アイシン精機はデンソーに次ぐ売上高4兆円規模のトヨタ系部品メーカー大手だ。 生産品目は駆動系からエンジン周り、シャシー・ボディ関連、カーナビなど幅広い。 特に子会社のアイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)の収益貢献度は高く、主力製品であるエンジンの動力を車輪に伝えるAT(自動変速機)は年間1000万規模を販売し世界首位だ。 アイシン精機グループはアイシンAWのほか、鋳造品のアイシン高丘、MT(手動変速機)のアイシンAI、ブレーキのアドヴィックスなどを抱え、分社経営に特徴がある。 ただ2017年にはバーチャルカンパニー制を導入し、パワートレイン、走行安全、車体、情報・電子の事業軸でグループを再編。 100年1度といわれる自動車業界の変革が起きる中、グループ会社に分散していたノウハウを集めて総合力を高めようとしている。 1943年設立で航空機用エンジンを生産する「東海航空工業」をルーツに持つ。 その後、愛知工業と社名変更して航空機部品から自動車部品へと転換。 新川工業と合併してアイシン精機が誕生した。 1961年からトヨタ向けにAT生産を開始している。 もっともトヨタグループ向け売上高は現在6割弱と最大だが、フォルクスワーゲンやプジョー・シトロエン、ボルボ、BMWなど欧州車との取引が多いことも特徴だ。 またトヨタ系の中では中国でのビジネス展開も早く、最近では中国現地メーカー向けにもAT販売を増やしている。 ただ将来的にEV(電気自動車)が普及すると、ATが縮小に向かう可能性もあり、危機意識は強い。 そんな中でライバルでもあるデンソーと手を組むことを今回決断したが、かつては考えられない提携だった。 異業種を交えた戦いが始まる中、求められているのはグループ内外に分散する知見の結集だろう。 トヨタで技術畑を歩んできた伊勢清貴社長の下、型破りの改革が断行されそうだ。 ただ、足元は中国を中心にMTからの移行もあり好調だ。 2020年度には1320万台(2017年度比約25%増)の生産体制を目指している。 カメラはフィルムからデジタルへと移行したことで、富士フイルムが生き残った一方、米コダックは潰れた。 われわれは右肩上がりで業績が伸びているため、危機感のない従業員が少なくない。 自動車業界も100年に1度の変革期にあることを認識し、経営基盤がしっかりしている今のうちに変わらなければ、生き残れない。 これまでの資産を活用することで成長は可能と考えている。 モーターやギアボックス、インバーターなどを一体化し、幅広いタイプの車に対応する電気式駆動ユニット「eアクスル」を開発しており、これに電動ブレーキや電動ポンプなども合わせたセットで自動車メーカーに提案していきたい。 2018年秋のパリモーターショーで初めてこうした商品を展示したところ、多くの反響があった。 さらに人材の面でも電動化シフトを加速させていく。 外部からの採用に加え、グループでもカーナビ関連から電動化へ人材を回すなどして有効活用したい。
次の当社は、アイシン・エーアイ株式会社(本社:愛知県西尾市、社長:齋藤雅康、以下AI-A)との平成31年4月の経営統合に向け、本日、合併契約を締結いたしましたことをお知らせいたします。 本件は、今年10月31日に当社とアイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、社長:伊勢清貴、以下アイシン精機)ならびにAI-Aとの3社で基本合意書を締結し、本日、正式合意書を締結いたしました。 その後、当社およびAI-Aの各社で開催された合併契約承認臨時株主総会において承認され、合併契約を締結いたしました。 (1)経営統合の日程 合併契約承認臨時株主総会日 平成30年12月21日 合併契約締結日 平成30年12月21日 効力発生日 平成31年 4月 1日(予定) (2)経営統合の方式 当社を存続会社、AI-Aを消滅会社とする合併を行う予定です。 AI-Aの株主であるアイシン精機には、対価として当社の普通株式が割り当てられる予定です。 アイシングループはこれからも、グループ一体となって変動する社会のニーズに柔軟に対応し、さらなる競争力の強化をめざしていきます。 当社は、アイシン・エーアイ株式会社(本社:愛知県西尾市、社長:齋藤雅康、以下AI-A)との平成31年4月の経営統合に向け、本日、合併契約を締結いたしましたことをお知らせいたします。 