つみたてNISAは資産形成の王道と言われる長期・積立・分散投資を実践できる非課税投資制度だ。 お得に積立投資ができるため、多忙なビジネスパーソンにも適した投資法である。 これからつみたてNISAを始める人向けに、おすすめの証券会や選ぶときの比較ポイントなど、つみたてNISAの基本を解説しよう。 目次 1. つみたてNISA(積立NISA)の口座開設におすすめのネット証券ランキング つみたてNISAは、通常なら売却益や分配金にかかる約20%の税金がゼロになるお得な制度であるため1人1口座しか開設できない。 そのため、つみたてNISA口座を開設する証券会社は、商品ラインナップと利便性を比較して慎重に選びたい。 また、投資信託にはファンドに支払う「信託報酬」という手数料もあるため、なるべく信託報酬の小さいファンドの多い証券会社を選ぶのがお得だ。 まずはつみたてNISA口座を開設するのにおすすめのネット証券を紹介していこう。 3つのポイント別 つみたてNISA口座比較表 (2020年7月時点) ネット証券 会社名 銘柄数 信託報酬 0. 投資信託の取扱本数が業界最多であるだけでなく、積立頻度も「毎日・毎週・毎月」の中から選べる。 細かい時間分散にこだわりのある経験者向けの設定だろう。 スマートフォンアプリの「かんたん積立アプリ」では、損益や残高状況が簡単に確認できるほか、自分に合ったポートフォリオや具体的な商品まで提案してくれる機能もある。 投資初心者から経験者まで利用しやすい環境を整えているのがSBI証券と言えるだろう。 SBI証券では現在、新規証券口座開設と条件達成で最大20万円をキャッシュバックするキャンペーンを開催している。 【関連記事】 >> >> 2位……楽天証券——楽天グループでさまざまな特典がある もSBI証券と同じく投資信託の取扱本数が業界最多レベルである。 最大の魅力は「楽天スーパーポイント」を貯められることだろう。 ポイント以外にも楽天グループのサービスを利用することでさまざまな特典を受けられる。 例えば楽天銀行口座と証券口座を連携すれば、普通預金金利が通常の5倍である0. 1%になる(2020年7月時点)。 ほかにも楽天証券口座を開設するだけで、日経新聞や日経MJなどの日経の各種記事が無料閲覧可能になるのも大きな特徴だ。 楽天証券を利用するなら、グループ内のサービスも使ってさまざまな恩恵を受けたい。 楽天証券では現在、新規証券口座開設と条件達成で最大3,550円相当の楽天スーパーポイントと現金1,000円をプレゼントするキャンペーンを7月31日まで開催している。 つみたてNISA専用の電話サポートを用意しているだけでなく、チャットでも気軽に質問できる。 忙しい人にとってはうれしいサービスだろう。 第三者機関が評価する証券会社の問合せ窓口の格付けでは、2019年度まで9年連続で三つ星を獲得するほど高い評価も得ている。 しっかりとしたサポートを求める人に適したネット証券かもしれない。 松井証券では、新規口座開設をした方全員にAmazonギフト券などに交換できる「松井証券ポイント」を200ポイントプレゼントするキャンペーンを12月29日まで開催している。 【関連記事】 >> 4位……マネックス証券——資産管理ツールが充実 は投資初心者から上級者までが利用できる多数の投資ツールを提供している。 中でも「MONEX VISION」は長期の資産運用をサポートしてくれるツールだ。 ポートフォリオの提案だけでなく保有資産の細かい分析や診断を行ってくれ、目標に合わせたアドバイスも確認できる。 言ってみれば、長期資産運用のための専属ホームドクターのようなものだ。 保有資産をまとめて管理・運用したい人は、マネックス証券を候補に入れてもいいだろう。 マネックス証券では、新規証券口座開設等で最大10,600円相当のamazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを8月31日まで開催している。 その中でも「野村スリーゼロ先進国株式投信」は、購入手数料、信託報酬(運用管理費用)、信託財産留保額がすべて無料の投資信託だ。 