外貨預金における金利(預入利息)のようなイメージで捉えられがちですが、スワップポイントはFXだからこそ期待できる利益で、発生する仕組みも大きく異なります。 まずは基本的なことから解説を始めましょう。 たとえば、FXで日本円を売って高金利通貨のメキシコペソを買った場合で考えてみましょう。 日本の政策金利が0. 25%です(2020年1月時点)。 両国の間には実に7%以上の金利差が生じており、ポジションを建てている(保有している)間はスワップポイントを受け取ることができます。 これに対し、レバレッジが3倍なら約20万円、5倍なら約12万円、10倍なら6万円足らずの必要証拠金で、同じ利益が得られます。 つまり、レバレッジを利かせれば、より効率的にスワップポイントを獲得できるようになるわけです。 なお、「みんなのFX」の場合は25倍で固定されているので、建てるポジションの数量を控えめにすることによって、実効レバレッジを抑えられます。 FXと言えば、デイトレードのような超短期売買で為替差益を狙うケースが主流のようなイメージがあるかもしれません。 しかしながら 、実際にはスワップポイントを目当てに中長期スパンで投資している投資家も少なくありません。 株式投資の値上がり益は買値よりも時価が上昇したタイミングで売却しないと得られませんし、その配当にしても半年ごとや1年ごとといった頻度でしか支払われません。 しかし、FXのスワップポイントは売買する必要もなく、継続的に取引口座に蓄積されていきます。 以前、運用収益の分配金を毎月受け取ることができる毎月分配型の投資信託が人気を博したことがありましたが、それよりも頻繁に利益が手元に入ってくるわけです。 裏を返せば、オーバーナイト(ポジションの翌日持越し)をせずにで決済した場合は、スワップポイントが得られません。 翌日持ち越しの判定基準は、ニューヨーク市場がクローズする日本時間の午前6時40分 (サマータイム期間中は午前5時40分)です。 外国為替取引では通貨や代金の受け渡しが2営業日後に行われる定めになっており、FX会社によってはスワップポイントが実際に口座残高に反映されるまでにはタイムラグが生じますが、「みんなのFX」ならリアルタイムで表示されるので安心です。 スワップポイントは政策金利の見直しがなければつねに一定というわけではなく、日々変わっていきます。 通貨発行国における短期金利市場の動向にもとづき、2カ国間で発生している折々の金利差をベースに算出されていますが、その際には為替レートも関わってくることになり、相場の変動が影響を与えるからです。 通貨ペアによってスワップポイントの水準がかなり異なっているのは、ひとえに金利差の違いがもたらしたものです。 また、同じ通貨ペアでもFX会社によって差がありますが、それは各社の方針の違いによるところが大きいでしょう。 さらに、「みんなのFX」では「売り買いポジションのスワップポイント差ゼロ」で提供しております。 多くのFX会社では、スワップポイントの受取額より支払額を大きく設定していますが、「みんなのFX」では、スワップポイントから支払額と受取額の差益を得ない仕組みを採用し、お客様により低コストでお取引いただけるように受取額と支払額を同額(一本値)に設定しています。 主要国の政策金利を見渡してみると、特に高いのが南アフリカやメキシコ、トルコといった新興国です。 南アフリカは6. 25%、メキシコは7. 25%、トルコは11. 25%に達しています(2020年1月時点)。 1万通貨当たりに換算して比較してみると、トルコリラのスワップポイントが突出して高くなっているわけです。 現在、大手銀行の定期預金金利は0. 01%程度(2020年1月時点)で、10万円を預けて得られる1年後の利息は10円 にすぎません。 こうした元本保証商品とストレートに比較するのは乱暴とはいえ、高金利通貨のスワップポイントが非常に魅力的であることは間違いないでしょう。 「みんなのFX」では、ホームページ上に「」という便利なツールを用意しています。 これを用いれば、どの通貨ペアにどれだけの資金を投じると、1ヶ月後、1年後、5年後、10年後、35年後にどれだけのスワップポイントが蓄積されて受け取りができるのかが瞬時に判明するのです。 ただし、魅力的なスワップポイントにもいくつかの注意点があります。 それらをきちんと認識しておかなければ、スワップポイントが得られるどころか、逆に損失を被ってしまう可能性もあります。 こうしたケースでは、逆に金利差分のスワップポイントを投資家側が支払う必要が生じます。 おそらく、これらの通貨ペアの売りを考えるのは相場の下落を想定してのことでしょうが、マイナスのスワップポイントが発生するというリスクを念頭に置けば、短期勝負に徹したほうが無難かもしれません。 加えて、目の前では高金利であっても、それぞれ国々の経済情勢や金融政策の方針次第では金利差が縮小し、スワップポイントも減少してしまうリスクもあります。 そして何より、概して高金利通貨の為替レートは変動が激しくなりがちであることには留意したほうがいいでしょう。 特に高めのレバレッジを利かせていると、為替差損の発生に伴って証拠金が目減りしていき、やがてロスカットが実行されるリスクが高まってしまいます。 そうなると、受け取ったスワップポイントを上回る損失が発生する恐れもあるのです。 スワップポイントもその対象で、20. もっとも、FXのスワップポイントにかかる税金は、法人と個人のどちらの口座を通じた取引なのかによって扱いが異なっており、その点に注意が必要です。 