大阪 ツアーガイドの女性 再び陽性に ウイルス増殖か 再感染か 新型コロナに一度罹患し、その後軽快し、自宅療養を行っていた大阪のバスガイドの女性が、体調不良が続き、再度検査を受けたところ陽転化していたというニュースが報じられています。 可能性としては、 ・再感染 ・持続感染 と考えられているようです。 以前から中国で、再感染ではないかというケースが度々報じられていました。 しかし、どうもからは、ウイルス量も経過中に上下しているようですし、今回のケースでは自宅療養を続けていたとのことで、再感染よりもウイルスが持続的に存在していたということが類推されるのではないかと思われます。 新型コロナウイルスは新型だけあって、このウイルスに感染した場合に、免疫応答がどのように起こるのかがまだです。 そのため、現時点で確たることは言えないのですが、筆者はしてきたので、情報収集を続けており、その範囲でわかることをお伝えしたいと思います。 現時点で考えられること 実は再感染や再燃の他にも可能性があります。 それは「偽陰性」です。 もともと新型コロナの検査(PCR)は検査の精度が必ずしも高くなく(具体的には感度と言います)、病気があっても陽性と出るとは限りません。 本当は病気があるのに陰性に出ることを「偽陰性」と言います。 先述したように、ように見える研究結果もありますし(注;これは感染が悪化してとは限りません)、も存在します。 すなわち、治っているのにウイルスとしては出している、それが検査の状況によって陽性に出たり陰性に出たりするということが考えられるのです。 ただこれは決して特殊なことではなく、新型コロナに近い感染症であるSARS(重症急性呼吸器症候群)においても、中央値21日(14〜52日)でもあります。 これらは回復例なので、回復した人でもそのように一定期間ウイルスを出し続けることがあるのです。 一方で、「その間に感染するのでは?」という懸念があると思います。 しかし、この研究でも、最近のでも、回復後の陽性者からの感染は確認できておらず、排出はあるけれども感染性は高くないとは推測されます。 再感染および重症化説の広がり 再感染というのは一度治癒したのが、再度同じウイルスにかかることです。 ただ現状、この証拠は乏しいです。 今回筆者は、この出どころを調べてみました。 という文言を使いまわしていることがわかりました(ただしThailand Medical Newsは偽陰性の可能性に言及していることは評価はされます)。 さらに調べると、一番古い日付のものは、台湾英文新聞の次のものでした。 ただいずれも「匿名の中国医師」の「談話」に過ぎないのです。 この医師の「再感染だと心不全で致死的」という根拠があやふやな情報が世界をかけめぐり、筆者にも何度も質問されるのですから、偽情報の伝播は恐ろしいものがあります。 再感染と重症化、実際はどうか? 一般的には、短い時間で再感染するというのは考えにくいです。 同じコロナウイルスのとのことですし、SARSにおいても、と報告されています。 SARSの場合は3年後からは再感染の懸念があるようですが、それ以前の再感染は否定的です。 これらから考えるならば、この短期間での再感染よりも、持続的なウイルス排出がより推定されるというところだと思われます。 また重症化に至っては、その原因として、抗体依存性感染増強(ADE)であると唱える人たちまで出てきています。 ADEとは、感染してできた抗体が、次の感染の際にあろうことかウイルスを結果的に手助けしてしまう現象です。 そのため重症化が起きているのではないかと考える人がいるようです。 このADEを起こすウイルスで最も有名なのはフラビウイルス科のデングウイルスによるデング熱です。 一方でこのADE、実験室では様々なウイルスで確認されるものの、であると知られています。 デングウイルスのように、実際にADEを起こして悪化させるウイルスは限られているのです。 ではコロナウイルスはどうかというと、。 すなわち確実にADEを起こして悪化させるウイルスとは言い難いということになります。 一般的には、ことは、新型コロナに近いウイルスのSARSでも指摘されています。 一方でSARSにおいて、重症者には抗体が早い段階から出現する現象が認められたようなのですが、これも抗体が出たから重症化するというよりは、重症者は炎症が強いので早期にその刺激で抗体ができるという見解が論文にも示されています。 軽症者はむしろ抗体ができにくい傾向にあったようですが、それでも治るということです。 