2031年からは信託報酬がかかるが、0. 10%(税抜)と低水準であり、コストを抑えた投資ができる。 この投資信託はつみたてNISA専用で野村證券のみしか取扱がないため、気になる場合は一度チェックしてみよう。 野村證券は商品だけでなく、サポート体制にも力を入れている。 コールセンターは土日にも対応しており、つながりやすさとオペレーター全員が証券の専門資格を保有していることが強みだ。 充実したサポート体制は第三者機関でも評価され、「問合わせ窓口(コールセンター)と「Webサポート」の2部門で五つ星認証を取得している。 ここまで商品数が豊富なのは対面証券では珍しく、安心できる大手証券会社で自由に商品を選びたい人に向いている。 つみたてNISAとは別だが、株式投資をする人なら手数料や取引金額などに応じて「dポイント」が付与される仕組みもある。 若年層や初心者の投資を応援するサイト「」も運営しているので、株式投資にも興味がある人は口座開設を検討してみよう。 SMBC日興証券は三井住友銀行のグループであるため、定期預金を特別金利で預けられる優遇もある。 また、つみたてNISAでETFを運用したい人は大和証券がいい。 そもそもつみたてNISA対象のETFは7本しかないが、そのすべてを購入できるのは大和証券だけである(2020年6月時点)。 大和証券は、つみたてNISAに限らずさまざまな積立投資に力を入れている。 積立投資の管理は「つみたてサービス」で一元的にできるようになっており、通常の投信積立や株式投資、ファンドラップの積立などもまとめて管理できる。 つみたてNISA以外の積立投資にも関心があるなら、大和証券を検討してみよう。 すべてインデックスファンドであり、日本株と先進国株の投資信託の他、日本・先進国・新興国を対象としたバランスファンドがある。 商品は絞られているが、いずれも低コストで運用できる投資信託だ。 みずほ銀行の口座があれば、「みずほマイレージクラブ提携サービス」によって株式の売買手数料が割引になるサービスも受けられる。 「ひふみプラス」は、主に日本の成長企業を対象に長期的な目線で投資する投資信託だ。 株式が投資対象だが、相場環境によっては現金比率を50%まで引き上げることもあり、守りながら増やす運用に挑戦する方針である。 銘柄選定力や柔軟な運用姿勢が評価されている点であり、これ1本に投資する投資家もいるほどだ。 ライブスター証券ならではのつみたてNISAの特徴として、毎月の購入日を指定できる。 年2回まで毎月の積立とは別に増額購入もできるが、その日付も別々に設定可能である。 購入日を自由に設定できるため、自分の都合に合わせてつみたてNISAを続けられる証券会社だ。 4つのポイント別 つみたてNISA口座比較表 (2020年7月時点) ネット証券 会社名 ポイント1 取扱商品数 ポイント2 引落方法 ポイント3 最低積立金額 ポイント4 ポイント還元 162本 ・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 ・住信SBIネット銀行 から自動充当 100円 Tポイント 158本 ・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 ・楽天銀行から自動充当 ・楽天カードクレジット決済 ・楽天カード支払口座 から自動引落 100円 ・楽天 スーパーポイント ・資産形成 ポイント 152本 ・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 100円 松井証券 ポイント 150本 ・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 100円 マネックス ポイント 150本 ・証券口座に入金 ・指定銀行自動引落 100円 毎月ポイント ポイント1……商品ラインナップは選択肢の多さがカギ つみたてNISAで投資できる商品は以下にある一定の基準をクリアしなければならず、必然的に各社で違いは出にくくなる。 