コロナウイルスが広まるにつれ、リモートワークを推奨する企業や、生産性の低下を防ぐためにオンライン会議ツールを使用する企業が増えている。 デフォルトで常時オンのグループビデオ会議ソフト「Sneek(スニーク)」のようなツールを使う人もいる。 Sneekの特徴的な機能は「フェイス・ウォール」。 ウェブカメラで1分から5分ごとに自動的に撮影した従業員の顔写真の一覧だ。 「Sneekは誰かを監視するように設計したわけではない」と共同創業者のデル・クリーはBusiness Insiderに語った。 「アプリの名前をSneek(こっそり入る)にしたことで、我々は最悪のスパイ企業のようになってしまった」 在宅勤務は、従業員を直接管理しにくいように思うかもしれない。 しかし、常時接続のビデオ会議ツールを使えば、数分おきに従業員のウェブカメラ画像を自動的に撮影できるようになる。 ここ数週間、アメリカだけで5万人以上が感染しているコロナウイルスの拡散を遅らせるため、世界中の企業が自宅での勤務を推奨して、オフィスを放棄せざるを得なくなっている。 リモートで仕事をしながら高い生産性を維持するために、のようなツールを使う企業もある。 このソフトウェアには、チームごとの「フェイス・ウォール」機能があり、勤務時間の間、ノートPCのカメラで撮影した従業員の写真を常に更新する。 共同創業者のデル・クリー(Del Currie)がBusiness Insiderに語ったところによると、Sneekのユーザーはここ数週間で急増しており、在宅勤務への移行が急速に進んでいることがわかる。 ユーザー数は1万人を超え、にはアメリカン・エキスプレス(American Express)、レゴ(Lego)、フレッドペリー(Fred Perry)、GoFish digitalなどが名を連ねる。 このソフトウェアでは、Webカメラで1分または5分ごとに自動的に写真を撮るように設定できます。 Sneekのデフォルト設定では、同僚が自分の顔をクリックすると、受信者が「承認」をクリックしなくても、即座にビデオ通話が始まる。 ただし、管理者が許可している場合は、手動でのみ通話を受け入れるように設定することもできる。 クリーがBusiness Insiderに語ったところによると、一部のユーザーはこのソフトウェアにうんざりしているかもしれないが、これによってより活動的なオフィスを構築できるという。 「Sneekは誰かをスパイするようには設計していない。 我々はアプリを Sneek(こっそり入る)と名付けたことで最悪のスパイ会社になってしまった」とクリー。 「多くの人がプライバシーの侵害だと思うことは理解するが、それが目的ではない。 いい仲間がいて、一緒に仕事をしているときにはいつでも連絡を取り合いたいと思っているチームもたくさんある」 Sneekの機能がのプリヤ・アーナンド(Priya Anand)によって報じられた後、BasecampのCTOで共同創設者のデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(David Heinemeier Hansson)は「ぞっとする」とツイートした。 This shit makes my skin crawl. — DHH dhh クリーは、The Informationの記事が掲載された後、同社が「ツイッターで有名になった」ことを認めた。 Sneekはに触発された部分もあるとクリーは述べているが、同社にはハンソンのフォロワーから「従業員を虐待し、歯車とみなすものだ」というメッセージが届いている。 Sneekの目的は監視ではなく、職場カルチャーの醸成だとクリーは言う。 「我々は10年以上在宅勤務をしてきたが、最大の問題点は孤独感で、それは人々の精神衛生に影響を与える」と、彼は言う。 「チームメイトがそこにいることが確認できるだけで、すべてが変わる」.
次の新連載:働き方の「今」を知る 「働き方改革」という言葉が浸透し、日本でもようやく長時間労働などの慣行が見直されつつある。 しかし、それでもまだまだ世にブラック企業は根強く存在する。 また、あからさまな「ブラック企業」とはいえずとも、「それってどうなの?」と思えるような会社も数多く存在している。 本連載では、ブラック企業アナリストとして、数多くの事例を熟知している新田龍氏が、タイムリーな労働問題を中心に、働き方の「今」にメスを入れていく。 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレワークを導入する企業が増えている。 しかし、社員の働きぶりを直接見ることができないことから、導入企業の多くが悩んでいるのが、 「社員がサボっているのではないか?」 「仕事の進捗状況が把握できないのでは?」 「社員の顔が見えず、コミュニケーションが困難になるのではないか?」 といったテーマだ。 そしてまさに先般、同様の悩みを解決する(?)方法を扱った報道が話題となった。 概要としては以下の通りだ。 テレワーク実施企業の中で、「社員の勤務状況を管理するためのシステム導入」が広がっている• 具体的には、PCのデスクトップ上に、「着席」「退席」というボタンがあり、業務の開始/終了時や休憩時にそれぞれクリックするだけで、自動で勤務時間を管理するもの• また、社員が「着席」ボタンを押して仕事をしている間、PCの画面がランダムに撮影されて上司に送信される仕組みもあるため、自宅で働く社員に一定の緊張感を持ってもらう効果がある テレワーク中の部下監視システムが話題に(出所:ゲッティイメージズ) ちなみに当該記事中で、このシステムを利用している上司は「システムを通じて働きぶりが見えるため今のところテレワークは順調だ」とコメントしていた。 確かに「自動勤怠管理機能」は便利かと思われるものの、ネット上では「作業画面自動送信機能」については「管理というより『監視』しているだけでは?」