法人の場合は、スワップポイントが付与された時点で課税対象となります。 これに対し、個人口座の場合は付与ではなく、受け取った時点で課税対象となるのです。 しかも、先に述べたように「みんなのFX」ならスワップポイントを受け取らずに再投資に回せます。 なお、「みんなのFX」の「」なら、各通貨ペアにおいてスワップポイントが日々どの程度つくのかを一覧できます。 ここでは、スワップポイントに着目してFXで運用を行う際のコツについてまとめました。 以下の3つをしっかり押さえておけば、より堅実にスワップポイント目当ての運用を実践できるでしょう。 仮に為替相場に変動がなかったとしても、スプレッドの分だけ為替差損が生じており、せっかくのスワップポイントが目減りしてしまうのです。 取引を始める前に、売値(通貨を売る際に適用される為替レート)と買値(通貨を買う際に適用される為替レート)との差額であるスプレッドがどの程度なのかを確認しておくのが賢明でしょう。 そして、スプレッドの幅が狭い通貨ペアの中で、相対的に高いスワッポイントが見込まれるものを選ぶといいでしょう。 そのリスクを軽減するためにも、複数の通貨に分散投資を行うのが賢明だと言えるでしょう。 為替差損だけに限らず、政策金利の見直しなどに伴ってスワップポイントが低下してしまう可能性もあります。 そういったリスクに対処する意味でも分散投資は有効で、いずれかの通貨ペアの利益が減少したとしても、他の通貨ペアの利益でカバーされることを期待できます。 それを回避するためにも、口座の残高と必要証拠金の金額はつねに確認しておきましょう。 スワップポイント目当てで中長期的な投資を行う際には、証拠金維持率ができるだけ高くなるように心掛けるのが無難かと思われます。 お取引にあたっては契約締結前交付書面及び約款を十分にご理解頂き、ご自身の責任と判断にてお願いいたします。 法人のお客様の証拠金必要額は、金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額となります。 為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第 117 条第 27 項第 1 号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。 2Pips (税込)でありスプレッドに含まれております。 お客様の約定結果による実質的なスプレッドは当社が広告で表示しているスプレッドと必ずしも合致しない場合もございます。 お取引に際して、当社が広告で表示しているスプレッドを保証するものではありません。 オプション料を支払うことで将来の一定の権利を購入する取引であることから、その権利が消滅した場合、支払ったオプション料の全額を失うこととなります。 1Lotあたりの最大価格は、購入の場合990円、売却の場合1,000円です。 ただし、売却価格と購入価格には価格差(スプレッド)があり、売却時に損失を被る可能性があります。 また当社の負うリスクの度合いによっては注文の一部もしくは全部を受け付けられない場合がございます。
次のサイトスワップ(Site swap)とは、のパターンを表すための非負整による表記法()、またはその表記法に従って表記された数列を指すこともある。 1980年代に3人の研究者によって独立に定式化された。 その記法を直感的に説明するならば、それぞれの数値は道具を投げる高さ(厳密には投げてからキャッチするまでの時間間隔)を表していると説明できる。 それ以外の情報を持たないため、シンプルで扱いやすい反面、特殊な投げ方をするパターンを定義することはできない。 数列であるので、数学的な処理でジャグリング可能性の判定や新しいパターンを作り出すことなどができる。 また、2個以上ので行うハイトスやウィンドミルのパターンや、2人以上で道具を投げ合うパッシングの記述にも使われる。 また、厳密にはサイトスワップを適用できない道具(シガーボックスなど)でも、投げ方のアナロジーで使われることがある。 最も単純なバニラサイトスワップと呼ばれるサイトスワップは、3や7531といった有限長の整として表される。 バニラサイトスワップでは以下のような前提を置いている。 道具の状態や種類、身体の状態などを全て無視する。 片手で同時に複数の物体を投げたりキャッチしたりすることはできない。 両手で交互に、一定の時間間隔で道具を投げる。 数値は、その道具が投げられてからキャッチされるまでの時間間隔を表す。 例えば、右のアニメーションは3ボールカスケードであるが、全てのボールは3つおきに投げられている。 そのためサイトスワップは3と表される。 両手で交互に投げるという前提があるため、奇数では投げた手と逆の手でキャッチし、偶数では逆に投げた手自身で受け取ることとなる。 このとき3つの特殊な投げ方が定義されている: 0はその瞬間手に何も持っていない状態を、 1は逆の手に手渡すもしくは直線的に投げて渡す事を、 2はその時間に物体を投げずに持ち続けることをそれぞれ意味する。 また、9より大きい数値を書く必要があるときにはアルファベットを使って、10を a、11を b、…と表すのが一般的。 それぞれのパターンは、いくらかの拍ごとに繰り返される。 この繰り返される拍の最短の長さをサイトスワップの 周期と呼び、通常最短周期だけを書く。 先に例に挙げた3ボールカスケードの周期は1である。 