人のほうが多く、内出血が生じてしまうのはだいたい10人に1人くらいの割合です。 内出血が生じる原因のほとんどは、注射針が偶発的に細い血管に当たってしまうことです。 私達医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないように注意深く丁寧にさせていただいておりますが、どれだけ慎重に注射しても、10分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。 程度の軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えてしますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。 しかし、注射による治療の後は治療当日からメイクをすることができるので、内出血が出てしまってもファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。 また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に治療することはもちろん、注射した当日は熱いお風呂に長時間浸ったり、サウナに入らないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないこと、注射した部位を必要以上に弄らないことなどが大切です。 涙袋ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。 そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。 目も必ず非対称にできています。 眼球のついている位置、まぶたを開ける力、まぶたの厚み、まぶたの皮膚のたるみ具合、脂肪のつき具合、蒙古襞の張り方、つり目具合、タレ目具合、眉の位置、眉から目までの距離など、必ず左右非対称があり、それらにより、元の目は非対称になっています。 もちろん、涙袋を構成する眼輪筋という筋肉の発達具合、ボリューム、皮膚の張り具合にも必ず左右差があります。 そのため、仮に、完璧に左右対称にヒアルロン酸を注入したとしても、元の目の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。 また、ヒアルロン酸注射というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。 コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。 我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。 涙袋ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性というものがあります。 涙袋ヒアルロン酸注射を希望される患者様の中には、涙袋の形や大きさのデザインを非常に細かく要望される方がいらっしゃいます。 中には、憧れの芸能人などの目の写真を見せて、「この人と同じような涙袋にしたい」などのようにおっしゃり、他人と全く同じ涙袋にしようとされる方もいらっしゃいます。 しかし、ヒアルロン酸注射というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。 コンピューターで絵を描くように、何でも自由自在に形を変えることは現実的、物理的に不可能です。 また、涙袋の構造は、人によって千差万別であり、下まぶたの皮膚の厚み、皮膚のたるみ具合、小じわの状態、脂肪のつき具合、眼輪筋の形、大きさ、発達具合、蒙古襞の張り方、つり目具合、タレ目具合など、必ず解剖学的な個人差があります。 土台が違うのに、表面的にヒアルロン酸注射で涙袋を膨らませても、他人と全く同じ涙袋を作ることは、やはり現実的、物理的に不可能です。 我々高須クリニックのドクターは、なるべく患者様の希望の形に近づくようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、患者様が非常に細かいデザインを要望される場合、完璧にその通りに仕上げるのは不可能である場合が多いです。 当院では、注射用ヒアルロン酸は比較的アレルギー症状の出にくいものを使用しております。 そのため、ヒアルロン酸注射後にアレルギー症状が出ることは滅多にありません。 しかし、患者様の体質によっては、アレルギー症状が出る可能性は0ではありません。 ヒアルロン酸自体は元々体内にも存在する物質であるため、ヒアルロン酸そのものに対してアレルギーが生じることは考えにくいのですが、ヒアルロン酸製剤の基剤にアレルギー反応が起こる可能性があるからです。 どんなお薬でも、使う人の体質によってはアレルギーが生じる可能性があるように、どんなヒアルロン酸注射でもアレルギーが生じる可能性があります。 もし、アレルギー症状が出る場合は、注射後数分から数時間後に注射部位が赤く腫れ上がってくることが多いです。 数時間以内にアレルギー症状が現れなくても、数時間以上経過してから症状が現れる可能性もなくはありません。 万が一アレルギー症状が現れた場合、ヒアルロニダーゼで注入したヒアルロン酸を分解させるなど、最善の処置をさせていただきます。 ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、注入後の感染があります。 