5 人参の原産地は中央アジアで、 冷涼な気候を好み耐寒性のある野菜。 発芽さえさせてしまえば人参栽培は成功というくらい、種まきが重要です。 収穫は 三寸系(ミニ)で3カ月、5寸系(長径)で4カ月かかります。 深く根を伸ばすため、水はけ、水もちともに上げる堆肥をしっかり入れるのが肝。 初期成育も遅いため、雑草に負けないよう適時除草してあげましょう。 寒冷紗トンネル栽培(春まき栽培) 春まき栽培で2月中旬の早めに育てたい場合、寒冷紗を使用してトンネル栽培すると良いでしょう。 水やりの頻度 人参は発芽してしまえば乾燥にも耐えるので、露地では 降雨のみでも そこそこ育ちます。 ただしっかりと大きく良いものをつくるなら、 生育前半(本葉6~7枚、発芽から一ヶ月半程)は表面が乾燥しないよう十分に水やりをすることをおススメします。 逆に生育後半は水やりはしない方が、水分ストレスで美味しい人参になります。 間引き・追肥・除草 人参で良いものをとるためには、適切な間引きが欠かせません。 間引いた苗と根は柔らかくて美味しく食べれるため、これも人参栽培の醍醐味と言えるでしょう。 夏に収穫するものは放置しておくととう立ちし、食味が落ちる プランター・牛乳パック栽培 coming soon… 失敗を防ぐ生育診断 発芽がまばらなのは何故? 人参は野菜のなかでも発芽させるのが難しいと言われてます。 肝となるのは水分なので、適期を守っても発芽しなかったりまばらだった場合、確実に水やり不足。 又が割れた人参が出来る 収穫した人参が又になるのは、土中に未熟堆肥や石、前作の残骸が障害となったためです。 味は一緒なためそこまで神経質になる必要はないですが、耕すときに取り除くようにしましょう。 それ以外に、土壌水分の過不足によっても起きやすいです。 短い人参になる 人参は生育前半(1か月半)で下に長く伸び、その後横に肥大していきます。 前半に水分不足だと短くなりやすいです。 大きくならず、でこぼこした形に 生育後半(1. 5ヶ月後)の肥料が足りてません。 生育初期は肥料控えめで水分多め、後半からは水分は少なめで肥料をしっかり効かせることで良い人参ができます。 セオリー通りにやってもできない場合、土壌が痩せすぎている場合があるので、腐葉土やバーク堆肥を入れ肥料を保持する力をあげてやる必要があります。 人参の表面に割れ目が入る 割れ目が入る場合、取り遅れ、多くは肥料過多である場合が多いです。 特に生育前半に多く肥料をやりすぎると割れます。 適量を守り追肥をし、取り遅れないようにしましょう。 人参の色が薄い そもそも売られている人参は専用機械で綺麗に洗われた後のものなのでより鮮やかに見えます。 なので良い色を育てたい場合は夏の遅植えを避けるのも一つの手です。 生育後半に水分過剰になると色、味ともに落ちやすいです。 ちなみに真っ白で細い人参ができた場合は「先祖返り」と呼ばれ、まれに遺伝子異常で原種そっくりの状態で出来る場合があります。
次のアースリンク社よりマイクロナノバブル水の「根活」を試供品としてご提供いただきました。 感謝です。 養液に約10%投入。 結果としては明らかな回復までは至りませんでしたが、枯れていくスピードは遅くなり効果を確認できました。 残念なが試供品は一カ月で無くなりましたが期待がもてます。 マイクロナノバブルは、医療、工業、農業と多くの分野での期待がもたれています。 理論づけはこれからのようですが実際に効果を出していますので、実験を続ける予定です。 続きは第二水槽の成長記録を参照ください。 この後も少しづつ枯れていきましたが、7月には来年の新芽を持つものも現れ、高麗人参の生命力には驚かされます。 今回、高麗人参の根を養液から1時間上げていたというポカミスで、一気に成長が阻害されてしまいました。 高麗人参が水耕栽培に向かないと言われる理由のひとつが、水に弱いというものでしたが、案外そうでもないのかもしれません。 溶存酸素量を確保できれば高麗人参の水耕栽培はできるかもしれません。 一方、根を覆うゼリー状の物は何なのか。 病原菌?未知との遭遇です。 ポカミスがなければ気づいてないかもしれません。 外的なものか内的なものか。 ストレスによる何らかの対抗症状なのでしょうか? このあと植物の根は分泌物を出すことを知ることになります。