対象商品には上場投資信託(ETF)も含まれるが、取り扱う金融機関は少ないため、通常の投資信託の基準を確認してみよう。 投資信託 インデックス アクティブ 投資対象 国内資産のみ 海外資産を含む 国内資産のみ 海外資産を含む 信託報酬(税抜) 0. 5%以下 0. 75%以下 1%以下 1. 日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった特定の指標に連動させる運用方法をインデックス、特定の指数を上回ることを目指す運用方法をアクティブと呼ぶ。 インデックスのほうが信託報酬が低いのは、指数と連動させているので、積極的に運用する必要がないからだ。 どちらにしてもこれらの基準に当てはまる投資信託は長期投資に向いていると考えられ、長期の資産形成を後押ししたい金融庁の意図が反映されていると言える。 なお、投資信託のほかに、ETF(上場投資信託)もつみたてNISAの対象商品であるが、扱っている金融機関が少ないため説明は割愛する。 つみたてNISAの取扱商品数は金融機関によって異なり、選びやすさを重視して数を絞る金融機関と、選択肢の多さを重視して豊富に取りそろえる金融機関に分かれる。 前者は対面型金融機関に、後者はネット証券に多い。 代表的なネット証券5社、対面型証券2社、メガバンク3行の取扱本数を比較してみよう(2020年5月時点)。 金融機関 投資信託本数 ネット証券 160本 158本 152本 150本 150本 対面型証券 野村證券 7本 大和証券 20本 みずほ証券 3本 メガバンク 三菱UFJ銀行 12本 みずほ銀行 3本 三井住友銀行 3本 (各金融機関ホームページより筆者作成) 取扱商品数に違いはあるものの、どの金融機関でも基準に合致した長期投資に向く商品を採用していることに変わりはない。 ただし似た商品でも細かく比較したい部分はある。 代表的なポイントは「信託報酬」だ。 信託報酬とは投資信託の運用手数料のことで、保有中の残高から差し引かれる。 残高が少ないうちは大きな違いは生まれないが、将来的には数万円から数十万円の差になる可能性もあり無視できない手数料だ。 例えば、国内株の投資信託を比べると信託報酬に約3. 選びやすさを重視すれば最初から商品を絞ってくれているほうがありがたいが、運用成果に影響する信託報酬なども比較するなら、選択肢の多いネット証券が有利だろう。 【関連記事】 >> >> ポイント2……引落方法の豊富さは使いやすさに直結する つみたてNISAはどこの金融機関で口座開設しても同じ制度内容だが、金融機関ごとに使いやすさは異なる。 見落とされやすいのは引落方法だ。 対面型金融機関では、積み立てるお金をその金融機関の口座からしか引き落とせないところも多い。 普段からお金がプールされている金融機関なら問題ないが、つみたてNISAのためだけに口座開設した場合はお金を移動させなければならず、不便に感じるかもしれない。 その点、ネット証券は他の銀行から自動引落を設定できて利便性が高い。 ネット証券の自動引落は、商品買付に必要な資金を手数料無料で指定の銀行口座から毎月自動で引き落とすサービスだ。 自分で証券口座に入金しなくてもいいため、給与口座は他の銀行という場合でも手間をかけずに積み立てられる。 ただし、ネット証券でも引落可能な金融機関は差があるので、自分の利用する金融機関が対応しているかは事前に確認しよう。 主な金融機関の引落方法は以下の通りだ。 クレジットカード決済なら引落口座に関係なく積み立てられ、クレジットカード自体のポイントが付くメリットもある。 使いやすさとお得さの両方を求めたい人は、クレジットカード決済のできるネット証券を検討してはいかがだろうか。 引落方法の豊富さは、金融機関の使いやすさにも直結するポイントだ。 給与口座の変更などで日頃利用する銀行が変わっても、引落方法の種類が多いと対応できる。 つみたてNISAは利用期間が長期に及ぶため、利便性にも目を向けて口座を選びたい。 ポイント3……柔軟な積立金額を設定できる つみたてNISAで投資できる金額は年間40万円で、月々の上限は約3万3,000円となる。 