「これじゃ『リモートワーク』ではなく『リモートコントロールワーク』だ」との反応もあった。 オフィスへ出勤し、上司の目が届く範囲で仕事をするのであれば、社員の働きぶりは一目瞭然。 しかし、テレワークにおいてはそれが物理的にチェックできないため、「とにかく社員を細かく管理しよう」という考えに至ってしまうことは仕方ないのかもしれない。 実際、テレワークに踏み出そうとする企業経営者から「社員がサボるのでは……?」という心配や相談はよく伺う。 そんなとき、私はこのように回答している。 「それはリモートワークのせいじゃありません。 サボる人は出勤していようが、リモートワークであろうがサボります。 『サボる』ことを過剰に問題視することが問題なんです」 関連記事• 新型コロナで各産業が打撃を受けている。 そんな中で、話題となったタクシー会社の「乗務員全員解雇」。 物議をかもすなかで、業績の見通しが立たない状況における経営者の「英断」とする声も挙がっている。 本当に従業員の利益に資する決断なのか? ブラック企業に詳しい新田龍氏が解説する。 新型コロナの経済影響が長期化・深刻化している。 このまま続けば、大企業の破綻によって連鎖倒産が引き起こされる可能性もありえる。 筆者の大関暁夫氏は、特に航空業界と自動車業界が危険だと指摘する。 新型コロナ対策でさまざまな支援制度が出てきている。 その中には「破格の条件」ともいえる融資制度も。 平時は「借金嫌い」でも、緊急時には借金をいとわず、とにかく生き抜くことを考えるべきだと小売・流通アナリストの中井彰人氏は指摘する。 あらゆる業界が対応を迫られているが、中には「起死回生」のチャンスとなっている業界も?• 新型コロナで大きな影響を受ける企業活動。 全国に「緊急事態宣言」が発出された今、身を守るために知っておくべき各種支援制度とは? 新田龍氏が解説する。 アメリカやフランスの研究チームが、ちょっと信じられない研究結果を発表した。 「喫煙者は新型コロナにかかりにくい」というのだ。 まさかの新説の裏に何があるのか。
次のコロナウイルスが広まるにつれ、リモートワークを推奨する企業や、生産性の低下を防ぐためにオンライン会議ツールを使用する企業が増えている。 デフォルトで常時オンのグループビデオ会議ソフト「Sneek(スニーク)」のようなツールを使う人もいる。 Sneekの特徴的な機能は「フェイス・ウォール」。 ウェブカメラで1分から5分ごとに自動的に撮影した従業員の顔写真の一覧だ。 「Sneekは誰かを監視するように設計したわけではない」と共同創業者のデル・クリーはBusiness Insiderに語った。 「アプリの名前をSneek(こっそり入る)にしたことで、我々は最悪のスパイ企業のようになってしまった」 在宅勤務は、従業員を直接管理しにくいように思うかもしれない。 しかし、常時接続のビデオ会議ツールを使えば、数分おきに従業員のウェブカメラ画像を自動的に撮影できるようになる。 ここ数週間、アメリカだけで5万人以上が感染しているコロナウイルスの拡散を遅らせるため、世界中の企業が自宅での勤務を推奨して、オフィスを放棄せざるを得なくなっている。 リモートで仕事をしながら高い生産性を維持するために、のようなツールを使う企業もある。 このソフトウェアには、チームごとの「フェイス・ウォール」機能があり、勤務時間の間、ノートPCのカメラで撮影した従業員の写真を常に更新する。 共同創業者のデル・クリー(Del Currie)がBusiness Insiderに語ったところによると、Sneekのユーザーはここ数週間で急増しており、在宅勤務への移行が急速に進んでいることがわかる。 ユーザー数は1万人を超え、にはアメリカン・エキスプレス(American Express)、レゴ(Lego)、フレッドペリー(Fred Perry)、GoFish digitalなどが名を連ねる。 このソフトウェアでは、Webカメラで1分または5分ごとに自動的に写真を撮るように設定できます。 Sneekのデフォルト設定では、同僚が自分の顔をクリックすると、受信者が「承認」をクリックしなくても、即座にビデオ通話が始まる。 ただし、管理者が許可している場合は、手動でのみ通話を受け入れるように設定することもできる。 クリーがBusiness Insiderに語ったところによると、一部のユーザーはこのソフトウェアにうんざりしているかもしれないが、これによってより活動的なオフィスを構築できるという。 「Sneekは誰かをスパイするようには設計していない。 我々はアプリを Sneek(こっそり入る)と名付けたことで最悪のスパイ会社になってしまった」とクリー。 「多くの人がプライバシーの侵害だと思うことは理解するが、それが目的ではない。 いい仲間がいて、一緒に仕事をしているときにはいつでも連絡を取り合いたいと思っているチームもたくさんある」 Sneekの機能がのプリヤ・アーナンド(Priya Anand)によって報じられた後、BasecampのCTOで共同創設者のデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン(David Heinemeier Hansson)は「ぞっとする」とツイートした。 This shit makes my skin crawl. — DHH dhh クリーは、The Informationの記事が掲載された後、同社が「ツイッターで有名になった」ことを認めた。 Sneekはに触発された部分もあるとクリーは述べているが、同社にはハンソンのフォロワーから「従業員を虐待し、歯車とみなすものだ」というメッセージが届いている。 Sneekの目的は監視ではなく、職場カルチャーの醸成だとクリーは言う。 「我々は10年以上在宅勤務をしてきたが、最大の問題点は孤独感で、それは人々の精神衛生に影響を与える」と、彼は言う。 「チームメイトがそこにいることが確認できるだけで、すべてが変わる」.
次の