また、このように周期が奇数である場合、両手が同じパターンを繰り返すため、奇数周期のサイトスワップを持つパターンのことを 対称(symmetrical)であると呼び、シャワー のように偶数の周期を持つものを 非対称(asymmetrical)なパターンと呼ぶ。 これは直観的には「どの拍の瞬間にも、1つの手に同時に2つ以上のボールが落ちてくることはない」ということを定式化したものだと言える。 このジャグリング可能性の定義から、直ちにジャグリング可能なサイトスワップのサイクリックシフト cyclic shift はジャグリング可能であるということが分かる。 しかし通常特に理由のない限り、最大の数字を最初に書くことが普通である。 また、このときサイトスワップ数列の平均値は投げる物体の個数になる。 例えば531は3個、91は5個である。 状態 [ ] 3ボールカスケード"3"からすぐに441というパターンを投げることはできるが、3ボールシャワー51を投げることはできない。 これを説明するのが、サイトスワップの 状態 state という概念である。 この節のが望まれています。 シンクロナス・サイトスワップ [ ] 両手で同時に投げるシンクロパターンを表す時は左右それぞれの数値を でくくり ,で区切る。 また、シンクロパターンの数値は偶数に限られ、クロススローは数値の後にxを付加する事で表記する。 マルチプレクシング・サイトスワップ [ ] 片手で複数同時に投げるマルチスローを表す時は、同時に投げる物体の数値を [ ]でくくり表記する。 例えば、 [97]121は片手から2つのボールを同時に投げる5ボールマルチである。 マルチハンドサイトスワップ [ ] 通常のサイトスワップは腕を2本持つ、多く一般の人のために作られているが、他の数の腕を持つ場合のサイトスワップを考えることもできる。 1本の腕の場合はのハイトスのパターンを、4本の腕の場合は2人が道具を投げ合うパッシングのパターンを表すために使われる。 特徴 [ ]• 物体を上に投げる場合、投げ上げる高さは数値から1を引いて2乗した値に比例する。 例えば 7531の場合、それぞれの高さの比は 9:4:1:0となる。 ある値にサイトスワップの長さと等しい値を足すと、投げる個数が1つ多いパターンに出来る。 例えば、4つのパターンである 7531の 1に数列の長さの 4を足した 7535は5つのパターンであるし、 7531の 5から 4を引いた 7131は3つのパターンである。 n個離れた数値を入れ替えてから、左の方にnを足し、右の方からnを引いても、そのパターンはジャグリング可能。 例えば、 7531の 5と 3を入れ替え 7351とし、 3に 1を足し 5から 1を引いた数列である 7441はジャグリング可能である。 関連 [ ] プログラム [ ] フリーで使用でき、サイトスワップのシミュレーションを行うことができるソフトがある。 ブラウザ上でジャグリングパターンをシミュレーションできる。 パターンファイルを書き換えることによりオリジナル技を表示させることも可能。 JAVAで書かれたジャグリングシミュレータ。 GPLで配布されているオープンソースのソフトウェアである。 ラダーノーテーションを表示させることも可能。 また、アプレット版も存在する。 サイトスワップの細かい分析や、条件を満たすサイトスワップの一覧表示が可能。 書籍 [ ] サイトスワップを解説している日本語の書籍としては、以下のようなものがある。 『ボールジャグリング入門第二版』(, 著, )• 『ボールジャグリング百科』(, チャーリー・ダンシー, 井上恵介 著, ) 洋書であれば以下が詳しい• 『The Mathematics of Juggling』(Springer, Burkard Polster 著, ) 脚注 [ ] 注釈 [ ]• 例えば、ボールを使うかクラブを使うか、あるいはクラブの回転数といった情報や、ボディースローといった情報はサイトスワップでは表現されない。 この時間間隔を 拍 beat と呼ぶ。 日本の伝統のお手玉のように、道具が片手からのみ投げられるジャグリングパターン。 531に対する315,135など 出典 [ ]• 2009年12月18日閲覧。 関連項目 [ ]•
次のスワップは、取引口座内において日々計算されますが、スワップの実現・未実現はトレード画面内で操作することができます。 また、スワップは、政策金利のみならず、外国為替相場、各国の市場金利情勢等の変化に伴って随時変動します。 スワップ発生の仕組みについては、のページをご参照ください。 スワップに1 円未満の端数が出た場合 スワップに1円未満の端数が出た場合、未決済ポジションの端数は累積されますが、決済時に端数が生じた場合は、スワップが受取りの場合は切り捨て、支払いの場合は切り上げとなります。 5 円のスワップ受取りの場合) 1日目:0円 端数は表示されませんが、累積されています。 2日目:1円 前日分との合計が表示されます。 3日目:1円 4日目:2円 5日目:2円 決済すると、0. 5円は切り捨てになります。 5 円のスワップ支払いの場合) 1日目:-1円 端数は切り上げになります。 2日目:-1円 前日分との合計が表示されます。 3日目:-2円 4日目:-2円 5日目:-3円 決済すると、0. 5円は切り上げになります。
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