当院では、ヒアルロン酸注射をする際、注入部位の皮膚を消毒し、無菌操作下に行います。 また、使用するヒアルロン酸製剤は、滅菌処理済みで使用期限内のものを使用しています。 他院で行われているような、1本のヒアルロン酸を1回で使い切らず、余った残りのヒアルロン酸を取り置き保管し、後日また同じ患者様に残りのヒアルロン酸を注射するようなことは、当院では致しません(これを行うと、保管中に雑菌が繁殖し、注入時に感染症が起こる確率が上がるため、基本的にヒアルロン酸メーカーも推奨してません)。 1本のヒアルロン酸を複数の患者様に使い回したりすることもありません(これも感染症を起こす可能性があるため、メーカーは推奨していません)。 厳重な無菌管理下にヒアルロン酸注射を行えば、感染症を起こす可能性は極めて低いです。 しかし、どれだけ厳重に無菌管理下にヒアルロン酸注射を行っても、感染症を起こす可能性は0ではありません。 ヒアルロン酸注射後に感染症を起こす場合、注射当日から数日くらいで注入部位が赤く腫れて痛みが出てくることが多いです。 万が一感染症を起こした場合、抗生剤の投与等、最善の処置をさせていただきます。 ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、ヒアルロン酸注入後間もない時期に注入部位を過度にいじったり揉んだりすると、注入部位が腫れてくる可能性があるということがあります。 ヒアルロン酸は、注入してからその部位の皮膚や組織にある程度馴染んでくるまで2~3日かかります。 そのため、ヒアルロン酸注射後2~3日の間に過度に注入部位をいじったり揉んだりすると、注入部位の皮膚や組織に炎症が起こり、腫れてくることが稀にあります。 時々、患者様で、ヒアルロン酸注射後に注入部位が気になって気になって、注射当日や翌日に必要以上にいじったり揉んだりしてしまう方がいらっしゃいますが、その場合、いじったり揉んだりするのが度が過ぎると腫れてくることがあります。 美容整形した部位が気になる気持ちはわかりますが、気にし過ぎていじりすぎたりするのは逆によくありません。 もし、いじりすぎたり揉みすぎたりして腫れてきた場合、感染などが起こっていない場合は、数日程度安静にしていれば腫れは引いていくことが多いです。 このサイトは、特定非営利活動法人日本美容外科医師会の適正医院として認定されています。 症例写真の効果につきましては個人差がございますのでご了承ください。 高須クリニックWebサイト内の文章、写真、イラストなどの著作権は、高須クリニックおよび関連会社が保有します。 許可なく無断複製・使用を禁じます。 特定非営利活動法人日本美容外科医師会会員です。 症例写真の効果につきましては個人差がございますのでご了承ください。 高須クリニックWebサイト内の文章、写真、イラストなどの著作権は、高須クリニックおよび関連会社が保有します。 許可なく無断複製・使用を禁じます。
次の目やまぶたの腫れの症状 目やまぶたが腫れる原因はさまざまです。 ちょっとしたトラブルで起こることもありますが、何らかの病気が原因のことも多くあります。 また、まぶたの腫れはまれに眼球の表面にある結膜が腫れている「目の腫れ」の場合もあります。 病気によっては、細菌感染によりしこりができ角膜を傷つけることがあるので、炎症や激しい痛みを伴う場合はすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。 速やかに治療が必要な症状 ・目やまぶたに痛みとかゆみがある ・まぶたにしこりのような塊ができていて、まばたきをすると違和感を感じる ・目やまぶたが腫れる他に、めやに、充血、涙が出る ・まぶたが炎症を起こしていたり、激しい痛みがある 放っておいても自然に解消される症状 ・まぶたがむくんでいる 目やまぶたの腫れから考えられる病気 目やまぶたの腫れの症状から考えられる病気は ・ ・ があげられます。 「速やかに治療が必要な症状」に当てはまった方は要注意です。 これは体内の水分の代謝が悪くなることで起こる現象で、自然に治まっていくので心配いりません。 なぜ起こるのか? 深刻な病気以外の多くはアレルギーが原因だと言われております。 治療の必要な病気は原因がそれぞれですが、例えば腫れの症状として知名度の高い「ものもらい(麦粒腫)」は、汗腺やまつげの根毛、マイボーム腺に細菌感染することで起こります。 そのまま放っておくと結膜が充血して、まぶたの腫れに繋がります。 また結膜に余分な水がたまり、白目の表面にゼリー状の液体が着くような状態は、目自体が腫れる原因です。 化粧品など まぶたの皮膚は薄くてデリケートです。 そのため、化粧品やシャンプーなどが原因でまぶたがかぶれ、腫れることがあります。 もともとアレルギー体質の人は、使用する 化粧品や食品に気をつけるようにしましょう。 また毎日アイメイクしている方は、たまにメイクしない日を作ったり、なるべく早くメイクを落とすなど、まぶたを休ませる日を作るようにしてみてはいかがでしょうか。 感染症 ウイルスや細菌に感染することで、まぶたが腫れることがあります。 感染する箇所によって、 結膜炎や 涙嚢炎などを発症します。 これらの病気になると、まぶたが腫れるほか、めやにや痛み、膿みなどの症状が出ます。 治療方法もそれぞれ異なるので、 病名をきちんと把握することが重要です。 まぶたの腫れのケア 日々の生活で行えるケア.
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