次のニンジン(セリ科) 原産地 アフガニスタン 生理・生態• 低温では、根の肥大が悪くなり、着色も悪くなる。 しかし、肥大した根は、凍害に強い。 1.作形と品種 2.栽培上の留意点• ニンジンの栽培は、発芽にかかっています。 乾燥時に播種すると非常に発芽が難しくなります。 雨のあとの、圃場が湿っている日に播種を行いましょう。 播き床には、たっぷり水やりをして、土を落ち着かせてから種をまき、細かい土で覆土をする。 そして、その上を鍬などで抑えて鎮圧し、切りわらやもみ殻をかけて、乾燥を防ぐようにします。 中間管理で重要なのは、土寄せです。 肩の部分が地上に出て、緑色とならないように株元へしっかり土を寄せる。 間引きは、1回目は本葉3〜4枚のとき、2回目は本葉5〜6枚のときに行う最終的な株間は、12〜15cmとする。 連作によりネコブセンチュウの被害が多くなりやすいので、輪作を心掛ける。 早どりできる「三寸」種と「五寸」種を同時期に播いても、収穫期が1ヶ月近くずれてくるので、収穫期の幅を広げることができます。 3.症状と原因• 有機質の乏しい圃場であると乾湿の差が大きくなりやすいため、堆肥等をいれて、土づくりを行いましょう。 4.播種準備 (1)施肥• 元肥は、播種20日前に前面に施用し、よく耕しておく。 堆肥は作付け前には施さず、前作栽培時に施用しておく。 8kg 11. 4kg 10kg 4. 6kg 又は完熟堆肥3t しおさい(鳥羽かき殻) 100 0. 1kg 魚骨(フィッシュボーン) 40 1. 6kg 8kg 有機の匠 811 90 7. 2kg 0. 9kg 0. 9kg 有機アグレット727 80 5. 6kg 1. 6kg 5. 6kg 追肥は必要に応じ、本葉6枚以降2〜3回に分けて行う。 合計成分 19. 3kg 21. 9kg 16. 5kg 4. 6kg (2)土壌消毒• 特に夏播き栽培で連作するとネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウの被害が多くなる。 被害の予想される圃場ではマリーゴールドとの輪作を行う。 (4月上中旬播種、5月上旬定植、7月まで栽培する。 )やむをえない場合は殺線虫剤で土壌消毒を行う。 5.播種• 春、夏ともに乾燥している場合は、雨を待つか十分灌水を行ってから播種する。 覆土は1cm程度かけて鎮圧する。 さらに雨による流亡を防ぐとともに乾燥防止のため、寒冷紗等の資材をベタがけするか敷きわらを行い、発芽率を高める。 6.播種の管理 (1)間引き• 1回目を本葉3〜4枚時(播種後30日頃)に株間3cm、2回目を本葉5〜6枚時(播種後45〜50日頃)に8〜12cm間隔とする。 間引き後に中耕・培土を行う。 (2)ベタがけ資材の除去• 1回目を本葉3〜4枚時(播種後30日頃)に株間3cm、2回目を本葉5〜6枚時(播種後45〜50日頃)に8〜12cm間隔とする。 間引き後に中耕・培土を行う。 除去のタイミングは、遅くとも本葉3枚時までとする。 (3)病害虫防除• 夏蒔き栽培では黒葉枯病、しみ症、アブラムシなどの発生が多い。 特に、生育初期に病害虫の発生が多いので、この時期の防除を徹底する。 春播き栽培では病害虫の発生は少ない。 7.生理障害対策 (1)着色不良• また、土壌中の空気が多いほど着色がよく、排水不良地では発色が悪い。 (2)裂根• 初期乾燥、後期多湿で発生しやすい。 春播きでは、4〜5葉期に乾燥・低温で生育が遅れ、後半になって温暖で雨が多く水分が多いと急激に肥大して裂根が発生しやすい。 8.収穫• 夏どりは、収穫を適期に行わないと、裂根が生じたり、黒班病などが発生しやすくなるので注意する。 収穫出荷は、10a当たり100時間程度かかるので、一度の作付面積を労力に合わせて加減する。 収量目標は、10a当たり春播きで2,500kg、夏播きで4,000kg.
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