これを超えない範囲で毎月一定額を積み立てられるが、設定できる金額は金融機関によって異なる。 積立金額の設定範囲が広いのはネット証券だ。 主要ネット証券では毎月最低100円から積み立てられ、幅広い世代が利用しやすい。 積立金額があまり低いと資産形成にはならないが、設定範囲の広さは大きなポイントである。 若いうちは3,000円程度の積立しかできなくても年齢を重ねるごとに1万円や2万円と増やしていくこともできるからだ。 逆に積立が苦しくなったときには、金額を引き下げやすいというメリットもある。 最低1万円からという金融機関もある中、無理なく続けていくためには少ない積立金額でも柔軟に設定できる金融機関を選ぶのがいいだろう。 【関連記事】 >> >> ポイント4……ポイント還元でお得に投資できる ポイント還元があるかどうかも見逃せない。 還元があると実質的には手数料の割引にもなるからだ。 ポイント還元に積極的なのはネット証券だが、還元方法や対象商品はさまざまである。 投資信託の購入金額に対して還元されることもあれば、保有残高に対して還元されることもある。 商品によっては対象外だったり還元率が異なったりすることもあり、実際に利用するときには何に対して還元されるのかの確認が必要だ。 つみたてNISAで重要なのはあくまで商品や手数料だが、お得に投資できる要素としてポイント還元にも注目しておこう。 SBI証券と楽天証券の「ポイント付与」を比較 ネット証券の中でよく比較されるのがSBI証券と楽天証券の2大ネット証券会社だ。 この2社に共通したサービスのひとつに「ポイント付与」がある。 他の大手ネット証券でもポイント付与を行っているが、つみたてNISAの対象となるような手数料の低い投資信託は除外されているものも多い。 ポイント付与も視野に入れるなら、大手ネット証券の中ではSBI証券と楽天証券が検討候補になるだろう(2020年5月時点)。 SBI証券は投資信託の保有残高に応じてTポイントが貯まる SBI証券のポイントサービスは、投資信託残高に対してTポイントが貯まるシステムだ。 楽天証券のようにカード決済による買付での還元がないのは、見劣りするところかもしれない。 以前はSBIポイントが付与され、現金・他社ポイント・商品のいずれかに交換できたが、現在は広く使われているTポイントが付与されるようになった。 その分、日常での使い勝手は良くなったのではないだろうか。 ポイント還元率は投資信託の銘柄ごとに0. 01~0. 1%の幅があり分かりにくさは感じるかもしれないが、楽天証券よりも還元率が高く設定されている。 楽天証券は投資信託の買付と保有残高に対してポイント還元 楽天証券のポイントサービスは、投資信託の買付に対してと保有残高に対しての還元がある。 買付では、楽天クレジットカード決済で投資信託の積立をした場合、カード決済額の1%が楽天スーパーポイントで還元される。 つみたてNISAも取引対象であり、楽天市場や楽天カードをよく利用する人ならぜひ活用したい。 注意したいのは、楽天カード決済ではなく楽天カードの支払口座から直接引き落としをする積立方法だとポイント還元されない点だ。 勘違いしやすいため、十分に気をつけたい。 その他にもカード決済だと毎月定額のみの買付になり、特定の月だけ増額して買う設定はできなくなる。 ボーナス時期などにまとめて買う設定をしたい人は注意しよう。 投資信託の保有残高に対するポイントは2種類あり、楽天スーパーポイントか資産形成ポイントのどちらかを選べる。 還元ポイント数はどちらも同程度であるため、迷ったら獲得ポイント数に上限のない楽天スーパーポイントを選ぶといいだろう。 楽天スーパーポイントの還元率は10万円ごとに4ポイントと、割合にして0. 004%であるため、おまけ程度に考えておきたい。 ポイント還元はSBI証券と楽天証券のどちらかが得だとは言い切れない ポイント還元でSBI証券と楽天証券のどちらが有利なのだろうか。 楽天証券のカード決済による1%還元は魅力的だが、長期的に還元額が大きくなりやすいのはSBI証券だ。 