あと注意すべきことは、初感染でも重症化することはあり、それは何も再感染に特別なことではないのです。 匿名の医師の一談話がまるで既定の事実のようになり、その理由まで強引に見つけてくる様子には驚くばかりですが、現実は再感染に限らず同じような問題は起こるのです。 結論 現段階ではまだはっきりとわかっていないところがたくさんあります。 ただ再感染で重症化するという話自体には根拠は乏しく、また本例が再感染というよりは、ウイルスの排除にある程度期間がかかる感染者がいるという推測のほうがむしろ妥当ではあると考えられます。 引き続き続報が入り次第、ここでも紹介していきたいと思います。 1%次亜塩素酸ナトリウム なお、2020年現在、消毒用のエタノールは品薄状態が続いており、無水エタノール4と精製水1の割合で作成することが一つの解決策です。 大津秀一 当院早期緩和ケアクリニック院長。 がん等の患者さんの苦痛緩和が不十分な現実を目の当たりにする中、名著『最新緩和医療学』に出会い、2003年から独学で緩和ケアを開始、見違えるように患者さんが元気で穏やかに生活される様子に驚く。 当時発展途上の緩和ケアの専門家となり同医療を普及させるべく、2005年当時日本最年少20代の緩和ケア医となる。 2006年初の緩和医療一般書で今は常識の緩和ケア医併診の必要性を先駆けて訴える。 2010年緩和ケア専門書出版。 2013年より自施設外の患者さんも早期から来られる緩和ケア外来を開設。 「早期からの緩和ケア」を知ってもらうためには、それを専門で行うクリニックが必要なのではないか。 早期緩和ケアの知名度を上げるには、それを冠するクリニックがあれば良いのではないか。 その思いから2018年8月早期緩和ケア大津秀一クリニック(遠隔診療で全国対応可)開設。 著作『死ぬときに後悔すること25』『死ぬときに人はどうなる10の質問』は合わせて30万部。 診療した終末期の患者さんは2000名以上、医療用麻薬を用いて症状緩和したケースも2000例以上。 一般病院、大学病院、在宅療養支援診療所(在宅及びホームへの往診)、ホスピスで常勤勤務歴があり、現在も在宅医療に従事する等、多様な診療形態における緩和ケア経験がある。 臨床医及び患者としての経験をブログ、講演、執筆を通してわかりやすく伝えることをライフワークにしている。
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次のなぜこの3つの病院なのかご説明しますと、今回の新型コロナウイルスの感染については、国が「 指定感染症」に設定しています。 「指定感染症」とは? 感染症法は、様々な感染症を感染力など危険性に応じて1~5類に分類している。 新型コロナウイルスによる肺炎のように未分類だが早急な対応が必要な感染症は、政令で暫定的に「指定感染症」にすることで入院勧告などに法的根拠を持たせることができる。 日本経済新聞HPより引用 エボラ出血熱やペストなどは最も危険性が高い1類感染症、結核や重症急性呼吸器症候群(SARS)などは2類感染症とされている。 いずれも患者に入院を勧告し、従わなければ強制入院させることができるそうです。 この「指定感染病」の治療は、どんな病院でもできる訳ではありません。 各都道府県で「指定感染病」の治療が受けられる感染症指定医療機関は決められています。 大阪府内で「指定感染病」の治療が受けられる感染症指定医療機関を調べてみると、上に記載した3つの病院ということが分かりました。 この3つの病院で 大阪市にある病院は、「 大阪市立総合医療センター」のみとなるため 新型コロナウイルスに感染していることが確認された大阪市に住むツアーバスガイドの女性が入院している病院の場所は「大阪市立総合医療センター」ではないかと言われているようです。 今回、新型コロナウイルスに感染していることが確認された大阪市に住むツアーバスガイドの女性は、感染が確認された奈良県のバス運転手とツアーで同行していたそうです。 現在のところバス運転手とツアーバスガイドの女性の感染が確認されていますが、今後感染者が増える可能性も十分に考えられます。 あの大阪バスドライバーと一緒に居たバスガイドなのかな。 新型インフル同様もうダメだな。 食い止めるのは難しいだろう。 商業活動停止させないと終息しないぞ。 まるでバイオハザードのようで怖いでね😰 マスクの売り上げの急増の真相が明らかになりました。 皆さんもお気をつけてください。
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