とう せい びょう いん。 糖尿病腎症(とうにょうびょうじんしょう)とは 総論

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とう せい びょう いん

「足がむくんできた。 」 「息ぎれがする。 」 「最近つかれやすいなあ。 」 「なんともありません。 」 「貧血があります」 どれも糖尿病腎症でおこりうる症状です。 軽度の腎症でも、尿中に認めるようになります。 心血管病の危険が増大しますので、この時期から注意が必要です。 早期からの減塩が必要です。 第5期の透析期になると、人工的に血液をろ過する透析や腎臓移植も候補に挙がってきます。 定期的に尿検査を行い、病期を把握する必要があります。 病期が進むにつれて、高血圧、こつそそしょうしょう、腎性ひんけつなど、コントロールが難しくなってきます。 かつては、いったん腎症の病期が進むと、改善しないと考えられていました。 現在は、しっかりと血糖コントロールや血圧コントロールができれば、改善すると報告されており、あきらめずに油断せずに治療に向き合うことが大切だと思われます。

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とう せい びょう いん

高血糖の持続によって、腎臓の重要な濾過(ろか)機能を担っている糸球体が障害され、たんぱく尿が出現し、やがて腎機能が徐々に低下して、血清クレアチニンの上昇、さらに腎不全へと進行する病気です。 糖尿病(性)腎症の病期は、尿たんぱくの程度や糸球体の濾過機能の低下の程度により、2013年の腎症合同委員会報告により、表のように腎症病期分類が改訂されました。 73m 2) 第1期 (腎症前期) 正常アルブミン尿(30未満) 30以上 注2 第2期 (早期腎症期) 微量アルブミン尿(30~299) 注3 30以上 第3期 (顕性腎症期) 顕性アルブミン尿(300以上) あるいは 持続性たんぱく尿(0. 5以上) 30以上 注4 第4期 (腎不全期) 問わない 注5 30未満 第5期 (透析療法期) 透析療法中 注1:糖尿病性腎症は必ずしも第1期から順次第5期まで進行するものではない。 niph. Clinical impact of albuminuria and glomerular filtration rate on renal and cardiovascular events, and all-cause mortality in Japanese patients with type 2 diabetes. Clin Exp Nephrol. 2013 Oct 17. 73m 2未満の症例はCKDに該当し、糖尿病性腎症以外の原因が存在し得るため、他の腎臓病との鑑別診断が必要である。 注3:微量アルブミン尿を認めた症例では、糖尿病性腎症早期診断基準に従って鑑別診断を行った上で、早期腎症と診断する。 73m 2未満からGFRの低下に伴い腎イベント(eGFRの半減、透析導入)が増加するため注意が必要である。 73m 2未満の症例は、尿アルブミン値あるいは尿たんぱく値にかかわらず、腎不全期に分類される。 しかし、特に正常アルブミン尿・微量アルブミン尿の場合は、糖尿病性腎症以外の腎臓病との鑑別診断が必要である。 【重要な注意事項】本表は糖尿病性腎症の病期分類であり、薬剤使用の目安を示した表ではない。 糖尿病治療薬を含む薬剤特に腎排泄性薬剤の使用にあたっては、GFR等を勘案し、各薬剤の添付文書に従った使用が必要である。 (2013年12月 糖尿病性腎症合同委員会) 糖尿病(性)腎症も早期発見・早期治療が重要であり、早期発見には尿中アルブミンの検査(微量アルブミン尿の検出)が役立ちます。 GFRとは、糸球体濾過量のことで、血清クレアチニンと年齢から計算式で算出されるeGFRで代用されます。 腎症の予防と治療には、血糖コントロールのみならず、血圧のコントロールが重要です。 顕性腎症期になると、血糖コントロールとともに降圧治療、たんぱく制限食が必要です。 慢性腎不全の状態になれば、やがて人工透析が必要となります。 治療、食事、生活のポイントは、第1期は、糖尿病食を基本とし、血糖コントロール、降圧治療、脂質管理、禁煙です。 第2期も第1期のポイントに加え、たんぱく質の過剰摂取を控えます。 第3期は、血糖コントロール、降圧治療、脂質管理、禁煙、たんぱく質制限食、第4期になると、第3期のポイントに加え、貧血の治療が加わります。 新規に透析に導入される腎疾患の第1位は腎炎でしたが、1998年には、はじめて糖尿病(性)腎症が第1位となりました。