例えば毎月3万円投資すると、楽天証券のカード決済による還元額は月300円だ。 一方、SBI証券で0. 05%の還元だとすると保有残高が60万円になる20ヵ月後には同じ還元額になる。 その後は、楽天証券の保有残高に対する還元を入れてもSBI証券との差が開いていくことになる。 最終的にポイント還元で有利なのはSBI証券だが、それだけで決めることはできない。 無料で日経新聞を閲覧できたり楽天市場でポイントを利用できたりするなど楽天証券ならではの特徴もあり、どちらが本当に得なのかはっきりと判断することはできないからだ。 自分にとっての使い勝手の良さも十分に検討すべきだろう。 その中でも1位の銘柄はどちらも米国株式に投資するものだが、どのような特徴があるのか紹介しよう。 低コストのインデックス運用で知られるバンガード社のETFを通じて米国株式に投資しており、同タイプの銘柄と比較しても信託報酬0. 0938%(税込)は業界で最も低い。 また、楽天証券では購入できない銘柄のため、口座開設の際には検討材料になるのではないだろうか。 ・2位……<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 先進国株式を対象とした指数のMSCIコクサイ・インデックスに連動した投資成果を目指す投資信託だ。 日本を除く22ヵ国の主要先進国が対象で、大型株と中型株およそ1,300銘柄に分散投資できる。 低コストを追求した運用は投資家からも人気が高く、1,700億円以上の純資産総額は安心感を与えてくれる。 信託報酬は0. 1023%(税込)。 0968%(税込)とほとんど変わらない。 eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを目指し続けることを謳っており、今後も信託報酬の引き下げが期待できる投資信託だ。 ・2位……楽天・全米株式インデックス・ファンド 楽天・全米株式インデックス・ファンドは米国株式が投資対象だが、大型株や中型株だけでなく小型株まで投資対象なのが特徴的だ。 この銘柄もバンガード社のETFを通じて投資しており、信託報酬0. ・3位……eMAXIS slim 先進国株式インデックス 「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」と同じく、MSCIコクサイ・インデックスとの連動を目指す投資信託だ。 こちらも日本を除く先進国22ヵ国の約1,300銘柄の株式に分散投資できる。 純資産総額はコロナショックがあった3月こそ落ち込んだものの、発売以来、右肩上がりで人気の高い投資信託だ。 信託報酬は0. 1023%(税込)。 SBI証券と楽天証券の銘柄ランキングを見てみると、人気が高いのは米国株式と先進国株式であることが分かる。 株式は価格変動が大きく積立投資と相性が良いこともあるが、安定して長期的な成長が期待できる米国や先進国を対象にする投資信託が支持されているのだろう。 初心者が知っておきたいつみたてNISA(積立NISA)の基礎知識 運用を始める際は、つみたてNISAの基本もしっかりおさえておきたい。 つみたてNISA(積立NISA)で投資できる商品は厳選された181本の投資信託 つみたてNISAで投資できる商品は、手数料が低水準など一定の基準をクリアした投資信託(ETFを含む)のみである。 金融機関ごとに取扱商品は異なるが、制度全体としては181本 が対象だ(2020年5月時点)。 日本には約6,000本の投資信託があることを踏まえると、つみたてNISAの対象商品はかなり厳選されていることがわかる。 つみたてNISA(積立NISA)の非課税投資期限は2042年までになる見通し つみたてNISAでは毎年40万円まで非課税で投資できる。 運用益が非課税になるのは投資を開始した年から20年間であり、現行の制度では、投資可能な最後の年は2037年だ。 なお令和2年度税制改正大綱において、2024年につみたてNISAの投資期限を5年延長し、2042年までとすることが盛り込まれている。 