本件は、今年10月31日に当社とアイシン精機株式会社(本社:愛知県刈谷市、社長:伊勢清貴、以下アイシン精機)ならびにAI-Aとの3社で基本合意書を締結し、本日、正式合意書を締結いたしました。 その後、当社およびAI-Aの各社で開催された合併契約承認臨時株主総会において承認され、合併契約を締結いたしました。 (1)経営統合の日程 ・合併契約承認臨時株主総会日 平成30年12月21日 ・合併契約締結日 平成30年12月21日 ・効力発生日 平成31年4月1日(予定) (2)経営統合の方式 当社を存続会社、AI-Aを消滅会社とする合併を行う予定です。 AI-Aの株主であるアイシン精機には、対価として当社の普通株式が割り当てられる予定です。 アイシングループはこれからも、グループ一体となって変動する社会のニーズに柔軟に対応し、さらなる競争力の強化をめざしていきます。
次のアイシン精機(本社:愛知県刈谷市、社長:伊勢清貴)傘下でAT製造のアイシン・エィ・ダブリュ(本社:愛知県安城市、 社長:尾﨑和久、以下AW)はMT製造のアイシン・エーアイ(本社:愛知県西尾市、社長:齋藤雅康、以下AI-A)と2019年4月の経営統合に合意。 両社承認を介し12月21日に合併契約を締結した。 アイシングループは、グループの強みを活かすべく2017年4月からバーチャルカンパニー(VC)体制を導入してグループ連携体制を構築してきたが、今後は、電動化など自動車を取り巻く環境が大きく変化する中、パワートレインとトランスミッション事業を統合することで、より競争力のあるパワートレイン事業の構築を目目指して行く構えだ。 (1)経営統合の日程 合併契約承認臨時株主総会日:2018年12月21日 合併契約締結日:2018年12月21日 効力発生日:2019年4月1日(予定) (2)経営統合の方式 AWとAI-Aとの統合については、AWを存続会社、AI-Aを消滅会社とする合併を行う予定。 直近に読まれた人気記事• 最新の記事• 2020年6月26日• 2020年6月26日• 2020年6月24日• 2020年6月24日• 2020年6月6日• 2020年6月3日• 2020年6月3日• 2020年5月29日• 2020年5月28日• 2020年5月26日• 2020年5月21日• 2020年5月20日• 2020年5月19日• 2020年5月19日• 2020年5月19日• 2020年5月17日• 2020年4月23日• 2020年4月21日• 2020年4月21日• 2020年4月20日• 2020年4月20日• 2020年4月17日• 2020年4月11日• 2020年4月10日• 2020年3月31日• 2020年3月29日• 2020年3月26日• 2020年2月20日• 2020年2月19日• 2020年2月16日• 2020年2月14日• 2020年2月8日• 2020年2月5日• 2020年1月11日• 2020年1月7日• 2019年12月24日• 2019年12月18日• 2019年12月18日• 2019年12月17日• 2019年12月16日• 2019年12月16日• 2019年12月4日• 2019年12月2日• 2019年12月2日• 2019年12月2日• 2019年12月2日• 2019年11月29日• 2019年11月28日• 2019年11月28日• 2019年11月13日• 2019年11月6日• 2019年11月5日• 2019年11月5日• 2019年11月5日• 2019年11月5日• 2019年11月5日• 2019年11月5日• 2019年11月4日• 2019年11月4日• 2019年11月4日• 2019年11月3日• 2019年11月3日• 2019年11月3日• 2019年10月30日• 2019年10月29日• 2019年10月29日• 2019年10月29日• 2019年10月29日• 2019年10月29日• 2019年10月29日• 2019年10月22日• 2019年10月20日• 2019年10月18日• 2019年10月9日• 2019年10月7日.
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