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糖尿病(とうにょうびょう)とは

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膠原病は中年の女性に多い病気です 膠原病が何かを理解するためには、まず免疫について知っておく必要があります。 詳しくは、「」を参考にしてください。 「免疫」とは、簡単に言うと異物や病原体が体に侵入してきたとき、体を防御しようとするシステムです。 免疫によって病気が治ったり、予防できたりします。 ところが、この免疫が暴走することで、かえって病気になってしまうのが、「膠原病」です。 「自己免疫疾患」の通り、自分の免疫が自分を攻撃してしまい、炎症を起こし、臓器や組織を壊してしまうわけです。 攻撃される臓器によって病気が異なります。 例えば、慢性関節リウマチは、主に関節が攻撃され、関節炎を起こします。 皮膚筋炎は皮膚と筋肉が攻撃され、皮膚に湿疹が出たり、筋肉に力が入らない状態になります。 膠原病の種類 一言で膠原病と言っても、その種類や病名は様々です。 リウマチなどのよく聞く疾患も、膠原病の一つなのです。 主な膠原病の種類と、主に攻撃される部位についてまとめました。 全身が攻撃される• ・若年性免疫性リウマチ 主に関節、子供では全身が攻撃される• 主に全身が攻撃される• 全身性硬化症 SSc ・・進行性全身性硬化症 PSS 主に皮膚などが攻撃される• ・多発性筋炎 PM 主に皮膚や筋肉が攻撃される• 結節性多発性動脈炎 PN 主に血管が攻撃される• 主に唾液腺、涙腺などが攻撃される• Wegener肉芽腫症 Wegener's granulomatosis; WG 副鼻腔、腎臓、肺が攻撃される• 主に血管が攻撃される• 過敏性血管炎 主に血管が攻撃される• 主に血管が攻撃される• 主に血管が攻撃される• 原因不明の筋肉の病気• 主に消化管が攻撃される• 主に消化管が攻撃される• 主に粘膜が攻撃される• 原発性胆汁性肝硬変 主に肝臓や胆管が攻撃される 以上のように種類が多く、なかなか診断がつかないことがあります。 膠原病の初期症状と診療科 発熱が続いたり、体がだるい状態が続くのも症状の一つです 膠原病は、慢性疾患になりますので、症状が長いことが特徴です。 また、良くなったり悪くなったりする症状があれば、要注意です。 発熱、咳、蛋白尿、関節痛、湿疹、下痢、腹痛、体がだるいなどの症状が長く続く場合、膠原病の可能性があります。 風邪や胃腸炎の症状に似ていますが、1週間も、2週間、1ヶ月も改善しなければ、風邪ではない可能性が高くなりますので、一度医療機関を受診するようにしましょう。 詳しく問診で、膠原病が疑われた場合、血液検査や尿検査を行います。 さらに関節痛がある場合は、整形外科でも診てもらうことが大切です。 認定認定アレルギー専門医になる試験に、膠原病の知識が必ず問われますので、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医を標榜されているといいかもしれません。 しかし、膠原病の可能性が高い場合は、膠原病内科、膠原病・リウマチ内科の方がいいでしょう。 リウマチなら整形外科を受診してもいいでしょう。 ただ、子供の場合と同じで、や認定リウマチ専門医を標榜されているといいかもしれません。 学会認定専門医・指導医のリスト• 医療機関の科目に、膠原病、リウマチの文字があるかどうかを調べておいた方がいいですね。 次ページでは、膠原病の診断法と治療法について解説します。

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