これにより2023年までにつみたてNISAを始めれば最長の20年間積み立てられるようになる。 つみたてNISA(積立NISA)でよくあるQ&A つみたてNISAでよくある質問とその回答をまとめた。 つみたてNISA(積立NISA)で購入できる商品は証券会社や銀行、郵便局などで違いがある? 購入できる商品は金融機関ごとに違いがある。 株式投資信託はどこの金融機関でも購入できるが、ETFは取り扱いのある証券会社のみで購入できる。 取扱商品数にも違いがあるため、確認はしておきたい。 証券会社でNISA口座を開設したい場合は総合口座の開設も必要?銀行の場合は? 証券会社でNISA口座を開設するには、まずは総合口座を開設する必要がある。 銀行でNISA口座を開設したい場合は、普通預金口座が必要であったり、投資信託口座を開設する必要があったりするなど、銀行によって条件が異なる。 つみたてNISA(積立NISA)での投資が非課税枠である40万円を超えるとどうなる? つみたてNISAの買付設定は、基本的に年間投資金額が40万円超になるようには設定できない。 仮に超過すれば、金融機関によっては約定エラーになったり、超過分は非課税対象にならなかったりする。 分配金の再投資などで40万円を超えた場合は、超過分を課税口座(特定口座や一般口座)で買い付ける。 つみたてNISA(積立NISA)で30万円しか買付しなかった場合、残りの10万円は翌年に繰り越しできる? つみたてNISAの非課税枠は、その年に使い切れず余っても翌年に繰り越しはできない。 つみたてNISA(積立NISA)で投資信託を買い換える「スイッチング」はできる? 保有している商品を売却し、その資金でほかの商品を購入する「スイッチング」はできる。 ただし非課税枠を消費するため、非課税枠を使い切っている場合は買付できない。 つみたてNISA(積立NISA)で購入した株式投資信託の分配金はすべて非課税になる? 分配金が収益から支払われる「普通分配金」の場合は、非課税になる。 一方、投資元本からの払戻金である「特別分配金」に当たる場合は、元々課税対象ではないため非課税メリットも受けられない。 つみたてNISA(積立NISA)で商品を売却した場合、売却したお金でほかの商品を購入できる? その年に買い付けた合計代金が非課税枠の40万円以内なら、売却資金で他の商品を購入可能である。 例えば、10万円購入し20万円で売却した場合、残りの投資可能額は非課税枠40万円からすでに買い付けた10万円を差し引いた30万円が上限になる。 つみたてNISA(積立NISA)の金融機関の変更には手数料がかかる? 金融機関の変更に手数料はかからない。 手続きは変更したい年の前年10月1日から変更年の9月30日までに、必要な書類を提出しなければならない。 なお、変更する年の1月1日以降に買付をした場合は、変更できるのは翌年になる。 つみたてNISA(積立NISA)の金融機関を変更したら保有している資産はどうなる? 金融機関を変更した場合、変更前のつみたてNISA口座で保有する資産は変更後の金融機関には移せない。 ただし、変更後であっても変更前の金融機関で保有する資産は最長20年間、非課税になる。 つみたてNISA(積立NISA)を運用している金融機関で一般NISAに切り替えると保有資産はどうなる? つみたてNISAから一般NISAに切り替えた場合、つみたてNISAで新たな買付はできなくなるが、保有資産の非課税期間は最長20年間で変わらない。 つみたてNISA(積立NISA)の非課税期間が終了すると保有している資産はどうなる? 非課税期間終了後は、保有資産が課税口座(特定口座や一般口座)に時価で払い出され、その時点で値上がりしているか値上がりしているかで売却時の課税関係が変わる。 値上がりの場合は、払い出し時点までの含み益には課税されない。 値下がりの場合は、払い出し時点の時価が新たな取得価格となり、その後の上昇分は課税対象になる。
次のつみたてNISAを始めるために、夫名義の証券口座を開設して資金を入金しました。 (「SBI・全世界株式」の昔の名前は「 」で中身は同じです。 2018年9月から名前が変わりました) 私(妻)のつみたてNISAでもこのファンドを積立してます。 つみたてNISAは基本コンセプトは「 積み立て投資」。 ドルコスト平均法で、毎月、毎週、毎日に投資信託を購入します。 つみたてNISAで初めて投資をする人は、まずは 毎月、毎週、毎日などの積立投資から初める ことをお勧めします。 自分ももっぱら「時間分散する積立が好きなタイプ」です。 毎月でも毎日でも時間分散する積立投資は所詮、気止め。 20年間の長期投資では、時間と共に世界経済は発展することが前提なので、なるべく早い時期に投資した方がいい。 1年に1回一括投資で、しかも年の早い時期に投資したほうが、有利なはず。 そうなふうに考えて一括投資を選ぶ人もいるでしょう。 SBI証券のつみたてNISAの設定金額のルールは2つ• 毎月・毎週・毎日の積立金額は 少なくとも100円以上を設定する、1円とか10円はダメ。 ボーナス月で購入する設定金額は 40万円未満であること。 この2つのルールに則していればOK、一括投資のやり方は• 1年間の一括投資したい月まで、つみたてNISAの積立設定を何もしない。 何月何日に一括投資をするか決める。 決めた月日の一週間前には投資の設定をする。 (当日に設定して、当日に一括投資をすることはできません)• 例えば、2月下旬に一括投資したい時は、2月の中旬には投資の設定をしましょう。 投資の設定方法は、まずはボーナス月設定の毎年〇月〇日のところを、2月下旬で選びます。 そして、40万万円から100円を引いた、 399,900円を入力します。 ボーナス月日と同じ日に 100円を毎月積立で設定します。 設定した月日以降に、ボーナス月設定の39万9千900円と毎月積立の100円、合計で40万円の投資信託が購入され、つみたて NISA枠の買付余力が「0」になったことを確認します。 つみたてNISAの積立設定を解除して、その年の一括投資は終わりです。 翌年、つみたてNISA枠の40万円が復活したら、一括投資したい月に同じことをします。 今回は 2月28日発注して約定日は3月1日、受渡日は4日営業日後の 3月6日。 約定日の翌日から、 ポートフォリオの画面に購入した投資信託が表示されます。 意外と、一括投資派の人は多いかもしれません。
次のタグ Blog運営 DC年金 Dr. こんにちは。 よろず()です。 そろそろ年末ですね。 以前から薄々感づいていましたが このままだとつみたてNISAが限度額まで積立出来ないみたいです。 本日時点で2019年は残り16営業日(銘柄によります)となっています。 毎日積立設定だと上限が1619円の為、あと25,079円しか発注されません。 え?1万円分投資枠使いきれないじゃん! 年初から毎日積立設定していたのに、まさか使いきれないとは思っていませんでした。 投資余力がありながら、つみたてNISAの非課税枠を使いきれない事態は回避したいですよね。 SBI証券に問い合わせしたり色々と調べた結果、たぶんこれで大丈夫!という状態になりましたので、SBI証券における「つみたてNISAで限度額40万円を使い切る」設定方法について開設します。 毎日設定コースの247日が厄介です。 実際には247日買付可能なファンドが無い為に徐々に乖離していきます。 今年あといくら投資できるか確認しよう! STEP1:自分が買付けているファンドの12月休場日を確認 つみたてNISA設定画面から、ご自身が購入されているファンドをクリックすると、銘柄詳細ページから休場日を確認できます ページ左下のあたりに記載されています STEP2:残りの営業日と設定金額から投資額を計算! 今年の残りの平日日数から休場日を引いた日数が、残りの営業日になります。 12月7日現在ですと、残りの平日はあと17日。 以下のSBI証券のFAQページにも記載はありますが、読者に対して不親切というか非常にわかりにくいです。
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